JP2857018B2 - バックホウのブーム構造 - Google Patents

バックホウのブーム構造

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JP2857018B2 JP12226693A JP12226693A JP2857018B2 JP 2857018 B2 JP2857018 B2 JP 2857018B2 JP 12226693 A JP12226693 A JP 12226693A JP 12226693 A JP12226693 A JP 12226693A JP 2857018 B2 JP2857018 B2 JP 2857018B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーン等によるバッ
クホウの吊下げ移動を行うに当たり、ブームを利用して
バランス良く1箇所で吊下げられるようにする技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、バックホウを吊下げ移動するには
3点吊りとしていた。すなわち、旋回台を後ろ向きにし
た状態で、ブームのアームシリンダ枢支用ブラケットと
ドーザの左右両端に形成された引掛け部との3箇所にワ
イヤケーブルを引掛け、それら3本のワイヤケーブルを
クレーンのフックに吊下げるというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】3本のワイヤケーブル
を用いる手段ではバランス良く安定して吊下げ移動でき
る利点があるが、反面、複数箇所にワイヤケーブルを装
着するとともにケーブル長さの調節が必要であって面倒
であった。そこで、バックホウ全体としての重心近くに
おける旋回台を1箇所のみで吊る手段、所謂1点吊りに
よって移動させることが考えられが、その吊り箇所は丁
度薄い板金製のフロアステップ部分に相当するため、強
度的に無理があった。又、強度部材を別途用意してステ
ップに取付ける手段では、その配置スペースに制限を受
けることやその取付け部分にも相当強度が必要であるこ
と等から、やはり実現が困難であった。本発明の目的
は、ブームに着目することにより、取扱いや保守の点で
メリットのある1点吊りが簡単に行え、しかもバランス
良く吊下げられるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、機体吊下げ用のフック部材をブームの長手方
向中間部分に取付けるとともに、前記フック部材を、上
方に揺動した起立姿勢にあるブームの上面よりも後方に
張出した吊下げ姿勢と、ブームの長手方向に沿った格納
姿勢とに姿勢変更自在に構成してあることを特徴とす
る。
【0005】
【作用】図1を参照して説明すると、旋回時や運搬時に
適したブームを起立させて掘削作業装置Aを旋回台1側
に寄せた格納姿勢では、全体としての前後重心位置がほ
ぼ旋回中心X上に存在しており、折り畳まれたブーム8
の中間部分は旋回中心Xにかなり接近した位置に存在し
ている。従って、ブーム8から後方に突出したフック部
材15を設けることにより、比較的高い位置における重
心近くの位置でもってワイヤケーブル17が引掛けら
れ、1点吊りでもバランス良く、かつ、安定的に吊下げ
られるようになる。ブーム8は強度部材であるから吊下
げのために別途補強する必要がないとともに、フック部
材15も小型のもので済むので強度を持たせることが容
易である。又、フック部材15を格納姿勢とすればブー
ム8からの突出量が小になり、通常の掘削作業に支障を
きたすことがない。
【0006】
【発明の効果】その結果、起立した格納姿勢のブームを
利用しての簡単な改造により、強度十分にバランス良く
安定した1点吊りが行えるようになり、吊下げ移動操作
が簡単容易になり、バックホウの吊下げ移動作業の能率
を向上できるに至った。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に小型のバックホウが示され、Aは掘削作
業装置、1は旋回台、2は走行機台、3はクローラ走行
装置、4はドーザ、5は操縦塔、6はエンジンボンネッ
ト、7はフロアステップである。掘削作業装置Aは、ブ
ーム8、アーム9、バケット10、旋回ブラケット1
1、ブームシリンダ8c、アームシリンダ9c、バケッ
トシリンダ10c等を備えて構成されている。
【0008】図2に示すように、アームシリンダ9c枢
支用の左右一対のブラケット板12,12がブーム8の
上面8uに固着され、左右のブラケット板12,12に
亘って軸ピン13とストッパーピン14とが架設されて
いる。そして、アーム状のフック部材15が軸ピン13
に枢支されており、上方に揺動した起立姿勢にあるブー
ム8の上面8uよりも後方に張出した吊下げ姿勢と、上
面8uに接当してブーム8の長手方向に沿った格納姿勢
(仮想線の状態)とに揺動姿勢変更自在であるととも
に、軸ピン13に巻回された巻きバネ16によって格納
姿勢に付勢してある。フック部材15のブーム上面8u
との接当面にクッションゴムを装着し、格納姿勢への自
己復帰時の衝突音や振動音を防ぐようにすれば好都合で
ある。
【0009】しかして、通常はフック部材15は格納姿
勢にあってこの状態で掘削作業が行われ、トラックやコ
ンテナに積み込むべくクレーンで吊下げ移動するときに
は、巻きバネ16に抗してフック部材15を吊下げ姿勢
に揺動する。この状態でワイヤケーブル17を吊上げる
と、フック部材15の背面がストッパーピン14に接当
して姿勢が固定され、そのときの吊下げ点Qは、機体全
体としての重心から極僅か前寄りの位置にあり、図1に
示すように若干後下がり姿勢でバックホウが吊下げ移動
されるのである。
【0010】図3に示すように、軸ピン13は、これの
先端側に止め輪19A付きの止めピン19でカラー18
を装備することによって抜け止めされている。そして、
前記止め輪19Aには、図4に示すように先端側がカラ
ー18外径に合致する部分ができるように絞り加工した
直線部19a,19aが形成され、カラー18とのガタ
を少なくして外れ難くしてある。尚、図5に示すよう
に、止めピン19先端部を迂回した迂回部19bを設け
た形状に止め輪19Aを形成しても良い。
【0011】〔別実施例〕図6に示すように、吊下げ姿
勢ではフック部材15がアームシリンダ9cの末端面に
接当し、枢支用軸20でストッパーピンを兼ねる構造と
しても良い。この場合では、軸ピン13を引き抜いてフ
ック部材15を反対向きにしてブーム8に沿った格納姿
勢にし、それから今度は部材長手方向中間の予備孔15
aに軸ピン13を通し、ブーム上面8uとアームシリン
ダ9cとでガタ付きなく収納させるのである。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊下げ状態を示すバックホウの側面図
【図2】フック部材の取付け構造を示す要部の一部切欠
き側面図
【図3】軸ピンの取付け構造を示す断面図
【図4】止めピンを示す側面図
【図5】別形状の止め輪を有した止めピンの側面図
【図6】フック部材取付けの別構造を示す要部の側面図
【符号の説明】
8 ブーム 15 フック部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/14 E02F 3/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体吊下げ用のフック部材(15)をブ
    ーム(8)の長手方向中間部分に取付けるとともに、前
    記フック部材(15)を、上方に揺動した起立姿勢にあ
    る前記ブーム(8)の上面よりも後方に張出した吊下げ
    姿勢と、前記ブーム(8)の長手方向に沿った格納姿勢
    とに姿勢変更自在に構成してあるバックホウのブーム構
    造。
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