JP2856785B2

JP2856785B2 - 現像剤搬送装置

Info

Publication number: JP2856785B2
Application number: JP1278705A
Authority: JP
Inventors: 良治谷山
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-10-27
Filing date: 1989-10-27
Publication date: 1999-02-10
Anticipated expiration: 2014-02-10
Also published as: JPH03140988A; US5130756A

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明はたとえば、電子複写機のクリーニング装置
（清掃手段）から排出されるトナーなどの現像剤を搬送
する現像剤搬送装置に関する。

（従来の技術）電子複写機などにおいては、感光ドラム（像担持体）
上に形成した現像剤像を用紙に転写するが、この転写
後、感光ドラム上に残留した現像剤はクリーニング装置
により除去するようになっている。

上記クリーニング装置により、除去された現像剤は搬
送装置によって搬送され、回収ボックスに回収される。

ところで、上記搬送装置は第６図に示すように、円筒
状の搬送ダクトａを備え、この搬送ダクトａ内にスパイ
ラル状の搬送オーガｂを設けている。

上記搬送オーガｂは両端部がブッシュc,cを介して搬
送ダクトａに回転自在に軸支されている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、従来においては、上記ブッシュｃにト
ナーが直接、接触していたため、ブッシュｃがトナーが
付着し、搬送オーガが回転不能になる虞れがあった。こ
のため、ブッシュの材料としてトナーを付着させないよ
うなものを選択したり、あるいは、ブッシュｃにトナー
を接触させないようにシールするといった構造が必要に
なり、コスト高になるという問題があった。

また、搬送オーガｂの両端部を軸支するため、トナー
を軸方向から搬入させて軸方向に搬出させることができ
ない。このため、第７図に示すような垂直搬送部ｄには
従来の搬送オーガｂを用いることができず、トナーを自
然落下させることにより送り込んでいた。このようにト
ナーを自然落下させた場合には、第８図に示すように、
トナーｔが搬送ダクトａの内面に溜まり、良好に搬送で
きなくなるといった問題があった。

そこで、この発明は、ブッシュの材料を特別に選択し
たり、ブッシュをシールするといったことなく、搬送部
材を良好に回転駆動でき、また、現像剤の搬送方向を軸
受部により規制されることのないようにした現像剤搬送
装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）この発明は上記課題を解決するため、現像剤を供給す
ることにより、像担持体上に画像を形成する画像形成手
段と、この画像形成手段により、画像形成された後に前
記像担持体上に残余した現像剤を前記像担持体から除去
する除去手段と、この除去手段により除去された現像剤
を集積する集積手段と、前記除去手段によって除去され
た現像剤を前記集積手段まで案内するダクトと、このダ
クト内に設けられ、ダクトに沿って配置された第１の部
分と、前記ダクトに対して略垂直方向にダクトから突出
した第２の部分とからなり、前記第１の部分の先端が自
由端であり、前記第２の部分の先端が回転自在に軸支さ
れたコイル状の搬送部材と、この搬送部材の前記第２の
部分の先端を回転駆動する駆動手段とを具備してなる。

（作用）搬送部材の第１の部分の先端を自由端とすることによ
り、搬送部材の軸方向から現像剤を搬入して軸方向に搬
出できるようにし、また、搬送部材の第２の部分の先端
を軸支することにより、軸受部に現像剤を直接接触させ
ることのないようにする。

（実施例）以下、本発明を第１図乃至第５図に示す一実施例を参
照して説明する。

第２図は電子複写機を示すもので、図中１は複写機本
体である。この複写機本体１内には像担持体としての感
光ドラム２が回転自在に設けられ、この感光ドラム２の
周囲部にはその回転方向に沿って順次、画像形成手段を
構成する帯電器３、露光部４、現像器５、転写、剥離チ
ャージャー6,7、クリーニング装置（清掃手段）８およ
び除電器９が配設されている。

上記クリーニング装置８の内部にはクリーニングブレ
ード8aが設けられているとともに、トナー搬送オーガ8b
が設けられている。

また、上記複写機本体１内の下部側には搬送路10が設
けられ、この搬送路10には用紙Ｐの搬送方向に沿って順
次、給紙ローラ11、レジストローラ12、上記転写、剥離
チャージャー6,7、搬送ベルト13、定着装置14おび排紙
ローラ26が配設されている。

また、上記複写機本体１内の上部側には露光系15が設
けられている。この露光系15は露光ランプ16、第１乃至
第３のミラー17〜19、レンズ20、および第４のミラー21
により構成されている。前記露光ランプ16および第１の
ミラー17は図示しない第１のキャリッジに搭載され、上
記第２および第３のミラー18,19は第２のキャリッジに
搭載されている。上記第１および第２のキャリッジは上
記原稿台22に沿って移動自在に設けられ、第２のキャリ
ッジは第１のキャリッジの速度の1/2の速度で同方向に
移動されるようになっている。

さらに、上記複写機本体１の一側部には給紙カセット
23,24が挿脱自在に装着され、他側部には排紙トレイ25
が設けられている。

ところで、上記クリーニング装置８には第３図に示す
ように、トナー搬送装置31を介して集積手段としての廃
棄トナーボックス32が接続されている。

上記トナー搬送装置31は垂直搬送部33と水平搬送部34
とによって構成されている。

上記水平搬送路34は第４図に示すように、円筒状の搬
送ダクト35を有し、この搬送ダクト35内にはスパイラル
状の搬送オーガ36が設けられている。この搬送オーガ36
の両端部はブッシュ37,38を介して搬送ダクト35に回転
自在に取り付けられている。

上記搬送オーガ36の一端部側にはトナー導入口36aが
設けられ、他端部にはトナー排出口36bが設けられてい
る。

また、上記垂直搬送部33は第１図に示すように、搬送
ダクト39を有し、この搬送ダクト39内にはフレキシブル
なコイル状の搬送部材としての搬送オーガ40が設けられ
ている。

上記搬送ダクト39の上部側の一側面部には、案内口41
が設けられている。上記搬送オーガ40はその中途部から
略90度折曲され、垂直部（第１の部分）と水平部（第２
の部分）を有し、水平部を案内口41内に導入させるとと
もに、垂直部（第２の部分）の下端部を自由端としてい
る。

また、搬送オーガ40の水平部の先端は軸受部41aによ
って回転自在に軸支されているとともに、駆動手段42に
接続されている。

上記駆動手段42は第４図および第５図に示すように、
複数個のギヤ43,44,45,46を備えている。前記ギヤ46の
回転シャフト47の一端部にはプーリ48が取り付けられ、
このプーリ48には駆動ベルト49をを介して上方部のプー
リ50に連結されている。前記プーリ50のシャフト51には
駆動ギヤ52が取り付けられている。

前記駆動ギヤ52が図示しない駆動モータの作動により
回転されると、プーリ50が回転されて駆動ベルト49が走
行される。これにより、プーリ48が回転されてギヤ46が
回転される。このギヤ46の回転によりギヤ45,44,43が順
次、回転され、搬送オーガ40が回転駆動されるようにな
っている。

また、上記ギヤ46の回転シャフト47の他端部側にはギ
ヤ53が取り付けられている。このギヤ53は動力伝達機構
54を介して上記水平搬送部34の搬送オーガ36に接続され
ている。

上記動力伝機構54は回転シャフト55の一端部側に上記
ギヤ53と噛み合うギヤ56を取り付け、他端部側にスプリ
ングクラッチ57を介してギヤ58が取り付けられている。
前記ギヤ58にはギヤ59が噛み合わされ、このギヤ59には
ギヤ60を介して上記搬送オーガ36の一端部が接続されて
いる。

61は搬送オーガ36でのトナーの詰まりを検知する検知
器である。

しかして、画像形成時には露光ランプ16により原稿台
22上の原稿に光が照射され、原稿からの反射光が第１乃
至第３の反射ミラー17〜19、さらにレンズ20および第４
の反射ミラー21を介して感光ドラム２の表面に結像され
る。感光ドラム２の表面な帯電器３により帯電されてお
り、原稿の静電潜像が形成される。この静電潜像は感光
ドラム２の回転により現像器５に送られ、この現像器５
からトナー（現像剤）が供給されることにより現像され
る。

一方、このときには、給紙カセット23あるいは24から
給紙ローラ11により用紙Ｐが取り出されレジストローラ
12を介して感光ドラム２と転写チャージャー６との間に
送られ、画像が転写される。この画像が転写された用紙
Ｐは剥離チャージャー７の作用により感光ドラム２から
剥離される。そして、この剥離された用紙Ｐは定着装置
14に送られ、ここで画像が定着されたのち、排紙ローラ
26を介して排紙トレイ25上に排紙される。

また、画像転写後に感光ドラム２上に残留したトナー
はクリーニング装置８のクリーニングブレート8aにより
掻き落とされて除去される。しかるのち、除電器９によ
り、感光ドラム２上の電荷が除電されて均一の電位さ
れ、次のプロセスに備える。

ところで、上記クリーニング装置７のクリーニングブ
レード8aにより掻き落とされたトナーｔはクリーニング
装置８内の搬送オーガ8bの回転により、搬送され、排出
口8cから下方に排出される。このトナーｔは垂直搬送部
23の搬送ダクト39内に導入される。このとき、搬送オー
ガ40は駆動手段42により回転駆動されてトナーｔを強制
的に搬送し、その下端愛好部からトナー導入口34aを介
して水平搬送部34へ送られる。このトナーｔは駆動手段
42に回転駆動される搬送オーガ36の回転により搬送さ
れ、トナー排出口36bから廃棄トナーボックス32に廃棄
されることになる。

上述したように、垂直搬送部33の搬送オーガ40の水平
部の先端を軸受部41aにより軸支するため、軸受部41aに
トナーｔが直接接触して付着することがない。したがっ
て、軸受部41aの材質を特別に選択したり、シールした
りすることなく、搬送オーガ40を良好に回転駆動でき
る。

また、搬送オーガ40の垂直部の下端部を自由端とする
から、トナーｔを搬送オーガ40の軸方向から搬入させる
とともに、軸方向に搬出できる。したがって、トナーｔ
を垂直方向にも搬送でき、搬送可能領域を広げることが
できる。

［発明の効果］以上説明したように、本発明によれば、搬送部材の軸
受部の材質を選択したり、構造を複雑にするといったこ
となく、搬送部材を良好に回転駆動でき、コストを低減
できる。

また、現像剤を搬送部材の軸方向から搬入して軸方向
へ搬出でき、現像剤の搬送方向を広げることができると
いう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は垂直搬送部を示す側断面図、第２図は電子複写機
を示す概略的構成図、第３図は現像剤搬送装置を示す斜
視図、第４図はその正面図、第５図はその側面図、第６
図は従来の現像剤搬送装置を示す正面図、第７図はその
垂直搬送部を示す側断面図、第８図はトナーの付着状態
を示す説明図である。ｔ……トナー（現像剤）、２……像担持体（感光ドラ
ム）、８……クリーニング装置（除去手段）、32……廃
棄トナーボックス（集積手段）、39……ダクト、40……
搬送オーガ（搬送部材）、42……駆動手段。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】現像剤を供給することにより、像担持体上
に画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段により、画像形成された後に前記像担
持体上に残余した現像剤を前記像担持体から除去する除
去手段と、この除去手段により除去された現像剤を集積する集積手
段と、前記除去手段によって除去された現像剤を前記集積手段
まで案内するダクトと、このダクト内に設けられ、ダク
トに沿って配置された第１の部分と、前記ダクトに対し
て略垂直方向にダクトから突出した第２の部分とからな
り、前記第１の部分の先端が自由端であり、前記第２の
部分の先端が回転自在に軸支されたコイル状の搬送部材
と、この搬送部材の前記第２の部分の先端を回転駆動する駆
動手段と、を具備することを特徴とする現像剤搬送装置。