JP2854046B2 - 食品加工用の作業台 - Google Patents

食品加工用の作業台

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JP2854046B2 JP1307960A JP30796089A JP2854046B2 JP 2854046 B2 JP2854046 B2 JP 2854046B2 JP 1307960 A JP1307960 A JP 1307960A JP 30796089 A JP30796089 A JP 30796089A JP 2854046 B2 JP2854046 B2 JP 2854046B2
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征男 田島
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は、食品加工作業を行う食品加工用の作業台に
関する。
従来の技術 食肉や鮮魚等の食品の加工作業を行うにあたり従来で
は、空調設備にて冷却された状態の空間内に単なる作業
台を配設して、冷却された空間内において作業者が食品
の加工作業を行うことが一般的であった。
一方、半導体の製造や細菌の飼育等に利用され清浄度
の高い空間を形成するクリーンベンチと称される作業空
間を提供するものとして、特開昭61−205741号公報があ
る。この公報にあっては、フィルタ及び空気吹きだし口
が取りつけられた天井板と、作業機器が載置される底板
と、開放自在の前面板と、他の部分を被うパネルとによ
り囲まれた作業空間と、外部空間を吸引してフィルタに
圧送する送風機とを備え、フィルタを通過した清浄空気
が前面の開放部から排出される気流により前記作業空間
内を清浄に保つクリーンベンチにおいて、前記底板の後
方部に前記清浄空気の一部を下方に排出する開口部が形
成されたものが開示されている。
発明が解決しようとする課題 前記作業台を冷却された空間内に配設し、この空間に
全身を晒した状態で食品の加工作業を行う場合、作業者
の健康を考慮して通常15℃〜18℃程度の温度に室内を維
持していたが、この温度帯は食品の鮮度を保持できる5
℃程度の温度から大幅に上回っており、食品の加工時に
おいて食品に傷みが発生した。逆に食品の鮮度を保持す
べく5℃程度の温度に室温を維持すると、この室温に入
り全身に冷気を浴びる作業者は、耐寒用作業服を身につ
けて作業を行ったり、作業時間を制限するなどして健康
を害することのないように努めなければならなかった
が、この健康上の理由から就業率の低下及び賃金の上昇
を招くこととなっていた。また、空間内自体を清潔に維
持する点では、何ら考慮されたものではなく、食品衛生
上あまり好ましいものとは言えない問題があった。
一方、前記公報に示すクリーンベンチを食品作業用に
利用した場合、まず食品の加工ができるように構成され
たものではないため、食品の加工上必ず発生する肉汁や
溶解水及び内臓等の残滓やドリップ処理に関する対応が
取れていない。このため、クリーンベンチ自体の持つ特
性を有効に利用できず、実用上使用できない問題があっ
た。
また、両技術ともに生鮮食品から発生する臭いに対し
てその発生を抑制するように構成されていなかった。
そこで本発明では、食品の加工作業を行うにあたり、
作業者の全身には冷却空気が直接当らないようにすると
ともに、食品から発生する残滓やドリップの処理が行え
るようにした食品加工用の作業台を提供するものであ
る。
〔発明の構成〕
課題を解決するための手段 本発明の食品加工用の作業台は、前面が開口された食
品加工作業を行うための作業空間を有する断熱壁と、作
業空間を画成し且つ断熱壁との間に冷気通路を形成する
区画壁及び食品載置壁と、断熱壁の外周に保護用空気通
路を形成する外壁と、冷気通路に配設される冷却器・送
風装置・エアフィルタ及び整流装置とを備え、食品載置
壁には多数の孔を形成し、断熱壁の底壁には外壁を貫通
して外部に導出される排水装置を設け、作業空間の上面
に位置する整流装置から食品載置壁に形成された孔へ向
けて冷気流を流して成るものである。
作 用 食品載置壁に多数の孔が形成されているため、この孔
が整流装置から吹き出される冷気の吸込口として作用す
ることに加え、載置される食品の加工上発生する残滓や
ドリップの排出口として作用する。そして、この残滓や
ドリップは排水装置により食品加工用の作業台外部に排
出される。
また作業空間には冷気流を形成しているため、作業空
間のみが冷却されることとなり、作業台の周囲を食品加
工に適した低い温度に維持する必要はなくなる。
実施例 以下本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
1は前面が開口された食品加工作業を行うための作業
空間Kを有する断熱壁2と、前記作業空間Kを画成し、
且つ、断熱壁2との間に冷気通路Rを形成する区画壁3
及び食品載置壁4と、前記断熱壁2の外周に保護用空気
通路HRを形成する外壁5と、前記冷気通路Rに配設され
る冷却器11・送風装置12・エアフィルタ13・照明装置14
及び整流装置15と、圧縮機等の機械部品を収納する機械
室6とを備えた食品加工用の作業台である。
断熱壁2は、天壁2A・底壁2B・背壁2C・前壁2D及び開
口2Kを有し、左右側壁(図示せず)は作業台1の連結に
応じて着脱できるようになっている。また断熱壁2の底
壁2Bには、外壁5を貫通して作業台1の外部に導出され
る排水装置20を設けてあり、さらに冷却器11における冷
媒出口側の配管11Bを埋設している。
区画壁3は、断熱壁2の背壁2Cに対向して配設され前
壁2Dとの間にエアフィルタ13・照明装置14及び整流装置
15を配設している。この整流装置15は、作業空間Kの上
面奥行き方向全体にわたり配設している。
食品載置壁4には、全面にわたって多数の孔21を形成
しており、区画壁3及び断熱壁2の底壁2Bに対してそれ
ぞれ取り外し可能に支持させている。
外壁5は、断熱壁2の外周に間隔を存して配設されて
おり、天壁5A・底壁5B・背壁5C・前壁5D及び左右側壁
(図示せず)からなる。そして、この外壁5と断熱壁2
とで保護用空気通路HRを形成するものであり、この通路
HR内には、外気を取り込み開口2Kの前面に保護用空気流
を形成させる空気循環用の送風装置31を配設している。
以上の構成によれば、冷気通路Rにあって、送風装置
12を作動させることにより、食品載置壁4に形成した孔
21から空気を吸い込み、冷却器11により熱交換しエアフ
ィルタ13で清浄空気とし、整流装置15から食品載置壁4
に形成された孔21へ向けて冷気流を流して作業空間K内
に均一に吹き出し、作業空間K及び食品載置壁4上に載
置された加工食品を冷却する。このとき、作業空間K内
に吹き出される空気流の風速Aを0.5m/s程度の微風にし
ておく。また、保護用空気通路HRにおける開口2Kの前面
を流れる空気流の風速Bは、風速Aより3倍程度速い1.
5m/s程度のものにし、エアーカーテンとして作用させ
て、作業空間K内に外気が流入しにくくし、作業空間K
内の温度を5℃程度の低温に維持するようにしている。
さらにこの作業台1によれば、作業空間Kだけに冷気流
を流すようにしているため、必要な部分だけを冷却する
こととなり、作業台1を配置する空間P内の空調温度を
作業者が快適に感じる温度(例えば20〜23℃程度)に設
定することが可能となる。そして、作業者はこの作業空
間K内に全身を晒すことはなく加工作業が行えるため、
従来生じていた作業能率の低下及び健康を害する等の不
具合は解消できる。
尚、食品載置壁4上に載置される食品即ち食肉や鮮魚
等からの臭いを抑制するためには、できるだけ低温に維
持する方が良い。このため、食品から垂れる汁や内臓が
食品載置壁4の孔21を経て底壁2B上に落下しても、底壁
2Bに配設した配管11Bがこの底壁周囲の空気を冷却して
いることから、底壁周囲を5℃以下に押さえることがで
き、臭いの発生を抑制することができる。
また、食品載置壁4に多数形成した孔21は、整流装置
15から吹き出される冷気の吸込口として作用することに
加え、載置される食品の加工上発生する残滓やドリップ
の排出口として作用し、断熱壁2の底壁2Bには排水装置
20を配設していることから、底壁2B上に落下した残滓や
ドリップを食品加工用の作業台1の外部に排出すること
ができる。このとき食品載置壁4を外して給水装置等に
て底壁2B上に水を流して残滓やドリップの清掃作業を行
うこともできる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、冷気通路にあっ
て、送風装置を作動させることにより、食品載置壁に形
成した孔から空気を吸い込み、冷却器により熱交換して
エアフィルタで清浄空気として、整流装置から食品載置
壁に形成された孔へ向けて冷気流を流して、作業空間及
び食品載置壁上に載置された加工食品を冷却することが
できる。
また、保護用空気通路における開口の前面を流れる空
気流を形成したことにより、作業空間内に外気を流入し
にくくすることができ、作業空間内の温度上昇を抑制す
ることができる。
さらにこの作業台によれば、作業空間だけに冷気流を
流すようにしているため、必要な部分だけを冷却するこ
ととなり、作業台を配置する空間内の空調温度を作業者
が快適に感じる温度に設定することが可能となる。そし
て、作業者はこの作業空間内に全身を晒すことはなく加
工作業が行えるため、従来生じていた作業能率の低下及
び健康を害する等の不具合は解消できる。
また、食品載置壁に多数形成した孔は、整流装置から
吹き出される冷気の吸込口として作用することに加え、
載置される食品の加工上発生する残滓やドリップの排出
口として作用し、断熱壁の底壁には排水装置を配設して
いることから、底壁上に落下した残滓やドリップを作業
台の外部に排出することができる。このとき食品載置壁
を外して給水装置等にて底壁上に水を流して、前述の残
滓やドリップの清掃作業を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
各図は本発明の作業台の一実施例を示し、第1図は作業
台の断面図、第2図は作業台の食品載置壁周囲を示す概
略斜視図、第3図は作業台を配置する空間の断面図であ
る。 1……食品加工用の作業台、2……断熱壁、2B……底
壁、2K……開口、3……区画壁、4……食品載置壁、5
……外壁、11……冷却器、12……送風装置、13……エア
フィルタ、15……整流装置、20……排水装置、21……
孔、HR……保護用空気通路、K……作業空間、R……冷
気通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A22C 25/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面が開口された食品加工作業を行うため
    の作業空間を有する断熱壁と、前記作業空間を画成し且
    つ前記断熱壁との間に冷気通路を形成する区画壁及び食
    品載置壁と、前記断熱壁の外周に保護用空気通路を形成
    する外壁と、前記冷気通路に配設される冷却器・送風装
    置・エアフィルタ及び整流装置とを備え、前記食品載置
    壁には多数の孔を形成し、前記断熱壁の底壁には前記外
    壁を貫通して外部に導出される排水装置を設け、前記作
    業空間の上面に位置する前記整流装置から食品載置壁に
    形成された孔へ向けて冷気流を流して成る食品加工用の
    作業台。
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