JP6473396B2 - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6473396B2
JP6473396B2 JP2015147679A JP2015147679A JP6473396B2 JP 6473396 B2 JP6473396 B2 JP 6473396B2 JP 2015147679 A JP2015147679 A JP 2015147679A JP 2015147679 A JP2015147679 A JP 2015147679A JP 6473396 B2 JP6473396 B2 JP 6473396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
cooler
cleaning
water
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015147679A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017026263A (ja
Inventor
泰明 岡本
泰明 岡本
Original Assignee
福島工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 福島工業株式会社 filed Critical 福島工業株式会社
Priority to JP2015147679A priority Critical patent/JP6473396B2/ja
Publication of JP2017026263A publication Critical patent/JP2017026263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6473396B2 publication Critical patent/JP6473396B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、加熱調理などを済ませた食材を急速冷却する冷却装置に関し、なかでも冷却器および循環ファンと、これらの機器を収容する冷却室を洗浄する洗浄装置を備えた冷却装置に関する。
冷却装置は、加熱調理直後の食材(以下、単に食材と言う。)を冷却対象としており、食材を収容するホテルパンを冷却室内に配置して、循環ファンで循環されるマイナス温度の冷気で、食材を例えば0℃にまで急速冷却する。冷却装置においては、食材を急速に冷却するために、冷気の循環量、すなわち冷気の循環速度を大きくして食材の熱を素早く奪うようにしている。そのため、冷気により、食材の一部、あるいは煮汁が吹き飛ばされて、冷却室の周囲壁、循環ファン、あるいは冷却器などに付着することがある。しかし、冷却装置は、夜間などの調理の行われない時間帯では使用されないため、冷却室の温度は常温となる。そのため、冷却室に食材の断片等が付着したままであると、食材の断片等が腐敗し、雑菌等が繁殖して衛生上好ましくない。従って、付着した食材の断片等を除去するため、冷却装置の使用後に冷却室内を洗浄する必要がある。
冷却室内の洗浄方法の一例として、冷却装置の扉を開けた状態で、ホース等を用いて冷却室を水で洗い落とす洗浄方法を挙げることができる。しかし、毎日の洗浄となると洗浄者の負担が大きい点で望ましくない。そこで、簡便に冷却室内を洗浄できるようにするために、冷却室に洗浄部を設けて、冷却室の周囲壁、循環ファン、および冷却器などを洗浄できる冷却装置が特許文献1に開示されている。
係る特許文献1の冷却庫(冷却装置)では、上下一対のシロッコファンと、シロッコファンの両側に配置した一対の冷却器を備える冷却ユニットが冷却室に配置されており、冷却室の天井部には回転しながら四方に散水可能なスプリンクラー状の散水器が設けられている。また、散水器とは別に散水管が設けられており、散水管の散水パイプ部は各シロッコファンの吸気部に臨むように配置されている。散水器および散水管には、水道管から洗浄用の水が供給される。洗浄時には、シロッコファンを駆動した状態で、水道管から散水器および散水管に洗浄水を供給することにより、散水器は洗浄水を四方に散水して冷却ユニットの外面を含む冷却室の周囲壁を洗浄する。また、散水管からの洗浄水は、シロッコファンを洗浄し、かつ同ファンの回転により周囲に飛び散った洗浄水により冷却器、および冷却ユニットの内側を洗浄する。洗浄後の洗浄水は、冷却室の底部に設けた排水部から冷却室の外部に排水される。
特開平10−30868号公報
特許文献1の冷却庫では、散水器および散水管から洗浄水を散水することにより、冷却室とシロッコファンおよび冷却器を含む冷却ユニットの全体を洗浄水で簡便に洗浄できる。また洗浄は、散水器および散水管から洗浄水を供給する操作を行うだけでよいので、洗浄者の負担を軽減することができる。しかし、特許文献1の冷却庫では、シロッコファンから飛び散った洗浄水で冷却器を洗浄するので、洗浄水の飛び散り方によっては、冷却器に満遍なく洗浄水が行き渡らず、洗浄ムラが生じるおそれがある。洗浄ムラを生じると食品の断片等が適切に洗い落とされず、冷却室を衛生的な状態に保持できない。
本発明の目的は、冷却室、および冷却室に配置された冷却器および循環ファンに洗浄水を的確に噴射して、洗浄ムラを生じることなく、冷却器や循環ファン、あるいは冷却室の周囲壁等に付着した食材の断片等を適切に洗浄できる冷却装置を提供することにある。
本発明は、冷却室2に、冷却室2の空気を冷却する冷却器12と、冷気を冷却室2で循環させる軸流ファンからなる循環ファン13とを収容した冷却器ユニット5が配置されており、冷却室2の内部に冷却室2の周囲壁、および冷却器ユニット5を洗浄するための洗浄装置34を備えている冷却装置を対象とする。洗浄装置34は、洗浄水を噴射する第1洗浄装置35と、第2洗浄装置36とで構成されている。第1洗浄装置35は、冷却室2の天井部に配置されて、冷却室2の周囲壁、および冷却器ユニット5の外面に洗浄水を噴射できる。第2洗浄装置36は、冷却器ユニット5の内部に配置されて、冷却器12、循環ファン13、および冷却器ユニット5の内面に洗浄水を噴射できる。第2洗浄装置36が、冷却器12に向かって洗浄水を噴射する第1ノズル41と、循環ファン13に向かって洗浄水を噴射する第2ノズル42とを備えている。冷却室2の天井部に、冷却室2の換気を行うための換気部56を設ける。換気部56には、外気を取り入れるための取入口59と、取入口59を開閉するダンパー63aと、冷却室2の空気を排出するための排気口60と、排気口60を開閉するダンパー63bを設ける。
冷却器ユニット5は、対向位置に吸込口15と吹出口16とを有するユニットケース17を備えている。循環ファン13が吸込口15に臨み、冷却器12が吹出口16に臨むように配置して、循環ファン13と冷却器12とを互いに隣接する状態でユニットケース17に固定する。循環ファン13と冷却器12との間に、第1ノズル41および第2ノズル42を配置する。
第1ノズル41および第2ノズル42は、それぞれノズル管43と、ノズル管43に穿孔される一群の噴射孔44とで構成する。
第1ノズル41を構成する一群の噴射孔44、および第2ノズル42を構成する一群の噴射孔44は同径に設定され、それぞれ等ピッチ間隔で穿孔される。第1ノズル41の噴射孔44の隣接ピッチP1を、第2ノズル42の噴射孔44の隣接ピッチP2よりも小さく設定する。
第1ノズル41のノズル管43は、第2ノズル42のノズル管43を兼ねるようにする。冷却器12に臨むノズル管43の管壁に第1ノズル41の噴射孔44を穿孔し、循環ファン13に臨むノズル管43の管壁に第2ノズル42の噴射孔44を穿孔する。
洗浄水を貯留する貯水タンク47を備え、冷却室2に貯水タンク47へ洗浄水を供給するための洗浄水供給部53を設ける。貯水タンク47は、洗浄水送給路48で洗浄装置34と接続する。洗浄水送給路48に、貯水タンク47に貯留された洗浄水を洗浄装置34に圧送する送給ポンプ49を設ける。洗浄装置34から噴射した洗浄水を、冷却室2の底部に設けた集水口50から貯水タンク47へ還流させる。
貯水タンク47に、貯水タンク47内の洗浄水を排水する排水路51を設ける。排水路51に、排水路51を開閉する排水弁52を設ける。
冷却器ユニット5に、冷却器12に付着した霜を融解するためのヒーター14を設ける。送給ポンプ49を駆動して洗浄装置34から洗浄水を噴射する際に、ヒーター14に通電して洗浄水を加熱する。
本発明に係る冷却装置においては、第1洗浄装置35と、第2洗浄装置36とで洗浄装置34を構成し、第1洗浄装置35は、冷却室2の周囲壁、および冷却器ユニット5の外面に洗浄水を噴射でき、第2洗浄装置36は、冷却器12、循環ファン13、および冷却器ユニット5の内面に洗浄水を噴射できるようにした。そして、第2洗浄装置36が、冷却器12に向かって洗浄水を噴射する第1ノズル41と、循環ファン13に向かって洗浄水を噴射する第2ノズル42を備えるようにした。こうした洗浄装置34によれば、冷却器12を指向する第1ノズル41と、循環ファン13を指向する第2ノズル42で洗浄水を的確に噴射して、冷却器12や循環ファン13に付着した食材の断片等の全てを適切に洗浄し洗い落とすことができる。従って、洗浄装置34で、冷却室2の周囲壁、および冷却器ユニット5の全体を確実に洗浄することができる。
互いに隣接する状態でユニットケース17に固定された循環ファン13と冷却器12との間に、第1ノズル41および第2ノズル42を配置した。これによれば、専用の配置スペースを確保せずに、第1ノズル41および第2ノズル42を配置できる。また、第1ノズル41と冷却器12との間、および第2ノズル42と循環ファン13との間に、噴射される洗浄水を遮る機器が介在することがなく、冷却器12および循環ファン13に直接洗浄水を噴射できる。従って、冷却器12や循環ファン13に付着した食材の断片等の全てを適切に洗浄し洗い落とすことができる。例えば、両ノズル41・42を両者12・13の隣接方向にオーバーラップさせた状態で配置した場合には、冷却器12および循環ファン13の外側にそれぞれ第1ノズル41および第2ノズル42を配置した場合に比べて、第2洗浄装置36の配置スペースを小さくすることができる。これにより、冷却器12と循環ファン13の隣接方向の寸法が大きくなるのを防止でき、冷却室2に占める冷却器ユニット5の割合を小さくして、食材の収容空間を大きくすることができる。
第1ノズル41および第2ノズル42を、それぞれノズル管43と、ノズル管43に穿孔される一群の噴射孔44とで構成すると、各ノズル41・42を容易に形成することができ、洗浄装置34を付加したことによる製造コストの上昇を抑えることができる。
第1ノズル41および第2ノズル42の噴射孔44を同径に設定して、等ピッチ間隔で穿孔し、第1ノズル41の噴射孔44の隣接ピッチP1を第2ノズル42の噴射孔44の隣接ピッチP2よりも小さく設定した。これによれば、循環ファン13より構造が複雑な冷却器12に対してより多くの洗浄水を噴射して、冷却器12に付着した食材の断片等を適切に洗浄できる。
第1ノズル41のノズル管43は、第2ノズル42のノズル管43を兼ねるようにし、冷却器12に臨むノズル管43の管壁に第1ノズル41の噴射孔44を穿孔し、循環ファン13に臨むノズル管43の管壁に第2ノズル42の噴射孔44を穿孔した。従って、第1および第2のノズル41・42の全体構造を簡素化し、配置スペースを小さくできる。また、第1ノズル41、および第2ノズル42をさらに容易に形成でき、冷却装置に洗浄装置34を付加したことによる製造コストの上昇をさらに抑えることができる。
冷却室2に洗浄水供給部53を設け、洗浄水送給路48で貯水タンク47と洗浄装置34とを接続し、洗浄水送給路48に貯水タンク47の洗浄水を洗浄装置34に向かって圧送する送給ポンプ49を設けた。また、洗浄装置34から噴射した洗浄水を、冷却室2の底部に設けた集水口50から貯水タンク47へ還流させるようにした。これによれば、貯水タンク47の洗浄水を、洗浄水送給路48、洗浄装置34、集水口50を経て循環させながら、冷却室2の洗浄を行うことができる。このように、洗浄水を循環させることにより、洗浄に使用する水を節約しながら洗浄を行うことができる。
貯水タンク47に設けた洗浄水の排水路51を開閉する排水弁52を設けると、冷却室2および冷却器ユニット5の洗浄後に、排水弁52を開いた状態で洗浄水供給部53から洗浄水を供給することで、集水口50、および貯水タンク47内を洗浄水で洗浄できる。これにより、洗浄によって洗い落とされた食材の断片等が溜まりやすい集水口50、および貯水タンク47内に食材の断片が残留するのを解消して衛生的な状態にし、腐敗や雑菌等の繁殖を防止できる。
送給ポンプ49を駆動して洗浄装置34から洗浄水を噴射する際に、ヒーター14に通電して洗浄水を加熱すると、洗浄水の温度を上昇させて洗浄を効果的に行うことができる。とくに、洗浄水の温度を上昇させると、落ち難い油汚れに対する洗浄効果が増大するので、冷却器ユニット5を含む冷却室2の油汚れなどを効果的に洗い落として、適切に洗浄することができる。
冷却室2の天井部に設けた換気部56に、外気を取り入れるための取入口59と、取入口59を開閉するダンパー63aと、冷却室2の空気を排出するための排気口60と、排気口60を開閉するダンパー63bを設けた。これによれば、各ダンパー63a・63bを操作して取入口59と排気口60とを開放状態にすることで、取入口59から冷却室2に外気を取り入れ、排気口60から冷却室2の空気を排出することができる。これにより、冷却室2の内外で空気の入れ替えを行い換気することができる。洗浄後は、冷却室2の空気の湿度が高い状態にあるため、冷却室2が密閉状態であると洗浄水が乾燥し難い環境になる。しかし、換気部56で換気を行い低湿度の空気を取り入れることにより、冷却室2の湿度を低下させて洗浄水を効果的に蒸発させることができる。
本発明に係る冷却装置の洗浄装置を示す縦断正面図である。 本発明に係る冷却装置の正面図である。 本発明に係る冷却装置の縦断側面図である。 本発明に係る冷却装置の横断平面図である。 冷却器ユニットの縦断正面図である。 図5におけるA−A線断面図である。 冷却器ユニットの横断平面図である。 冷却装置の洗浄水の循環形態の概略を示す説明図である。 外気取入口および排気口部分を示す縦断正面図である。 図9におけるB−B線断面図である。 図9におけるC−C線断面図である。
(実施例) 図1から図11に、本発明に係る冷却装置の実施例を示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図2および図3に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2および図3に示すように冷却装置は、正面開口を有する冷却室2を備えた断熱箱1と、断熱箱1を支持するシャーシ3とを備える。冷却室2の正面開口は、揺動開閉式の扉4で開閉できる。冷却室2の左側には、冷却室2の空気を冷却し、冷気を循環させる冷却器ユニット5が配置されている。シャーシ3の内部に画成された機械室7は、水平の仕切壁で上機械室7aと下機械室7bとに区画されており、下機械室7bに冷凍機器を構成する圧縮機8、凝縮器9、凝縮器9用の送風ファン10などが収容されている。
図5から図7に示すように冷却器ユニット5には、冷凍機器を構成し、冷却室2の空気を冷却する冷却器12と、送風作用により冷気を冷却室2内で循環させる軸流ファンからなる上下2個の循環ファン13と、冷凍機器の運転により冷却器12に付着した霜を融解除去するための上下一対のヒーター14とが配置されている。ヒーター14は繰返し反復屈曲させたシーズヒーターで構成されている(図6参照)。冷却器ユニット5は、左右の対向位置に吸込口15と吹出口16とを有するユニットケース17を備えている。ユニットケース17は、左右に開口を有する四角枠状のケース本体18と、ケース本体18の右側開口を塞ぐように設けられるケース蓋19とで構成される。ケース蓋19には上下2個の円状の開口が形成されており、この開口が循環ファン13の吸込口15として作用する。また、ユニットケース17の左側開口が吹出口16として作用する。各循環ファン13はそれぞれ吸込口15に臨み、冷却器12は吹出口16に臨むように配置され、冷却器12と循環ファン13とは、両者12・13間に隙間を設けた状態で互いに隣接するようにユニットケース17に固定される。なお、各吸込口15には格子状の吸込口カバー15aが装着されている。
循環ファン13は、シュラウド21と、シュラウド21と一体に設けられる3個のモーター支持腕22と、各モーター支持腕22で支持されるファンモーター23と、ファンモーター23で回転駆動されるファン本体24などで構成されている。ファンモーター23は防水構造を備えた防水モーターで構成されている。循環ファン13は、シュラウド21およびモーター支持腕22をケース蓋19に固定することにより、吸込口15に臨むように配置される。冷却器12は、繰返し反復屈曲される冷媒管12aと、一群のフィン12b、および冷媒管12aを支持する前後一対の側枠12cなどで構成されており、前後の側枠12cをケース本体18の前後枠に固定することにより、吹出口16に臨むように配置される。先のヒーター14は、一群のフィン12bに切欠き形成した装着凹部に装着固定されている(図1参照)。
ユニットケース17は、ケース本体18の左側上下に設けられる上ブラケット27、および下ブラケット28と、ケース本体18の上面に設けられる前後の支持柱29とを備えている。上ブラケット27は、ケース本体18の上枠の前後および中央の3ヶ所に設けられており、ケース本体18の下枠が下ブラケット28を兼ねている。各上ブラケット27および下ブラケット28を冷却室2の左側周囲壁にボルトで締結固定し、前後の支持柱29の上端を冷却室2の上側周囲壁にボルトで締結固定することにより、冷却器ユニット5は冷却室2に固定される。上下のブラケット27・28を介して冷却器ユニット5を固定することにより、冷却器ユニット5と冷却室2の左側周囲壁との間には隙間が設けられている(図5参照)。下ブラケット28には一群の排出孔28aが開口されており、洗浄水をユニットケース17内から下ブラケット28の下方に排出できるようにしている(図7参照)。支持柱29は角パイプで構成されており、支持柱29に対応する断熱箱1およびケース本体18にはそれぞれ貫通孔が形成されている。これら貫通孔および支持柱29を介して、凝縮器9と冷却器12とを接続する冷媒配管、循環ファン13の電力線などが断熱箱1の外側から冷却室2内に引き込まれている。
ケース蓋19は、ケース蓋19の後側に設けた3個のヒンジ30により、ケース本体18に対して揺動開閉自在に設けられており、閉じた状態でケース蓋19の前側に設けたスナップ錠31を施錠状態にすることで閉姿勢に保持できる。また、スナップ錠31を開錠することで、ケース蓋19を揺動開放できる(図7参照)。図2および図4に示すように、ケース蓋19および冷却室2の右側周囲壁には、上下多段状に載置棚部を設けた左右一対のワイヤラック32が着脱自在に設けられており、食材(冷却対象)を載せたホテルパンを一対のワイヤラック32の載置棚部に差込み装着することで、冷却室2内に上下多段状にホテルパンを配置できる。
冷却処理時には、扉を閉めた状態で冷凍機器を運転状態にし、循環ファン13を駆動することにより、循環ファン13の送風作用により、吸込口15から冷却庫2内の空気が吸い込まれる。図4に示すように、吸込口15から吸い込まれた空気は、冷却器12で冷却されて、冷気が吹出口16から吹き出される。冷気は前後に分かれ、冷却室2の前後の周囲壁に沿って右側へと流れて冷却室2の右側周囲壁に至り、右側周囲壁で反転する。そして、冷気は冷却室2を右から左に横切りながらホテルパン上の食材を冷却したのち、再度吸込口15に吸い込まれる。
食材の冷却時には、冷気の循環速度を大きくして食材の熱を素早く奪うようにしており、食材の一部、あるいは煮汁が冷気で吹き飛ばされて、冷却室2の周囲壁、循環ファン13、あるいは冷却器12に付着することがある。そのため、本実施例の冷却装置は、冷却室2の周囲壁、および冷却器ユニット5に付着した食材の断片等を洗浄するための洗浄装置34を備えている。洗浄装置34は、洗浄水を噴射する第1洗浄装置35と、第2洗浄装置36とで構成されている。
図1に示すように第1洗浄装置35は、冷却室2の天井部に配置されて、冷却室2の周囲壁、および冷却器ユニット5の外面に洗浄水を噴射できる。第1洗浄装置35は、供給される洗浄水の水圧で垂直軸まわりに回転する散水部38を備えたスプリンクラー39で構成されている。散水部38は複数の散水口を備えており、スプリンクラー39に洗浄水を供給することにより、散水部38が回転しながら各散水口から水平方向に洗浄水を噴射できる。
図1および図6に示すように第2洗浄装置36は、冷却器ユニット5の内部に配置されて、冷却器12、循環ファン13、および冷却器ユニット5の内面に洗浄水を噴射できる。第2洗浄装置36は、冷却器12に向かって洗浄水を噴射する第1ノズル41と、循環ファン13に向かって洗浄水を噴射する第2ノズル42とを備えており、循環ファン13と冷却器12との間に、第1ノズル41および第2ノズル42が配置されている。このように、互いに隣接する循環ファン13と冷却器12との間に、第1ノズル41および第2ノズル42を配置すると、専用の配置スペースを確保せずに、第1ノズル41および第2ノズル42を配置できる。また、第1ノズル41と冷却器12との間、および第2ノズル42と循環ファン13との間に、噴射される洗浄水を遮る機器が介在することがない。従って、冷却器12および循環ファン13に直接洗浄水を噴射でき、冷却器12や循環ファン13に付着した食材の断片等の全てを適切に洗浄し洗い落とすことができる。なお、両ノズル41・42を両者12・13の隣接方向にオーバーラップさせた状態で配置した場合には、例えば冷却器12および循環ファン13の外側にそれぞれ第1ノズル41および第2ノズル42を配置する場合に比べて、冷却器ユニット5の左右寸法が大きくなるのを防止でき、食材の収容空間を大きくして、一度により多くの食材の冷却処理を行うことができる。
第1ノズル41および第2ノズル42は、それぞれ前後に延びるノズル管43に一群の噴射孔44を穿孔して構成されている。各ノズル41・42の噴射孔44の直径は同一に設定されており、それぞれ等ピッチ間隔で穿孔されている。本実施例では、第1ノズル41のノズル管43が、第2ノズル42のノズル管43を兼ねており、ノズル管43は正面視において菱形状のパイプで構成している。冷却器12に臨むノズル管43の上方左側の管壁には、第1ノズル41の噴射孔44が穿孔されており、循環ファン13に臨む上方右側の管壁には、第2ノズル42の噴射孔44が穿孔されている。
上記のように、第1ノズル41および第2ノズル42を、それぞれノズル管43と、ノズル管43に穿孔される一群の噴射孔44とで構成すると、各ノズル41・42を容易に形成することができ、洗浄装置34を付加したことによる製造コストの上昇を抑えることができる。第1ノズル41のノズル管43が、第2ノズル42のノズル管43を兼ねるようにし、さらに対応する管壁に第1ノズル41の噴射孔44および第2ノズル42の噴射孔44を穿孔した。これにより、第1および第2のノズル41・42の全体構造を簡素化し、配置スペースを小さくできる。また、第1ノズル41、および第2ノズル42をさらに容易に形成でき、冷却装置に洗浄装置34を付加したことによる製造コストの上昇をさらに抑えることができる。
図7に示すようにノズル管43の一端は、ノズル管43に洗浄水を供給するための上下に延びる給水管45に接続されており、他端は封止されている。給水管45には上下並列状で等間隔おきに4個のノズル管43が接続されており、給水管45の上端は、先に説明した前側の支持柱29および貫通孔を介して、断熱箱1の外側に配置されている。第1ノズル41の噴射孔44の隣接ピッチP1は、第2ノズル42の噴射孔44の隣接ピッチP2よりも小さく設定されている。このように、第1ノズル41の噴射孔44の隣接ピッチP1を第2ノズル42の噴射孔44の隣接ピッチP2よりも小さく設定すると、循環ファン13より構造が複雑な冷却器12に対してより多くの洗浄水を噴射して、冷却器12に付着した食材の断片等を適切に洗浄できる。各ノズル管43は、ユニットケース17の前後枠に図示しないビスで着脱自在に固定される一対の管ホルダー43aで冷却器ユニット5に固定されている。
洗浄装置34への洗浄水の供給は、洗浄水を貯留する貯水タンク47から行われる。図8に示すように貯水タンク47は、冷却室2の下方の上機械室7aに設けられており、貯水タンク47と洗浄装置34とは、洗浄水送給路48で接続されている。洗浄水送給路48には、貯水タンク47に貯留された洗浄水を洗浄装置34に圧送する送給ポンプ49が設けられている。洗浄水送給路48は、その上流端が貯水タンク47内に配置されており、下流端が2方向に分岐されて、一方が第1洗浄装置35に接続され、他方が第2洗浄装置36へ洗浄水を供給する給水管45に接続されている。
貯水タンク47には、貯水タンク47内の洗浄水を排水する排水路51が設けられており、排水路51には、排水路51を開閉する排水弁52を設けている。洗浄装置34による洗浄後に排水弁52を開くことにより、洗浄に使用した洗浄水を廃棄できる。冷却室2の天井部の奥側左隅には、貯水タンク47に洗浄水を供給するための洗浄水供給部53が設けられており、洗浄水供給部53の上流側は給水弁48aを介して水道管に接続されている。排水弁52を閉じた状態で、給水弁48aを開くことにより、洗浄水供給部53から集水口50を介して貯水タンク47に洗浄水を貯留できる。貯水タンク47には、貯水タンク47の満水を検知する水位センサー54が設けられており、洗浄水供給部53からの洗浄水の供給時に水位センサー54が満水を検知すると、洗浄水の供給が停止される。なお、水位センサー54より上方位置の貯水タンク47の側壁面にはオーバーフロー路55が設けられており、水位センサー54に検知異常が生じた場合でも、貯水タンク47から洗浄水が溢れるのを防止している。オーバーフロー路55は、排水弁52より下流側の排水路51に接続されている。
貯水タンク47に洗浄水を貯留した状態で送給ポンプ49を駆動することにより、第1洗浄装置35および第2洗浄装置36から洗浄水が噴射される。第1洗浄装置35から噴射される洗浄水により、冷却室2の周囲壁および冷却器ユニット5の外面が洗浄される。また、第2洗浄装置36の第1ノズル41から噴射される洗浄水により、冷却器12および冷却器ユニット5の内面が洗浄され、第2洗浄装置36の第2ノズル42から噴射される洗浄水により、循環ファン13および冷却器ユニット5の内面が洗浄される。このとき、循環ファン13を回転駆動するファンモーター23は防水モーターで構成しているので、洗浄水によりショート等が生じることはない。洗浄装置34から噴射された洗浄水は、冷却室2の底部に設けられて、貯水タンク47に接続された集水口50から貯水タンク47へと還流される。上記のように、本実施例の冷却装置においては、貯水タンク47に貯留した洗浄水を、洗浄水送給路48、洗浄装置34、集水口50を経て循環させながら、冷却室2および冷却器ユニット5を洗浄する。このように、洗浄水を循環させることにより、洗浄に使用する水を節約しながら洗浄を行うことができる。
図3に示すように冷却室2の天井部には、冷却室2の換気を行うための換気部56が設けられている。図9から図11に示すように換気部56は、断熱箱1を貫通するように設けた通気開口57の上部に配置されている。通気開口57の外側には、開口蓋58が固定されており、開口蓋58に、冷却室2に外気を取り入れるための取入口59と、冷却室2の空気を排出するための排気口60とが開口されている。取入口59および排気口60の上方には、それぞれダンパー室61・62が形成されており、ダンパー室61・62のそれぞれには、取入口59および排気口60を開閉するダンパー63a・63bが配置されている。ダンパー63a・63bは一体に形成されて1個のダンパー体64として構成されており、揺動軸65まわりに上下揺動自在に設けられている。
ダンパー体64の右端中央には、ソレノイド(アクチュエータ)66のプランジャ67が連結されており、プランジャ67は、図示していないばねで常にソレノイド66の本体部に退入する向きに移動付勢されている。ソレノイド66を駆動してプランジャ67をばねの付勢力に抗して進出させることにより、取入口59および排気口60を閉止状態から開放状態へと切り換えることができる。
各ダンパー室61・62はそれぞれ取入ダクト69と排気ダクト70とに連通しており、両ダクト69・70には、エアフィルター71・71が設けられている。取入ダクト69とダンパー室61との間には、シロッコファン型の送風機72が配置されている。取入口59および排気口60を開放状態にして送風機72を駆動することにより、取入口59から冷却室2に空気を取り入れることができ、取り入れた空気の分だけ排気口60から冷却室2の空気を排気できる。これにより、扉4を閉めた状態で冷却室2の換気を行うことができる。なお、図11において符号57aは、取入口59から取り入れた直後の空気が、隣接する排気口60側へと流れるのを防止するための仕切板である。
上記のように、取入口59から冷却室2に外気を取り入れ、排気口60から冷却室2の空気を排出することで、冷却室2の内外で空気の入れ替えを行い換気することができる。洗浄後は、冷却室2の空気の湿度が高い状態にあるため、冷却室2が密閉状態であると洗浄水が乾燥し難い環境になる。しかし、換気部56で換気を行い低湿度の空気を取り入れることにより、冷却室2の湿度を低下させて洗浄水を効果的に蒸発させることができる。
冷却装置の全体は制御部74で制御されている。制御部74には、各種冷却条件で食品の冷却処理動作を自動で行う冷却処理モードと、洗浄装置34による冷却室2および冷却器ユニット5の洗浄動作を自動で行う洗浄モードなどが予め登録されている。冷却装置の前面の操作パネル75には、モード選択ボタン、スタートボタンなどの各種操作ボタンが配置されており、これら操作ボタンを操作することにより、冷却処理動作、あるいは洗浄動作を実行できる。洗浄モードでは、洗浄工程、前すすぎ工程、後すすぎ工程、乾燥工程を経て、冷却室2および冷却器ユニット5の洗浄動作が行われるように予め設定されている。
洗浄、前すすぎ、および後すすぎの各工程では、以下の動作が行われる。まず、排水弁52を閉じた状態で洗浄水供給部53から洗浄水を冷却室2に供給し、集水口50を介して貯水タンク47に洗浄水を貯留する。洗浄水の供給は、水位センサー54が貯水タンク47の満水を検知した時点で停止される。貯水タンク47が満水になると、送給ポンプ49を駆動して、第1洗浄装置35および第2洗浄装置36から洗浄水を噴射する。送給ポンプ49の駆動と同時に、ヒーター14に通電することにより、第1ノズル41から噴射された洗浄水をヒーター14で加熱する。洗浄水は循環しているので、徐々に水温が上昇し温かい洗浄水で冷却室2および冷却器ユニット5を洗浄できる。送給ポンプ49の駆動を所定時間行ったのち、送給ポンプ49およびヒーター14を停止し、排水弁52を開いて洗浄水を排水することにより、各工程が完了する。
上記のように、ヒーター14に通電して洗浄水を加熱すると、循環する洗浄水の温度を上昇させて洗浄を効果的に行うことができる。とくに、洗浄水の温度を上昇させることにより、落ち難い油汚れに対する洗浄効果が増大するので、冷却器ユニット5を含む冷却室2の油汚れなどを効果的に洗い落として、適切に洗浄することができる。洗浄、前すすぎ、および後すすぎの工程が終了したのち、排水弁52を開いた状態で洗浄水供給部53から洗浄水を供給することが好ましい。これにより、集水口50、および貯水タンク47内を洗浄水で洗い落とすことができ、剥がれ落ちた食材の断片等が溜まりやすい集水口50、および貯水タンク47内に食材の断片が残留するのを解消して衛生的な状態にし、腐敗や雑菌等の繁殖を防止できる。なお、冷却室2の底部分に洗剤を投入した状態で洗浄モードを開始することにより、洗浄水供給部53からの洗浄水の供給時に洗浄水に洗剤を含ませることができる。これにより、洗浄工程において洗剤を使用した洗浄が可能となる。
乾燥工程では、ヒーター14に通電するとともに循環ファン13を駆動する。同時に、ソレノイド66を駆動して換気部56のダンパー体64を揺動操作し、取入口59および排気口60を開放状態に切り換えたのち送風機72を駆動する。これにより、洗浄後の冷却室2の空気よりも湿度の低い空気を取り入れつつ、冷却室2の空気を加熱しながら循環させて乾燥を行うことができる。所定時間が経過したのち、ヒーター14および循環ファン13を停止し、さらにソレノイド66の駆動を停止してダンパー体64を揺動操作し、取入口59および排気口60を閉止状態に切り換えることにより、乾燥工程が完了する。
以上のように、本実施例の冷却装置においては、第1洗浄装置35と、第2洗浄装置36とで洗浄装置34を構成し、第2洗浄装置36が、冷却器12に向かって洗浄水を噴射する第1ノズル41と、循環ファン13に向かって洗浄水を噴射する第2ノズル42を備えるようにした。こうした洗浄装置34によれば、冷却器12を指向する第1ノズル41と、循環ファン13を指向する第2ノズル42で洗浄水を的確に噴射して、冷却器12や循環ファン13に付着した食材の断片等の全てを適切に洗浄し洗い落とすことができる。従って、洗浄装置34で、冷却室2の周囲壁、および冷却器ユニット5の全体を確実に洗浄することができる。
上記の実施例では、第1および第2のノズル41・42はノズル管43に噴射孔44を穿孔して構成したが、市販されている散水ノズル、あるいはスプレーノズルを用いることができる。同様に、第1洗浄装置35は市販されている散水ノズル、あるいはスプレーノズルを用いることができる。ノズル管43は5個以上設けてもよく、また、必要な量の洗浄水が噴射できるのであれば、3個以下でもよい。洗浄水は水道管から第1洗浄装置35および第2洗浄装置36へ直接供給するようにしてもよい。この場合には、洗浄水は循環させず、集水口50から直接排水するようにする。
2 冷却室
5 冷却器ユニット
12 冷却器
13 循環ファン
14 ヒーター
15 吸込口
16 吹出口
17 ユニットケース
34 洗浄装置
35 第1洗浄装置
36 第2洗浄装置
41 第1ノズル
42 第2ノズル
43 ノズル管
44 噴射孔
47 貯水タンク
48 洗浄水送給路
49 送給ポンプ
50 集水口
51 排水路
52 排水弁
53 洗浄水供給部
56 換気部
59 取入口
60 排気口
63a ダンパー
63b ダンパー
P1 隣接ピッチ
P2 隣接ピッチ

Claims (8)

  1. 冷却室(2)に、冷却室(2)の空気を冷却する冷却器(12)と、冷気を冷却室(2)で循環させる軸流ファンからなる循環ファン(13)とを収容した冷却器ユニット(5)が配置されており、冷却室(2)の内部に冷却室(2)の周囲壁、および冷却器ユニット(5)を洗浄するための洗浄装置(34)を備えている冷却装置であって、
    洗浄装置(34)は、洗浄水を噴射する第1洗浄装置(35)と、第2洗浄装置(36)とで構成されており、
    第1洗浄装置(35)は、冷却室(2)の天井部に配置されて、冷却室(2)の周囲壁、および冷却器ユニット(5)の外面に洗浄水を噴射でき、
    第2洗浄装置(36)は、冷却器ユニット(5)の内部に配置されて、冷却器(12)、循環ファン(13)、および冷却器ユニット(5)の内面に洗浄水を噴射でき、
    第2洗浄装置(36)が、冷却器(12)に向かって洗浄水を噴射する第1ノズル(41)と、循環ファン(13)に向かって洗浄水を噴射する第2ノズル(42)とを備えており、
    冷却室(2)の天井部に、冷却室(2)の換気を行うための換気部(56)が設けられており、
    換気部(56)には、外気を取り入れるための取入口(59)と、取入口(59)を開閉するダンパー(63a)と、冷却室(2)の空気を排出するための排気口(60)と、排気口(60)を開閉するダンパー(63b)が設けられていることを特徴とする冷却装置。
  2. 冷却器ユニット(5)は、対向位置に吸込口(15)と吹出口(16)とを有するユニットケース(17)を備えており、
    循環ファン(13)が吸込口(15)に臨み、冷却器(12)が吹出口(16)に臨むように配置されて、循環ファン(13)と冷却器(12)とが互いに隣接する状態でユニットケース(17)に固定されており、
    循環ファン(13)と冷却器(12)との間に、第1ノズル(41)および第2ノズル(42)が配置されている請求項1に記載の冷却装置。
  3. 第1ノズル(41)および第2ノズル(42)は、それぞれノズル管(43)と、ノズル管(43)に穿孔される一群の噴射孔(44)とで構成されている請求項1または2に記載の冷却装置。
  4. 第1ノズル(41)を構成する一群の噴射孔(44)、および第2ノズル(42)を構成する一群の噴射孔(44)は同径に設定され、それぞれ等ピッチ間隔で穿孔されており、
    第1ノズル(41)の噴射孔(44)の隣接ピッチ(P1)が、第2ノズル(42)の噴射孔(44)の隣接ピッチ(P2)よりも小さく設定されている請求項3に記載の冷却装置。
  5. 第1ノズル(41)のノズル管(43)が、第2ノズル(42)のノズル管(43)を兼ねており、
    冷却器(12)に臨むノズル管(43)の管壁に第1ノズル(41)の噴射孔(44)が穿孔され、循環ファン(13)に臨むノズル管(43)の管壁に第2ノズル(42)の噴射孔(44)が穿孔されている請求項3または4に記載の冷却装置。
  6. 洗浄水が貯留される貯水タンク(47)を備え、冷却室(2)に貯水タンク(47)へ洗浄水を供給するための洗浄水供給部(53)が設けられており、
    貯水タンク(47)は、洗浄水送給路(48)で洗浄装置(34)と接続されており、
    洗浄水送給路(48)に、貯水タンク(47)に貯留された洗浄水を洗浄装置(34)に圧送する送給ポンプ(49)が設けられており、
    洗浄装置(34)から噴射した洗浄水を、冷却室(2)の底部に設けた集水口(50)から貯水タンク(47)へ還流させている請求項1から5のいずれかひとつに記載の冷却装置。
  7. 貯水タンク(47)に、貯水タンク(47)内の洗浄水を排水する排水路(51)が設けられており、
    排水路(51)に、排水路(51)を開閉する排水弁(52)が設けられている請求項6に記載の冷却装置。
  8. 冷却器ユニット(5)に、冷却器(12)に付着した霜を融解するためのヒーター(14)が設けられており、
    送給ポンプ(49)を駆動して洗浄装置(34)から洗浄水を噴射する際に、ヒーター(14)に通電して洗浄水を加熱する請求項6または7に記載の冷却装置
JP2015147679A 2015-07-27 2015-07-27 冷却装置 Active JP6473396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015147679A JP6473396B2 (ja) 2015-07-27 2015-07-27 冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015147679A JP6473396B2 (ja) 2015-07-27 2015-07-27 冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017026263A JP2017026263A (ja) 2017-02-02
JP6473396B2 true JP6473396B2 (ja) 2019-02-20

Family

ID=57945957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015147679A Active JP6473396B2 (ja) 2015-07-27 2015-07-27 冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6473396B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6980466B2 (ja) * 2017-09-13 2021-12-15 ホシザキ株式会社 冷却庫
JP6993219B2 (ja) * 2017-12-26 2022-02-04 フクシマガリレイ株式会社 冷却装置
JP6980540B2 (ja) * 2018-01-22 2021-12-15 ホシザキ株式会社 貯蔵庫
JP7426798B2 (ja) * 2019-10-11 2024-02-02 ホシザキ株式会社 冷却貯蔵庫
CN111804817A (zh) * 2020-07-06 2020-10-23 丽水市莲都区凯泽创机械厂 一种用于轴承套圈生产的高效冷却装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4920389Y1 (ja) * 1969-11-24 1974-05-31
JPS63219361A (ja) * 1987-03-09 1988-09-13 Sanyo Electric Co Ltd 解凍庫の水回路洗浄装置
JPH0310844U (ja) * 1989-06-14 1991-02-01
JP3026327U (ja) * 1995-12-26 1996-07-12 廉正 赤澤 車両空調装置用の洗浄装置
JP3172824B2 (ja) * 1996-07-16 2001-06-04 オリオン機械株式会社 冷却庫
JP3137959B2 (ja) * 1999-08-10 2001-02-26 幸祐 山田 空調機洗浄用連結ノズルユニット
JP2001260643A (ja) * 2000-03-24 2001-09-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用空調装置
JP6145637B2 (ja) * 2013-04-23 2017-06-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017026263A (ja) 2017-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6473396B2 (ja) 冷却装置
JP6473395B2 (ja) 冷却装置
JP6473397B2 (ja) 冷却装置
US8875721B2 (en) Dishwasher with closed loop condenser
US20140090676A1 (en) Batch Dishware Washing Machine With Steam Venting
JP2016080332A (ja) 冷却庫の庫内乾燥方法及び装置
US11122957B2 (en) Warewash machine with vapor extraction unit
JP3172824B2 (ja) 冷却庫
JP6618830B2 (ja) 食品加工装置
KR20220125562A (ko) 식기세척기
JP7161887B2 (ja) 貯蔵庫
JP6966903B2 (ja) 冷却庫
JP3907238B2 (ja) 冷却庫の庫内洗浄方法
JP6993219B2 (ja) 冷却装置
JP7295781B2 (ja) 温湿度調節庫
US11963649B2 (en) Warewash machine with vapor extraction unit
JP6946125B2 (ja) 冷却庫
JP5912796B2 (ja) ショーケース
JP6695172B2 (ja) 洗浄構造を備えている冷却装置
JP6980466B2 (ja) 冷却庫
JP7143126B2 (ja) 冷却装置
JP2001129496A (ja) 浴室洗浄装置
JP2001355996A (ja) 熱交換器洗浄装置及び空気調和機
JP7261673B2 (ja) 加熱調理器
JP2008070055A (ja) 冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6473396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250