JP2000230746A - 冷却装置 - Google Patents
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- JP2000230746A JP2000230746A JP11028549A JP2854999A JP2000230746A JP 2000230746 A JP2000230746 A JP 2000230746A JP 11028549 A JP11028549 A JP 11028549A JP 2854999 A JP2854999 A JP 2854999A JP 2000230746 A JP2000230746 A JP 2000230746A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業者の体感温度を必要以上に低下させるこ
となく、被冷却室内を物品の乾燥を防ぐことができる冷
却装置を提供する。 【解決手段】 冷却装置１は、作業室ＷＲの天井部Ａに
取り付けられて冷気を供給するものであって、冷却器６
及び送風機７などを内蔵し、作業室から空気を吸引する
吸込口８を備えた冷却ユニット２と、天井部に吊下さ
れ、一端がこの冷却ユニットに連通されると共に、他端
が閉塞された布地製ソックダクト３とを備え、送風機に
よって吸込口から空気を吸引し、冷却器と熱交換させた
後、ソックダクト内に吹き出し、当該ソックダクトより
作業室内に供給する。
となく、被冷却室内を物品の乾燥を防ぐことができる冷
却装置を提供する。 【解決手段】 冷却装置１は、作業室ＷＲの天井部Ａに
取り付けられて冷気を供給するものであって、冷却器６
及び送風機７などを内蔵し、作業室から空気を吸引する
吸込口８を備えた冷却ユニット２と、天井部に吊下さ
れ、一端がこの冷却ユニットに連通されると共に、他端
が閉塞された布地製ソックダクト３とを備え、送風機に
よって吸込口から空気を吸引し、冷却器と熱交換させた
後、ソックダクト内に吹き出し、当該ソックダクトより
作業室内に供給する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、被冷却室の天井部
に取り付けられて当該被冷却室内に冷気を供給する冷却
装置に関するものである。
に取り付けられて当該被冷却室内に冷気を供給する冷却
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、コンビニエンスストアなどのサン
ドウィッチや弁当などの食品の製造工場においては、食
品を加工する際に、食品衛生上問題となる鮮度低下を防
止するため、それらの周囲の空気の温度をできるだけ低
く抑える環境を形成するため、冷却装置によって工場全
体に冷気を吹き出し、工場全体を所定の温度に冷却して
いる。
ドウィッチや弁当などの食品の製造工場においては、食
品を加工する際に、食品衛生上問題となる鮮度低下を防
止するため、それらの周囲の空気の温度をできるだけ低
く抑える環境を形成するため、冷却装置によって工場全
体に冷気を吹き出し、工場全体を所定の温度に冷却して
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の工場内の環境では、その中で働く作業者に吹き出さ
れた冷気が直接当たるため、作業者にとっては周囲環境
温度よりも体感温度が更に低くなり、極めて過酷な労働
条件が強いられていた。
来の工場内の環境では、その中で働く作業者に吹き出さ
れた冷気が直接当たるため、作業者にとっては周囲環境
温度よりも体感温度が更に低くなり、極めて過酷な労働
条件が強いられていた。
【０００４】また、工場全体に冷風が強制循環されてい
たため、工場内で露出した状態で加工される食品が、冷
風によって乾燥するなどの食品の劣化を招く問題があっ
た。
たため、工場内で露出した状態で加工される食品が、冷
風によって乾燥するなどの食品の劣化を招く問題があっ
た。
【０００５】そこで、本発明は係る従来の状況に鑑み、
作業者の体感温度を必要以上に低下させることなく、被
冷却室内を物品の乾燥を防ぐことができる冷却装置を提
供することを目的とする。
作業者の体感温度を必要以上に低下させることなく、被
冷却室内を物品の乾燥を防ぐことができる冷却装置を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却装置は、被
冷却室の天井部に取り付けられて冷気を供給するもので
あって、冷却器及び送風機などを内蔵し、被冷却室から
空気を吸引する吸込口を備えた冷却ユニットと、天井部
に吊下され、一端がこの冷却ユニットに連通されると共
に、他端が閉塞された布地製ソックダクトとを備え、送
風機によって吸込口から空気を吸引し、冷却器と熱交換
させた後、ソックダクト内に吹き出し、当該ソックダク
トより被冷却室内に供給するものである。
冷却室の天井部に取り付けられて冷気を供給するもので
あって、冷却器及び送風機などを内蔵し、被冷却室から
空気を吸引する吸込口を備えた冷却ユニットと、天井部
に吊下され、一端がこの冷却ユニットに連通されると共
に、他端が閉塞された布地製ソックダクトとを備え、送
風機によって吸込口から空気を吸引し、冷却器と熱交換
させた後、ソックダクト内に吹き出し、当該ソックダク
トより被冷却室内に供給するものである。
【０００７】本発明によれば、被冷却室の天井部に取り
付けられて冷気を供給する冷却装置において、冷却器及
び送風機などを内蔵し、被冷却室から空気を吸引する吸
込口を備えた冷却ユニットと、天井部に吊下され、一端
がこの冷却ユニットに連通されると共に、他端が閉塞さ
れた布地製ソックダクトとを設け、送風機によって吸込
口から空気を吸引し、冷却器と熱交換させた後、ソック
ダクト内に吹き出し、このソックダクトより被冷却室内
に供給するようにしたので、被冷却室内にはソックダク
トから満遍なく冷気が供給される。
付けられて冷気を供給する冷却装置において、冷却器及
び送風機などを内蔵し、被冷却室から空気を吸引する吸
込口を備えた冷却ユニットと、天井部に吊下され、一端
がこの冷却ユニットに連通されると共に、他端が閉塞さ
れた布地製ソックダクトとを設け、送風機によって吸込
口から空気を吸引し、冷却器と熱交換させた後、ソック
ダクト内に吹き出し、このソックダクトより被冷却室内
に供給するようにしたので、被冷却室内にはソックダク
トから満遍なく冷気が供給される。
【０００８】このとき、ソックダクトの周囲から染み出
て降下する冷気は微風となるので、被冷却室内の作業者
が体感する冷たさも緩和され、著しい作業環境の改善が
図れると共に、物品の乾燥も抑制される。
て降下する冷気は微風となるので、被冷却室内の作業者
が体感する冷たさも緩和され、著しい作業環境の改善が
図れると共に、物品の乾燥も抑制される。
【０００９】特に、この場合被冷却室の天井部に冷却ユ
ニットを設け、これにソックダクトを連通させる構造で
あるので、極めてコンパクトなものとなり、設置作業性
も良好となるものである。
ニットを設け、これにソックダクトを連通させる構造で
あるので、極めてコンパクトなものとなり、設置作業性
も良好となるものである。
【００１０】請求項２の発明の冷却装置は、上記発明に
加えて送風機は、空気吸込側と空気吐出側の静圧差が２
ｍｍＡｑ以上となることを特徴とするものである。
加えて送風機は、空気吸込側と空気吐出側の静圧差が２
ｍｍＡｑ以上となることを特徴とするものである。
【００１１】請求項２の発明によれば、上記送風機とし
て、空気吸込側と空気吐出側の静圧差が２ｍｍＡｑ以上
となるものを用いたので、ソックダクトを支障無く膨ら
ませ、その周囲から冷気を染み出させることができるよ
うになるものである。
て、空気吸込側と空気吐出側の静圧差が２ｍｍＡｑ以上
となるものを用いたので、ソックダクトを支障無く膨ら
ませ、その周囲から冷気を染み出させることができるよ
うになるものである。
【００１２】請求項３の発明の冷却装置は、上記各発明
の冷却装置に加えて、環状の取付具を備え、ソックダク
トの一端をこの取付具に着脱自在に接続すると共に、こ
の取付具を冷却ユニットに着脱可能に固定したものであ
る。
の冷却装置に加えて、環状の取付具を備え、ソックダク
トの一端をこの取付具に着脱自在に接続すると共に、こ
の取付具を冷却ユニットに着脱可能に固定したものであ
る。
【００１３】請求項３の発明によれば、上記各発明に加
えて環状の取付具を設け、ソックダクトの一端をこの取
付具に着脱自在に接続すると共に、この取付具を冷却ユ
ニットに着脱可能に固定したので、ソックダクトを取り
付ける際には、先ず取付具にソックダクトを接続した
後、冷却ユニットに取付具を固定すれば良い。そして、
ソックダクトを冷却ユニットから取り外す際には、取付
具を冷却ユニットから取り外した後、取付具からソック
ダクトを外すことができるようになる。
えて環状の取付具を設け、ソックダクトの一端をこの取
付具に着脱自在に接続すると共に、この取付具を冷却ユ
ニットに着脱可能に固定したので、ソックダクトを取り
付ける際には、先ず取付具にソックダクトを接続した
後、冷却ユニットに取付具を固定すれば良い。そして、
ソックダクトを冷却ユニットから取り外す際には、取付
具を冷却ユニットから取り外した後、取付具からソック
ダクトを外すことができるようになる。
【００１４】これにより、ソックダクトを直接冷却ユニ
ットに取り付ける場合に比してソックダクトの着脱作業
が容易となり、清掃などのメンテナンス作業性が著しく
改善されるものである。
ットに取り付ける場合に比してソックダクトの着脱作業
が容易となり、清掃などのメンテナンス作業性が著しく
改善されるものである。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳述する。図１は本発明の冷却装置１の冷却ユ
ニット２及びソックダクト３の縦断正面図、図２及び図
３は冷却ユニット２部分の拡大縦断正面図である。
施形態を詳述する。図１は本発明の冷却装置１の冷却ユ
ニット２及びソックダクト３の縦断正面図、図２及び図
３は冷却ユニット２部分の拡大縦断正面図である。
【００１６】本発明の冷却装置１は、例えばコンビニエ
ンスストアにおいて販売されるサンドウィッチなどの食
品を製造する食品工場に設置されるものである。この冷
却装置１は、図１に示される如き冷却ユニット２と、ソ
ックダクト３と、静音箱体４及び冷却ユニット２と共に
冷却装置１の周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機や凝
縮器などからなる図示しないコンデンシングユニットか
ら構成されている。
ンスストアにおいて販売されるサンドウィッチなどの食
品を製造する食品工場に設置されるものである。この冷
却装置１は、図１に示される如き冷却ユニット２と、ソ
ックダクト３と、静音箱体４及び冷却ユニット２と共に
冷却装置１の周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機や凝
縮器などからなる図示しないコンデンシングユニットか
ら構成されている。
【００１７】冷却ユニット２、ソックダクト３及び静音
箱体４は被冷却室としての食品工場の作業室ＷＲの天井
部Ａに架設されており、前記コンデンシングユニットは
例えば工場の外部に設置され、冷却ユニット２とは図示
しない冷媒配管によって接続されている。
箱体４は被冷却室としての食品工場の作業室ＷＲの天井
部Ａに架設されており、前記コンデンシングユニットは
例えば工場の外部に設置され、冷却ユニット２とは図示
しない冷媒配管によって接続されている。
【００１８】この冷却ユニット２は、図１に示す如くフ
レーム５により構成されており、取付板２２を介して、
作業室ＷＲの天井部Ａに取り付けられている。このフレ
ーム５の一方の側面にはフレーム５内部と連通した吸込
口８が形成されていると共に、他方の側面には同じくフ
レーム５内部と連通した吐出口９が形成されている。そ
して、このフレーム５の吸込口８側には図示しない膨張
弁に接続された冷却器６が収納されている。この冷却器
６の側方には、送風機７を構成するモータ１０及び吐出
口９に吐出するプロペラファン１１が設けられている。
レーム５により構成されており、取付板２２を介して、
作業室ＷＲの天井部Ａに取り付けられている。このフレ
ーム５の一方の側面にはフレーム５内部と連通した吸込
口８が形成されていると共に、他方の側面には同じくフ
レーム５内部と連通した吐出口９が形成されている。そ
して、このフレーム５の吸込口８側には図示しない膨張
弁に接続された冷却器６が収納されている。この冷却器
６の側方には、送風機７を構成するモータ１０及び吐出
口９に吐出するプロペラファン１１が設けられている。
【００１９】一方、冷却ユニット２の吐出口９には前記
静音箱体４が取り付けられている。この静音箱体４は、
同一形状の箱体４Ａを複数（本実施例においては２つ）
連結することによって構成される内部中空の箱体であ
り、この静音箱体４の送風機７側の側面には、図４に示
す如く吐出口９と連通するための開口１２が形成されて
いる。更に、箱体４Ａと箱体４Ａを連結する側面には、
左右にそれぞれ二つの開口１３、１３が中仕切１４を介
して形成されている。更にまた、前記ソックダクト３側
の箱体４Ａのソックダクト３側の側面には、ソックダク
ト３の後述する開口１７と連通して接続するための開口
１６が形成されている。
静音箱体４が取り付けられている。この静音箱体４は、
同一形状の箱体４Ａを複数（本実施例においては２つ）
連結することによって構成される内部中空の箱体であ
り、この静音箱体４の送風機７側の側面には、図４に示
す如く吐出口９と連通するための開口１２が形成されて
いる。更に、箱体４Ａと箱体４Ａを連結する側面には、
左右にそれぞれ二つの開口１３、１３が中仕切１４を介
して形成されている。更にまた、前記ソックダクト３側
の箱体４Ａのソックダクト３側の側面には、ソックダク
ト３の後述する開口１７と連通して接続するための開口
１６が形成されている。
【００２０】また、この静音箱体４（箱体４Ａ、４Ａ）
の内壁面には、吸音材２３が隙間無く貼り詰められてい
る。
の内壁面には、吸音材２３が隙間無く貼り詰められてい
る。
【００２１】他方、前記ソックダクト３は、前記工場内
の天井部Ａに水平に延在して配設され、天井部Ａに取付
板１５を介して複数の吊下具２４、２４で着脱可能に吊
下されている。このソックダクト３は、例えばナイロン
製の布地により構成されたダクトであり、一端には前記
箱体４Ａの開口１６に連通するための開口１７が形成さ
れており、他端は閉塞されている。
の天井部Ａに水平に延在して配設され、天井部Ａに取付
板１５を介して複数の吊下具２４、２４で着脱可能に吊
下されている。このソックダクト３は、例えばナイロン
製の布地により構成されたダクトであり、一端には前記
箱体４Ａの開口１６に連通するための開口１７が形成さ
れており、他端は閉塞されている。
【００２２】ここで、ソックダクト３の開口１７側の端
部は、環状の取付具１８にバンド２１によって着脱自在
に取り付けられている。この取付具１８は、静音箱体４
に取り付けるためのフランジ部１９と、取付具１８の内
縁からソックダクト３方向に向かって、フランジ部１９
に対して略垂直に突出した取付部２０とから構成されて
いる。尚、この取付具１８の内径は、前記ソックダクト
３の内径よりも少許小さい寸法となるように形成されて
いる。そして、バンド２１は、例えばゴムなどの伸縮性
を有する素材により形成されたものであり、例えば一端
及び他端を着脱自在に連結することができるようにされ
ているものである。
部は、環状の取付具１８にバンド２１によって着脱自在
に取り付けられている。この取付具１８は、静音箱体４
に取り付けるためのフランジ部１９と、取付具１８の内
縁からソックダクト３方向に向かって、フランジ部１９
に対して略垂直に突出した取付部２０とから構成されて
いる。尚、この取付具１８の内径は、前記ソックダクト
３の内径よりも少許小さい寸法となるように形成されて
いる。そして、バンド２１は、例えばゴムなどの伸縮性
を有する素材により形成されたものであり、例えば一端
及び他端を着脱自在に連結することができるようにされ
ているものである。
【００２３】以上の構成により、図２及び図３を参照し
て先ずソックダクト３の静音箱体４への取付手順を説明
する。先ずはじめに取付具１８の取付部２０をソックダ
クト３の開口１７に挿入し、係るソックダクト３が挿入
された取付部２０の外側から前記バンド２１により締め
付けてソックダクト３を取付部２０に固定する（図
３）。次いで、取付具１８のフランジ部１９を静音箱体
４の開口１６が形成された側面に図示しないネジなどに
より固定する（図２）。尚、ソックダクト３を冷却ユニ
ット２から取り外す場合には、取付具１８のフランジ部
１９を静音箱体４から取り外す。そして、その後バンド
２１を外すことによってソックダクト３は取付具１８か
らも取り外すことができる。
て先ずソックダクト３の静音箱体４への取付手順を説明
する。先ずはじめに取付具１８の取付部２０をソックダ
クト３の開口１７に挿入し、係るソックダクト３が挿入
された取付部２０の外側から前記バンド２１により締め
付けてソックダクト３を取付部２０に固定する（図
３）。次いで、取付具１８のフランジ部１９を静音箱体
４の開口１６が形成された側面に図示しないネジなどに
より固定する（図２）。尚、ソックダクト３を冷却ユニ
ット２から取り外す場合には、取付具１８のフランジ部
１９を静音箱体４から取り外す。そして、その後バンド
２１を外すことによってソックダクト３は取付具１８か
らも取り外すことができる。
【００２４】これにより、ソックダクト３を直接冷却ユ
ニット２に取り付ける場合に比してソックダクト３の着
脱作業が容易となり、ソックダクト３の清掃などのメン
テナンス作業性が著しく改善される。
ニット２に取り付ける場合に比してソックダクト３の着
脱作業が容易となり、ソックダクト３の清掃などのメン
テナンス作業性が著しく改善される。
【００２５】次に、本実施例の冷却装置１の冷気循環を
図４を参照して説明する。図４は冷却装置１内の冷気流
の説明図である。先ず、送風機７が運転されると、吸込
口８から作業室ＷＲ内の空気が吸引される。この吸込口
８から流入した空気は、冷却ユニット２内の冷却器６内
を通過する過程でそれと熱交換して冷却され、送風機７
によって、吐出口９及び開口１２を介して一方の静音箱
体４内に流入する。ここで、送風機７のモータ１０及び
プロペラファン１１は空気吸込側と空気吐出側の静圧差
が２ｍｍＡｑ以上となる性能のものが選定されている。
図４を参照して説明する。図４は冷却装置１内の冷気流
の説明図である。先ず、送風機７が運転されると、吸込
口８から作業室ＷＲ内の空気が吸引される。この吸込口
８から流入した空気は、冷却ユニット２内の冷却器６内
を通過する過程でそれと熱交換して冷却され、送風機７
によって、吐出口９及び開口１２を介して一方の静音箱
体４内に流入する。ここで、送風機７のモータ１０及び
プロペラファン１１は空気吸込側と空気吐出側の静圧差
が２ｍｍＡｑ以上となる性能のものが選定されている。
【００２６】そして、静音箱体４内に流入した冷気は、
送風機７側の箱体４Ａとソックダクト３側の箱体４Ａと
の連結面における中仕切１４によって分流され、開口１
３、１３からソックダクト３側の箱体４Ａ内に流入す
る。そして、開口１６より吹き出された冷気は、ソック
ダクト３内に流入する。
送風機７側の箱体４Ａとソックダクト３側の箱体４Ａと
の連結面における中仕切１４によって分流され、開口１
３、１３からソックダクト３側の箱体４Ａ内に流入す
る。そして、開口１６より吹き出された冷気は、ソック
ダクト３内に流入する。
【００２７】ソックダクト３内に流入した冷気は、ソッ
クダクト３の布地の隙間を通ってその全周囲から染み出
し、わずかな風速で作業室ＷＲ内に降下する。これによ
り、作業室ＷＲ内にはソックダクト３の全周面から満遍
なく冷気が供給される。そして、作業室ＷＲ内を自然対
流の如く循環した後、冷気は前記冷却ユニット２の吸込
口８から吸い込まれ、冷却ユニット２内に帰還し、冷却
器７と再び熱交換する。
クダクト３の布地の隙間を通ってその全周囲から染み出
し、わずかな風速で作業室ＷＲ内に降下する。これによ
り、作業室ＷＲ内にはソックダクト３の全周面から満遍
なく冷気が供給される。そして、作業室ＷＲ内を自然対
流の如く循環した後、冷気は前記冷却ユニット２の吸込
口８から吸い込まれ、冷却ユニット２内に帰還し、冷却
器７と再び熱交換する。
【００２８】また、送風機７は、空気吸込側と空気吐出
側の静圧差が２ｍｍＡｑ以上となるようにしたので、ソ
ックダクト３を支障無く膨らませ、その周囲から冷気を
染み出させることができる。
側の静圧差が２ｍｍＡｑ以上となるようにしたので、ソ
ックダクト３を支障無く膨らませ、その周囲から冷気を
染み出させることができる。
【００２９】このとき、ソックダクト３の周囲から染み
出て降下する冷気は微風となるので、作業室ＷＲ内の作
業者が体感する冷たさも緩和され、著しい作業環境の改
善が図れると共に、露出した状態で加工される食品の乾
燥も抑制される。
出て降下する冷気は微風となるので、作業室ＷＲ内の作
業者が体感する冷たさも緩和され、著しい作業環境の改
善が図れると共に、露出した状態で加工される食品の乾
燥も抑制される。
【００３０】特に、この場合作業室ＷＲ内の天井部Ａに
冷却ユニット２を設け、これにソックダクト３を連通さ
せる構造であるので、全体としては極めてコンパクトな
ものとなり、設置作業性も良好となる。
冷却ユニット２を設け、これにソックダクト３を連通さ
せる構造であるので、全体としては極めてコンパクトな
ものとなり、設置作業性も良好となる。
【００３１】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、被冷
却室の天井部に取り付けられて冷気を供給する冷却装置
において、冷却器及び送風機などを内蔵し、被冷却室か
ら空気を吸引する吸込口を備えた冷却ユニットと、天井
部に吊下され、一端がこの冷却ユニットに連通されると
共に、他端が閉塞された布地製ソックダクトとを設け、
送風機によって吸込口から空気を吸引し、冷却器と熱交
換させた後、ソックダクト内に吹き出し、このソックダ
クトより被冷却室内に供給するようにしたので、被冷却
室内にはソックダクトから満遍なく冷気が供給される。
却室の天井部に取り付けられて冷気を供給する冷却装置
において、冷却器及び送風機などを内蔵し、被冷却室か
ら空気を吸引する吸込口を備えた冷却ユニットと、天井
部に吊下され、一端がこの冷却ユニットに連通されると
共に、他端が閉塞された布地製ソックダクトとを設け、
送風機によって吸込口から空気を吸引し、冷却器と熱交
換させた後、ソックダクト内に吹き出し、このソックダ
クトより被冷却室内に供給するようにしたので、被冷却
室内にはソックダクトから満遍なく冷気が供給される。
【００３２】このとき、ソックダクトの周囲から染み出
て降下する冷気は微風となるので、被冷却室内の作業者
が体感する冷たさも緩和され、著しい作業環境の改善が
図れると共に、物品の乾燥も抑制される。
て降下する冷気は微風となるので、被冷却室内の作業者
が体感する冷たさも緩和され、著しい作業環境の改善が
図れると共に、物品の乾燥も抑制される。
【００３３】特に、この場合被冷却室の天井部に冷却ユ
ニットを設け、これにソックダクトを連通させる構造で
あるので、極めてコンパクトなものとなり、設置作業性
も良好となるものである。
ニットを設け、これにソックダクトを連通させる構造で
あるので、極めてコンパクトなものとなり、設置作業性
も良好となるものである。
【００３４】請求項２の発明によれば、上記送風機とし
て、空気吸込側と空気吐出側の静圧差が２ｍｍＡｑ以上
となるものを用いたので、ソックダクトを支承無く膨ら
ませ、その周囲から冷気を染み出させることができるよ
うになるものである。
て、空気吸込側と空気吐出側の静圧差が２ｍｍＡｑ以上
となるものを用いたので、ソックダクトを支承無く膨ら
ませ、その周囲から冷気を染み出させることができるよ
うになるものである。
【００３５】請求項３の発明によれば、上記に加えて環
状の取付具を設け、ソックダクトの一端をこの取付具に
着脱自在に接続すると共に、この取付具を冷却ユニット
に着脱可能に固定したので、ソックダクトを取り付ける
際には、先ず取付具にソックダクトを接続した後、冷却
ユニットに取付具を固定すれば良い。そして、ソックダ
クトを冷却ユニットから取り外す際には、取付具を冷却
ユニットから取り外した後、取付具からソックダクトを
外すことができるようになる。
状の取付具を設け、ソックダクトの一端をこの取付具に
着脱自在に接続すると共に、この取付具を冷却ユニット
に着脱可能に固定したので、ソックダクトを取り付ける
際には、先ず取付具にソックダクトを接続した後、冷却
ユニットに取付具を固定すれば良い。そして、ソックダ
クトを冷却ユニットから取り外す際には、取付具を冷却
ユニットから取り外した後、取付具からソックダクトを
外すことができるようになる。
【００３６】これにより、ソックダクトを直接冷却ユニ
ットに取り付ける場合に比してソックダクトの着脱作業
が容易となり、清掃などのメンテナンス作業性が著しく
改善されるものである。
ットに取り付ける場合に比してソックダクトの着脱作業
が容易となり、清掃などのメンテナンス作業性が著しく
改善されるものである。
【図１】本実施例の冷却装置の冷却ユニット及びソック
ダクトの縦断正面図である。
ダクトの縦断正面図である。
【図２】本発明の冷却装置の冷却ユニット部分の拡大縦
断正面図である。
断正面図である。
【図３】同じく冷却ユニットとソックダクトの分解拡大
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図４】冷却ユニットの静音箱体内の冷気流の説明図で
ある。
ある。
１ 冷却装置 ２ 冷却ユニット ３ ソックダクト ４ 静音箱体 ４Ａ 箱体 ５ フレーム ６ 冷却器 ７ 送風機 ８ 吸込口 ９ 吐出口 １０ モータ １１ プロペラファン １７ 開口 １８ 取付具 １９ フランジ部 ２０ 取付部 ２１ バンド ２４ 吊下具 ＷＲ 作業室（被冷却室）
Claims (3)
- 【請求項１】 被冷却室の天井部に取り付けられて冷気
を供給する冷却装置において、 冷却器及び送風機などを内蔵し、前記被冷却室から空気
を吸引する吸込口を備えた冷却ユニットと、前記天井部
に吊下され、一端がこの冷却ユニットに連通されると共
に、他端が閉塞された布地製ソックダクトとを備え、前
記送風機によって前記吸込口から空気を吸引し、前記冷
却器と熱交換させた後、前記ソックダクト内に吹き出
し、当該ソックダクトより前記被冷却室内に供給するこ
とを特徴とする冷却装置。 - 【請求項２】 送風機は、空気吸込側と空気吐出側の静
圧差が２ｍｍＡｑ以上となることを特徴とする請求項１
の冷却装置。 - 【請求項３】 環状の取付具を備え、ソックダクトの一
端をこの取付具に着脱自在に接続すると共に、この取付
具を冷却ユニットに着脱可能に固定したことを特徴とす
る請求項１又は請求項２の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11028549A JP2000230746A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11028549A JP2000230746A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000230746A true JP2000230746A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12251747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11028549A Pending JP2000230746A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000230746A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009074702A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-09 | Takenaka Komuten Co Ltd | ソックフィルター |
| JP2011167292A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Techno Ryowa Ltd | 解剖台換気システム |
| JP2016031201A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | 株式会社飛留間商会 | 空調用ソックダクト |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP11028549A patent/JP2000230746A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009074702A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-09 | Takenaka Komuten Co Ltd | ソックフィルター |
| JP2011167292A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Techno Ryowa Ltd | 解剖台換気システム |
| JP2016031201A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | 株式会社飛留間商会 | 空調用ソックダクト |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050525 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050530 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050822 |