JP2016031201A - 空調用ソックダクト - Google Patents
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図示の空調用ソックダクトは、通気性を有する帯電不織布を筒状にするとともにその先端を閉じて袋状にしたダクト本体1からなる。このようにしたダクト本体1は、その開口部2を空調装置3のエア噴出口部4に取り付け、この開口部2の周囲を金属製の締付バンドBで締め付けて、ダクト本体1を上記エア噴出口部4にしっかりと止めるようにしている。
一方、天井6にはガイドレール7を設けるとともに、このガイドレール7にフック等の複数の引掛け部材8を移動可能に設けている。
そして、ガイドレール7に設けた引掛け部材8を上記吊り穴5に引掛け、ダクト本体1を天井6に沿って伸縮できるようにしている。
そして、ダクト本体1を天井6に取り付けたら、このダクト本体1に空調装置3からのエアを吹き込めば、ダクト本体1は図3,4に示すように円柱状に膨らむ。
例えば、食品加工工場などでは、空調装置3のエア噴出口部4から冷気を直接噴出させると、風の当たり具合によっては食品を乾燥させたりする。
また、空調装置3のエア噴出口部4から冷気を直接噴出させるということは、空調装置3の中で発生した種々の細菌やカビあるいは装置内の異物などが室内に噴出されるので、食品衛生上も好ましくない。
そこで、上記のように空調装置3のエア噴出口部4に空調用ソックダクトを取り付けて、いろいろな問題を解決している。
ダクト本体1がこの高圧に耐えてエア噴出口部4から抜け出ないようにするために、上記締付バンドBが必要とされるが、上記したようにダクト本体1内の圧力に耐える強い締付力を発揮させるために、この締付バンドBは金属製であることが求められる。
そして、上記レバー11を図示の状態に保つことによって、ばね部材13のばね力がリング部9の締付力になるようにしている。
例えば、食品加工工場などでは、室温をかなり低くして食品の鮮度を維持するが、そのために、例えばエア噴出口部4の周囲と、室内との温度差が3度前後と大きくなってしまう。
また、締付バンドBは、その締付力を維持するために金属製にしているので、熱伝導率が高く、エア噴出口部4の周囲の低温が締付バンドBに伝わり、締付バンドBも室温よりも3度前後低くなる。そのために、締付バンドBに結露ができてしまう。
このような状況の中で、従来の空調用ソックダクトでは、結露ができるのを防ぐことができないという問題があった。
この発明の目的は、きわめて簡単な構造で、結露の発生を確実に防ぐことができる空調用ソックダクトを提供することである。
そして、第1の発明は、上記ダクト本体の上記開口部の周方向に沿って断熱部を設けた点に特徴を有する。
そして、第2の発明は、断熱部を上記ダクト本体の開口部の周囲全長にわたって取り付けたものである。
摩擦力が大きな材質としてはゴムが考えられるが、ゴム以外に上記エア噴出口部を構成する材質に対して、大きな摩擦力を発揮できれば、どのような材質を用いてもよい。
このようにダクト本体を締め付ける締付バンドに結露ができないので、結露による水滴が落ちたりせず、食品加工工場などでは食品衛生を厳しく管理できることになる。
また、ダクト本体を上記エア噴出口部に取り付ける作業過程で、断熱部をエア噴出口部にはめてしまえば、ダクト本体がエア噴出口部から抜けないので、その作業効率が良くなる。
上記のようにした断熱部15は、リング状にするとともに上記ダクト本体1の上記開口部2の内周全長にわたって連続的に設けている。そして、このようにした断熱部15は、縫合部16でダクト本体1の開口部2に縫合されている。
なお、上記縫合状態においても、このダクト本体1はその径を拡大する方向に伸ばすことができるようにしている。
したがって、断熱部15が自然長を保っているときには、ダクト本体1の開口部2にしわができている状態になり、この開口部2のしわを伸ばすようにして断熱部15の径をその弾性に抗して拡大できるようにしている。
このように締付バンドBの締付位置を特定することによって、エア噴出口部4から抜け出る力がダクト本体1に作用しても、その力を締付バンドBで受けるので、縫合部16が破れたりしなくなる。
さらに、締付バンドBの締付力がダクト本体1を介して断熱部15に均等に作用するので、上記縫合部16に偏った力が作用せず、縫合部16が部分的にほつれたりしなくなる。
しかも、ダクト本体1の開口部2の内周全長にわたってリング状の断熱部15を沿わせ、この断熱部15とダクト本体1の開口部2とを縫合するという簡単な構成なので、製造コストも安価ですむ。このように構造が簡単で安価にもかかわらず、食品加工工場のような現場で強く求められていた結露の発生を確実に防止できるので、その費用対効果は計り知れないものがある。
上記以外の構成は第1実施形態と同じである。
また、上記第1,2実施形態では、断熱部15をダクト本体1の開口部2の周囲全長にわたって連続的に設けたが、例えばダクト本体1の開口部2に沿って断熱部15を、間隔をおいて断続的に設けてもよい。
2 開口部
3 空調装置
4 エア噴出口部
B 締付バンド
15 断熱部
しかも、ダクト本体1の開口部2の内周全長にわたってリング状の断熱部15を沿わせ、この断熱部15とダクト本体1の開口部2とを縫合するという簡単な構成なので、製造コストも安価ですむ。このように構造が簡単で安価にもかかわらず、食品加工工場のような現場で強く求められていた結露の発生を確実に防止できるので、その費用対効果比は計り知れないものがある。
そして、第1の発明は、上記ダクト本体の上記開口部の周方向に沿って断熱部を設け、上記エア噴出口部の外周と、このエア噴出口部の外周にはめる上記金属製の締付バンドとの間に、上記ダクト本体の上記開口部及び上記断熱部を介在させてなる。
また、上記エア噴出口部の外周と上記金属製の締付バンドとの間に、上記ダクト本体の上記開口部及び上記断熱部を介在させたので、締付バンドでダクト本体を押さえて、ダクト本体と断熱部とが分離するのを防止できる。
Claims (4)
- 空調装置における筒状のエア噴出口部の外周に、空調用ソックダクトにおけるダクト本体の一端に形成した開口部をはめて、上記ダクト本体をエア噴出口部に取り付けるとともに、
エア噴出口部に取り付けられた上記ダクト本体の開口部の外周を金属製の締付バンドで締め付けて上記エア噴出口部に上記ダクト本体を固定する空調用ソックダクトであって、
上記ダクト本体の上記開口部の周方向に沿って断熱部を設けた空調用ソックダクト。 - 上記断熱部は、上記ダクト本体の上記開口部の周囲全長にわたって設けてなる請求項1に記載した空調用ソックダクト。
- 上記断熱部をダクト本体の内周に沿って設け、その断熱部は上記エア噴出口部に対して摩擦力が大きな材質からなり、この断熱部を上記エア噴出口部の外周に直接接触させる構成にした請求項1又は2に記載した空調用ソックダクト。
- 上記弾性的に伸縮可能なリング状の断熱部を備え、
自然長を保った上記断熱部の外径をダクト本体の上記開口部の内径よりも小さくし、断熱部の内径をエア噴出口部の外径より小さくし、
上記断熱部をその弾性に抗して径を拡大しながら、ダクト本体をエア噴出口部に取り付けるとともに、その径を拡大する力を開放した取り付け状態において断熱部が収縮状態を保つ請求項1〜3のいずれかに1に記載した空調用ソックダクト。
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JP2014154388A JP6032682B2 (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 空調用ソックダクト |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014154388A JP6032682B2 (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 空調用ソックダクト |
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JP2016031201A true JP2016031201A (ja) | 2016-03-07 |
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ID=55441687
Family Applications (1)
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JP2014154388A Active JP6032682B2 (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 空調用ソックダクト |
Country Status (1)
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61136246U (ja) * | 1985-02-15 | 1986-08-25 | ||
JP2000230746A (ja) * | 1999-02-05 | 2000-08-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却装置 |
JP2006322541A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Togo Seisakusho Corp | ホースクランプ |
JP2008095962A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Staeubli Faverges | 雌コネクタ部材とそのような部材を組込んでいるコネクタ |
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- 2014-07-30 JP JP2014154388A patent/JP6032682B2/ja active Active
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