JP5351399B2 - ソックフィルター - Google Patents
ソックフィルター Download PDFInfo
- Publication number
- JP5351399B2 JP5351399B2 JP2007241575A JP2007241575A JP5351399B2 JP 5351399 B2 JP5351399 B2 JP 5351399B2 JP 2007241575 A JP2007241575 A JP 2007241575A JP 2007241575 A JP2007241575 A JP 2007241575A JP 5351399 B2 JP5351399 B2 JP 5351399B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shape
- flexible filter
- sock
- filter
- flexible
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Duct Arrangements (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
このような問題点を解消するため、特許文献1に記載されているように、ソックフィルター(ソックダクト、ソックスダクトとも呼ばれる。)をエアの吹出し口に取り付けることが行われている。
上記ソックフィルターは、布地や不織布を素材とし、先端が閉塞された円筒状の袋体に形成され、その開口部側をエアの吹出し口に取り付けるとともに、全体を天井部から吊り下げることにより使用される。開口部側から冷気や暖気を圧力をかけてソックフィルター内へ送り込み、ソックフィルターの全表面からエアを放出させることにより、風を感じにくく、快適で温度むらの少ない室内環境が得られ、また、食製品の乾燥が防止され、塵や埃も捕捉されて衛生的であるという効果が得られる。
また、空調機停止時に内圧がかからなくなると、稼動時の断面円形が萎んで上下方向に細長い扁平な断面形状となり、ダクトの内面全体に付着した埃が落ちて最も窪んだ底部に溜まる。これを毎日繰り返すことにより、部分的に埃の層が厚くなり、細菌が発生しやすい環境を形成することとなり、衛生上好ましくないという問題があった。
また、ソックフィルターの材質は合成繊維製不織布や綿布、織布等の空気の流通する孔があるものを使用しており、可燃性であり、建築基準法上その使用範囲が限定されていた。
本発明は、上記のような従来技術における問題点を考慮してなされたものであり、空調機の使用時、停止時を問わず常時外観に優れ、また不燃性で使用範囲も制限されにくいソックフィルターを提供することを目的とする。
一端が閉塞され、他端に開口部を備えた、筒状の可撓性フィルター本体と、通気性を有する不燃性の形状保持部材とを備え、該形状保持部材は、孔を完全に打ち抜かないスリットグリル形状又は鎧戸形状のパンチングメタルからなり、前記可撓性フィルター本体の外面のみのほぼ全体を覆う、ソックフィルターである。
また、形状保持部材を設けたので、形が崩れず、天井から吊り下げるほかに、壁際等に柱状に立設するのにも適しているという利点があり、暖房する場合に部屋を均一に優しく暖めることができる。
また、本発明に係るソックフィルターによれば、可撓性フィルター本体の外面が不燃性の形状保持部材によって覆われるため、輸送・運搬時、使用時において可撓性フィルター本体の損傷が防がれるという利点がある。さらに、可撓性フィルター本体が直接に吊り下げられるものではないため、可撓性フィルター本体への荷重負担がなく、型崩れを防止するとともに耐久性を向上させることができる。
可撓性フィルター本体10は、一端(先端部12)が閉塞され、他端に開口部11を備えた筒状をなし、可撓性を有するものである。一般に容易に折り畳める程度の可撓性を有している。図示の例では円筒形に形成されているが、その断面形状は任意である。
可撓性フィルター本体10は、通気性を有し、塵や埃を捕集する機能を備えたものであり、材質は特に制限されない。公知の各種素材を使用することができる。例えば、合成繊維製不織布や、綿布、織布、編布その他の各種布地を用いて構成される。可撓性フィルター本体10は、単層であってもよいし、複数層積層したものであってもよい。通常、長手方向における周面が主な通気部となるので、閉塞された先端部12は、必ずしも通気性を有する素材でなくてもよい。
また、例えば、特許第3275765号公報に記載されているような、可撓性フィルター本体が、メルトブロー不織布とスパンボンド不織布の積層体であって、該メルトブロー不織布が、JIS L 1096に基づいて測定したとき、5〜100cc/cm2 ・ secの通気量を有し、かつ、0.1d以下の平均繊維径を有する目付200g/m2 以下のシートであるものが、好ましく用いられる。この場合、該メルトブロー不織布および該スパンボンド不織布の少なくとも一方は、ポリプロピレンを素材としたものが好ましい。ポリプロピレン等を用いた不織布は、一般に軽量化が可能であり、使い捨てタイプとして構成するのによい。
また、ポリエステル繊維を用いた不織布や綿布等も好適に用いられる。このような素材は、汚れた場合に洗濯をして繰り返し使用ができるので経済的である。
抗菌性を付与する方法としては、抗菌剤を練り込んで製造された合成繊維素材を用いた可撓性フィルター本体を使用し、又は、スプレー法、ティッピング法、コーティング法等の後加工法によって繊維に抗菌剤を固定化してなる可撓性フィルター本体を使用し、あるいは、これらの可撓性フィルター本体(シート)と既存の可撓性フィルター本体とを組み合わせて使用することができる。
図1に示す例では、不燃性の形状保持部材20は、両端が開口した筒状体に形成され、可撓性フィルター本体10の開口部11及び先端部12を除く外周面ほぼ全体を覆うように設けられている。勿論、先端部12部分も覆うように構成してもよい。両端が開口した筒状体に形成することによりその製作が簡単となる。
不燃性の形状保持部材20は、可撓性フィルター本体10の形状及び寸法に適合する形状及び寸法を有している。図示の例では、可撓性フィルター本体10の円筒形状に合わせて、円筒形に形成されているが、可撓性フィルター本体の形状(通気部の主要部)に合わせて、楕円、半円、矩形その他の角型等の適宜形状に形成することができる。
不燃性の形状保持部材20は、金網を用いる場合、その線径は特に限定されないが、2mmφ〜0.05mmφのものが好適であり、また、開孔率は10〜80%、好ましくは20〜60%である。
パンチングメタルを用いる場合、その板厚は0.1〜1.5mmのものが好適であり、孔の大きさは0.1mmφ〜1.5mmφ、好ましくは0.1mmφ〜0.8mmφであり、また、開孔率は10〜80%、好ましくは20〜60%である。
なお、パンチングメタルとしては、孔を完全に打ち抜かないスリットグリル形状・鎧戸形状等の特殊パンチングメタルを用いることもできる。
ソックフィルター1の設置にあたっては、可撓性フィルター本体10の先端部12と反対側に位置する開口部11側において、空調機のエア吹出し口(図示省略)に気密に装着し、長手方向(軸方向)を水平に配置し、形状保持部材20の長手方向に適宜間隔をおいて設けた吊下具(図示省略)を介して天井又は天井に設置されたレール等の取付部に取り付ける。エア吹出し口への装着にあたっては、固定バンドその他の連結具を適宜使用すればよい。
また、可撓性フィルター本体10の外面が不燃性の形状保持部材20によって覆われるため、輸送・運搬時、使用時において可撓性フィルター本体10の損傷が防がれるという利点がある。さらに、可撓性フィルター本体10が直接に吊り下げられるものではないため、可撓性フィルター本体10への荷重負担がなく、型崩れを防止するとともに耐久性を向上させることができる。
可撓性フィルター本体10の内面には、そのほぼ全体を覆うように、通気性を有する不燃性の形状保持部材20が設けられている。
図2に示す例では、図1に示したものと同様、不燃性の形状保持部材20は、両端が開口した筒状体に形成され、可撓性フィルター本体10の開口部11及び先端部12を除く内周面ほぼ全体を覆うように設けられている。先端部12部分の内面も覆うように構成してもよい。
不燃性の形状保持部材20は、可撓性フィルター本体10の形状及び寸法に適合する形状及び寸法を有している。不燃性の形状保持部材20と可撓性フィルター本体10との遊び(クリアランス)はできるだけ小さくするとよい。
可撓性フィルター本体10及び不燃性の形状保持部材20の具体的構成は、図1の例で説明したものと共通するので、その説明を省略する。
また、可撓性フィルター本体10の内面が不燃性の形状保持部材20によって覆われるため、可撓性フィルター本体10にエアが直接当らないから、エアが直接衝突することによるダメージが緩和され、また、空調機使用時、停止時いずれにおいても、可撓性フィルター本体10の形状は殆ど変化しないため、収縮による型崩れ、損傷等を防止することができる。
10 可撓性フィルター本体
11 開口部
12 先端部
20 形状保持部材
Claims (1)
- 一端が閉塞され、他端に開口部を備えた、筒状の可撓性フィルター本体と、通気性を有する不燃性の形状保持部材とを備え、該形状保持部材は、孔を完全に打ち抜かないスリットグリル形状又は鎧戸形状のパンチングメタルからなり、前記可撓性フィルター本体の外面のみのほぼ全体を覆う、ソックフィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007241575A JP5351399B2 (ja) | 2007-09-18 | 2007-09-18 | ソックフィルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007241575A JP5351399B2 (ja) | 2007-09-18 | 2007-09-18 | ソックフィルター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009074702A JP2009074702A (ja) | 2009-04-09 |
JP5351399B2 true JP5351399B2 (ja) | 2013-11-27 |
Family
ID=40609852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007241575A Expired - Fee Related JP5351399B2 (ja) | 2007-09-18 | 2007-09-18 | ソックフィルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5351399B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013160455A (ja) * | 2012-02-06 | 2013-08-19 | Fujimori Sangyo Kk | ソックダクト |
JP6487210B2 (ja) * | 2014-12-27 | 2019-03-20 | フジモリ産業株式会社 | ソックダクト |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57193055U (ja) * | 1981-05-12 | 1982-12-07 | ||
JPS63234929A (ja) * | 1988-03-11 | 1988-09-30 | 株式会社日立製作所 | 電気掃除機 |
JPH0260700A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-01 | Sanyo Electric Co Ltd | 衣類乾燥機のリントフィルター取付装置 |
JPH1068549A (ja) * | 1996-08-26 | 1998-03-10 | Taiko:Kk | 繊維製筒状材からなる加圧式風胴体と繊維製筒状材から なる加圧式風胴体による冷暖房システム |
JP2000230746A (ja) * | 1999-02-05 | 2000-08-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却装置 |
JP2001009225A (ja) * | 1999-06-25 | 2001-01-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | バグフィルタ及びそれに用いるリテーナ |
JP2005261989A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-29 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | バグフィルタ用ケージ |
-
2007
- 2007-09-18 JP JP2007241575A patent/JP5351399B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009074702A (ja) | 2009-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10307007B2 (en) | Arrangement for dispensing curtains | |
US20080028536A1 (en) | Mattress with cooling airflow | |
US6565430B2 (en) | Pliable air duct with dust and condensation repellency | |
US20070140924A1 (en) | Maintenance Free Automatic Odor Control Device and System | |
US12014713B2 (en) | Systems and methods for acoustic absorption | |
JP5351399B2 (ja) | ソックフィルター | |
JP2013160455A (ja) | ソックダクト | |
JP2007021032A (ja) | マスク | |
JP4815399B2 (ja) | ソックフィルター | |
US8434694B2 (en) | Door mounted room deodorizer | |
JP6736281B2 (ja) | フィルター | |
JP2006284149A (ja) | サプライチャンバおよびクリーンブース | |
JP5931798B2 (ja) | 消臭機能を有するダクト | |
ITRM20000012U1 (it) | Dispositivo atto ad eliminare o attenuare la diffusione, in ambiente chiuso, del fumo prodotto dalla combustione del tabacco. | |
US20020127966A1 (en) | Cat odor eliminating system | |
JP2008113935A (ja) | パーツ型フィルター | |
JP2007138399A (ja) | 男子用床置型小便器における床面の乾燥・消臭装置 | |
US9726199B2 (en) | Air freshening system and method | |
JP2019188356A (ja) | 吸水・脱臭材 | |
US20230292947A1 (en) | Operator Friendly Shower Curtains and Methods of Manufacture | |
JPH06201179A (ja) | 気体吹き出しダクト | |
JP2000239963A5 (ja) | ||
JP2002048388A (ja) | 空調用付属装置 | |
JP2006090570A (ja) | 空調機及び空調機の運転方法 | |
JP4711500B2 (ja) | 部屋の換気装置の空気取入用格子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100908 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120911 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130523 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20130524 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20130614 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130813 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5351399 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |