JP2006284149A - サプライチャンバおよびクリーンブース - Google Patents

サプライチャンバおよびクリーンブース Download PDF

Info

Publication number
JP2006284149A
JP2006284149A JP2005108553A JP2005108553A JP2006284149A JP 2006284149 A JP2006284149 A JP 2006284149A JP 2005108553 A JP2005108553 A JP 2005108553A JP 2005108553 A JP2005108553 A JP 2005108553A JP 2006284149 A JP2006284149 A JP 2006284149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clean air
supply chamber
clean
blowing
duct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005108553A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4920197B2 (ja
Inventor
Hiroshi Gomi
弘 五味
Hiroki Arakawa
宏樹 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP2005108553A priority Critical patent/JP4920197B2/ja
Publication of JP2006284149A publication Critical patent/JP2006284149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4920197B2 publication Critical patent/JP4920197B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

【課題】 クリーンブースにおいて,たれ壁等を使用することなく,斜め方向の気流を形成して,周囲の汚染空気の巻き込みを少なくする。
【解決手段】 チャンバの吹き出し面11に通気性を有する布を使用し,吹き出し面11と対向する非通気面12と,吹き出し面11とをチャンバ内で紐21で結ぶ。紐21の長さLは,チャンバ内にクリーンエアを供給した際に,紐21で結ぶ設定位置Pを除いて,その内圧によってクリーンエアの吹き出し方向側に凸に湾曲して膨出するように設定されている。これによって,吹き出し面11の周辺部下方には,斜め外側に向かう気流が形成され,周囲の塵埃を巻き込むことが抑えられる。
【選択図】 図4

Description

本発明は,清浄空気を供給するためのサプライチャンバに係り,所定の通気抵抗を有する変形自在な通気性を有する布等をチャンバの吹き出し面に採用したサプライチャンバ,および当該サプライチャンバを用いたクリーンブースに関するものである。
従来から,例えば工業用クリーンルーム内において限られた空間内の清浄度をより高くするため,クリーンルーム内にクリーンブースを設置して必要時に高清浄度空間を形成する手段が知られている。
しかしながら従来の一般的なクリーンブースは,図13に示したように,清浄空気101の一方向流(例えばダウンフロー)と,ほぼ静止している汚染物質を多く含む周囲空気102の界面においては,一方向流が周囲環境の空気と塵埃を誘引するために,周囲空気102の汚染雰囲気が清浄領域103に入り込み,本来の清浄領域103の周辺部に塵埃拡散領域104が形成されてしまう現象が生じることがあった。この現象による清浄領域103の縮小を防止するために,従来は,以下に示す対策がなされてきた。
(1)吹き出し面の周囲に,たれ壁111を設け,その端部をできるだけ床面112近くまで下げて,このような周囲空気102の汚染雰囲気入り込みを小さくし,塵埃拡散領域104の縮小を図る(図14(a),(b))。
(2)吹き出し面の下面に,斜め下方にも吹き出し部分を備えたパンチング板113を設けたり(図15(a)),ULPAフィルタのろ材114自体を外側に凸の形状に成型し,これによって斜め方向の気流を形成して,汚染域の入り込みを抑制する(図15(b))。
この点に関し本出願人は,半開放型のクリーンブースとして,クリーンエアを一方向に吹き出すクリーンエア吹出口を有し,クリーンエア供給手段に接続されるサプライチャンバが所定の通気抵抗を有する変形自在なシート状の材料によって形成されるタイプのものを出願した(特許文献1)。これは移動,セッティングの容易さ,不要時の収納スペースのコンパクト化等にとって有利であり,作業性や保守性を大幅に向上させたものであった。
特開2001−74286号公報
しかしながら,図14に示した例は,汚染領域が清浄領域に入り込むことを抑える点では確実であるが,このたれ壁111によって吹き出し面下での作業スペースが規制され,作業性等が低下する。しかもたれ壁111が必要となることからその分コストが上昇する。図15(a),図15(b)に示した例も,パンチング板113や湾曲形状のULPAフィルタ114を別途用意する必要があり,また製作コストの上昇を招く。またこれらの部材を別途吹き出し面に取り付けるのは,クリーンブースの軽量コンパクト化,不要時の収納容易性を阻害する。また特許文献1に記載のものも,かかる点に関しては改善の余地があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり,前記したような「たれ壁」や,パンチング板,ULPAフィルタの形状を利用することなく,一方向流の外側に斜め方向の気流を形成して,周囲の汚染空気の巻き込みを少なくして,従来に比べて少ない送風量,小型のチャンバで高清浄な領域を広く確保することを目的とする。
前記目的を達成するため,本発明のサプライチャンバにおいては,チャンバ本体は,吹き出し面と,当該吹き出し面と対向する非通気面と,前記吹き出し面と非通気面との間の側面を構成する非通気性の周面とを有している。そして前記吹き出し面は通気性を有する布,不織布又はシートとで形成され,前記非通気面と,吹き出し面との間の一部とが連結部材によってチャンバ内で結ばれ,チャンバ本体内にクリーンエアを供給した際に,少なくとも前記吹き出し面における周辺部が,前記連結部材の設定位置を除いて,クリーンエアの吹き出し方向側に凸に湾曲して膨出するように,前記連結部材の長さが設定されていることを特徴としている。
前記した従来の技術の問題は,垂直層流のみによって清浄空間を形成している点に起因する。この点本発明によれば,チャンバにおける吹き出し面と対向する非通気面の一部と,吹き出し面の一部との間とが連結部材によってチャンバ内で結ばれ,チャンバ内にクリーンエアを供給した際に,少なくとも前記吹き出し面における周辺部が,前記連結部材の設定位置を除いて,クリーンエアの吹き出し方向側に凸に湾曲して膨出するように,前記連結部材の長さが設定されているので,吹き出し面における周辺部においては,外側へと向けられた斜めの気流が形成される。これによって,外側の非清浄空間の雰囲気を,吹き出し面からの気流によって形成される清浄空間内に巻き込むことが抑えられる。
前記連結部材は吹き出し面全体が凸に湾曲して,本来の特定空間のみに清浄空気を供給するという目的を達成できないことを防止するための,いわば膨らみ防止機能を発揮しているが,この連結部材には線材を用いて,非通気面と吹き出し面とが,吹き出し方向から見て点状に結ぶことが好ましい。こうすることで,吹き出し面は「点」ごとに膨らみが防止され,チャンバ内は全体して均一な内圧が達成され,吹き出し面から均一にクリーンエアを供給することが可能である。また吹き出し面に沿って,湾曲した剛性のある補強材を使用する必要がない。線材には,例えば紐や糸を用いることができる。
前記連結部材は隔壁構成部材であって,非通気面と吹き出し面とが,吹き出し方向から見てこの隔壁構成部材によって線状に結ばれ,かつ前記隔壁構成部材の一部は開放しているようにしてもよい。そのように一部を開放しているので,チャンバ内は全体して均一な内圧が達成され,吹き出し面から均一にクリーンエアを供給することが可能である。前記一部は,吹き出し面における端部に設定してもよい。そうすれば隔壁の遠い側(チャンバ内でエアを取り入れる部位から離れた側)の側面からも放射状の気流を形成してブース(局所空間)内に供給することができる。前記隔壁構成部材は可撓性を有する帯状の材料によって構成されていることが好ましい。またこの場合の帯状の材料は通気性を有するものでも非通気性のものでもよい。
チャンバにおける吹き出し面と対向する非通気面は,変形可能な非通気性のシート状の材料によって構成されていてもよい。かかる場合,さらに周面も非通気性の変形可能なシート状の材料によって構成されていれば,チャンバ内にエアを供給していない状態ではサプライチャンバ全体を折りたたんでコンパクトにすることが可能である。
さらにまた周面の少なくとも一部も,通気性を有する布,不織布又はシートで形成されていてもよい。
また本発明によれば,前記した各サプライチャンバと,このサプライチャンバにクリーンエアを供給する清浄空気供給装置と,前記清浄空気供給装置に設けられ,この清浄空気供給装置からの清浄空気を前記サプライチャンバに供給するダクトとを有し,前記サプライチャンバは,前記ダクト又は支持部材によって前記清浄空気供給装置と一体化されて,かつ吹き出し面が下面に向くように水平に支持されていることを特徴とする,クリーンブースが提供される。
このようなクリーンブースによれば,コンパクトでかつ特定空間に対して,上方から下方へと清浄空気を供給して当該空間を高さ方向に渡って,周囲より高い清浄度の雰囲気とすることが容易であり,また周囲の清浄度の低い空気を当該空間内に巻き込むことが抑えられ,効率よく当該空間の清浄度を高めることができる。なお本発明における「クリーンブース」の語は,単に「局所的に清浄空間をつくる装置」の意味で使用しており,JISZ8122に見られるような「天井面にフィルタを組み込む」,「周囲をビニールのカーテンで区画する」というような要素を持ったものとしては用いていない。このことは後述の実施の形態,ならびに本発明の本質,効果からして明らかである。
また本発明によれば,前記サプライチャンバと,前記サプライチャンバにクリーンエアを供給する清浄空気供給装置とを有し,前記サプライチャンバの吹き出し面が水平方向に向くように,当該サプライチャンバが前記清浄空気供給装置上に設けられていることを特徴とする,クリーンブースが提供される。
かかる構成のクリーンブースによれば,水平方向に清浄空気を供給して当該空間を周囲より高い清浄度の雰囲気とすることが容易であり,また周囲の清浄度の低い空気を当該空間内に巻き込むことが抑えられ,効率よく当該空間の清浄度を高めることができる。したがって,例えば病院の手術台や,より清浄な雰囲気を必要とする物がベルトコンベア上にある場合など,清浄空気の供給対象が水平にある場合には,特に有効である。
そしてチャンバ吹き出し面と対向する非通気面および周面が,各々変形可能な非通気性のシート状の材料によって構成されているサプライチャンバと,前記サプライチャンバにクリーンエアを供給する清浄空気供給装置と,前記清浄空気供給装置に設けられ,この清浄空気供給装置からの清浄空気を前記サプライチャンバに供給するダクトとを有し,このダクトは非通気性の変形可能なシート状の材料によって構成され前記サプライチャンバと一体化され,前記ダクトは,前記清浄空気供給装置の吹き出し口に取り付けられ,前記清浄空気供給装置の吹き出し口からクリーンエアの吹き出しによって,前記ダクトが起立し,かつ前記サプライチャンバは,その吹き出し面が下面に向くように前記ダクトによって水平に支持されるように構成されたことクリーンブースも提案できる。
このようなクリーンブースでは,クリーンエアの供給停止時にはサプライチャンバ,ダクトともコンパクトに折りたたむことができ,クリーンブース全体しても小型,軽量化できる。
かかる場合,前記ダクトは略角筒形状を有し,さらに少なくとも対向する1組の面同士が,ダクト内において膨らみ抑制のための連結部材を介して結ばれていてもよい。連結部材としては,既述したような線材,紐,糸,可撓性を有する帯状のものを用いることができる。
そして前記清浄空気供給装置はケーシング内に収容され,前記サプライチャンバおよびダクトを,前記清浄空気供給装置からのクリーンエアの吹き出し停止時にはこのケーシング内に収容可能な大きさ,形状とすれば,例えば不使用時には,ケーシング内にサプライチャンバ,ダクトを収容することが可能である。この場合,周面を形成する材質が変形可能なものでなくともよいが,チャンバ吹き出し面と対向する非通気面および周面が,各々変形可能な非通気性のシート状の材料によって構成されている場合には,全体して変形可能なやわらかい材質のもので形成されることになり,不使用時の場合には有利である。
さらにまた本発明においては,チャンバ吹き出し面と対向する非通気面および周面が,各々変形可能な非通気性のシート状の材料によって構成されているサプライチャンバと,前記サプライチャンバにクリーンエアを供給する清浄空気供給装置とを有し,前記清浄空気供給装置の吹き出し口からクリーンエアの吹き出しによって,前記サプライチャンバが起立し,その吹き出し面が水平方向に向くように,当該サプライチャンバが前記清浄空気供給装置の吹き出し口に取り付けられているクリーンブースが提案できる。この場合,周面を形成する材質が変形可能なものでなくともよいが,すべてチャンバ吹き出し面と対向する非通気面および周面が,各々変形可能な非通気性のシート状の材料によって構成されている場合には,全体してやわらかい材質のもので形成されることになり,不使用時の場合には有利である。
かかる場合も,前記清浄空気供給装置はケーシング内に収容され,前記サプライチャンバを,前記清浄空気供給装置からのクリーンエアの吹き出し停止時にはこのケーシング内に収容可能な大きさ,形状とすればさらに好ましい。
なお清浄空気供給装置の下面にキャスタを設ければ,クリーンブース全体の移動が容易であり,必要なときにだけ所望の場所に清浄空間を創出することが簡易迅速になしえる。
本発明によれば,格別な部材を外部に取り付けることなく,周囲の空気の巻き込みを抑えることができ,従来と比較して少ない送風量で,所期の清浄な領域を確保することが可能である。
図1は,本実施の形態にかかるクリーンブース1の側面を示しており,このクリーンブース1は,例えば半導体製造プロセスが行われるクリーンルームR内に設置され,さらにクリーンルームR内において高清浄度の作業空間を創出する際に使用される。
クリーンブース1は,清浄空気供給装置2と,この清浄空気供給装置2からサプライチャンバ3へとクリーンエアを送るためのダクト4とを有している。清浄空気供給装置2は,ケーシング内にファン,ULPAフィルタ等を有しており,周囲の空気を吸い込んでこれをろ過し,ダクト4へとクリーンエアを供給する構成を有している。清浄空気供給装置2の下面には自在キャスタ5が設けられている。
サプライチャンバ3のチャンバ本体10は,図2,図3,図4に示したように,吹き出し面11と,吹き出し面と対向する非通気面12と,吹き出し面11と非通気面12との間の周面を構成する非通気性の側板13とを有し,全体として略直方体の形状を有している。
吹き出し面11は通気性を有する布,不織布またはシートで形成されている。吹き出し面を形成する通気性を有する布としては,例えばポリエステル100%長繊維の織物で通気性のあるもの(クリーンルーム用無塵衣として一般的に使われているもの)を挙げることができる。また通気性を有する不織布としては,ポリエステル100%長繊維の不織布や,テフロン(デュポン社の登録商標)メンブレン,あるいは布と不織布をラミネート構造にしたものを用いてもよい。このような複合素材によって,ケバ立ち等が無くなり,不織布のフィルタ性能を維持しつつ布としての耐久性が向上する。テフロンメンブレンラミネート構造品,例えばゴアテックス(ゴアテックス社の登録商標)を用いてもよい。通気性を有するシートとしては,微細な孔が多数形成された合成樹脂性のシートを例示できる。
非通気面12には,適宜のパネル材を用いてもよいが,本実施の形態では,非通気性の布やシートを用いている。非通気性の布としては,例えばポリエステル100%長繊維の織物で通気性の小さいもの(例えばファン付きの陰圧クリーンスーツに使われているもの)を挙げることができる。非通気性のシートとしては,例えばポリエチレンフィルム,軟質塩化ビニルのシートを用いることができる。また完全な非通気性を持たなくとも,例えばJIS L 1096による通気度が2(cc/cm/sec)以下のものであれば,好適に使用することができる。
いずれにしろ,サプライチャンバ3に使用する通気性,非通気性の布,不織布,シートは,洗濯が可能で,発塵が少なく,また繰り返しの折り曲げ等に強い,軽量でも引き裂き・引っ張り強度が高い,伸びが少ない等の条件を満たすものが好ましい。
そして吹き出し面11と非通気面12との間は,図4に示したように,チャンバ内で紐21よって結ばれている。本実施の形態においては,図2,図3に示したように,格子の交点部分(設定位置P)に,点状になるように複数の箇所で吹き出し面11と非通気面12とが等間隔でほぼ均等に結ばれている。その際のチャンバ内の紐21の長さLは,図4に示したように,チャンバ内にクリーンエアを供給した際に,前記紐21で結んだ設定位置Pを除いて少なくとも前記吹き出し面11における周辺部,すなわち側板13に近い側が,そのときの内圧によってクリーンエアの吹き出し方向側に凸に湾曲して膨出するように設定されている。
本実施の形態にかかるクリーンブース1は以上のように主要部が構成されており,清浄空気供給装置2からのクリーンエアがダクト4を介してサプライチャンバ3のチャンバ内に供給されると,図4に示したように,吹き出し面11から下方にクリーンエアが吹き出される。送風条件としては,平均面風速で0.1〜0.5m/s程度で,チャンバ内の内圧(周囲空気との差圧)は50〜200Paが好ましい。
そのようにしてクリーンエアが吹き出されるときの吹き出し面11は,設定位置Pを除いて吹き出し方向側に凸に湾曲する。したがって,湾曲した領域の周辺部分では,外側に向けて斜めの気流が形成される。その結果,吹き出し面11の周辺部では,周囲雰囲気との界面部分での周囲雰囲気の巻き込みが抑えられ,吹き出されたクリーンエアによって形成される清浄空間への塵埃等の侵入が抑制される。これによって,従来のように清浄領域Aが縮小することはない。
さらにまた本実施の形態においては,吹き出し面11と非通気面12とが紐21を介して複数の設定位置Pにてほぼ均等に等間隔で結ばれ,紐21の長さLが同一であるから,クリーンエアがサプライチャンバ3内に供給されると,サプライチャンバ3全体の厚みがほぼ均一なものとなる。
しかも従来のようにたれ壁を使用する必要はないので,図1に示したように,サプライチャンバ3の下方の清浄領域Aには,機器Gを操作する作業員Hの作業を妨げるような障害物は何もなく,作業環境は良好である。なおクリーンブース1が設置される環境が,例えば横方向からの気流が強い場所(たとえば近傍に水平方向の気流を吹き出す装置が設置されている場所)では,クリーンブース1によって形成された清浄領域を確保するために,シート状の垂れ幕などをサプライチャンバ3の側面(周面)に,面ファスナーやファスナー,その他留めボタンなどを利用して取り付けてもよい。
次に本発明の効果を調べるために図10の装置を使用して実際に行った実験結果を示す。実験条件については,まずクリーンブース1が設置されている周囲環境Xの塵埃濃度(0.1μm径以上の大きさを有するパーティクルの数)は,34860個/m(987個/ft)であった。そして吹き出し面11を構成する布の通気度が49.8(cc/cm/sec)の前記ラミネート素材を使用した。吹き出し風速については,図5に示したように,設定位置Pの下方で,0.4〜0.7m/s,それ以外の部分(凸に湾曲した面の下方)では,平均で0.27〜0.35m/sであった。そして吹き出し面11の垂直下方の領域を本来の清浄領域Yとして,それより少し外側の領域を測定領域Zとした。そして測定領域Z内において,清浄領域Yよりも50mm外側の位置の上下に測定箇所M,Nを設定した。測定箇所Mは,吹き出し面11よりも500mm下方の位置,測定箇所Nは,測定箇所Mよりもさらに500mm下方の位置に設定されている。すなわち図5において,D1=50mm,D2=500mm,D3=500mmである。
そして測定箇所N,測定箇所Mにおいて,塵埃濃度(0.1μm径以上の大きさを有するパーティクルの数)を測定した結果,いずれも0個/m(すなわち,塵埃のカウント数が0)であった。したがって,本来の清浄領域Yにおいても,当然塵埃濃度は0個/mであり,また結果的に清浄領域が本来の清浄領域Yよりも少なくとも50mm外側に広がったことが確認できる。
前記実施の形態にかかるクリーンブース1は,垂直下方にクリーンエアを吹き出すべく,サプライチャンバ3がダクト4によって水平に支持されたものであったが,ダクト4によって支持する必要はなく,例えば適宜の支持部材によって水平に支持してもよい。
さらにまた図6に示したクリーンブース31のように,デスクワークを行う環境においては,サプライチャンバ3を清浄空気供給装置2の上に垂直に支持して,吹き出し面11を水平方向に向けるようにしてもよい。またこのような構成のクリーンブース31は,たとえば患者を診察する診察台,手術する手術台の脇に設置することで,上からの照明を妨げることなく,これら診察台,手術台の置かれた空間を容易に高清浄度空間とすることができる。
さらに前記実施の形態においては,吹き出し面11と非通気面12とは,吹き出し方向からみて紐21によって点状となるように結ばれていたが,図7,図8,図9に示したように,チャンバの内部で帯状の隔壁部材41によって線状に結ばれていてもよい。
かかる場合,図7〜図9の例では,吹き出し面11におけるダクト4側の端部42から対向する端部43側へと線状に結ばれ,さらに端部43側近傍では,開放している。すなわち隔壁部材41の長手方向の長さW1は,吹き出し面11における端部42,43間の長さW2よりも短くなっている。なお隔壁部材41は,非通気面12に採用した材料と同じ非通気性のシート等を使用している。また隔壁部材41の長さ(高さ)Lは,前記した紐21と同様,図8,図9に示したように,チャンバ内にクリーンエアを供給した際に,設定位置Qを除いて少なくとも前記吹き出し面11における周辺部が,そのときの内圧によってクリーンエアの吹き出し方向側に凸に湾曲して膨出するように設定されている。
このように線状に吹き出し面11と非通気面12とを結べば,例えば大きなチャンバを形成するような場合でチャンバ内の圧力を高くする必要が生じたときに,吹き出し面11と非通気面12との結合強度を高くしてこれに対処することができ,また線状に力を受けてこれを分散させることが可能であり,チャンバの強度を好適に高めることができる。なお製作にあたっては,例えば吹き出し面11と非通気面12を構成する布の間に,チャンバ高さと同じ非通気性の布の帯を置いて外から例えばミシンで縫えば,容易にこれをなしえる。
また本実施の形態では,端部43側近傍が開放しているため,チャンバ内の圧力は均一になり,しかも端部43近傍での吹き出し面も,クリーンエア供給の際には,吹き出し方向側に凸に湾曲してこれを膨出させることができ,端部43の下方においても,外側に向かう斜めの気流を形成して,周囲雰囲気からの塵埃の巻き込みを抑えることが可能である。なお端部42側では,ダクト4が配置されているので,このダクト4がいわば「たれ壁」として機能するので,端部42下方においては,もともと周囲雰囲気からの塵埃の巻き込みはほとんどない。
なお以上の実施の形態においては,周面を構成する部材に,非通気性の側板13を使用したが,それに代えて,非通気性の布,シート等の薄膜材を用いてもよい。さらに非通気性の側板13に代えて,通気性のある布,不織布,シートを使用すれば,周面方向にも容易に清浄空気を供給することが可能である。
図10にはさらに他の実施の形態にかかるクリーンブース51を示した。このクリーンブース51に使用されるサプライチャンバ52の吹き出し面53は,前記した実施の形態におけるクリーンブース1のサプライチャンバ3における吹き出し面11と同様,設定位置Pにおいて非通気面54と紐を介して結ばれており,また非通気面54についても,サプライチャンバ3の非通気面12と同様非通気性の布やシートが用いられている。そしてこのサプライチャンバ52の周面を形成する4つの側面55についても,非通気性の布やシートが用いられている。
このサプライチャンバ52は,ダクト61と一体化されている。このダクト61は,全体として角筒形状をなし,その材質には非通気面54と同様,非通気性の布やシートが用いられている。そしてダクト61において対向する1組の面62,63が,サプライチャンバ52と同様に紐64を介して格子の交点の位置にて,ほぼ均等に等間隔で結ばれている。
本実施の形態にかかるクリーンブース51に採用された清浄空気供給装置は,ファンフィルタユニット71である。このファンフィルタユニット71は,図11,図12にも示したように,ケーシング72内に収容されている。ファンフィルタユニット71自体は,下部に吸い込み口73を有し,それに続いて上部に送風機74を備え,さらに送風機74の吹き出し側に,例えば四面がパネル材等によって囲まれたHEPAフィルタなどの浄化フィルタ75が設けられている。そして浄化フィルタ75の下流側に吹き出し口76が形成されている。
ケーシング72は底面が開口し,4つの側面がパネル材77によって構成されている。そしてケーシング72の上部開口部の縁部には,この開口部を閉鎖自在な蓋体78がヒンジ等によって回動自在に設けられている。ダクト61の端部開口部61aは,ファンフィルタユニット71の吹き出し口76に気密に設けられている。本実施の形態においては,フランジ80でダクト61の開口部周縁を挟み込んで蝶ナット等の締め付け固定部材79で締め付け固定している。
本実施の形態にかかるクリーンブース51は,以上の構成を有しており,ファンフィルタユニット71を作動させると,吹き出し口76から吹き出されるクリーンエアは,ダクト61を経由してサプライチャンバ52に供給され,その吹き出し面53から下方に吹き出されるが,本実施の形態においては,非通気面54のみならず,周面55,ダクト61が非通気性の布やシートで構成されているので,図10に示したようにクリーンエア供給時の内圧で,サプライチャンバ52,ダクト61が膨らんで,各々略直方体の形状となって,この形状が維持される。そしてダクト61自体は,それを構成する対向する1組の面62,63が,紐64を介してほぼ均等に等間隔で結ばれているので,ダクト61の厚みが全体として均一なものとなる。しかも複数の紐64によってダクト61にかかる圧力が分散されているので,十分な強度が確保されている。
そしてファンフィルタユニット71の作動を停止すれば,ダクト61,サプライチャンバ52の内部圧力は外部と同一になり,図11に示したように略直方体の形状を失って,ほぼ扁平な袋状となる。したがって,これを折りたたむことにより,図12に示したように,ケーシング72内に収納することができる。図12に示したように蓋体78を閉じれば,格別梱包しなくとも使用した環境と同じクリーン度で密閉できる。密閉性をさらに高めるには,適宜ガスケットを挿入したり,さらにはバックルなどによって蓋体78とパネル77との密閉性を向上させればよい。
また本実施の形態では,ダクト61とサプライチャンバ52が一体化され,あたかも1つの袋状になっていて,ダクト61の開口部がファンフィルタユニット71の吹き出し口46に蝶ナット79によって締め付け固定されているので,ダクト61,サプライチャンバ52をファンフィルタユニット71から取り外すことが容易であり,その交換が簡単で,またダクト61,サプライチャンバ52が汚れた場合には,これらを洗濯して再使用することも可能である。
この実施の形態にかかるクリーンブース51は,サプライチャンバ52,ダクト61をすべて布,不織布,シート等の材料で構成したが,これら材質を適宜選択することで,クリーンエア供給時のこれらクリーンブース51は,サプライチャンバ52自体からの発塵を抑えることができる。
なおこの実施の形態にかかるクリーンブース51において,サプライチャンバ52,ダクト61のエア供給時の自立性,形状維持度を高めるには,図10に示したように,例えば伸縮自在なポール80,81を各々サプライチャンバ52の内部又は外部の両側,ダクト61の内部又は外部の両側に取り付ければよい。
この実施の形態にかかるクリーンブース51は,いわば図1に示したクリーンブース1のサプライチャンバ3,ダクト4を全て布,不織布,シート等の変形可能な材質で構成し,不使用時においてはサプライチャンバ52,ダクト61をケーシング72内に格納できるようにしたものであったが(伸縮自在なポール81,82がある場合にもこれらをケーシング72内に格納可能である),同様にして,図6に示した水平吹き出しタイプのクリーンブース31についても,吹き出し面11のみならず,それと対向する非通気面,さらには周面について布,不織布,シート等の変形可能な非通気性の材質で構成することにより,使用時には図6のようにチャンバ内に供給されるサプライチャンバ3自体が起立し,不使用時には図12に示したようにサプライチャンバ3をケーシング内に収納できる構成とすることが可能である。
実施の形態にかかるクリーンブースの側面図である。 図1のクリーンブースに使用したサプライチャンバの底面図である。 図1のクリーンブースに使用したサプライチャンバの斜視図である。 図1のクリーンブースに使用したサプライチャンバの縦断面図である。 図1のクリーンブースに使用したサプライチャンバの効果を調べる様子を示す縦断面図である。 他の実施の形態にかかるクリーンブースの側面図である。 他の実施の形態にかかるサプライチャンバの斜視図である。 図7のサプライチャンバの底面図である。 図7のサプライチャンバの縦断面図である。 他の実施の形態にかかるクリーンブースの斜視図である。 図10のクリーンブースのエア供給停止時のケーシング内の様子を示す側面図である。 図10のクリーンブースの不使用時のケーシング内の様子を示す側面図である。 従来技術にかかるサプライチャンバの問題点を示す説明図である。 図13のサプライチャンバにたれ壁をつけた様子を示す説明図である。 従来技術を示す説明図であり,(a)は吹き出し面にパンチング板を取り付けた例,(b)は吹き出し面にULPAフィルタを凸に湾曲させて取り付けた例を示している。
符号の説明
1,31,51 クリーンブース
2 清浄空気供給装置
3,52 サプライチャンバ
4 ダクト
5 キャスタ
11 吹き出し面
12 非通気面
21 紐
41 隔壁部材
42,43 端部
A 清浄領域
L 長さ
P,Q 設定位置

Claims (16)

  1. クリーンエアを一定の空間に供給する際に用いるサプライチャンバであって,
    チャンバ本体は,吹き出し面と,当該吹き出し面と対向する非通気面と,前記吹き出し面と非通気面とに直交し,これらの間の側面を構成する周面とを有し,
    前記吹き出し面は通気性を有する布,不織布又はシートで形成され,
    前記非通気面の一部と吹き出し面の一部との間が,チャンバ内で連結部材を介して結ばれ,
    チャンバ本体内にクリーンエアを供給した際に,少なくとも前記吹き出し面における周辺部が,前記連結部材の設定位置を除いて,クリーンエアの吹き出し方向側に凸に湾曲して膨出するように,前記連結部材の長さが設定されていることを特徴とする,サプライチャンバ。
  2. 前記連結部材は線材であって,非通気面と吹き出し面とが,吹き出し方向から見てこの線材によって点状に結ばれていることを特徴とする,請求項1に記載のサプライチャンバ。
  3. 前記線材は紐または糸であることを特徴とする,請求項2に記載のサプライチャンバ。
  4. 前記連結部材は隔壁構成部材であって,非通気面と吹き出し面とが,吹き出し方向から見てこの隔壁構成部材を介して線状に結ばれ,かつ前記隔壁構成部材の一部は開放していることを特徴とする,請求項1に記載のサプライチャンバ。
  5. 前記一部は,吹き出し面における端部であることを特徴とする,請求項4に記載のサプライチャンバ。
  6. 前記隔壁構成部材は可撓性を有する帯状の材料によって構成されていることを特徴とする,請求項4又は5に記載のサプライチャンバ。
  7. チャンバの非通気面は,変形可能な非通気性のシート状の材料によって構成されていることを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載のサプライチャンバ。
  8. 前記周面は,非通気性の変形可能なシート状の材料によって構成されていることを特徴とする,請求項7に記載のサプライチャンバ。
  9. 少なくとも前記周面の一部は,通気性を有する布,不織布又はシートで形成されたことを特徴とする,請求項1〜8のいずれかに記載のサプライチャンバ。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のサプライチャンバと,
    前記サプライチャンバにクリーンエアを供給する清浄空気供給装置と,
    前記清浄空気供給装置に設けられ,この清浄空気供給装置からの清浄空気を前記サプライチャンバに供給するダクトとを有し,
    前記サプライチャンバは,前記ダクト又は支持部材によって前記清浄空気供給装置と一体化されて,かつ吹き出し面が下面に向くように水平に支持されていることを特徴とする,クリーンブース。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載のサプライチャンバと,
    前記サプライチャンバにクリーンエアを供給する清浄空気供給装置とを有し,
    前記サプライチャンバの吹き出し面が水平方向に向くように,当該サプライチャンバが前記清浄空気供給装置に設けられていることを特徴とする,クリーンブース。
  12. 請求項1,8又は9に記載のサプライチャンバと,
    前記サプライチャンバにクリーンエアを供給する清浄空気供給装置と,
    前記清浄空気供給装置に設けられ,この清浄空気供給装置からの清浄空気を前記サプライチャンバに供給するダクトとを有し,
    前記ダクトは非通気性の変形可能なシート状の材料によって構成され,前記サプライチャンバと一体化され,
    前記ダクトは,前記清浄空気供給装置の吹き出し口に取り付けられ,
    前記清浄空気供給装置の吹き出し口からクリーンエアの吹き出しによって,
    前記ダクトが起立し,かつ前記サプライチャンバは,その吹き出し面が下面に向くように前記ダクトによって水平に支持されるように構成されたことを特徴とする,クリーンブース。
  13. 前記ダクトは略角筒形状を有し,さらに少なくとも対向する1組の面同士は,ダクト内において膨らみ抑制のための連結部材を介して結ばれていることを特徴とする,請求項12に記載のクリーンブース。
  14. 前記清浄空気供給装置はケーシング内に収容され,前記サプライチャンバおよびダクトは,前記清浄空気供給装置からのクリーンエアの吹き出し停止時にはこのケーシング内に収容可能な大きさ,形状を有していることを特徴とする,請求項12又は13に記載のクリーンブース。
  15. 請求項1,8又は9に記載のサプライチャンバと,
    前記サプライチャンバにクリーンエアを供給する清浄空気供給装置とを有し,
    前記清浄空気供給装置の吹き出し口からクリーンエアの吹き出しによって,
    前記サプライチャンバが起立し,その吹き出し面が水平方向に向くように,当該サプライチャンバが前記清浄空気供給装置の吹き出し口に取り付けられていることを特徴とする,クリーンブース。
  16. 前記清浄空気供給装置はケーシング内に収容され,前記サプライチャンバは,前記清浄空気供給装置からのクリーンエアの吹き出し停止時にはこのケーシング内に収容可能な大きさ,形状を有していることを特徴とする,請求項15に記載のクリーンブース。
JP2005108553A 2005-04-05 2005-04-05 クリーンブース Active JP4920197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005108553A JP4920197B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 クリーンブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005108553A JP4920197B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 クリーンブース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006284149A true JP2006284149A (ja) 2006-10-19
JP4920197B2 JP4920197B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=37406261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005108553A Active JP4920197B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 クリーンブース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4920197B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100291859A1 (en) * 2007-05-03 2010-11-18 Dan Allan Robert Kristensson Ventilating device for providing a zone of clean air.
JP2012112553A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Takasago Thermal Eng Co Ltd 膜式自立サプライチャンバ装置
JP2013002675A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Takasago Thermal Eng Co Ltd ダクト接続構造、膜式ダクト、局所清浄装置およびサプライチャンバ
JP2019100594A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 ダイダン株式会社 クリーンブース

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS537875A (en) * 1976-07-12 1978-01-24 Tabuchi Seisakusho Kk Water stop valve mechanism with filter
JPS5313256A (en) * 1976-07-22 1978-02-06 Yoshinobu Yoshida Bedding drying method and air reserving means for drying bedding
JPH029740A (ja) * 1988-06-28 1990-01-12 Otsuka Chem Co Ltd 珪酸カルシウム水和物成形体及びその製造方法
JP2001074286A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Takasago Thermal Eng Co Ltd 清浄空間の形成方法及びクリーンブース
JP2002143697A (ja) * 2000-11-08 2002-05-21 Jiyaruko:Kk 防塵ブース

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS537875A (en) * 1976-07-12 1978-01-24 Tabuchi Seisakusho Kk Water stop valve mechanism with filter
JPS5313256A (en) * 1976-07-22 1978-02-06 Yoshinobu Yoshida Bedding drying method and air reserving means for drying bedding
JPH029740A (ja) * 1988-06-28 1990-01-12 Otsuka Chem Co Ltd 珪酸カルシウム水和物成形体及びその製造方法
JP2001074286A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Takasago Thermal Eng Co Ltd 清浄空間の形成方法及びクリーンブース
JP2002143697A (ja) * 2000-11-08 2002-05-21 Jiyaruko:Kk 防塵ブース

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100291859A1 (en) * 2007-05-03 2010-11-18 Dan Allan Robert Kristensson Ventilating device for providing a zone of clean air.
US8308536B2 (en) * 2007-05-03 2012-11-13 Airsonett Operating Room Innovation Ab Ventilating device for providing a zone of clean air
JP2012112553A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Takasago Thermal Eng Co Ltd 膜式自立サプライチャンバ装置
JP2013002675A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Takasago Thermal Eng Co Ltd ダクト接続構造、膜式ダクト、局所清浄装置およびサプライチャンバ
JP2019100594A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 ダイダン株式会社 クリーンブース

Also Published As

Publication number Publication date
JP4920197B2 (ja) 2012-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7753977B2 (en) Air filtration system having a removable diffuser
US7833305B1 (en) Filter device
EP2537600B1 (en) Environmental containment unit and method for isolating a work area.
KR102163175B1 (ko) 모바일 클린룸 장치
US20070202798A1 (en) Method And A Device For Ventilation And Airborne Decontamination By Mixing Using Blow And Suction Flows Attached By The Coanda Effect
US5645480A (en) Clean air facility
JP4920197B2 (ja) クリーンブース
WO2014084041A1 (ja) 送風装置及び送風装置を備える防護服
JP2011234929A (ja) 屋内簡易設置型陰圧方式隔離室
JP7478655B2 (ja) クリーンブース
US5395429A (en) Diffusion panel for use in ultra-clean environments and method for employing same
JPH0678959A (ja) リカバリークリーンブース
JP2011031019A (ja) 感染防止装置および感染防止システム
JP3959209B2 (ja) クリーンブース
US11000665B2 (en) Filter and device for artificial respiration having a filter
JP2005002645A (ja) 内部空間を陰圧又は陽圧にできるテント
JP5014815B2 (ja) エアシャワー装置
JP4808484B2 (ja) サプライチャンバの連結構造及びクリーンブース
JP4210197B2 (ja) 整流板付排気口用フィルタ装置
JP5372647B2 (ja) 感染防止装置および感染防止システム
US20220297044A1 (en) Multi-compartment negative air filtration
JP4743379B2 (ja) クリーンルーム
CN214701187U (zh) 围挡结构及具有其的单向流设备
JP7121072B2 (ja) 局所換気装置及び当該装置を用いた局所換気方法
JP2014109427A (ja) クリーンベンチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4920197

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3