JP6032682B2 - 空調用ソックダクト - Google Patents

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この発明は、食品加工工場などの空調設備に用いられるソックダクトに関する。
この種のものとして、図3〜図6に示した空調用ソックダクトが従来から知られている。
図示の空調用ソックダクトは、通気性を有する帯電不織布を筒状にするとともにその先端を閉じて袋状にしたダクト本体1からなる。このようにしたダクト本体1は、その開口部2を空調装置3のエア噴出口部4に取り付け、この開口部2の周囲を金属製の締付バンドBで締め付けて、ダクト本体1を上記エア噴出口部4にしっかりと止めるようにしている。
上記のようにしたダクト本体1には、その長手方向に沿って図4,5に示す吊り穴5を複数設けている。
一方、天井6にはガイドレール7を設けるとともに、このガイドレール7にフック等の複数の引掛け部材8を移動可能に設けている。
そして、ガイドレール7に設けた引掛け部材8を上記吊り穴5に引掛け、ダクト本体1を天井6に沿って伸縮できるようにしている。
したがって、あらかじめ折りたたんだダクト本体1の開口部2を、空調装置3のエア噴出口部4に取り付けてから、吊り穴5に上記引掛け部材8を順次引掛けることによって、天井6に取り付けることができる。
そして、ダクト本体1を天井6に取り付けたら、このダクト本体1に空調装置3からのエアを吹き込めば、ダクト本体1は図3,4に示すように円柱状に膨らむ。
上記のように空調装置3からのエアすなわち冷気を、直接室内に噴出させるのではなく、ダクト本体1に一端吹き込んでからその冷気を室内に導くようにしたのは、次の理由からである。
例えば、食品加工工場などでは、空調装置3のエア噴出口部4から冷気を直接噴出させると、風の当たり具合によっては食品を乾燥させたりする。
それだけではなく、室内に温度ムラができ、場所によっては特定の人だけに極度な寒さを感じさせたりして、作業環境を悪化させてしまう。
また、空調装置3のエア噴出口部4から冷気を直接噴出させるということは、空調装置3の中で発生した種々の細菌やカビあるいは装置内の異物などが室内に噴出されるので、食品衛生上も好ましくない。
そこで、上記のように空調装置3のエア噴出口部4に空調用ソックダクトを取り付けて、いろいろな問題を解決している。
また、ダクト本体1は、数メートルのものから10メートルを超すものがあるなど、その全長が長くなるので、冷気が吹き込まれたダクト本体1内はかなりの高圧になる。
ダクト本体1がこの高圧に耐えてエア噴出口部4から抜け出ないようにするために、上記締付バンドBが必要とされるが、上記したようにダクト本体1内の圧力に耐える強い締付力を発揮させるために、この締付バンドBは金属製であることが求められる。
しかも、この締付バンドBは、その締付力を一定に保つために、図6に示す構成にしている。すなわち、締付バンドBは、そのリング部9の一端側と他端側とを互いに重ね合わせるとともに、その一端側には支点部10を中心に回動可能にしたレバー11を設けている。このレバー11であって上記支点部10よりも離れた位置に引掛けピン12を設け、この引掛けピン12に、ばね部材13の一端に設けたフック13aを引掛ける一方、このばね部材13の他端に設けたフック13bを、上記リング部9の他端側に形成した調整穴14に引掛けている。
そして、上記レバー11を図示の状態に保つことによって、ばね部材13のばね力がリング部9の締付力になるようにしている。
特開2013−160455号公報
上記のようにした空調用ダクトでは、ダクト本体1をエア噴出口部4に止める金属製の締付バンドBに結露ができてしまう。
例えば、食品加工工場などでは、室温をかなり低くして食品の鮮度を維持するが、そのために、例えばエア噴出口部4の周囲と、室内との温度差が3度前後と大きくなってしまう。
また、締付バンドBは、その締付力を維持するために金属製にしているので、熱伝導率が高く、エア噴出口部4の周囲の低温が締付バンドBに伝わり、締付バンドBも室温よりも3度前後低くなる。そのために、締付バンドBに結露ができてしまう。
特に、締付バンドBは上記したようにレバー11やばね部材13などを備えているので、そこにできた結露が流れやすいとともに、流れ出した水滴はリング部9の下側に集中し、そこから室内に落ちる。しかし、結露としてできた水滴が、例えば作業テーブルなどに落ちれば食品衛生上好ましいことではないので、食品加工工場などでは、結露を防ぐ手段が強く望まれていた。
このような状況の中で、従来の空調用ソックダクトでは、結露ができるのを防ぐことができないという問題があった。
この発明の目的は、きわめて簡単な構造で、結露の発生を確実に防ぐことができる空調用ソックダクトを提供することである。
この発明は、空調用ソックダクトに関するもので、通気性を有する袋状のダクト本体の開口部が空調装置のエア噴出口部の外周に嵌められ、ダクト本体の開口部の外周が、金属製の締付バンドで締め付けられてエア噴出口部に固定される。
そして、第1の発明は、上記ダクト本体の開口部には、その周方向に沿ってリング状の断熱部が設けられ、この断熱部は上記締付バンドと上記エア噴出口部との間に介在される。
なお、上記断熱部は、その開口部の外周あるいは内周のいずれに設けてもよい。
第2の発明は、上記リング状の断熱部を弾性的に伸縮可能にするとともに、自然長を保った上記断熱部の外径をダクト本体の上記開口部の内径よりも小さくし、断熱部の内径をエア噴出口部の外径より小さくしたものである。そして、上記断熱部をその弾性に抗してその径を拡大しながら、ダクト本体をエア噴出口部に取り付けるとともに、その径の拡大する力を開放した取り付け状態において断熱部が収縮状態を保てるようにしている。
第1の発明の空調用ソックダクトによれば、ダクト本体の開口部に断熱部を設けたので、断熱部の部分を締付バンドで締め付ければ、締付バンドには空調装置のエア噴出口部の温度がほとんど伝わらない。締付バンドにエア噴出口部の温度がほとんど伝わらないので、締付バンドには結露ができない。
このようにダクト本体を締め付ける締付バンドに結露ができないので、結露による水滴が落ちたりせず、食品加工工場などでは食品衛生を厳しく管理できることになる。
しかも、ダクト本体の開口部に断熱部を設けるだけでよいので、構造が簡単でしかも安価である。それにもかかわらず、食品加工工場のような現場で強く求められていた結露の発生を確実に防止できるので、その費用対効果は計り知れないものがある。
また、上記エア噴出口部の外周と上記金属製の締付バンドとの間に、上記ダクト本体の上記開口部及び上記断熱部を介在させたので、締付バンドでダクト本体を押さえて、ダクト本体と断熱部とが分離するのを防止できる。

第2の発明の空調用ソックダクトによれば、伸縮可能な断熱部を設けたので、ダクト本体を上記エア噴出口部に取り付ける作業過程で、断熱部をエア噴出口部にはめてしまえば、断熱部の収縮力の作用で、ダクト本体がエア噴出口部から抜けないので、作業効率が良くなる。
第1実施形態の要部の断面図である。 第2実施形態の要部の断面図である。 従来の空調用ソックダクトを示すもので、複数のダクト本体を空調装置に取り付けた状態の説明図である。 上記従来の空調用ソックダクトを示すもので、特定のダクト本体を空調装置に取り付けるとともに、それを天井に吊るした状態の一部断面説明図である。 上記従来の空調用ソックダクトを示すもので、ダクト本体の開口部側を示す部分斜視図である。 締付バンドの要部を示す正面図である。
図1に示した第1実施形態は、ダクト本体1の開口部2に断熱部15を備えた点に特徴を有するもので、その他の構成は図3〜図6に示す構成と同じである。したがって、空調装置3を含めて従来と同じ構成要素には、同一符号を用いて説明する。
上記ダクト本体1の開口部2には断熱材からなる断熱部15を設けている。そして、この第1実施形態における断熱部15は、空調装置3のエア噴出口部4に対して摩擦力が大きく、しかも伸縮自在な弾性を有するゴムからなっている。
上記のようにした断熱部15は、リング状にするとともに上記ダクト本体1の上記開口部2の内周全長にわたって連続的に設けている。そして、このようにした断熱部15は、縫合部16でダクト本体1の開口部2に縫合されている。
なお、上記縫合状態においても、このダクト本体1はその径を拡大する方向に伸ばすことができるようにしている。
ただし、リング状の上記断熱部15の外径は、ダクト本体1の開口部2の内径より小さくするとともに、断熱部15の内径はエア噴出口部4の外径よりも小さくしている。
したがって、断熱部15が自然長を保っているときには、ダクト本体1の開口部2にしわができている状態になり、この開口部2のしわを伸ばすようにして断熱部15の径をその弾性に抗して拡大できるようにしている。
また、断熱部15の径を上記のように拡大しながら、ダクト本体1の開口部2をエア噴出口部4に取り付け、その後に断熱部15の径を拡大する力を開放すれば、断熱部15がエア噴出口部4の外周に密着する。しかも、エア噴出口部4に対して断熱部15の収縮力が締付力として作用し、この締付力が断熱部15の摩擦力と相まって、ダクト本体1がエア噴出口部4から抜けるのを防ぐことができる。したがって、締付バンドBで締め付けなくても、ダクト本体1を一時的に取り付けることができ、その分、作業効率が良くなる。
上記のようにしてダクト本体1をエア噴出口部4に一時的に取り付けたら、断熱部15に相当する部分を締付バンドBで締め付ける。このときには、図1に示すように、上記縫合部16を締付バンドBよりも開口部2の先端側に位置させる。
このように締付バンドBの締付位置を特定することによって、エア噴出口部4から抜け出る力がダクト本体1に作用しても、その力を締付バンドBで受けるので、縫合部16が破れたりしなくなる。
また、断熱部15は、開口部2の内周全長にわたって設けているので、締付バンドBの締付力がダクト本体1を介して断熱部15に均等に作用する。したがって、エア噴出口部4に対して、断熱部15の摩擦力も均等に作用し、断熱部15も含めてダクト本体1がエア噴出口部4から抜けてしまうのを防ぐことができる。
さらに、締付バンドBの締付力がダクト本体1を介して断熱部15に均等に作用するので、上記縫合部16に偏った力が作用せず、縫合部16が部分的にほつれたりしなくなる。
いずれにしても、この第1実施形態によれば、断熱部15を設けたので、金属製の締付バンドBにはエア噴出口部4の温度が直接伝わらない。したがって、エア噴出口部4の温度と室温とに差があっても、締付バンドBはほぼ室温に保たれるので、結露など発生しない。
しかも、ダクト本体1の開口部2の内周全長にわたってリング状の断熱部15を沿わせ、この断熱部15とダクト本体1の開口部2とを縫合するという簡単な構成なので、製造コストも安価ですむ。このように構造が簡単で安価にもかかわらず、食品加工工場のような現場で強く求められていた結露の発生を確実に防止できるので、その費用対効果は計り知れないものがある。
図2に示した第2実施形態は、ダクト本体1の開口部2を内側に折り返すとともに、その折返し部17で第1実施形態と同じ断熱部15を包み込んでいる。そして、上記折返し部17の先端部分を縫合して縫合部16としている。このようにダクト本体1の折返し部17で断熱部15を包み込んでいるので、例えば空調用ソックダクトの搬送過程で断熱部15がダクト本体1から取れたりしない。
上記以外の構成は第1実施形態と同じである。
上記のようにした第2実施形態では、ダクト本体1の折り返し部分で断熱部15を包み込むようにしているので、断熱部15に摩擦力があっても、それがエア噴出口部4に作用することはない。このように断熱部15の摩擦力がエア噴出口部4に作用するか否かを除けば、その作用効果は、第2実施形態は第1実施形態と同じである。
上記第1,2実施形態では、断熱部15をダクト本体1の開口部2の内周に設けたが、断熱部15をダクト本体1の開口部2の外周に設けるようにしてもよい。このように断熱部15を外周に設けても、エア噴出口部4の温度が締付バンドBに直接伝わらないので、第1,2実施形態と同様に結露の発生を防ぐことができる。
食品衛生の管理が厳しい食品加工工場に用いる空調装置に取り付ける空調用ダクトとして最適である。
1 ダクト本体
2 開口部
3 空調装置
4 エア噴出口部
B 締付バンド
15 断熱部

Claims (2)

  1. 通気性を有する袋状のダクト本体が備えられ、このダクト本体の開口部が空調装置における筒状のエア噴出口部の外周に嵌められ、上記開口部の外周が、金属製の締付バンドで締め付けられて上記エア噴出口部に固定される空調用ソックダクトにおいて、
    上記ダクト本体には、その開口部の周方向に沿ってリング状の断熱部が設けられ、この断熱部は上記締め付けバンドと上記エア噴出口部との間に介在される空調用ソックダクト。
  2. 上記リング状の断熱部は弾性的に伸縮可能であり、
    自然長を保った上記断熱部の外径をダクト本体の上記開口部の内径よりも小さくし、断熱部の内径をエア噴出口部の外径より小さくした請求項1に記載された空調用ソックダクト。
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