JP3695929B2 - 食品加工用テーブル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品加工工場などにおいて、生肉や鮮魚などの生鮮食料品を加工するために好適な食品加工テーブル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりスーパーマーケットなどのバックヤードや食品加工工場などにおいては、図10に示される如き作業台T上にて生肉や鮮魚などの生鮮食料品(食品)のスライスなど(加工)を行い、トレイ28上に並べてパックする作業が行われる。
【0003】
図10において、作業台T上の両側には、まな板101、101が設けられており、まな板間の作業台Tの中央部には、二段の棚102が設けられている。そして、この棚102の上板上には、調理済みの食品を載置するためのトレイ28が載置されると共に、棚102の上下中央間部には加工する食品の汚水(肉汁等)を清掃するためのロール紙104などが取り付けられている。また、棚102の下板上には、食品をスライスするための包丁24を差し込んで保持しておくための保持口25が形成されていると共に、調理した食品を計量するための秤16なども載置されるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、係る従来の作業台Tでは、食品の加工中+15℃〜+20℃(風速0.5m/s程)の室温中に一時間程度晒される状態となる。そのため、温度上昇や乾燥による食品の劣化が生じる危険性がある。
【0005】
係る問題を解決するために従来ではバックヤードや食品加工工場内全体を食品が劣化し難い低温状態に冷房する方法が採られていたが、係る方法では、工場内での作業者の労働環境が著しく悪化し、作業性にも悪影響を及ぼす問題が生じており、改善が強く望まれていた。
【0006】
本発明は係る従来の状況に鑑み、食品加工を行う際に、加工中の食品の劣化を防止できると共に、その作業環境を改善することができる食品加工テーブル装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の食品加工用テーブル装置は、断熱壁にて構成された本体と、この本体内に収納された冷却装置と、本体の上面に着脱自在に取り付けられたまな板と、本体の一端に立設されたダクトと、まな板上方に所定の間隔を存して配設され、一端がダクトに連通されると共に、他端が閉塞された布地製ソックダクトと、まな板周囲の下側において本体との間 に形成された冷気吸込口とを備え、この冷気吸込口の下壁は外側に向けて低く傾斜し、まな板よりも外側に張り出しており、冷却装置の冷却器と熱交換した冷気を送風機によりダクト内に吹き出し、ソックダクトよりまな板上に冷気を吹き出すと共に、当該まな板上の冷気は冷気吸込口より本体内に吸引するものである。
【0008】
本発明によれば、断熱壁にて構成された本体と、この本体内に収納された冷却装置と、本体の上面に着脱自在に取り付けられたまな板と、本体の一端に立設されたダクトと、まな板上方に所定の間隔を存して配設され、一端がダクトに連通されると共に、他端が閉塞された布地製ソックダクトと、まな板周囲の下側において本体との間に形成された冷気吸込口とを備え、この冷気吸込口の下壁は外側に向けて低く傾斜し、まな板よりも外側に張り出しており、冷却装置の冷却器と熱交換した冷気を送風機によりダクト内に吹き出し、ソックダクトよりまな板上に冷気を吹き出すと共に、当該まな板上の冷気は冷気吸込口より本体内に吸引するようにしたので、まな板上で加工される食品は、上方のソックダクトから供給される冷気によって保冷されるようになる。これにより、加工中の食品の劣化を防止することができるようになる。
【0009】
また、まな板上の冷気は周囲の冷気吸込口から本体内に吸引されるので、作業環境の悪化も生じない。更に、まな板は本体に着脱自在とされているので、加工作業後は取り外して容易に洗浄することができる。
【0010】
更に、布地製のソックダクトよりまな板上に冷気を降下させる構造としたので、供給される冷気は微風となり、食品の乾燥が抑制され、且つ、作業者が体感する冷たさも緩和される。また、ソックダクトはまな板上方に所定の間隔を存して配設されているので、まな板上で加工作業を行う際に邪魔に成らず、作業性にも支障が生じないものである。
【0011】
特に、まな板周囲の下側において本体との間に冷気吸込口は形成されており、この冷気吸込口の下壁は外側に低く傾斜し、まな板よりも外側に張り出しているので、まな板の周囲から落下する汚水や食品屑が冷気吸込口から本体内に侵入する不都合が効果的に防止され、衛生的なものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の食品加工用テーブル装置1の透視正面図、図2は同じく食品加工用テーブル装置1の透視正面図、図3は食品加工用テーブル装置1の透視側面図、図4は食品加工用テーブル装置1の透視平面図、図5は図2のA−A線断面図、図6は図3のB−B線断面図である。尚、各図において図10と同一符号は同一若しくは同様の機能を存するものとする。
【0013】
本発明の食品加工用テーブル装置1は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗で販売される肉・鮮魚などの生鮮食品、或いは、惣菜を加工調理する食品工場やスーパーマーケットのバックヤードに設置されるものである。この食品加工用テーブル装置1は、図1に示される如く、作業者の腰の高さ程の寸法(例えば床面から作業台までの距離が例えば800mm)を備え、上面に開口した断熱壁2にて本体3が構成されている。
【0014】
この本体3は、冷却装置4を収納している冷却部6と、この冷却部6に着脱可能に連結されるシンク部7とより構成されており、この本体3の上面の中央には例えばステンレス製の上板15が着脱自在に載置されると共に、この上板15を挟んだ前後に、食品加工作業を行うための作業台としてのまな板5、5が着脱自在に載置されている。前記上板15には、調理した食材などを計量するための前記秤16を載置することができると共に、スライス調理を行うための包丁24・・を保持しておくための包丁保持口25・・も形成されている。尚、この包丁保持口25・・は前記シンク部7内に連通している。
【0015】
このようにまな板5、5が前後に着脱自在に取り付けられているため、本体3を挟んで対面で食品加工作業を行えるようになり、作業効率の向上と設置スペースの有効利用を図ることができる。また、各まな板5は加工作業後に取り外して容易に洗浄することができ、常時衛生的に維持することができる。
【0016】
また、本体3の上面一側部はまな板5、5及び上板15が存在せず、前後に渡って閉塞されており、この閉塞された箇所の前記上板15の側方に位置する部分からは、冷却部6で冷却された冷気を上昇させるためのダクト8が本体3に対して垂直に立設されている。
【0017】
このダクト8の上端部には、支持棒10が本体3の上板15の上方に向けて水平に延在して取り付けられており、この支持棒10には布地製のソックダクト9が着脱可能に吊下されている。このソックダクト9の一端は前記ダクト8に着脱自在に連通され、他端は閉塞されており、ダクト8内を上昇して来た冷気はソックダクト9内に流入し、その周囲に形成されている微細な孔から吹き出され、下方のまな板5、5上に流下する。
【0018】
この場合、ソックダクト9からまな板5までの距離は例えば900mmとされている。また、ダクト8の上板15側の面には、ダクト8内を通過する冷気の温度を測定するための温度計27も取り付けられている。
【0019】
更に、前記ソックダクト9から降下した冷気を吸い込むための吸込口11・・が前記まな板5の周囲(前側のまな板5の前面及び他側面、後側のまな板5の後面及び他側面)に形成されていると共に、各吸込口11・・は本体3内に連通している。係る吸込口11の詳細構造については後述する。
【0020】
前記ダクト8の前後面(各まな板5、5の一側方の上方)には、食品や食品を載置するトレイなどの備品を載置することができる棚26・・が架設されている。また、本体3のシンク部7の下側には、作業中に生じたゴミを入れることができると共に、底面に取り付けられた車輪12により移動可能とされたカート13を引出自在に格納するカート収納部14が形成されている。
【0021】
次に、本体3の冷却部6に収納された冷却装置4について説明する。本実施例における食品加工用テーブル装置1の冷却装置4は、冷却部6内の前側に冷却器17が収納されており、前記ダクト8の下部はこの冷却器17に連通し、そこには当該冷却器17で冷却された冷気をダクト8内を介して前記ソックダクト9に送出するための送風機23が設けられている。また、当該冷却器17の後側の冷却部6内には前記冷却器17と共に冷却装置4の周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機19や水冷式凝縮器20から成るコンデンシングユニット18が設置されている。
【0022】
前記水冷式凝縮器20に冷却水を供給する水配管21は前記ダクト8内に上下に渡って配設され、その接続部21Aはダクト8の上端から引き出され、当該ダクト8の上端部にて水道管に配管接続を行うことができるように構成されている。また、水配管21の下端部には、水配管21内の冷却水の水抜き用の弁22が設けられている。
【0023】
これにより、食品加工用テーブル装置1の上部外側にて、水冷式凝縮器20に冷却水を供給する水配管21の配管接続を容易に行うことができる。また、水配管21の下部の水抜き用の弁22により、水配管21からの水抜きも容易に行うことができる。
【0024】
次に、前記吸込口11について図5、図6を用いて説明する。吸込口11は、本体3の外周を構成する前側のまな板5の前側の端部5A及び後側のまな板5の後側の端部5A(上板15と接していない端部)と、その下側に位置する断熱壁2の側壁2Aの上端部との間に形成されている。係るまな板5、5の端部5A(まな板5の隅部を除く)下方の側壁2Aの上端部においては、図5に示される如く側壁2Aの上面が内側から外側に向けて低く傾斜する傾斜面2Bとされていると共に、傾斜面2Bの外縁はまな板5の端部5Aと略面一になるように形成されている(図5参照)。
【0025】
また、まな板5、5の他側の端部5B(ダクト8を形成していない端部であって、まな板5の隅部を除く)においては、図6に示される如く前記側壁2Aの上面が内側から外側に向けて低く傾斜した傾斜面2Cとされていると共に、傾斜面2Cの外縁はまな板5の端部5Bよりも少許外側に張り出すように形成されている。
【0026】
尚、本体3を形成している断熱壁2の上面開口には、各まな板5、5の四隅に対応する位置に、図1に示される如く前記まな板5を支持するための垂直面2Dと水平面2Eから構成された保持部2Fが形成されている。
【0027】
係る構成により、作業時においてまな板5の端部5A及び5Bから落下して各吸込口11から本体3内に侵入しようとする汚水や食品屑は、傾斜面2B及び2Cに沿って外部に落下してしまうようになり、これによって、本体3内への侵入を効果的に防止し、衛生的に使用することができるようになる。
【0028】
次に、本実施例の食品加工用テーブル装置1の冷気循環を図5乃至図8を参照して説明する。図7は本発明の食品加工用テーブル装置1の冷気循環を示す透視正面図、図8は同じく食品加工用テーブル装置1の冷気循環を示す透視平面図である。先ずはじめに、本体3の冷却部6に収納された冷却器17により冷却された冷気は、ダクト8の下部に設けられた送風機23によりダクト8の上方のソックダクト9に送出される。
【0029】
次いで、ソックダクト9の布地の隙間を通ってわずかな風速の冷気が前記まな板5、5の上方に降下する。更に、まな板5、5上方に降下した冷気は、まな板5、5の周囲に形成された前述の如き吸込口11・・から吸い込まれ、本体3内に帰還し、冷却装置4の前記冷却器17に流入して熱交換する。尚、図7及び図8において冷気の流れは、食品加工用テーブル装置1内部の冷気は破線矢印で示し、食品加工用テーブル装置1外部の冷気の流れは実線矢印で示している。また、前述の如く包丁保持口25はシンク部7内に連通しているので、包丁保持口25に挿入された包丁24は、ソックダクト9から降下する冷気と、シンク部7内部を通る冷気に晒されて冷却されるようになる。
【0030】
以上のように、冷気は布地製のソックダクト9からまな板5上に降下させる構造であるため、供給される冷気は微風となり、食品の乾燥が抑制することができる。また、ソックダクト9はまな板5上方に所定の間隔(900mm)を存して配設されているので、まな板5上で加工作業を行う際に邪魔に成らず、作業性にも支障が生じない。
【0031】
更にまた、まな板5上に降下した冷気は、まな板5の周囲に形成された吸込口11・・から本体3内に吸引されるので、食品加工用テーブル装置1の周囲床面に冷気が漏洩することを極力防止することができ、作業環境の悪化を防ぐことができる。そして、これらによりまな板5上で加工される食品は、上方のソックダクト9から供給される冷気によって保冷されるようになり、加工中の食品の劣化を防止することができる。
【0032】
次に、図9を参照して本体3内の冷却器17周辺の構造について説明する。図9は、本実施例における食品加工用テーブル装置1の冷却器17部分の本体3の拡大縦断正面図である。前述の如く冷却部6内の前側上部には、冷却装置4を構成する冷却器17が収納されていると共に、本体3内の後側には、圧縮機19や水冷式凝縮器20を備えているコンデンシングユニット18が載置されている。係るコンデンシングユニット18の冷却器17と接している前面は図示しない断熱壁により仕切られており、コンデンシングユニット18のシンク部7側の側面は図示しない断熱壁及び仕切板31により仕切られている。
【0033】
また、コンデンシングユニット18の上側には後述する如く仕切板30が位置し、その水平部30Aはまな板5の下側に間隔を存して設けられている。これによりコンデンシングユニット18の周囲は前記断熱壁と仕切板30によって囲繞され、コンデンシングユニット18から発せられる廃熱が冷気に影響しないように配慮されている。尚、後側の吸込口11から流入した冷気は前記コンデンシングユニット18上側の水平部30Aとまな板5間を通って冷却器17に至ることになる。また、このようにコンデンシングユニット18の周囲を閉塞したために凝縮器20は水冷式とされているものである。
【0034】
一方、冷却器17のシンク部7側には本体3の底面から傾斜して立ち上がる仕切板32が設けられると共に、仕切板32の上端部(冷却器17の側面下端部と当接している端部)には、冷却器17からシンク部7側に向けて水切り板33が設けられている。係る水切り板33は、図9に示す如く水平部33Aと、この水平部33Aの先端から垂下する垂直部33Bにより形成されている。
【0035】
そして、冷却器17の上面からコンデンシングユニット18の上面には、仕切板30が着脱自在に取り付けられており、係る仕切板30は、冷却器17の上面からコンデンシングユニット18の上面すべてを被覆する水平部30Aと、この水平部30Aの端部からシンク部7に向けて低く傾斜している傾斜部30Bと、この傾斜部30Bの最下部から垂下している垂直部30Cより構成されている。また、これら水平部30A、傾斜部30B及び垂直部30Cは連続して形成されている。
【0036】
また、本体3の底面には、本体3内に侵入した水分(本体3内の洗浄に使用した洗浄水など)を排出するための排水口34が形成されている。
【0037】
以上の構成により、まな板5の洗浄の際に本体3内に侵入した洗浄水は、冷却器17の上面からコンデンシングユニット18の上面にかけて取り付けられた仕切板30の傾斜部30B及び垂直部30Cに沿って落下し、冷却器17及びコンデンシングユニット18内に侵入することを防ぐことができる。
【0038】
また、コンデンシングユニット18の側面に設けられた仕切板31によりコンデンシングユニット18が浸水することを防止することができると共に、冷却器17の下端部に設けられた水切り板33により、仕切板32に沿って上方にせり上がろうとする洗浄水が冷却器17へ侵入することを防止することができる。そして、これらの洗浄水は本体3の底面に設けられた排水口34から排水されることになる。
【0039】
これにより、まな板5の洗浄時に本体3内に侵入した洗浄水が冷却器17及びコンデンシングユニット18に付着して故障や目詰まりを起こす不都合を未然に回避することができる。
【0040】
また、前述の如く後側の吸込口11・・から吸い込まれた冷気は、前記仕切板30とまな板5間を経て冷却部6内に流入し、仕切板30と仕切板32の間を通過して冷却器17に流入するので、吸込口11から流入した冷気は、コンデンシングユニット18から排出される廃熱により冷気温度を上昇させることなく冷却器17に流入するようになり、冷却効率が阻害されることもない。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、断熱壁にて構成された本体と、この本体内に収納された冷却装置と、本体の上面に着脱自在に取り付けられたまな板と、本体の一端に立設されたダクトと、まな板上方に所定の間隔を存して配設され、一端がダクトに連通されると共に、他端が閉塞された布地製ソックダクトと、まな板周囲の下側において本体との間に形成された冷気吸込口とを備え、この冷気吸込口の下壁は外側に向けて低く傾斜し、まな板よりも外側に張り出しており、冷却装置の冷却器と熱交換した冷気を送風機によりダクト内に吹き出し、ソックダクトよりまな板上に冷気を吹き出すと共に、当該まな板上の冷気は冷気吸込口より本体内に吸引するようにしたので、まな板上で加工される食品は、上方のソックダクトから供給される冷気によって保冷されるようになる。これにより、加工中の食品の劣化を防止することができるようになる。
【0042】
また、まな板上の冷気は周囲の冷気吸込口から本体内に吸引されるので、作業環境の悪化も生じない。更に、まな板は本体に着脱自在とされているので、加工作業後は取り外して容易に洗浄することができる。
【0043】
更に、布地製のソックダクトよりまな板上に冷気を降下させる構造としたので、供給される冷気は微風となり、食品の乾燥が抑制され、且つ、作業者が体感する冷たさも緩和される。また、ソックダクトはまな板上方に所定の間隔を存して配設されているので、まな板上で加工作業を行う際に邪魔に成らず、作業性にも支障が生じないものである。
【0044】
特に、まな板周囲の下側において本体との間に冷気吸込口は形成されており、この冷気吸込口の下壁は外側に低く傾斜し、まな板よりも外側に張り出しているので、まな板の周囲から落下する汚水や食品屑が冷気吸込口から本体内に侵入する不都合が効果的に防止され、衛生的なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の食品加工用テーブル装置の透視正面図である。
【図2】 同じく食品加工用テーブル装置の透視正面図である。
【図3】 食品加工用テーブル装置の透視側面図である。
【図4】 食品加工用テーブル装置の透視平面図である。
【図5】 図2のA−A線断面図である。
【図6】 図3のB−B線断面図である。
【図7】 本発明の食品加工用テーブル装置の冷気循環を示す透視正面図である。
【図8】 同じく食品加工用テーブル装置の冷気循環を示す透視平面図である。
【図9】 食品加工用テーブル装置の本体の一部拡大縦断正面図である。
【図10】 従来の食品加工用テーブルの斜視図である。
【符号の説明】
1 食品加工用テーブル装置
2 断熱壁
2A 側壁
3 本体
4 冷却装置
5 まな板
6 冷却部
7 シンク部
8 ダクト
9 ソックダクト
10 支持棒
11 吸込口
15 上板
17 冷却器
18 コンデンシングユニット
19 圧縮機
20 水冷式凝縮器
21 水配管
22 弁
23 送風機
26 棚
30、31 、32 仕切板

Claims (1)

  1. 断熱壁にて構成された本体と、この本体内に収納された冷却装置と、前記本体の上面に着脱自在に取り付けられたまな板と、前記本体の一端に立設されたダクトと、前記まな板上方に所定の間隔を存して配設され、一端が前記ダクトに連通されると共に、他端が閉塞された布地製ソックダクトと、前記まな板周囲の下側において前記本体との間に形成された冷気吸込口とを備え、この冷気吸込口の下壁は外側に向けて低く傾斜し、前記まな板よりも外側に張り出しており、前記冷却装置の冷却器と熱交換した冷気を送風機により前記ダクト内に吹き出し、前記ソックダクトより前記まな板上に冷気を吹き出すと共に、当該まな板上の冷気は前記冷気吸込口より前記本体内に吸引することを特徴とする食品加工用テーブル装置。
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