JP2001227769A - 盤用クーラにおけるドレン水の処理構造 - Google Patents

盤用クーラにおけるドレン水の処理構造

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JP2001227769A
JP2001227769A JP2000039478A JP2000039478A JP2001227769A JP 2001227769 A JP2001227769 A JP 2001227769A JP 2000039478 A JP2000039478 A JP 2000039478A JP 2000039478 A JP2000039478 A JP 2000039478A JP 2001227769 A JP2001227769 A JP 2001227769A
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drain
chamber
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evaporator
panel
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English (en)
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Katsuhiko Mochizuki
克彦 望月
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APISUTE KK
Apiste Corp
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APISUTE KK
Apiste Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盤用クーラにおけるドレン水を十分に排水で
きるドレン水の処理構造を提供する。 【解決手段】 前記蒸発器4の下方に第1ドレンパン4
0を設け、前記第1ドレンパン40の下方に、前記第1
チャンバ9から第2チャンバ10にわたって第2ドレン
パン41を設け、前記各ドレンパン40,41ごとに排
水孔42,43を設けると共に、前記各ドレンパン4
0,41の底面を前記各排水孔42,43に向って傾斜
面44,45にし、前記第1ドレンパン40から溢れた
ドレン水を前記第2ドレンパン41により受け取れるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御盤などを冷却
する盤用クーラにおけるドレン水の処理構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧縮機によって冷媒を蒸発器
から導管を介して凝縮器に圧送することで冷媒を循環さ
せて蒸発器の周囲を冷却する盤用クーラが知られてい
る。この種の盤用クーラでは、蒸発器の周りの空気が結
露するから、ドレン水(結露した水)を排水する必要が
生じる。ドレン水を排水する手段としては、排水孔を設
けたドレンパンを蒸発器の下方に配設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、クーラ内の埃等により、排水孔が目詰まりする場
合がある。この場合、ドレン水の排水が困難になる。し
たがって、本発明の目的は、盤用クーラにおけるドレン
水を確実に排水できるドレン水の処理構造を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、筐体を区画壁により第1チャンバおよび
第2チャンバに区画し、前記第1チャンバには蒸発器が
収容され、前記第2チャンバには凝縮器が収容され、前
記蒸発器から導管を介して圧縮機により冷媒を前記凝縮
器に圧送することで冷媒を循環させ、盤内から取り込ん
だ空気を前記蒸発器で冷却し、該冷却空気を盤内に送風
する盤用クーラにおいて、前記蒸発器の下方に第1ドレ
ンパンを設け、前記第1ドレンパンの下方に、前記第1
チャンバから第2チャンバにわたって第2ドレンパンを
設け、前記各ドレンパンごとに排水孔を設けると共に、
前記各ドレンパンの底面を前記各排水孔に向って傾斜面
にし、前記第1ドレンパンから溢れたドレン水を前記第
2ドレンパンにより受け取る。
【0005】前記第2チャンバに取り込まれた外気は、
前記凝縮器内の冷媒の熱エネルギーを吸収し排出され
る。一方、前記第1チャンバでは、盤内から取り込まれ
た水蒸気を含んだ暖気が、前記蒸発器内の前記熱エネル
ギーを吸収された冷媒により、冷却されて再び盤内に送
り込まれる。該冷却の際、水蒸気を含んだ暖気が前記蒸
発器で冷却されて露点以下になり、水蒸気が液化してド
レン水を生じる。
【0006】本発明において、「区画し」とは、第1チ
ャンバ内の空気と第2チャンバ内の空気とが互いに循環
しない程度に区画するという意味であり、たとえば、ド
レンパン等が配設される隙間や孔が前記区画壁に形成さ
れていてもよい。「圧縮機」は、一般に、第2チャンバ
に収容されているのが好ましい。しかし、本発明は圧縮
機の配設位置を限定するものではなく、たとえば、第1
チャンバ内に配設されていてもよい。また、「盤」と
は、いわゆる制御盤の他に、制御盤および操作面を設け
た大型コントローラなどを含むものをいう。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1(a)は盤用クーラの平面
レイアウトを示し、図1(b)は盤用クーラの側面レイ
アウトを示している。図1(b)に示すように、盤用ク
ーラ1は、たとえば、制御盤2の上面に設置され、取付
面30が下面に設定されている。盤用クーラ1は、1つ
の筐体8内を区画壁13によって互いに区画した第1チ
ャンバ9および第2チャンバ10を備えている。第1チ
ャンバ9と第2チャンバ10とは区画壁13を間にして
横に並んでいる。前記第1チャンバ9は制御盤2内と連
通している。一方、前記第2チャンバ10は外気A1に
連通している。
【0008】前記第1チャンバ9には、蒸発器4と第1
ファン11とが収容されている。前記第2チャンバ10
には、圧縮機3、第1凝縮器6A、第2凝縮器6Bおよ
び複数の第2ファン12が収容されている。
【0009】次に、図2を用いて、本盤用クーラ1によ
る冷却システムについて簡単に説明する。圧縮機3は、
蒸発器4において気体となった冷媒を、導管5を介して
第1および第2凝縮器6A,6Bから膨張弁7に圧送し
て、循環させる。この際、冷媒は第1凝縮器6A、第2
凝縮器6Bおよび膨張弁7において、徐々に液化する。
破線で示す膨張弁7は、極めて細い管からなる。冷媒
は、膨張弁7から出て、蒸発器4内の比較的太い管内で
低圧となって、再び気化することにより、蒸発器4の周
囲の熱を奪い、周囲温度を低下させる。したがって、図
1(b)に示すように、第1ファン11により、制御盤
2内の暖気Awが暖気取込孔17から第1チャンバ9内
に取り込まれ蒸発器4を通ると、暖気Awが蒸発器4で
冷却されて、冷気Acが冷気供給孔18から制御盤2内
に送り込まれる。この際、暖気Awが蒸発器4において
結露してドレン水を生ずる。一方、第1および第2凝縮
器6A,6Bにおいては、冷媒が圧縮されて高温になる
のに対し、複数の第2ファン12により、第1および第
2凝縮器6A,6Bに外気A1を通すことで、冷媒の温
度を低下させている。
【0010】次に、図3を用いて、本発明の要部につい
て説明する。盤用クーラ1の底部には、図1(a),
(b)には図示していない第1および第2ドレンパン4
0,41が設けられている。第1ドレンパン40は蒸発
器4の下方に設けられている。第2ドレンパン41は、
第1ドレンパン40の下方において、第1チャンバ9か
ら第2チャンバ10にわたって設けられている。区画壁
13は、第2ドレンパンが第1チャンバ9と第2チャン
バ10との間において連なるように切欠されている。第
1および第2ドレンパン40,41には、それぞれ、第
1および第2排水孔42,43が設けられている。第1
および第2排水孔42,43は筐体8の側面32側から
外に向って突出して設けられている。なお、第1および
第2排水孔42,43には、図示しない排水ホースが接
続される。前記各ドレンパン40,41の底面は、前記
各排水孔42,43に向って下るように傾斜した第1お
よび第2傾斜面44,45となっている。
【0011】第1チャンバ9側の第2傾斜面45には、
暖気取込孔17と冷気供給孔18とが形成されている。
暖気取込孔17および冷気供給孔18の周囲には、それ
ぞれ、囲い板部48が設けられている。
【0012】一方、第2チャンバ10側の第2傾斜面4
5においては、圧縮機3を支持する支持板部46が第2
ドレンパン41に一体に曲げ成形されている。支持板部
46は断面が略凹字状に形成されている。支持板部46
の底面47は、略水平に形成されていると共に、筐体8
のフレームによって下方から直接支持されている。ま
た、図示していないが、圧縮機3は、複数本の脚部がブ
ラケットを介して、前記底面47に固定されている。
【0013】次に、ドレン水の処理について説明する。
まず、蒸発器4で生じるドレン水は、蒸発器4の周りか
ら下方に滴り落ちて、第1ドレンパン40に受け取られ
る。その後、ドレン水は、第1傾斜面44に沿って流れ
て、第1排水孔42から外に排水される。一方、第1排
水孔42が目詰まりすると、やがてドレン水が第1ドレ
ンパン40から溢れ出る。当該溢れ出たドレン水は、第
2ドレンパン41に受け取られ、第2傾斜面45に沿っ
て流れて、第2排水孔43より外に排水される。こうし
て、ドレン水が排水される。
【0014】なお、本発明おいては、第2ドレンパン4
1に第1ドレンパン40を一体に成形してもよいし、第
1および第2ドレンパン40,41の他に更に別のドレ
ンパンを設けてもよい。また、本発明は、凝縮器の数を
限定するものではなく、たとえば、凝縮器を一つだけ設
けてもよい。
【0015】さらに、本発明は暖気取込孔と冷気供給孔
の位置を限定するものではなく、暖気と冷気とが対流す
る(流れる)位置に配設されていればよい。
【0016】また、本発明は支持板部の形状を限定する
ものではなく、圧縮機の重さで第2ドレンパンが撓むこ
となく圧縮機を支持することができ、圧縮機を鉛直に立
設できるように形成されていればよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧縮機により冷媒を循環させる盤用クーラにおいて、第
1ドレンパンの下方に第2ドレンパンを設けたので、第
1ドレンパンからドレン水が溢れても、第2ドレンパン
によってドレン水を受け取ることができる。特に、第1
チャンバから第2チャンバにわたる大きな第2ドレンパ
ンを設けたので、多量のドレン水が生じた場合でも、ド
レン水を受け取って排水することができる。したがっ
て、大型の盤用クーラ内のドレン水を確実に排水するこ
とができる。
【0018】また、圧縮機を支持する支持板部を、第2
ドレンパンに一体に、略水平に形成して設ければ、重く
かつ、振動源である圧縮機を鉛直姿勢で支持することが
できる。したがって、第2ドレンパンが傾斜面であって
も、圧縮機を安定した状態で支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態にかかる盤用クー
ラの正面レイアウト図、(b)は同側面レイアウト図で
ある。
【図2】冷媒の流れを示す盤用クーラの概念図である。
【図3】ドレンパンを示す斜視図である。
【符号の説明】
1:盤用クーラ 2:制御盤 3:圧縮器 4:蒸発器 5:導管 6A:第1凝縮器 6B:第2凝縮器 8:筐体 9:第1チャンバ 10:第2チャンバ 13:区画壁 17:暖気取込孔 18:冷気供給孔 40:第1ドレンパン 41:第2ドレンパン 42:第1排水孔 43:第2排水孔 44:第1傾斜面 45:第2傾斜面 46:支持板部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体を区画壁により第1チャンバおよび
    第2チャンバに区画し、前記第1チャンバには蒸発器が
    収容され、前記第2チャンバには凝縮器が収容され、前
    記蒸発器から導管を介して圧縮機により冷媒を前記凝縮
    器に圧送することで冷媒を循環させ、盤内から取り込ん
    だ空気を前記蒸発器で冷却し、該冷却空気を盤内に送風
    する盤用クーラにおいて、 前記蒸発器の下方に第1ドレンパンを設け、 前記第1ドレンパンの下方に、前記第1チャンバから第
    2チャンバにわたって第2ドレンパンを設け、 前記各ドレンパンごとに排水孔を設けると共に、前記各
    ドレンパンの底面を前記各排水孔に向って傾斜面にし、 前記第1ドレンパンから溢れたドレン水を前記第2ドレ
    ンパンにより受け取れるようにしたことを特徴とするド
    レン水の処理構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第2ドレンパンには、盤内から空気を取り入れる暖
    気取込孔と、盤内に空気を供給する冷気供給孔とを備え
    たドレン水の処理構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第2ドレンパンには前記圧縮機を支持する支持板部
    が一体に形成され、該支持板部が略水平に形成されてい
    るドレン水の処理構造。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記第1チャンバと前記第2チャンバとの間において前
    記第2ドレンパンが連なるように、前記区画壁が切欠さ
    れているドレン水の処理構造。
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