JP2006064195A - システムキッチン収納型冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】機械室からの振動の低減を図ると共に冷蔵室の庫内容積の拡大を図る一方、収納室を乾燥室としても使用できるようにする。
【解決手段】天板3の下で冷蔵室5の下位に位置する収納室7の背部9からキッチン躯体壁19までの間を、少なくとも冷凍サイクルを構成する圧縮機21、凝縮器23の外にフアン27を配置した機械室13とする一方、前記収納室7の上位に位置する冷蔵室5を、前記機械室13の上方で、キッチン躯体壁19まで延長しその庫内容積を収納室7より拡大する。
【選択図】図1
【解決手段】天板3の下で冷蔵室5の下位に位置する収納室7の背部9からキッチン躯体壁19までの間を、少なくとも冷凍サイクルを構成する圧縮機21、凝縮器23の外にフアン27を配置した機械室13とする一方、前記収納室7の上位に位置する冷蔵室5を、前記機械室13の上方で、キッチン躯体壁19まで延長しその庫内容積を収納室7より拡大する。
【選択図】図1
Description
本発明はシステムキッチン収納型冷蔵庫に関する。
一般に知られているシステムキッチン収納型冷蔵庫の概要は、天板の下位に冷蔵室、収納室の順にそれぞれ配置された構造となっていて、冷蔵室を冷凍サイクルによって冷却された冷気が庫内を循環するようになっている。収納室は外気温度と同じ雰囲気温度となっていて前記冷蔵室から独立した形状に作られている。
上下の関係にある冷蔵室と収納室の間は、冷却用の空気が出入りするダクト通路となっていて、前記冷蔵室の後部に設けられた冷凍サイクル用の機械室へ続く構造となっている。
ダクト通路は二つに分かれていて、一方が外気取入用、他方が排出用となっており、そのダクト通路前方はそれぞれ外気取入口と排気口となっている。
冷蔵室は、使い勝手の面から大きく腰を曲げなくても出し入れできるように収納室の上位に位置し、その後部側は機械室となっていて、冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器等が配置されるようになっている。
システムキッチンはキッチン躯体壁までの奥行きが決められている所から、冷蔵室は所定広さの設置スペースが必要となる機械室によって庫内容積に制約を受けるようになることと、機械室は収納室の後部上方に位置するレイアウト構造となるため支持強度面で振動騒音が発生し易くなる。また、収納室から物を出し入れする時に、収納室上方の排気口から吹き出される空気が顔に当る等の不具合を有する問題があった。
そこで、本発明は前記問題点の解消を図ったシステムキッチン収納型冷蔵庫を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明にあっては、天板、冷蔵室、収納室の順に配置され前記冷蔵室の下位に位置する収納室の背部からキッチン躯体壁までの間を、少なくとも冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器の外にフアンを配置した機械室とする一方、前記収納室の上位に位置する冷蔵室を、前記機械室の上方で、キッチン躯体壁まで延長しその庫内容積を収納室より拡大したことを特徴とする。
本発明によれば、収納室後部の機械室は、安定した設置強度剛性が得られる床置き化が可能となるため振動を小さく抑えることができるようになり、低騒音化の面で大変好ましいものとなる。
また、冷蔵室は収納室より拡大した庫内容積によって、使い勝手の向上が実現できる。
第1に、前記収納室は、前記フアンによって機械室からの発生熱が内部へ送り込まれると共に、床面へ向け排気する排気口を前記下部に備えるようにすることで、床面へ向け排気する共に洗った後の食器等を乾燥させる乾燥室としての使用を可能とする。
第2に、前記収納室の底部を、前方の外気取入口から取入れた外気を前記機械室へ誘導する外気取入れ通路とし、空気の流れを収納室の底部に集約する。
以下、図1と図2の図面を参照しながら本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は本発明にかかるシステムキッチン収納型冷蔵庫の概要切断面図、図2は概要正面図をそれぞれ示している。
システムキッチン収納型冷蔵庫1は、天板3の下位に冷蔵室5、その下位に収納室5がそれぞれ独立して配置された構造となっている。
収納室7は、左右のガイドレール(図示していない)によって前後(図面左右)方向へ出し入れ可能な前面に取手8を有する引き出しタイプとなっている。収納室7の背部9の一部分は、メッシュ、あるいは、多数の孔が設けられたパンチングプレートによって形成された開口通路部11となっていて、機械室13と前記開口通路部11を介して連通している。
収納室7の前面下部は、奥へ向かって一段へこんだケコミ部となっている。そのケコミ部には床面15へ向けて排気する排気口17が設けられ、前記開口通路部11、収納室7の庫内7a、排気口17とによって、矢印のように機械室13からの空気が流れる戻り通路部を構成している。これにより、収納室7は機械室13からの発生熱が流れるようになり、乾燥室としての使用が可能となっている。
機械室13は、収納室7が一杯に収納された時、その背部9からキッチン躯体壁19までの間に形成されるようになっている。
機械室13は、前記冷蔵室5の冷凍サイクルを構成する圧縮機21、凝縮器23、膨張弁(図示していない)、冷却器25の内、圧縮機21、凝縮器23、膨張弁(図示していない)と、その外に凝縮器用のフアン27が配置されている。その配置構造は、キッチン躯体壁19から収納室7の背部9に向かってフアン27、凝縮器23、圧縮機21の順に専用の設置スペースを有してレイアウトされ、凝縮器23の放熱効率の向上が図られている。圧縮機21は床面15に配置された設置強度剛性の高い床置きタイプとなっている。
一方、フアン27の回転によって後述する外気取り入れ通路29から取入れられた空気は、凝縮器23、圧縮機21の通過時に冷却風として作用すると共に冷却後の空気は温度上昇した後、前記開口通路部11を介して収納室7の庫内7aへ送り込まれる流れが確保されるようになっている。
外気取入れ通路29は、ダクト等の手段によって前記収納室7、機械室13の底面に沿って形成され、前方は外気取入口31となっている。後方は前記フアン27の吸込口33と連通している。
冷蔵室5は、前面の取手35を持って引き出すことで内部の引出容器37が外へ引き出される引き出しタイプとなっている。庫内は前記機械室13の上方で、キッチン躯体壁19まで延長され、その庫内容積は前記収納室13より拡大された形状となっている。
したがって、引出容器37は大型化ができると共に、その内部に使い勝手の良い専用の仕切容器39の設定が可能となる。
一方、庫内背面は断面階段上の段差のない垂直面に形成され、温度分布ムラが起きない庫内形状が確保されている。
庫内上部は、冷凍サイクルを構成する前記冷却器25が配置され、霜取り時に発生する水滴はダクト41により集められた後、蒸発皿43へ排出されるようになっている。
このように構成されたシステムキッチン収納型冷蔵庫1によれば、冷蔵室5をキッチン躯体壁19まで延長することで庫内容積を収納室7より拡大することが可能となり、引出容器37の大型化によって使い勝手の向上が実現できる。
一方、フアン27の作動により外気取入口31から取入れられた空気は、外気取入れ通路29を流れた後、機械室13から収納室7の庫内7aを通り、排気口17から床面15へ向けて排気されるようになる。
この運転中において、圧縮機21は設置強度剛性の面で優れる床置きタイプとなっているため、振動等の騒音を小さく抑えられる。また、凝縮器23、圧縮機21通過時の熱交換によって温度上昇した空気は、収納室7の庫内7aを通過する時に、例えば、洗った後の食器等を乾燥させる。また、庫内7aを乾燥させ、湿気、カビ防止に寄与し衛生面で好ましい雰囲気となるよう作用する。
また、空気の流れを床面15に沿った流れに集約することで、庫内の出し入れ時に排気風が顔に当る等の不快な点が解消されるようになる。
3 天板
5 冷蔵室
7 収納室
7a 庫内
9 背部
13 機械室
17 排気口
19 キッチン躯体壁
21 圧縮機
23 凝縮器
25 冷却器
27 フアン
29 外気取入れ通路
31 外気取入口
5 冷蔵室
7 収納室
7a 庫内
9 背部
13 機械室
17 排気口
19 キッチン躯体壁
21 圧縮機
23 凝縮器
25 冷却器
27 フアン
29 外気取入れ通路
31 外気取入口
Claims (3)
- 天板、冷蔵室、収納室の順に配置され前記冷蔵室の下位に位置する収納室の背部からキッチン躯体壁までの間を、少なくとも冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器の外にフアンを配置した機械室とする一方、前記収納室の上位に位置する冷蔵室を、前記機械室の上方で、キッチン躯体壁まで延長しその庫内容積を収納室より拡大したことを特徴とするシステムキッチン収納型冷蔵庫。
- 前記収納室は、前記フアンによって機械室からの発生熱が内部へ送り込まれると共に、床面へ向け排気する排気口を前面下部に備えていることを特徴とする請求項1記載のシステムキッチン収納型冷蔵庫。
- 前記収納室の底部は、前方の外気取入口から取入れた外気を前記機械室へ誘導する外気取入れ通路となっていることを特徴とする請求項1記載のシステムキッチン収納型冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004243925A JP2006064195A (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | システムキッチン収納型冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004243925A JP2006064195A (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | システムキッチン収納型冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006064195A true JP2006064195A (ja) | 2006-03-09 |
Family
ID=36110839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004243925A Pending JP2006064195A (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | システムキッチン収納型冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006064195A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104802590A (zh) * | 2015-04-13 | 2015-07-29 | 成都陵川特种工业有限责任公司 | 轮辋内侧具有导流结构的轮毂改进结构 |
CN104827824A (zh) * | 2015-04-13 | 2015-08-12 | 成都陵川特种工业有限责任公司 | 具有阻碍离心作用的车毂改进装置 |
WO2015159553A1 (ja) * | 2014-04-18 | 2015-10-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
-
2004
- 2004-08-24 JP JP2004243925A patent/JP2006064195A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015159553A1 (ja) * | 2014-04-18 | 2015-10-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2015206501A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
DE212015000106U1 (de) | 2014-04-18 | 2016-11-22 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Kühlschrank |
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CN104827824A (zh) * | 2015-04-13 | 2015-08-12 | 成都陵川特种工业有限责任公司 | 具有阻碍离心作用的车毂改进装置 |
CN104827824B (zh) * | 2015-04-13 | 2017-07-04 | 成都陵川特种工业有限责任公司 | 具有阻碍离心作用的车毂改进装置 |
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