JP2853185B2 - 脱穀装置の排藁搬送装置 - Google Patents

脱穀装置の排藁搬送装置

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JP2853185B2
JP2853185B2 JP19092489A JP19092489A JP2853185B2 JP 2853185 B2 JP2853185 B2 JP 2853185B2 JP 19092489 A JP19092489 A JP 19092489A JP 19092489 A JP19092489 A JP 19092489A JP 2853185 B2 JP2853185 B2 JP 2853185B2
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好晴 仲岡
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敏郎 長井
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンバイン等の脱穀装置の排藁搬送装置に
係るものである。
(従来技術) 従来公知の、実開昭63−181237号公報には、扱胴を軸
止した扱室と、該扱室に穀稈穂先を供給する穀稈供給装
置と、脱穀済排藁を搬送する下部の挾扼杆及びその上部
に設けられる排藁搬送チエンとからなる排藁搬送装置と
を設けた脱穀装置について記載されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知のものは、脱穀済排藁の量及び、引継状態に
より、穀稈供給装置と排藁搬送チエンの間の引継部に排
藁が詰まることがあった。
この詰まり排藁の除去は、挾扼杆側を取外して行なう
(排藁搬送チエンは取外不能構造である)。
そのため、詰まり穀稈の取除き作業は大変面倒であっ
た。
(発明の目的) よって、本発明は、排藁搬送チエン側を上方に移動さ
せて、詰まり穀稈の取除き作業を、容易にしたものであ
る。
(課題を解決するための手段) よって、本発明は、扱室に穀稈穂先を搬送供給する穀
稈供給装置8の終端に、脱穀済排藁を上下に挟持搬送す
る挾扼杆12と排藁搬送チエン13とからなる排藁搬送装置
11を設け、前記排藁搬送装置11の上方を上部カバー7に
より包囲した脱穀装置において、前記排藁搬送チエン13
は前記上部カバー7の下方に、前記挾扼杆12は前記チエ
ン13の下方に夫々配置し、前記チエン13には該チエン13
を上方に移動させる移動手段を設け、前記供給装置8の
終端部と前記チエン13の始端部間の引継部33には穀稈詰
まりを感知する感知センサ34を設け、該感知センサ34に
よる感知および前記上部カバー7の上方開放によって前
記移動手段が作動するように構成した脱穀装置の排藁搬
送装置としたものである。
(実施例) 本発明の一実施例を説明すると、1はコンバイン等の
機体フレーム、2は前記機体フレーム1の下方に設けた
走行装置、3は前記機体フレーム1の前方に設けた刈取
部、4は前記刈取部3の最前方部に設けた分草体であ
る。
5は前記機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置(自
動送込式)であり、脱穀装置5の扱室内には扱胴6を軸
装し、扱胴6の上方には該扱胴6の上部を包囲する上部
カバー7を設ける。上部カバー7は、その他側10を機体
側に回動自在に取付ける。上部カバー7の一側縁9は、
前記脱穀装置5の側部に設けた穀稈供給装置8の上方に
臨ませる。
11は前記穀稈供給装置8の終端部近傍に設けた排藁搬
送装置であり、挾扼杆12と該挾扼杆12の上方に設けた排
藁搬送チエン13により構成される。
挾扼杆12は、取付軸14の上端部に固定され、取付軸14
は機体側に上下動自在に取付ける。取付軸14、14の外周
には、前記挾扼杆12を前記排藁搬送チエン13に弾着する
ように常時付勢するバネ15を設ける。
前記排藁搬送チエン13は、案内レール16に設けた駆動
歯車17と受動歯車18とに掛け回される。駆動歯車17は入
力軸19の外端部に固定される。該入力軸19は、前記案内
レール16より内側に突出させ、機体側に設けた伝動ボッ
クス20内に臨ませ、該突出部にベベルギヤ21を固定す
る。ベベルギヤ21にはベベルギヤ22を噛合わせ、該ベベ
ルギヤ22は受動プーリ23を固定した回転軸24に固定す
る。
前記案内レール16は、前記伝動ボックス20に軸装され
ている前記入力軸19に、前記受動歯車18側(先端側)が
上方に回動しうるように取付ける。前記伝動ボックス20
とベベルギヤ21の間の入力軸19の外周には、案内レール
16の先端が常時上動するように付勢するバネ25を巻回す
る。バネ25は一端を伝動ボックス20に係止し、他端を案
内レール16に係止する。
前記案内レール16の裏面側には、排藁搬送チエン13を
作用位置に固定するロック装置26を設ける。ロック装置
26は、前記案内レール16の裏面に四角筒形状の取付部材
27に設けた係合突起28と、該係合突起28と係合する係合
フック29とにより構成される。係合フック29は機体側に
設けた取付杆30に軸31により取付ける。係合フック29に
は前記係合突起28との係合を解除させるソレノイド32を
取付ける。
排藁搬送チエン13の始端部は、前記穀稈供給装置8の
終端部の上方位置に臨ませて引継部33を形成し、該引継
部33には詰まり穀稈の感知センサ34を設ける。該感知セ
ンサ34は前記ソレノイド32と接続し、感知センサ34が詰
まり排藁を感知してオンになると、ソレノイド32をオン
にして係合フック29を係合突起28から外し、排藁搬送チ
エン13の先端側をバネ25の弾力により上動させる。
なお、前記感知センサ34が詰まり排藁を感知してオン
になると、前記刈取部3、穀稈供給装置8、排藁搬送装
置11等を停止させる構成にしてもよい。
しかして、前記上部カバー7の内面側に当接部材35を
設け、上部カバー7を閉操作すると、当接部材35は前記
取付部材27の上面36に当接して、排藁搬送チエン13を前
記挾扼杆12にバネ25の弾力に抗して近付け、係合突起28
に係合フック29を係合させる。
前記取付杆30の先端には、ストッパー36を形成し、ス
トッパー36には取付部材27の下面37が当接して、案内レ
ール16の回動を停止させ、係合突起28に係合フック29を
係合させる。
第4図は伝動機構を示し、38は扱胴軸39に固定したプ
ーリ、40は前記プーリ23とプーリ38の間のベルト、41は
ベベルギヤ、42はベベルギヤ41に噛合うベベルギヤ、43
は入力プーリである。
次に前記構成に基づく作用を述べると、機体を前進さ
せると、分草体4により分草し、引起装置により引起
し、前側穂先搬送装置及び前側根元搬送装置で集束し、
自動送込式脱穀装置5の穀稈供給装置8に引継がれ、穀
稈は、その穂先が脱穀装置5の扱室内に供給された状態
で、根元を穀稈供給装置8により移送されて脱穀され、
脱穀済の排藁は穀稈供給装置8の終端に設けた排藁搬送
装置11に供給され、排藁搬送装置11により後方に搬送さ
れる。
前記の場合、脱穀済排藁の量が多いとき等の場合は、
排藁搬送装置11の始端部に詰まり現象が生じることがあ
った。
本発明では、排藁搬送装置11の排藁搬送チエン13は、
排藁搬送チエン13の案内レール16を、駆動歯車17の入力
軸19により伝動ボックス20に上下回動自在に取付け、案
内レール16と伝動ボックス20の間の入力軸19の外周には
一端を伝動ボックス20に他端を案内レール16に係止した
バネ25が設けられているから、感知センサ34が引継部33
の詰まり排藁を検知すると、ソレノイド32をオンにし、
係合フック29を軸31を中心に回動させ、係合突起28との
係合を解除し、案内レール16はバネ25の弾力により入力
軸19を中心に上動させようとする。
前記上部カバー7の内面には当接部材35が設けられ、
当接部材35の下端は前記係合突起28を設けた取付部材27
の上面36に当接しているから、上部カバー7を開放状態
にすると、当接部材35による取付部材27の押圧が解除さ
れ、排藁搬送チエン13はバネ25の弾力に入力軸19を中心
に回動し、挾扼杆12に対して離間する。
したがって、上部カバー7を開放させるだけで、排藁
搬送チエン13は挾扼杆12に対して離間し、簡単に詰まり
排藁を除去できる。
また、前記扱胴6の部分で穀稈が詰まったときは、感
知センサ34はオンにならないのでソレノイド32は作動し
ないから、上部カバー7を開放させても、排藁搬送チエ
ン13と挾扼杆12とにより排藁は挟持し、作業に支障を来
たさない。
しかして、上部カバー7を閉操作すると、上部カバー
7の裏面に設けた当接部材35の下端が取付部材27の上面
36に当接して、案内レール16の先端を下方に押し下げ、
案内レール16に取付けた取付部材27の下面37がストッパ
ー36に当接するから、案内レール16の回動を停止させ、
ロック装置26の係合突起28に係合フック29が係合して、
排藁搬送チエン13を前記挾扼杆12に近付いた作業位置に
ロックする。
(効果) 従来公知の、実開昭63−181237号公報には、扱胴を軸
止した扱室と、該扱室に穀稈穂先を供給する穀稈供給装
置と、脱穀済排藁を搬送する下部の挾扼杆及びその上部
に設けられる排藁搬送チエンとからなる排藁搬送装置と
を設けた脱穀装置について記載されているが、該公知例
では、脱穀済排藁の量及び、引継状態により、穀稈供給
装置と排藁搬送チエンの間の引継部に排藁が詰まること
があった。この詰まり排藁の除去は、挾扼杆側を取外し
て行なう(排藁搬送チエンは取外不能構造である)。そ
のため、詰まり穀稈の取除き作業は大変面倒であった。
しかるに、本発明は、扱室に穀稈穂先を搬送供給する
穀稈供給装置8の終端に、脱穀済排藁を上下に挟持搬送
する挾扼杆12と排藁搬送チエン13とからなる排藁搬送装
置11を設け、前記排藁搬送装置11の上方を上部カバー7
により包囲した脱穀装置において、前記排藁搬送チエン
13は前記上部カバー7の下方に、前記挾扼杆12は前記チ
エン13の下方に夫々配置し、前記チエン13には該チエン
13を上方に移動させる移動手段を設け、前記供給装置8
の終端部と前記チエン13の始端部間の引継部33には穀稈
詰まりを感知する感知センサ34を設け、該感知センサ34
による感知および前記上部カバー7の上方開放によって
前記移動手段が作動するように構成した脱穀装置の排藁
搬送装置としたものであるから、 イ.感知センサ34が引継部33の詰まり排藁を検知する
と、移動手段はチエン13を上動させようとし、次に、上
部カバー7を開放状態にすると、移動手段は排藁搬送チ
エン13を上動させ、挾扼杆12に対して離間させることが
でき、排藁搬送チエン13と上部カバー7との間および排
藁搬送チエン13と挾扼杆12との間の両方の間隔を広くし
て、穀稈の除去を簡単に行なえる。
ロ.前記扱胴6の部分で穀稈が詰まったときは、感知セ
ンサ34はオンにならないので移動手段は作動しないか
ら、上部カバー7を開放させても、排藁搬送チエン13と
挾扼杆12とにより排藁は挟持し、作業に支障を来たさな
い。即ち、最も詰まりが多発する部分の引継部33の詰ま
りを感知できるので、確実に詰まりを感知でき、また、
それ以外のときは作動しないから、排藁搬送に支障を与
えない。
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は側面図、第2図、第3図は排藁搬送装置の斜視
図、第4図は伝動機構説明図である。 符号の説明 1……機体フレーム、2……走行装置、3……刈取部、
4……分草体、5……自動送込式脱穀装置、6……扱
胴、7……上部カバー、8……穀稈供給装置、9……一
側、10……他側、11……排藁搬送装置、12……挾扼杆、
13……排藁搬送チエン、14……取付軸、15……バネ、16
……案内レール、17……駆動歯車、18……受動歯車、19
……回転軸、20……伝動ボックス、21、22……ベベルギ
ヤ、23……受動プーリ、24……回転軸、25……バネ、26
……ロック装置、27……取付部材、28……係合突起、29
……係合フック、30……取付杆、31……軸、32……ソレ
ノイド、33……引継部、34……感知センサ、35……当接
部材、36……ストッパー、37……下面、38……プーリ、
39……扱胴軸、40……プーリ、41、42……ベベルギヤ、
43……入力プーリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 敏郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (56)参考文献 実開 昭56−111754(JP,U) 実開 昭56−104337(JP,U) 実開 昭58−187236(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 17/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱室に穀稈穂先を搬送供給する穀稈供給装
    置8の終端に、脱穀済排藁を上下に挟持搬送する挾扼杆
    12と排藁搬送チエン13とからなる排藁搬送装置11を設
    け、前記排藁搬送装置11の上方を上部カバー7により包
    囲した脱穀装置において、前記排藁搬送チエン13は前記
    上部カバー7の下方に、前記挾扼杆12は前記チエン13の
    下方に夫々配置し、前記チエン13には該チエン13を上方
    に移動させる移動手段を設け、前記供給装置8の終端部
    と前記チエン13の始端部間の引継部33には穀稈詰まりを
    感知する感知センサ34を設け、該感知センサ34による感
    知および前記上部カバー7の上方開放によって前記移動
    手段が作動するように構成した脱穀装置の排藁搬送装
    置。
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JPH0353816A JPH0353816A (ja) 1991-03-07
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JP3372660B2 (ja) * 1994-06-02 2003-02-04 三菱農機株式会社 コンバインにおける排藁搬送装置
JP3372676B2 (ja) * 1994-09-26 2003-02-04 三菱農機株式会社 脱穀機のカバー装置
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JP3369763B2 (ja) * 1994-10-28 2003-01-20 三菱農機株式会社 脱穀機の排藁搬送装置
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JP2007236307A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Yanmar Co Ltd コンバイン

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