JP2852481B2 - 自立型装置のフレーム構造 - Google Patents

自立型装置のフレーム構造

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JP2852481B2 JP19914793A JP19914793A JP2852481B2 JP 2852481 B2 JP2852481 B2 JP 2852481B2 JP 19914793 A JP19914793 A JP 19914793A JP 19914793 A JP19914793 A JP 19914793A JP 2852481 B2 JP2852481 B2 JP 2852481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子装置のフレーム構
造に関するもので、特に事務機器に属する自立型電子装
置に採用されるフレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に事務機器に属する電子装置は、板
金で構成されたフレームにプリント配線板やディスク駆
動装置などの内部ユニットを収容し、外側に化粧パネル
を取り付けた構造をしている。プリント配線板は通常シ
ェルフと呼ばれる支持枠に挿抜自在に装着され、シェル
フの奥端に設けたバックボード(配線板)にコネクタを
介して電気的に接続される。また搭載される内部ユニッ
トのケースその他の導電部材は、フレームに接地(フレ
ームグランド)されなければならない。そのためフレー
ムにはフレームグランド用の接点バネが固定されてい
る。また自立型電子装置は省スペース設計のために幅狭
い形状とされることが多く、このような装置では倒伏を
防止するためにフレームの底部両側に突出する倒れ止め
用の補助足を設けている。
【0003】図10はこのような自立型電子装置の一例
として、オフィスコンピュータの本体装置を示したもの
で、33が補助足である。また図11は図10の電子装
置の従来のフレーム構造を示したもので、図の右側が装
置の前方である。図の装置ではフレーム41の上部前方
の空間42にフレキシブルディスクドライブ装置や光磁
気ディスクドライブ装置などが収容され、上部後方の空
間43にはハードディスクドライブ装置が収容される。
また下部前方の空間44にはプリント配線板のシェルフ
がプリント配線板を装置の手前側から抜き差しできるよ
うに装着され、下部後方の空間45は幅狭い縦仕切板2
3で図の手前側と奥側に仕切られ、奥側に電源ユニット
が手前側に無停電電源装置が収容される。上部の空間と
下部の空間とは上仕切板8で仕切られ、下部空間の下方
には配線スペースが設けられて、下部空間と配線スペー
スとが下仕切板9で仕切られている。またフレームの上
端には上部枠47が固着され、下端には底板34が固着
されている。
【0004】電源ユニットやデバイスユニットおよびプ
リント配線板などが挿入される空間42〜45の寸法は
重要であり、プラスマイナス0.2mm程度の寸法公差
が要求されている。またこれらの内部ユニットはその外
形寸法が必ずしも同一でない。そのためフレームのこれ
らの内部ユニット装填部分には、位置決め板10、11
や側面ガイド板48を設けて装填される内部ユニットの
寸法に合致した空間が形成されるようにするとともに、
上下の仕切板8、9や位置決め板10、11および縦仕
切板23や側面ガイド板48の相対位置関係を治具で規
制してスポット溶接することにより、正確な寸法の内部
ユニット収容空間が形成されるようにしていた。
【0005】またフレーム41と内部ユニットとのフレ
ームグランドは、内部ユニットからの放射電波を低く抑
えるために必要なものであり、たとえば図12のフレー
ムでは縦仕切板23にフレームグランド接点24を設け
ている。このフレームグランド接点は、先端側をく字状
に屈曲した板バネ49によって形成されており、従来は
図12に示すように、板バネ49の基端をスポット溶接
にて縦仕切板23に溶接していた。この場合縦仕切板2
3と板バネ49との板厚が相違するため、当て板50を
設けてスポット溶接していた。また補助足33は図13
に示すように、底板34の両側辺下部に複雑に屈曲した
形状のブラケット51をスポット溶接し、補助足33の
基端をこのブラケット51に固定する構造で取り付けて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように自立型装置
のフレーム41は、様々な機能を満足させる構造にする
必要があるため、多数の部材から構成されている。また
その組立に際しては、各板部材相互の寸法精度が要求さ
れるため、治具を用いて板部材相互の位置決めを行った
うえでスポット溶接するという熟練度を要する作業が必
要であった。またフレーム重量が大きいため、溶接箇所
毎にフレームの姿勢を変えて行うスポット溶接作業は重
労働を余儀なくされ、これらの要因のためにフレームが
高価になるという問題があった。すなわち従来構造では
フレームが多数の板部材で構成され、しかもこれらの板
部材相互のほとんどがスポット溶接により固着されてい
るので組立に工数がかかり、精度維持の点でも作業者に
多大な負担をかけていた。
【0007】たとえばプリント配線板が挿入されるシェ
ルフ構造部分では、部材点数が多くて組立作業が煩雑な
うえ、プリント配線板の案内精度を保つために上下の位
置決め板10、11の溶接位置精度を正確に出す必要が
あり、相当なコスト負担となっていた。またたとえばフ
レームグランド接点用の板バネ49の取付構造において
は、板バネ49と板部材23との板厚さが相当大きいた
めに溶接作業に熟練を要し、スポット溶接用の当て板5
0を用いており、コストアップの一要因となっていた。
また大きなフレームに小さな板バネ49をスポット溶接
する作業は集中力を必要とする困難な作業となってい
た。またたとえば補助足の取付部においては、転倒を防
ぐためには約60kgの装置重量を支える必要があり、
ブラケット51のスポット溶接外れや変形が発生するた
め、ブラケット51に充分な強度を持たせるために複雑
に屈曲した形状とし、さらにその取付けにはスポット溶
接した後アーク溶接で補強して強度保証を行っており、
溶接作業に非常に時間がかかっていた。
【0008】この発明では、自立型電子装置におけるフ
レームについて、構成部材の簡素化やシェルフの位置決
め構造を見直すことにより、部材点数の削減および組立
てにおける困難かつ重労働のスポット溶接を削除し、し
かも寸法精度が作業者の熟練度によって左右されず、さ
らにロボット等による自動組立も可能で、従来構造に比
べて大幅にコスト低減が可能なフレーム構造を提供する
ことを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自立型装置
のフレーム構造は、互いに面直角方向に接合される第1
と第2の板部材2、12を備えた自立型装置のフレーム
構造において、第1の板部材2の面の複数箇所に第2の
板部材12側に突出する切起し片6が第2の板部材12
の板厚方向及び辺方向に間隔を隔ててかつ板厚方向の間
隔を第2の板部材の板厚寸法にして形成され、各切起し
片6は第2の板部材12の面に平行な切目13を備え、
前記板厚方向に間隔を隔てた隣接する切起し片6の前記
切目相互の間に嵌合部7が形成されており、第2の板部
材12の第1の板部材2に対する接合位置精度が前記切
起し片の切目13の位置精度で規定されることを特徴と
するものである。嵌合部7を形成する切起し片6を平
な2本の切目13、13の間に形成された山形に屈曲し
たものとすることができる。前記嵌合部7をその切起し
片6の突出側に向けて第2の板部材12の面直角方向に
拡がるように形成することができる。第1の板部材2を
第2の板部材12の少なくとも三辺を囲むように屈折
し、その対向する面に嵌合部7を形成することができ
る。第2の板部材12が接合辺に第1の板部材2の接合
面と平行な締結片15を有し、嵌合部7により位置決め
された第1の板部材と第2の板部材2、12がリベット
19により締結固定されるものとすることができる。
【0010】また、本発明に係る自立型装置のフレーム
構造は、装填される内部ユニット30の外面に対向する
面を備えた板部材20の外面に、前記内部ユニット30
の挿脱方向と平行な2本の切目22a、22aの間に山
形に屈曲した切起し片22が上記内部ユニット30側に
向けて突出形成されており、上記内部ユニット30の装
填位置が当該ユニットの外面と上記切起し片22の突端
との当接により規定されることを特徴とするものであ
る。
【0011】更に、本発明に係る自立型装置のフレーム
構造は、装着される内部ユニット30の外面に対向する
板部材23に前記内部ユニット30のケースと当該板部
材23とを電気的に導通するフレームグランド接点が設
けられている自立型装置のフレーム構造において、前記
板部材23には矩形の開口25とその一辺に近接して前
記内部ユニット30の装填空間の反対側に突出する台形
の切起し片26とが設けられており、フレームグランド
接点は接点バネ27の先端側のく字状屈曲部26で形成
されるとともに、この接点バネ27の基端には、前記切
起し片26と板部材23との間の隙間に挿入される舌片
28と、前記切起し片26と係合する係止突起29とが
設けられており、上記接点バネ27は基端を上記板部材
23の反内部ユニット側の面に係着され、かつ先端を上
記板部材23の内部ユニット側の面31に当接した状態
でその弾力により内部ユニット30のケースと押圧接触
することを特徴とするものである。
【0012】更に、本発明に係る自立型装置のフレーム
構造は、フレームの底部にその両側方に突出する補助足
33を有する自立型装置のフレーム構造において、前記
補助足33はフレームの底板34の両側辺に下方に向け
て突出形成したブラケット36に基端を固定して設けら
れており、かつ両側のブラケット36、36相互を連結
固定する矩形の補強枠37が設けられていることを特徴
とするものである。
【0013】
【作用】フレームの立壁面を形成する第1の板部材2に
直交する上下仕切板8、9や上下位置決め板10、11
などの第2の板部材12は、第1の板部材2に形成した
切起し片6の間の嵌合部7に板厚Fを嵌め込むことによ
って位置決めされる。切起し片6はNCタレットプレス
で形成することにより、プラスマイマス0.15mm程
度の公差で板部材12の位置精度を保証することができ
る。これにより治具を用いないで板部材相互の位置出し
が可能になる。
【0014】切起し片6は第2の板部材12の面と平行
な切目13、13の間に形成した山形の切起し片とする
ことにより、第2の板部材12と嵌合する部分の位置精
度を正確にできるとともに、嵌合部7を切起し片6の突
端に拡がった形状とすることにより、嵌合時の組立作業
が容易となる。
【0015】上記の構造において、第1の板部材2を図
示実施例の前板5、後板3等を一体化して対向面を設け
た形状とし、この対向面に前記嵌合部7を形成するよう
にすれば、第2の板部材12を対向する面の嵌合部7に
嵌合することによって自己保持させることができ、フレ
ーム1を仮組立することができる。そして仮組立によっ
て位置決めされた板部材相互をリベット19により締結
固定するようにすれば困難なスポット溶接が不要とな
り、組立時間の短縮が可能で、ロボットによる自動組立
も実現可能となる。従来構造ではリベットとリベット孔
との寸法公差のためにリベットによる固定では第1の板
部材と第2の板部材との位置精度が正確に保証できなか
ったが、本発明の構造では切起し片6で第1の板部材2
と第2の板部材12との位置関係が保証されているた
め、リベット組立が可能となるのである。また切起し片
6は板部材相互の位置決めを目的とするほか、同様な切
起し片22を内部ユニットの装填空間の側面に形成する
ことにより、内部ユニットの位置決め機能を持たせるこ
とが可能で、側面ガイド板48などの代わりに用いるこ
とにより側面ガイド板48を削除でき、部材点数を削減
することが可能となる。
【0016】さらにこの発明のフレームでは台形の切起
し片26をフレームに設けて、その切起し片によって生
成された隙間に係止部29を撓ませながら舌片28を差
し込んで、係止部29が弾性力で戻って切起し片26の
間に引っ掛かることにより、接点バネ27が脱落を防止
された状態でフレーム1に止着される。この状態で内部
ユニットを実装すると、図8に示すように、X、Y、Z
の各ポイントでフレームと接点バネとの接触が確実に保
証される。このようにこの発明の構成を採用することに
より、接点バネをフレームにワンタッチ取り付けでき、
面倒で熟練度の必要なスポット溶接作業が不要になる。
【0017】また補助足33の取付部の構造において
も、枠構造の補強枠37を底板の両端を曲げて形成した
ブラケット36の間に固定して左右のブラケット36、
36を連結することにより、補助足に係る荷重が分散さ
れ、別部品としてのブラケット51が不要となり、部材
点数を削減することができる。また上記構造によれば、
ブラケット36と補強枠37とのスポット溶接のみで充
分な強度が保証され、溶接工数も削減することができ
る。
【0018】
【実施例】次に図面に示す実施例について説明する。フ
レーム1の立壁面を形成する第1の板部材2は、図1に
示すように1枚の板を折り曲げることによって後板3、
側板4およびこの側板から短い長さで屈折する前板5を
一体に形成し、その後板3、側板4および前板5の適宜
の箇所にフレームの内側に突出する切起し片6によって
複数の嵌合部7が形成されている。各嵌合部7は図3に
示すように、位置決めされる第2の板部材12(上下仕
切板8、9および上下位置決め板10、11)の板厚F
を嵌め込む間隔Eを備えている。嵌合部7は千鳥に配置
した3個の切起し片6の間に形成されており、各切起し
片6は第2の板部材12の面と平行な切目13、13の
間の板部分を山形に切り起こすことによって形成されて
おり(図2参照)、各切起し片6の突端の幅Lを基端の
幅Dより若干幅狭とすることにより、切起し片6の突端
側に向けて板厚方向に拡がる嵌合部7が形成されるよう
にしている。
【0019】第2の板部材12の四辺は第1の板部材2
の面と平行になるように短い長さで屈曲されて締結片1
5が形成されており、締結片15の切起し片6と対向す
る部分には、矩形の開口16が設けられている。第2の
板部材12は図3に示すように、端片の板厚が嵌合部7
に嵌合された状態で位置決めされ、このとき締結片15
側の切起し片6は、開口16に挿通された状態となる。
【0020】第1の板部材2と第2の板部材12の接合
位置は、千鳥状に配置した切起し片6の間に第2の板部
材12の板厚Fを嵌め込むことによって位置決めされ、
切起し片6をNCタレットプレスで形成してやれば、プ
レス固有の公差(プラスマイナス0.15mm)で上下
の仕切板8、9相互および上下の位置決め板10、11
相互の間隔を精度保証することができる(図5参照)。
そして図1に示すようなコ字形に屈曲した第1の板部材
2の対向する面に嵌合部7を設けて上下の仕切板8、9
などを位置決めするようにすれば、上下の仕切板8、9
を嵌合部7に嵌め込むだけで、上下の仕切板8、9が位
置決めされた状態で第1の板部材2に保持され仮組みさ
れた状態となる。そこで図4に示すように第1の板部材
2と第2の板部材の締結片15とにリベット孔17、1
8を設けておき、仮組みされた第1の板部材と第2の板
部材とをリベット19で締結固定することにより、両者
を締結することができる。この場合リベット孔17、1
8の一方の径Jを締結片15の折曲げ部からリベット孔
までの寸法G(通常プラスマイナス0.25〜0.35
mmの誤差が生ずる)の寸法公差を吸収できる程度に大
きくしておけば、切起し片6と併用することによって、
リベット止めによって第1の板部材2と第2の板部材1
2とを高い位置精度で接合することができる。
【0021】図5、6において、電源収納空間21部分
の奥板20には、上述した上下仕切板8、9の位置決め
のための切起し片6のほかに、収納される内部ユニット
(電源ユニット)の外側面をガイドするための切起し片
22が設けられている。このガイド用の切起し片22は
内部ユニット30の挿脱方向と平行な2本の切目22
a、22aを設けて上述した切起し片6と同様な工程に
よって約同型に設けられるが、その板面からの突出高さ
Hは、収納される内部ユニット30の幅とフレームの幅
との差に相当する高さとし、当該空間21に収容される
内部ユニットがこの切起し片22の突端に当接して、ガ
タなく収納されるようにする。このような切起し片22
を設けることにより、図11の従来構造に示す側面ガイ
ド板48が不要となり、部材点数の削減が可能であると
ともに、当該部材を組み付けるための工数も削減され
る。
【0022】また縦仕切板23に装着されるフレームグ
ランド接点24は、図7および8に示す構造で装着され
ている。すなわち縦仕切板23に接点バネ装着用の矩形
の窓25を設け、この窓25の一辺に近接させて2個ず
つ並んだ台形の切起し片26、26の2組を設けてい
る。一方接点バネ27は装填される内部ユニット30の
ケースに接触する屈曲部32を従来と同様にく字形に屈
曲させて形成し、その基端に前記切起し片26と縦仕切
板23の面との間に形成されるスリットに挿入される舌
片28を形成し、この舌片に一部を切り起こして係止突
起29を形成する。このように形成した接点バネ27
は、基端部を縦仕切板23の内部ユニット装填側から裏
側へと窓25を通し、その舌片28を切起し片26と縦
仕切板23の面との間に形成されたスリットに挿通す
る。そして二つ並んだ切起し片の間の位置で係止突起2
9が自身のバネ力により復元するまで舌片28を差し込
んで取付けを終了する。このとき接点バネ27の前端が
縦仕切板23の内部ユニット装填側の面31に対向する
ように窓25の大きさを設定しておく。この状態で接点
バネ27は係止突起29の抜止め作用により、台形の切
起し片26に挿通された状態で保持される。内部ユニッ
ト30がフレームに装填されると、図8に示すように、
内部ユニット30と接点バネ27とはく字形の屈曲部3
2の頂端で接触し、また縦仕切板23と接点バネ27と
は基端部Xと先端部Zで縦仕切板23に接触し、内部ユ
ニット30とフレームとの電気的な接触が確保できる。
このように接点バネ27は一動作でフレームに取り付け
ることができ、面倒で熟練の要する接点バネのスポット
溶接による固定作業が不要になる。
【0023】また図示実施例のフレームでは補助足33
の取付部は図9に示す構造となっている。すなわち底板
34の補助足33の根元部分に、底板34と一体の板片
35を設けて、これを一旦内側へ屈曲させた後さらに下
方に屈曲してブラケット36を形成する。そして対向す
るブラケット36、36の間に矩形枠状に形成した補強
枠37を嵌め込んだ状態で両端をスポット溶接して左右
のブラケット36、36を一体化する。そして各ブラケ
ット36の外側部分に補助足33の基端を固定するので
ある。
【0024】倒れ防止用の補助足33には両側の補助足
に同時に大きな荷重がかかることがない。そして1本の
補助足にかかった荷重は補強枠37で連結された2本の
ブラケットで荷重が分散されて受け持たれるため、簡単
な構造で充分な強度が得られ溶接作業も簡単になる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、自立型
電子装置のフレームにおいて、各部材相互の位置決めの
ため部材や内部ユニットをガイドするガイド板やフレー
ムグランド接点の溶接のために用いられる当て板などの
補助的な部材を削減することができる。また組立性にお
いては、各板部材相互の接合位置決め作業が非常に容易
になるともともに、主要な部材相互を互いに位置決めさ
れた仮組み状態で自己保持させることができ、固着手段
として困難かつ重労働なスポット溶接に代えて、リベッ
ト締めによる固定構造を採用することができ、組立時の
作業負担を大幅に軽減できる。しかも各部材の接合位置
精度が作業者の熟練度によって左右されず、ロボットに
よる自動組立も容易に可能となり、結果としてフレーム
のコストを大幅に低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】板部材相互の接合構造を示す斜視図
【図2】切起し片の形状を示す部分平面および側面図
【図3】板部材相互の接合構造を示す詳細斜視図
【図4】板部材相互の接合構造を示す断面側面図
【図5】フレームの全体斜視図
【図6】切起し片によるガイド構造を示す部分斜視図
【図7】フレームグランド接点の装着構造を説明する斜
視図
【図8】フレームグランド接点の装着構造を示す部分断
面平面図
【図9】補助足の取付部分の構造を示す斜視図
【図10】自立型電子装置の外観の一例を示す斜視図
【図11】従来のフレーム構造を示す全体斜視図
【図12】従来のフレームグランド接点の装着構造を示
す断面平面図
【図13】補助足取付部分の従来構造を示す斜視図
【符号の説明】
2 第1の板部材 6 切起し片 7 嵌合部 12 第2の板部材 13 切目 15 締結片 19 リベット 20 奥板 22 切起し片 22a 切目 23 縦仕切板 26 切起し片 27 接点バネ 28 舌片 29 係止突起 30 内部ユニット 31 内部ユニット装置側の面 32 屈曲部 33 補助足 34 底板 36 ブラケット 37 補強枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安多 武志 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー 内 (56)参考文献 実開 昭60−123167(JP,U) 実公 昭34−10764(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47B 57/34 H05K 7/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに面直角方向に接合される第1と第
    2の板部材(2,12)を備えた自立型装置のフレーム構造に
    おいて、第1の板部材(2) の面の複数箇所に第2の板部
    材(12)側に突出する切起し片(6) が第2の板部材(12)の
    板厚方向及び辺方向に間隔を隔ててかつ板厚方向の間隔
    を第2の板部材の板厚寸法にして形成され、各切起し片
    (6) は第2の板部材(12)の面に平行な切目(13)を備え、
    前記板厚方向に間隔を隔てた隣接する切起し片(6) の前
    記切目相互の間に嵌合部(7) が形成されており、第2の
    板部材(12)の第1の板部材(2) に対する接合位置精度が
    前記切起し片の切目(13)の位置精度で規定されることを
    特徴とする、自立型装置のフレーム構造。
  2. 【請求項2】 嵌合部(7) を形成する切起し片(6) が第
    2の板部材(12)の面に平行な2本の切目(13,13) の間に
    形成された山形に屈曲した切起し片である、請求項1記
    載の自立型装置のフレーム構造。
  3. 【請求項3】 前記嵌合部(7) がその切起し片(6) の突
    出側に向けて第2の板部材(12)の面直角方向に拡がるよ
    うに形成されている、請求項1または2記載の自立型装
    置のフレーム構造。
  4. 【請求項4】 第1の板部材(2) が第2の板部材(12)の
    少なくとも三辺を囲むように屈折され、その対向する面
    に嵌合部(7) が形成されていることを特徴とする、請求
    項1、2または3記載の自立型装置のフレーム構造。
  5. 【請求項5】 第2の板部材(12)は接合辺に第1の板部
    材(2) の接合面と平行な締結片(15)を有し、嵌合部(7)
    により位置決めされた第1の板部材と第2の板部材(2,1
    2)がリベット(19)により締結固定されている、請求項
    1、2、3または4記載の自立型装置のフレーム構造。
  6. 【請求項6】 装填される内部ユニット(30)の外面に対
    向する面を備えた板部材(20)の外面に、前記内部ユニッ
    ト(30)の挿脱方向と平行な2本の切目(22a,22a) の間に
    山形に屈曲した切起し片(22)が上記内部ユニット(30)側
    に向けて突出形成されており、上記内部ユニット(30)の
    装填位置が当該ユニットの外面と上記切起し片(22)の突
    端との当接により規定されることを特徴とする、自立型
    装置のフレーム構造。
  7. 【請求項7】 装着される内部ユニット(30)の外面に対
    向する板部材(23)に前記内部ユニット(30)のケースと当
    該板部材(23)とを電気的に導通するフレームグランド接
    点が設けられている自立型装置のフレーム構造におい
    て、 前記板部材(23)には矩形の開口(25)とその一辺に近接し
    て前記内部ユニット(30)の装填空間の反対側に突出する
    台形の切起し片(26)とが設けられており、フレームグラ
    ンド接点は接点バネ(27)の先端側のく字状屈曲部(26)で
    形成されるとともに、この接点バネ(27)の基端には、前
    記切起し片(26)と板部材(23)との間の隙間に挿入される
    舌片(28)と、前記切起し片(26)と係合する係止突起(29)
    とが設けられており、上記接点バネ(27)は基端を上記板
    部材(23)の反内部ユニット側の面に係着され、かつ先端
    を上記板部材(23)の内部ユニット側の面(31)に当接した
    状態でその弾力により内部ユニット(30)のケースと押圧
    接触することを特徴とする、自立型装置のフレーム構
    造。
  8. 【請求項8】 フレームの底部にその両側方に突出する
    補助足(33)を有する自立型装置のフレーム構造におい
    て、前記補助足(33)はフレームの底板(34)の両側辺に下
    方に向けて突出形成したブラケット(36)に基端を固定し
    て設けられており、かつ両側のブラケット(36,36) 相互
    を連結固定する矩形の補強枠(37)が設けられていること
    を特徴とする、自立型装置のフレーム構造。
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