JP2851178B2 - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JP2851178B2
JP2851178B2 JP12380491A JP12380491A JP2851178B2 JP 2851178 B2 JP2851178 B2 JP 2851178B2 JP 12380491 A JP12380491 A JP 12380491A JP 12380491 A JP12380491 A JP 12380491A JP 2851178 B2 JP2851178 B2 JP 2851178B2
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豊文 冨田
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は導電性流体の流量を測定
する電磁流量計に関する。
【0003】
【従来の技術】導電性流体の流量を測定する装置の1と
して、従来、図4に示す電磁流量計が知られている。
【0004】この図に示す電磁流量計は検出器101
と、変換器102と、これらを接続するケーブル103
とを備えており、変換器102によって検出器101を
駆動して流体の流量を測定させ検出信号を出力させると
ともに、この検出信号を取り込んで前記流体の流量を示
す流量信号を生成しこれを外部に出力する。
【0005】検出器101は流体が流れる測定配管10
5と、この測定配管105の内壁に取り付けられる2つ
の電極106と、前記測定配管105に磁束を与える励
磁コイル107とを備えており、ケーブル103を介し
て変換器102から出力される矩形状の励磁電流を取り
込むとともに、この励磁電流により励磁コイル107を
励磁して測定配管105内に磁束を発生させ、電極10
6間に前記磁束と前記測定配管105内を流れる流体の
流量とに応じた検出信号を発生させこれをケーブル10
3上に送出して変換器102に供給する。
【0006】変換器102は前記検出器101の前記励
磁コイル107に交流の励磁電流を供給する励磁回路1
08と、前記電極106から出力される検出信号を増幅
する増幅回路109と、この増幅回路109によって増
幅された検出信号を処理する演算回路110とを備えて
おり、励磁回路108によって励磁コイル107を励磁
して測定配管105内に磁束を与えながら、電極106
に発生した検出信号を増幅回路109で増幅した後、演
算回路110によって処理して前記測定配管105内を
流れる流体の流量を示す流量信号を生成しこれを出力す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電磁流量計においては、スラリー流体等の流量
を測定するとき、電極106に電気二重層等が発生して
過大なノイズが発生し、これによって安定した測定がで
きなくなってしまうことがあった。
【0008】本発明は上記の事情に鑑み、測定時に過大
なノイズが発生しても、測定誤差が発生しないようにす
ることができ、これによって安定した測定を行なうこと
ができる電磁流量計を提供することを目的としている。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、励磁コイルに励磁電流を流して測定配管
に磁束を与え前記測定配管に設けられた電極に前記磁束
の密度と前記測定配管内を流れる流体の流量とに応じた
検出信号を生成させるとともに、前記検出信号を処理し
て予め設定されている形式の信号に変換して出力する電
磁流量計において、前記励磁コイルの励磁電流の極性が
反転するタイミングの所定時間範囲を示す変化率指示信
号を生成する変化率指示信号生成部と、前記電極から出
力される検出信号の変化率を制限するとともに、変化率
指示信号生成部から出力される変化率指示信号が励磁電
流の極性が反転するタイミングであることを示している
時間は前記変化率の制限を行わない変化率制限部と、こ
の変化率制限部によって変化率が制限された検出信号に
基づいて前記測定管内を流れる流体の流量を示す所定形
式の信号を生成する演算部とを備えたことを特徴として
いる。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、変化率制限部では、前記
電極から出力される検出信号の変化率を制限するととも
に、変化率指示信号生成部から出力される変化率指示信
号が励磁電流の極性が反転するタイミングであることを
示している時間は前記変化率の制限を行わないようにし
ているので、ノイズ成分のみを除去することができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明による電磁流量計の一実施例を
示すブロック図である。
【0013】この図に示す電磁流量計は検出器1と、変
換器2と、ケーブル3とを備えており、変換器2によっ
て検出器1を駆動しながら、この検出器1によって得ら
れた検出信号を処理してノイズを取り除いた後、ノイズ
除去済みの検出信号を処理して前記検出器1内を流れる
流体の流量を示す流量信号を生成し、これを出力する。
【0014】検出器1は流体が流れる測定配管4と、こ
の測定配管4の内壁に取り付けられる2つの電極5と、
前記測定配管4に磁束を与える励磁コイル6とを備えて
おり、ケーブル3を介して前記変換器2から出力される
励磁電流を取り込んで励磁コイル6を励磁して測定配管
4内に磁束を与えながら、各電極5間に前記磁束と流体
の流速とに応じた検出信号を発生させ、これをケーブル
3上に送出して変換器2に供給する。
【0015】変換器2は図2(a)に示す如く矩形状の
励磁電流を生成しこれをケーブル3上に送出して前記検
出器1に供給するとともに、図2(b)に示す如く前記
励磁電流の切替タイミングに対応した変化率指示信号を
生成する励磁回路10と、前記ケーブル3を介して前記
電極5から出力される検出信号を取り込むとともに、こ
れを増幅して図2(c)に示す検出信号を出力する増幅
回路11と、前記励磁回路10から出力される変化率指
示信号に応じた変化率で前記増幅回路11から出力され
る検出信号の変化率を規制して図2(d)に示す検出信
号にする変化率制限回路12と、この変換率制限回路1
2から出力される検出信号の安定した部分をサンプリン
グして演算を行ない前記測定配管4内を流れる流体の流
量を示す流量信号を生成する演算回路13とを備えてお
り、励磁回路10によって励磁コイル6を励磁して測定
配管4内に磁束を発生させる。そして電極5に発生した
検出信号を増幅回路11で増幅するとともに、変化率制
限回路12によって変化率を制限してノイズを除去した
後、演算回路13によってノイズ除去済みの検出信号を
サンプリング処理して前記測定配管4内を流れる流体の
流量を示す流量信号を生成しこれを出力する。
【0016】この場合、前記変化率制限回路12は図3
に示す如く2つの演算増幅器15、16と、エンハンス
メント型のFET(電解効果トランジスタ)17と、積
分用のコンデンサ18とを備えており、前記励磁回路1
0から出力される変化率指示信号が高レベルのときは、
FET17のドレイン−ソース間の抵抗値は低下し、F
ET17、コンデンサ18、演算増幅器16から成る積
分器の時定数は低下するので、制限される変化率は速く
なるように働く。これにより、検出信号の変化を抑制す
るのが防止される。逆に、前記励磁回路10から出力さ
れる変化率指示信号が低レベルのときには、大きな時定
数で積分して前記出力信号の変化速度を遅くし前記増幅
回路11から出力される検出信号中のノイズが除去され
る。すなわち、変化率制限回路12は、前記増幅器11
から出力される検出信号の変化率を制限するとともに、
励磁回路10(変化率指示信号生成部)から出力される
変化率指示信号が励磁電流の極性が反転するタイミング
であることを示している時間は前記変化率の制限を行わ
ないようにしている。
【0017】これによって、電極5で電気二重層等が発
生して図2(c)に示す如く増幅回路11から出力され
る検出信号中にノイズP1、P2が重畳されていると
き、検出信号の変化率が小さい部分に重畳されているノ
イズP1を取り除く。
【0018】なお、検出信号の変化が大きい部分に重畳
されているノイズP2は変化率制限回路12をそのまま
通過してしまうが、演算回路13によって前記検出信号
の安定した部分がサンプリングされて測定配管4内を流
れる流体の流量が演算さけれるので、ノイズP2による
誤差は発生しない。
【0019】このようにこの実施例においては、励磁回
路10から出力される励磁電流に同期して値が変化する
変化率指示信号に基づいて電極5から出力される検出信
号の値が大きく変化するとき、変化率制限回路12の出
力変化率を大きくして前記検出信号の値が大きく変化す
るのを許し、前記検出信号の変化が小さいとき、変化率
制限回路12の出力変化率を小さくして前記検出信号の
値が大きく変化するのを抑制して、前記検出信号に大き
なノイズP1が重畳されていても、変化率制限回路12
から出力される検出信号の値が大きく変化しないように
したので、測定時に過大なノイズP1、P2が発生して
も、測定誤差が発生しないようにすることができ、これ
によって安定した測定を行なうことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、測
定時に過大なノイズが発生しても、測定誤差が発生しな
いようにすることができ、これによって安定した測定を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁流量計の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示す電磁流量計の動作例を示す波形図で
ある。
【図3】図1に示す変化率制限器の詳細な構成例を示す
回路図である。
【図4】従来から知られている電磁流量計の一例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 検出器 2 変換器 4 測定配管 5 電極 6 励磁コイル 10 励磁回路(変化率指示信号生成部) 11 増幅回路 12 変化率制限回路(変化率制限部) 13 演算回路(演算部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルに励磁電流を流して測定配管
    に磁束を与え前記測定配管に設けられた電極に前記磁束
    の密度と前記測定配管内を流れる流体の流量とに応じた
    検出信号を生成させるとともに、前記検出信号を処理し
    て予め設定されている形式の信号に変換して出力する電
    磁流量計において、 前記励磁コイルの励磁電流の極性が反転するタイミング
    の所定時間範囲を示す変化率指示信号を生成する変化率
    指示信号生成部と、 前記電極から出力される検出信号の変化率を制限すると
    ともに、変化率指示信号生成部から出力される変化率指
    示信号が励磁電流の極性が反転するタイミングであるこ
    とを示している時間は前記変化率の制限を行わない変化
    率制限部と、 この変化率制限部によって変化率が制限された検出信号
    に基づいて前記測定管内を流れる流体の流量を示す所定
    形式の信号を生成する演算部と、 を備えたことを特徴とする電磁流量計。
JP12380491A 1991-05-28 1991-05-28 電磁流量計 Expired - Lifetime JP2851178B2 (ja)

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JPH04363627A JPH04363627A (ja) 1992-12-16
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