JP2850750B2 - 感熱ロール紙を使用するサーマルプリンタ - Google Patents

感熱ロール紙を使用するサーマルプリンタ

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JP2850750B2
JP2850750B2 JP6063967A JP6396794A JP2850750B2 JP 2850750 B2 JP2850750 B2 JP 2850750B2 JP 6063967 A JP6063967 A JP 6063967A JP 6396794 A JP6396794 A JP 6396794A JP 2850750 B2 JP2850750 B2 JP 2850750B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感熱ロール紙を使用
するサーマルプリンタに関するものであり、特に、前記
感熱ロール紙の種類を自動的に識別するように構成した
サーマルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルプロッタ等のサーマルプ
リンタに使用される感熱ロール紙は、基材紙の厚さや材
質及び発色剤の材質によって発色感度が夫々異なる。従
って、サーマルプリンタの感熱ロール紙を交換する際
は、その都度、サーマルヘッドの発熱エネルギーの設定
を手動操作によって行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、サーマルプリン
タの感熱ロール紙を異種の感熱ロール紙と交換する際
は、その都度サーマルヘッドの発熱エネルギー量等を設
定する必要がある。このため、サーマルプロッタの如く
幅寸法や紙質の異なる種々の感熱ロール紙を頻繁に交換
して使用する機器においては設定値の変更が煩わしく作
業性に難点がある。また、感熱ロール紙自体には感熱紙
の種類を示す表示等がないので、開梱して梱包箱から取
出した感熱ロール紙の種類を使用者が認識できず、印刷
濃度等の設定を誤ることもある。
【0004】そこで、サーマルプリンタに装填した感熱
ロール紙の種類を自動的に識別できるようにして印刷濃
度等の設定を誤る虞れを解消するとともに、設定を自動
化して作業性を向上するために解決すべき技術的課題が
生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案するものであり、軸の中間部位にフラ
ンジを設けたロール紙アダプタを感熱ロール紙のコアの
両端に挿着して、前記軸をサーマルプリンタの軸受にて
支持し、紙送り機構によって感熱紙を送出すサーマルプ
リンタに於て、前記ロール紙アダプタのフランジの両側
面へ貫通する複数の穴を前記ロール紙アダプタの軸心を
中心として環状に配列し、該サーマルプリンタに装着さ
れた前記ロール紙アダプタの穴に対向する位置にホトセ
ンサを配設し、印刷制御装置に前記ホトセンサの出力に
基づいて感熱ロール紙の種類を識別する判断部を設ける
とともに、前記感熱ロール紙の側縁端面に識別パターン
を表示し、前記感熱ロール紙に装着した前記ロール紙ア
ダプタの複数の穴と前記識別パターンとによって形成さ
れるドットパターンを前記ホトセンサにより読取って感
熱ロール紙の種類を識別するようにしたサーマルプリン
タを提供するものである。
【0006】
【作用】本発明は、端面に識別パターンを設けた感熱ロ
ール紙のコアの両端にロール紙アダプタを装着すると、
ロール紙アダプタのフランジに環状に配設した複数の穴
と識別パターンとによって白と黒等から構成されるドッ
トパターンが表現される。このロール紙アダプタを装着
した感熱ロール紙をサーマルプリンタに装填してロール
紙を引出すと、ロール紙アダプタのフランジに対向して
設置したホトセンサが識別ドット中の、例えば、黒ドッ
トの数を計数し、印刷制御装置の判断部がドットの計数
値によって感熱ロール紙の種類を識別する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図に従って詳述
する。図1はサーマルプロッタ1を示し、上部蓋体2は
開閉レバー3を引くことによって上方へ開放でき、上部
蓋体2の内部天面にサーマルヘッドが取付けられてい
る。感熱ロール紙は、前扉4を開放して上部蓋体2の下
部のロール紙収容部へ装填し、感熱紙の端部を所定の用
紙経路を通じて用紙排出口5まで引き出すことによって
セットする。
【0008】サーマルプロッタ用の感熱ロール紙には、
一般感熱紙の他にコート紙、厚手紙、合成紙、樹脂フィ
ルム等があり、発色種も黒の他に赤や青のものがある。
また、用紙サイズはA0、A1、A2の各種があり、紙
質と発色と寸法との組合わせによって数十種類の感熱ロ
ール紙が存在する。そして、一般感熱紙、コート紙、厚
手紙の標準印加熱量を1としたときに、合成紙では約
1.2、樹脂フィルムでは約1.4の印加熱量を要し、
サーマルヘッドへの供給エネルギーを夫々変更する必要
がある。
【0009】図2は、サーマルプロッタ1の前扉4を開
放して感熱ロール紙6を装填する手順を示し、感熱ロー
ル紙6の左右両端面にロール紙アダプタ7,7を装着
し、ロール紙アダプタ7,7の軸8,8をサーマルプロ
ッタ1のブラケット軸受9,9に係合させて感熱ロール
紙6を回転自在に支持する。
【0010】ロール紙アダプタ7は、図3及び図4に示
すように軸8の中間部位に感熱ロール紙6よりもやや大
径のフランジ10が設けられ、図4に示すように軸8の
一方のすり割り付中空部を感熱ロール紙6のコア11に
圧入し、軸8の他端側をブラケット軸受9に係合させ
る。図3に示すように、ロール紙アダプタ7のフランジ
10には軸心を中心として15度間隔で24個の穴1
2,12…が設けられ、隣接する穴12,12…の軸心
からの距離を交互に変位させて千鳥状に配列してある。
そして、フランジ10の一側面の外周近傍には前述した
穴12,12…と同一角度間隔で同期用穴13,13…
が開穿されている。
【0011】また、図4に示すようにサーマルプロッタ
1の一方のブラケット軸受9には、ロール紙アダプタ7
の中心近傍の2列の穴12,12…と外周近傍の同期用
穴13,13…とに対向する位置にホトセンサ14,1
5,16が固着され、ホトセンサ14,15,16は夫
々印刷制御装置(図示せず)に接続されている。
【0012】また、図5は感熱ロール紙6を示し、厚紙
を円筒形に形成したコア11に長尺の感熱紙17が巻装
されている。感熱紙17の側縁端面の内周近傍には、コ
ア11と同心円をなす円弧状の識別パターンPが捺印さ
れている。前述したように、感熱紙は紙質や発色剤によ
って夫々適正印加熱量が相違し、サーマルヘッドへの供
給エネルギーを夫々変更する必要がある。従って、熱量
比率を識別するための識別パターンを複数種類設定し、
夫々の感熱ロール紙の端面に該当する識別パターンPを
捺印する。
【0013】そして、ロール紙アダプタ7を、例えば図
5に示した感熱ロール紙6に装着すると、感熱ロール紙
6の識別パターンPとロール紙アダプタ7の穴12,1
2…とによって、図6に示すように識別ドットパターン
が表示される。ここで、サーマルヘッドへの印加エネル
ギー値を、例えば熱量比率で1と1.2と1.4の3段
階とするものとし、識別ドット中の黒ドット数として夫
々5と10と15を対応させるとともに、感熱ロール紙
6と感熱ロール紙6に装着したロール紙アダプタ7の相
対回転角度から生じる黒ドット数の表示誤差を考慮し
て、1回転中の黒ドット数を例えば3〜7で熱量比率
1、8〜12で熱量比率1.2、13〜17で熱量比率
1.4の如く判定範囲を印刷制御装置の判断部に設定す
る。
【0014】そして、ロール紙アダプタ7を装着した感
熱ロール紙6を、図2に示したようにしてサーマルプロ
ッタ1へ装填し、図7に示すように感熱紙17の先端部
を所定の用紙経路を通じて用紙排出口5から引出すので
あるが、このときサーマルプロッタ1の電源をオンして
おくことにより、感熱紙引出しの際のロール紙アダプタ
7の回転に伴って黒い識別ドット数が読取られる。
【0015】即ち、印刷制御装置の判断部は、同期用ホ
トセンサ16が同期用の穴13を検出する都度、他方の
ホトセンサ14,15の出力を読み、識別ドットが黒で
あれば識別カウンタに1を加え、同期用の穴13を24
個検出して同期用カウンタが1回転の同期用穴数をカウ
ントアップしたときに識別カウンタの積算を停止する。
そして、識別カウンタの積算値によって感熱ロール紙6
の種類が判別され、印刷制御装置が印加エネルギーデー
タテーブルから該当する印加エネルギーデータを読み出
してサーマルヘッドの駆動エネルギーを制御する。この
ようにして印刷濃度設定が自動化され、手動設定操作が
不要となる。
【0016】また、感熱ロール紙の端面にバーコード等
の複雑なパターンを捺印して識別データを読取るように
構成することも考えられるが、粗面であるロール紙端面
上の微細なコードパターンを読取ることは容易ではな
く、読取り機構に高水準の読取り精度を要求されて構成
が複雑化することになるが、本発明においては明快なド
ットパターンを計数するように構成したので読取りの確
実性が高く、且つ、読取り機構の構成を簡略化できるた
め、安定性並びにコストの面で有利である。
【0017】尚、この発明は上記一実施例に限定するも
のではなく、例えばロール紙アダプタ7の同期用穴13
に代えて同期用印刷マークや同期用凸部等を用いたり、
前扉4を開放すると印刷制御装置の電源が自動的にオン
されるように構成する等、種々の改変が可能であり、こ
の発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然であ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、感熱ロール紙の端面に設けた
識別パターンと、ロール紙アダプタのフランジに開設し
た穴とによって表示される識別ドットを読取って感熱ロ
ール紙を識別するように構成したので、識別データの読
取り精度が高く、且つ、読取り機構の構成が簡素であ
り、低コスト且つ信頼性の高い自動設定機能を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーマルプロッタの外観図。
【図2】本発明の実施例を示し、サーマルプロッタのロ
ール紙収容部を示す解説図。
【図3】ロール紙アダプタの側面図。
【図4】用紙識別機構の要部断面図。
【図5】感熱ロール紙の側面図。
【図6】感熱ロール紙にロール紙アダプタを装着した状
態の側面図。
【図7】サーマルプロッタの感熱紙経路を示す解説図。
【符号の説明】
1 サーマルプロッタ 4 前扉 6 感熱ロール紙 7 ロール紙アダプタ 8 軸 9 ブラケッ軸受 10 フランジ 11 コア 12 穴 13 同期用穴 14,15,16 ホトセンサ 17 感熱紙 P 識別パターン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸8の両端中間部位にフランジ10を設
    けたロール紙アダプタ7を感熱ロール紙6のコア11の
    両端に挿着して、前記軸8をサーマルプリンタの軸受に
    て支持し、紙送り機構によって感熱紙を送出すサーマル
    プリンタに於て、前記ロール紙アダプタ7のフランジ1
    0の両側面へ貫通する複数の穴12を前記ロール紙アダ
    プタ7の軸心を中心として環状に配列し、該サーマルプ
    リンタに装着された前記ロール紙アダプタ7の穴12に
    対向する位置にホトセンサ14,15を配設し、印刷制
    御装置に前記ホトセンサ14,15の出力に基づいて感
    熱ロール紙の種類を識別する判断部を設けるとともに、
    前記感熱ロール紙6の側縁端面に識別パターンPを表示
    し、前記感熱ロール紙6に装着した前記ロール紙アダプ
    タ7の複数の穴12と前記識別パターンPとによって形
    成されるドットパターンを前記ホトセンサ14,15に
    より読取って感熱ロール紙6の種類を識別するようにし
    たことを特徴とするサーマルプリンタ。
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