JP2000203765A - 情報記録紙ロ―ル及び情報記録紙の識別方法 - Google Patents

情報記録紙ロ―ル及び情報記録紙の識別方法

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JP2000203765A
JP2000203765A JP11006952A JP695299A JP2000203765A JP 2000203765 A JP2000203765 A JP 2000203765A JP 11006952 A JP11006952 A JP 11006952A JP 695299 A JP695299 A JP 695299A JP 2000203765 A JP2000203765 A JP 2000203765A
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Seiji Kaneda
清治 金田
Akira Igarashi
明 五十嵐
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール状に巻回された情報記録紙に関する諸
情報を簡単に識別することができ、プリンター等に誤装
填することがなく、最適条件で情報記録を行うことがで
きる情報記録紙ロールを提供する。 【解決手段】 断面円形の基体2に、シート状の情報記
録紙3を巻回してなり、基体2における少なくとも一方
の端面5に、情報記録紙3に関する情報を表示する識別
標識を設けたことを特徴とする情報記録紙ロール1であ
る。識別標識が、文字、図形、記号及び着色から選択さ
れる少なくとも1つである態様、識別標識が、立体的に
形成される態様、識別標識が、小穴、切欠、溝及び凹凸
から選択される少なくとも1つである態様などが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録紙ロール
及び情報記録紙の識別方法に関し、ロール状に巻回され
た情報記録紙に関する諸情報を簡単に識別することがで
き、プリンター等に誤装填することがなく、最適条件で
情報記録を行うことができる情報記録紙ロール、及び、
該情報記録紙ロールを用い、簡単に情報記録紙の情報を
識別することができる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンター等の情報記録の分
野において、基体に、シート状の感圧記録紙、感熱記録
紙、静電記録紙等の各種の情報記録紙を巻回してなる情
報記録紙ロールが広く使用されている。これらの情報記
録紙ロールにおける情報記録紙は、その用途、目的等に
応じて、その発色色相が異なるように設計されたり、厚
手に設計されたり、あるいは裏面がタック性を有するよ
うに設計されたりしており、近時では、同種の情報記録
紙ロールでも形態が多様化してきている。このような状
況の下、多様化した情報記録紙ロールにおける情報記録
紙のそれぞれに対し、最適な条件で情報記録を行うため
には、個々の情報記録紙の種類を簡単に識別できること
が求められる。しかしながら、従来の情報記録紙ロール
の場合、その情報記録紙を簡単に識別することはでき
ず、プリンター等に誤装填してしまう、最適条件で情報
記録を行うことができない、等の問題が生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、ロール状に巻回された情報
記録紙に関する諸情報を簡単に識別することができ、プ
リンター等に誤装填することがなく、最適条件で情報記
録を行うことができる情報記録紙ロール、及び、該情報
記録紙ロールを用い、簡単に情報記録紙の情報を識別す
ることができる方法、を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。即ち、 <1> 断面円形の基体に、シート状の情報記録紙を巻
回してなり、前記基体における少なくとも一方の端面
に、前記情報記録紙に関する情報を表示する識別標識を
設けたことを特徴とする情報記録紙ロールである。 <2> 識別標識が、文字、図形、記号及び着色から選
択される少なくとも1つである前記<1>に記載の情報
記録紙ロールである。 <3> 識別標識が、立体的に形成される前記<1>又
は<2>に記載の情報記録紙ロールである。 <4> 識別標識が、小穴、切欠、溝及び凹凸から選択
される少なくとも1つである前記<3>に記載の情報記
録紙ロールである。 <5> 基体が、円筒状であり、紙及び樹脂の少なくと
もいずれかで形成された前記<1>から<4>のいずれ
かに記載の情報記録紙ロールである。 <6> 情報記録紙が、感圧記録紙、感熱記録紙、感光
感熱記録紙及び静電記録紙から選択される前記<1>か
ら<5>のいずれかに記載の情報記録紙ロールである。 <7> 前記<1>から<6>のいずれかに記載の情報
記録紙ロールに設けられた識別標識を、光学的に識別す
ることを特徴とする情報記録紙の識別方法である。 <8> フォトインタラプタを用いる前記<7>に記載
の情報記録紙の識別方法である。
【0005】前記<1>に記載の情報記録紙ロールにお
いては、断面円形の基体に、シート状の情報記録紙を巻
回してなり、前記基体における少なくとも一方の端面
に、前記情報記録紙に関する情報を表示する識別標識を
設けられているので、該識別標識により、前記情報記録
紙が簡単に識別される。
【0006】前記<2>に記載の情報記録紙ロールにお
いては、識別標識が、文字、図形、記号及び着色から選
択される少なくとも1つであるので、これらにより、前
記情報記録紙に関する情報が簡単に識別される。前記<
3>に記載の情報記録紙ロールにおいては、識別標識が
立体的に形成されるので、前記情報記録紙に関する情報
が簡単に識別される。前記<4>に記載の情報記録紙ロ
ールにおいては、識別標識が、小穴、切欠、溝及び凹凸
から選択される少なくとも1つであるので、これらによ
り、前記情報記録紙に関する情報が簡単に識別される。
【0007】前記<5>に記載の情報記録紙ロールにお
いては、前記基体が、円筒状であり、紙及び樹脂の少な
くともいずれかで形成されており、この基体における少
なくとも一方の端面に設けられた識別標識により、前記
情報記録紙が簡単に識別される。
【0008】前記<6>に記載の情報記録紙ロールにお
いては、情報記録紙が、感圧記録紙、感熱記録紙、感光
感熱記録紙及び静電記録紙から選択され、この情報記録
紙ロールは、感圧記録、感熱記録、感光感熱記録及び静
電記録のいずれかの情報記録に使用される。
【0009】前記<7>に記載の情報記録紙の識別方法
においては、前記<1>から<6>のいずれかに記載の
情報記録紙ロールに設けられた識別標識を、光学的に識
別するので、該識別標識は簡単にかつ確実に識別され
る。前記<8>に記載の情報記録紙の識別方法において
は、フォトインタラプタを用いるので、前記識別標識は
光学的に識別される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録紙ロール及び情
報記録紙の識別方法について詳述する。 (情報記録紙ロール)本発明の情報記録紙ロールは、基
体と、該基体に巻回されるシート状の情報記録紙とを有
してなる。
【0011】−基体− 前記基体は、情報記録紙ロールの芯に相当し、その周囲
に前記情報記録紙が巻回される。前記基体としては、通
常「ボビン」乃至「ロール芯」として公知のものを好適
に使用することができる。
【0012】前記基体は、通常、軸方向の断面形状が円
形の棒状体であれば特に制限はなく目的に応じて適宜選
択することができ、例えば、円柱状であってもよいし、
円筒状であってもよい。後者の場合、貫通孔部分の軸方
向の断面形状としては、円形であってもよいし、その他
の任意の形状であってもよい。
【0013】前記基体の構造としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができ、単独の部材
からなる構造であってもよいし、2以上の部材からなる
構造であってもよい。
【0014】前記基体の大きさとしては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができるが、例え
ば、その長さとしては、前記情報記録紙の幅とほぼ同じ
長さであり、その直径としては、情報記録紙ロールが装
填されるプリンター等の情報記録装置の種類等に応じて
適宜選択される。
【0015】前記基体の素材としては、ロールの芯とし
て機能し得る強度を有する素材である限り特に制限はな
く、目的に応じて公知のもの中から適宜選択することが
でき、例えば、紙、樹脂などが一般的に挙げられる。前
記紙の基体の場合、紙単独で形成されたものであっても
よいし、紙に樹脂被膜が形成されたものであってもよ
い。前記樹脂の基体の場合、該樹脂としては特に制限は
ないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチ
レート等のセルロースエステル、ポリスルホン、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリイミド、ポリカーボネート、
ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の塩素化樹脂、などが挙
げられる。
【0016】前記基体が円筒形状の場合、該円筒の厚み
としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択する
ことができるが、該円筒の端面に設けられた識別標識の
識別が可能であればよく、下限値としては通常3mm程
度であり、5mmが好ましく、上限値としては特に制限
はなく、目的に応じて適宜決定することができるが、2
0mm程度が好ましい。
【0017】前記基体の端面は、平面であってもよい
し、曲面であってもよいが、通常、前者の場合が一般的
であり、また、両端面は互いに同一の面であってもよい
し、異なっていてもよい。
【0018】前記基体における少なくとも一方の端面に
は、識別標識が設けられている。即ち、前記識別標識
は、前記基体の端面の一方のみに設けられていてもよい
し、両方に設けられていてもよい。後者の場合、一方の
端面に設けられた識別標識と、他方の端面に設けられた
識別標識とは、互いに同じであってもよいし、異なって
いてもよい。
【0019】前記識別標識は、特に制限はなく、文字、
図形、記号及び着色から選択される少なくとも1つで形
成することができる。これらのいずれを選択するかにつ
いては、該識別標識の識別主体を考慮して、適宜決定す
ればよい。前記識別標識は、人間が解読し得る文字等で
なくてもよく、識別主体である機器、人間等が、該識別
標識とその意味とを識別できるように予め両者の対応を
決めておけばよい。
【0020】前記識別標識は、平面的に形成されていて
もよいし、立体的に形成されていてもよい。前者の場
合、前記識別標識は、例えば印刷等によって形成され
る。後者の場合、前記識別標識は、例えば、小穴、切
欠、溝及び凹凸から選択される少なくとも1つとして形
成される。
【0021】前記小穴の開口部の形状としては、例え
ば、真円形、楕円形等の円形、三角形、四角形等の多角
形、これらの結合等の任意の形状が挙げられる。前記切
欠としては、例えば、前記基体が円筒形状である場合
に、該円筒の端面の一部に、該円筒の直径方向に設けた
切欠などが挙げられる。前記溝としては、その断面形状
は、逆三角形、四角形等のいずれであってもよく、該溝
は、前記基体の端面の任意の方向に形成することができ
る。前記凹凸としては、例えばその形状が、球面状、円
柱状、角柱状、円錐状、角錐状、等のいずれであっても
よい。これらの深さとしては、前記識別標識の識別に支
障がない範囲で適宜選択することができる。
【0022】前記識別標識が表示する情報記録紙に関す
る情報としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選
択することができ、例えば、該情報記録紙の有効期限
日、製造年月日、ロット番号、製造向上等の品質管理に
関する情報、該情報記録紙が装填されたプリンター等の
機器が適応機器か否か、記録面が表側か裏側か、紙幅、
巻き長、タック加工の有無等の誤装填防止に関する情
報、あるいは、発色感度、発色特性等の最適条件下での
情報記録を可能にするための情報、などが好適に挙げら
れる。
【0023】前記識別標識が表示するこれらの情報は、
前記記号等の一つにより表示するようにしてもよいし、
前記記号等の二以上により表示するようにしてもよい。
前記基体の端面に設けられた識別標識が複数の情報を表
示する場合は、個々の情報を表示する前記識別標識を隣
接して配置されてもよいし、隔離して配置されてもよ
い。誤識別を防止する観点からは後者の場合が好まし
い。
【0024】複数の情報を表示する識別標識を前記基体
の端面に設けた具体例を、図1に示した。図1に示す通
り、断面円形の貫通孔4を有する円筒状の基体2の端面
5には、開口部の形状が円形である小穴6が、等間隔に
12個形成することができるようになっている。ここで
は、これらの小穴6の一つ一つが、異なる情報を表示す
る識別標識の役割をしている。今、これらの小穴6の内
の一つの位置を「0」とし、時計周りに順次「1」、
「2」、・・・・、「10」、「11」と合計12個に
ついて番号を付与し、「0」及び「1」の位置の小穴6
をスタートマークとし、該スタートマークについては情
報を表示しないものとした。一方、「2」〜「11」の
10個の位置については、例えば、「2」は情報記録紙
が感圧記録紙か否か、「3」は記録面が表側か否か、等
それぞれ異なる情報を表示するものとし、小穴6が設け
られていれば、その位置の情報が例えば肯定的である等
とすることができる。したがって、図1に示す態様の場
合、小穴6を前記識別標識とすることにより、10ビッ
トの情報を表示することが可能である。
【0025】この具体例に示すように、前記識別標識を
小穴6で形成する場合、小穴6の大きさとしては、基体
2の大きさ等に応じて適宜選択すればよいが、例えば、
直径の下限値としては、識別の容易さの点で3mm以上
が好ましく、直径の上限値としては、強度等の点で基体
2の厚みよりも2mm以上小さい範囲で選択するのが好
ましい。また、小穴6の深さとしては、小穴6を識別で
きる程度であればよく、好ましくは光学的又は機械的に
識別できる程度であり、1mm以上が好ましく、3〜1
0mmがより好ましい。
【0026】前記情報記録紙としては、公知の情報記録
装置により情報記録できる限り特に制限はなく、例え
ば、感圧記録紙、感熱記録紙、静電記録紙、普通紙など
が挙げられる。これらの中でも、感圧記録紙、感熱記録
紙、感光感熱記録紙及び静電記録紙から選択されるのが
好ましい。前記情報記録紙は、単色像形成用のものでも
よいし、多色像形成用のものでもよい。
【0027】前記情報記録紙の厚みとしては、特に制限
はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例
えば、50〜300μm程度である。前記情報記録紙の
幅としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択す
ることができるが、例えば、4〜200cm程度であ
る。前記情報記録紙の長さとしては、特に制限はなく、
目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、2
0〜500m程度である。
【0028】前記情報記録紙への情報記録は、公知の情
報記録方法、例えば、感圧記録法、感熱記録法、静電記
録法、電子写真法等に従い、公知の情報記録装置、感圧
記録装置、感熱記録装置、静電記録装置、電子写真装置
等(具体的には、コピー機、ファクシミリ機、プリンタ
ーなど)を用いて行うことができる。
【0029】(情報記録紙の識別方法)本発明の情報記
録紙の識別方法においては、前記本発明の情報記録紙ロ
ールに設けられた識別標識を、視覚的、触覚的、光学的
又は機械的に識別する。前二者は、識別主体が人である
場合に採用され、後二者は、識別主体が機械等である場
合に採用される。本発明においては、これらの中でも、
前記識別標識を光学的又は機械的に識別するのが好まし
い。
【0030】前記識別標識を光学的に識別する手段とし
ては、例えば、発光素子(発光ダイオード等)と受光素
子(フォトトランジスタ等)とを内蔵するフォトインタ
ラプタなどが好適に挙げられる。前記フォトインタラプ
タを用いた場合、該フォトインタラプタから前記識別標
識に光を発し、該識別標識から反射される光を測定する
ことにより(光の反射率を測定することにより)、該識
別標識の存在の有無乃至種類を確認することができる。
【0031】図1に示すような識別標識を前記フォトイ
ンタラプタを用いて光学的に識別する場合、例えば、基
体2におけるリング状の端面5に設けられた識別標識と
しての小穴6の内、「0」の位置にあるものに対し、前
記フォトインタラプタから光を照射し、反射光を検知
し、反射率を測定する。そして、該フォトインタラプタ
を端面5に沿って時計回りに回転させるか、あるいは、
基体2を固定されたフォトインタラプタに対し、反時計
周りに回転させる。その際、前記反射率を測定し、その
変化の有無により、端面5における「2」、・・・、
「10」、「11」の位置の順に識別標識としての小穴
6が存在するか否かが識別される。端面5における
「2」、・・・、「10」、「11」の位置における各
情報については、予め決定されているので、以上の識別
の結果から、情報記録紙に関する情報が得られる。
【0032】前記識別標識を機械的に識別する手段とし
ては、例えば、僅かなストローク差をオン・オフ信号と
して検出することができるマイクロスイッチなどが好適
に挙げられる。前記マイクロスイッチを用いる場合、例
えば、前記基体の端面は、固定配置した該マイクロスイ
ッチの検出ノブにて押圧されている。そして、前記情報
記録紙を巻き取る際、該情報記録紙における前記端面は
回転しつつ前記検出ノブに接触し、該端面に設けられた
凹凸は、該検出ノブによりその存在がオン・オフ信号と
して検出される。その結果、前記識別標識の存在の有無
乃至種類を確認することができる。
【0033】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限
定されるものではない。図2は、本発明の情報記録紙ロ
ールの一の実施例を説明するための概略図である。この
情報記録紙ロール1は、円筒状の基体2に、シート状の
情報記録紙3が巻回されてなるものである。基体2は、
厚紙製であり、厚みが6mmであり、幅が14.8cm
である。情報記録紙3は、感光感熱記録紙である。
【0034】基体2の両端には、開口部の形状が円形で
ある小穴6が、等間隔に12個形成することができるよ
うになっている。図3は、図2に示す情報記録紙ロール
1の軸方向の断面図であり、図3に示す通り、小穴6
は、開口径が3mmであり、深さが10mmであり、底
面が円錐状になっている。小穴6の一つ一つが、異なる
情報を表示する識別標識の役割をし、小穴6の内の一つ
の位置を「0」とし、時計周りに順次「1」、「2」、
・・・・、「10」、「11」と合計12個について番
号を付与し、「0」及び「1」の位置の小穴6をスター
トマークとし、該スタートマークについては情報を表示
しないものとした。「2」〜「11」の位置の小穴6に
ついては、情報記録紙3に関する情報を表示するものと
し、これらの各位置の情報の内容は予め決定されてい
る。
【0035】情報記録紙ロール1は、その貫通孔4の両
端開口部が、貫通孔4の内径とほぼ同じ外径を有する円
筒状の支持部材10にて閉塞される。支持部材10に
は、貫通孔4の内径よりも大きな外径を有するフランジ
部10aが設けられているため、該支持部材10は、貫
通孔4の開口端に保持される。フランジ部10aには、
凸部10bが突出した状態で設けられており、凸部10
bが、ロール保持台11に設けられたU字状切欠部11
aに回転可能に軸支される。このため、情報記録紙ロー
ル1は、支持部材10の凸部10bを軸にして回転可能
である。
【0036】一方、ロール保持台11には、フォトイン
タラプタ12が、情報記録紙ロール1における基体2の
端面5に臨むようにして固定配置されている。情報記録
紙を巻き取ると、情報記録紙ロール1における基体2の
端面5が回転し、端面5は、フォトインタラプタ12に
対向する位置を順次通過する。このとき、フォトインタ
ラプタ12を作動させておくと、端面5に設けられた小
穴6を検知することができ、小穴6による情報を得るこ
とができる。
【0037】具体的には、フォトインタラプタ12から
回転する基体2の端面5に対して光を照射し、その反射
光をフォトインタラプタ12で検知し反射率を測定し
た。そして、「0」の位置にある小穴6を基準として、
端面5における「2」、・・・、「10」、「11」の
位置に小穴6が存在するか否かを、前記反射率の変化か
ら識別した。以上の結果より、情報記録紙3に関する情
報を得た。
【0038】本発明の他の実施例としては、図4に示す
ように、小穴6を切欠7に代えたもの、あるいは、図5
に示すように、小穴6を着色8に代えたものなどが挙げ
られ、これらは前記実施例と同様の作用効果を示す。
【0039】
【発明の効果】本発明によると、前記従来における諸問
題を解決し、ロール状に巻回された情報記録紙に関する
諸情報を簡単に識別することができ、プリンター等に誤
装填することがなく、最適条件で情報記録を行うことが
できる情報記録紙ロール、及び、該情報記録紙ロールを
用い、簡単に情報記録紙の情報を識別することができる
方法、を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、識別標識が設けられた基体の端面の一
例を説明するための概略図である。
【図2】図2は、本発明の情報記録紙ロールの一の実施
例を説明するための概略図である。
【図3】図3は、図2に示す情報記録紙ロールの軸方向
の一部断面図である。
【図4】図4は、本発明の情報記録紙ロールの他の実施
例を説明するための概略図である。
【図5】図5は、本発明の情報記録紙ロールの他の実施
例を説明するための概略図である。
【図6】図6は、本発明の情報記録紙ロールを回転可能
にプリンタ内に装填した状態を説明するための概略図で
ある。
【図7】図7は、図6の一部断面概略図である。
【符号の説明】
1 情報記録紙ロール 2 基体 3 情報記録紙 4 貫通孔 5 端面 6 小穴 7 切欠 8 着色 10 支持部材 10a フランジ部 10b 凸部 11 ロール保持台 11a U字状切欠部 12 フォトインタラプタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 571 G03C 3/00 572A 572 G03G 7/00 101 G03G 7/00 101 B41M 5/26 H Fターム(参考) 2H086 BA19 BA21 2H111 CA11 CA23 CA25 3F058 AA02 AB01 BB01 BB11 CA00 DA04 DB03 DB05 LA01 LA03 LA05 LA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面円形の基体に、シート状の情報記録
    紙を巻回してなり、前記基体における少なくとも一方の
    端面に、前記情報記録紙に関する情報を表示する識別標
    識を設けたことを特徴とする情報記録紙ロール。
  2. 【請求項2】 識別標識が、文字、図形、記号及び着色
    から選択される少なくとも1つである請求項1に記載の
    情報記録紙ロール。
  3. 【請求項3】 識別標識が、立体的に形成される請求項
    1又は2に記載の情報記録紙ロール。
  4. 【請求項4】 識別標識が、小穴、切欠、溝及び凹凸か
    ら選択される少なくとも1つである請求項3に記載の情
    報記録紙ロール。
  5. 【請求項5】 基体が、円筒状であり、紙及び樹脂の少
    なくともいずれかで形成された請求項1から4のいずれ
    かに記載の情報記録紙ロール。
  6. 【請求項6】 情報記録紙が、感圧記録紙、感熱記録
    紙、感光感熱記録紙及び静電記録紙から選択される請求
    項1から5のいずれかに記載の情報記録紙ロール。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の情報
    記録紙ロールに設けられた識別標識を、光学的に識別す
    ることを特徴とする情報記録紙の識別方法。
  8. 【請求項8】 フォトインタラプタを用いる請求項7に
    記載の情報記録紙の識別方法。
JP11006952A 1999-01-13 1999-01-13 情報記録紙ロ―ル及び情報記録紙の識別方法 Pending JP2000203765A (ja)

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