JP2850239B2 - スクーター型車両 - Google Patents
スクーター型車両Info
- Publication number
- JP2850239B2 JP2850239B2 JP63244619A JP24461988A JP2850239B2 JP 2850239 B2 JP2850239 B2 JP 2850239B2 JP 63244619 A JP63244619 A JP 63244619A JP 24461988 A JP24461988 A JP 24461988A JP 2850239 B2 JP2850239 B2 JP 2850239B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage chamber
- profile
- engine
- engine case
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 20
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、エンジンケースの上側に大きい収納室を
設けることができるスクーター型車両に関する。
設けることができるスクーター型車両に関する。
スクーター型車両は、フレーム後部をフレームカバー
で覆っていて、フレームカバー内に収納室を設けてい
る。収納室は、ヘルメットなどの大きいものも収容でき
る大きさのものが、使い勝手がよく便利である。しか
し、収納室を大きくすると、後輪のクッションストロー
クを大きくできなくて、乗心地が低下したり、シートの
高さが高くなって、シートに跨ったままで足を地面につ
ける接地性が悪化して体格の小さい人に不便になる。
又、エンジンは、フレームカバー内に装着するので、走
行風で冷却することが難しく、強制空冷又は水冷式が用
いられる。強制空冷にする場合にも、ファンカバーの大
きさが制約されて、冷却風量が十分にできないようなこ
とがある。例えば、特開昭59−77924号公報、特開昭62
−157875号公報参照。
で覆っていて、フレームカバー内に収納室を設けてい
る。収納室は、ヘルメットなどの大きいものも収容でき
る大きさのものが、使い勝手がよく便利である。しか
し、収納室を大きくすると、後輪のクッションストロー
クを大きくできなくて、乗心地が低下したり、シートの
高さが高くなって、シートに跨ったままで足を地面につ
ける接地性が悪化して体格の小さい人に不便になる。
又、エンジンは、フレームカバー内に装着するので、走
行風で冷却することが難しく、強制空冷又は水冷式が用
いられる。強制空冷にする場合にも、ファンカバーの大
きさが制約されて、冷却風量が十分にできないようなこ
とがある。例えば、特開昭59−77924号公報、特開昭62
−157875号公報参照。
この発明は、大きいファンカバーで、エンジンの強制
冷却用の冷却風を十分確保しながら、底面をエンジンケ
ースの上面に近づけて大きい収納室を設けることがで
き、後輪のクッションストロークを確保しながらシート
の高さも適切にできて接地性もよいスクーター型車両を
得ることを目的とする。
冷却用の冷却風を十分確保しながら、底面をエンジンケ
ースの上面に近づけて大きい収納室を設けることがで
き、後輪のクッションストロークを確保しながらシート
の高さも適切にできて接地性もよいスクーター型車両を
得ることを目的とする。
以下、本発明を図面に示す実施例によって説明する。
この実施例におけるスクーター型車両は、シート16下
方のフレームカバー11内に収納室12を設けると共に、前
記収納室12の底部下方のエンジンケース1の上部には、
後輪側に向かって気化器13を配設し、後輪3側に向かう
に従って高くなるように構成している。
方のフレームカバー11内に収納室12を設けると共に、前
記収納室12の底部下方のエンジンケース1の上部には、
後輪側に向かって気化器13を配設し、後輪3側に向かう
に従って高くなるように構成している。
また、エンジンは、エンジンケース1の前端に、シリ
ンダー2を前に倒して連結し、上下の高さを低くした略
水平エンジンとなっている。エンジンケース1の一方
は、後方に延ばして駆動装置を内蔵し、後部に後輪3を
回転自在に支承したパワーユニット型にしてある。エン
ジンケース1の前下端には、前方に突出させてボス4を
設け、フレーム5の下部に設けたブラケット6にリンク
7を介して軸着してある。そして、後部にはクッション
ユニット8を連結し、エンジンケース1は、クッション
ユニット8を伸縮させて揺動し、後輪3をクッションさ
せる。エンジンケース1の一側には、冷却ファン9を配
置し、クランク軸で連動回転させる。冷却ファン9とシ
リンダー2は、ファンカバー10で覆い、冷却ファン9で
送風した風をシリンダー2に当てて冷却する強制空冷に
してある。ファンカバー10は、下側に大きく膨めて、抵
抗が少なく風量を確保できるようにしてある。
ンダー2を前に倒して連結し、上下の高さを低くした略
水平エンジンとなっている。エンジンケース1の一方
は、後方に延ばして駆動装置を内蔵し、後部に後輪3を
回転自在に支承したパワーユニット型にしてある。エン
ジンケース1の前下端には、前方に突出させてボス4を
設け、フレーム5の下部に設けたブラケット6にリンク
7を介して軸着してある。そして、後部にはクッション
ユニット8を連結し、エンジンケース1は、クッション
ユニット8を伸縮させて揺動し、後輪3をクッションさ
せる。エンジンケース1の一側には、冷却ファン9を配
置し、クランク軸で連動回転させる。冷却ファン9とシ
リンダー2は、ファンカバー10で覆い、冷却ファン9で
送風した風をシリンダー2に当てて冷却する強制空冷に
してある。ファンカバー10は、下側に大きく膨めて、抵
抗が少なく風量を確保できるようにしてある。
また、フレーム5の後部を覆うフレームカバー11の前
部に設けられた大きい収納室12の底面は、エンジンケー
ス1が最もクッションしたときに近接するように、エン
ジンケース1の上面に近づけてある。
部に設けられた大きい収納室12の底面は、エンジンケー
ス1が最もクッションしたときに近接するように、エン
ジンケース1の上面に近づけてある。
すなわち、収納室12の底部下方に前記冷却ファン9を
カバーするファンカバー10を配設すると共に、収納室12
の最深部近傍のプロフィルAとこれに対向するファンカ
バー10の上部外周プロフィルaとが略同一の凹凸形状を
なすよう形成し、かつ前記ファンカバー10の上部外周プ
ロフィルaにおける凹凸変化量H1を、地上面側における
プロフィルの凹凸変化量H2より少なくして滑らかな形状
としている。
カバーするファンカバー10を配設すると共に、収納室12
の最深部近傍のプロフィルAとこれに対向するファンカ
バー10の上部外周プロフィルaとが略同一の凹凸形状を
なすよう形成し、かつ前記ファンカバー10の上部外周プ
ロフィルaにおける凹凸変化量H1を、地上面側における
プロフィルの凹凸変化量H2より少なくして滑らかな形状
としている。
又、突出する気化器13部分には、凹み14を設けて当ら
ないようにしてある。フレームカバー11の後部には、燃
料タンク15などの部品を装着し、上面には、シート16を
開閉できるように装着する。
ないようにしてある。フレームカバー11の後部には、燃
料タンク15などの部品を装着し、上面には、シート16を
開閉できるように装着する。
エンジンは、エンジンケース1の前側にシリンダー2
を前に倒して設けた略水平エンジンであるので、上下の
寸法を小さくできる。そして、冷却ファン9を覆ったフ
ァンカバー10は、下側に膨めて大きくしてあるのでエン
ジンケース1の上側に突出する部分が少なく、大きい容
積で抵抗が少なく、風量を十分に確保できて冷却性がよ
い。そして、収納室12は、底面をエンジンケース1に近
づけて設置できるので、高さを低くでき、後輪3のクッ
ションストロークを大きくとりながら、シート16の位置
を低い位置にできて、シート16に跨った状態で足を路面
に簡単につけることができる。
を前に倒して設けた略水平エンジンであるので、上下の
寸法を小さくできる。そして、冷却ファン9を覆ったフ
ァンカバー10は、下側に膨めて大きくしてあるのでエン
ジンケース1の上側に突出する部分が少なく、大きい容
積で抵抗が少なく、風量を十分に確保できて冷却性がよ
い。そして、収納室12は、底面をエンジンケース1に近
づけて設置できるので、高さを低くでき、後輪3のクッ
ションストロークを大きくとりながら、シート16の位置
を低い位置にできて、シート16に跨った状態で足を路面
に簡単につけることができる。
以上説明したように、この発明は、シート下方のフレ
ームカバー内に収納室を設け、この収納室の底部をその
最深部から後端部にかけて斜め上方へと傾斜させると共
に、後部に後輪を回転自在に支承しかつ前部を車体に揺
動自在に軸支したエンジンケースを前記収納室の下方に
設け、前記エンジンケースには冷却ファンによる強制空
冷の略水平エンジンを設ける一方、前記収納室の底部下
方のエンジンケース上部には後輪側に向かって気化器を
配設したスクーター型車両であって、収納室の底部下方
に前記略水平エンジンのシリンダと冷却ファンをカバー
するファンカバーを隣接配設すると共に、収納室の最深
部近傍のプロフィルとこれに対向するファンカバーの上
部外周プロフィルとが略同一の凹凸形状をなすよう形成
し、かつ前記ファンカバーの上部外周プロフィルにおけ
る凹凸変化量を、地上面側におけるプロフィルの凹凸変
化量より少なくして滑らかな形状としたため、ファンカ
バーを大きくすると共に風の抵抗を少なくして風量を多
く確保し、エンジンの冷却を保ちながら、エンジンケー
スの上方への突出を小さくできて、エンジンの上下寸法
を小さくできる。このため、収納室の底面をエンジンケ
ースに近づけることができて、大きい収納室で使い易く
しながら、後輪のクッションストロークを十分にとっ
て、シートの設置高さを低くでき、足つき性をよくする
ことができる。
ームカバー内に収納室を設け、この収納室の底部をその
最深部から後端部にかけて斜め上方へと傾斜させると共
に、後部に後輪を回転自在に支承しかつ前部を車体に揺
動自在に軸支したエンジンケースを前記収納室の下方に
設け、前記エンジンケースには冷却ファンによる強制空
冷の略水平エンジンを設ける一方、前記収納室の底部下
方のエンジンケース上部には後輪側に向かって気化器を
配設したスクーター型車両であって、収納室の底部下方
に前記略水平エンジンのシリンダと冷却ファンをカバー
するファンカバーを隣接配設すると共に、収納室の最深
部近傍のプロフィルとこれに対向するファンカバーの上
部外周プロフィルとが略同一の凹凸形状をなすよう形成
し、かつ前記ファンカバーの上部外周プロフィルにおけ
る凹凸変化量を、地上面側におけるプロフィルの凹凸変
化量より少なくして滑らかな形状としたため、ファンカ
バーを大きくすると共に風の抵抗を少なくして風量を多
く確保し、エンジンの冷却を保ちながら、エンジンケー
スの上方への突出を小さくできて、エンジンの上下寸法
を小さくできる。このため、収納室の底面をエンジンケ
ースに近づけることができて、大きい収納室で使い易く
しながら、後輪のクッションストロークを十分にとっ
て、シートの設置高さを低くでき、足つき性をよくする
ことができる。
図は本発明の一実施例を示し、 第1図は部分平面図、 第2図は横断背面図、 第3図は一部縦断側面図である。 1……エンジンケース、2……シリンダー、3……後
輪、5……フレーム、6……ブラケット、7……リン
ク、9……冷却ファン、10……ファンカバー、11……フ
レームカバー、12……収納室。
輪、5……フレーム、6……ブラケット、7……リン
ク、9……冷却ファン、10……ファンカバー、11……フ
レームカバー、12……収納室。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62J 9/00 B62K 11/00 B62M 7/02 B62J 39/00
Claims (1)
- 【請求項1】シート(16)下方のフレームカバー(11)
内に収納室(12)を設け、この収納室の底部をその最深
部から後端部にかけて斜め上方へと傾斜させると共に、 後部に後輪(3)を回転自在に支承しかつ前部を車体に
揺動自在に軸支したエンジンケース(1)を前記収納室
(12)の下方に設け、 前記エンジンケース(1)には冷却ファン(9)による
強制空冷の略水平エンジンを設ける一方、 前記収納室の底部下方のエンジンケース(1)上部には
後輪側に向かって気化器(13)を配設したスクーター型
車両であって、 収納室(12)の底部下方に前記略水平エンジンのシリン
ダ(2)と冷却ファン(9)をカバーするファンカバー
(10)を隣接配設すると共に、 収納室(12)の最深部近傍のプロフィル(A)とこれに
対向するファンカバー(10)の上部外周プロフィル
(a)とが略同一の凹凸形状をなすよう形成し、 かつ、前記ファンカバー(10)の上部外周プロフィル
(a)における凹凸変化量(H1)を、地上面側における
プロフィルの凹凸変化量(H2)より少なくして滑らかな
形状としたことを特徴とするスクーター型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63244619A JP2850239B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | スクーター型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63244619A JP2850239B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | スクーター型車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292792A JPH0292792A (ja) | 1990-04-03 |
JP2850239B2 true JP2850239B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=17121437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63244619A Expired - Fee Related JP2850239B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | スクーター型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2850239B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009047246A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6267366A (ja) * | 1985-09-18 | 1987-03-27 | Honda Motor Co Ltd | ベルト式伝動装置 |
JPH0741863B2 (ja) * | 1985-12-27 | 1995-05-10 | 本田技研工業株式会社 | スク−タ型車輌 |
JPS6322788A (ja) * | 1986-07-15 | 1988-01-30 | ヤマハ発動機株式会社 | 車輛の後輪伝動系冷却装置 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP63244619A patent/JP2850239B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0292792A (ja) | 1990-04-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5044646A (en) | Scooter type vehicle | |
JPS588477A (ja) | 自動二輪車の前面覆い | |
JP3831186B2 (ja) | 自動二輪車の収納ボックス構造 | |
EP0404194B1 (en) | Storage arrangement for scooter | |
EP0323908B1 (en) | Motor scooter | |
JP2850239B2 (ja) | スクーター型車両 | |
JP2687147B2 (ja) | スクーター型車両 | |
JP3267530B2 (ja) | スクータ型車両 | |
AU615214B2 (en) | Motor scooter | |
JPH0125756Y2 (ja) | ||
JP3204536B2 (ja) | 自動2輪車の燃料タンク | |
JP2747702B2 (ja) | スクーター型車両 | |
JPS6245116B2 (ja) | ||
JP2970650B2 (ja) | ルーフ付きスクータ型車両 | |
JP3104234B2 (ja) | スクータ型車両 | |
JP3686164B2 (ja) | スクータ型車両 | |
JP2973983B2 (ja) | スクータ型車両 | |
JP2686753B2 (ja) | スクータ型車両 | |
JPH0542890A (ja) | 自動二輪車の収納装置 | |
JPS646077B2 (ja) | ||
JP3006857B2 (ja) | スクータ型二,三輪車の収納箱装置 | |
JPH077275Y2 (ja) | スクータ型自動二輪車のヘルメット収納構造 | |
JPH05345582A (ja) | 自動二輪車のシート装置 | |
JP3435367B2 (ja) | スクータ型車両 | |
JP2970613B2 (ja) | 収納ボックス付スクータ型車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |