JP3104234B2 - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両

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JP3104234B2
JP3104234B2 JP02022287A JP2228790A JP3104234B2 JP 3104234 B2 JP3104234 B2 JP 3104234B2 JP 02022287 A JP02022287 A JP 02022287A JP 2228790 A JP2228790 A JP 2228790A JP 3104234 B2 JP3104234 B2 JP 3104234B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はシート下部にヘルメット収納室を備えたスク
ータ型車両に関する。
(従来の技術) スクータ型車両においては、ヘルメット着用の義務付
けに対応するため、限られたスペースを有効に利用し、
シート下部にヘルメット収納室が備えられたものが開発
されている。
この種のスクータ型車両においては、ヘッドパイプか
ら車体後方へ延びるパイプフレームの後端部に鋼板フレ
ームが溶接固定され、この鋼板フレームはボックス形状
に形成され、内部にヘルメットを収納可能なヘルメット
収納室を構成している。ヘルメット収納室の上部開口部
はその蓋を兼ねるシートにより開閉されるようになって
いる。
(発明が解決しようとする課題) シート下部にヘルメット収納室を備えたスクータ型車
両において、ショックユニットをエンジン前方に配置
し、さらにキャブレタをクランスケース上部に配置する
レイアウトとすると、次にような問題が生じる。
ヘルメット収納室の底部とショックユニットおよびキ
ャブレタとの干渉を防止するため、ヘルメット収納室を
高い位置に設ける必要が生じ、シートの高さが高くな
る。その結果、足着き性が悪くなり、一般に大柄な車体
となりやすい。
本発明は上記の事情を考慮してなされたもので、シー
トの高さを低く維持することができるとともに、車体の
コンパクト化および軽量化を図ることができるスクータ
型車両を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明に係るスクータ型車両は、上述した課題を解決
するために、シート下部にヘルメット収納室が備えら
れ、このヘルメット収納室の下方にほぼ水平に前傾した
ユニットスイング型エンジンが設置され、このユニット
スイング型エンジンは後輪用ショックユニットで車体側
に上下揺動自在に緩衝懸架される一方、前記ヘルメット
収納室の後方に隣接して後輪上方にガソリンタンクを跨
設したスクータ型車両において、前記ヘルメット収納室
は、その最深部を前記後輪の頂部より下方に位置させ、
前記ヘルメット収納室の下方に配設されるキャブレタを
車両中心線から車幅方向一側方に偏位させて配置し、前
記シートとハンドルの間の湾曲部を、前記ヘルメット収
納室の最深部およびガソリンタンクの底部より低く湾曲
させて形成し、前記後輪用ショックユニットを前記ヘル
メット収納室の最深部およびガソリンタンクより前方下
方箇所であって、前記湾曲部の近傍かつ前記ユニットス
イング型エンジンの前方側に配設したものである。
(作用) このスクータ型車両は、後輪用ショックユニットをヘ
ルメット収納室の最深部より前方下方で、シートとハン
ドルの間の湾曲部近傍かつユニットスイング型エンジン
の前方に配置したので、ヘルメット収納室の後方に配置
されるガソリンタンクのタンク容量の大型化を図ること
ができる一方、ユニットスイング型エンジンをほぼ水平
に前傾させたのでシート高を低くすることができ、足着
き性が改善される。
ユニットスイング型エンジンをほぼ水平に前傾させ、
ヘルメット収納室の後方に後輪用ショックユニットを設
けないので、ヘルメット収納室とガソリンタンクとの間
にデッドスペースが発生しにくく、車体のコンパクト化
が可能となって車両全体の低重心化や軽量化、マスの集
中化が図れ、操縦安定性を向上させることができる。
また、ハンドルとシートとの間の湾曲部をヘルメット
収納室の最深部やガソリンタンクの底部より低く湾曲さ
せたので車両の足跨ぎ性が改善され、良好となる さらに、キャブレタを車両中心線から車幅方向一側に
偏位させて配置し、ヘルメット収納室の最深部が後輪用
ショックユニットとキャブレタの間に位置する配置とさ
れたから、ヘルメット収納室の底部と後輪用ショックユ
ニットおよびキャブレタとの干渉を防止することがで
き、ヘルメット収納室を高い位置に配置する必要がなく
なる。したがって、シートの高さを低く維持することが
できる。
(実施例) 以下、本発明に係るスクータ型車両の一実施例につい
て第1図および第2図を参照して説明する。
スクータはハンドル1によって操舵される前輪21と、
ほぼ水平に前傾したユニットスイング型とエンジン3で
駆動される後輪4を前後に配し、ハンドル1とライダの
腰掛ける後上部のシート5との間に低く湾曲させた湾曲
部を有する側面形状に形成される。
メインフレームは前輪2のステアリング軸を支持する
図示しないヘッドパイプから上記湾曲形状に沿って延び
るパイプフレーム6とその後ろ上方へ跳ね上がった後端
部に溶着された鋼板フレーム7によって構成される。
この鋼板フレーム7はボックス形状に形成され、内部
にヘルメット8を収納可能なヘルメット収納室9を構成
する。ヘルメット収納室9はシート5の下部に備えられ
てヘルメット8の頂部を下にして収納するように形成さ
れるとともに、ヘルメット8の傾斜面側(通常は前面
側)を車体後方側に向けて収納するように形成される。
このため、ヘルメット収納室9の底板9aは後方へ向かっ
て高くなる傾斜面形状に形成される。ヘルメット収納室
9の上部には上部開口部が形成され、この上部開口部は
その蓋を兼ねるシート底板10により開閉されるようにな
っている。ヘルメット収納室9の車体後方側にはガソリ
ンタンク11およびオイルタンク12が隣接して配置され
る。ガソリンタンク11は第1図および第2図に示すよう
に後輪4上方に跨設される。
エンジン3はクランクケース14から後方へ延びるスイ
ングケース15後部に後輪4を軸支したユニットスイング
型式からなっている。エンジン3はヘルメット収納室9
の下部に設けられる。
ユニットスイング型エンジン3は、第1図に示すよう
に、車体フレームにステー22により点aのピボット廻り
に上下揺動自在に支持される。ステー22はクランクケー
ス14の上方に突設される一方、クランクケース14にはさ
らに前下方に突設されるステー23が備えられる。ステー
23はクッションロッド24を介して懸架ブラケット16に点
bで連結される。懸架ブラケット16ベルクランク状をな
し、パイプフレーム6に点cで揺動自在に支持される。
また、懸架ブラケット16には後輪用ショックユニット
17の下端が点dで連結される。ショックユニット17の上
端はヘルメット収納室9の最深部より前側下方で車体フ
レームに連結される。後輪用ショックユニット17はユニ
ットスイング型エンジン3の前方で車体フレームに上下
方向に延びるように配置され、ユニットスイング型エン
ジン3は、ショックユニット17によりステー22の点a廻
りで上下揺動自在に支持され、走行に伴なう後輪4の衝
撃を吸収している。ショックユニット17は上下方向に延
びるように配置され、縮み方向に付勢するようになって
いる。
エンジン3のクランクケース14上部にはキャブレタ18
が配置され、エアクリーナ19から取り入れた空気にガソ
リンを混合して吸気としてエンジン3に供給するように
なっている。ヘルメット収納室9、ショックユニット17
およびキャブレタ18は、ショックユニット17とキャブレ
タ18の間にヘルメット収納室9の最深部Aが位置する配
置とされる。キャブレタ18は、第2図に示すように、車
両中心線lから車幅方向一側に偏位した位置に配置され
る。
第2図に示すようにキャブレタ18がヘルメット収納室
9の最深部Aを通る車両中心線lより車体右側にある場
合には、後輪用ショックユニット17をキャブレタ18と同
様に車両中心線lの車体右側に配置しても良いし、また
ショックユニット17を車両中心線lの左側に配置しても
良い。この場合でもキャブレタ18とショックユニット17
との間にヘルメット収納室9の最深部Aが位置するよう
に配置する。キャブレタ18が車両中心線遙の左側にある
場合も同様である。なお、符号20は前輪2を緩衝懸架す
るショックユニットを示す。
この実施例によれば、ヘルメット収納室9がヘルメッ
ト8の頂部を下にして収納するように形成され、ヘルメ
ット収納室9、後輪用ショックユニット17およびキャブ
レタ18が、ショックユニット17とキャブレタ18の間にヘ
ルメット収納室9の最深部Aが位置する配置とされたか
ら、ヘルメット収納室9とショックユニットおよびキャ
ブレタとが干渉することを防止することができ、ヘルメ
ット収納室9を高い位置に設ける必要がなくなる。した
がって、シート5の高さを低く維持することができ、足
着き性が良くなるため、小柄な体格の人でも安心して運
転することができる。また、車体のコンパクト化および
軽量化を図ることができるため、車の動力性能がアップ
する。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、本発明に係るスクータ型車両
は、後輪用ショックユニットをヘルメット収納室の最深
部より前方下方であって、シートとハンドルの間の湾曲
部近傍かつユニットスイング型エンジンの前方に配置し
たので、ヘルメット収納室の後方に後輪用ショックユニ
ットの配置が不要となってその分ガソリンタンクのタン
ク容量の増大を図ることができる一方、ユニットスイン
グ型エンジンをほぼ水平に前傾させたので、シート高を
低くして足着き性を改善することができ、さらに、ユニ
ットスイング型エンジンをほぼ水平に前傾させ、かつヘ
ルメット収納室の後方にガソリンタンクを隣接配置させ
たので、ヘルメット収納室とガソリンタンクとの間にデ
ッドスペースが発生しにくく、車体のコンパクト化やマ
スの集中化が可能となって、車両全体の低重心化や軽量
化が図れ、操縦安定性を向上させることができる。
また、ハンドルとシートとの間の湾曲部をヘルメット
収納室の最深部やガソリンタンク底部より低く湾曲させ
たので、車両の足跨ぎ性が改善され、乗降りが円滑かつ
スムーズに行なわれ、良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスクータ型車両の一実施例を示す
側面図、第2図は上記実施例を示す平面図である。 3……エンジン、5……シート、7……鋼板フレーム、
8……ヘルメット、9……ヘルメット収納室、10……シ
ート底板、11……ガソリンタンク、12……オイルタン
ク、14……クランクケース、15……スイングケース、17
……ショックユニット、18……キャブレタ、19……エア
クリーナ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート下部にヘルメット収納室が備えら
    れ、このヘルメット収納室の下方にほぼ水平に前傾した
    ユニットスイング型エンジンが設置され、このユニット
    スイング型エンジンは後輪用ショックユニットで車体側
    に上下揺動自在に緩衝懸架される一方、前記ヘルメット
    収納室の後方に隣接して後輪上方にガソリンタンクを跨
    設したスクータ型車両において、前記ヘルメット収納室
    は、その最深部を前記後輪の頂部より下方に位置させ、
    前記ヘルメット収納室の下方に配設されるキャブレタを
    車両中心線から車幅方向一側方に偏位させて配置し、前
    記シートとハンドルの間の湾曲部を、前記ヘルメット収
    納室の最深部およびガソリンタンクの底部より低く湾曲
    させて形成し、前記後輪用ショックユニットを前記ヘル
    メット収納室の最深部およびガソリンタンクより前方下
    方箇所であって、前記湾曲部の近傍かつ前記ユニットス
    イング型エンジンの前方側に配設したことを特徴とする
    スクータ型車両。
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