JP2622548B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP2622548B2
JP2622548B2 JP62168814A JP16881487A JP2622548B2 JP 2622548 B2 JP2622548 B2 JP 2622548B2 JP 62168814 A JP62168814 A JP 62168814A JP 16881487 A JP16881487 A JP 16881487A JP 2622548 B2 JP2622548 B2 JP 2622548B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は補強部材で剛性が高められたリヤアームを備
えた自動二輪車に関するものである。
〔従来の技術〕
自動二輪車、特に高速で走行することが要求される自
動二輪車においては、高速で旋回する時に大きな遠心力
が車体に作用し、大きなコーナリングフォースが車輪に
作用するために、後輪を支持するリヤアームの剛性を高
める必要がある。これに応えるものとしては、例えば特
開昭56−149273号公報に開示されたものがあり、リヤア
ームの上面に側面視三角形状の補強部材を設け、この補
強部材をヘッドパイプに枢着されたクッションユニット
の後端に連結するように構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このような構造では、リヤアームの剛性が高
められる反面、比較的に重量が嵩むリヤアームの補強部
材や、クッションユニットが車体の上部に位置づけされ
るために、自動二輪車全体の重心が高くなり、必ずしも
操縦安定性が高められないという不具合があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、操縦
安定性を高めることができる自動二輪車を提供するもの
である。本発明に係る自動二輪車は、気筒を前傾させた
並列2気筒エンジンを搭載する自動二輪車において、左
右の主フレーム間をシート下面から下方へ離れた位置に
おいて連結する断面長方形状のクロスメンバを前下りに
なるよう設けると共に、主フレームの下部にリヤアーム
の前端を揺動自在に支持し、このリヤアームの下方に主
フレームの下端部とリヤアームの中間部とを回動自在に
連結するリンク機構を配置し、このリンク機構の頂部付
近にクッションユニットの下端を取付け、クッションユ
ニットの上端を前記クロスメンバに枢着し、前記気筒の
背面に接続した排気管を後上方へ向けて延設し、前記ク
ロスメンバとシート下面との間を通してシート下面に沿
って後方へ延びるように配設したものである。
〔作用〕
本発明において、重量の嵩む補強部材およびクッショ
ンユニットは車体の下部へ、比較的重量の軽い排気管は
車体の上部へ配置されるようになるので、車体の重心が
相対的に低くなる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。
第1図は本発明に係る自動二輪車を示す側面図、第2図
は同じく自動二輪車の要部を示す平面図、第3図は第1
図のIII−III線断面図、第4図はリヤアームを示す下面
図で、第1図において符号1で示すものは自動二輪車の
フレームを示す。このフレーム1はヘッドパイプ2と、
このヘッドパイプ2に連結され燃料タンク3および水冷
式の後方排気型エンジン4を支持する左右のアルミ合金
製の主フレーム5と、この主フレーム5の後方に連結さ
れシート6を支持するシートレール7と、このシートレ
ール7の後部を支持するバックステー8などから構成さ
れている。前記主フレーム5はタンクレール5a、シート
ピラー5b、ダウンチューブ5cからなり、バックステー8
は左右のシートピラー5b間をシート6下面から下方へ離
れた位置において連結するクロスメンバ9の中央部に上
方へ突設されている。バックステー8は本実施例におい
ては上部において車体の左方向へ曲げられた一本の長管
体8aと、この長管体8aに右側に溶着された短管体8bとか
らY字状に形成されている。またヘッドパイプ2には、
前輪11を懸架するフロントフォーク12およびこのフロン
トフォーク12を操作するハンドル13が回動自在に支持さ
れている。14はラジエータで、フロントフォーク12とエ
ンジン4との間に配設され、ダウンチューブ5cの上部前
側にブラケットを介して支持されている。
前記エンジン4は本実施例においてはクランク室掃気
式の2サイクル並列二気筒エンジンで、左右の主フレー
ム5間に支持され前後方向に分割されたクンラクケース
4aと、このクランクケース4aから延出された二つの気筒
4bを有している。そして気筒4bをその大部分が前記ラジ
エータ14の下方に臨むように前傾させることによって、
エンジン4の高さが低く抑えられ、エンジン4と燃料タ
ンク3およびシート6との間にラジエータ背面から後方
へ延びる通風路15が形成されている。16は前記クランク
ケース4aの前側に接続された気化器、17は気筒4bの背面
に気筒4bの軸線と鋭角をなす方向に接続され後方へ延出
された排気管である。排気管17は車体の前号方向の中心
線に対して左右対称に形成され、かつ前記通風路15内を
略直線状に後方へ延びるようにバックステー88の両側に
左右対称に配設されている。換言すれば、排気管17はそ
の軸線が気筒4bからの排気方向と略一致する方向に延び
ている。また排気管17のバックステー8の両側に対応す
る部位には、断面積が他の部分に比較して大きいチャン
バー部17aが設けられている。
18はシートピラー5bに揺動自在に枢着されたアルミ合
金製のリヤアーム、19はこのリヤアーム18に支持された
後輪、20はリヤアーム18の揺動を緩衝するクッションユ
ニットである。このクッションユニット20の下端はリン
ク機構21を介してリヤアーム18に連結され、上端は前記
クロスメンバ9の中央部に枢着されている。リヤアーム
18の下面には第4図に示すように、U字状に曲げられ前
下がりに溶着された補強アーム22や、この補強アーム22
の前部とリヤアーム18との間に固着された補強板23など
からなり、下方へ突出する側面視三角形状の補強部材が
設けられている。リンク機構21は側面視L字状に形成さ
れた第1リンク24と、棒状に形成された左右一対の第2
リンク25からなる。そして第1リンク24は左右のシート
ピラー5bの下端部間を連結するクロスメンバ26に、回動
端が補強部材の頂部付近を通過するように枢着されると
共に、その回動端には前記クッションユニット20の下端
が回動自在に連結されている。また第2リンク25は補強
部材の頂部付近のブラケット27に枢着され、回動端は第
1リンク24の屈曲部に回動自在に連結されている。
31は空気抵抗を減少させると同時に運転者を風圧から
保護する合成樹脂製のカウリング、32はシート6の下方
および後方を覆う合成樹脂製の車体カバーである。
このように構成された自動二輪車においては、リヤア
ーム18は補強アーム22および補強板23などからなる補強
部材によって剛性が高められると共に、クッションユニ
ット20の伸縮によりその上下動が緩衝される。ここで、
補強部材をリヤアーム18の下側に設け、この補強部材の
頂部付近にクッションユニット20の下端を連結している
ので、クッションユニット20を相対的に下方へ配設する
だけでなく、クロスメンバ9との補強部材頂部との距離
をある程度長し、伸縮ストロークを確保することができ
る。
したがって、重量の嵩む補強部材およびクッションユ
ニット20を車体の下部へ、比較的重量の軽い排気管17を
車体の上部へ配置することができるので、車体の重心を
相対的に低くすることができる。しかも、排気管17とリ
ヤアーム18の補強部材とが上下方向に離間するので、リ
ヤアーム18が上下に揺動しても補強部材と排気管17とが
干渉するようなことがない。さらに、クッションユニッ
ト20は排気管17の下方に配設され、排気管17を冷却する
空気の流れを阻害することがないので、排気管17の冷却
が良好に行われる。
また、実施例においてはクロスメンバ9の上面にバッ
クステー8が溶着されており、このバックステー8でク
ロスメンバ9に作用する上方向への荷重を受けることが
できるので、クロスメンバ9の強度を向上させることが
できる。
なお、上記実施例においてはクッションユニット20の
下端とリヤーム18とをリンク機構21を介して連結した例
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、クッションユニット20の下端をリヤーム18の補
強部材に直接に枢着させてもよい。
〔発明の効果〕
気筒を前傾させた並列2気筒エンジンを搭載する自動
二輪車において、左右の主フレーム間をシート下面から
下方へ離れた位置において連結する断面長方形状のクロ
スメンバを前下りになるよう設けると共に、主フレーム
の下部にリヤアームの前端を揺動自在に支持し、このリ
ヤアームの下方に主フレームの下端部とリヤアームの中
間部とを回動自在に連結するリンク機構を配置し、この
リンク機構の頂部付近にクッションユニットの下端を取
付け、クッションユニットの上端を前記クロスメンバに
枢着し、前記気筒の背面に接続した排気管を後上方へ向
けて延設し、前記クロスメンバとシート下面との間を通
してシート下面に沿って後方へ延びるように配設したか
ら、重量の嵩む補強部材およびクッションユニットを車
体の下部へ、比較的重量の軽い排気量を車体の上部へ配
置することができる。
したがって、補強部材でリヤアームの剛性を大きくす
ることができると共に、車体の重心を相対的に低くする
ことができるから、操縦安定性を高めることができる。
しかも、排気管とリヤアームの補強部材とが離間するの
で、リヤアームが上下に揺動しても補強部材と排気管と
が干渉するようなことがなく、さらには、クッションユ
ニットは排気管の下方に配設され、排気管を冷却する空
気の流れを阻害することがないので、後方排気型エンジ
ンを採用しても排気管の冷却が良好に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動二輪車を示す側面図、第2図
は同じく自動二輪車の要部を示す平面図、第3図は第1
図のIII−III線断面図、第4図はリヤアームを示す下面
図である。 5……主フレーム、8……バックステー、9……クロス
メンバ、17……排気管、18……リヤアーム、20……クッ
ションユニット、22……補強アーム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気筒を前傾させた並列2気筒エンジンを搭
    載する自動二輪車において、左右の主フレーム間をシー
    ト下面から下方へ離れた位置において連結する断面長方
    形状のクロスメンバを前下りになるよう設けると共に、
    主フレームの下部にリヤアームの前端を揺動自在に支持
    し、このリヤームの下方に主フレームの下端部とリヤア
    ームの中間部とを回動自在に連結するリンク機構を配置
    し、このリンク機構の頂部付近にクッションユニットの
    下端を取付け、クッションユニットの上端を前記クロス
    メンバに枢着し、前記気筒の背面に接続した排気管を後
    上方へ向けて延設し、前記クロスメンバとシート下面と
    の間を通してシート下面に沿って後方へ延びるように配
    設してなる自動二輪車。
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JPS58176023U (ja) * 1982-05-21 1983-11-25 本田技研工業株式会社 自動二輪車等の排気装置
JPS6072391U (ja) * 1983-10-25 1985-05-22 川崎重工業株式会社 リアクツシヨンを車体下に付設した車体構造
JPS60163782A (ja) * 1984-02-06 1985-08-26 本田技研工業株式会社 自動二輪車の後輪懸架装置

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