JPH0867285A - アンダーボーンタイプのフレーム構造が適用された自動二輪車および該自動二輪車のフレームへのエンジンおよび吸気系の配置構造 - Google Patents

アンダーボーンタイプのフレーム構造が適用された自動二輪車および該自動二輪車のフレームへのエンジンおよび吸気系の配置構造

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JPH0867285A
JPH0867285A JP20734794A JP20734794A JPH0867285A JP H0867285 A JPH0867285 A JP H0867285A JP 20734794 A JP20734794 A JP 20734794A JP 20734794 A JP20734794 A JP 20734794A JP H0867285 A JPH0867285 A JP H0867285A
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JP
Japan
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frame
motorcycle
air cleaner
fuel tank
intake system
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JP20734794A
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Kazuo Toda
一夫 戸田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート下に燃料タンクを配置する構造のバイ
クにおいて乗車シートを低くしても燃料タンクの容量が
少なくなることのない新規な自動二輪車および該自動二
輪車のフレームへのエンジンおよび吸気系の配置構造を
提供すること。 【構成】 一対のメインフレーム9L9Rには、前傾シ
リンダ25aを備えたエンジン25が取り付けられると
ともに、前記シリンダ25aから後方に向けてかつ略水
平に吸気系部材であるキャブレター26、コンチューブ
27およびエアクリーナ29が順次連結状態で取り付け
られ、これら吸気系部材のうち少なくともコンチューブ
27をブリッジ部材21bの上方に配置するとともに前
記エアクリーナ29をその上部に燃料タンク13が位置
するように配置し、エアクリーナ29のエアクリーナボ
ックス29aの下端をその下方にピボット41に近接す
るまで延長した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンダーボーンタイプの
フレーム構造が適用された自動二輪車および該自動二輪
車のフレームへのエンジンおよび吸気系の配置構造に関
する。詳しくは、自動二輪車への乗降車を容易にするた
めシートの前方が低くされた、いわゆるアンダーボーン
タイプのフレーム構造が適用された自動二輪車および該
自動二輪車のフレームへのエンジンおよび吸気系の配置
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】フレームはバイクの各コンポーネントを
保持し、バイクとしての形態を整えるために不可欠のも
のである。フレーム無くしてはエンジンもサスペンショ
ンもタイヤも支えることはできない。まさしくバイクの
骨格である。また、フレームの剛性、つまりフレームの
変形のしにくさは近年のバイクの高度化、中でも高速度
安定走行への要求が高まるにしたがい、特に注目されて
いる。フレームの剛性は高ければよいというものではな
く、変形方向のバランスや剛性の分布も重要であって、
それらはバイクの目的にあったものが選ばれなくてはな
らない。その結果、フレームのデザインは走行機能にも
大きく影響しており、バイクのコンセプトを主張するく
らいに大きなウェイトをもつようになっている。剛性向
上という傾向の中で、フレーム自体のボリュームも大き
くなり、全体のスタイリングにも大きく影響するように
なっている。
【0003】一方で、老若男女を問わず乗られるように
なったバイクは誰もが気楽に楽しめる安全性の高い乗り
物でなければならないのは勿論である。このための一手
段として乗車シートが載置されるフレームを低く設定す
ることが挙げられる。
【0004】しかしながら、単にフレームを低く設定す
ると、車種によっては当該低く設定した分だけ燃料タン
クの容量が少なくなってしまう場合がある。特にシート
下に燃料タンクを配置する構造のバイクにおいてこのよ
うな問題が生じる可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑みて考慮されたものであって、その解決しようとする
課題は、シート下に燃料タンクを配置する構造のバイク
において乗車シートを低くするために車輛フレームを低
く設定しても燃料タンクの容量が少なくなることのない
新規な自動二輪車および該自動二輪車のフレームへのエ
ンジンおよび吸気系の配置構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、請求項1記載の本発明は、アンダーボーンタ
イプのフレーム構造が適用された自動二輪車において、
前記フレーム構造は、ヘッドパイプと、少なくともこの
ヘッドパイプからリヤスイングアームのピボットに向け
て直線的に延びる横断面形状で縦長四角の左右一対のメ
インフレームと、これら一対のメインフレームの後部左
右間を連結する部材であって該一対のメインフレームと
の当該連結箇所が各メインフレームの中心軸よりも下方
に偏在するブリッジ部材と、前記メインフレームの後部
から車輛後方へ延びるとともに燃料タンクおよびこの燃
料タンク上に位置する車輛シートが少なくとも載せられ
るシートレールフレームとを備えており、前記一対のメ
インフレームには、前傾シリンダを備えたエンジンが取
り付けられるとともに、前記シリンダから後方に向けて
かつ略水平に吸気系部材であるキャブレター、コンチュ
ーブおよびエアクリーナが順次連結状態で取り付けら
れ、これら吸気系部材のうち少なくともコンチューブを
ブリッジ部材の上方に配置するとともに前記エアクリー
ナをその上部に前記燃料タンクが位置する箇所に配置
し、前記エアクリーナのエアクリーナボックスの下端を
その下方にある他の部材に近接するまで延長したことを
特徴とするアンダーボーンタイプのフレーム構造が適用
された自動二輪車に存する。
【0007】請求項2記載の本発明によれば、アンダー
ボーンタイプのフレーム構造が適用された自動二輪車に
おいて、前記フレーム構造は、ヘッドパイプと、少なく
ともこのヘッドパイプからリヤスイングアームのピボッ
トに向けて直線的に延びる横断面形状で縦長四角の左右
一対のメインフレームと、これら一対のメインフレーム
の後部左右間を連結する部材であって該一対のメインフ
レームとの当該連結箇所が各メインフレームの中心軸よ
りも下方に偏在するブリッジ部材と、前記メインフレー
ムの後部から車輛後方へ延びるとともに燃料タンクおよ
びこの燃料タンク上に位置する車輛シートが少なくとも
載せられるシートレールフレームとを備えており、前記
一対のメインフレームには、前傾シリンダを備えたエン
ジンが取り付けられるとともに、前記シリンダから後方
に向けてかつ略水平に吸気系部材であるキャブレター、
コンチューブおよびエアクリーナが順次連結状態で取り
付けられ、これら吸気系部材のうち少なくともコンチュ
ーブをブリッジ部材の上方に配置するとともに前記エア
クリーナをその上部に前記燃料タンクが位置する箇所に
配置したことを特徴とする自動二輪車のフレームへのエ
ンジンおよび吸気系の配置構造に存する。
【0008】
【作用】したがって、請求項1および2記載の本発明に
よれば、ブリッジ部材のメインフレームとの連結箇所が
各メインフレームの中心軸よりも下方に偏在し、吸気系
部材のうち少なくともコンチューブをブリッジ部材の上
方に配置するとともに前記エアクリーナをその上部に前
記燃料タンクが位置する箇所に配置したので、ブリッジ
部材が各メインフレームの中心軸よりも下方に偏在して
いる分だけコンチューブ延いては吸気系部材が下方に位
置するようになる。このため、ブリッジ部材を各メイン
フレームの中心軸上に配置した場合と比して吸気系部材
の他部材であるエアクリーナも下方に位置するようにな
るため、エアクリーナ上の燃料タンクおよび燃料タンク
上に位置する車輛シートも下方に位置するようになる。
【0009】また、前記エアクリーナのエアクリーナボ
ックスの下端をその下方にある他の部材に近接するまで
延長したので、それだけエアクリーナボックスの容量を
大きくできるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明を図示した実
施例に従って詳細に説明する。図1は本発明に係るアン
ダーボーンタイプのフレーム構造が適用された自動二輪
車1の左側面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2
の矢印III方向からフレームカバーを取った状態で見た
図、図4は図2の要部概略拡大図、図5は図4の矢印V
方向から見た図、図6は変形例を示す図、図7は図6の
矢印VII方向からフレームカバーを取った状態で見た図
である。
【0011】自動二輪車1は、アンダーボーンタイプの
フレーム構造である車体フレーム3を骨格とする。車体
フレーム3は、フロントフォーク5を支持するヘッドパ
イプ7と、ヘッドパイプ7の上部両側から後斜め下方に
向けて最初外側に広がるように湾曲し後で平行に延びる
左右のメインフレーム9L・9Rと(図3参照)、左右
のメインフレーム9L・9Rの後部9La、9Raに連
結されたピストルケース状の左右のブラケット11L、
11Rと、前記左右のメインフレームの後部9La、9
Raから後方斜め上方に延びるとともに燃料タンク13
および燃料タンク13上に位置する車輛シート15が少
なくとも載せられる左右のシートレールフレーム17L
・17Rと、これら各シートレールフレーム17L・1
7Rと各ブラケット11L、11Rとの間に配置されシ
ートレールフレーム17L・17Rを支える左右のリア
フレーム19L・19Rと、左右のメインフレームの後
部9La、9Raおよび中央部9Lb、9Rbをそれぞ
れ連結するブリッジ部材21a・21bとからなる。
【0012】なお、車体フレーム3は、自動二輪車1の
車体フレームセンターライン22を含む正中面S(図3
参照)に対して左右対称であるので(図3に正対して正
中面Sを境に上が右側であり、下が左側である。)、特
に説明しない限り、一方の左側の各フレームおよびそれ
に関連する部分について以下に説明するものとする。そ
して、車体フレーム3には、概略、その前後に前輪23
fと後輪23rが、また前輪23fと後輪23rとの間
には、排気管24と連結したエンジン25、エンジン2
5に係る吸気系部材としてのキャブレター26、コンチ
ューブ27およびエアクリーナ29が順次連結状態で取
り付けられ、そしてさらにはハンドル31その他の必要
な構成部品が適宜の固着手段で車体フレーム3に取り付
けられ、さらに車体フレーム3にはこれを覆うフレーム
カバー32(図1参照)が設けられ、このようにして自
動二輪車1が構成される。
【0013】左右のメインフレーム9L・9Rは、その
ヘッドパイプ7側端において、ヘッドパイプ7との間で
補強材として機能する上側リンフォース33uと下側リ
ンフォース33dが溶着されている(図2、図3参
照)。下側リンフォース33dには、これとエンジン2
5の後述するシリンダーヘッドカバー25bとの間に位
置するように配置されたオイルクーラー35が、取付け
ブラケット37を介して適宜の固着手段にて取り外し自
在に固定されている。
【0014】なお、図2および図3に示すように、符号
9L1・9R1は、左右のメインフレーム9L・9Rの長
手方向上縁をそれぞれ示し、該上縁9L1・9R1の後部
には、左右のシートレールフレーム17L・17Rの先
端が溶接等の適宜の固着手段にて固定されている。ま
た、符号9L2・9R2が示すものはマウントプレートで
あって、エンジン25を車体フレーム3に取り付けるた
めのものである。また、マウントプレート9L2・9R2
は、メインフレーム9L・9Rに溶着されており、エン
ジン25のシリンダー後方中央部とほぼ対応されてい
る。
【0015】左ブラケット11Lは、この形状を換言す
れば変形Y字形状をしたものである。すなわち、図4で
良くわかるように、Y字の右上がり傾斜線を途中で切欠
いて細くし、左上がり傾斜線と縦の線を右上がり傾斜線
よりも太くしたものであって、前記右上がり傾斜線、左
上がり傾斜線および縦の線をそれぞれ細部傾斜腕11L
a、太部傾斜腕11Lbおよび脚11Lcということと
する。そして、太部傾斜腕11Lbと脚11Lcとの間
には、後輪23rの左リヤスイングアーム39L(図面
では図1に左リヤスイングアーム39Lのみ示すが、右
リヤスイングアーム39Rもある。)のピボット41が
位置する。
【0016】細部傾斜腕11Laは、左リアフレーム1
9Lと同じ太さであって、その先端11La1に左リア
フレーム19Lの先端部19L1と溶接等の適宜の固着
手段にて接合されている。
【0017】太部傾斜腕11Lbは、その先端11Lb
1に左メインフレーム9Lの先端部と溶接等の適宜の固
着手段にて接合されている。なお、太部傾斜腕11Lb
に係る符号11Lb2が示すものもエンジン25を車体
フレーム3に取り付けるためのマウントプレートであっ
て、エンジン25の後方上端部と対応されている。
【0018】脚11Lcは、図示しない他方の脚11R
cとそれらの自由端で図示しない連結棒を介して一体に
連結されているが、強度的に十分であれば連結しなくと
もよい。また、脚11Lcと太部傾斜腕11Lbとは、
左メインフレーム9Lと同じ太さである。
【0019】左シートレールフレーム17Lは、左メイ
ンフレーム9Lの上縁9L1の後部と左リアフレーム1
9Lの中央寄り後部との間に橋渡し状に配置されたもの
であって、左シートレールフレーム17Lと左リアフレ
ーム19Lとは、それらのほぼ中央部および後部側にリ
ンフォース411および412が配されることによって補
強されている。
【0020】左リアフレーム19Lは、左ブラケット1
1Lの細部傾斜腕11Laに連結されてその延長方向に
延在するものであり、上述のように左シートレールフレ
ーム17Lとリンフォース411および412を介して連
結されることによって左シートレールフレーム17Lを
支持するものである。
【0021】ブリッジ部材21a・21bは、パイプを
左右のメインフレーム9L・9Rの間隔寸法に合わせて
適宜切断したものを左右のメインフレーム9L・9R間
に橋渡し状にして溶着したものであって、それぞれ、左
右のメインフレーム9L・9Rのほぼ中央部および後端
部に位置されている。詳しくは、図2および図3に示す
ように、一方のブリッジ部材21aは、その連結箇所で
ある端縁21a’・21a’が、メインフレーム9L・
9Rの中心軸l上に置かれており、他方のブリッジ部材
21bにあっては、その端縁21b’・21b’が各メ
インフレームの中心軸lから偏在された位置に、すなわ
ち中心軸lよりも下方の適所に位置されている。
【0022】前輪23fは、フロントサスペンションを
介してフロントフォーク5に回転自在に支持されてい
る。後輪23rは、ピボット41を回動中心とするとと
もに図示しないリヤサスペンションを介して車体フレー
ム3に揺動自在に懸架されている左右のスイングアーム
39L・39Rに回転自在に支持されている。
【0023】エンジン25は、そのシリンダー25aが
図1で示すように垂線vに対して適宜の角度θ(この実
施例では35°)で前傾されたものであって、シリンダ
ーヘッドカバー25bの脱着ができる範囲に設定されて
いる。したがって、当該前傾によって前傾エンジン25
のシリンダーヘッドカバー25bと下側リンフォース3
3dとの間には図2で示すようにスペース47ができる
ようになり、そこに、オイルクーラー35が配置される
ようになっている。そして、エンジン25は、既述した
ように左右のメインフレーム9L・9Rのマウントプレ
ート9L2・9R2および左右のブラケット11L・11
Rのマウントプレート11Lb2・11Rb2(図面では
11Lb2のみ示す。)と螺着されることで車体フレー
ム3に着脱自在に取り付けられる。
【0024】キャブレター26は、図5からわかるよう
に正中面S上でかつ左右のメインフレーム9L・9Rの
間に配置されている。そして、キャブレタースクリュー
26aとこのキャブレタースクリュー26aと対応する
側のメインフレーム(この実施例では左メインフレーム
9L)との間に該スクリュー26aの斜め下方からの調
整が十分できるだけのすきまAをもって図示しない適宜
な固着手段を介して車体フレーム3に取り付けられてい
る。
【0025】コンチューブ27はキャブレター26とエ
アクリーナ29とを結ぶものであって、ブリッジ部材2
1bの上方にわずかに湾曲された状態で配置されてい
る。エアクリーナ29は、下方に行くにつれて先細りと
なるごとき形状をしたエアクリーナボックス29aの中
にクリーナエレメント29bが包含されている。そし
て、エアクリーナボックス29aの下端29a1はその
下方にある他の部材であるピボット41に近接するまで
延長されている。
【0026】フレームカバー32は図1で示すように車
輛シート15を中心にその前後方向に延ばされて左右の
メインフレーム9L・9R、左右のシートレールフレー
ム17L・17R、左右のリアフレーム19L・19R
および左右のブラケット11L・11Rの一部を覆うも
のである。すなわち、フレームカバー32によって車体
フレーム3の大部分がカバーされる。フレームカバー3
2は分割形成されており、主として左右のメインフレー
ム9L・9Rを覆う前部カバー体32fと、左右のシー
トレールフレーム17L・17Rの前部および左右のリ
アフレーム19L・19Rの前部を覆う中部カバー32
mと、左右のシートレールフレーム17L・17Rの後
部および左右のリアフレーム19L・19Rの後部を覆
う後部カバー32rとからなる。
【0027】しかして、このように構成された自動二輪
車1にあっては、ブリッジ部材21bのメインフレーム
9L・9Rとの連結箇所が各メインフレーム9L・9R
の中心軸lよりも下方に偏在し、吸気系部材のうち少な
くともコンチューブ27をブリッジ部材21bの上方に
配置するとともにエアクリーナ29をその上部に燃料タ
ンク13が位置するように配置したので、ブリッジ部材
21bが各メインフレーム9L・9Rの中心軸lよりも
下方に偏在している分だけコンチューブ27延いては吸
気系部材が下方に位置するようになる。このため、ブリ
ッジ部材21bを各メインフレーム9L・9Rの中心軸
l上に配置した場合と比して、吸気系部材の他部材であ
るエアクリーナ29も下方に位置するようになる。した
がって、エアクリーナ29上の燃料タンク13および燃
料タンク13上に位置する車輛シート15も下方に位置
するようになる。
【0028】また、エアクリーナ29のエアクリーナボ
ックス29aの下端をその下方にある他の部材としての
ピボット41に近接するまで延長したので、それだけエ
アクリーナボックス29aの容量を大きくできるように
なる。
【0029】したがって、車輛シート15の下に燃料タ
ンク13を配置する構造のバイクにおいて車輛シート1
5を低くしても燃料タンク13の容量が少なくなること
を有効に防止できる。
【0030】さらに、この実施例では前傾シリンダタイ
プのエンジンを採用しているので、エンジン25のシリ
ンダーヘッドカバー25bと下側リンフォース33dと
の間のスペース47に、オイルクーラー35が配置され
るようになっているので、スペース47の有効利用がな
されるため、それだけホイールベースを短くできる。し
たがって、小回りが効くようになる。
【0031】さらにまた、エンジン25のシリンダ25
aが前傾となっているので、シリンダが水平のものに比
して冷却効果が高くすることができる。そして、車体フ
レーム3の大部分がフレームカバー32によってカバー
されるため、車輛全体として丸みのある一体感が出るよ
うになる。
【0032】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のでないことは勿論であって、例えば図6および図7に
示すように左右のメインフレーム9L・9Rを上方に突
出するように中央で湾曲させて左右のメインフレーム9
L’・9R’とするとともに、これら左右のメインフレ
ーム9L’・9R’の間であって、かつヘッドパイプ7
とブリッジ部材21aとの間に前方が右上がりの状態で
橋渡しされるフレームメインパイプセンター49を設け
るようにしてもよい。このようにすることで、左右のメ
インフレーム9L’・9R’の剛性が高まるため、パイ
プサイズを上げたり、肉厚を厚くすることを不要にでき
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、シート下に燃料タンク
を配置する構造のバイクにおいて乗車シートを低くして
も燃料タンクの容量が少なくなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンダーボーンタイプのフレーム
構造が適用された自動二輪車の左側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の矢印III方向から見た図である。
【図4】図2の要部概略拡大図である。
【図5】図4の矢印V方向から見た図である。
【図6】変形例を示す図である。
【図7】図6の矢印VII方向から見た図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 7 ヘッドパイプ 9L メインフレーム 9R メインフレーム 13 燃料タンク 15 車輛シート 17L シートレールフレーム 17R シートレールフレーム 21b ブリッジ部材 25 エンジン 25a 前傾シリンダ 26 キャブレター 27 コンチューブ 29 エアクリーナ 29a エアクリーナボックス 39L リヤスイングアーム 39R リヤスイングアーム 41 ピボット l 中心軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダーボーンタイプのフレーム構造が
    適用された自動二輪車において、前記フレーム構造は、
    ヘッドパイプと、少なくともこのヘッドパイプからリヤ
    スイングアームのピボットに向けて直線的に延びる横断
    面形状で縦長四角の左右一対のメインフレームと、これ
    ら一対のメインフレームの後部左右間を連結する部材で
    あって該一対のメインフレームとの当該連結箇所が各メ
    インフレームの中心軸よりも下方に偏在するブリッジ部
    材と、前記メインフレームの後部から車輛後方へ延びる
    とともに燃料タンクおよびこの燃料タンク上に位置する
    車輛シートが少なくとも載せられるシートレールフレー
    ムとを備えており、前記一対のメインフレームには、前
    傾シリンダを備えたエンジンが取り付けられるととも
    に、前記シリンダから後方に向けてかつ略水平に吸気系
    部材であるキャブレター、コンチューブおよびエアクリ
    ーナが順次連結状態で取り付けられ、これら吸気系部材
    のうち少なくともコンチューブをブリッジ部材の上方に
    配置するとともに前記エアクリーナをその上部に前記燃
    料タンクが位置する箇所に配置し、前記エアクリーナの
    エアクリーナボックスの下端をその下方にある他の部材
    に近接するまで延長したことを特徴とするアンダーボー
    ンタイプのフレーム構造が適用された自動二輪車。
  2. 【請求項2】 アンダーボーンタイプのフレーム構造が
    適用された自動二輪車において、前記フレーム構造は、
    ヘッドパイプと、少なくともこのヘッドパイプからリヤ
    スイングアームのピボットに向けて直線的に延びる横断
    面形状で縦長四角の左右一対のメインフレームと、これ
    ら一対のメインフレームの後部左右間を連結する部材で
    あって該一対のメインフレームとの当該連結箇所が各メ
    インフレームの中心軸よりも下方に偏在するブリッジ部
    材と、前記メインフレームの後部から車輛後方へ延びる
    とともに燃料タンクおよびこの燃料タンク上に位置する
    車輛シートが少なくとも載せられるシートレールフレー
    ムとを備えており、前記一対のメインフレームには、前
    傾シリンダを備えたエンジンが取り付けられるととも
    に、前記シリンダから後方に向けてかつ略水平に吸気系
    部材であるキャブレター、コンチューブおよびエアクリ
    ーナが順次連結状態で取り付けられ、これら吸気系部材
    のうち少なくともコンチューブをブリッジ部材の上方に
    配置するとともに前記エアクリーナをその上部に前記燃
    料タンクが位置する箇所に配置したことを特徴とする自
    動二輪車のフレームへのエンジンおよび吸気系の配置構
    造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005019018A1 (ja) 2003-08-20 2005-03-03 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 鞍乗り型車両
US7353902B2 (en) 2004-09-24 2008-04-08 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Air cleaner box for straddle vehicle
JP2008201418A (ja) * 2008-06-02 2008-09-04 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車

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