JP2747702B2 - スクーター型車両 - Google Patents

スクーター型車両

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JP2747702B2
JP2747702B2 JP63244620A JP24462088A JP2747702B2 JP 2747702 B2 JP2747702 B2 JP 2747702B2 JP 63244620 A JP63244620 A JP 63244620A JP 24462088 A JP24462088 A JP 24462088A JP 2747702 B2 JP2747702 B2 JP 2747702B2
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JP
Japan
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storage chamber
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cover
fan
vehicle
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光次 倉田
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Suzuki Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンケースの上側に大きい収納室を設
けることができるようにしたスクーター型車両に関する
ものである。
〔従来の技術とその問題点〕
スクーター型車両は、フレーム後部に後輪を後部に支
承したエンジンケースを揺動してクッション動作できる
ように取付け、フレーム後部をフレームカバーで被覆し
ている。このため、エンジンは、強制空冷型にして冷却
性を確保可能なようにしている。また、最近は、フレー
ムカバー内に大きい収納室を設け、使用勝手をよくして
いる。
しかしながら、エンジン上に大きい収納室を設けよう
とすると、フレームカバーの上面に装着するシートの設
置位置が高くなり、シートに跨った状態で足を地面につ
けることが困難になる。したがって、体格の小さい人に
は不向きになるという問題があった。
なお、この種の先行技術文献として特開昭59−77924
号公報や特開昭62−157875号公報があげられる。
〔発明の目的〕
本発明は、前記問題に鑑みなされたもので、大きいフ
ァンカバーでエンジン強制冷却用の冷却風を十分確保し
ながら、底面をエンジンケースの上面に近づけ、フレー
ムカバー内の前部に大きい収納室を設け、シートの高さ
も適正に確保できるスクーター型車両を得ることを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては上述の目的を達成するため、シート
の下方のフレームカバーの内部に収納室を設けるととも
に、この収納室の下方に、後部に後輪が回転自在に支持
され、前部が車体に揺動自在に軸支されたエンジンケー
スを設け、かつこのエンジンケースに冷却ファンによる
強制空冷の略水平エンジンを設け、さらに前記収納室の
底部下方の該エンジンケースの上部に接続するインテー
クパイプに後輪側に向かって気化器を配設したものであ
って、 前記エンジンケースの一側に設けた強制空冷用冷却フ
ァンのファンカバーを、車両平面視前記収納室の側壁と
フレームカバーの外壁の間に隙間に介在させるととも
に、車両後面視該ファンカバーの上部の最大膨出部を前
記収納室の底部より外側方の前記隙間内であって、かつ
車両側面視エンジンケースの最大揺動時、前記収納室の
底部位置より高くなる位置まで膨出形成したことを特徴
としている。
なお、前記ファンカバーの膨出形状を、前記エンジン
ケースの中心部を基準に前記収納室の高さを地上面側の
高さより高くし、かつ該ファンカバーの収納室側外周プ
ロフィルの曲率を地上面側プロフィルの曲率よりも大き
くした該ファンカバーの上部を該エンジンケースの最大
揺動時該収納室の側壁と前記フレームカバーとの間に嵌
め込むと良い。
〔作用〕
本発明によれば、シリンダーを前方に倒した高さの低
いエンジンケースに近接させて収納室を設けるので、大
きい容積をとりながらシートの高さも低い位置に設定で
き、シートに跨っているときでも足が地面につきやす
い。また、冷却ファンは、風量を確保するためには大型
になり、ファンカバーの冷却ファンを覆った部分は、エ
ンジンケースより大きくできているが、クッション動作
したときに、収納室とフレームカバーの隙間に入るよう
にしてあるので、冷却風を十分確保しながら、収納室の
底面をエンジンケースに近づけて、大きいものにでき
る。
〔実施例〕
以下、本発明に係るスクータ型車両の一実施例を図面
に基づき説明する。
エンジンは、エンジンケース1の前端に、シリンダー
2を前方に倒して連結した2サイクル水平エンジンであ
る。エンジンケース1は、一方の側が一体に後方に延ば
してあり、駆動ユニットが内蔵され、後部に後輪3を回
転自在に支承したパワーユニット型である。エンジンケ
ース1には、前下端に前方に突出したボス4が設けてあ
り、リンク5を介してフレーム6の下部のブラケット7
に軸着してある。また、後部にはクッションユニット8
が連結され、エンジンケース1は、クッションユニット
8を伸縮させて揺動し、後輪3をクッションさせるよう
機能する。
エンジンケース1内に横向きに軸架したクランクシャ
フトの一端には、冷却ファン9が取付けてある。そし
て、この冷却ファン9とシリンダー2とをファンカバー
10で被覆し、冷却風をシリンダー2に送風する強制空冷
型にしてある。フレーム6の後部は、フレームカバー11
で覆い、フレームカバー11の前部には、大きい収納室12
を設ける。この収納室12は、底面が、エンジンケース1
が最もクッションしたときに近接する位置まで下げてあ
り、後部は、後輪3の最もクッションしたとき当らない
ように、斜めにしてある。また、エンジンケース1上に
は、気化器13が突出しているので、これを逃げる凹み14
が設けてある。また、収納室12の側面とフレームカバー
11の間には隙間が設けてあり、ファンカバー10がクッシ
ョンしたときに、隙間に入るようにしてある。
なお、図3におけるX−Xはエンジンケース1の中
心、AはX−Xを基準とした収納室側の高さ、aはX−
Xを基準とした地上面側の高さで、A>aの関係に設定
されている。また、Rはファンカバー10の収納室側の外
周プロフィルの曲率、rはファンカバー10の地上面側の
外周プロフィルの曲率で、R>rの関係に設定されてい
る。また、フレームカバー11の後部には、燃料タンク15
などの部品が装着される。さらに、フレームカバー11の
上部にはシート16が開閉自在に装着される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、エンジンケー
スの一側に設けた強制空冷用冷却ファンのファンカバー
を、車両平面視収納室の側壁とフレームカバーの外壁の
間の隙間に介在させるとともに、車両後面視ファンカバ
ーの上部の最大膨出部を収納室の底部より外側方の隙間
内であって、かつ車両側面視エンジンケースの最大揺動
時、収納室の底部位置より高くなる位置まで膨出形成す
るので、大きい収納室の底面をエンジンケース上面に近
づけて設けることができ、シートの設定位置を適正に維
持して着地性を保つことができるという効果がある。ま
た、クッションストロークも大きく、乗心地をよくする
ことができるという効果がある。さらに、ファンカバー
の上部は、クッションしたときに収納室とフレームカバ
ーの隙間に入るので、大きくすることができ、強制空冷
の冷却風を十分に確保することが可能になる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係るスクーター型車両の一実施例を示
す部分平面図、第2図は本発明に係るスクーター型車両
の一実施例を示す横断背面図、第3図は本発明に係るス
クーター型車両の一実施例を示す一部縦断側面図であ
る。 1……エンジンケース、3……後輪、5……リンク、6
……フレーム、7……ブラケット、9……冷却ファン、
10……ファンカバー、11……フレームカバー、12……収
納室、X−X……エンジンケースの中心、A……エンジ
ンケースの中心を基準とした収納室側の高さ、a……エ
ンジンケースの中心を基準とした地上面側の高さ、R…
…ファンカバーの収納室側の外周プロフィルの曲率、r
……ファンカバーの地上面側の外周プロフィルの曲率。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの下方のフレームカバーの内部に収
    納室を設けるとともに、この収納室の下方に、後部に後
    輪が回転自在に支持され、前部が車体に揺動自在に軸支
    されたエンジンケースを設け、かつこのエンジンケース
    に冷却ファンによる強制空冷の略水平エンジンを設け、
    さらに前記収納室の底部下方の該エンジンケースの上部
    に接続するインテークパイプに後輪側に向かって気化器
    を配設したスクータ型車両であって、 前記エンジンケースの一側に設けた強制空冷用冷却ファ
    ンのファンカバーを、車両平面視前記収納室の側壁とフ
    レームカバーの外壁の間の隙間に介在させるとともに、
    車両後面視該ファンカバーの上部の最大膨出部を前記収
    納室の底部より外側方の前記隙間内であって、かつ車両
    側面視エンジンケースの最大揺動時、前記収納室の底部
    位置より高くなる位置まで膨出形成したことを特徴とす
    るスクータ型車両。
  2. 【請求項2】前記ファンカバーの膨出形状を、前記エン
    ジンケースの中心部を基準に前記収納室の高さを地上面
    側の高さより高くし、かつ該ファンカバーの収納室側外
    周プロフィルの曲率を地上面側プロフィルの曲率よりも
    大きくした該ファンカバーの上部を該エンジンケースの
    最大揺動時該収納室の側壁と前記フレームカバーとの間
    に嵌め込むことを特徴とする請求項1記載のスクータ型
    車両。
JP63244620A 1988-09-30 1988-09-30 スクーター型車両 Expired - Lifetime JP2747702B2 (ja)

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JPH0295993A JPH0295993A (ja) 1990-04-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122677U (ja) * 1982-02-15 1983-08-20 本田技研工業株式会社 車体カバ−内部の冷却装置
JPH0741863B2 (ja) * 1985-12-27 1995-05-10 本田技研工業株式会社 スク−タ型車輌

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JPH0295993A (ja) 1990-04-06

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