JP2849284B2 - 舗装用敷板及びその製造方法 - Google Patents

舗装用敷板及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩道、自転車道、遊歩
道、公園、屋外スポーツ施設、広場、屋上、港湾設備等
の舗装に適したインターロッキングブロック、歩道板、
溝蓋等の舗装用敷板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路や公園などの舗装面には、美感を向
上させ、歩行し易くし、雨水を地下に吸収させるため
に、種々のインターロッキングブロック、歩道板、溝蓋
が敷設されている。図7は、従来の舗装用敷板11を示
す断面図である。この舗装用敷板11は、下層部材4と
上層部材6とからなっている。下層部材4はコンクリー
トで形成することが一般的であり、上層部材6はモルタ
ルで形成することが一般的である。
【0003】しかし、この舗装用敷板11は、強度や耐
久性の点で優れているものの、表面が硬いので歩きにく
く、歩行者が疲れる。また、歩行の際に騒音を発生す
る。更に、上層部材6の表面が濡れると、非常に滑り易
くなり、歩行者が転倒するおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、本発明者は、上
層部材6を、モルタルの代りに加硫ゴムで形成すること
を検討した。この結果、上記の問題点はかなり解消でき
ることが判明した。しかし、加硫ゴムからなる上層部材
6と、コンクリートからなる下層部材4とは、完全には
接着せず、舗装用敷板を長期間使用すると、加硫ゴムか
らなる上層部材6が下層部材4から剥離、離脱し易かっ
た。
【0005】本発明の課題は、舗装用敷板の上を歩行す
る際の騒音を減らし、歩行者の肉体的疲労を少なくし、
舗装用敷板の表面が濡れた場合にも安全に歩行できるよ
うにし、しかも舗装用敷板の上層部材と下層部材とが長
期間に亘って剥離、離脱しにくいようにすることであ
る。また、本発明の課題は、こうした舗装用敷板を、容
易に大量生産できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
又はモルタルからなる下層部材と、加硫ゴム粉末の分散
された液状バインダーの硬化物又は加硫ゴムからなる上
層弾性部材とを備えた舗装用敷板であって、前記上層弾
性部材内に金属板が固定されており、固定用金具のアン
カーが前記下層部材に埋設されており、この固定用金具
の係止部が前記下層部材及び前記上層弾性部材に亘って
埋設されており、前記係止部が前記金属板に沿って曲折
した形状である、舗装用敷板に係るものである。
【0007】また、本発明は、コンクリート又はモルタ
ルからなる下層部材と、加硫ゴム粉末の分散された液状
バインダーの硬化物又は加硫ゴムからなる上層弾性部材
とを備えた舗装用敷板であって、前記上層弾性部材内に
金属板が固定されており、固定用金具のアンカーが前記
下層部材に埋設されており、この固定用金具の係止部が
前記下層部材及び前記上層弾性部材に亘って埋設されて
おり、前記係止部が前記金属板を貫通している、舗装用
敷板に係るものである。
【0008】更に、本発明は、加硫ゴム粉末の分散され
た液状バインダーの硬化物又は加硫ゴムからなる上層弾
性部材であって、金属板が内部に固定された上層弾性部
材を作製し、少なくともアンカーと係止部とを有する固
定用金具を用意し、この固定用金具の前記係止部を前記
上層弾性部材に貫入させ、更にこの係止部を前記金属板
に沿って曲折させ、次いで前記上層弾性部材を型枠の中
に入れ、コンクリート原料又はモルタル原料を型枠の中
に注入して前記係止部の一部と前記アンカーとをコンク
リート原料又はモルタル原料の中に埋没させ、次いでコ
ンクリート原料又はモルタル原料を硬化させて下層部材
を形成する、舗装用敷板の製造方法に係るものである。
【0009】更に、本発明は、加硫ゴム粉末の分散され
た液状バインダーの硬化物又は加硫ゴムからなる上層弾
性部材であって、金属板が内部に固定された上層弾性部
材を作製し、少なくともアンカーと係止部とを有する固
定用金具を用意し、この固定用金具の前記係止部を前記
上層弾性部材に貫入させ、更にこの係止部を前記金属板
に貫通させ、次いで前記上層弾性部材を型枠の中に入
れ、コンクリート原料又はモルタル原料を型枠の中に注
入して前記係止部の一部と前記アンカーとをコンクリー
ト原料又はモルタル原料の中に埋没させ、次いでコンク
リート原料又はモルタル原料を硬化させて下層部材を形
成する、舗装用敷板の製造方法に係るものである。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係る舗装用敷板1
を示す断面図、図2は、舗装用敷板1を示す斜視図であ
る(図1は、図2のI−I線断面に相当する)。本実施
例の舗装用敷板1は、コンクリート又はモルタルからな
る下層部材4と、加硫ゴム粉末の分散された液状バイン
ダーの硬化物又は加硫ゴムからなる上層弾性部材2A,
2Bとを備える。本例では、舗装用敷板1の平面形状は
長方形、例えば正方形である。そして、上層弾性部材2
Aと2Bとの間に、金属平板3が挟まれ、積層及び固定
されている。本実施例では、金属平板3の周縁面が、舗
装用敷板1の側面に露出している。もっとも、金属平板
3の周縁面を、上記硬化物又は加硫ゴムで覆うことも可
能である。
【0011】本例では、上層弾性部材2Aの表面2aに
小さな凹凸が全面に亘って多数形成されている。上層弾
性部材2Aと2Bとに対して金属平板3が接着され、上
層弾性部材2Bの裏面2bに下層部材4が接着されてい
る。固定用金具5には、アンカー5aと、一対の係止部
5bとが設けられている。アンカー5aはほぼ平板形状
であり、下層部材4内に埋設、固定されている。一対の
係止部5bは、それぞれアンカー5aの端部から、アン
カー5aとほぼ垂直な方向へと延びるように設けられて
いる。そして、各係止部5bは、それぞれ下層部材4及
び上層弾性部材2Bに亘って埋設されている。
【0012】各係止部5bの先端付近は、金属平板3の
表面に沿って曲折しており、曲折部分5dが形成されて
いる。曲折部分5dのほぼ全体が金属平板3に接触して
いる。曲折部分5dの先端は尖っている。
【0013】図3は、他の実施例に係る舗装用敷板1A
を示す、図1と同様の断面図である。図1に示したもの
と同一の部材には同一の符号を付け、その説明は省略す
る。舗装用敷板1Aにおいては、固定用金具5Aの一対
の係止部5bが金属平板3をそれぞれ貫通しており、各
係止部5bの尖端5c付近が上層弾性部材2Aに埋設さ
れている。
【0014】図1〜図3に示したような舗装用敷板によ
れば、上層弾性部材2A,2Bが加硫ゴム粉末の分散さ
れた液状バインダーの硬化物又は加硫ゴムからなるの
で、舗装用敷板1,1Aの表面から伝わる足腰への衝撃
負担を緩和することができ、従って歩行時の疲労感を少
なくすることができ、また歩行時の騒音を小さくするこ
とができる。また、歩行者が転倒した場合も、人体に加
わる衝撃が少なく、怪我をしにくい。更に、上層弾性部
材2Aの表面2aに、小さな凹凸を多数形成してあるの
で、雨天時にも歩行者が滑りにくい。
【0015】しかも、舗装用敷板1においては、アンカ
ー5aが下層部材4に埋設され、かつ係止部5bの曲折
部分5dが上層弾性部材2Bに埋設され,係止されてい
る。従って、上層弾性部材2Bと下層部材4とが固定用
金具5によって互いに係止され、結合される。この結
果、上層弾性部材2A,2Bと下層部材4とが剥離、離
脱しにくい。
【0016】また、舗装用敷板1Aにおいては、固定用
金具5Aのアンカー5aが下層部材4内に埋設され、係
止部5bが金属平板3を貫通し、係止部5bの尖端5c
付近が上層弾性部材2Aに埋設されている。この結果、
特に金属平板3と係止部5bとの摩擦力によって金属平
板3が固定用金具5Aに対して強固に係止される。これ
により、上層弾性部材2A,2Bと下層部材4とが剥
離、離脱しにくい。
【0017】上層弾性部材を構成する加硫ゴムの原料と
しては、一般ゴム業界で使用される天然ゴム、スチレン
−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピ
レンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレン等を使用で
きる。これらは、単独で、又は混合して用いる。これら
のゴムを主原料とし、加硫剤、加硫促進剤、充填剤、軟
化剤、着色剤、老化防止剤等を混合して用いる。
【0018】加硫ゴム粉末の分散された液状バインダー
の硬化物も使用できる。加硫ゴム粉末としては、バルク
の加硫ゴムを粉砕して得た加硫ゴムチップなどがある。
液状バインダーとしては、液状のウレタンバインダーや
液状ゴム等がある。上層弾性部材2A,2Bの全体の厚
みは、舗装用敷板の表面における弾力性、即ち歩行の快
適さに関係する。この厚みは、施工対象等によっても異
なるが、一般には5〜20mmとするのが好ましい。
【0019】固定用金具、金属平板の材質としては、
鉄、アルミニウム、銅、ステンレス等が好ましい。金属
平板の厚みは、1〜5mm程度とすることが好ましい。
【0020】舗装用敷板1の製造手順について述べる。
まず、図4(a)に示す固定用金具5Aを用意する。こ
の固定用金具5A自体は、図3に示したものと同じであ
る。また、図4(b)に示す固定用金具15Aを使用す
ることもできる。この固定用金具15Aにおいては、ア
ンカー15aがほぼ平板状であり、アンカー15aの中
央付近に、係止部15bがアンカー15aに対してほぼ
垂直方向に延びるように設けられている。係止部15b
には尖端15cが設けられている。
【0021】また、図5(a)に示す積層体を作製す
る。具体的には、金属平板3の表面に化学的プライマー
処理を施し、ゴムとの接着性を高める。次いで、加硫ゴ
ム粉末と液状バインダーとの混合物、又は加硫ゴム原料
を金型内に注入し、この中に金属平板3を埋設し、加圧
及び加熱処理を施し、上層弾性部材2A,2Bを製造す
る。次いで、固定用金具5Aの尖端5cを上層弾性部材
2Bの裏面2bから貫入させる。この際、係止部5bに
尖端5cを設けることにより、係止部5bを小さい力で
容易に上層弾性部材2Bへと貫入させることができる。
【0022】係止部5bの長さは、上層弾性部材2Bの
幅よりも充分大きく設定する。この結果、係止部5bの
尖端5cは、金属平板3に当接し、更に押圧される。こ
の際、係止部5bの曲げ強度を、係止部5bが金属平板
3を貫通するのに必要な強度よりも小さく設定すると、
図5(b)に示すように、係止部5bが金属平板3に沿
って曲折する。
【0023】この後、上層弾性部材2A,2Bを型枠の
中に入れ、コンクリート原料又はモルタル原料を型枠の
中に注入して、係止部5bの露出部分とアンカー5aと
をコンクリート原料又はモルタル原料の中に埋没させ
る。そして、常法に従い、コンクリート原料又はモルタ
ル原料を、振動固締めを行いながらプレスし、養生し、
下層部材を形成する。このようにして、図1に示す舗装
用敷板1が得られる。
【0024】上記と同じ製造方法において、係止部5b
の曲げ強度を、係止部5bが金属平板3を貫通するのに
必要な強度よりも大きく設定することもできる。この場
合は、係止部5bが金属平板3を貫通するので、図3に
示す舗装用敷板1Aが得られる。
【0025】こうした製造方法によれば、上層弾性部材
2A,2Bに対して、極めて簡単に固定用金具を取り付
けることができる。しかも、係止部5bを金属平板3に
対して強く押しつけるだけで、上層弾性部材と固定用金
具との接合強度を大きくすることができる。しかも、固
定用金具5Aの断面形状は、ホッチキスの針(ステープ
ル:staples )とほぼ同じであり、従来からある大型の
ホッチキスを用いることで、固定用金具5Aを上層弾性
部材へと極めて簡単に固定することができる。
【0026】図4(b)に示す固定用金具15Aを用い
る場合も、上記のようにして舗装用敷板を製造すること
ができる。図6に示す舗装用敷板1Bにおいては、固定
用金具15のアンカー15aが下層部材4に埋設され、
係止部15bが下層部材4と上層弾性部材2Bとに亘っ
て埋設され、金属平板3の表面に沿って曲折部15dが
形成されている。
【0027】以下、具体的な実験結果について述べる。 (実施例1)。前記したような方法に従い、図1、図2
に示す舗装用敷板を製造した。金属平板3として、両面
にプライマー処理を施した厚さ3mmの鉄製平板を用い
た。上層弾性部材及び金属平板3の厚みの総和は、10
mmとした。固定用金具5Aは、ステンレス製とした。
下層部材4はコンクリートで形成し、舗装用敷板の養生
前の厚さを50mmとした。
【0028】(実施例2)。実施例1において、固定用
金具5Aの代りに、図4(b)に示す固定用金具15A
を用いた。これにより、図6に示す舗装用敷板1Bを製
造した。 (比較例1)。図7に示す従来の舗装用敷板11を製造
した。即ち、上層部材6をモルタルで形成し、下層部材
4をコンクリートで形成した。 (比較例2)。図7に示す形態の舗装用敷板11を製造
した。上層部材6を加硫ゴムで形成し、下層部材4をコ
ンクリートで形成した。
【0029】上記各例の舗装用敷板について、上層部材
の単軸垂直引っ張り剥離試験を行い、併せて、これらの
舗装用敷板を歩道に敷設して、その際の歩行性、騒音、
表面損傷についても調べた。表1にこれらの試験結果を
示す。
【0030】
【表1】
【0031】各試験方法を説明する。「単軸垂直引っ張
り剥離試験」は建研式垂直引っ張りによって上層部材の
引き抜き強さ(kgf/cm2 )を測定したものであ
る。測定面積は、25mm×25mmである。「歩行
性」は、次のように評価した。 「○」:歩行が快適にでき、疲労感もない。 「×」:歩行は快適でなく、ある程度の疲労感が残る。 騒音は次のように評価した。 「○」:騒音はほとんどない。 「×」:騒音がする。 表面損傷は次のように評価した。 「○」:1年使用後においても、摩耗や表層の剥離はな
い。 「×」:1年使用後において、表層の剥離がある。
【0032】舗装用敷板を歩道に埋設して歩行した際の
歩行性や騒音は、本発明品はいずれも従来品よりも優れ
ており、表面損傷についても従来品と同等の性能である
ことがわかる。本発明の舗装用敷板の中で固定用金具が
コンクリート製の下層部材に対してアンカー効果の大き
い形状であるものほど、垂直引っ張り力に強く、すなわ
ち接合強度が大きいことが解る。
【0033】
【発明の効果】本発明の舗装用敷板によれば、上層弾性
部材が加硫ゴム粉末の分散された液状バインダーの硬化
物又は加硫ゴムからなるので、舗装用敷板の表面から伝
わる足腰への衝撃負担を緩和することができ、従って歩
行時の疲労感を少なくすることができ、また歩行時の騒
音を小さくすることができる。また、歩行者が転倒した
場合も、人体に加わる衝撃が少なく、怪我をしにくい。
【0034】しかも、アンカーが下層部材に埋設され、
かつ係止部の曲折部分が上層弾性部材に埋設され、係止
されている。従って、上層弾性部材と下層部材とが固定
用金具によって互いに係止され、結合される。この結
果、上層弾性部材と下層部材とが剥離、離脱しにくい。
【0035】また、固定用金具のアンカーが下層部材内
に埋設され、係止部が金属平板を貫通し、係止部の端部
付近が上層弾性部材に埋設されている。この結果、特に
金属平板と係止部との摩擦力によって金属平板が固定用
金具に対して強固に係止される。これにより、上層弾性
部材と下層部材とが剥離、離脱しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】舗装用敷板1を示す断面図である。
【図2】舗装用敷板1を示す斜視図である。
【図3】舗装用敷板1Aを示す断面図である。
【図4】(a)は、固定用金具5Aの断面図、(b)
は、固定用金具15Aの断面図である。
【図5】(a)は、上層弾性部材2A,2B及び金属平
板3を示す断面図、(b)は、固定用金具5を上層弾性
部材2Bに貫通させている状態を示す断面図である。
【図6】舗装用敷板1Bを示す断面図である。
【図7】舗装用敷板11を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,11 舗装用敷板 2A,2B 上層弾性部材 3 金属平板 4 下層部材 5,5A,15,15A 固定用金具 5a,15a アンカー 5b,15b 係止部 5c,15c 尖端部 5d,15d 曲折部分 6 上層部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート又はモルタルからなる下層
    部材と、加硫ゴム粉末の分散された液状バインダーの硬
    化物又は加硫ゴムからなる上層弾性部材とを備えた舗装
    用敷板であって、 前記上層弾性部材内に金属板が固定されており、固定用
    金具のアンカーが前記下層部材に埋設されており、この
    固定用金具の係止部が前記下層部材及び前記上層弾性部
    材に亘って埋設されており、前記係止部が前記金属板に
    沿って曲折した形状である、舗装用敷板。
  2. 【請求項2】 コンクリート又はモルタルからなる下層
    部材と、加硫ゴム粉末の分散された液状バインダーの硬
    化物又は加硫ゴムからなる上層弾性部材とを備えた舗装
    用敷板であって、 前記上層弾性部材内に金属板が固定されており、固定用
    金具のアンカーが前記下層部材に埋設されており、この
    固定用金具の係止部が前記下層部材及び前記上層弾性部
    材に亘って埋設されており、前記係止部が前記金属板を
    貫通している、舗装用敷板。
  3. 【請求項3】 加硫ゴム粉末の分散された液状バインダ
    ーの硬化物又は加硫ゴムからなる上層弾性部材であっ
    て、金属板が内部に固定された上層弾性部材を作製し、
    少なくともアンカーと係止部とを有する固定用金具を用
    意し、この固定用金具の前記係止部を前記上層弾性部材
    に貫入させ、更にこの係止部を前記金属板に沿って曲折
    させ、次いで前記上層弾性部材を型枠の中に入れ、コン
    クリート原料又はモルタル原料を型枠の中に注入して前
    記係止部の一部と前記アンカーとをコンクリート原料又
    はモルタル原料の中に埋没させ、次いでコンクリート原
    料又はモルタル原料を硬化させて下層部材を形成する、
    舗装用敷板の製造方法。
  4. 【請求項4】 加硫ゴム粉末の分散された液状バインダ
    ーの硬化物又は加硫ゴムからなる上層弾性部材であっ
    て、金属板が内部に固定された上層弾性部材を作製し、
    少なくともアンカーと係止部とを有する固定用金具を用
    意し、この固定用金具の前記係止部を前記上層弾性部材
    に貫入させ、更にこの係止部を前記金属板に貫通させ、
    次いで前記上層弾性部材を型枠の中に入れ、コンクリー
    ト原料又はモルタル原料を型枠の中に注入して前記係止
    部の一部と前記アンカーとをコンクリート原料又はモル
    タル原料の中に埋没させ、次いでコンクリート原料又は
    モルタル原料を硬化させて下層部材を形成する、舗装用
    敷板の製造方法。
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