JP2848516B2 - Vリブドベルト - Google Patents
VリブドベルトInfo
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- JP2848516B2 JP2848516B2 JP6079374A JP7937494A JP2848516B2 JP 2848516 B2 JP2848516 B2 JP 2848516B2 JP 6079374 A JP6079374 A JP 6079374A JP 7937494 A JP7937494 A JP 7937494A JP 2848516 B2 JP2848516 B2 JP 2848516B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、Vリブドベルト、詳
しくは一般産業用、自動車用、農機具用および家電用と
して使用されているVリブドベルトのうち、特にベルト
背面にゴム層を有するVリブドベルトに関する。
しくは一般産業用、自動車用、農機具用および家電用と
して使用されているVリブドベルトのうち、特にベルト
背面にゴム層を有するVリブドベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】動力伝動用ベルトの一種であるVリブド
ベルトは、Vベルトに比べると厚みが薄いため曲げ応力
が少なく、小プーリに対する使用可能域が広くコンパク
トな設計が可能で、また省エネルギー効果も顕著であ
る。また、Vベルトに比べVリブドベルトは駆動時プー
リ溝への沈み込みに原因するベルト張力の低下も少な
く、このためベルトライフも長くなるなど多くの長所を
備えており、その用途も一般産業用、自動車用、農機具
用および家庭電化機器用など拡大の一途を辿っている。
ベルトは、Vベルトに比べると厚みが薄いため曲げ応力
が少なく、小プーリに対する使用可能域が広くコンパク
トな設計が可能で、また省エネルギー効果も顕著であ
る。また、Vベルトに比べVリブドベルトは駆動時プー
リ溝への沈み込みに原因するベルト張力の低下も少な
く、このためベルトライフも長くなるなど多くの長所を
備えており、その用途も一般産業用、自動車用、農機具
用および家庭電化機器用など拡大の一途を辿っている。
【0003】ところで、この種のVリブドベルト10
は、図3に1例を示すように接着ゴム層33内に抗張体
ロープ32を埋設した平ベルト状の抗張体層34の内側
に、短繊維39をベルト幅方向に配向したベルト長手方
向に延びる複数本のV形リブ部36を一体に成形してな
るものであって、この抗張体層34は背面にゴム付帆布
を一層もしくは複数層貼着したもの、又は単に背面にゴ
ム層35を貼着した構造のものが知られている。
は、図3に1例を示すように接着ゴム層33内に抗張体
ロープ32を埋設した平ベルト状の抗張体層34の内側
に、短繊維39をベルト幅方向に配向したベルト長手方
向に延びる複数本のV形リブ部36を一体に成形してな
るものであって、この抗張体層34は背面にゴム付帆布
を一層もしくは複数層貼着したもの、又は単に背面にゴ
ム層35を貼着した構造のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た構造のVリブドベルトは、ベルト背面で動力伝達が行
なわれる可能性のあるサーペンティンドライブ用として
使用する場合には、背面に帆布を使用したVリブドベル
トでは、スリップしやすく背面での動力伝達能力が大き
く低下する不具合がある。
た構造のVリブドベルトは、ベルト背面で動力伝達が行
なわれる可能性のあるサーペンティンドライブ用として
使用する場合には、背面に帆布を使用したVリブドベル
トでは、スリップしやすく背面での動力伝達能力が大き
く低下する不具合がある。
【0005】一方ベルト背面にゴム層を使用したVリブ
ドベルトは、背面での動力伝達能力は向上するが、反面
Vリブ部で挟まれるリブ溝部分に小石かみこみ、ミスア
ライメント等が原因で縦裂き(ベルト長手方向の亀裂)
が発生しやすい不具合がある。更に背面ゴム層のベルト
は縦裂防止として補強材が必要とされているが、帆布や
通常のスダレ等を縦裂防止材として入れるとベルト厚み
が厚くなり屈曲性能が低下する。
ドベルトは、背面での動力伝達能力は向上するが、反面
Vリブ部で挟まれるリブ溝部分に小石かみこみ、ミスア
ライメント等が原因で縦裂き(ベルト長手方向の亀裂)
が発生しやすい不具合がある。更に背面ゴム層のベルト
は縦裂防止として補強材が必要とされているが、帆布や
通常のスダレ等を縦裂防止材として入れるとベルト厚み
が厚くなり屈曲性能が低下する。
【0006】本発明は、上記の如き実状に鑑み、これら
を解消すべく種々検討した結果到達するに至ったもの
で、Vリブドベルトの抗張体層の構造を一部改変するこ
とにより、背面駆動時の伝達能力の低下を防止すると共
にV形リブ層間の溝部分で発生する縦裂きを防止するこ
とを目的とするものである。
を解消すべく種々検討した結果到達するに至ったもの
で、Vリブドベルトの抗張体層の構造を一部改変するこ
とにより、背面駆動時の伝達能力の低下を防止すると共
にV形リブ層間の溝部分で発生する縦裂きを防止するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の特徴とするところは、接着ゴム層内に抗張体ロ
ープを埋設した抗張体層の上面に背面ゴム層を有し、又
下面に短繊維群をベルト幅方向に配向したベルト長手方
向に延びる複数のV形リブ層を一体に形成したVリブド
ベルトにおいて、該抗張体層の上面及び下面に配置され
る背面ゴム層及びV形リブ層と抗張体ロープとの間の少
なくともいずれか一方の接着ゴム層内に長径対短径の比
の値が1.5〜10である横断面が扁平状のモノフィラ
メントをベルト幅方向に、かつ断面の短径をベルトの高
さ方向に一致させて並列状に埋設されていることを特徴
とするVリブドベルト。そして、扁平状のモノフィラメ
ントの短径は0.8mm以下であって、また、背面ゴム
層の厚みは0.3〜5.0mmの範囲とすることが必要
である。。
本発明の特徴とするところは、接着ゴム層内に抗張体ロ
ープを埋設した抗張体層の上面に背面ゴム層を有し、又
下面に短繊維群をベルト幅方向に配向したベルト長手方
向に延びる複数のV形リブ層を一体に形成したVリブド
ベルトにおいて、該抗張体層の上面及び下面に配置され
る背面ゴム層及びV形リブ層と抗張体ロープとの間の少
なくともいずれか一方の接着ゴム層内に長径対短径の比
の値が1.5〜10である横断面が扁平状のモノフィラ
メントをベルト幅方向に、かつ断面の短径をベルトの高
さ方向に一致させて並列状に埋設されていることを特徴
とするVリブドベルト。そして、扁平状のモノフィラメ
ントの短径は0.8mm以下であって、また、背面ゴム
層の厚みは0.3〜5.0mmの範囲とすることが必要
である。。
【0008】
【作用】Vリブドベルトの接着ゴム層内の抗張体ロープ
の上下いづれか一方、又は両方の接着ゴム層内に偏平状
のモノフィラメントをベルト幅方向にかつ断面の短径を
ベルトの高さ方向に一致させて並列状に埋設させている
ので、プーリの溝型のバラツキ、プーリー間のミスアラ
イメントあるいはV形リブ層間への異物混入等によりリ
ブ溝部分に異常な応力が働いて、部分的な亀裂が発生し
てもその成長をくい止めることが出来る。
の上下いづれか一方、又は両方の接着ゴム層内に偏平状
のモノフィラメントをベルト幅方向にかつ断面の短径を
ベルトの高さ方向に一致させて並列状に埋設させている
ので、プーリの溝型のバラツキ、プーリー間のミスアラ
イメントあるいはV形リブ層間への異物混入等によりリ
ブ溝部分に異常な応力が働いて、部分的な亀裂が発生し
てもその成長をくい止めることが出来る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について添付
図面を参照しつつ更に詳細に説明する。図1は本発明に
係るVリブドベルトの部分断面斜視図で、Vリブドベル
ト本体1は、ポリエステル、ナイロン、アラミド、カー
ボン、ガラス繊維のような低伸度高強力のロープからな
る抗張体2をNR、SBR、CR、NBR,HNBR,
CSM,ポリウレタン等の単一材又はこれらをブレンド
してなる接着ゴム3中に埋設してなる平ベルト状の抗張
体層4を中央に配し、前記抗張体層4の上側に接着ゴム
層3と同材質の背面ゴム層5を、又抗張体層4の下側に
接着ゴム層3と同材質のV形リブ層6がそれぞれ設けら
れている。
図面を参照しつつ更に詳細に説明する。図1は本発明に
係るVリブドベルトの部分断面斜視図で、Vリブドベル
ト本体1は、ポリエステル、ナイロン、アラミド、カー
ボン、ガラス繊維のような低伸度高強力のロープからな
る抗張体2をNR、SBR、CR、NBR,HNBR,
CSM,ポリウレタン等の単一材又はこれらをブレンド
してなる接着ゴム3中に埋設してなる平ベルト状の抗張
体層4を中央に配し、前記抗張体層4の上側に接着ゴム
層3と同材質の背面ゴム層5を、又抗張体層4の下側に
接着ゴム層3と同材質のV形リブ層6がそれぞれ設けら
れている。
【0010】前記V形リブ層6及び背面ゴム層5中には
必要に応じてナイロン、ビニロン、ポリエステル、芳香
族ポリアミド等の合成繊維糸単独、又は、綿、パルプ等
の天然繊維糸を前記合成繊維糸に所定の割合で混入した
混合糸で、その長さが3〜10mmの短繊維をゴム10
0重量部に対し5〜30重量部の割合でベルト幅方向に
配向混入した点については従来のVリブドベルトと同じ
である。
必要に応じてナイロン、ビニロン、ポリエステル、芳香
族ポリアミド等の合成繊維糸単独、又は、綿、パルプ等
の天然繊維糸を前記合成繊維糸に所定の割合で混入した
混合糸で、その長さが3〜10mmの短繊維をゴム10
0重量部に対し5〜30重量部の割合でベルト幅方向に
配向混入した点については従来のVリブドベルトと同じ
である。
【0011】本発明にあっては、該抗張体層4内の抗張
体ロープ2と背面ゴム層5及びV形リブ層6間の接着ゴ
ム層3内に横断面が扁平状のモノフィラメント7、8が
ベルト1に対して横方向にしかもモノフィラメント7、
8の断面の短径をベルト1の高さ方向に一致させて複数
本並列状にベルト全長にわたって埋設されている。該モ
ノフィラメントの扁平形状は長径対短径の比が1.5〜
10の範囲にあり、しかも短径の長さは0.8mm以下
になるように設計されている。
体ロープ2と背面ゴム層5及びV形リブ層6間の接着ゴ
ム層3内に横断面が扁平状のモノフィラメント7、8が
ベルト1に対して横方向にしかもモノフィラメント7、
8の断面の短径をベルト1の高さ方向に一致させて複数
本並列状にベルト全長にわたって埋設されている。該モ
ノフィラメントの扁平形状は長径対短径の比が1.5〜
10の範囲にあり、しかも短径の長さは0.8mm以下
になるように設計されている。
【0012】又、モノフィラメント7、8の素材として
はナイロン、ポリエステル、ビニロン、アラミド等の合
成樹脂系の単独、又はそれらの混紡が望ましい。上述の
如く扁平状のモノフィラメントを使用することで背面ゴ
ム層5及びV型リブ層6と抗張体ロープ2との間の小ス
ペースである接着ゴム層3内に縦裂防止材を挿入するこ
とが可能となるのである。
はナイロン、ポリエステル、ビニロン、アラミド等の合
成樹脂系の単独、又はそれらの混紡が望ましい。上述の
如く扁平状のモノフィラメントを使用することで背面ゴ
ム層5及びV型リブ層6と抗張体ロープ2との間の小ス
ペースである接着ゴム層3内に縦裂防止材を挿入するこ
とが可能となるのである。
【0013】ここでモノフィラメントの長径対短径の比
を1.5〜10の範囲に限定した理由は、その比が1.
5以下では短径の長さが0.8mmより大きくなり、そ
の分だけ接着ゴム層3の厚みが厚くなり、その結果抗張
体層4の厚みも厚くなりベルトの屈曲性が低下する。一
方、その比が10以上ではモノフィラメントが扁平状に
なりすぎてモノフィラメント間の間隔が狭くなり、その
結果ベルトが曲げにくくなり、厚みを薄くして曲げやす
くした効果と相殺されていまい寿命向上は不可能とな
る。
を1.5〜10の範囲に限定した理由は、その比が1.
5以下では短径の長さが0.8mmより大きくなり、そ
の分だけ接着ゴム層3の厚みが厚くなり、その結果抗張
体層4の厚みも厚くなりベルトの屈曲性が低下する。一
方、その比が10以上ではモノフィラメントが扁平状に
なりすぎてモノフィラメント間の間隔が狭くなり、その
結果ベルトが曲げにくくなり、厚みを薄くして曲げやす
くした効果と相殺されていまい寿命向上は不可能とな
る。
【0014】又、この背面ゴム層5の厚みはベルトの屈
曲寿命に余り影響しないように0.3〜5.0mm好ま
しくは0.5〜2.0mmと比較的うすくししている。
ここで、背面ゴム層の厚みが0.3mm未満ではベルト
の縦裂きに対して充分な抵抗力が得られず、又、5.0
mm以上ではベルト全体の厚みが厚くなりすぎて耐屈曲
性に悪影響を及ぼす。尚、上記実施例ではV形リブ層6
及び背面ゴム層5中に短繊維が配向混入されでいるが、
必要に応じて短繊維を混入しなくてもよい事は言うまで
もないことである。
曲寿命に余り影響しないように0.3〜5.0mm好ま
しくは0.5〜2.0mmと比較的うすくししている。
ここで、背面ゴム層の厚みが0.3mm未満ではベルト
の縦裂きに対して充分な抵抗力が得られず、又、5.0
mm以上ではベルト全体の厚みが厚くなりすぎて耐屈曲
性に悪影響を及ぼす。尚、上記実施例ではV形リブ層6
及び背面ゴム層5中に短繊維が配向混入されでいるが、
必要に応じて短繊維を混入しなくてもよい事は言うまで
もないことである。
【0015】図2は本発明の他の実施例で、抗張体層
4’の抗張体ロープ2とV型リブ層6間の接着ゴム層3
内に偏平状のモノフィラメント8がベルト幅方向に挿入
されている場合である。当然のことながら偏平状のモノ
フィラメントの埋設位置は、図2とは反対側の抗張体層
4’の抗張体ロープ2と背面ゴム層5間の接着ゴム層3
内であってもよいことは言うまでもないことである。
4’の抗張体ロープ2とV型リブ層6間の接着ゴム層3
内に偏平状のモノフィラメント8がベルト幅方向に挿入
されている場合である。当然のことながら偏平状のモノ
フィラメントの埋設位置は、図2とは反対側の抗張体層
4’の抗張体ロープ2と背面ゴム層5間の接着ゴム層3
内であってもよいことは言うまでもないことである。
【0016】
【実験例】次に、図1に示すVリブドベルト1の下側の
モノフィラメント8を除去した本発明に係るVリブドベ
ルト1’と、図3に示す従来のVリブドベルト31につ
き、効果確認のために縦裂力を測定した具体的実験例に
つき説明する。
モノフィラメント8を除去した本発明に係るVリブドベ
ルト1’と、図3に示す従来のVリブドベルト31につ
き、効果確認のために縦裂力を測定した具体的実験例に
つき説明する。
【0017】実験方法はK型でV形リブ山が4個のVリ
ブドベルトで長径が1.65mm、短径が0.22mm
で長径対短径の比が7.5である横断面が偏平状のナイ
ロンモノフィラメントを抗張体ロープ2の上側に並列状
に配置してなるスダレの短径をベルトの高さ方向に一致
させて埋設したVリブドベルトのリブ山を2個づつチャ
ックで掴み、リブ溝底部を境にして、引張試験機にて引
張速度50mm/分で引張つて縦裂力を比較した。尚、
背面ゴム層の厚みは0.5mmである。
ブドベルトで長径が1.65mm、短径が0.22mm
で長径対短径の比が7.5である横断面が偏平状のナイ
ロンモノフィラメントを抗張体ロープ2の上側に並列状
に配置してなるスダレの短径をベルトの高さ方向に一致
させて埋設したVリブドベルトのリブ山を2個づつチャ
ックで掴み、リブ溝底部を境にして、引張試験機にて引
張速度50mm/分で引張つて縦裂力を比較した。尚、
背面ゴム層の厚みは0.5mmである。
【0018】その結果、本発明によるベルトは140〜
160N(ニュ−トン)、従来のベルトは38〜40N
の縦裂力が得られ、本発明ベルトは従来のベルトに対し
約3.8倍の縦裂力をもっている事が確認できた。
160N(ニュ−トン)、従来のベルトは38〜40N
の縦裂力が得られ、本発明ベルトは従来のベルトに対し
約3.8倍の縦裂力をもっている事が確認できた。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るVリブドベ
ルトは、接着ゴム層内に偏平状のモノフィラメントをベ
ルト幅方向に挿入する事により、下記のような効果があ
る。 1.背面駆動時の伝達能力の向上と共にV形リブ層間で
の縦裂きを防止することができる。 2.背面に帆布を使用したベルトより、かなり曲げ易く
なり、屈曲寿命向上と共に、更に小さなプーリ径で使用
する事が可能となる。
ルトは、接着ゴム層内に偏平状のモノフィラメントをベ
ルト幅方向に挿入する事により、下記のような効果があ
る。 1.背面駆動時の伝達能力の向上と共にV形リブ層間で
の縦裂きを防止することができる。 2.背面に帆布を使用したベルトより、かなり曲げ易く
なり、屈曲寿命向上と共に、更に小さなプーリ径で使用
する事が可能となる。
【0020】3.背面にゴムを使用する事により、帆布
ジョイント等を除くことが出来、又、研磨する事も可能
で、非常に均一な背面にする事が可能でフレ等を小さく
する事が可能。 4.従来のベルトは、帆布、ロープ、ゴムの3種類の材
料を準備する必要があったが、本発明によれば、ロー
プ、ゴムの2種類だけで良く、設備が大幅に減少出来る
し、工程も簡単になる。
ジョイント等を除くことが出来、又、研磨する事も可能
で、非常に均一な背面にする事が可能でフレ等を小さく
する事が可能。 4.従来のベルトは、帆布、ロープ、ゴムの3種類の材
料を準備する必要があったが、本発明によれば、ロー
プ、ゴムの2種類だけで良く、設備が大幅に減少出来る
し、工程も簡単になる。
【図1】本発明に係るVリブドベルトの部分断面斜視図
である。
である。
【図2】本発明に係るVリブドベルトの他の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】従来の背面にゴム層を有するVリブドベルトの
部分断面斜視図である。
部分断面斜視図である。
1 Vリブドベルト 2 抗張体ロープ 3 接着ゴム層 4 抗張体層 5 背面ゴム層 6 V形リブ層 7 偏平状のモノフィラメント 8 偏平状のモノフィラメント 9 短繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16G 5/06 F16G 5/20
Claims (3)
- 【請求項1】 接着ゴム層内に抗張体ロープを埋設した
抗張体層の上面に背面ゴム層を有し、又下面に短繊維群
をベルト幅方向に配向したベルト長手方向に延びる複数
のV形リブ層を一体に形成したVリブドベルトにおい
て、該抗張体層の上面及び下面に配置される背面ゴム層
及びV形リブ層と抗張体ロープとの間の少なくともいず
れか一方の接着ゴム層内に長径対短径の比の値が1.5
〜10である横断面が扁平状のモノフィラメントをベル
ト幅方向に、かつ断面の短径をベルトの高さ方向に一致
させて並列状に埋設されていることを特徴とするVリブ
ドベルト。 - 【請求項2】 扁平状のモノフィラメントの短径は0.
8mm以下である請求項1記載のVリブドベルト。 - 【請求項3】 背面ゴム層の厚みは0.3〜5.0mm
である請求項1記載のVリブドベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6079374A JP2848516B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | Vリブドベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6079374A JP2848516B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | Vリブドベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269658A JPH07269658A (ja) | 1995-10-20 |
JP2848516B2 true JP2848516B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=13688103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6079374A Expired - Fee Related JP2848516B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | Vリブドベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2848516B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6435997B1 (en) | 1999-05-24 | 2002-08-20 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Power transmission belt and method for fabricating the same |
WO2010007741A1 (ja) * | 2008-07-17 | 2010-01-21 | バンドー化学株式会社 | 伝動ベルト |
WO2010047051A1 (ja) | 2008-10-23 | 2010-04-29 | バンドー化学株式会社 | 摩擦伝動ベルト |
JP5416601B2 (ja) * | 2010-01-25 | 2014-02-12 | 三ツ星ベルト株式会社 | 摩擦伝動ベルト |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5614642A (en) * | 1979-07-16 | 1981-02-12 | Bando Chem Ind Ltd | Ridge belt |
JPH0456947U (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-15 | ||
JPH083731Y2 (ja) * | 1991-04-15 | 1996-01-31 | 三ツ星ベルト株式会社 | Vリブドベルト |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP6079374A patent/JP2848516B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07269658A (ja) | 1995-10-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |