JP2845024B2 - 未架橋ポリウレタンの製造方法及び真球状未架橋ポリウレタン微粒子 - Google Patents

未架橋ポリウレタンの製造方法及び真球状未架橋ポリウレタン微粒子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体塗料、粉体コーテ
ィング、粉体成型用、塗料添加剤、樹脂・ゴム・エラス
トマー改質剤等として有益な未架橋ポリウレタンの製造
方法及び真球状未架橋ポリウレタン微粒子に関する。
【0002】
【従来の技術】粉末状未架橋ポリウレタン(以下では単
にポリウレタンと称することがある)の従来の製造方法
としては、固形状のポリウレタンを低温で機械的に粉砕
する方法、ポリウレタンの水性エマルジョンから析出及
び乾燥させる方法、噴霧乾燥方法、更に溶液重合ポリウ
レタンに貧溶剤を添加してポリウレタンを粒状に析出及
び濾過し、乾燥させて溶剤を除去し製造する方法等があ
る。これらの従来の方法では、得られる粉末の形状が不
定形であると同時に、微細な粉末状未架橋ポリウレタン
が得られないと云う問題があり、又、製造経費が著しく
高くつくと云う問題がある。他方、不活性液体を使用す
る方法としては、米国特許第3,787,525号明細
書、特開昭53−129295号公報及び特開平2−3
8453号公報に記載の方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】上記の前者の方
法は、生産性に劣り実用的な方法とは云えない。又、後
者の方法は全て特殊な有機系界面活性剤を使用しなけれ
ばならず、又、この界面活性剤はその一部が重合媒体で
ある不活性液体に溶解しなければならない為に、使用す
ることが出来る不活性液体が制限されると云う問題があ
る。又、界面活性剤が、得られる未架橋ポリウレタンに
混入することが避けられず、ポリウレタンの物性に悪
影響を及ぼすと云う問題がある。更に、反応物質の乳化
(懸濁)安定化の為に強力な撹拌が必要であり、撹拌が
不十分であると、低軟化点又は低硬度ポリウレタンの
粒子は、分散液中で重合したポリウレタン分散体同士
の凝集や、分散液から粉末化する工程で該ポリウレタン
粒子同士が融着して、粒子が粗大化する為に製造するこ
とが出来ないと云う欠点がある。従って本発明の目的
は、従来の上記の欠点を解決すると共に、広範囲の用途
に適応可能な各種の組成を有する未架橋ポリウレタン粒
子を容易に提供することである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明に
よって達成される。即ち、本発明は、イソシアネート化
合物と活性水素を有する化合物とを不活性液体中で乳化
重合するに当り、乳化剤として疎水性シリカ(但し、フ
ッ素化合物で処理したシリカは除く)を使用することを
特徴とする未架橋ポリウレタンの製造方法、及び真球状
ポリウレタン樹脂粒子であって、未架橋ポリウレタン粒
子の表面が疎水性シリカ(但し、フッ素化合物で処理し
たシリカは除く)によって被覆されていることを特徴と
する真球状未架橋ポリウレタン微粒子である。
【0005】
【作用】本発明者は、不活性液体中に分散した疎水化シ
リカが、ポリウレタンの合成原料であるイソシアネート
化合物及び活性水素を有する化合物を、不活性液体中に
容易にしかも微粒子に乳化出来ることを見出して本発明
を完成した。更に、本発明に使用する疎水性シリカの特
徴として、ポリウレタンの合成過程に発生する粘性の為
に、乳化されたポリウレタン分散体が凝結して大きい塊
となるのを防ぐ働きがある。この作用は不活性液体から
ポリウレタンを分離して粉末状ポリウレタンを製造する
際に発生するポリウレタンの粒子の凝集を防ぎ、微粒子
の粉末状ポリウレタンを製造するのに非常に有益に働
く。これは公知の有機の乳化剤や分散安定化剤とは根本
的に異なる作用である。
【0006】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明においては、合成原
料であるイソシアネート化合物及び活性水素を有する化
合物を不活性液体中に添加及び乳化し、合成原料を反応
させて未架橋ポリウレタンを合成するには、疎水性シリ
カを分散した不活性液体を撹拌機や乳化機付きのジャケ
ット式合成釜に仕込み、予めイソシアネート化合物と活
性水素を有する化合物とを混合したものを、不活性液体
の撹拌下に徐々に添加し乳化を行い、撹拌を続けて両者
を反応させて未架橋ポリウレタンを合成し、その分散体
を製造する。イソシアネート化合物と活性水素を有する
化合物の添加は、上記の方法の他にイソシアネート化合
物と活性水素を有する化合物とを別々に乳化したものを
合成釜に添加してもよい。合成の為の温度は特に限定さ
れないが、好ましい温度は40℃〜120℃である。疎
水性シリカの使用量は、イソシアネート化合物又は活性
水素を有する化合物100重量部当たり0.5重量部以
上を使用することが出来、好ましくは1.0〜20重量
部である。0.5重量部未満では原料の乳化性が不十分
で、合成過程で未架橋ポリウレタンの大きい塊が発生
し、目的とする微細な重合体の分散体が得難い。一方、
20重量部を越えると原料の乳化性には問題はなく、
架橋ポリウレタンの分散体を製造することが出来るが、
乳化剤としての作用として過剰な量であり特に利点はな
い。本発明に使用される疎水性シリカ(但し、フッ素化
合物で処理したシリカは除く)は、親水性シリカ表面の
OH基に、シランカップリング材、例えば、ハロゲン化
アルキルシラン及び/又はアルコキシアルキルシランを
反応させることによって得られる。ハロゲン化アルキル
シランは、式(Rn−Si−(X)mで表され、R1
はC1〜C20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又は−[S
i(R32−O−]p3であり、pは1〜20で、R
はメチル基又はフェニル基であり、Xはハロゲン原子で
あり、n及びmは1〜3の整数で、n+mは4である。
又、アルコキシアルキルシランは、式(R1n−Si−
(OR2mで表され、R1、n及びmは前記と同様であ
り、R2はC1〜C20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又は
−[Si(R32−O−]p3であり、pは1〜20
で、R3はメチル基又はフェニル基である。これらのシ
ランカップリング剤は親水性シリカ粒子の表面に存在し
ているOH基と脱ハロゲン化水素又は脱アルコール化反
応によって、親水性シリカの水酸基と置換される。上記
シランカップリング剤によって導入される特に好ましい
疎水性基は、 である。これらの疎水性シリカの好ましい一次粒子の平
均径は7nm〜50nmであるが、これに限定されな
い。
【0007】実際の使用に際しては、疎水性シリカを不
活性液体中に微細に分散する必要があり、分散機として
超音波分散機、ホモジナイザー、サンドグラインドミ
ル、ボールミル、高速ミキサー、アトライター等の公知
の分散機を使用することが出来る。本明細書全体を通じ
て、本発明で製造することが出来る未架橋ポリウレタン
とは、熱可塑性ポリウレタン、熱可塑性ウレタンプレポ
リマー及び上記のポリ(ウレタン−尿素)を包含する。
本発明の未架橋ポリウレタンは、製造の過程(重合中)
では実質的な三次元化(架橋)反応が生じていない、フ
ィルム形成性を有する熱可塑性のポリウレタンであり、
いずれも架橋剤(硬化剤)の使用等によって架橋(硬
化)させることが出来るポリウレタンである。
【0008】本発明で使用することが出来るイソシアネ
ート化合物の例としては、トリレンジイソシアネート、
4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシレ
ンジイソシアネート、メタキシレンジイソシアネート、
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイ
ソシアネート、4,4´−メチレンビス(シクロヘキシ
ルイソシアネート)、メチルシクロヘキサン−2,4−
(又は−2,6−)−ジイソシアネート、1,3−ビス
(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、イソホロン
ジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネート、ダイマー酸ジイソシアネート、3官能以上の
ポリイソシアネートのイソシアネート基をブロック化し
たもの等の2個のイソシアネート基を有するものが挙げ
られる。
【0009】本発明で使用することが出来る活性水素を
有する化合物の例として、水、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5
−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、オク
タンジオール、ネオペンチルグリコール、エチレンジア
ミン、プロピルアミン、ブチルアミン、1,4−ベ
ンゼンチオール、ポリプロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ポリエチレンアジペート、ポリブチレ
ンアジペート、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘ
キサメチレンアジペート、ポリ−ε−カプロラクトン、
ポリヘキサメチレンカーボネート等の単独、混合物又は
共重合物等の如くイソシアネート化合物と反応する2官
能性のものは全て使用することが出来る。
【0010】本発明に使用されるイソシアネート化合物
及び活性水素を有する化合物の種類、使用量及び使用比
率は、得られる粉末状未架橋ポリウレタンの使用目的に
よって決定される。例えば、熱可塑性の粉体塗料用に
は、活性水素を有する化合物としてポリエーテルジオー
ル及び/又はポリエステルジオール及び二官能の伸長剤
を、イソシアネート化合物として二官能の化合物を使用
して公知のポリウレタンの製法によりソフトからハード
まで(低溶融温度から高溶融温度まで)の未架橋ポリウ
レタン微粒子を製造することが出来る。又、NCO/O
H比が1.0以下のプレポリマーの粒子は、ブロックイ
ソシアネートをブレンドし、熱硬化性の粒子塗料として
使用することが出来る。このものは被塗布物に流動浸漬
塗装法、溶射塗装法、散布塗装法等の公知の方法で塗布
することが出来る。この物は車両、家電製品、住宅・建
材、土木用の金属等に対して弾性のある耐熱及び耐摩耗
等の耐久性の優れた塗膜を与える。
【0011】本発明において使用される連続相を形成す
る不活性液体は、実質的にポリウレタンに対して非溶媒
であり且つ活性水素を有しないものである。その例とし
て、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカ
ン、石油エーテル、石油ベンジン、リグロイン、石油ス
ピリット、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の
炭化水素、トリクロロフルオロエタン、テトラクロロジ
フルオロエタン、パーフルオロエーテル等の弗素化油等
の弗素系不活性液体、パーフルオロシクロヘキサン、パ
ーフルオロブチルテトラヒドロフラン、パーフルオロデ
カリン、パーフルオロ−n−ブチルアミン、パーフルオ
ロポリエーテル、ジメチルポリシロキサン等の単独又は
混合物が挙げられ、これらの不活性液体は、該不活性液
体とポリウレタンの分離工程の生産性の点からは150
℃以下の沸点を有するものが好ましい。合成に際しては
公知の触媒が使用すれば低温でもよいが、作業面から4
0℃以上の温度が好ましい。本発明のポリウレタン分散
液から、常圧又は減圧下で不活性液体を分離することに
よって、本発明の粉末状の未架橋ポリウレタンが得られ
る。装置としてスプレイドライヤー、濾過装置付き真空
乾燥機、撹拌装置付真空乾燥機、棚式乾燥機等公知のも
のがいずれも使用出来、好ましい乾燥温度は不活性液体
の蒸気圧、粉末状未架橋ポリウレタンの軟化温度、粒径
等に影響されるが、好ましくは40℃〜80℃である。
【0012】この様にして製造された粉末状未架橋ポリ
ウレタンの粒径は、0.5μm〜100μmで真球状で
ある。粒径は、ポリウレタンの組成が同一の場合、合成
釜の乳化型式(プロペラ式、錨型式、ホモジナイザー、
螺旋帯式等)及び撹拌力の大小に左右されるが、特に不
活性液体中のイソシアネート化合物及び活性水素を有す
る化合物の濃度、疎水性シリカの種類及び添加量に影響
される。イソシアネート化合物及び活性水素を有する化
合物を乳化する為の機械的撹拌や剪断力は乳化の初期段
階で決定され、これが強力な程分散体の粒径が小さくな
る。その後の撹拌及び剪断力は大きくは影響しない。か
えってその力が強すぎると分散体同士の凝集を促進する
ことになり好ましくない。
【0013】イソシアネート化合物及び活性水素を有す
る化合物の不活性液体中における濃度は、低い程小さい
粒径のものが得られ易く、生産性から好ましい濃度は2
0〜50重量%である。疎水性シリカで重要な因子は、
その表面基の種類及び濃度であり、更には不活性液体中
における分散性と分散粒径である。即ち、疎水性シリカ
の乳化剤としての作用は、W/O又はO/O型の乳化剤
であり、イソシアネート化合物及び活性水素を有する化
合物の親水性、疎水性の強さと不活性液体の種類との相
関性で作用する。これらの条件を加味して検討を加えた
結果として、イソシアネート化合物及び活性水素を有す
る化合物に対する疎水性シリカの添加量の調整で、粉末
未架橋ポリウレタンの粒径をコントロールすることが
可能であり、前記の範囲で添加量が多い程粒径は小さく
なり、少ない程粒径が大きくなる。
【0014】又、本発明では、上記の未架橋ポリウレタ
ン微粒子の製造に当たり、原料の少なくとも一部に染料
や顔料等の着色剤、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、帯電防止剤、減磨剤、体質顔料等の各種添加
剤を混合して、ポリウレタンの合成を行い種々の用途に
適した未架橋ポリウレタン微粒子を得ることも可能であ
る。これらの微粒子は、図1の電子顕微鏡写真(倍率7
50倍)に示す様に、ほぼ完全に真球状の微粒子であ
り、図2の想像図に示す如く個々のポリウレタン粒子の
表面には疎水性シリカが付着或は被覆されている為、該
微粒子を分散媒体から単に除去するのみで極めて流動性
に富んだ微粒子となり、微粒子化に当たっては従来技術
における如き煩雑且つコスト高な粉砕工程や分級操作を
何ら要しない等の種々の利点を有している。
【0015】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものでない。尚、文中部又は%とあるのは特に断り
のない限り重量基準である。 実施例1 (疎水性シリカ分散液の作成) 疎水性シリカを表1の如く不活性液体に配合し、超音波
分散機を使用して分散が安定するまで分散して下記表1
の疎水性シリカ分散液を得た。
【0016】
【表1】 *1:パーフルオロエーテル弗素化油 *2:液の流動性(○:流動性あり、△:やや有り、
×:無し) *3:液の透明性(○:透明性大、△:中、×:小)
【0017】実施例2 平均分子量1,020のポリブチレンアジペート228
部、1,4−ブタンジオール30.4部及びMDI 1
41.7部を40℃に加熱し均一に混合した。この物を
予め3リットルのステンレス容器に準備した実施例1の
シリカ分散液(12)1,600部の中に徐々に加え、
ホモジナイザーで30分間乳化した。この乳化液は分散
質の平均分散粒子径が3μmで分離もなく安定な乳化液
であった。次にこれを錨型撹拌機付き反応釜に仕込み、
400rpmの回転をさせながら温度を80℃まで上
げ、3時間の反応を終了しポリウレタン分散液を得た。
この分散液を濾過し不活性液体を分離し、更に60℃の
棚式乾燥機中に48時間放置し残りの不活性液体を分離
し粉末状未架橋ポリウレタン(1)を得た。このものは
平均粒子径が3μmの真球状の白色粉末状であった。
【0018】実施例3 平均分子量1,020のポリブチレンアジペート228
部、1,4−ブタンジオール30.4部及びMDI 1
41.6部を40℃に加熱し均一に混合した。この物を
予め3リットルのステンレス容器に準備した実施例1の
シリカ分散液(12)800部及び弗素化油(*1)8
00部を混合した液の中に徐々に加え、ホモジナイザー
で30分間乳化した、この乳化液は分散質の平均分散粒
子径が12μmで分離もなく安定な乳化液であった。次
に、これを錨型撹拌機付き反応釜に仕込み、600rp
mの回転をさせながら温度を80℃まで上げ、3時間の
反応を終了しポリウレタン分散液を得た。この分散液を
濾過し不活性液体を分離し、更に60℃の乾燥機中に4
8時間放置し、残りの不活性液体を分離し粉末状未架橋
ポリウレタン(2)を得た。このものは平均粒子径が1
2μmの真球状の白色粉末状であった。
【0019】実施例4 平均分子量1,020のポリブチレンアジペート228
部、1,4−ブタンジオール30.4部及びMDI 1
41.6部を40℃に加熱し均一に混合した、この物を
予め3リットルのステンレス容器に準備した実施例1の
シリカ分散液(12)320部及び弗素化油(*1)
1,280部を混合した液の中に徐々に加え、ホモジナ
イザーで30分間乳化した。この乳化液は分散質の平均
分散粒子径が12μmで分離もなく安定な乳化液であっ
た。次に、これを錨型撹拌機付き反応釜に仕込み600
rpmの回転をさせながら温度を80℃まで上げ、3時
間の反応を終了しポリウレタン分散液を得た。この分散
液を濾過し不活性液体を分離し、更に60℃の乾燥機中
に48時間放置し、残りの不活性液体を分離し粉末状
架橋ポリウレタン(3)を得た。このものは平均粒子径
が34μmの真球状の白色粉末状であった。
【0020】実施例5 平均分子量2,000のポリブチレンアジペート60.
4部、1,4−ブタンジオール7.8部、4,4´−メ
チレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)31.8
部及びスタナスオクトエート0.02部を40℃に加熱
し均一に混合した。この物をみづほ工業(株)製の低粘
度型ホモジナイザー付き真空乳化機中で、実施例1のシ
リカ分散液(5)100部とジメチルポリシロキサン
(BP150℃)300部を、2,500rpmの回転
速度で均一に20分間混合したものの中へ、この回転速
度を維持しながら徐々に加え40分間乳化した。この乳
化液は分散質の平均分散粒子径が7μmで分離もなく安
定な乳化液であった。更に反応温度を120℃まで上
げ、5時間で反応を終了しポリウレタン分散液を得た。
次に、この分散液を真空乾燥機に移し50mmHg以下
の減圧下でポリウレタン分散液から不活性液体を分離
し、粉末状未架橋ポリウレタン(4)を得た。このもの
は平均粒子径が7μmの真球状の白色粉末であった。
【0021】実施例6 平均分子量2,000のポリブチレンアジペート60.
4部、1,4−ブタンジオール7.8部、4,4´−メ
チレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)31.8
部及びスタナスオクトエート0.02部を40℃に加熱
し均一に混合した。この物をみづほ工業(株)製の低粘
度型ホモジナイザー付き真空乳化機中で、実施例1のシ
リカ分散液(5)50部とジメチルポリシロキサン(B
P150℃)350部を3,000rpmの回転速度で
均一に20分間混合したものの中へ、この回転速度を維
持しながら徐々に加え50分間乳化した。この乳化液は
分散質の平均分散粒子径が22μmで分離もなく安定な
乳化液であった。更に反応温度を120℃まで上げ、5
時間で反応を終了しポリウレタン分散液を得た。次に、
この分散液を真空乾燥機に移し50mmHg以下の減圧
下でポリウレタン分散液から不活性液体を分離し粉末状
未架橋ポリウレタン(5)を得た。このものは平均粒子
径が22μmの真球状の白色粉末であった。
【0022】実施例7 平均分子量2,000のポリブチレンアジペート60.
4部、1,4−ブタンジオール7.8部、4,4´−メ
チレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)31.8
部及びスタナスオクトエート0.02部を40℃に加熱
し均一に混合した。この物をみづほ工業(株)製の低粘
度型ホモジナイザー付き真空乳化機中で、実施例1のシ
リカ分散液(5)20部とジメチルポリシロキサン(B
P150℃)380部を3,500rpmの回転速度で
均一に20分間混合したものの中へ、この回転速度を維
持しながら徐々に加え60分間乳化した。この乳化液は
分散質の平均分散粒子径が35μmで分離もなく安定な
乳化液であった。更に反応温度を120℃まで上げ5時
間で反応を終了しポリウレタン分散液を得た。次に、こ
の分散液を真空乾燥機に移し50mmHg以下の減圧下
でポリウレタン分散液から不活性液体を分離し粉末状
架橋ポリウレタン(6)を得た。このものは平均粒子径
が36μmの真球状の白色粉末であった。
【0023】実施例8 平均分子量2,000のポリブチレンアジペート60.
4部、1,4−ブタンジオール7.8部、4,4´−メ
チレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)31.8
部及びスタナスオクトエート0.02部を40℃に加熱
し均一に混合した。この物をみづほ工業(株)製の低粘
度型ホモジナイザー付き真空乳化機中で、実施例1のシ
リカ分散液(5)10部とジメチルポリシロキサン(B
P150℃)390部を4,000rpmの回転速度で
均一に20分間混合したものの中へ、この回転速度を維
持しながら徐々に加え60分間乳化した。この乳化液は
分散質の平均分散粒子径が64μmで分離もなく安定な
乳化液であった。更に反応温度を120℃まで上げ、5
時間で反応を終了しポリウレタン分散液を得た。次に、
この分散液を真空乾燥機に移し、50mmHg以下の減
圧下でポリウレタン分散液から不活性液体を分離し粉末
未架橋ポリウレタン(7)を得た。このものは平均粒
子径が64μmの真球状の白色粉末であった。
【0024】実施例9 カーボンブラックを微細に分散させた平均分子量2,0
00のポリブチレンアジペート60.4部、4,4´−
メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)31.
8部及びスタナスオクトエート0.1部を40℃に加熱
し均一に混合した。この物をみづほ工業(株)製の低粘
度型ホモジナイザー付き真空乳化機中で、実施例1のシ
リカ分散液(4)200部とジメチルポリシロキサン
(BP100℃)200部を2,000rpmの回転速
度で均一に20分間混合したものの中へ、この回転速度
を維持しながら徐々に加え60分間乳化した。この乳化
液は分散質の平均分散粒子径が4μmで分離もなく安定
な乳化液であった。更に反応温度を80℃まで上げ、5
時間で反応を行いプレポリマーを得た。次に、この温度
条件で50℃で溶融した1,4−ブタンジオール7.8
部を添加し、30分間かけて温度を95℃に上げ、3時
間の反応を行いポリウレタンの分散液を得た。この分散
液を真空乾燥機に移し、50mmHg以下の減圧下でポ
リウレタン分散液から不活性液体を分離し、黒色の粉末
未架橋ポリウレタン(8)を得た。このものは平均粒
子径が4μmの真球状の黒色粉末であり、複写機用のト
ナーとして有用であった 記の粉末状ポリウレタン
(1)〜()(いずれも未架橋)をフイルム化した場
合のフイルム物性は表2の通りである。
【0025】
【表2】
【0026】*4:疎水性シリカを除き粉末状ポリウレ
タン(1)と同一使用量の同一原料から押出成型機を使
用して溶融重合したポリウレタン。 *5:疎水性シリカを除き粉末状ポリウレタン(7)と
同一使用量の同一原料から押出成型機を使用して溶融重
合したポリウレタン。 *6:ポリウレタンを金属のプレート板に置きフイルム
厚が約50μmになる様にガイド板をセットし、200
℃、100kg/cm2 及び30分間の条件でプレス成
型して作成。 *7:ポリウレタン30部及びジメチルフォルムアミド
70部を容器に取りテストミキサーで80℃で60分間
の撹拌をしてポリウレタン溶液を作成し、この溶液を離
型紙上に膜厚が30μm〜50μmになる様に塗布し、
70〜100℃で10分間乾燥し更に70℃で2日間放
置して作成。 *8:JIS K7311で行う。 *9:*7で作成したフイルムを室温まで冷却し、縦6
cm及び横1.5cmに切断し離型紙からフイルムを剥
離し、島津オートグラフAG−500Aで、 クロスヘッドスピード 200mm/min チャートスピード 100mm/min 測定温度 25℃ の条件で抗張力−伸度曲線より測定した。
【0027】
【発明の効果】本発明の未架橋ポリウレタンの製造方法
及び真球状未架橋ポリウレタン微粒子は下記の効果を奏
する。 1.粒径のコントロールされた真球状未架橋ポリウレタ
ン微粒子の製造が可能である。 2.熱可塑性及び架橋可能な熱硬化性の真球状未架橋
リウレタン微粒子の製造が可能であり広い用途が期待出
来る。 3.得られた未架橋ポリウレタン微粒子は真球状であ
り、該ポリウレタン微粒子の表面には疎水性シリカが均
一に付着又は被覆されている為、該微粒子は極めて流動
性に優れ、取り扱いが容易であり、例えば、輸送、計
量、液体や樹脂中への再分散が極めて容易である等の種
々の利点がある。 以上の効果から、本発明の真球状未架橋ポリウレタン微
粒子は、公知の粉体塗装、成型法によって各種の塗膜
材、ライニング材、ハンマー、ギヤー類、パッキン、ダ
ストカバー等の工業部品、スポーツシューズの靴底、時
計バンド、キャスター、ホース、チューブ、ベルトコン
ベア、電線ケーブル等の塗料、コーティング剤、ゴム、
樹脂の改質剤、溶剤に溶解してウレタン塗料、合成皮革
用の素材、接着剤、着色した場合には着色剤、粉末イン
キ(トナー)等の広範囲の用途がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真球状未架橋ポリウレタン微粒子の状
態の1例を示す図。
【図2】本発明の真球状未架橋ポリウレタン微粒子の断
面の想像図。
【符号の説明】
1:未架橋ポリウレタン粒子 2:疎水性シリカ粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−129295(JP,A) 特開 平4−161416(JP,A) 特開 平3−97712(JP,A) 特開 平2−38453(JP,A) 特開 平5−214054(JP,A) 特開 平5−70539(JP,A) 特開 平5−239340(JP,A) 特開 平5−239341(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 18/00 - 18/87 C08L 75/00 - 75/16

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソシアネート化合物と活性水素を有す
    る化合物とを不活性液体中で乳化重合するに当り、乳化
    剤として疎水性シリカ(但し、フッ素化合物で処理した
    シリカは除く)を使用することを特徴とする未架橋ポリ
    ウレタンの製造方法。
  2. 【請求項2】 疎水シリカが、親水性シリカ表面のO
    H基のHをシランカップリング剤の残基で置換した疎水
    性シリカである請求項1に記載の未架橋ポリウレタンの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 シランカップリング剤がハロゲン化アル
    キルシラン又はアルコキシアルキルシランである請求項
    1に記載の未架橋ポリウレタンの製造方法。
  4. 【請求項4】 乳化重合物を不活性液体から粉末状とし
    て取り出す請求項1に記載の未架橋ポリウレタンの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 真球状ポリウレタン樹脂粒子であって、
    未架橋ポリウレタン粒子の表面が疎水性シリカ(但し、
    フッ素化合物で処理したシリカは除く)によって被覆さ
    れていることを特徴とする真球状未架橋ポリウレタン微
    粒子。
  6. 【請求項6】 疎水シリカが、親水性シリカ表面のO
    H基のHをシランカップリング剤の残基で置換した疎水
    性シリカである請求項5に記載の真球状未架橋ポリウレ
    タン微粒子。
  7. 【請求項7】 シランカップリング剤がハロゲン化ア
    ルキルシラン又はアルコキシアルキルシランである請求
    項5に記載の真球状未架橋ポリウレタン微粒子。
  8. 【請求項8】 粒子径が0.5〜100μmの範囲であ
    る請求項5に記載の真球状未架橋ポリウレタン微粒子。
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