JP2843325B2 - トランスミッションの遠隔操作装置 - Google Patents
トランスミッションの遠隔操作装置Info
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- JP2843325B2 JP2843325B2 JP62247052A JP24705287A JP2843325B2 JP 2843325 B2 JP2843325 B2 JP 2843325B2 JP 62247052 A JP62247052 A JP 62247052A JP 24705287 A JP24705287 A JP 24705287A JP 2843325 B2 JP2843325 B2 JP 2843325B2
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この発明は、シフトレバーとセレクトレバーとを別個
に有したトランスミッションを搭載したティルトキャブ
型車両において、運転席上のチェンジレバーのセレクト
操作、シフト操作をトランスミッションに伝達する遠隔
操作装置に関する。 ［従来の技術］ 一般に、トランスミッション操作用のチェンジレバー
とトランスミッションとが離れた位置にあるティルトキ
ャブ型車両のようにキャブ系動作時にチェンジレバーと
トランスミッションとの相対位置が変化する車両などに
おいては、チェンジレバーの相直交するシフト動作とセ
レクト動作を無理無くかつ確実に伝達するため、シフト
レバーとセレクトレバーから成る２つの変速レバーを有
したトランスミッションを使用し、トランスミッション
のそれぞれのレバーとチェンジレバーとの間にシフト系
と、セレクト系との２系統のリンク機構を介して伝達す
るようにしたいわゆる２本ロッド式のトランスミッショ
ンの遠隔操作装置がある。 このようなトランスミッションの遠隔操作装置の従来
の一例が第３図に示されている。この従来のトランスミ
ッションの遠隔操作装置は、実用新案出願公告昭62−26
72号に記載されたものであるが、チェンジレバー１が左
右セレクト方向Ｘ−Ｘ、前後シフト方向Ｙ−Ｙに揺動自
在に支承されていて、セレクト系動作では、チェンジレ
バー１の左右セレクト操作によりリンク２、ベルクラン
ク３、リンク４、レバー５、リンク６、レバー７、リン
ク８、ベルクランク９、リンク10を介してセレクトレバ
ー11を左右セレクト動作させる。 また、シフト系動作では、チェンジレバー１の前後方
向シフト操作によりリンク12,レバー13,リンク14,レバ
ー15,リンク16を介してシフトレバー17を回転動作させ
トランスミッション18を操作するようにしていた。 ［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような従来のトランスミッション
の遠隔操作装置では、機構の簡易化が図れる特徴がある
が、右ハンドルから輸出用の車両のための左ハンドルに
変換する場合、左右対称に組み替える必要があり、多く
の部材を共用することができない問題点があった。 この発明は、このような従来の問題点に鑑みなされた
もので、右ハンドル、左ハンドルの組み替えの場合にも
わずかな部材を交換するだけで簡単に組み替えができ、
しかも他の多くの部材を共通に用いることができてコス
トの低廉化を図ることのできるトランスミッションの遠
隔操作装置を提供することを目的とする。 ［発明の構成］ 以上の目的を達成するため、この発明は左右セレクト
方向と前後シフト方向との直交２軸の周りに回転自在に
支承されたチェンジレバーと、このチェンジレバーのセ
レクト動作を車体の一側に沿ってトランスミッションの
セレクトレバーに伝達するセレクト系リンク機構と、前
記チェンジレバーのシフト動作を車体フレームの他側に
沿って前記トランスミッションのシフトレバーに伝達す
るシフト系リンク機構と、前記チェンジレバーの下端の
セレクト回転部に一端が連結され、前記チェンジレバー
の左右方向回転を左右直線運動に変換するセレクト第１
ロッドと、このセレクト第１ロッドの他端に連結され、
セレクト第１ロッドの左右直線運動を前後直線運動に90
度変換して前記セレクト系リンク機構に伝達するセレク
ト連結部材と、前記チェンジレバーの下端部のシフト回
転軸に設けられたシフト回転ロッドと、このシフト回転
ロッドの前後方向回転を前後直線運動に変換して前記シ
フト系リンク機構に伝達するシフト連結部材とを備え、
前記セレクト第１ロッドとシフト回転ロッドとをそれぞ
れ長短部材に交換可能としたものである。 ［作用］ この発明のトランスミッションの遠隔操作装置では、
チェンジレバーの左右方向セレクト動作を、セレクト第
１ロッド、セレクト連結部材、セレクト系リンク機構を
介してセレクトレバーに伝達し、セレクト操作を実現す
る。また、チェンジレバーの前後方向シフト動作により
シフト回転ロッドを回転させ、このシフト回転ロッドの
回転をシフト連結部材、シフト系リンク機構を介してシ
フトレバーに伝達し、シフト操作を実現する。 すなわち、セレクト動作及びシフト動作を、車体の一
側のセレクト系リンク機構及び他側のシフト系リンク機
構を介して、それぞれ独立して行うことができるので、
これらの動作が互いに干渉しあうことなくスムーズであ
る。 そして、右ハンドル車両と左ハンドル車両との組み替
えに際しては、セレクト第１ロッドとシフト回転ロッド
との一方を長いもの、他方を短いものに入れ替えるだけ
で行うことができる。 ［実施例］ 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。 第１図はこの発明の一実施例を示し、左ハンドル車両
のトランスミッションの遠隔操作装置を示している。第
１図において、チェンジレバー19は、回転軸20,21によ
り左右セレクト方向Ｘ−Ｘと、前後シフト方向Ｙ−Ｙに
揺動自在に支承されている。そして、このチェンジレバ
ー19の下端のセレクト回転部22にセレクト第１短ロッド
23が連結され、左右方向に直線運動する。このセレクト
第１短ロッド23の他端に90度屈曲したセレクト連結部材
24の一端が連結されている。 セレクト系リンク機構25は、前後方向に傾斜状態で配
置されているセレクト第２ロッド26と、車両フレームの
左側前部に軸支され、前記セレクト第２ロッド26の下端
と連結されているベルクランク27と、このベルクランク
27の他端に連結されたセレクト第３ロッド28と、左側フ
レームの前後中程に固定されているブラケット29に支承
されたセレクト第４ロッド30と、前記セレクト第４ロッ
ド30の他端に連結されたセレクトベルクランク31とで構
成されている。そして、このセレクトベルクランク31に
ロッド32を介してトランスミッションのセレクトレバー
33が連結されている。 チェンジレバー19のシフト回転軸21に沿って設けられ
たシフト長回転ロッド34の右端部にシフト連結部材35が
設けられ、このシフト連結部材35にシフト系リンク機構
36のシフト第１ロッド37が連結されている。このシフト
系リンク機構36は、前後方向に傾斜状態で配されている
シフト第１ロッド37と、車両フレームの右側前部に支承
されているベルクランク38と、このベルクランク38に一
端が連結されたシフト第２ロッド39と、右側フレームの
前後中程に支承されているブラケット40に連結されたシ
フト第３ロッド41と、このシフト第３ロッド41に一端が
連結されたギア外れ防止機構42と、ギア外れ防止機構42
に連結されたシフト第４ロッド43とで構成されている。
そして、シフト第４ロッド43にシフトレバー44が連結さ
れている。 上記の構成のトランスミッションの遠隔操作装置の動
作について、次に説明する。 セレクト動作 セレクト操作の際には、チェンジレバー19を左右セレ
クト方向に操作する。このセレクト操作により、チェン
ジレバー19が回転軸20を中心にして回転し、その下端の
セレクト回転部22に連結されているセレクト第１短ロッ
ド23が左右方向に動き、セレクト連結部材24が揺動して
セレクト第２ロッド26の前後方向の動きに変換する。そ
して、このセレクト第２ロッド26の前後方向の動きが、
ベルクランク27、セレクト第３ロッド28、ブラケット2
9、セレクト第４ロッド30を介してセレクトベルクラン
ク31に伝達され、ここで再び90度方向変換されて左右方
向の動きになってセレクトレバー32に伝達され、トラン
スミッションのセレクト操作が行われる。 シフト動作 シフト操作の際には、チェンジレバー19を前後シフト
方向に操作する。このシフト操作により、シフト長回転
ロッド34が回転し、シフト連結部材35が前後に揺動す
る。したがって、シフト第１ロッド37が前後方向に動
き、ベルクランク38、シフト第２ロッド39、ブラケット
40、シフト第３ロッド41、ギア外れ防止機構42、シフト
第４ロッド43を介してシフトレバー44を回転させる。そ
して、このシフトレバー44の回転動作により、トランス
ミッションのシフト操作が行われる。 右ハンドル、左ハンドル組み替え操作 右ハンドルから左ハンドルに組み替える場合には、第
１図に示すようにチェンジレバー19の設置位置を第２図
に示す車体の右側から左側の移動し、チェンジレバー19
のセレクト回転部22に連結されているセレクト第１長ロ
ッド23aをセレクト第１短ロッド23に交換し、さらにシ
フト短回転ロッド34をシフト長回転ロッド34aに交換す
る。そして、これらのセレクト第１短ロッド23にセレク
ト連結部材24を連結し、シフト長回転ロッド34にシフト
連結部材35を連結する。 この操作により、チェンジレバー19は、右ハンドル位
置から左ハンドル位置に変更されることになる。しかし
ながら、この右ハンドル、左ハンドルの組み替えによっ
ても、セレクト系リンク機構25もシフト系リンク機構36
もまったく変更を必要とえず、上記動作と同一の動きに
よりセレクト動作、シフト動作を行うことになる。 尚、この発明の上記の実施例のものに限定されるもの
ではなく、各部材の形状や大きさは必要に応じて適宜に
変更できるものである。 ［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、セレクト系リンク機
構とシフト系リンク機構とのそれぞれにチェンジレバー
のセレクト回転動作、シフト回転動作を伝達するセレク
ト第１ロッドとシフト回転ロッドを交換可能としている
ため、このセレクト第１ロッド、シフト回転ロッドに用
いられる部材を長短交換し、チェンジレバーの設置場所
を左右に変更するだけで右ハンドル車、左ハンドル車い
ずれにも容易に対応することができ、またセレクト系リ
ンク機構とシフト系リンク機構は右ハンドル車、左ハン
ドル車共通に使用することができ、コストの低廉化を図
ることができる。 また、セレクト動作及びシフト動作を、車体の一側の
セレクト系リンク機構及び他側のシフト系リンク機構を
介して、それぞれ独立して行うことができるので、これ
らの動作が互いに干渉しあうことなくスムーズである。
に有したトランスミッションを搭載したティルトキャブ
型車両において、運転席上のチェンジレバーのセレクト
操作、シフト操作をトランスミッションに伝達する遠隔
操作装置に関する。 ［従来の技術］ 一般に、トランスミッション操作用のチェンジレバー
とトランスミッションとが離れた位置にあるティルトキ
ャブ型車両のようにキャブ系動作時にチェンジレバーと
トランスミッションとの相対位置が変化する車両などに
おいては、チェンジレバーの相直交するシフト動作とセ
レクト動作を無理無くかつ確実に伝達するため、シフト
レバーとセレクトレバーから成る２つの変速レバーを有
したトランスミッションを使用し、トランスミッション
のそれぞれのレバーとチェンジレバーとの間にシフト系
と、セレクト系との２系統のリンク機構を介して伝達す
るようにしたいわゆる２本ロッド式のトランスミッショ
ンの遠隔操作装置がある。 このようなトランスミッションの遠隔操作装置の従来
の一例が第３図に示されている。この従来のトランスミ
ッションの遠隔操作装置は、実用新案出願公告昭62−26
72号に記載されたものであるが、チェンジレバー１が左
右セレクト方向Ｘ−Ｘ、前後シフト方向Ｙ−Ｙに揺動自
在に支承されていて、セレクト系動作では、チェンジレ
バー１の左右セレクト操作によりリンク２、ベルクラン
ク３、リンク４、レバー５、リンク６、レバー７、リン
ク８、ベルクランク９、リンク10を介してセレクトレバ
ー11を左右セレクト動作させる。 また、シフト系動作では、チェンジレバー１の前後方
向シフト操作によりリンク12,レバー13,リンク14,レバ
ー15,リンク16を介してシフトレバー17を回転動作させ
トランスミッション18を操作するようにしていた。 ［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような従来のトランスミッション
の遠隔操作装置では、機構の簡易化が図れる特徴がある
が、右ハンドルから輸出用の車両のための左ハンドルに
変換する場合、左右対称に組み替える必要があり、多く
の部材を共用することができない問題点があった。 この発明は、このような従来の問題点に鑑みなされた
もので、右ハンドル、左ハンドルの組み替えの場合にも
わずかな部材を交換するだけで簡単に組み替えができ、
しかも他の多くの部材を共通に用いることができてコス
トの低廉化を図ることのできるトランスミッションの遠
隔操作装置を提供することを目的とする。 ［発明の構成］ 以上の目的を達成するため、この発明は左右セレクト
方向と前後シフト方向との直交２軸の周りに回転自在に
支承されたチェンジレバーと、このチェンジレバーのセ
レクト動作を車体の一側に沿ってトランスミッションの
セレクトレバーに伝達するセレクト系リンク機構と、前
記チェンジレバーのシフト動作を車体フレームの他側に
沿って前記トランスミッションのシフトレバーに伝達す
るシフト系リンク機構と、前記チェンジレバーの下端の
セレクト回転部に一端が連結され、前記チェンジレバー
の左右方向回転を左右直線運動に変換するセレクト第１
ロッドと、このセレクト第１ロッドの他端に連結され、
セレクト第１ロッドの左右直線運動を前後直線運動に90
度変換して前記セレクト系リンク機構に伝達するセレク
ト連結部材と、前記チェンジレバーの下端部のシフト回
転軸に設けられたシフト回転ロッドと、このシフト回転
ロッドの前後方向回転を前後直線運動に変換して前記シ
フト系リンク機構に伝達するシフト連結部材とを備え、
前記セレクト第１ロッドとシフト回転ロッドとをそれぞ
れ長短部材に交換可能としたものである。 ［作用］ この発明のトランスミッションの遠隔操作装置では、
チェンジレバーの左右方向セレクト動作を、セレクト第
１ロッド、セレクト連結部材、セレクト系リンク機構を
介してセレクトレバーに伝達し、セレクト操作を実現す
る。また、チェンジレバーの前後方向シフト動作により
シフト回転ロッドを回転させ、このシフト回転ロッドの
回転をシフト連結部材、シフト系リンク機構を介してシ
フトレバーに伝達し、シフト操作を実現する。 すなわち、セレクト動作及びシフト動作を、車体の一
側のセレクト系リンク機構及び他側のシフト系リンク機
構を介して、それぞれ独立して行うことができるので、
これらの動作が互いに干渉しあうことなくスムーズであ
る。 そして、右ハンドル車両と左ハンドル車両との組み替
えに際しては、セレクト第１ロッドとシフト回転ロッド
との一方を長いもの、他方を短いものに入れ替えるだけ
で行うことができる。 ［実施例］ 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。 第１図はこの発明の一実施例を示し、左ハンドル車両
のトランスミッションの遠隔操作装置を示している。第
１図において、チェンジレバー19は、回転軸20,21によ
り左右セレクト方向Ｘ−Ｘと、前後シフト方向Ｙ−Ｙに
揺動自在に支承されている。そして、このチェンジレバ
ー19の下端のセレクト回転部22にセレクト第１短ロッド
23が連結され、左右方向に直線運動する。このセレクト
第１短ロッド23の他端に90度屈曲したセレクト連結部材
24の一端が連結されている。 セレクト系リンク機構25は、前後方向に傾斜状態で配
置されているセレクト第２ロッド26と、車両フレームの
左側前部に軸支され、前記セレクト第２ロッド26の下端
と連結されているベルクランク27と、このベルクランク
27の他端に連結されたセレクト第３ロッド28と、左側フ
レームの前後中程に固定されているブラケット29に支承
されたセレクト第４ロッド30と、前記セレクト第４ロッ
ド30の他端に連結されたセレクトベルクランク31とで構
成されている。そして、このセレクトベルクランク31に
ロッド32を介してトランスミッションのセレクトレバー
33が連結されている。 チェンジレバー19のシフト回転軸21に沿って設けられ
たシフト長回転ロッド34の右端部にシフト連結部材35が
設けられ、このシフト連結部材35にシフト系リンク機構
36のシフト第１ロッド37が連結されている。このシフト
系リンク機構36は、前後方向に傾斜状態で配されている
シフト第１ロッド37と、車両フレームの右側前部に支承
されているベルクランク38と、このベルクランク38に一
端が連結されたシフト第２ロッド39と、右側フレームの
前後中程に支承されているブラケット40に連結されたシ
フト第３ロッド41と、このシフト第３ロッド41に一端が
連結されたギア外れ防止機構42と、ギア外れ防止機構42
に連結されたシフト第４ロッド43とで構成されている。
そして、シフト第４ロッド43にシフトレバー44が連結さ
れている。 上記の構成のトランスミッションの遠隔操作装置の動
作について、次に説明する。 セレクト動作 セレクト操作の際には、チェンジレバー19を左右セレ
クト方向に操作する。このセレクト操作により、チェン
ジレバー19が回転軸20を中心にして回転し、その下端の
セレクト回転部22に連結されているセレクト第１短ロッ
ド23が左右方向に動き、セレクト連結部材24が揺動して
セレクト第２ロッド26の前後方向の動きに変換する。そ
して、このセレクト第２ロッド26の前後方向の動きが、
ベルクランク27、セレクト第３ロッド28、ブラケット2
9、セレクト第４ロッド30を介してセレクトベルクラン
ク31に伝達され、ここで再び90度方向変換されて左右方
向の動きになってセレクトレバー32に伝達され、トラン
スミッションのセレクト操作が行われる。 シフト動作 シフト操作の際には、チェンジレバー19を前後シフト
方向に操作する。このシフト操作により、シフト長回転
ロッド34が回転し、シフト連結部材35が前後に揺動す
る。したがって、シフト第１ロッド37が前後方向に動
き、ベルクランク38、シフト第２ロッド39、ブラケット
40、シフト第３ロッド41、ギア外れ防止機構42、シフト
第４ロッド43を介してシフトレバー44を回転させる。そ
して、このシフトレバー44の回転動作により、トランス
ミッションのシフト操作が行われる。 右ハンドル、左ハンドル組み替え操作 右ハンドルから左ハンドルに組み替える場合には、第
１図に示すようにチェンジレバー19の設置位置を第２図
に示す車体の右側から左側の移動し、チェンジレバー19
のセレクト回転部22に連結されているセレクト第１長ロ
ッド23aをセレクト第１短ロッド23に交換し、さらにシ
フト短回転ロッド34をシフト長回転ロッド34aに交換す
る。そして、これらのセレクト第１短ロッド23にセレク
ト連結部材24を連結し、シフト長回転ロッド34にシフト
連結部材35を連結する。 この操作により、チェンジレバー19は、右ハンドル位
置から左ハンドル位置に変更されることになる。しかし
ながら、この右ハンドル、左ハンドルの組み替えによっ
ても、セレクト系リンク機構25もシフト系リンク機構36
もまったく変更を必要とえず、上記動作と同一の動きに
よりセレクト動作、シフト動作を行うことになる。 尚、この発明の上記の実施例のものに限定されるもの
ではなく、各部材の形状や大きさは必要に応じて適宜に
変更できるものである。 ［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、セレクト系リンク機
構とシフト系リンク機構とのそれぞれにチェンジレバー
のセレクト回転動作、シフト回転動作を伝達するセレク
ト第１ロッドとシフト回転ロッドを交換可能としている
ため、このセレクト第１ロッド、シフト回転ロッドに用
いられる部材を長短交換し、チェンジレバーの設置場所
を左右に変更するだけで右ハンドル車、左ハンドル車い
ずれにも容易に対応することができ、またセレクト系リ
ンク機構とシフト系リンク機構は右ハンドル車、左ハン
ドル車共通に使用することができ、コストの低廉化を図
ることができる。 また、セレクト動作及びシフト動作を、車体の一側の
セレクト系リンク機構及び他側のシフト系リンク機構を
介して、それぞれ独立して行うことができるので、これ
らの動作が互いに干渉しあうことなくスムーズである。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明の一実施例の左ハンドル車用の機構
図、第２図は上記実施例の右ハンドル車用に組み替えた
状態の機構図、第３図は従来の機構図である。 19……チェンジレバー、22……セレクト回転部 23……セレクト第１短ロッド 23a……セレクト第１長ロッド 24……セレクト連結部材 25……セレクト系リンク機構 33……セレクトレバー 34……シフト長回転ロッド 34a……シフト短回転ロッド 35……シフト連結部材 36……シフト系リンク機構、44……シフトレバー
図、第２図は上記実施例の右ハンドル車用に組み替えた
状態の機構図、第３図は従来の機構図である。 19……チェンジレバー、22……セレクト回転部 23……セレクト第１短ロッド 23a……セレクト第１長ロッド 24……セレクト連結部材 25……セレクト系リンク機構 33……セレクトレバー 34……シフト長回転ロッド 34a……シフト短回転ロッド 35……シフト連結部材 36……シフト系リンク機構、44……シフトレバー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名)
G05G 9/10
G05G 7/02
F16H 61/26
B60K 20/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．左右セレクト方向と前後シフト方向との直交２軸の
周りに回転自在に支承されたチェンジレバーと、このチ
ェンジレバーのセレクト動作を車体の一側に沿ってトラ
ンスミッションのセレクトレバーに伝達するセレクト系
リンク機構と、前記チェンジレバーのシフト動作を車体
フレームの他側に沿って前記トランスミッションのシフ
トレバーに伝達するシフト系リンク機構と、前記チェン
ジレバーの下端のセレクト回転部に一端が連結され、前
記チェンジレバーの左右方向回転を左右直線運動に変換
するセレクト第１ロッドと、このセレクト第１ロッドの
他端に連結され、セレクト第１ロッドの左右直線運動を
前後直線運動に90度変換して前記セレクト系リンク機構
に伝達するセレクト連結部材と、前記チェンジレバーの
下端部のシフト回転軸に設けられたシフト回転ロッド
と、このシフト回転ロッドの前後方向回転を前後直線運
動に変換して前記シフト系リンク機構に伝達するシフト
連結部材とを備え、前記セレクト第１ロッドとシフト回
転ロッドとをそれぞれ長短部材に交換可能としたトラン
スミッションの遠隔操作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62247052A JP2843325B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | トランスミッションの遠隔操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62247052A JP2843325B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | トランスミッションの遠隔操作装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6488814A JPS6488814A (en) | 1989-04-03 |
| JP2843325B2 true JP2843325B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=17157700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62247052A Expired - Lifetime JP2843325B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | トランスミッションの遠隔操作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2843325B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100901344B1 (ko) * | 2007-12-13 | 2009-06-05 | 현대자동차주식회사 | 변속조작기구 |
| JP5465994B2 (ja) * | 2009-12-17 | 2014-04-09 | 株式会社筑水キャニコム | Ｈｓｔ変速装置の取付構造 |
| CN105927731B (zh) * | 2016-06-30 | 2018-03-27 | 陕西法士特齿轮有限责任公司 | 一种变速器双向软轴操纵装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5738226U (ja) * | 1980-08-08 | 1982-03-01 |
-
1987
- 1987-09-30 JP JP62247052A patent/JP2843325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6488814A (en) | 1989-04-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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