JP2843242B2 - タイヤ切断装置 - Google Patents

タイヤ切断装置

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JP2843242B2
JP2843242B2 JP5285759A JP28575993A JP2843242B2 JP 2843242 B2 JP2843242 B2 JP 2843242B2 JP 5285759 A JP5285759 A JP 5285759A JP 28575993 A JP28575993 A JP 28575993A JP 2843242 B2 JP2843242 B2 JP 2843242B2
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wire
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定俊 成瀬
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤをワイヤ切断機
構を用いて切断するタイヤ切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、研究開発や生産ラインでの抜取り
品質検査などの必要からタイヤを切断する場合には、バ
ンドソーや丸鋸などを用いて切断するのが一般的であっ
た。また、その場合、特に固定装置などは利用しないで
手作業でタイヤを切断したり、タイヤをクランプ機構に
装着して、固定した状態で切断したりしていた。しかし
ながら、タイヤのサイドウォール部には柔軟性があるた
め、この従来の切断技術では、きれいな切断面を安定的
に得ることは事実上困難であった。また、タイヤをクラ
ンプ機構に装着して固定する固定作業自体も決してし易
いものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来技術の問題点を解決するためになされたもので、
その目的は、きれいな切断面が容易に得られ、タイヤの
セッティング作業も簡便なタイヤ切断装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤ切断装
置の要部として、周縁部に受圧部を立設した支持テーブ
ルと、該支持テーブルに形成されたスリットを介して切
断用ワイヤを相対的に進退可能に配設したワイヤ切断機
構と、前記受圧部に対向して進退可能に配設され、該受
圧部と共にタイヤのクラウン部を挟持する押圧機構と、
前記タイヤの上下のビード部をそれぞれ切断部を挟んで
両側を把持するチャック機構とを備えることを特徴とす
る。また、さらに前記押圧機構及びチャック機構を前記
支持テーブルに対して昇降し得るように構成したことを
特徴とする。
【0005】
【作用】タイヤのサイド部、クラウン部及びビード部が
支持された状態で、しかもワイヤ切断により切断が行わ
れるので、きれいな切断面が容易に得られる。また、前
記押圧機構及びチャック機構を上昇させた状態でタイヤ
を支持テーブル上にセットするのでその作業がし易い。
【0006】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は本発明の一実施例の要部を示した概略
構成図、図2はその平面図である。図中、1は本装置の
基台部で、該基台部1上にはスライドベース2が摺動自
在に支持されている。スライドベース2は案内レール3
及び案内ローラ4によって前後方向に案内され、その上
部には受け部5を介して円板状の支持テーブル6が回転
自在に支持されている。支持テーブル6の周縁部には受
圧部7が立設されており、タイヤ8は支持テーブル6上
に水平に載置した状態でセットされる。この支持テーブ
ル6には、後述の図4に示すように、切断用ワイヤの進
路に対応してスリット9が形成されている。また、前記
スライドベース2の片側には駆動用シリンダ等を組込ん
だ昇降機構10が配設されており、この昇降機構10に
よって押圧機構11及び上下のチャック機構12,13
を支持した昇降支持体14を昇降し得るように構成され
ている。なお、チャック機構12,13は、昇降支持体
14に対して上下調整可能に支持されている。図中、1
5は固定手段で、該固定手段15を介して前記昇降支持
体14が昇降機構10に対して前後調整可能に固定され
ている。
【0007】図中、16はCBNなどを表面に固着した
エンドレスの切断用ワイヤで、駆動モータ17に固着さ
れた駆動プーリ18と中間プーリ19,20により超高
速回転するように張設されている。なお、中間プーリ1
9及び中間プーリ20は、それぞれ支持機構21,22
により前後方向に移動可能に支持されている。中間プー
リ19には、ケーブル23を介して重り24の自重が作
用するように構成され、これにより切断用ワイヤ16の
張力が一定に調整される。また、中間プーリ20は、操
作ハンドル25を回動することにより、その回転軸26
にウォームホイール等の適宜の伝動手段を介して連結さ
れたネジ送り軸27を回動することによって前後調整し
得るように構成されている。この操作により切断用ワイ
ヤ16の切断傾斜角が調整できる。図中、28,29は
切断用ワイヤ16の案内ローラである。
【0008】図3はタイヤ8の支持状態を示した縦断面
図、図4は一部破断して示した側面図である。タイヤ8
は、図示のように、前記支持テーブル6上に水平に倒し
て載置する。この場合、クラウン部30と受圧部7との
間には若干の隙間が形成されるようにセットしておく。
なお、前記昇降支持体14は昇降機構10により上方に
移動して、押圧機構11及び上下のチャック機構12,
13がセッティング作業の邪魔にならないようにする。
タイヤ8を支持テーブル6上の所定位置にセット後、昇
降支持体14を下方に移動する。しかる後、前記チャッ
ク機構12,13をタイヤ8の上下のビード部31,3
2に合わせて近づけ、各把持爪33〜36相互間にその
ビード部31,32を挿入して間隔を縮小することによ
り把持する。これらの上下のチャック機構12,13
は、それぞれ切断部を挟んで上下、一対ずつ配設され、
各ビード部31,32を切断部の両側から把持する。し
かる後、押圧機構11を構成するエアシリンダ37に圧
縮エアを供給して押圧部材38を前進させて、タイヤ8
のクラウン部30を該押圧部材38と前記受圧部7とに
よって挟持する。この場合、前述のように、タイヤ8
は、予めクラウン部30と受圧部7との間に若干の隙間
が形成されるようにセットされるため、この押圧部材3
8による押圧によってその分伸長して幾分緊張した状態
で支持されることになる。なお、図中、39は操作盤、
40は制御盤である。
【0009】切断作業の開始に当たっては、先ず前記操
作ハンドル25を回動して中間プーリ20を前進させ、
図1の実線のように切断用ワイヤ16を傾斜状態にセッ
トする。この中間プーリ20の前進に伴い、中間プーリ
19の方も重り24の作用に抗して前進し、切断用ワイ
ヤ16の張力を一定に保つ。しかる後、前記スライドベ
ース2を図示しないネジ送り機構等により前記案内レー
ル3に沿って前進させて、タイヤ8のショルダ部41付
近から切断を開始する。この場合、切断用ワイヤ16が
傾斜しているので、タイヤ8との切断開始時における接
触面積が小さいため、極めてスムーズな切断の開始が得
られる。このようにして、切断開始後、適当な切込み量
まで切断が進んだところで、必要に応じて前記操作ハン
ドル25を逆回転して中間プーリ20を後退させること
により、鎖線で示すように切断用ワイヤ16を垂直方向
に適度に起して適当な傾斜角により切断を進める。切断
作業が終了した場合には、前記スライドベースを後退さ
せて初期状態に復帰し、押圧機構11及びチャック機構
12,13を解除する。しかる後、タイヤ8を回動して
次の切断位置に合わせて固定し、以上の手順で切断作業
を繰返す。しかして、全ての切断箇所の切断が終了した
場合には、押圧機構11及びチャック機構12,13を
解除して昇降支持体14を上昇し、次のタイヤ8をセッ
トして以上の切断作業を繰返すことになる。なお、昇降
支持体14の昇降及び前後の位置調整に加えて、チャッ
ク機構12,13自体の上下調整が可能であり、しかも
タイヤ8の上下のビード部31,32を基準にしてタイ
ヤ8を支持するので、寸法の異なるタイヤ8に対しても
容易に対応できる。
【0010】なお、以上の説明においては、切断用の送
り機構をスライドベース側に配設し、スライドベース側
を前進させることにより切断を行う場合に関して説明し
たが、その送り機構をワイヤ切断機構側に設け、ワイヤ
切断機構側を前進させることにより切断するように構成
することも可能である。また、切断傾斜角の調整に関し
ても、ワイヤ側の傾斜に代えてタイヤ側、すなわち前記
支持用テーブル6側の傾斜によって調整するように構成
することもできる。さらに、前記切断用の送り機構と中
間プーリ20の移動機構とを連係させて、切断用ワイヤ
16の切断位置と切断傾斜角とを関連させて自動的に調
整するように構成することも可能である。また、前記受
圧部7を支持テーブル6の周縁の一部あるいは全周に複
数組、形成するとともに、これに対応してスリット9を
放射状に形成することにより、支持テーブル6の回動、
あるいは支持テーブル6の回動とタイヤ8自体の回動と
の組合せによって、タイヤ8の全周の切断位置へ効率的
に移動できるようになる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、その構成に基づいて次の効果
を得ることができる。 (1)タイヤのきれいな切断面が容易に得られる。 (2)タイヤの本装置へのセッティング作業が容易であ
る。 (3)寸法の異なるタイヤに対する支持が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の要部を示した概略構成図で
ある。
【図2】 図1の概略平面図である。
【図3】 タイヤの支持状態を示した縦断面図である。
【図4】 一部破断して示した図3の側面図である。
【符号の説明】
1…基台部、2…スライドベース、3…案内レール、4
…案内ローラ、5…受け部、6…支持テーブル、7…受
圧部、8…タイヤ、9…スリット、10…昇降機構、1
1…押圧機構、12,13…チャック機構、14…昇降
支持体、15…固定手段、16…切断用ワイヤ、17…
駆動モータ、18…駆動プーリ、19,20…中間プー
リ、21,22…支持機構、23…ケーブル、24…重
り、25…操作ハンドル、26…回転軸、27…ネジ送
り軸、28,29…案内ローラ、30…クラウン部、3
1,32…ビード部、33〜36…把持爪、37…エア
シリンダ、38…押圧部材、39…操作盤、40…制御
盤、41…ショルダ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部に受圧部を立設した支持テーブル
    と、該支持テーブルに形成されたスリットを介して切断
    用ワイヤを相対的に進退可能に配設したワイヤ切断機構
    と、前記受圧部に対向して進退可能に配設され、該受圧
    部と共にタイヤのクラウン部を挟持する押圧機構と、前
    記タイヤの上下のビード部をそれぞれ切断部を挟んで両
    側を把持するチャック機構とを備えることを特徴とする
    タイヤ切断装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧機構及びチャック機構を前記支
    持テーブルに対して昇降し得るように構成したことを特
    徴とする請求項1記載のタイヤ切断装置。
JP5285759A 1993-10-21 1993-10-21 タイヤ切断装置 Expired - Lifetime JP2843242B2 (ja)

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