JPH0890336A - バンドソー型切断装置 - Google Patents

バンドソー型切断装置

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JPH0890336A
JPH0890336A JP23180594A JP23180594A JPH0890336A JP H0890336 A JPH0890336 A JP H0890336A JP 23180594 A JP23180594 A JP 23180594A JP 23180594 A JP23180594 A JP 23180594A JP H0890336 A JPH0890336 A JP H0890336A
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band saw
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cutting
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邦雄 斉藤
Yusuke Ishikawa
祐助 石川
Kazuhiro Hida
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンパクトな装置で大型な被切断物でも切断す
ることができるバンドソー型切断装置を提供することを
目的とする。 【構成】直方体状に形成した本体フレーム12内には、
該本体フレーム12の支柱18乃至24に沿って昇降移
動する切断装置14が設けられている。この切断装置1
4には、水平に配設された駆動シーブ40と従動シーブ
48が設けられており、該前記駆動シーブ40と従動シ
ーブ48には、無端状の帯のこ刃58が張設されてい
る。そして、切断時は、切断装置14を下降させて前記
水平面内を回転する帯のこ刃58を被切断物60に当接
させて切断を行う。従って、被切断物60の大きさは、
シーブ径に制約されない。また、このため、シーブ径を
大きくしなくても大型な被切断物60も切断できるた
め、装置本体をコンパクト化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンドソー型切断装置
に係り、特に原子力発電所で使用後の熱交換器を切断し
て解体するバンドソー型切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のバンドソー型切断装置は、
図9に示されるように、一対のシーブ1、1を鉛直面内
回転するようにに配置し、該一対のシーブ1、1に無端
状の帯のこ刃2を懸け渡して、切断部前後でひねりロー
ラ3、3、…を用いて前記帯のこ刃2を被切断物4に対
して垂直になるように矯正している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如く構成される従来のバンドソー型切断装置では、帯の
こ刃の往復刃2A、2Bが上下に配置されるので、切断
部上方の帯のこ刃2Aが被切断物4に当たる。このた
め、シーブ1、1の直径よりも大きな被切断物4が切断
できないという問題がある。
【0004】このような観点から、シーブ1、1の直径
を大きくすることが考えられるが、シーブ1、1の直径
を大きくすると装置本体も大型化するという問題があ
る。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、
コンパクトな装置で大型な被切断物でも切断することが
できるバンドソー型切断装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
るために、大径な被切断物を、一対のシーブに懸け渡し
た無端状の帯のこ刃で切断するバンドソー型切断装置に
於いて、前記一対のシーブを水平配置すると共に、該一
対のシーブに無端状の帯のこ刃を所定張力で張設して前
記一対のシーブ間で帯のこ刃を水平回転させる刃物水平
回転式の切断手段と、前記切断手段を下降させて前記回
転する帯のこ刃を前記切断装置の下方に配置した前記被
切断物に押し当てる昇降移動機構と、から成ることを特
徴とする。
【0006】
【作用】本発明にれば、一対のシーブを水平配置すると
共に、該一対のシーブに無端状の帯のこ刃を所定張力で
張設して前記一対のシーブ間で帯のこ刃を水平回転する
ように切断手段を構成し、この切断手段を昇降移動機構
で下降させて、切断手段の下方に配置した被切断物に帯
のこ刃を押し当てて被切断物を切断する。これにより、
無端状の帯のこ刃は、一対のシーブ間を水平面で回転し
ながら被切断物を切断するので、被切断物の径の大小と
は無関係に切断することができる。従って、鉛直面で帯
のこ刃が回転する従来の切断装置のようにシーブ径を被
切断物の径より大きくする必要がないので、切断装置を
コンパクト化できる。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るバンドソ
ー型切断装置の好ましい実施例について詳説する。図1
には、本発明に係るバンドソー型切断装置の実施例の斜
視図が示されている。同図に示されるように、バンドソ
ー型切断装置は、主として直方体状に形成された本体フ
レーム12と、本体フレーム12内に昇降自在に設けら
れた切断装置14と、切断装置14を昇降させる昇降移
動機構とから構成される。
【0008】前記本体フレーム12は、水平に配置され
た矩形状の下部フレーム16と、該下部フレーム16の
4角に垂直に設けられた支柱18乃至24と、該支柱1
8乃至24に支持された矩形状の上部フレーム25とで
構成されている。被切断物60をこの本体フレーム12
内に設置され、下部フレーム16の略中心部に設けられ
た載置台80に載置される。また、下部フレーム16の
前方には、被切断物60の先端を支持すると共に、被切
断物60を回転させて任意の切断位置で切断を開始させ
るための回転ローラ82が設けられている。この回転ロ
ーラ82は、下部フレーム16に接続された支持フレー
ム84上にブラケット86を介して回動自在に設けられ
ている。
【0009】また、切断装置14は、図2及び図3にそ
れぞれ平面図及び正面図が示されるように、駆動側ユニ
ット26と従動側ユニット28を連結部材30、30に
より連結した一体構造をしている。駆動側ユニット26
は、駆動モータベース31が前記本体フレーム12の支
柱18、20の側面に配設された一対のガイドレール3
2、32にガイド部材34、34を介してスライド移動
自在に支持された構造をしている。この駆動モータベー
ス31の下方には、駆動シーブ40が水平に配置されて
おり、該駆動シーブ40は、駆動モータベース31の上
方に設けられたシーブ駆動モータ36の回転軸38に連
結されている。一方、従動側ユニット28は、従動ホイ
ールベース42が前記本体フレーム12の支柱22、2
4の側面に配設された一対のガイドレール44、44に
ガイド部材46、46を介してスライド移動自在に支持
された構造をしている。この従動ホイールベース42の
下方には、従動シーブ48が水平に配置されており、該
従動シーブ48の回転軸48Aは、従動ホイールベース
42に設けられた軸受50に回動自在に支持されてい
る。また、この軸受50は、前記従動ホイールベース4
2にスライド自在に設けられていると共に、ジャッキ5
2に連結されており、該ジャッキ52伸縮させることに
より、後述する帯のこ刃58を前記駆動シーブ42及び
従動シーブ48に張設した際に、帯のこ刃58の張力の
調整を行うことができる。尚、前記ジャッキ52の伸縮
操作は、ジャッキ52に接続されているハンドル53回
転させることにより行われる。
【0010】連結部材30、30は、前記駆動モータベ
ース31と前記従動ホイールベース40間の上方に設け
られた連結アーム54、54と、該連結アーム54、5
4の両端に傾斜して配設された支持アーム56、56、
…とから構成され、該支持アーム56、56、…の下端
をそれぞれ駆動モータベース31と従動ホイールベース
42に接続することにより、駆動側ユニット26と従動
側ユニット28との連結を行っている。このように、連
結部材30、30を上方に掛け渡すことにより切断中に
連結部材30、30が被切断物60に干渉することを防
止することができる。そして、前述した駆動シーブ40
と従動シーブ48には、帯状に形成された無端状の帯の
こ刃58が張設されている。この帯のこ刃58は、前記
駆動シーブ40に連結されたシーブ駆動モータ38を駆
動することにより水平回転走行する。また、上述したよ
うに、帯のこ刃58は従動シーブ48に接続されたジャ
ッキ52を伸縮させて従動シーブ48を移動させること
により、張力の調整を行うことができる。
【0011】また、昇降移動機構62は、前記従動ホイ
ールベース42の一方端に形成されたナット部64に、
前記支柱18乃至24と平行に設けられたボールネジ6
6を螺合させ、ボールネジ66を回動させることにより
切断装置14の昇降移動を行っている。また、ボールネ
ジ66には、昇降駆動モータ68が連結されており、該
昇降駆動モータ68を駆動させることにより、切断装置
14の昇降移動を自動で行うことができる。
【0012】また、切断装置14は重量物であるため、
昇降移動させる際に昇降駆動モータ68に大きな駆動力
を要する。このため、切断装置14には、次のようにバ
ランスウェイト70、70、…が吊設され、これによ
り、重量が相殺され、昇降駆動モータ68の駆動力を軽
減させている。即ち、図1に示されるように、上部フレ
ーム25の上面4角には、それぞれブラケット72、7
2、…を介してガイドローラ74、74、…が取り付け
られている。このガイドローラ74、74、…には、そ
れぞれワイヤ76、76、…が懸け渡され、各ワイヤ7
6、76、…の一方端は、前記切断装置14の4角にそ
れぞれ接続され、他方端には、バランスウェイト70、
70、…がそれぞれ吊設されている。また、支柱18乃
至24の側面には、ガイド78、78、…が配設されて
おり、前記バランスウェイト70、70、…を該ガイド
70、70、…内を移動する。
【0013】このように、切断装置14とバランスウェ
イト70、70、…とをバランスさせることにより、切
断装置14を昇降移動させる際の駆動モータ68の駆動
力は、小さな駆動力で滑らかに切断装置14を移動させ
ることができる。次に、上記の如く構成された本発明に
係るバンドソー型切断装置10の実施例の作用を説明す
る。
【0014】先ず、昇降駆動モータ68を駆動して、切
断装置14を上昇させる。そして、被切断物60を載置
台80上に載置すると共に、回転ローラ82を回転させ
て切断位置を決定する。次に、切断を開始する。シーブ
駆動モータ36を駆動して帯のこ刃58を回転させると
共に、昇降駆動モータ68を駆動して、切断装置14を
下降させ、被切断物60に回転している帯のこ刃58を
当接させる。そして、前記切断装置14を徐々に下降さ
せて、被切断物60を切断する。
【0015】切断が終了したら、切断装置14を上昇さ
せ、シーブ駆動モータ36の駆動を停止する。そして、
切断された被切断物60の切断片を取り除き切断を終了
する。更に切断を行う場合は、被切断物60を移動さ
せ、上記操作を繰り返す。このように、本実施例のバン
ドソー型切断装置10は、駆動シーブ36及び従動シー
ブ48を水平に配設したことにより、帯のこ刃58が水
平面で回転するので、被切断物60の径の大小とは無関
係に被切断物60を切断することができる。これによ
り、従来のバンドソー型切断装置のように、シーブ径が
被切断物60の大きさに制約を受けないので、シーブ径
を大きくすることなく大型の被切断物60も切断するこ
とができる。従って、装置本体をコンパクト化すること
ができる。
【0016】また、帯のこ刃58を水平に回転させたこ
とにより、従来のバンドソー型切断装置のようにひねり
を加える必要がないので、帯のこ刃58の寿命が長くな
る。また、帯のこ刃58交換時における、帯のこ刃58
の装着作業が極めて簡便に行うことができる。また、本
実施例のバンドソー型切断装置10は、切断に際して、
水平に回転する帯のこ刃58の往復の刃58A、58B
を被切断物60の2ヵ所に当接させて同時に2ヵ所を切
断してもよく(図4参照)、片方の刃58A又は58B
で被切断物60の1ヵ所を切断してもよい(図5参
照)。この際、被切断物60の切断片が落下する際に、
前方側の帯のこ刃58に接触し、帯のこ刃58が破損す
る危険性があるが、図6及び図7に示すように切断片を
支持しておくことにより、接触を回避するこができる。
即ち、図6では、被切断物60の上方に挟持手段88を
設け、該挟持手段88で切断片を挟持しておくことによ
り、切断片の落下を防止する。また、図8では、被切断
物60の下方にV字型に形成された支持具90を設け、
該支持具90で切断片を支持しておくことにより、落下
時の転倒を防止する。
【0017】また、本実施例では、装置本体10が固定
されていたため、被切断物60の切断位置を移動する際
に被切断物60を移動させて行っていたが、図7に示す
ように装置本体10を移動可能な構成してもよい。即
ち、本体フレーム12下方にガイドレール92、29を
配設し、該ガイドレール92、92上に本体フレーム1
2をガイド部材94、94、…を介してスライド移動自
在に設ける。そして、切断位置を変更する際は、装置本
体10をガイドレール92、92に沿って移動左折こと
により行う。
【0018】また、ガイドレール94、94の代わりに
本体フレーム12の下部にブレーキ付の車輪(図示せ
ず)を設けて移動可能な構成にしてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明のバンドソー型切断装置によれ
ば、帯のこ刃を水平面内で回転させているため、シーブ
径による被切断物の大きさに制約を受けることがない。
また、これにより、シーブ径を大きくしなくても大型な
被切断物でも切断が可能になるため、装置本体をコンパ
クト化することができる。また、一対のシーブを水平の
配設したことにより、帯のこ刃をねじることなく使用で
きるため、帯のこ刃の寿命が長くなると共に、帯のこ刃
交換の際の装着作業を簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るバンドソー型切断装置の
実施例の斜視図。
【図2】図2は、本発明に係るバンドソー型切断装置の
切断装置の部分平面図
【図3】図3は、本発明に係るバンドソー型切断装置の
切断装置の部分正面図
【図4】図4は、被切断物を帯のこ刃の2ヵ所で切断し
た場合の説明図。
【図5】図5は、被切断物を帯のこ刃の1ヵ所で切断し
た場合の説明図。
【図6】図6は、本発明に係るバンドソー型切断装置に
切断片挟持手段を設けた時の説明図。
【図7】図7は、本発明に係るバンドソー型切断装置に
切断片支持具を設けた時の説明図。
【図8】図8は、本発明に係るバンドソー型切断装置に
移動手段を設けた時の説明図。
【図9】図9は、従来技術の説明図。
【符号の説明】
10…バンドソー型切断装置 60…被切
断物 12…本体フレーム 62…昇降
移動機構 14…切断装置 70…バラ
ンスウェイト 26…駆動側ユニット 82…回転
ローラ 28…従動側ユニット 88…切断
片挟持手段 30…連結部材 90…切断
片支持具 36…シーブ駆動モータ 92…ガイ
ドレール 40…駆動シーブ 48…従動シーブ 52…ジャッキ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径な被切断物を、一対のシーブに懸け渡
    した無端状の帯のこ刃で切断するバンドソー型切断装置
    に於いて、 前記一対のシーブを水平配置すると共に、該一対のシー
    ブに無端状の帯のこ刃を所定張力で張設して前記一対の
    シーブ間で帯のこ刃を水平回転させる刃物水平回転式の
    切断手段と、 前記切断手段を下降させて前記回転する帯のこ刃を前記
    切断装置の下方に配置した前記被切断物に押し当てる昇
    降移動機構と、から成ることを特徴とするバンドソー型
    切断装置。
  2. 【請求項2】前記一対のシーブの少なくとも一方を移動
    可能にして、前記帯のこ刃の張力を可変できるようにし
    たことを特徴とする請求項1のバンドソー型切断装置。
  3. 【請求項3】前記切断手段で切断される被切断物の切断
    片が落下しないように前記切断片を保持する保持手段を
    設けたことを特徴とする請求項1のバンドソー型切断装
    置。
  4. 【請求項4】前記昇降移動機構には、前記切断手段の重
    量にバランスするバランスウェイト部材が備えられてい
    ることを特徴とする請求項1のバンドソー型切断装置。
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DE102021102379B3 (de) 2021-02-02 2021-12-30 Inro Industrierohstoffe Gmbh Sägevorrichtung und Verfahren zum Recyceln von Werkstücken

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