JP2841385B2 - 受話回路 - Google Patents

受話回路

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JP2841385B2
JP2841385B2 JP63246517A JP24651788A JP2841385B2 JP 2841385 B2 JP2841385 B2 JP 2841385B2 JP 63246517 A JP63246517 A JP 63246517A JP 24651788 A JP24651788 A JP 24651788A JP 2841385 B2 JP2841385 B2 JP 2841385B2
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行雄 村田
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通信装置等における受話回路に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の受話回路は、音声信号入力径路に設け
た増幅器の増幅率を一定に設定しており、受話器の感度
の相違に応じて音量調整器を用いて音声を減衰させて最
適な音量に調節している。また、他の受話回路では、感
度の異なる受話器毎に夫々異なる増幅率に設定した増幅
器を備えたものも提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の受話回路において、前者の音量調整器
を用いて音量を調整する回路は、適正レベルでの受聴を
確保するためには、受話音量レベルの変化に応じてその
都度音量調整器を調整する必要があり、操作が面倒であ
る。また著しく受話器の感度が相違する場合には、音量
調整器による音量調整でも適正レベルの受聴が不可能に
なるという問題がある。
また、後者の回路では、受話器の数に応じて増幅器を
複数個設ける必要があるため、回路が複雑になり、かつ
回路装置が大型になるという問題がある。
本発明は回路構成を複雑にすることなく、しかも自動
的に適正レベルでの受聴を行うことができる受話回路を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の受話回路は、音声信号を増幅する可変利得増
幅器と、前記複数の受話器のうち接続された受話器を検
出して選択信号を出力する受話器選択回路と、この受話
器選択回路からの選択信号を受けて選択された受話器の
感度に応じた信号を出力する選択検出回路とを備えてお
り、選択検出回路から出力される信号に応じて可変利得
増幅器の増幅率を変化させるように構成している。特
に、受話選択回路は感度の異なる2つの受話器のうちい
ずれか一方の受話器を検出したときに“0"を、他方を検
出したとき“1"をそれぞれ選択信号として出力し、また
可変利得増幅器は前記選択検出回路から出力される“0"
または“1"の選択信号に応じてその増幅率を変化させる
ように構成することで、選択検出回路をデジタル回路と
して構成でき、電圧変動等に対しても安定した増幅率の
変化制御が可能となる。
〔作用〕
上述した構成では、選択された受話器に応じて音声の
増幅率を自動的に変化でき、各受話器で適正レベルでの
受聴を実現する。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
図は本発明の一実施例のブロック図である。図におい
て、音声信号入力端子1には可変利得増幅器2及び電力
増幅器3を接続し、イヤホンジャックで構成される受話
選択回路4を介してスピーカ等の受話器5に接続し、入
力された音声を増幅して受話器5で受聴するように構成
している。また、このイヤホンジャック4には図外のイ
ヤホンに接続したイヤホンプラグ6を挿入可能とし、挿
入したときには受話器5との接続を解除してイヤホンに
接続するようになっている。
即ち、イヤホンジャック4は、端子a〜eを有してお
り、イヤホンプラグ6を挿入しない状態では、端子aと
b,cとdが夫々接続される。端子c及びeは接地されて
いる。したがって、端子aの音声出力は端子bを通して
受話器5に出力される。一方、イヤホンプラグ6を挿入
した状態では、端子aとb,cとdは夫々切断され、端子
aの音声出力はイヤホンに出力される。
また、このイヤホンジャック4の端子dは、選択検出
回路7に接続しており、この選択検出回路7では端子d
の接続状態に基づいて、イヤホンプラグ6が挿入されな
いときには“0"を出力し、挿入されているときには“1"
を夫々出力するようになっている。
そして、この選択検出回路7の出力は前記可変利得増
幅器2の制御端子2aに出力される。この可変利得増幅器
2は、制御端子2aに入力される信号に応じて2つの異な
る増幅率となるように構成しており、ここでは、入力が
“0"のときには大きな増幅率となり、入力が“1"のとき
には小さな増幅率となるように設定している。
この構成によれば、今、イヤホンプラグ6が未挿入の
ときには、選択検出回路7の出力は“0"であり、可変利
得増幅器2の増幅率は大きい状態とされている。このた
め、入力された音声信号は大きい増幅率で増幅され、電
力増幅器3及びイヤホンジャック4を経由して受話器5
へ入力され、受話器5により受聴される。
一方、イヤホンプラグ6が挿入されたときには、選択
検出回路7の出力は“1"となり、可変利得増幅器2の増
幅率は小さくされる。このため、入力された音声信号は
小さい増幅率で増幅され、電力増幅器3,イヤホンジャッ
ク4,及びイヤホンプラグ5を通して図外のイヤホンに入
力され、このイヤホンで受聴される。このとき、受話器
5は切断状態にあり、音声信号が受聴されることはな
い。
したがって、スピーカ等の受話器と、イヤホンを選択
して使用する場合に、自動的に利得を制御でき、各受話
器において適正レベルでの受聴を行なうことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、受話器選択回路からの
選択信号に基づいて選択された受話器の種類に応じた信
号を選択検出回路から出力し、この信号に応じて可変利
得増幅器の増幅率を変化させる構成としているので、選
択された受話器に応じて音声の増幅率を自動的に変化で
き、回路を複雑化することなく各受話器において適正レ
ベルでの受聴を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例のブロック図である。 1……音声信号入力端子、2……可変利得増幅器、2a…
…制御端子、3……電力増幅器、4……イヤホンジャッ
ク(受話器選択回路)、5……受話器、6……イヤホン
プラグ、7……選択検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/00 H04M 1/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる感度の2つの受話器を選択的に接続
    して音声信号を受聴する受話回路において、前記音声信
    号を増幅する可変利得増幅器と、前記2つの受話器のう
    ち接続された受話器を検出して選択信号を出力する受話
    器選択回路と、この受話器選択回路からの選択信号を受
    けて選択された受話器の感度に応じた信号を出力する選
    択検出回路とを備え、前記受話選択回路はいずれか一方
    の受話器を検出したときに“0"を、他方を検出したとき
    に“1"をそれぞれ選択信号として出力し、前記可変利得
    増幅器は前記選択検出回路から出力される“0"または
    “1"の選択信号に応じてその増幅率を変化させるように
    構成したことを特徴とする受話回路。
JP63246517A 1988-09-30 1988-09-30 受話回路 Expired - Lifetime JP2841385B2 (ja)

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JPH0294948A JPH0294948A (ja) 1990-04-05
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