JP2840339B2 - カード運用装置 - Google Patents

カード運用装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、媒体物として磁気カードとこの磁気カード
を処理するカード手段機とを含むカード運用装置に関す
る。
(ロ)従来の技術 このようなカード運用装置におけるカード処理機は、
磁気カードが投入されるとそこに記録されているデータ
を読み取って、その後更新させたデータを投入磁気カー
ドに書き込んで返却するものである。例えば商取引の決
済のためにカードを運用する装置にあっては、カード処
理機はカードに記録されている価値情報を読み取って、
この価値情報に応じた取引が行われると当該取引の対価
を減算した更新された価値情報をカードに記録して返却
するような、特開昭61-283995号公報に示される構成が
知られている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしてこのように磁気カードを利用して取引を決済
するシステムにおいては、カードが有している価値情報
が不正に改ざんや書き込みが行われる恐れがある。
また磁気カードに対してデータを読み取ったり書き込
んだりする磁気ヘッドが故障すると取引に不具合を生ず
る。例えば書き込み側の磁気ヘッドが故障しているのに
も係わらず、カードに記録されている価値情報を読み取
った段階でこの価値情報に応じた取引を行うと、取引後
の更新された価値情報がカードに記録されないために只
にて取引が行われたことになる。
そのため本発明は、カードに記録されているデータを
不正に読み取っても、そこに記録されている価値情報が
容易には解析することが不可能なカード運用装置を提供
するものである。
更に本発明の別の目的は、磁気ヘッドの故障を取引に
先立って未然に検出することのできるカード運用装置を
提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために本発明によるカード運用
装置は、磁気カードには、データが暗号化されて記録さ
れるとともに、あわせてこの暗号化データをデコードす
るための方法を表示するデコードデータとが記録される
ようにして、 カード処理機には、投入磁気カードに記録されている
デコードデータに基づいて同じく投入カードに記録され
ている暗号化データをデコードすることでカードデータ
を得るデコード手段と、投入磁気カードに更新データを
書き込むのに先立ち前記カードデータを別の暗号化種類
にて再度エンコードしてこのときの暗号化データとデコ
ードデータとを当該投入磁気カードに書き込む第1書き
込み手段と、該第1書き込み手段が書き込み動作を行っ
た後の投入磁気カードから記録情報を読み取って読み取
ったデータが書き込もうとしたデータと一致しているか
を判別する第1判別手段と、該第1判別手段による不一
致の判別を受けて当該記録情報が当初に投入磁気カード
に記録されていたものと一致するかの判別動作を行う第
2判別手段と、更新させた新たなデータが発生したと
き、このとき前記第1判別手段にて一致の判別結果がで
ているか、または第2判別手段で不一致の判別結果がで
ていることを条件にして、該データを更に別の暗号化種
類にて暗号化してこの暗号化データとこれをデコードす
るための方法を表示するデコードデータとを当該投入磁
気カードに書き込む第2書き込み手段とを設けたもので
ある。
(ホ)作 用 カード処理機は磁気カードが投入されると、そこに記
録されている暗号化データとデコードデータとを読み取
り、デコード手段にてこの暗号化データからカードデー
タをデコードする。そしてカード処理機は、このカード
データを読み取り時に解読した暗号種類とは別の暗号種
類にて再度エンコードして、このとき暗号化データとデ
コードデータとを第1書き込み手段にて当該磁気カード
に書き込む。そして第1判別手段は、第1書き込み手段
が書き込み動作を行った後の投入磁気カードから記録情
報を読み取って、読み取ったデータが書き込もうとした
データと一致しているかを判別する。
第1判別手段は両方のデータの一致を判別すると、更
新させた新たなデータが発生したとき、このデータを投
入磁気カードに書き込むことを許可する。しかるに第1
判別手段が不一致を判別すると、続いて第2判別手段が
当該記録情報が当初に投入磁気カードに記録されていた
ものと一致するかの判別動作を行う。第2判別手段で
は、不一致を判別したときに更新させた新たなデータが
発生すると、このデータを投入磁気カードに書き込むこ
とを許可する。
そして第2書き込み手段は、第1判別手段または第2
判別手段による書き込みの許可を受けて、更新データを
更に別の暗号化種類にて暗号化してこの暗号化データと
これをデコードするための方法を表示するデコードデー
タとを当該投入磁気カードに書き込む。
(ヘ)実施例 以下、本発明のカード運用装置を、カードを媒体とす
る販売システムの例で説明する。
第2図はカード処理機の構成を示すもので、上部には
カードを内部に受け入れる挿入口1が水平方向に設けら
れており、挿入口1は、水平方向に挿入されたカードを
垂直方向に転換するための屈曲部2を通して、搬送路3
に接続されている。この搬送路3は一組の固定板4と可
動板5とによりカードを垂直下方方向へ案内するように
形成されている。そして搬送路3にはカードを垂直方向
に移送するための搬送装置6が設けられており、この搬
送装置6は相対向する一組のプーリ7A,7B,8A,8B,9A,9B,
10A,10Bとベルト11とにより形成されている。各々のプ
ーリは固定板4若しくは可動板5に回動自在に軸支され
ており、またベルト11はプーリ7A,8A,9A,10Aに張架され
ている。このような搬送装置6は、正逆回転が可能なモ
ータ12の回転力がベルト13を介しプーリ8Aと同軸に取付
けられた変速プーリ13に伝達されて、駆動する。第2図
に示すロータリーエンコーダ14はベルト13によって回動
するプーリ15を備えており、プーリ15の回動にて定期的
にエンコーダパルスを出力する。搬送路3にはカードの
移動方向にしたがって一組の発光素子と受光素子とから
成るセンサーA,B,Cを順次配置しており、センサー間の
間隔はカードの長手方向の寸法より小さく設定してあ
る。かかるセンサーA,B,Cの配置構成により搬送路3内
のカードは何れかのセンサーにて検知される。また搬送
路3の途中にはセンサーBと同位置に磁気ヘッド16及び
押圧ローラ17が設けられている。磁気ヘッド16は搬送路
3を通過するカードの記録データを読み取る読み取り部
分とカードにデータを記録する書き込み部分とから構成
されている。押圧ローラ17は搬送路3を通過するカード
を磁気ヘッド16に押圧するものである。
第3図は制御ブロック図を示し、20は予めプログラム
されている制御手順に沿って動作するCPUで、内部にレ
ジスタR1〜R5を具備している。21は、読み取りスタート
信号RSTに応答した磁気ヘッド16によりカード情報を読
み取ってCPU20に出力する読み取り回路、22は、書き込
みスタート信号WSTに応答して、CPU20より与えられる書
き込みデータを磁気ヘッド16にてカードに書き込む書き
込み回路である。23は上位機器で、例えばカード処理機
に投入されたカードの価値情報に基づき所定のサービス
をカード投入者に提供する自動販売機、あるいはカード
処理機に投入されたカードの価値情報に基づき精算業務
を行うようキャッシュレジスタ等の精算機である。そし
てこの上位機器23は伝送インターフェイス24を介してCP
U20に接続されており、カード処理機がカード処理動作
を行うか否かは上位機器23によって制御される。
第4図はこのカード運用装置に適用する磁気カード30
の記録フォーマットを模式的に示している。カード30の
磁気記録部31には1文字を単位情報とする72文字の情報
を記録することができ、各文字は8ビットの2進符号に
て示される。そして磁気記録部31には、他のカードシス
テムと区別することでセキュリティーを確保するための
識別情報や当該カードシステムの運営者を表わすオペレ
ータコード等の固定情報とともに、書き込みのたびにそ
の内容が変化する価値情報が記録されている。そして価
値情報には、カードが現在有している価値情報と前回の
処理が終了したときに有している価値情報とがあり、磁
気記録部31にはこれら二通りの価値情報を記録するため
の記録部31A,31Bを設定している。
二通りの価値情報はそれぞれ暗号化されて記録部31A,
31Bに記録されるが、磁気記録部31の記録部31Cには、こ
の暗号化された価値情報をデコードするためのデコード
データが記録される。この暗号化の方法としては、価値
情報を特定のデータとで論理演算して暗号化する場合
と、価値情報をローテートして暗号化する場合とがあ
る。したがって前者の場合のデコードデータは、暗号化
された価値情報と論理演算することでその結果が本来の
価値情報となるようなデータに設定している。また後者
の場合のデコードデータは、ローテートにより暗号化し
た価値情報を元に戻すためのローテートの方法を指定す
るデータである。このとき復号のためのローテートの方
法はカード処理機に設定されており、カードに記録され
ているデコードデータは、カード処理機に幾通りも設定
されている復号のためのローテートの方法のうちの一つ
を指定するものである。そしてデコードデータは8ビッ
トの符号にて設定されるために、最大256通りの暗号化
種類を設定することができる。
カード処理機は磁気カード30が投入されると、記録部
31Cから読み取ったデコードデータに基づき、記録部31A
から読み取った暗号化された前回の価値情報と記録部31
Bから読み取った暗号化された現在の価値情報をデコー
ドする。そしてカード処理機は、価値情報をデコードし
た段階で現在の価値情報を別の暗号化種類にエンコード
し、暗号化した価値情報を記録部31Aに記録するととも
に、このときの暗号化種類に応じたデコードデータを記
録部31Cに記録するとともに、記録部31Bには暗号化し
た。“0"円の価値情報を記録する。そして記録後、カー
ド処理機は磁気カード30に記録した情報を読み取って、
読み取った情報が書き込もうとした情報に一致している
かをチェックする。
磁気カード30に情報が正しく記録されていると、読み
取った情報は書き込もうとした情報と一致する。しかる
に読み取った情報と書き込もうとした情報とが一致しな
いとリード・ライト機能の異常を意味し、その原因とし
ては、書き込み回路22や磁気ヘッド16のライト部の異
常と、読み取り回路21や磁気ヘッド16のリード部の異
常との二通りの異常がある。
カード処理機はリード・ライト機能の異常を検出する
と、このようなの異常との異常とを次のようにして
区別する。即ち、チェックのためにカードから読み取っ
た情報が当初にこのカードに記録されていた情報と一致
するかを判別することで、二通りの異常を区別する。こ
のとき両方の価値情報が一致していると磁気カード30の
記録情報は書き込み動作を境にして変化していないわけ
であるからの異常と判断できる。また両方の価値情報
が一致していないと、チェックのために磁気カード30か
ら再度読み取り動作を行ったときのその読み取り自体に
異常があったわけであり、この場合はの異常と判断で
きる。
そしての異常の場合にはこのまま動作を継続し、販
売が行われても残額を正確に記録することは困難である
ため、カード処理機は動作を停止する。一方、の異常
の場合には、そのカードについてはカードの情報を正確
に読み取った後のリード機能の異常であり、しかもライ
ト機能は正常であるために、カード処理機は動作を継続
する。但しこのままリード機能の異常が続けば、カード
処理機は動作を停止する。
第5A図ないし第5C図はROM25に記憶されているプログ
ラムに従って、カード処理機のCPU20が行うカード処理
の動作を示すフローチャートである。CPU20は、第1図
で示すように、読み取り手段55が投入磁気カード30から
読み取ったデコードデータに基づいて同じくカード30か
ら読み取った暗号化データをデコードすることで価値情
報を得るデコード手段50と、カード30に更新された価値
情報を書き込むのに先立ってデコードした価値情報を別
の暗号化種類にて再度エンコードしてこのときの暗号化
データとデコードデータとをカード30に書き込む第1書
込み手段51と、第1書込み手段51が書き込み動作を行っ
た後のカード30から読み取り手段55にて読み取ったデー
タが書き込もうとしたデータと一致しているかを判別す
る第1判別手段52と、第1判別手段52による不一致の判
別を受けて当該記録情報が当初にカード30に記録されて
いたものと一致するかの判別動作を行う第2判別手段53
と、更新させた新たな価値情報が発生したとき、このと
き第1判別手段52にて一致の判別結果がでているか、ま
たは第2判別手段53で不一致の判別結果がでていること
を条件にして、更新された価値情報を更に別の暗号化種
類にて暗号化してこの暗号化データとこれをデコードす
るための方法を表示するデコードデータとをカード30に
書き込む第2書き込み手段54とを有するもので、以下の
説明にて明かとなる。
(待機状態) 先ずS1ステップにおいては、CPU20はセンサーA,B,Cを
チェックする。カード処理機内にカードが停止している
と、何れかのセンサーA,B,CがOFFしており、CPU20はS2
ステップでレジスタR1にリジェクトフラグをセットす
る。S3ステップでは上位機器23よりカードリジェクト信
号REJが出力されているかを判別する。
上位機器23は、カードが投入されてもこのカードが有
している金額的価値に基づく所定の処理が実施できなく
なると、カード処理機に対してカードの受入禁止を指示
するカードリジェクト信号REJを出力する。CPU20はカー
ドリジェクト信号REJが伝送されていると、S2ステップ
でリジェクトフラグをセットする。これによりカード処
理機にカードが投入されてセンサーAがOFFしても、CPU
20はモータ12を駆動しない。
しかしてセンサーA,B,Cが全てONしており、且つ上位
機器23からもカードリジェクト信号REJが伝送されてい
ないと、CPU20はS4ステップでレジスタR1をクリアする
ことで、リジェクトフラグをセットしていればこれを解
除して、カード処理機をカードの受付可能状態とする。
そしてS5ステップでセンサーAのOFFをチェックするこ
とで、カード処理機にカードが投入されたかを判定す
る。
(カード情報読み取り) カードの投入を検知するとカード情報読み取り動作と
なり、CPU20はS7ステップでモータ12を正転駆動させ
る。これにより投入カードはカード処理機の内部に移送
される。S9ステップではセンサーBのOFFをチェックし
て、投入カードが磁気ヘッド16まで到達したかを判定す
る。このステップにおいて、予め定めている所定時間内
でセンサーBがOFFしなければ異常と判定し、カード処
理機は動作を停止する。
カードが磁気ヘッド16に到達するとセンサーBがOFF
し、CPU20はS11ステップで読み取り回路21に読み取りス
タート信号RSTを出力して読み取り動作となる。読み取
り回路21は読み取り制御信号REを磁気ヘッド16に出力
し、該ヘッド16を通してカードの磁気記録部31を走査し
て記録されている信号Dを読み取り、該信号をデータパ
ルスDPに変換してクロックパルスCP1とともにCPU20に与
える。そしてCPU20はクロックパルスにより順次データ
パルスDPを取込んでレジスタR2にストアした後、次のS1
3ステップに進む。S13ステップではセンサーCのOFFを
チェックすることでカードが到達したかを判定し、所定
時間内にセンサーCがOFFしなければ異常としてカード
処理機の動作を停止する。カードがセンサーCに到達し
た段階でカードの後端部は未だ磁気ヘッド16にかかって
おり、そのため次のS15ステップでは所定の遅延時間を
とってカードの移送を続行させた後に、S17ステップで
モータ12の駆動を停止する。
S19ステップでは、CPU20はセンサーBのONをチェック
して、カードの後端部が磁気ヘッド16から離脱したかを
判定する。カードの長さが適当な場合にカードは磁気ヘ
ッド16から離れるためにセンサーBはONしているが、こ
れがOFFしている場合には非適正なカードが投入された
としてモータ12を逆転させて返却する。しかしてこのと
き投入カードが正常な長さであれば、その先端部のみが
センサーCにかかっている状態でカード処理機内に停止
している。そして次のS21ステップでは読み取ったカー
ドに記録されている固定情報のうちの識別情報からカー
ドの正偽を判別し、偽カードであればモータ12を逆転さ
せて返却する。また適正カードであっても、このカード
の記録部31Bに記録されている価値情報が“0"であれば
同様に返却する。
カードが有効であるとCPU20は次のS22ステップに進
み、磁気カード30の記録部31Cに記録されていたデコー
ドデータに基づき、記録部31Aに記録されていた前回の
価値情報を示す暗号化データと記録部31Bに記録されて
いた現在の価値情報を示す暗号化データとをそれぞれデ
コードする。
(リード・ライト機能のチェック) カードに記録されていた暗号化された価値情報のデコ
ードが終了すると、CPU20はリード・ライト機能のチェ
ックを行うべくS23ステップ以降の処理を行う。
S23ステップでは、CPU20はデコードした現在の価値情
報を、このカードで使われていた暗号化種類から一つ進
めた別の暗号化種類にてエンコードする。そして次のS2
4ステップでは、リード・ライト機能のチェックのため
にカードに書き込む書き込みデータをレジスタR3内に作
成する。このときカードに書き込む固定情報は、このカ
ードから読み取ってレジスタR2にストアしているコード
が示す情報と同じであるが、記録部31AにはS23ステップ
で別の暗号化種類にてエンコードした現在の価値情報が
記録されて、記録部31Cにはこの暗号化データをデコー
ドするデコードデータが記録されるように、CPU20は書
き込みデータを作成する。このとき記録部31Bには同じ
くこの暗号化種類にてエンコードされた“0"円の情報が
記録されるように、CPU20は書き込みデータを作成す
る。
そしてCPU20は次のS25ステップではモータ12を逆転駆
動し、更に次のS27ステップではセンサーBのOFFをチェ
ックすることで、カードが磁気ヘッド16に到達したかを
判定する。このステップにおいても所定時間内にセンサ
ーBがOFFしなければ異常と判定して、カード処理機の
動作を停止する。
カードが磁気ヘッド16に到達したことでセンサーBが
OFFすると、CPU20はS29ステップで書き込み回路22に書
き込みスタート信号WSTを出力して書き込み動作とな
る。CPU20はロータリーエンコーダ14からのエンコーダ
パルスに同期して、レジスタR3にストアしている書き込
みデータを書き込み回路22へ順次出力するが、この書き
込みは回路22へ順次出力するが、この書き込みは読み取
り時とは逆方向のカードの移送にて達成するために、CP
U20は書き込みデータの先頭から最後尾までを全て入れ
換えて書き込み回路22に出力する。書き込み回路22はCP
U20からの書き込みデータパルスWDTをエンコーダパルス
CP2に同期して取込み、該パルスWDTが表わす情報をアナ
ログの書き込み信号WTに変換して書き込み制御信号WRと
ともに磁気ヘッド16に出力し、該ヘッド16を駆動してカ
ードに情報を書き込む。次のS31ステップではセンサー
BのONをチェックすることでカードが磁気ヘッド16の通
過を終了したかを判定し、所定時間内にセンサーBがON
しないとカード処理機の動作を停止する。
CPU20はセンサーBのONを検出すると、S33ステップで
所定の遅延時間をとってカードの移行を続行させてカー
ドを磁気ヘッド16から若干引き離した後、S35ステッで
モータ12の駆動を停止する。このようにカードと磁気ヘ
ッド16との間に距離を置いてモータ12を停止させること
で、次にモータ12を駆動させてカードを磁気ヘッド16に
通過させる場合に、カードはモータ12の立上りから時間
が経過して走行が安定したときに磁気ヘッド16を通過す
るために、読み取りや書き込みにおいて誤動作が少なく
なる。そしてS37ステップではモータ保護の遅延時間を
確保してからモータ12の正転を開始してカードをセンサ
ーBの方向へ再度移送し、S39ステップでセンサーBのO
FFをチェックしてカードの到達を検出し、所定時間内で
OFFしなければカード所定機の動作を停止する。
カードが磁気ヘッド16に到達するとセンサーBがOFF
し、CPU20はS41ステップで読み取り回路21に読み取りス
タート信号RSTを出力して読み取り動作となる。そしてS
43ステップではセンサーCのOFFをチェックすることで
カードが到達したかを判定し、所定時間内にセンサーC
がOFFしなければ異常としてカード処理機の動作を停止
する。カードがセンサーCに達すると、次のS45ステッ
プに進み、ここでは所定の遅延時間をとってカードの移
送を続行させた後に、次のS47ステップでモータ12の駆
動を停止する。次のS49ステップではセンサーBのONを
チェックし、ONしていればS51ステップに進む。
このS51ステップでは、CPU20は読み取ったデータとレ
ジスタR3に記憶している書き込みデータとが一致するか
を判別する。そして両方のデータが一致していると、書
き込みが正しく行われたとしてS57ステップに進むが、
両方のデータが一致しないとS53ステップに進む。
CPU20はこのS53ステップでは、読み取ったデータがカ
ード投入時の段階であるS11ステップで読み取ってレジ
スタR2に保持しているデータと等しいかを判別する。そ
して等しいときはレジスタR3の書き込みデータがカード
に記録されていない場合であり、CPU20は書き込み回路2
2や磁気ヘッド16のライト部が異常と判断してS55ステッ
プに進み、ライト機能の故障を上位機器23に伝達した
後、カード処理機の動作を停止する。
しかしてS41ステップで読み取ったデータとS11ステッ
プで読み取ったデータとが一致しない場合には、CPU20
はS41ステップでの読み取り動作が異常でライト機能に
は異常が無いものと判断してS57ステップに進む。
S57ステップでは、CPU20はカードが有してした現在の
価値情報を上位機器23に伝送した後、次にこの上位機器
23から取り引き後の残額情報が送られてくるのを待機す
る。この待機状態は、カードがその先端部のみセンサー
Cにかかっている状態である、記録部31Aには前回の価
値情報が記録されて、記録部31Bには“0"が記録されて
いる。したがってこの状態でカードを不正に引き戻して
も、このカードの記録部31Bには現在の価値情報として
“0"が書き込まれているのと同じためにこのままでは使
用することはできない。
(更新データの書き込み) 上位機器23はカード処理機から伝送された価値情報に
基づき処理を行うが、例えば自動販売機であれば商品の
販売動作を行って商品の販売価格を減算した後の残額で
ある更新された価値情報をカード処理機へ伝送する。し
たがってカード処理機に残額情報が入力すると、CPU20
はS10ステップにてこの残額情報を更にシフトした別の
暗号化種類にてエンコードする。そして次のS101ステッ
プでは、CPU20は、レジスタR3の暗号化された“0"円の
価値情報を記憶している領域にエンコードした残額情報
をセットしてS102ステップに進む。
CPU20はS102ステップではモータ12を逆転駆動させ、S
103ステップではセンサーBのOFFをチェックすることで
カードが磁気ヘッド16に到達したかを判定して、所定時
間内にセンサーBがOFFしなければカード処理機の動作
を停止する。センサーBがOFFすると、S105ステップで
センサーBのONをチェックすることでカードが磁気ヘッ
ド16の通過を終了したかを判定し、所定時間内にセンサ
ーBがONしないとカード処理機の動作を停止する。そし
てセンサーBがONすると、S107ステップで所定の遅延時
間をとってカードの移送を続行させた後に、S109ステッ
プでモータ12の駆動を停止する。次のS111ステップで
は、モータ保護のために若干の遅延時間を確保してから
モータ12を正転駆動し、カードを磁気ヘッド16に向けて
移送する。そしてS113ステップではセンサーBのOFFを
チェックすることで、カードが磁気ヘッド16に到達した
かを判定し、所定時間内にセンサーBがOFFしなければ
異常と判定してカード処理機の動作を停止する。
カードが磁気ヘッド16に到達したことでセンサーBが
OFFすると、CPU20はS115ステップで書き込み回路22に書
き込みスタート信号WSTを出力して書き込み動作とな
る。即ちCPU20はエンコーダパルスに同期してレジスタR
3にストアしている書き込みデータを書き込み回路22へ
順次出力し、書き込み回路22は入力してくる書き込みデ
ータパルスWDTをエンコーダパルスにて取込み、磁気ヘ
ッド16にてカードの磁気記録部31に書き込む。次のS117
ステップではセンサーBのONをチェックすることでカー
ドが磁気ヘッド16の通過を終了したかを判定し、所定時
間内にセンサーBがONしないとカード処理機の動作を停
止する。センサーBのONを検出すると、S119ステップで
所定の遅延時間をとってカードの移送を続行させた後、
S121ステップでモータ12の駆動を停止する。S123ステッ
プでは、モータ保護の遅延時間を確保してからモータ12
の逆転を開始してカードを磁気ヘッド16の方へ移送し、
次のS125ステップでは、センサーBのOFFをチェックし
てカードの磁気ヘッド16への到達を検出し、所定時間内
でOFFいなければカード処理機の動作を停止する。
カードが磁気ヘッド16に到達してセンサーBがOFFす
ると、S127ステップでCPU20は読み取り回路21に読み取
りスタート信号RSTを出力して読み取り動作となり、読
み取り回路21は磁気記録部31の記録情報をCPU20に与
え、CPU20はこのデータをレジスタR4にストアする。次
のS129ステップではセンサーBのONをチェックすること
でカードが磁気ヘッド16の通過を終了したかを判定し、
所定時間内にセンサーBがONしないとカード処理機の動
作を停止する。センサーBのONを検出すると、S131ステ
ップで所定の遅延時間をとってカードの移送を続行させ
た後、S133ステップでモータ12の駆動を停止させる。
次のS135ステップでCPU20は、レジスタR4にストアし
ているデータとレジスタR3にストアしているデータとを
比べて、適正な書き込みがなされたかを判定する。そし
て両方のデータが一致している場合に、次のS137ステッ
プでは、モータ保護のための遅延時間を確保してからモ
ータ12を逆転駆動し、カードを挿入口1に向けて移送す
る。S139ステップではセンサーAのOFFをチェックし、
所定時間内にセンサーAがOFFしなければカード処理機
の動作を停止する。カードの到達によりセンサーAがOF
Fすると、カードを更に挿入口1まで導くようS141ステ
ップて遅延時間をとってカードの移送を続行させた後、
S143ステップでモータ12の駆動を停止してカードの返却
を終了する。
しかしてS135ステップにおいて適正な書き込みがなさ
れていないことを判別すると、書き込みエラー回数をカ
ウントするレジスタR5に1を加算し、次のS147ステップ
ではエラー回数が6回に達したかを判別する。そしてエ
ラー回数が6回未満の内はS111ステップに復帰して再度
の書き込みを行う。しかるに書き込みのエラー回数が6
回に達すると、CPU20はカード処理機の動作を停止す
る。
(ト)発明の効果 本発明によると、カードデータを書き込むたびにその
データを異なる暗号化種類にてエンコードして書き込む
ために、カードデータを不正に解析することは不可能と
なりセキュリティーの高いカード運用装置が提供され
る。そして同じ内容のデータを書き込むにも書き込み動
作を境にしてカードに記録されている情報そのものは異
なるために、第2判別手段にて書き込み動作前にカード
に記録されていた情報と書き込み動作後にカードに記録
されていた情報とを照合することで、カード処理機のラ
イト機能の異常を取引に先立って未然に検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を機能ブロックにて示す図、第2
図はカード処理機の構成図、第3図はカード処理機の制
御回路の構成をブロックにて示す図、第4図はカードの
記録フォーマットを説明する図、第5A図ないし第5G図は
カード処理機の動作を説明するためのフローチャートで
ある。 30……磁気カード、50……デコード手段、51……第1書
き込み手段、52……第1判別手段、53……第2判別手
段、54……第2書き込み手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード処理機に磁気カードを投入すると、
    該カード処理機はこの投入磁気カードに記録されている
    データを読み取り、その後更新させたデータを当該磁気
    カードに書き込んで返却するようにしたカード運用装置
    において、 前記磁気カードには、前記データが暗号化されて記録さ
    れるとともに、あわせてこの暗号化データをデコードす
    るための方法を表示するデコードデータとが記録される
    ようにして、 前記カード処理機には、投入磁気カードに記録されてい
    るデコードデータに基づいて同じく投入カードに記録さ
    れている暗号化データをデコードすることでカードデー
    タを得るデコード手段と、該投入磁気カードに更新デー
    タを書き込むのに先立ち前記カードデータを別の暗号化
    種類にて再度エンコードしてこのときの暗号化データと
    デコードデータとを当該投入磁気カードに書き込む第1
    書き込み手段と、該第1書き込み手段が書き込み動作を
    行った後の投入磁気カードから記録情報を読み取って読
    み取ったデータが書き込もうとしたデータと一致してい
    るかを判別する第1判別手段と、該第1判別手段による
    不一致の判別を受けて当該記録情報が当初に投入磁気カ
    ードに記録されていたものと一致するかの判別動作を行
    う第2判別手段と、更新させた新たなデータが発生した
    とき、このとき前記第1判別手段にて一致の判別結果が
    でているか、または第2判別手段で不一致の判別結果が
    でていることを条件にして、該データを更に別の暗号化
    種類にて暗号化してこの暗号化データとこれをデコード
    するための方法を表示するデコードデータとを当該投入
    磁気カードに書き込む第2書き込み手段とを設けたこと
    を特徴とするカード運用装置。
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