JP2839840B2 - プロピレン樹脂組成物 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に機械部品、電気・
電子部品、包装材料分野、エンジニアリングプラスチッ
ク代替品等に好適に用いられる、剛性、耐衝撃性、耐熱
性および表面硬度などのバランスに優れるプロピレン樹
脂組成物に関する。
電子部品、包装材料分野、エンジニアリングプラスチッ
ク代替品等に好適に用いられる、剛性、耐衝撃性、耐熱
性および表面硬度などのバランスに優れるプロピレン樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンは、一般に安価であり、
かつその特長である軽量性、透明性、機械的強度、耐熱
性、耐薬品性などの性質を生かし、自動車部品,電気・
電子部品などの工業材料、各種包装材料などに広く利用
されている。近年、製品の高機能化あるいはコスト低減
化に伴い、これらの材料に対する特性向上が強く要望さ
れている。ポリプロピレンの剛性、耐衝撃性、耐熱性な
どを改良する方法として、例えばエチレン−プロピレン
ブロック共重合体にエチレン−プロピレンゴムおよび造
核剤を配合する方法(特公昭60-3420 号公報など)ある
いはエチレン−プロピレンゴム、エチレン共重合体およ
び無機フィラーを配合する方法(特開平4-275351号公
報、特開平5-5051号公報、特開平5-98097 号公報、特開
平5-98098 号公報など)などが提案されている。
かつその特長である軽量性、透明性、機械的強度、耐熱
性、耐薬品性などの性質を生かし、自動車部品,電気・
電子部品などの工業材料、各種包装材料などに広く利用
されている。近年、製品の高機能化あるいはコスト低減
化に伴い、これらの材料に対する特性向上が強く要望さ
れている。ポリプロピレンの剛性、耐衝撃性、耐熱性な
どを改良する方法として、例えばエチレン−プロピレン
ブロック共重合体にエチレン−プロピレンゴムおよび造
核剤を配合する方法(特公昭60-3420 号公報など)ある
いはエチレン−プロピレンゴム、エチレン共重合体およ
び無機フィラーを配合する方法(特開平4-275351号公
報、特開平5-5051号公報、特開平5-98097 号公報、特開
平5-98098 号公報など)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、いずれも特性の一部を改良するものではある
が、耐熱性および剛性についてはいまだ不十分である。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、剛
性、耐衝撃性、耐熱性および表面硬度などのバランスに
優れるプロピレン樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
法では、いずれも特性の一部を改良するものではある
が、耐熱性および剛性についてはいまだ不十分である。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、剛
性、耐衝撃性、耐熱性および表面硬度などのバランスに
優れるプロピレン樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、特定のポリプロピレンにエチレン−プロ
ピレンゴムおよびエチレン系重合体を配合することによ
り上記目的を達成しうることを見出し、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。 すなわち、(A)下記(i)ないし(iv)の物性を有するポ
リプロピレン 25〜40重量%、 (i)25℃におけるキシレン抽出不溶部分 99.0
重量%以上 (ii)アイソタクチックペンタッド分率 98.5%以
上 (iii)アイソタクチック平均連鎖長 500以上 (iv)カラム分別法による各フラクションのアイソタクチ
ック平均連鎖長が800以上のものの合計量 10重
量%以上 (B)プロピレン−エチレンブロック共重合体 25
〜45重量%、 (C)エチレン−プロピレンゴム 5〜15重量%、 (D)エチレン−α−オレフィン共重合体 5〜15
重量%および (E)タルク 5〜30重量%[ただし、(A)+
(B)+(C)+(D)+ (E)=100重量%]からなるプロピレン樹脂組成物
を提供するものである。 以下、本発明を具体的に説明する。
を重ねた結果、特定のポリプロピレンにエチレン−プロ
ピレンゴムおよびエチレン系重合体を配合することによ
り上記目的を達成しうることを見出し、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。 すなわち、(A)下記(i)ないし(iv)の物性を有するポ
リプロピレン 25〜40重量%、 (i)25℃におけるキシレン抽出不溶部分 99.0
重量%以上 (ii)アイソタクチックペンタッド分率 98.5%以
上 (iii)アイソタクチック平均連鎖長 500以上 (iv)カラム分別法による各フラクションのアイソタクチ
ック平均連鎖長が800以上のものの合計量 10重
量%以上 (B)プロピレン−エチレンブロック共重合体 25
〜45重量%、 (C)エチレン−プロピレンゴム 5〜15重量%、 (D)エチレン−α−オレフィン共重合体 5〜15
重量%および (E)タルク 5〜30重量%[ただし、(A)+
(B)+(C)+(D)+ (E)=100重量%]からなるプロピレン樹脂組成物
を提供するものである。 以下、本発明を具体的に説明する。
【0005】本発明における(A)ポリプロピレンは、
実質的にプロピレンの単独重合体であるが、以下の物性
を有することが必要である。本発明におけるポリプロピ
レンは、(i) 25℃におけるキシレン抽出不溶部(以下
「XI」という)が99.0重量%以上であり、好まし
くは99.5重量%以上、さらに好ましくは99.7重
量%以上である。XIが99.0重量%未満では剛性お
よび耐熱性に劣る。なお、XIの測定は、ポリプロピレ
ンを135℃のオルトキシレンにいったん溶解した後、
25℃に冷却してポリマーを析出させる方法によった。
実質的にプロピレンの単独重合体であるが、以下の物性
を有することが必要である。本発明におけるポリプロピ
レンは、(i) 25℃におけるキシレン抽出不溶部(以下
「XI」という)が99.0重量%以上であり、好まし
くは99.5重量%以上、さらに好ましくは99.7重
量%以上である。XIが99.0重量%未満では剛性お
よび耐熱性に劣る。なお、XIの測定は、ポリプロピレ
ンを135℃のオルトキシレンにいったん溶解した後、
25℃に冷却してポリマーを析出させる方法によった。
【0006】また、 (ii) アイソタクチックペンタッド
分率(以下「IP」という)は、98.5%以上である
必要があり、99.0%以上が好ましく、特に99.5
%以上が好適である。IPが98.5%未満では剛性お
よび耐熱性に劣るので好ましくない。
分率(以下「IP」という)は、98.5%以上である
必要があり、99.0%以上が好ましく、特に99.5
%以上が好適である。IPが98.5%未満では剛性お
よび耐熱性に劣るので好ましくない。
【0007】なお、IPとは、同位体炭素による核磁気
共鳴(13C−NMR)を使用して測定されるポリプロピ
レン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック分
率である。その測定法は、A.Zambelli;Ma
cromolecules,6,925(1973)、
同,8,687(1975)および同,13,267
(1980)に記載された方法に従った。
共鳴(13C−NMR)を使用して測定されるポリプロピ
レン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック分
率である。その測定法は、A.Zambelli;Ma
cromolecules,6,925(1973)、
同,8,687(1975)および同,13,267
(1980)に記載された方法に従った。
【0008】また、(iii) アイソタクチック平均連鎖長
(以下「N」という)は500以上、好ましくは700
以上、特に好ましくは800以上である必要がある。N
が500未満では剛性および耐熱性に劣る。なお、Nと
は、ポリプロピレン分子内のメチル基のアイソタクチッ
ク部分の平均的な長さを表すものであり、その測定方法
は、J.C.Randall;Polymer Seq
uese Distribution,Academi
cPress,New York 1977,Chap
ter2)に記載されている方法に拠った。
(以下「N」という)は500以上、好ましくは700
以上、特に好ましくは800以上である必要がある。N
が500未満では剛性および耐熱性に劣る。なお、Nと
は、ポリプロピレン分子内のメチル基のアイソタクチッ
ク部分の平均的な長さを表すものであり、その測定方法
は、J.C.Randall;Polymer Seq
uese Distribution,Academi
cPress,New York 1977,Chap
ter2)に記載されている方法に拠った。
【0009】具体的には、ポリプロピレンを1,2,4
−トリクロロベンゼン/重水素化ベンゼンの混合溶媒に
ポリマー濃度が10重量%となるように温度130℃に
加温して溶解する。この溶液を10mmΦのガラス製試
料管に入れ、IPと同様の方法で13C−NMRスペクト
ルを測定する。このスペクトル図の例を図1に示す。図
1のaは、ポリプロピレンにおけるメチル基領域のスペ
クトルであり、bはそのスペクトルの拡大図である。ス
ペクトルは、ペンタッド単位すなわち隣接するメチル基
5個をひとつの単位として測定され、メチル基のアイソ
タクチシティー(構造的にはmmmm,mmmrなどの
10種類がある)によって吸収ピークが異なる。図1b
に吸収ピークとアイソタクチシティーとの対応を示す。
−トリクロロベンゼン/重水素化ベンゼンの混合溶媒に
ポリマー濃度が10重量%となるように温度130℃に
加温して溶解する。この溶液を10mmΦのガラス製試
料管に入れ、IPと同様の方法で13C−NMRスペクト
ルを測定する。このスペクトル図の例を図1に示す。図
1のaは、ポリプロピレンにおけるメチル基領域のスペ
クトルであり、bはそのスペクトルの拡大図である。ス
ペクトルは、ペンタッド単位すなわち隣接するメチル基
5個をひとつの単位として測定され、メチル基のアイソ
タクチシティー(構造的にはmmmm,mmmrなどの
10種類がある)によって吸収ピークが異なる。図1b
に吸収ピークとアイソタクチシティーとの対応を示す。
【0010】一方、重合理論としてShan−Nong
ZHUなど;Polymer Journal,vo
l.15,No.12,p859−868(1983)
に記載された2サイトモデルがある。すなわち、重合時
の活性種が触媒側とポリマー末端の2種類あるとするも
のであり、触媒側は触媒支配重合、もう一方は末端支配
重合と呼ばれるものである(詳細については、古川淳
二;高分子のエッセンスとトピックス2,「高分子合
成」,P73(株)化学同人発行(1986)に記載さ
れている)。
ZHUなど;Polymer Journal,vo
l.15,No.12,p859−868(1983)
に記載された2サイトモデルがある。すなわち、重合時
の活性種が触媒側とポリマー末端の2種類あるとするも
のであり、触媒側は触媒支配重合、もう一方は末端支配
重合と呼ばれるものである(詳細については、古川淳
二;高分子のエッセンスとトピックス2,「高分子合
成」,P73(株)化学同人発行(1986)に記載さ
れている)。
【0011】上記文献によると、結局、2サイトモデル
は、 α:触媒支配重合(エナンチオモルフィック過程)によ
る重合末端にD体およびL体が付加する確率、すなわち
アイソタクチック連鎖中の乱れの程度の指標 σ:末端支配重合(ベルヌーイ過程)により重合末端と
同じものが付加するメソ体ができる確率 ω:αサイトの割合 としてペンタッド単位でのアイソタクチシティーの異な
る10種類のアイソタクチック強度を理論的に計算でき
る。そして、前記NMRによる測定強度と、上記理論強
度とが一致するようにα、σおよびωを最小自乗法で求
め、次式により各ペンタッド単位を求める。
は、 α:触媒支配重合(エナンチオモルフィック過程)によ
る重合末端にD体およびL体が付加する確率、すなわち
アイソタクチック連鎖中の乱れの程度の指標 σ:末端支配重合(ベルヌーイ過程)により重合末端と
同じものが付加するメソ体ができる確率 ω:αサイトの割合 としてペンタッド単位でのアイソタクチシティーの異な
る10種類のアイソタクチック強度を理論的に計算でき
る。そして、前記NMRによる測定強度と、上記理論強
度とが一致するようにα、σおよびωを最小自乗法で求
め、次式により各ペンタッド単位を求める。
【0012】
【表1】 ただし、β=α(1−α)
【0013】次に、前記J.C.Randallの文献
に記載された平均連鎖長(N)の定義式; N=メソ体の連鎖数/メソ体のユニット数 に当てはめ、実際には次式により求めることができる。 N=1+(A1 +A2 +A3 )/0.5(A4 +A5 +
A6 +A7 )
に記載された平均連鎖長(N)の定義式; N=メソ体の連鎖数/メソ体のユニット数 に当てはめ、実際には次式により求めることができる。 N=1+(A1 +A2 +A3 )/0.5(A4 +A5 +
A6 +A7 )
【0014】さらに、(iV)カラム分別法による各フラク
ションのアイソタクチック平均連鎖長(以下「Nf 」と
いう)が800以上のものの合計量は全体の10重量%
以上であることが必要であり、好ましくは30重量%以
上、特に好ましくは50重量%である。Nf が800以
上であるものの合計量が10重量%未満では剛性、表面
硬度および耐熱性の改良効果に乏しい。
ションのアイソタクチック平均連鎖長(以下「Nf 」と
いう)が800以上のものの合計量は全体の10重量%
以上であることが必要であり、好ましくは30重量%以
上、特に好ましくは50重量%である。Nf が800以
上であるものの合計量が10重量%未満では剛性、表面
硬度および耐熱性の改良効果に乏しい。
【0015】ここで、カラム分別法とは、前記キシレン
抽出不溶部をパラキシレンに温度130℃で溶解後、セ
ライトを加え、10℃/時間の降温速度で温度30℃ま
で下げ、セライトに付着させ、次に、スラリー状セライ
トをカラムに充填し、パラキシレンを展開液として温度
30℃から2.5℃毎に段階的に温度を上昇し、ポリプ
ロピレンをフラクション別に分取する方法である。詳細
については、Masahiro Kakugo et
al;Macromolecules,vol.21,
p314−319(1988)に記載されている。分取
したポリプロピレンのNf は、前記Nの測定法を用いて
測定される。
抽出不溶部をパラキシレンに温度130℃で溶解後、セ
ライトを加え、10℃/時間の降温速度で温度30℃ま
で下げ、セライトに付着させ、次に、スラリー状セライ
トをカラムに充填し、パラキシレンを展開液として温度
30℃から2.5℃毎に段階的に温度を上昇し、ポリプ
ロピレンをフラクション別に分取する方法である。詳細
については、Masahiro Kakugo et
al;Macromolecules,vol.21,
p314−319(1988)に記載されている。分取
したポリプロピレンのNf は、前記Nの測定法を用いて
測定される。
【0016】本発明の(A)成分の好ましい例として
は、例えばマグネシウム化合物、チタン化合物、ハロゲ
ン含有化合物および電子供与性化合物を必須成分とする
固体触媒を、更に、一般式:TiXa ・Yb (式中、X
はCl,Br、Iのハロゲン原子を、Yは電子供与性化
合物を、aは3もしくは4を、bは3以下の整数をそれ
ぞれ表す)で示されるチタン化合物で処理後、ハロゲン
含有化合物で洗浄し、更に炭化水素で洗浄して得られる
改良固体触媒成分を用いて重合して得られるプロピレン
単独重合体、あるいはこれら重合体の混合物などが挙げ
られる。なかでも、剛性と耐衝撃性とのバランスに優れ
る点から、メルトフローレート(JIS K7210
表1、条件14に準拠して測定)(以下「MFR」とい
う)が20〜50g/10分であるポリプロピレン 5
0〜80重量%とMFRが3〜15g/10分であるポ
リプロピレン 50〜20重量%からなる混合物が好ま
しい。
は、例えばマグネシウム化合物、チタン化合物、ハロゲ
ン含有化合物および電子供与性化合物を必須成分とする
固体触媒を、更に、一般式:TiXa ・Yb (式中、X
はCl,Br、Iのハロゲン原子を、Yは電子供与性化
合物を、aは3もしくは4を、bは3以下の整数をそれ
ぞれ表す)で示されるチタン化合物で処理後、ハロゲン
含有化合物で洗浄し、更に炭化水素で洗浄して得られる
改良固体触媒成分を用いて重合して得られるプロピレン
単独重合体、あるいはこれら重合体の混合物などが挙げ
られる。なかでも、剛性と耐衝撃性とのバランスに優れ
る点から、メルトフローレート(JIS K7210
表1、条件14に準拠して測定)(以下「MFR」とい
う)が20〜50g/10分であるポリプロピレン 5
0〜80重量%とMFRが3〜15g/10分であるポ
リプロピレン 50〜20重量%からなる混合物が好ま
しい。
【0017】また、本発明における(B)プロピレン−
エチレンブロック共重合体(以下「BPP」という)
は、公知の多段重合法を用いて得られる共重合体であ
る。すなわち、第1段の反応でプロピレンを重合した
後、第2段の反応でプロピレンとエチレンとの共重合を
行う方法であり、例えば、特公昭36-15284号公報、特公
昭38-14834号公報、特開昭53-35788号公報、特開昭53-3
5789号公報、特開昭56-55416号公報などに記載されてい
る。
エチレンブロック共重合体(以下「BPP」という)
は、公知の多段重合法を用いて得られる共重合体であ
る。すなわち、第1段の反応でプロピレンを重合した
後、第2段の反応でプロピレンとエチレンとの共重合を
行う方法であり、例えば、特公昭36-15284号公報、特公
昭38-14834号公報、特開昭53-35788号公報、特開昭53-3
5789号公報、特開昭56-55416号公報などに記載されてい
る。
【0018】該BPPのプロピレン−エチレン共重合体
ゴム成分含有量については、通常5〜25重量%であ
り、好ましくは8〜21重量%、特に好ましくは10〜
18重量%である。また、該ゴム成分中のプロピレン含
有量は、通常40〜65重量%であり、好ましくは42
〜63重量%、特に好ましくは45〜60重量%であ
る。
ゴム成分含有量については、通常5〜25重量%であ
り、好ましくは8〜21重量%、特に好ましくは10〜
18重量%である。また、該ゴム成分中のプロピレン含
有量は、通常40〜65重量%であり、好ましくは42
〜63重量%、特に好ましくは45〜60重量%であ
る。
【0019】BPPのMFRは、特に限定するものはな
いが、通常15g/10分以上のものが用いられる。ま
た、第1段の反応で生成するプロピレン単独重合体部分
が下記(i) ないし(iv)の物性を有するものを用いると剛
性および耐熱性に優れる傾向にある。 (i) 25℃におけるキシレン抽出不溶部分 99.0
重量%以上 (ii) アイソタクチックペンタッド分率 98.5%
以上 (iii) アイソタクチック平均連鎖長 500以上 (iv) カラム分別法による各フラクションのアイソタク
チック平均連鎖長が800以上のものの合計量 10
重量%以上
いが、通常15g/10分以上のものが用いられる。ま
た、第1段の反応で生成するプロピレン単独重合体部分
が下記(i) ないし(iv)の物性を有するものを用いると剛
性および耐熱性に優れる傾向にある。 (i) 25℃におけるキシレン抽出不溶部分 99.0
重量%以上 (ii) アイソタクチックペンタッド分率 98.5%
以上 (iii) アイソタクチック平均連鎖長 500以上 (iv) カラム分別法による各フラクションのアイソタク
チック平均連鎖長が800以上のものの合計量 10
重量%以上
【0020】また、本発明に用いる(C)エチレンープ
ロピレンゴム(以下「EPR」という)は、特に制限す
るものではないが、MFRが0.1〜5g/10分、好
ましくは0.5〜4g/10分のものが好適である。ま
た、EPR中のプロピレン含有量は一般に15〜35重
量%であり、好ましくは20〜30重量%である。本発
明のEPRは、第三成分としてエチリデンノルボルネ
ン、ジシクロペンタジェン、1、4ーヘキサジエン、シ
クロオクタジェン、メチレンノルボルネンなどの非共役
ジェンを共重合したエチレン―プロピレン―非共役ジエ
ンゴム(EPDM)であってもよく、また、これらの混
合物を用いることもできる。
ロピレンゴム(以下「EPR」という)は、特に制限す
るものではないが、MFRが0.1〜5g/10分、好
ましくは0.5〜4g/10分のものが好適である。ま
た、EPR中のプロピレン含有量は一般に15〜35重
量%であり、好ましくは20〜30重量%である。本発
明のEPRは、第三成分としてエチリデンノルボルネ
ン、ジシクロペンタジェン、1、4ーヘキサジエン、シ
クロオクタジェン、メチレンノルボルネンなどの非共役
ジェンを共重合したエチレン―プロピレン―非共役ジエ
ンゴム(EPDM)であってもよく、また、これらの混
合物を用いることもできる。
【0021】本発明における(D)エチレン−α−オレ
フィン共重合体は、エチレンと炭素数4〜12のα−オ
レフィンとの共重合体である。α−オレフィンの共重合
割合は、通常多くとも25モル%であり、好ましくは2
0モル%、特に好ましくは5〜15モル%である。α−
オレフィンの具体例としては、1−ブテン、3−メチル
−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル
−1−ペンテン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、ビ
ニルシクロペンタン、ビニルシクロヘキサンなどが挙げ
られる。これらのα−オレフィンは1種類でもよく2種
類以上を混合して使用することもできる。該共重合体の
MFRは一般に0.5〜15g/10分であり、1〜1
3g/10分が好ましく、特に2〜10g/10分が好
適である。また、密度(JISK7112に準拠して測
定)は一般に0.920g/cm3 以下であり、0.9
15g/cm3 以下が好ましく、特に0.910g/c
m3 以下が好適である。
フィン共重合体は、エチレンと炭素数4〜12のα−オ
レフィンとの共重合体である。α−オレフィンの共重合
割合は、通常多くとも25モル%であり、好ましくは2
0モル%、特に好ましくは5〜15モル%である。α−
オレフィンの具体例としては、1−ブテン、3−メチル
−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル
−1−ペンテン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、ビ
ニルシクロペンタン、ビニルシクロヘキサンなどが挙げ
られる。これらのα−オレフィンは1種類でもよく2種
類以上を混合して使用することもできる。該共重合体の
MFRは一般に0.5〜15g/10分であり、1〜1
3g/10分が好ましく、特に2〜10g/10分が好
適である。また、密度(JISK7112に準拠して測
定)は一般に0.920g/cm3 以下であり、0.9
15g/cm3 以下が好ましく、特に0.910g/c
m3 以下が好適である。
【0022】さらに、本発明における(E)タルクはケ
イ酸マグネシウムともいわれ、天然鉱石を荒粉砕、分級
精製する乾式法で製造され、合成樹脂および合成ゴム分
野において充填剤として広く使用されているものであ
る。使用例としては、例えば特開昭53-79938号公報、特
開昭55-120642 号公報、特開昭56-141341 号公報などに
記載されている。該タルクの平均粒径は、一般に5μm
以下であり、0.3〜3.0μmが好ましく、特に0.
4〜2.8μmが好適である。また、タルクの分散性あ
るいは接着性の改良を目的として有機チタネート系カッ
プリング剤、シランカップリング剤、アルミニウム系カ
ップリング剤、脂肪酸、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル
などで処理したものを用いてもよい。
イ酸マグネシウムともいわれ、天然鉱石を荒粉砕、分級
精製する乾式法で製造され、合成樹脂および合成ゴム分
野において充填剤として広く使用されているものであ
る。使用例としては、例えば特開昭53-79938号公報、特
開昭55-120642 号公報、特開昭56-141341 号公報などに
記載されている。該タルクの平均粒径は、一般に5μm
以下であり、0.3〜3.0μmが好ましく、特に0.
4〜2.8μmが好適である。また、タルクの分散性あ
るいは接着性の改良を目的として有機チタネート系カッ
プリング剤、シランカップリング剤、アルミニウム系カ
ップリング剤、脂肪酸、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル
などで処理したものを用いてもよい。
【0023】本発明の組成物に占める(A)成分の組成
割合は25〜40重量%であり、27〜38重量%が好
ましく、特に28〜35重量%が好適である。(A)成
分の割合が25重量%未満では剛性および耐熱性が低下
する。一方、40重量%を超えると耐衝撃性が低下す
る。(B)成分の組成割合は25〜40重量%であり、
26〜38重量%が好ましく、特に27〜36重量%が
好適である。(B)成分の割合が25重量%未満では耐
衝撃性が低下する。一方、40重量%を超えると剛性お
よび耐熱性が損なわれる。(C)成分の組成割合は5〜
15重量%であり、6〜14重量%が好ましく、特に7
〜13重量%が好適である。(C)成分の割合が5重量
%未満では耐衝撃性が低下する。一方、15重量%を超
えると剛性および耐熱性が低下する。
割合は25〜40重量%であり、27〜38重量%が好
ましく、特に28〜35重量%が好適である。(A)成
分の割合が25重量%未満では剛性および耐熱性が低下
する。一方、40重量%を超えると耐衝撃性が低下す
る。(B)成分の組成割合は25〜40重量%であり、
26〜38重量%が好ましく、特に27〜36重量%が
好適である。(B)成分の割合が25重量%未満では耐
衝撃性が低下する。一方、40重量%を超えると剛性お
よび耐熱性が損なわれる。(C)成分の組成割合は5〜
15重量%であり、6〜14重量%が好ましく、特に7
〜13重量%が好適である。(C)成分の割合が5重量
%未満では耐衝撃性が低下する。一方、15重量%を超
えると剛性および耐熱性が低下する。
【0024】(D)成分の組成割合は5〜15重量%で
あり、6〜13重量%が好ましく、特に7〜11重量%
が好適である。(C)成分の割合が5重量%未満では耐
衝撃性が低下する。一方、15重量%を超えると剛性お
よび耐熱性が低下する。また、(E)成分の組成割合は
5〜30重量%であり、10〜28重量%が好ましく、
特に15〜25重量%が好適である。(E)成分の割合
が5重量%未満では剛性および耐熱性が劣る。一方、3
0重量%を超えると耐衝撃性の低下およびブリードアウ
トによる金型汚染を起こすので好ましくない。また、本
発明における(F)造核剤は、下式で示されるフォスフ
ェート系化合物である。
あり、6〜13重量%が好ましく、特に7〜11重量%
が好適である。(C)成分の割合が5重量%未満では耐
衝撃性が低下する。一方、15重量%を超えると剛性お
よび耐熱性が低下する。また、(E)成分の組成割合は
5〜30重量%であり、10〜28重量%が好ましく、
特に15〜25重量%が好適である。(E)成分の割合
が5重量%未満では剛性および耐熱性が劣る。一方、3
0重量%を超えると耐衝撃性の低下およびブリードアウ
トによる金型汚染を起こすので好ましくない。また、本
発明における(F)造核剤は、下式で示されるフォスフ
ェート系化合物である。
【0025】
【化2】 (ただし、R1は酸素、硫黄または炭素数1〜10の炭
化水素基、R2およびR3は同種または異種でもよい水素
または炭素数1〜10の炭化水素基、Mは1〜3価の金
属原子およびnは1〜3の整数を表し、またR2同士、
R3同士またはR2とR3が結合し、環状になっていても
よい)
化水素基、R2およびR3は同種または異種でもよい水素
または炭素数1〜10の炭化水素基、Mは1〜3価の金
属原子およびnは1〜3の整数を表し、またR2同士、
R3同士またはR2とR3が結合し、環状になっていても
よい)
【0026】好ましい造核剤の具体例としては、ナトリ
ウム−2−2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)フォスフェート、ナトリウム−2−2’
−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェート、リチウム−2−2’−メチレン−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト、リチウム−2−2’−エチリデン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム
−2−2’−エチリデン−ビス(4−i−プロピル−6
−t−ブチルフェニル)フォスフェート、リチウム−2
−2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)フォスフェート、リチウム−2−2’−メチ
レン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフェニル)フ
ォスフェート、カルシウム−ビス−[2,2’−チオビ
ス(4−メチル−6−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]、カルシウム−ビス−[2,2’−チオビス(4−
エチル−6−ブチルフェニル)フォスフェート]、カル
シウム−ビス−[2,2’−チオビス(4,6−ジ−ブ
チルフェニル)フォスフェート]、マグネシウム−ビス
−[2,2’−チオビス(4,6−ジ−t−ブチルフェ
ニル)フォスフェート]、マグネシウム−ビス−[2,
2’−チオビス(4−t−オクチルフェニル)フォスフ
ェート、ナトリウム−2,2’−ブチリデン−ビス
(4,6’−ジ−メチルフェニル)フォスフェート、ナ
トリウム−2,2’−ブチリデン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム−
2,2’−オクチルメチレン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フォスフェート、カルシウム−ビス−
[2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)フォスフェート]、マグネシウム−ビス−
[2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)フォスフェート]、バリウム−ビス−[2,
2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェート]、ナトリウム−2,2’−メチレ
ン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フォ
スフェート、ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス
(4−エチル−6−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト、ナトリウム(4,4’−ジメチル−5,6’−ジ−
t−ブチル−2,2’−ビフェニル)フォスフェート、
カルシウム−ビス−[(4,4’−ジメチル−6,6’
−ジ−t−ブチル−2,2’−ビフェニル)フォスフェ
ート]、ナトリウム−2,2’−エチリデン−ビス−
(4−m−ブチル6−t−ブチルフェニル)フォスフェ
ート、ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4,6
−ジ−メチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム−
2,2’−メチレン−ビス−(4,6−ジ−エチルフェ
ニル)フォスフェート、カリウム−2,2’−エチリデ
ン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォス
フェート、カルシウム−2,2−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート、
マグネシウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]、バリウム−ビス−[2,2’−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]、アルミニウム−トリス−[2,2’−メチレン−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]、アルミニウム−トリス−[2,2’−エチリデン
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ
ート]などが挙げられる。これらの造核剤は1種でもよ
く2種以上を併用することもできる。これらの中でも、
とりわけナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリ
ウム−2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フォスフェートが好ましい。これら造
核剤の添加量は、(A)〜(D)成分の合計量100重
量部に対し、0.05〜0.4重量部であり、好ましく
は0.08〜0.3重量部、特に0.1〜0.2重量部
が好適である。
ウム−2−2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)フォスフェート、ナトリウム−2−2’
−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェート、リチウム−2−2’−メチレン−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト、リチウム−2−2’−エチリデン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム
−2−2’−エチリデン−ビス(4−i−プロピル−6
−t−ブチルフェニル)フォスフェート、リチウム−2
−2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)フォスフェート、リチウム−2−2’−メチ
レン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフェニル)フ
ォスフェート、カルシウム−ビス−[2,2’−チオビ
ス(4−メチル−6−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]、カルシウム−ビス−[2,2’−チオビス(4−
エチル−6−ブチルフェニル)フォスフェート]、カル
シウム−ビス−[2,2’−チオビス(4,6−ジ−ブ
チルフェニル)フォスフェート]、マグネシウム−ビス
−[2,2’−チオビス(4,6−ジ−t−ブチルフェ
ニル)フォスフェート]、マグネシウム−ビス−[2,
2’−チオビス(4−t−オクチルフェニル)フォスフ
ェート、ナトリウム−2,2’−ブチリデン−ビス
(4,6’−ジ−メチルフェニル)フォスフェート、ナ
トリウム−2,2’−ブチリデン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム−
2,2’−オクチルメチレン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フォスフェート、カルシウム−ビス−
[2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)フォスフェート]、マグネシウム−ビス−
[2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)フォスフェート]、バリウム−ビス−[2,
2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェート]、ナトリウム−2,2’−メチレ
ン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フォ
スフェート、ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス
(4−エチル−6−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト、ナトリウム(4,4’−ジメチル−5,6’−ジ−
t−ブチル−2,2’−ビフェニル)フォスフェート、
カルシウム−ビス−[(4,4’−ジメチル−6,6’
−ジ−t−ブチル−2,2’−ビフェニル)フォスフェ
ート]、ナトリウム−2,2’−エチリデン−ビス−
(4−m−ブチル6−t−ブチルフェニル)フォスフェ
ート、ナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4,6
−ジ−メチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム−
2,2’−メチレン−ビス−(4,6−ジ−エチルフェ
ニル)フォスフェート、カリウム−2,2’−エチリデ
ン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォス
フェート、カルシウム−2,2−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート、
マグネシウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]、バリウム−ビス−[2,2’−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]、アルミニウム−トリス−[2,2’−メチレン−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]、アルミニウム−トリス−[2,2’−エチリデン
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ
ート]などが挙げられる。これらの造核剤は1種でもよ
く2種以上を併用することもできる。これらの中でも、
とりわけナトリウム−2,2’−メチレン−ビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリ
ウム−2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フォスフェートが好ましい。これら造
核剤の添加量は、(A)〜(D)成分の合計量100重
量部に対し、0.05〜0.4重量部であり、好ましく
は0.08〜0.3重量部、特に0.1〜0.2重量部
が好適である。
【0027】本発明の樹脂組成物は、公知の混合方法、
例えばリボンブレンダー、タンブラー、ヘンシェルミキ
サーなどを用いて各成分を混合し、さらにニーダー、ミ
キシングロール、バンバリーミキサー、押出機などを用
いて溶融混合して得られる。溶融混合時の温度は、通常
170〜300℃であり、好ましくは190〜280℃
で行うとよい。得られた組成物は、公知の溶融成形法お
よび圧縮成形法により、フィルム、シート、チューブ、
ボトルなどに成形し単体での使用あるいは他の材料を積
層して積層体としても使用することができる。
例えばリボンブレンダー、タンブラー、ヘンシェルミキ
サーなどを用いて各成分を混合し、さらにニーダー、ミ
キシングロール、バンバリーミキサー、押出機などを用
いて溶融混合して得られる。溶融混合時の温度は、通常
170〜300℃であり、好ましくは190〜280℃
で行うとよい。得られた組成物は、公知の溶融成形法お
よび圧縮成形法により、フィルム、シート、チューブ、
ボトルなどに成形し単体での使用あるいは他の材料を積
層して積層体としても使用することができる。
【0028】さらに、本発明の樹脂組成物には、当業者
に慣用されている添加剤、例えば酸化防止剤、耐候性安
定剤、帯電防止剤、滑剤、ブロッキング防止剤、防曇
剤、顔料、可塑剤、柔軟剤などを本発明の目的を損なわ
ない範囲で適宜配合できる。
に慣用されている添加剤、例えば酸化防止剤、耐候性安
定剤、帯電防止剤、滑剤、ブロッキング防止剤、防曇
剤、顔料、可塑剤、柔軟剤などを本発明の目的を損なわ
ない範囲で適宜配合できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明する。なお、プロピレンおよびエチレン−プロピレン
ゴムのMFRはJIS K7210に準拠し、表1条件
14で、エチレン−α−オレフィン共重合体は同表条件
4でそれぞれ測定した。曲げ弾性率はJIS K720
3に準拠した。アイゾット衝撃強度はJIS K711
0に準拠し、ノッチ付きで測定した。荷重たわみ温度は
JIS K7207B法に準拠し、荷重4.6kgで測
定した。ロックウェル硬度はJIS K7202に準拠
しスケールRで測定した。
明する。なお、プロピレンおよびエチレン−プロピレン
ゴムのMFRはJIS K7210に準拠し、表1条件
14で、エチレン−α−オレフィン共重合体は同表条件
4でそれぞれ測定した。曲げ弾性率はJIS K720
3に準拠した。アイゾット衝撃強度はJIS K711
0に準拠し、ノッチ付きで測定した。荷重たわみ温度は
JIS K7207B法に準拠し、荷重4.6kgで測
定した。ロックウェル硬度はJIS K7202に準拠
しスケールRで測定した。
【0030】また、使用したポリプロピレンの製造例を
以下に示す。 (a)固体触媒の調製 無水塩化マグネシウム56.8g(597mmol)
を、無水エタノール100g(174mmol)、出光
興産社製ワセリンオイル(CP15N)500mlおよ
び信越シリコーン社製シリコーン油(KF96)500
mlからなる混合液に窒素雰囲気下、120℃で完全溶
解した。この混合物を特殊機化工業社製TKホモミキサ
ーを用いて120℃、3000回転/分で3分間撹拌し
た。次いで、撹拌を維持しながら2リットルの無水ヘプ
タン中に0℃以下を維持するように冷却しながら移送し
た。得られた白色固体は無水ヘプタンで十分洗浄し、室
温下で真空乾燥した。得られた白色固体30gを無水ヘ
プタン200ml中に懸濁させ、0℃で撹拌しながら四
塩化チタン500ml(4.5mol)を1時間かけて
滴下した。次に、加熱を始めて40℃になったところで
フタル酸ジイソブチル4.96g(17.8mmol)
を加え、100℃まで約1時間で上昇させた。100℃
で2時間反応した後、熱時ろ過にて固体部分を採取し
た。得られた固体部分に四塩化チタン500ml(4.
5mol)を加え、撹拌下120℃で1時間反応した
後、再度熱時ろ過にて固体部分を採取し、60℃のヘキ
サン1リットルで7回、さらに室温のヘキサン1リット
ルで3回洗浄した。
以下に示す。 (a)固体触媒の調製 無水塩化マグネシウム56.8g(597mmol)
を、無水エタノール100g(174mmol)、出光
興産社製ワセリンオイル(CP15N)500mlおよ
び信越シリコーン社製シリコーン油(KF96)500
mlからなる混合液に窒素雰囲気下、120℃で完全溶
解した。この混合物を特殊機化工業社製TKホモミキサ
ーを用いて120℃、3000回転/分で3分間撹拌し
た。次いで、撹拌を維持しながら2リットルの無水ヘプ
タン中に0℃以下を維持するように冷却しながら移送し
た。得られた白色固体は無水ヘプタンで十分洗浄し、室
温下で真空乾燥した。得られた白色固体30gを無水ヘ
プタン200ml中に懸濁させ、0℃で撹拌しながら四
塩化チタン500ml(4.5mol)を1時間かけて
滴下した。次に、加熱を始めて40℃になったところで
フタル酸ジイソブチル4.96g(17.8mmol)
を加え、100℃まで約1時間で上昇させた。100℃
で2時間反応した後、熱時ろ過にて固体部分を採取し
た。得られた固体部分に四塩化チタン500ml(4.
5mol)を加え、撹拌下120℃で1時間反応した
後、再度熱時ろ過にて固体部分を採取し、60℃のヘキ
サン1リットルで7回、さらに室温のヘキサン1リット
ルで3回洗浄した。
【0031】(b)TiCl4 [C6 H4 ( COOiC
4 H9)2]の調製 四塩化チタン19g(100mmol)を含むヘキサン
1リットルの溶液に、フタル酸ジイソブチル27.8g
(100mmol)を、0℃を維持しながら約30分間
で滴下した。滴下終了後、40℃に昇温し30分間反応
した。反応終了後、固体部分を採取しヘキサン500m
lで5回洗浄し目的物を得た。
4 H9)2]の調製 四塩化チタン19g(100mmol)を含むヘキサン
1リットルの溶液に、フタル酸ジイソブチル27.8g
(100mmol)を、0℃を維持しながら約30分間
で滴下した。滴下終了後、40℃に昇温し30分間反応
した。反応終了後、固体部分を採取しヘキサン500m
lで5回洗浄し目的物を得た。
【0032】(c)重合触媒成分の調製 上記(a)で得られた固体触媒20gをトルエン300
mlに懸濁させ、25℃で上記(b)で得られたTiC
l4 [C6 H4 ( COOiC4 H9)2]5.2g(11m
mol)で1時間処理して担持させた。担持終了後、熱
時ろ過にて固体部分を採取し、トルエン300mlと四
塩化チタン10ml(90mmol)に再懸濁させ、9
0℃で1時間撹拌洗浄し、熱時ろ過にて固体部分を採取
し、その後、この反応物を90℃のトルエン500ml
で5回、室温のヘキサン500mlで3回洗浄した。
mlに懸濁させ、25℃で上記(b)で得られたTiC
l4 [C6 H4 ( COOiC4 H9)2]5.2g(11m
mol)で1時間処理して担持させた。担持終了後、熱
時ろ過にて固体部分を採取し、トルエン300mlと四
塩化チタン10ml(90mmol)に再懸濁させ、9
0℃で1時間撹拌洗浄し、熱時ろ過にて固体部分を採取
し、その後、この反応物を90℃のトルエン500ml
で5回、室温のヘキサン500mlで3回洗浄した。
【0033】予備重合 窒素雰囲気下、内容積3リットルのオートクレーブ中
に、n−ヘプタン500ml、トリエチルアルミニウム
6.0g(53mmol)、ジシクロペンチルジメトキ
シシラン3.9g(17mmol)、および上記(c)
で得られた重合触媒成分10gを投入し、0〜5℃の温
度範囲で5分間撹拌した。次に、重合触媒成分1gあた
り10gのプロピレンが重合するようにプロピレンをオ
ートクレーブ中に供給し、0〜5℃の温度範囲で1時間
予備重合した。得られた予備重合固体触媒成分は、n−
ヘプタンで500mlで3回洗浄を行い、以下の本重合
に使用した。
に、n−ヘプタン500ml、トリエチルアルミニウム
6.0g(53mmol)、ジシクロペンチルジメトキ
シシラン3.9g(17mmol)、および上記(c)
で得られた重合触媒成分10gを投入し、0〜5℃の温
度範囲で5分間撹拌した。次に、重合触媒成分1gあた
り10gのプロピレンが重合するようにプロピレンをオ
ートクレーブ中に供給し、0〜5℃の温度範囲で1時間
予備重合した。得られた予備重合固体触媒成分は、n−
ヘプタンで500mlで3回洗浄を行い、以下の本重合
に使用した。
【0034】本重合 窒素雰囲気下、内容積60リットルの撹拌機付きオート
クレーブに上記の方法で調整された予備重合固体触媒成
分2.0g、トリエチルアルミニウム11.4g(10
0mmol)、ジシクロペンチルジメトキシシラン6.
84g(30mmol)を入れ、温度70℃でプロピレ
ンを圧入し1時間重合を行った。その後、未反応のプロ
ピレンおよび水素を除去し重合を終結させた。その結
果、MFRが25.1g/10分であるポリプロピレン
(以下「PP1」という)を得た。同様にして、重合時
の水素の装入量を調整し、MFRが43.7g/10分
であるポリプロピレン(以下「PP2」という)、MF
Rが7.0g/10分であるポリプロピレン(以下「P
P3」という)およびMFRが12.4g/10分であ
るポリプロピレン(以下「PP4」という)を得た。
クレーブに上記の方法で調整された予備重合固体触媒成
分2.0g、トリエチルアルミニウム11.4g(10
0mmol)、ジシクロペンチルジメトキシシラン6.
84g(30mmol)を入れ、温度70℃でプロピレ
ンを圧入し1時間重合を行った。その後、未反応のプロ
ピレンおよび水素を除去し重合を終結させた。その結
果、MFRが25.1g/10分であるポリプロピレン
(以下「PP1」という)を得た。同様にして、重合時
の水素の装入量を調整し、MFRが43.7g/10分
であるポリプロピレン(以下「PP2」という)、MF
Rが7.0g/10分であるポリプロピレン(以下「P
P3」という)およびMFRが12.4g/10分であ
るポリプロピレン(以下「PP4」という)を得た。
【0035】また、比較例用として次の5種類のポリプ
ロピレンを用いた。東ソー・アクゾ社製AA型三塩化チ
タン、ジエチルアルミニウムクロライドを触媒成分とし
て用い、重合時の水素濃度を調整して、MFRが32.
2g/10分であるポリプロピレン(以下「PP5」と
いう)、MFRが3.2g/10分であるポリプロピレ
ン(以下「PP6」という)およびMFRが0.8g/
10分であるポリプロピレン(以下「PP7」という)
を得た。また、上記(a)〜(c)の操作のうち、
(a)のみの操作を行って予備重合および本重合を行
い、重合時のジシクロペンチルジメトキシシランとトリ
エチルアルミニウムのモル比を0.01で実施して得た
MFRが6.8g/10分であるポリプロピレン(以下
「PP8」という)および上記モル比を0.3で実施し
て得たMFRが10.8g/10分であるポリプロピレ
ン(以下「PP9」という)を用いた。以上のポリプロ
ピレンについて、XI、IP、NおよびNf を測定し
た。その結果を表2に示す。
ロピレンを用いた。東ソー・アクゾ社製AA型三塩化チ
タン、ジエチルアルミニウムクロライドを触媒成分とし
て用い、重合時の水素濃度を調整して、MFRが32.
2g/10分であるポリプロピレン(以下「PP5」と
いう)、MFRが3.2g/10分であるポリプロピレ
ン(以下「PP6」という)およびMFRが0.8g/
10分であるポリプロピレン(以下「PP7」という)
を得た。また、上記(a)〜(c)の操作のうち、
(a)のみの操作を行って予備重合および本重合を行
い、重合時のジシクロペンチルジメトキシシランとトリ
エチルアルミニウムのモル比を0.01で実施して得た
MFRが6.8g/10分であるポリプロピレン(以下
「PP8」という)および上記モル比を0.3で実施し
て得たMFRが10.8g/10分であるポリプロピレ
ン(以下「PP9」という)を用いた。以上のポリプロ
ピレンについて、XI、IP、NおよびNf を測定し
た。その結果を表2に示す。
【0036】なお、IPの測定条件は以下のとおりであ
る。 測定器 日本電子社製 JNM−GSX400 測定モード :プロトンデカップリング法 パルス幅 :8.0μs パルス繰返時間 :3.0s 積算回数 :20000回 溶 媒 :1,2,4−トリクロロベンゼン/
重ベンゼンの混合溶媒(75/25重量%) 内部循環 :ヘキサメチルジシロキサン 試料濃度 :300mg/3.0ml溶媒 測定温度 :120℃
る。 測定器 日本電子社製 JNM−GSX400 測定モード :プロトンデカップリング法 パルス幅 :8.0μs パルス繰返時間 :3.0s 積算回数 :20000回 溶 媒 :1,2,4−トリクロロベンゼン/
重ベンゼンの混合溶媒(75/25重量%) 内部循環 :ヘキサメチルジシロキサン 試料濃度 :300mg/3.0ml溶媒 測定温度 :120℃
【0037】また、プロピレン−エチレンブロック共重
合体として、前述のPP1と同様、(a)〜(c)の触
媒調整および予備重合を行った後、次の本重合を行って
得たものを用いた。 ・第1段重合:ホモポリプロピレンの重合 窒素雰囲気下、内容積60リットルの攪拌機付きオート
クレーブに前記方法で調整された予備重合固体触媒2.
0g、トリエチルアルミニウム11.4g、ジシクロペ
ンチルジメトキシシラン6.84gを投入し、次いでプ
ロピレン、水素を装入し70℃に加温し1時間重合を行
った。1時間経過後、未反応のプロピレンを除去し反応
を終結した。反応終了後、反応生成物をサンプリングし
た。 ・第2段重合:プロピレン−エチレン共重合体の重合 次に、エチレン/プロピレンの混合比を調整すると同時
に水素を供給し、温度70℃で40分間反応した。反応
後未反応ガスを除去し、ゴム成分含有量が14.5重量
%であり、かつゴム成分中のプロピレン含有量が55.
1重量%である共重合体(以下「BPP1」という)を
得た。同様にして、エチレン/プロピレンの混合比を変
えて、ゴム成分含有量が19.3重量%であり、かつゴ
ム成分中のプロピレン含有量が62.4重量%である共
重合体(以下「BPP2」という)およびゴム成分含有
量が28.6重量%であり、かつゴム成分中のプロピレ
ン含有量が67.9重量%である共重合体(以下「BP
P3」という)を得た。 以上の共重合体を製造の際サンプリングした、プロピレ
ン単独重合体部について、XI、IP、NおよびNf を
測定した、その結果を表2に示す。
合体として、前述のPP1と同様、(a)〜(c)の触
媒調整および予備重合を行った後、次の本重合を行って
得たものを用いた。 ・第1段重合:ホモポリプロピレンの重合 窒素雰囲気下、内容積60リットルの攪拌機付きオート
クレーブに前記方法で調整された予備重合固体触媒2.
0g、トリエチルアルミニウム11.4g、ジシクロペ
ンチルジメトキシシラン6.84gを投入し、次いでプ
ロピレン、水素を装入し70℃に加温し1時間重合を行
った。1時間経過後、未反応のプロピレンを除去し反応
を終結した。反応終了後、反応生成物をサンプリングし
た。 ・第2段重合:プロピレン−エチレン共重合体の重合 次に、エチレン/プロピレンの混合比を調整すると同時
に水素を供給し、温度70℃で40分間反応した。反応
後未反応ガスを除去し、ゴム成分含有量が14.5重量
%であり、かつゴム成分中のプロピレン含有量が55.
1重量%である共重合体(以下「BPP1」という)を
得た。同様にして、エチレン/プロピレンの混合比を変
えて、ゴム成分含有量が19.3重量%であり、かつゴ
ム成分中のプロピレン含有量が62.4重量%である共
重合体(以下「BPP2」という)およびゴム成分含有
量が28.6重量%であり、かつゴム成分中のプロピレ
ン含有量が67.9重量%である共重合体(以下「BP
P3」という)を得た。 以上の共重合体を製造の際サンプリングした、プロピレ
ン単独重合体部について、XI、IP、NおよびNf を
測定した、その結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】エチレン−プロピレンゴムとして、MFR
が4.5g/10分であり、プロピレン含有量が30.
3重量%であるゴム(以下「EPR1」という)、MF
Rが1.1g/10分であり、プロピレン含有量が2
6.1重量%であるゴム(以下「EPR2」という)お
よびMFRが6.5g/10分であり、プロピレン含有
量が36.8重量%であるゴム(以下「EPR3」とい
う)を用いた。
が4.5g/10分であり、プロピレン含有量が30.
3重量%であるゴム(以下「EPR1」という)、MF
Rが1.1g/10分であり、プロピレン含有量が2
6.1重量%であるゴム(以下「EPR2」という)お
よびMFRが6.5g/10分であり、プロピレン含有
量が36.8重量%であるゴム(以下「EPR3」とい
う)を用いた。
【0040】エチレン−α−オレフィン共重合体とし
て、MFRが1.4g/10分であり、密度が0.90
5g/cm3 であり、かつブテン−1含有量が8.7モ
ル%である共重合体(以下「PEC1」という)、MF
Rが7.5g/10分であり、密度が0.899g/c
m3 であり、かつブテン−1含有量が10.9モル%で
ある共重合体(以下「PEC2」という)およびMFR
が18.7g/10分であり、密度が0.915g/c
m3 であり、かつブテン−1含有量が26モル%である
共重合体(以下「PEC3」という)を用いた。
て、MFRが1.4g/10分であり、密度が0.90
5g/cm3 であり、かつブテン−1含有量が8.7モ
ル%である共重合体(以下「PEC1」という)、MF
Rが7.5g/10分であり、密度が0.899g/c
m3 であり、かつブテン−1含有量が10.9モル%で
ある共重合体(以下「PEC2」という)およびMFR
が18.7g/10分であり、密度が0.915g/c
m3 であり、かつブテン−1含有量が26モル%である
共重合体(以下「PEC3」という)を用いた。
【0041】タルクとして、平均粒径が2.3μm、比
表面積が4.0m2 /gであるタルク(以下「TALC
1」という)および平均粒径が11.0μm、比表面積
が3.4m2 /gであるタルク(以下「TALC2」と
いう)を用いた。さらに、造核剤としてナトリウム−
2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェートを用いた。
表面積が4.0m2 /gであるタルク(以下「TALC
1」という)および平均粒径が11.0μm、比表面積
が3.4m2 /gであるタルク(以下「TALC2」と
いう)を用いた。さらに、造核剤としてナトリウム−
2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェートを用いた。
【0042】実施例1〜7、比較例1〜7 表3に種類および配合量が示されているポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレンブロック共重合体、エチレン
−プロピレンゴム、エチレン−α−オレフィン共重合
体、タルクおよび造核剤(配合量は樹脂分の合計量10
0重量部に対する重量部で表す)を川田製作所社製スー
パーミキサー(SMV20型)を用いて混合し、ナカタ
ニ機械社製二軸押出機(AS30型)を用いてペレット
化した。得られた各ペレットを東芝機械社製射出成形機
(IS−170FII)を用いて、温度220℃、金型冷
却温度50℃で各試験片を作製した。得られた試験片を
相対湿度50%、温度23℃の恒温室に2日放置後、曲
げ弾性率、アイゾット衝撃強度(ノッチ付き)、荷重た
わみ温度およびロックウェル硬度を測定した。得られた
結果を表4に示す。
ン、プロピレン−エチレンブロック共重合体、エチレン
−プロピレンゴム、エチレン−α−オレフィン共重合
体、タルクおよび造核剤(配合量は樹脂分の合計量10
0重量部に対する重量部で表す)を川田製作所社製スー
パーミキサー(SMV20型)を用いて混合し、ナカタ
ニ機械社製二軸押出機(AS30型)を用いてペレット
化した。得られた各ペレットを東芝機械社製射出成形機
(IS−170FII)を用いて、温度220℃、金型冷
却温度50℃で各試験片を作製した。得られた試験片を
相対湿度50%、温度23℃の恒温室に2日放置後、曲
げ弾性率、アイゾット衝撃強度(ノッチ付き)、荷重た
わみ温度およびロックウェル硬度を測定した。得られた
結果を表4に示す。
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、剛性、耐衝撃
性、耐熱性および表面硬度などのバランスに優れるの
で、特に自動車部品、電気・電子部品、包装材料分野な
どに有用である。
性、耐熱性および表面硬度などのバランスに優れるの
で、特に自動車部品、電気・電子部品、包装材料分野な
どに有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポリプロピレンのメチル領域における核磁気共
鳴スペクトルの例である。
鳴スペクトルの例である。
a スペクトル図 b aの拡大図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 23/00 - 23/36
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)下記(i)ないし(iv)の物性を有す
るポリプロピレン 25〜40重量%、 (i)25℃におけるキシレン抽出不溶部分 99.0
重量%以上 (ii)アイソタクチックペンタッド分率 98.5%以
上 (iii)アイソタクチック平均連鎖長 500以上 (iv)カラム分別法による各フラクションのアイソタクチ
ック平均連鎖長が800以上のものの合計量 10重
量%以上 (B)プロピレン−エチレンブロック共重合体 25
〜45重量%、 (C)エチレン−プロピレンゴム 5〜15重量%、 (D)エチレン−α−オレフィン共重合体 5〜15
重量%および (E)タルク 5〜30重量%[ただし、(A)+
(B)+(C)+(D)+ (E)=100重量%]からなるプロピレン樹脂組成
物。 - 【請求項2】 (A)ポリプロピレンが、それぞれが上
記(i) ないし(iv)の物性を有する、メルトフローレート
20〜50g/10分であるポリプロピレン50〜80
重量%およびメルトフローレート3〜15g/10分で
あるポリプロピレン 50〜20重量%からなる混合物
である請求項1記載のプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項3】 (B)プロピレンーエチレンブロック共
重合体のプロピレン―エチレン共重合体ゴム成分が5〜
25重量%であり、かつ該ゴム成分中のプロピレン含有
量が40〜65重量%である請求項1または請求項2記
載のプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項4】 (B)プロピレン−エチレンブロック共
重合体のプロピレン−エチレン共重合体ゴム成分が5〜
25重量%であり、該ゴム成分中のプロピレン含有量が
50〜65重量%であり、かつプロピレン単独重合体部
分が下記(i)ないし(iv)の物性を有する請求項1または
請求項2記載のプロピレン樹脂組成物。 (i) 25℃におけるキシレン抽出不溶部分 99.0
重量%以上 (ii) アイソタクチックペンタッド分率 98.5%
以上 (iii) アイソタクチック平均連鎖長 500以上 (iv) カラム分別法による各フラクションのアイソタク
チック平均連鎖長が800以上のものの合計量 10
重量%以上 - 【請求項5】 (E)タルクの平均粒径が5.0μm以
下であり、かつ比表面積が3m2/g以上である請求項
1または請求項2記載のプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項6】 請求項1に加えて、(A)ないし(D)
の樹脂成分合計100重量部に対し、下記式で示される
(F)造核剤 0.05〜0.4重量部を配合して得ら
れるプロピレン樹脂組成物。 【化1】 (ただし、R1は酸素、硫黄または炭素数1〜10の炭
化水素基、R2およびR3は同種または異種でもよい水素
または炭素数1〜10の炭化水素基、Mは1〜3価の金
属原子およびnは1〜3の整数を表し、またR2同士、
R3同士またはR2とR3が結合し、環状になっていても
よい)
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6195600A JP2839840B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | プロピレン樹脂組成物 |
US08/514,138 US5563194A (en) | 1994-08-19 | 1995-08-11 | Propylene resin composition |
EP95112867A EP0699711B1 (en) | 1994-08-19 | 1995-08-16 | Propylene resin composition |
DE69501298T DE69501298T2 (de) | 1994-08-19 | 1995-08-16 | Polypropylenzusammensetzung |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6195600A JP2839840B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | プロピレン樹脂組成物 |
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JPH0859921A JPH0859921A (ja) | 1996-03-05 |
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Family
ID=16343856
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6195600A Expired - Fee Related JP2839840B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | プロピレン樹脂組成物 |
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---|---|
US (1) | US5563194A (ja) |
EP (1) | EP0699711B1 (ja) |
JP (1) | JP2839840B2 (ja) |
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KR20180103570A (ko) | 2017-03-10 | 2018-09-19 | 현대자동차주식회사 | 폴리프로필렌 수지 조성물 및 이의 성형품 |
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