JP2839382B2 - コンクリート基礎の梁筋結合構造 - Google Patents

コンクリート基礎の梁筋結合構造

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康夫 中嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般住宅の建設におい
て、コンクリート基礎の内部に配置する梁筋ユニットの
結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般住宅の建設時において、コン
クリート基礎を造成する場合に、該コンクリート基礎の
内部に埋め込んで、基礎を強固にする為の配筋工事は、
大部分が現場で行われてきたのである。即ち、鉄筋の材
料となる棒鋼をカッターで必要長さに切断し、ベンダー
にて必要な曲げ加工を施し、次に締結針金で締結するこ
とにより、必要なコンクリート基礎形状に沿った配筋を
完了していたのである。全て現場において配筋の作成と
取付施工を行う為に、コンクリート基礎の造成工期や工
数が掛かり、熟練した鉄筋工がやったとしても、切断寸
法のバラツキが発生し、梁筋ユニット同士の結合部にお
いて、必要とする定着寸法がとれていないという不具合
が発生していたのである。またベンダーにより現場で曲
げ加工をする為に、曲げ曲率寸法のバラツキがあり、標
準規定に沿っていない配筋が行われる場合があったので
ある。また直線的に高低の梁筋の結合部分においては、
特に鉄筋が多く配置され、それらが絡み合う為に施工が
困難であり、熟練した鉄筋工でも施工が困難であったの
である。そしてこれらの不具合が、熟練した鉄筋工の不
足と共に、期日内に於ける完工を不可能とし、住宅建設
のコストの上昇を導いていたのである。
【0003】また、工場において標準部品として構成し
た低側梁筋ユニットU1と高側梁筋ユニットU2を連結
する為には、低側梁筋ユニットU1の上部の梁筋1と、
高側梁筋ユニットU2の上部の梁筋1とが直線上に来な
いので、強度を得るに十分な定着長さを取ることが出来
ないのである。本発明はこのように、高低のある梁筋ユ
ニットUを連結する構成をも標準化して、簡単な結合構
成でありながら、十分な結合部分の強度を得ることが出
来るように構成するものである。即ち、高側梁筋ユニッ
トU2の側の上下の梁筋1を連結する「コ」字連結筋1
4・14を構成し、該「コ」字連結筋14・14と、低
側梁筋ユニットU1の梁筋1から突出した直線連結筋1
6・17とを密着させることにより、コンパクトな結合
部を構成したものである。
【0004】
【発明が解決すべき課題】本発明は、上記従来技術の不
具合を解消し、建設現場において、カッターやベンダー
を駆使して、熟練した鉄筋工が配筋の作成と結合等を行
う必要が無いように、工場において梁筋ユニットUを標
準部品として製造し、この標準の梁筋ユニットUを組合
せて、結合部のみを特殊な「コ」字連結筋14・14を
付加することにより、熟練鉄筋工でなくとも必要な定着
長さを確実に具備した配筋を、短時間で施工可能とした
ものである。この為に、梁筋ユニットUを数種類の標準
品として、工場において製造し、該標準の梁筋ユニット
Uを並べて、T字型結合部分において、「コ」字連結筋
14・14と直線連結筋16・17を後付けするだけ
で、規定に合致した定着長さが得られるように構成した
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべく課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。即ち、フープ筋3と梁筋1により構成した低側梁
筋ユニットU1と、同様にフープ筋3と梁筋1により構
成するが、高さの異なる高側梁筋ユニットU2を、直線
的に結合する梁筋ユニット結合部において、高側梁筋ユ
ニットU2の上下の梁筋1・1より突出する「コ」字連
結筋14・14を設け、また低側梁筋ユニットU1の梁
筋1・1より突出する直線連結筋16・17を配置し、
該直線連結筋16・17を高側梁筋ユニットU2の内部
に挿入し、「コ」字連結筋14・14と直線連結筋16
・17とを重複連結したものである。
【0006】
【作用】次に本発明の作用を説明する。住宅の建築現場
においては、最初に敷地のコンクリート基礎の位置に溝
を掘り、次に砂利を敷いて、該砂利の上に捨てコンリー
トを打設する。該捨てコンクリートの上に、梁筋ユニッ
トUを配置するのである。そしてコンクリート基礎の配
置は、住宅の設計仕様により、各々相違するので、梁筋
ユニットUもそれぞれ相違するものが必要なのであり、
従来は現場において、設計に合わせて鉄筋工が梁筋ユニ
ットUを製作し、高低差のある直線部分の結合も行って
いたのである。これに対して、本発明においては、工場
において製造した単位長さの標準梁筋ユニットUを、設
計図面に従って必要数だけ現場に搬送し、捨てコンクリ
ートの上に載置した後に、単位梁筋ユニットU毎を、T
字型結合の部分を直線の部分や、コーナー部分において
締結作業を行い、全体の配筋を終了するのである。本発
明は該単位の高側梁筋ユニットU2と低側梁筋ユニット
U1の高低差のある部分の結合を、簡単な形状であっ
て、これも工場で作成した「コ」字連結筋14・14と
直線連結筋16・17を挿入することにより結合するも
のである。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の高低差のある直線結合部を示す斜視図、図2は標準
梁筋ユニットUの多様性を示す図面、図3は本発明のコ
ンクリート基礎の側面断面図、図4は住宅建設予定地の
コンクリート基礎の平面図である。図4においては、一
般住宅のコンクリート基礎の実施例の平面図である。そ
して該コンクリート基礎の一部に床下侵入口や玄関部分
を作る場合において、梁筋ユニットに高低差の有るもの
を設ける必要が出てくるのである。図4において示す如
く、低側梁筋ユニットU1と高側梁筋ユニットU2を直
線的に結合する部分において、梁筋に高低差が出来るの
である。
【0008】図4において、コンクリート基礎の内部に
は梁筋ユニットUがそれぞれ配置されており、該梁筋ユ
ニットUは長さの異なるものを配置し、それぞれの梁筋
ユニットUの間を連結することにより、全体の配筋を行
っている。そしてそれぞれの梁筋ユニットUは長さが異
なるので、工場において梁筋ユニットUを製作する場合
には、図2の様に、長さと高さの異なる梁筋ユニットU
を、標準部品として精密に機械式のカッターとベンダー
を使用して作成しているのである。そして、住宅の設計
仕様が決定した後において、それぞれのコンクリート基
礎の部分に必要な梁筋ユニットUの長さと高さを決定
し、これを工場から出荷し、現場では捨てコンの上に、
工場から出荷した梁筋ユニットUを載置し、それぞれの
端部毎に連結するだけで良いように構成している。
【0009】また図2に示す如く、標準の梁筋ユニット
Uにおいては、端部の4本程度のフープ筋3は非溶接状
態として工場出荷しているのである。このように左右端
部のフープ筋3を外しておくことにより、端部を他の梁
筋ユニットUと結合する際において、「コ」字連結筋1
4・14のような結合鉄筋の挿入や結合針金による固定
が簡単に出来るのである。そして「コ」字連結筋14・
14等の結合鉄筋を配置した後に、残ったフープ筋3を
溶接や結束バンドにより固定するのである。
【0010】次にコンクリート基礎の造成方法を図3に
おいて説明する。住宅の敷地にコンクリート基礎の構築
位置に沿って溝を掘り、該溝の底に砂利12を敷設し、
該砂利12の上に捨てコン11を打設する。そして該捨
てコン11の上に梁筋載置台8を載置し、該梁筋載置台
8の上に低側梁筋ユニットU1と高側梁筋ユニットU2
を載置している。また梁筋載置台8の両側にメタルフォ
ーム載置台6を調節ボルト7の上に載置し、該メタルフ
ォーム載置台6の上に前後のメタルフォーム2・2を載
置している。メタルフォーム載置台6の上に載置したメ
タルフォーム2・2の下端両側と捨てコン11との間に
ベース枠10を立て掛けて、該ベース枠10が外れ無い
ように、掛け土13を行う。
【0011】メタルフォーム2・2の上端はアンカーボ
ルト支持金具4を架設し、該アンカーボルト支持金具4
によりアンカーボルト5の上部を固定している。該アン
カーボルト5の下部は梁筋ユニットUに結束バンドによ
り固定している。また梁筋ユニットUより上方へ上部筋
15を突出している。またメタルフォーム2・2の上端
の打ち側に面取り体9を固定し、該部分のコンクリート
基礎に面取り部を構成している。以上のような構成にお
いて、本発明は図1に示す如く構成したのである。即
ち、低側梁筋ユニットU1と高側梁筋ユニットU2を直
線的に高低差のある状態で結合する部分において、高側
梁筋ユニットU2の梁筋1・1に沿って、「コ」字連結
筋14・14を設け、該「コ」字連結筋14・14は低
側梁筋ユニットU1まで挿入せずに途中までとしてい
る。逆に低側梁筋ユニットU1より梁筋1・1に沿うよ
うに、直線連結筋16・17を突出し、該直線連結筋1
6・17は、高側梁筋ユニットU2の内部まで突出し、
該直線連結筋16・17と「コ」字連結筋14・14
と、高側梁筋ユニットU2側の梁筋1・1とを交叉また
沿わせて重複し、結束バンドにより結合したものであ
る。
【0012】図1において示す如く、高側梁筋ユニット
U2の側から突出した「コ」字連結筋14・14は上下
の高さがあるので、「コ」字連結筋14・14の部分を
そのまま低側梁筋ユニットU1の内部に挿入することは
出来ないのである。故に、該高側梁筋ユニットU2から
突出した「コ」字連結筋14・14は、低側梁筋ユニッ
トU1には挿入せずに、逆に低側梁筋ユニットU1の側
から突出した、直線連結筋16・17の方を、高側梁筋
ユニットU2の内部に突出しているのである。そして高
側梁筋ユニットU2の内部において、「コ」字連結筋1
4・14と直線連結筋16・17とを重複させて、結束
バンドにより連結し、十分な定着長さを得ているのであ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、工場で生産した標
準型の梁筋ユニットUを搬送して、建築現場において組
み立てるだけで配筋を行うことが出来るので、工期と工
数の削減を図ることが出来るのである。また工場生産で
あることから、品質のバラツキが少なく、正確な形状の
梁筋ユニットUと、配筋を得ることが出来るのである。
また継手筋の長さや曲げの寸法も正確に構成することが
出来るのである。また高低段差のある梁筋ユニットUの
結合施工を、熟練鉄筋工でなくても行うことが出来るよ
うになったのである。故に品質の向上と品質の均一化を
図ることが出来たのである。また不足している熟練鉄筋
工を確保する必要がなくなり、コストと工期について有
利となるのである。
【0014】また高側梁筋ユニットU2と低側梁筋ユニ
ットU1の連結であるので、梁筋1と1とが同一直線上
に来ないので、規定どうりの定着長が得られないのであ
るが、高側梁筋ユニットU2より「コ」字連結筋14・
14を突出し、また低側梁筋ユニットU1より直線連結
筋16・17を突出することにより、これらを高側梁筋
ユニットU2内で締結して、十分な定着長を得ることが
可能となったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高低差のある直線結合部を示す斜視図
である。
【図2】標準梁筋ユニットUの多様性を示す図面であ
る。
【図3】本発明のコンクリート基礎の側面断面図であ
る。
【図4】住宅建設予定地のコンクリート基礎の平面図で
ある。
【符号の説明】
1 梁筋 2 メタルフォーム 3 フープ筋 4 アンカーボルト支持金具 14 「コ」字連結筋 16,17 直線連結筋 U1 低側梁筋ユニット U2 高側梁筋ユニット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 27/08 E04B 1/16 E04C 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フープ筋3と梁筋1により構成した低側
    梁筋ユニットU1と、同様にフープ筋3と梁筋1により
    構成するが、高さの異なる高側梁筋ユニットU2を、直
    線的に結合する梁筋ユニット結合部において、高側梁筋
    ユニットU2の上下の梁筋1・1より突出する「コ」字
    連結筋14・14を設け、また低側梁筋ユニットU1の
    梁筋1・1より突出する直線連結筋16・17を配置
    し、直線連結筋16・17を高側梁筋ユニットU2内に
    挿入し、「コ」字連結筋14・14と直線連結筋16・
    17とを重複連結したことを特徴とするコンクリート基
    礎の梁筋結合構造。
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