JP2796223B2 - 折曲げpc基礎型枠およびその基礎型枠を用いた施工方法 - Google Patents

折曲げpc基礎型枠およびその基礎型枠を用いた施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折曲げ式のPC版を用
いて形成するようにした折曲げPC基礎型枠およびその
基礎型枠を用いた施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅は地盤に埋設した基礎の上
に建築されるようになっている。前記基礎は通常逆T字
形の断面をもって連続して形成され、水平方向に拡幅さ
れた下方基部の中央部から上方に向かって壁状支持部が
立設される。
【0003】前記住宅用の基礎は一般に、ベニヤ等の型
枠を形成しようとする基礎の外側に建込み、その中にコ
ンクリートを打設,充填することにより、現場で形成さ
れるようになっている。また、近年では特開平4−16
630号公報(E02D 27/01)とか特開平4−
44522号公報(E02D 27/01)に開示され
るように、PC(プレキャストコンクリート)によるブ
ロック体で基礎を形成するようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の住宅用の基礎にあっては、ベニヤ等の型枠を用い
て形成する場合は、打設したコンクリートが硬化した
後、これらベニヤ型枠を取り外す必要があり、作業手間
を多く必要とするため労働者の確保が著しく困難になっ
てしまうと共に、型枠の取外し作業により施工日数が長
くなってしまう。更に、地面から突出する部分の補修等
後処理を必要とする場合がある。更にまた、ベニヤの使
用により木材の使用量が増大し、環境保護に多くの問題
を残してしまう。
【0005】一方、基礎をPCブロック体で形成した場
合には、工場等で予めこれら基礎を形成することができ
るため、近年の労働者不足とか施工日数の問題を解決す
ることができるのであるが、基礎がコンクリートのブロ
ック体であるため重量が著しく嵩んでしまう。このた
め、前記基礎を現場へ搬入するにしても、基礎を細かく
分割して形成し、それぞれを現場で接合しなければなら
ず、この接合作業に余分な労力を必要としてしまうと共
に、このブロック体の各接合部分は、やはりコンクリー
トの現場打ちを行わなければならないという各種課題が
あった。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、省力化および施工日数の短縮化、更には省資源によ
る環境保護を図りつつ、軽量化を達成することができる
折曲げPC基礎型枠およびその基礎型枠を用いた施工方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の折曲げPC基礎型枠は、底部と両側部とを
U字状に折曲げ可能に連結した折曲げPC版と、この折
曲げPC版の両側部の折曲げ時に内方上部となる端部に
取り付けられる一対の中空部形成部材と、前記折曲げP
C版をU字状に折り曲げた状態で、両側部の先端部間に
跨がって長さ方向に適宜間隔をもって取り付けられる複
数の連結部材と、複数の連結部材の上側間に跨がって適
宜間隔をもって対峙され、両者の間隔部分が折曲げPC
版の両側部をU字状に折り曲げた際に対向される前記一
対の中空部形成部材の間隔部分と連続する一対の立上り
PC版と、を備えて構成する。
【0008】また、かかる目的を達成するために本発明
の折曲げPC基礎型枠を用いた施工方法は、底部と両側
部とをU字状に折曲げ可能に連結した折曲げPC版の両
側部の折曲げ時に内方上部となる端部に、一対の中空部
形成部材を取り付ける工程と、折曲げPC版の両側部を
間隔保持具を介してU字状に折曲げ、底部の上部に鉄筋
を組み立てる工程と、U字状に折り曲げた前記両側部の
先端部間に跨がって、長さ方向に適宜間隔をもって複数
の連結部材を取り付ける工程と、複数の連結部材の上側
間に跨がって前記鉄筋の両側に間隔保持具を介して対峙
させ、両者の間隔部分が折曲げPC版の両側部をU字状
に折り曲げた状態で対向する前記一対の中空部形成部材
の間隔部分と連続する一対の立上りPC版を取り付ける
工程と、U字状に折曲した前記折曲げPC版の内方と、
前記一対の立上りPC版間に連続してコンクリートを打
設する工程と、を備える。
【0009】
【作用】以上の構成により本発明の折曲げPC基礎型枠
にあっては、折曲げPC版の底部と両側部とをU字状に
折曲げて、基礎の下方基部に相当する部分が構成され、
かつ、両側部の先端部間に取り付けた連結部材の上側に
対峙される一対の立上りPC版により壁状支持部に相当
する部分が構成される。前記U字状に折曲した折曲げP
C版の内方と前記一対の立上りPC版間とは、両側部の
折曲げ時に内方上部となる端部に取り付けられた一対の
中空部形成部材の間隔部分を介して連通される。従っ
て、U字状に折曲された前記折曲げPC版内および前記
立上りPC版間にコンクリートを打設,充填することに
より、下方基部と壁状支持部とは連続して形成されると
共に、それぞれの折曲げPC版および立上りPC版は打
設されたコンクリートと一体化される。尚、コンクリー
トを打設した際、前記中空部形成部材の取付け部分はコ
ンクリートが排除されて、一対の中空部形成部材間に充
填されたコンクリートは、前記壁状支持部の下端部を形
成する。
【0010】従って、コンクリートの硬化後に型枠の取
り外しを不要とし、かつ、型枠となる折曲げPC版およ
び立上りPC版を工場等で予め形成できることから、現
場での建込みを容易にして大幅な省力化を可能とする。
また、壁状支持部の上端部は地面から突出されるが、立
上りPC版の表面処理を型枠の成形段階で行うことがで
き、現場での後処理の必要が無くなる。更に、前記折曲
げPC版および立上りPC版で構成される基礎型枠は、
その内方が中空部となることから、ブロック体として形
成されるPC基礎に比較して大幅な軽量化を達成でき、
延いては、基礎型枠の長尺化を達成して、接合部分を著
しく減少することができる。更にまた、ベニヤ等の型枠
を必要としないことから省資源による環境保護に寄与す
ることができる。
【0011】また、本発明の折曲げPC基礎型枠を用い
た施工方法は、折曲げPC版の両側部に一対の中空部形
成部材を取り付けた後、この折曲げPC版の底部,両側
部をU字状に折曲げて配筋すると共に、両側部の先端部
間を複数の連結部材を介して固定し、これら連結部材の
上側に一対の立上りPC版を取り付け、U字状に折曲さ
れた折曲げPC版の内方および一対の立上りPC版間に
コンクリートを打設することにより、基礎を構築するこ
とができる。
【0012】従って、折曲げPC版および立上りPC版
を工場等で予め形成しておくことにより、基礎型枠の組
付けを工場のみならず現場においても可能とし、この基
礎型枠の構築を著しく簡単にして、大幅な省力化を達成
することができる。また、折曲げPC版の折曲げ段階で
配筋を行うので、この配筋作業を容易に行うことができ
る。更に、折曲げPC版の折曲げ状態および一対の立上
りPC版の間隔が、間隔保持具を介して固定されるた
め、型枠の組み付けに支保工等の保持具を必要とせず、
その取り付けを簡単、かつ、確実なものにすることがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1から図8は本発明の一実施例を示
す折曲げPC基礎型枠10で、図1は直線部分の基礎型
枠を示す断面図、図2はPC基礎型枠10を構成する折
曲げPC版を展開した側面図、図3は折曲げPC版に鉄
筋を配筋した状態を示す側面図、図4はPC基礎型枠1
0の平面図、図5は図4中A部の要部拡大側面断面図、
図6は図4中B部の要部拡大側面図、図7は基礎型枠の
レイアウトを示す概略平面図、図8はコーナー部分の基
礎型枠を示す斜視図である。
【0014】即ち、本実施例の折曲げPC基礎型枠(以
下、基礎型枠と称す)10は図1に示したように、折曲
げPC版12と、この折曲げPC版12の上側に立設さ
れる一対の立上りPC版14,14とを備えて構成され
る。折曲げPC版12は図2に示したように、底部12
aと両側部12b,12bとが折曲部分12c,12c
を介して折曲げ可能に連結され、両側部12b,12b
は図1に示したように起立して、全体としてU字状に折
曲される。前記両側部12b,12bの図1中上側両端
部(折曲げ時に内方となる端部)に、発泡スチロール等
により断面矩形状に形成された一対の中空部形成部材1
6,16が取り付けられる。折曲げPC版12の両側部
12b,12bを折曲した際に、両中空部形成部材1
6,16間に後述する壁状支持部の肉厚に相当する間隔
が設けられるようになっている。
【0015】前記折曲げPC版12をU字状に折曲した
両側部12b,12bの先端部間に跨がって、連結部材
としてのフラットバー18,18…が長さ方向に適宜間
隔をもって複数取り付けられる。フラットバー18,1
8…の両端部は図5に示したように下方に折曲され、こ
の折曲部分18aが前記両端部12b,12bの上端部
外側に掛止されることにより、これら両端部12b,1
2bの拡開が防止されるようになっている。また、フラ
ットバー18,18…の中央部上側には、適宜間隔をも
って前記立上りPC版14,14の係止部20,20が
突設される。それぞれの係止部20,20は図6に示し
たように、立上りPC版14の肉厚分だけ離隔した一対
の突片20a,20aによって形成される。
【0016】かかる構成になる基礎型枠10は、これを
施工する際には、まず、図1に示したように地面Gに埋
設用の溝22を掘削し、その底部に栗石24を敷詰めて
おく。尚、このとき、栗石24の敷詰め面から地面Gま
での深さDは、折曲げPC版12の側面12bの長さL
と略等しくしておくことが望ましい。
【0017】一方、前記折曲げPC版12は、図2に示
した展開状態において両側部12b,12bに中空部形
成部材16,16を取り付け、そして、図3に示したよ
うに底部12aの上部に、横筋26aおよび縦筋26b
により逆T字状に構成される鉄筋26を配置する。尚、
鉄筋26の高さは立上りPC版14,14を組付けた際
に、この立上りPC版14,14の上端部近傍まで達す
るように設定される。
【0018】そして、前記折曲げPC版12の両側部1
2b,12bを上方に起立させ、その上端部間に複数の
フラットバー18,18…を取り付ける。このとき、両
側部12b,12b間には塩ビとか鉄等で形成される間
隔保持具としてのパイプ28を介在させ、このパイプ2
8内に挿通されるセパレータ30を介して両側部12
b,12b間が固定される。
【0019】次に、前記複数のフラットバー18,18
…の上側に設けられた係止部20,20間に跨がって一
対の立上りPC版14,14を取り付ける。このとき、
一対の立上りPC版14,14は前記鉄筋26の両側に
対峙されることになる。また、これら立上りPC版1
4,14の中間部間は、間隔保持具としてのセパレータ
32を介して固定される。ところで、前記フラットバー
18,18…に立上りPC版14,14を取り付けた
際、一対の立上りPC版14,14間の間隔部分が、対
向する一対の中空部形成部材16,16間の間隔部分と
連続されるようになっている。
【0020】そして、前記基礎型枠10を前記地面Gに
掘削した溝22の栗石24の上側に配置した状態で、一
対の立上りPC版14,14の上端部間の開口部からコ
ンクリートを打設する。すると、打設されたコンクリー
トはU字状に折曲された折曲げPC版12の内方と一対
の立上りPC版14,14間に充填され、この状態で養
生してコンクリートが硬化することにより、打設したコ
ンクリートと基礎型枠10とが一体化される。尚、前記
基礎型枠10の組付けは、前記溝22の内方で行うこと
が望ましいが、この溝22の外側、例えば、工場等で組
付けをある程度行った後に現場に搬入してもよい。
【0021】ところで、前記基礎型枠10を用いて構築
する基礎は、例えば、図7に示したように格子状にレイ
アウトされるが、この基礎型枠10は基礎の直線部分に
適用される。そして、同図中破線部分で示すコーナー部
分とか交差部分は、別に設けた基礎型枠10aが配置さ
れることになる。図8は十字状の交差部分の基礎型枠1
0aを例にとって示し、折曲げ部分34a,34b,3
4cを形成した折曲げPC版34を4枚用意し、これら
4枚の折曲げPC版34を互いに所定間隔を保持しつつ
十字状に対向配置することにより、基礎型枠10aが構
成される。尚、この場合にあってもそれぞれの折曲げP
C板34が図外のセパレータを介して固定される。
【0022】以上のように本実施例の基礎型枠10にあ
っては、打設されたコンクリートと一体化されて基礎が
構築されるため、爾後の型枠の取り外し作業を必要とせ
ず、作業手間を簡略化することができる。また、前記基
礎型枠10を構成する折曲げPC版12および立上りP
C版14,14を工場等で予め形成しておくことができ
るため、この基礎型枠10を別の場所、例えば現場に搬
入して組み付けることができ、基礎の構築を著しく簡単
化することができ、この点からも省力化を図ることがで
きる。更に、前記立上りPC版14,14を工場等にお
いて成形型を用いて製作する際、この成形段階で表面処
理を行うことができるため、現場での後処理の必要がな
くなる。更にまた、型枠にベニヤを用いる必要がないこ
とから、木材の省資源による環境保護に多分に寄与する
ことができる。
【0023】また、前記基礎型枠10は折曲げPC版1
2および立上りPC版14,14の組み付けにより構成
されるため、それぞれの部品はブロック体として形成さ
れる従来の基礎に比較して著しい軽量化を達成できる。
尚、基礎型枠10を予め組み付けて現場に搬入する場合
にも、この基礎型枠10が中空体として構成されるた
め、ブロック体に比較して大幅な軽量化を達成できる。
このため、搬入可能な基礎型枠10の長さを長くするこ
とができるため、基礎型枠10を設置する際の接合部分
を大幅に減少し、この接合作業を少なくすることができ
る。
【0024】更に、前記基礎型枠10は折曲げPC版1
2および立上りPC版14,14が、フラットバー1
8,パイプ28およびセパレータ30,32を介して固
定することによりその形状が保持されるため、基礎型枠
10の組み付けに支保工等の保持具を必要とせず、その
取り付けを簡単、かつ、確実なものにすることができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に示す折曲げPC基礎型枠にあっては、折曲げPC版の
底部と両側部とをU字状に折曲げて、基礎の下方基部に
相当する部分を構成し、かつ、両側部の先端部間に取り
付けた連結部材の上側に対峙される一対の立上りPC版
により壁状支持部に相当する部分を構成し、これら折曲
げPC版および立上りPC版の内方中空部にコンクリー
トを打設して基礎を構築した際、これら折曲げPC版お
よび立上りPC版は打設したコンクリートと一体化され
るため、コンクリートの硬化後に型枠の取り外しを不要
とする。また、型枠となる折曲げPC版および立上りP
C版を工場等で予め形成できることから、現場での建込
みを容易にして大幅な省力化を可能とする。更に、前記
U字状に折曲した折曲げPC版の内方と前記一対の立上
りPC版間とは、両側部の折曲げ時に内方上部となる端
部に取り付けられた一対の中空部形成部材の間隔部分を
介して連通されるため、打設したコンクリートで基礎の
下方基部と壁状支持部とを連続して形成できる。更にま
た、地面から突出される立上りPC版の表面処理を型枠
の成形段階で行うことができるため、現場での後処理を
無くすことができる。また、前記折曲げPC版および前
記立上りPC版で構成される基礎型枠は、その内方が中
空部となることから、ブロック体として形成されるPC
基礎に比較して大幅な軽量化を達成でき、延いては、基
礎型枠の長尺化を達成して接合部分を著しく減少できる
ため、組付け時の接合作業を大幅に少なくすることがで
きる。更に、前記基礎型枠はベニヤ等の型枠を必要とし
ないことから省資源による環境保護に多分に寄与するこ
とができる。
【0026】また、本発明の請求項2に示す折曲げ基礎
型枠を用いた施工方法にあっては、折曲げPC版の両側
部に一対の中空部形成部材を取り付けた後、この折曲げ
PC版の底部,両側部をU字状に折曲げて配筋すると共
に、両側部の先端部間を複数の連結部材を介して固定
し、これら連結部材の上側に一対の立上りPC版を取り
付け、U字状に折曲された折曲げPC版の内方および一
対の立上りPC版間にコンクリートを打設することによ
り基礎を構築するようにしたので、折曲げPC版および
立上りPC版を工場等で予め形成しておくことにより、
基礎型枠の組付けを工場のみならず現場においても可能
とし、この基礎型枠の構築を著しく簡単にして、大幅な
省力化を達成することができる。また、折曲げPC版の
折曲げ段階で配筋を行うので、この配筋作業を容易に行
うことができる。更に、折曲げPC版の折曲げ状態およ
び一対の立上りPC版の間隔が、間隔保持具を介して固
定されるため、型枠の組み付けに支保工等の保持具を必
要とせず、その取り付けを簡単、かつ、確実なものにす
ることができるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる折曲げPC基礎型枠の一実施例
を示す直線部分の断面図である。
【図2】本発明にかかる折曲げPC基礎型枠の一実施例
の折曲げPC版を展開した側面図である。
【図3】本発明にかかる折曲げPC基礎型枠の一実施例
の折曲げPC版に鉄筋を配筋した状態を示す側面図であ
る。
【図4】本発明にかかる折曲げPC基礎型枠の一実施例
の平面図である。
【図5】図4中A部の要部拡大側面断面図である。
【図6】図4中B部の要部拡大側面図である。
【図7】本発明にかかる折曲げPC基礎型枠のレイアウ
トを示す概略平面図である。
【図8】本発明にかかる折曲げPC基礎型枠のコーナー
部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,10a 折曲げPC基礎型枠 12 折曲げP
C版 12a 底部 12b 側部 14 立上りPC版 16 中空部形
成部材 18 フラットバー(連結部材) 26 鉄筋 28 パイプ(間隔保持具) 30 セパレー
タ(間隔保持具) 34 折曲げPC版
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 純雄 東京都中央区日本橋3−8−2 株式会 社クラレ内 (72)発明者 菅野 三夫 北海道登別市幌別町2丁目3番地5 株 式会社上田商会本社内 (72)発明者 田村 悦徳 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 松村 律雄 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (56)参考文献 特開 昭54−137809(JP,A) 実開 平4−119836(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 27/01

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部と両側部とをU字状に折曲げ可能に
    連結した折曲げPC版と、 この折曲げPC版の両側部の折曲げ時に内方上部となる
    端部に取り付けられる一対の中空部形成部材と、 前記折曲げPC版をU字状に折り曲げた状態で、両側部
    の先端部間に跨がって長さ方向に適宜間隔をもって取り
    付けられる複数の連結部材と、 複数の連結部材の上側間に跨がって適宜間隔をもって対
    峙され、両者の間隔部分が折曲げPC版の両側部をU字
    状に折り曲げた際に対向される前記一対の中空部形成部
    材の間隔部分と連続する一対の立上りPC版と、を備え
    て構成したことを特徴とする折曲げPC基礎型枠。
  2. 【請求項2】 底部と両側部とをU字状に折曲げ可能に
    連結した折曲げPC版の両側部の折曲げ時に内方上部と
    なる端部に、一対の中空部形成部材を取り付ける工程
    と、 折曲げPC版の両側部を間隔保持具を介してU字状に折
    曲げ、底部の上部に鉄筋を組み立てる工程と、 U字状に折り曲げた前記両側部の先端部間に跨がって、
    長さ方向に適宜間隔をもって複数の連結部材を取り付け
    る工程と、 複数の連結部材の上側間に跨がって前記鉄筋の両側に間
    隔保持具を介して対峙させ、両者の間隔部分が折曲げP
    C版の両側部をU字状に折り曲げた状態で対向する前記
    一対の中空部形成部材の間隔部分と連続する一対の立上
    りPC版を取り付ける工程と、 U字状に折曲した前記折曲げPC版の内方と、前記一対
    の立上りPC版間に連続してコンクリートを打設する工
    程と、を備えたことを特徴とする折曲げPC基礎型枠を
    用いた施工方法。
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