JP2706434B2 - 柱梁の接続部及び接続方法 - Google Patents

柱梁の接続部及び接続方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、建築物における
鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接続部及び接続方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の建築物においては、鉄筋コンクリ
ート柱と鉄骨梁とを組み合わせた構造、いわゆる複合構
造を採用することにより、建物躯体の強度維持と軽量化
を図っている。
【0003】具体的に説明すると、耐圧縮性や耐座屈性
に秀れた鉄筋コンクリート造りの柱と、軽くて曲げ強度
に秀れ、長スパン化が可能な鉄骨造りの梁とを組み合わ
せることにより、躯体全体として耐震性に秀れ、かつ、
軽量で長スパン化が可能な接続部を構成している。
【0004】この種複合構造の接続部あるいは接続方法
としては、従来、柱鉄筋組立体の柱頭部の柱主筋に複数
列の帯板を巻いて溶着し、その帯板の側面に上方から見
て十字、丁字あるいはL字形に端部用鉄骨梁を溶接し、
その後、柱及び柱頭部に柱面形成用の型枠を設置して、
コンクリート成形している。
【0005】また別の接続部あるいは接続方法として
は、特開平3−281844号公報に記載されたものが
ある。これは、上下1対の矩形状の水平ダイヤフラム
と、両ダイヤフラムを一体に結合する水平断面矩形状の
鋼管により接続部ユニットを構成し、上下各水平ダイヤ
フラムには、中央にコンクリート充填孔が形成されると
共に外周端部分に多数の柱主筋挿通孔が形成されてい
る。
【0006】上記接続部ユニットを柱主筋に挿入して、
柱頭部分の所定の高さで溶接し、上記水平ダイヤフラム
の端面あるいはこれと鋼管を柱面から露出させ、それら
に中間鉄骨梁を連結している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前者の接続部あるいは
接続方法では、高所の作業現場にて、帯板の巻付け作業
並びに端部用鉄骨梁の溶接作業をしなければならず、接
続部の組立て作業に非常に手間がかかる。
【0008】後者の接続部あるいは接続方法では、該鋼
管外周面あるいはこれと上下水平ダイヤフラムの端部
に、長いスパンの鉄骨梁の端部を、現場にて溶接あるい
はボルトで連結しており、連結作業に時間がかかる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、実施の形態における符号と同じ符号を用い、
かつ、図面を利用して説明すると、請求項1記載の発明
は、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接続部において、図
1に示すような鋼管1と、該鋼管1の上下端面に固着さ
れると共に中央にコンクリート充填孔8を有する上下1
対の水平補強板2と、上方から見て十字、丁字あるいは
L字形配置で鋼管1に固着された端部用鉄骨梁5と、柱
の外周面形状に対応する形状の側部補強板7とにより、
図4に示すように、四隅にコンクリート充填用開口Sが
存在する接続部ユニット3を形成し、鉄筋コンクリート
柱には、図3に示すように外方側の複数の柱主筋11と
内方側の複数の柱芯筋10が内蔵されており、前記接続
部ユニット3は、図5に示すように、鋼管1内に柱芯筋
10を収納すると共に鋼管1と側部補強板7との間に上
記開口Sを通過する柱主筋11を収納し、側部補強板7
内及び鋼管1の内部にコンクリートが充填されており、
端部用鉄骨梁5は側部補強板7より外方に突出して、図
9のように同断面形状の中間鉄骨梁4を連結支持してい
ることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の柱
梁の接続部において、図1に示すように水平断面矩形状
の鋼管1を用いたことを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の柱
梁の接続部において、図11に示すように水平断面円形
状の鋼管1を用いたことを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の柱
梁の接続部において、図5あるいは図11のように、内
方側の柱芯筋10を、水平補強板7のコンクリート充填
孔8に内接する配列としたことを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明は、鉄筋コンクリート
柱と鉄骨梁の接続方法において、図7に示すように、外
方側の複数の柱主筋11と、内方側の複数の柱芯筋10
とを備えた柱鉄筋組立体13を立設し、柱鉄筋組立体1
3の周囲に柱面形成用の型枠20を設置する。接続ユニ
ット3は、図1に示すように、鋼管1と、十字、丁字あ
るいはL字形配置の端部用鉄骨梁5と、中央にコンクリ
ート充填孔8を有する上下1対の水平補強板2と、柱の
外周面形状に対応する形状の側部補強板7とにより、四
隅にコンクリート充填用開口Sが存在するように構成さ
れており、図5に示すように、鋼管1内を柱芯筋10が
挿通すると同時に側部補強板7と鋼管1の間でかつ上記
開口S内を柱主筋11が挿通するように、接続部ユニッ
ト3を柱鉄筋組立体13に上方から差し込み、上記コン
クリート充填孔8及び充填用開口Sから側部補強板7内
及び鋼管1内並びに型枠20内にコンクリートを注入し
て柱と接続部とを同時にコンクリート成形することを特
徴としている。
【0014】請求項6記載の発明は、鉄筋コンクリート
柱と鉄骨梁の接続方法において、図10に示すように、
外方側の複数の柱主筋11と内方側の複数の柱芯筋10
とを内蔵する中空プレキャストコンクリート柱29を立
設する。接続ユニット3は、図1に示すように、鋼管1
と、十字、丁字あるいはL字形配置の端部用鉄骨梁5
と、中央にコンクリート充填孔8を有する上下1対の水
平補強板2と、柱外周面形状に対応する形状の側部補強
板7とにより、四隅にコンクリート充填用開口Sが存在
するように形成されており、図5のように、鋼管内1を
柱芯筋10が挿通すると同時に側部補強板7と鋼管1の
間で上記開口S内を柱主筋11が挿通するように、接続
部ユニット3を中空プレキャストコンクリート柱の上端
裸部分に差し込み、上記コンクリート充填孔8及び充填
用開口Sから側部補強板7内及び鋼管1内並びに型枠2
0内にコンクリートを注入してプレキャストコンクリー
ト柱29の中空部と接続部とを同時にコンクリート成形
することを特徴としている。
【0015】
【発明の効果】本願請求項1記載の発明によると、 (1)上下の1対の補強板2と、鋼管1と、端部用鉄骨
梁5と、側部補強板7とを、十字形等に一体に結合して
接続部ユニット3を構成し、これを柱鉄筋組立体13と
共にコンクリート成形し、そして各端部用鉄骨梁5の端
部に中間スパン用鉄骨梁4を連結しているので、鉄骨梁
同士は補強板2,7及び鋼管1を介して互いに強固に連
結されると共に柱30との間で確実に応力伝達が行われ
るようになる。特に、鋼管1の内部にも柱芯筋10を配
置しているので、外方の柱主筋11の数を増加させるよ
りも少ない本数の柱芯筋10により、接続部より下側の
柱部分の軸力を強化させることができる。
【0016】(2)端部用鉄骨梁5を予め接続部ユニッ
ト3に一体に組み込んでいるので、柱間に架設される定
尺の中間用鉄骨梁4との連結も容易で、かつ、正確に接
続でき、現場での中間用鉄骨梁連結作業が楽である。
【0017】(3)外方側の側部補強板7は、柱の外周
面形状に対応する形状に形成され、該側部補強板7内に
コンクリートを充填するので、側部補強板7は、帯筋の
代わりの強度メンバーとしての役目に加え、接続部分の
コンクリート型枠としての役目も果たすことになり、強
度の向上と型枠組み立て作業の能率向上を達成できる。
【0018】(4)鋼管1を利用して、柱と鉄骨梁5と
を結合しているので、鉄骨梁の装着が簡単で、かつ従来
のように帯板を溶着する場合に比べ、強度も向上する。
【0019】(5)鋼管1を柱主筋11内に埋め込むと
共に鋼管1内には柱芯筋10を配置し、鋼管1に固着さ
れる端部用鉄骨梁5をコンクリート内部から側部補強板
7の外方へと突出させるように構成しているので、従来
の柱頭部の強度が向上する。
【0020】請求項2又は3記載の発明によると、鋼管
として市販の廉価な規格品を利用することができるの
で、材料コストの低減を達成できる。
【0021】請求項4記載の発明によると、柱芯筋10
を水平補強板2のコンクリート充填孔8に内接させるの
で、柱芯筋10の上端部の位置決め及び固定が簡単であ
る。
【0022】請求項5及び6記載の方法の発明による
と、上記同様の効果を奏すると共に、次のような効果も
ある。
【0023】(1)接続部ユニット3を、柱用の型枠2
0あるいは中空プレキャストコンクリート柱29のコン
クリート部上端に載置するので、特別の位置決め支持機
構は必要なく、現場において簡単、かつ正確に接続部ユ
ニット3を装着し、かつ位置決めでき、作業能率が向上
する。
【0024】(2)既に設置された柱主筋11及び柱芯
筋10に対し、接続部ユニット3を上方から差し込むだ
けでよいので、作業能率が一層向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]図1は本願請求項1及び2記載の
発明に係る接続部ユニット3の分解斜視図であり、水平
断面矩形状の鋼管1と、上下1対の矩形状の水平補強板
2と、十字形に配置された4本の端部用鉄骨梁5と、柱
外周面形状に対応する矩形に配列された4枚のL字形の
側部補強板7から構成されている。
【0026】鋼管1は、市販の規格品から所望の寸法の
ものを選び、切断したものであり、図5の矩形状に配列
された柱主筋11内に余裕をもって収納できる大きさの
ものを選び、上下幅の下切断寸法は図1の端部用鉄骨梁
5のウエブ5aの上下方向長さに合わせてある。
【0027】上下の水平補強板2は、鋼管1の上下端面
に四方張出し状態で溶着されており、その中央部に角形
の柱芯筋挿通兼コンクリート充填孔8が形成されてい
る。
【0028】端部用鉄骨梁5としては工型鋼が使用され
ており、鋼管1の四面に十字状に配置されると共に、水
平補強板2の端面及び鋼管1の側面に溶着されている。
【0029】側部補強板7は、上方から見てL字形に形
成された4枚の部材を、図5のように上方から見て矩形
に配列して鉄骨梁5に溶接したものであり、その矩形内
面は柱外周面形状に対応し、コンクリートが充填されて
いる。
【0030】図4は、組立て後の接続部ユニット3の全
体図であり、鋼管1は上下のコンクリート充填孔8を介
して外部に開口しており、また、側部補強板7で囲まれ
た空間の四隅の上下端は、図5に示すように各隅の3つ
の柱主筋11がそれぞれ余裕をもって通過しうる大きさ
の開口Sが存在している。
【0031】図3は、柱30の水平断面を示しており、
柱30内には、柱外周面形状に対応する矩形状に配列さ
れた外方側の複数本(たとえば12本)の柱主筋11
と、該柱主筋11の列(囲み)の内方に矩形状に配列さ
れた複数本(4本)の柱芯筋10と、柱主筋全体を結束
する帯筋12と、柱芯筋10を結束する帯筋14及び柱
主筋11を部分的に十字に連結する補強用帯筋12aか
らなる鉄筋組立体13が内蔵されている。
【0032】図5に示すように、接続部ユニット3は、
鋼管1内に柱芯筋10を収納し、鋼管1と側部補強板7
との間に柱主筋11を収納し、側部補強板7内及び鋼管
1内にコンクリート15を充填して結合している。
【0033】図2において、各端部用鉄骨梁5の外側端
には、中間スパン用鉄骨梁4の端部が、鉄板16及び高
張力ボルト17等により結合され、支持されている。
【0034】[第2の実施の形態]図11は、鋼管1と
して、断面形状円形の市販の規格品を使用した例であ
る。鋼管1の上下端面には四方に張り出すと共に中央部
にコンクリート充填孔8を有する水平補強板2が溶着さ
れており、また、鋼管1の周面には四方に張り出すリブ
18が溶着されており、該各リブ18の上下端面はそれ
ぞれ水平補強板2に溶着されている。側部補強板7は、
図1の場合と同様に4枚のL字形部材により、柱外周面
形状に対応する矩形に構成され、それぞれ鉄骨梁5に溶
着され、四隅には柱主筋挿通兼コンクリート充填用の開
口Sが確保されている。側部補強板7内及び鋼管1内に
コンクリートが充填されている。
【0035】内方の柱芯筋10は、鋼管のコンクリート
挿通孔8の端縁に接している。その他の構造は前記第1
の実施の形態と同様である。
【0036】[第1の接続方法]図6〜図12は、本願
請求項5記載の接続方法を示している。
【0037】(1)図6において、予め工場等で組み立
てた鉄筋組立体13を、基礎側あるいは下階側の柱主筋
19及び柱芯筋19aの上端部に、スリーブ等を利用し
て溶接により接続する。鉄筋組立体13は、断面矩形状
に配列された柱主筋11と、該柱主筋11の内方に断面
矩形状に配列された柱芯筋10とを備えている。この段
階では、鉄筋組立体13の帯筋12,14は、梁下端縁
に相当する高さH1より低位側の範囲内に固着されてい
る。
【0038】(2)図7において、鉄筋組立体13の周
囲に、梁下端縁H1に相当する高さまで、柱面形成用の
型枠20を設置し、サポート柱21等により補強してお
く。
【0039】(3)図8において、工場等において組み
立てられた接続部ユニット3を、鉄筋組立体13の上方
から挿入し、型枠20の上端面に設置する。この場合、
図2に示すように各柱主筋11は接続部ユニット3の四
隅の挿通孔Sに挿通され、柱芯筋10は、鋼管1内に挿
通される。そして、図8のように、側部補強板7は柱面
形成用型枠20の上側に設置されて接続部の型枠として
利用され、これらにより、柱の下端から接続部までの型
枠が構成される。
【0040】(4)図5において、上方から水平補強板
2のコンクリート充填孔8及び四隅のコンクリート投入
用の開口Sにコンクリートを流し込み、鋼管内及び側部
補強板内並びにこれらを介して型枠20内にコンクリー
トを充填させ、図9の柱30及び接続部をコンクリート
成形する。
【0041】(5)中間鉄骨梁4を端部用鉄骨梁5に連
結支持する。また、上側のスラブをコンクリート成形す
る。また、図示しないが、接続部より上方の柱主筋11
及び柱芯筋10に、帯筋12,14を溶着する。
【0042】[第2の接続方法]請求項6記載の発明を
適用した方法であり、図10に示すように、断面矩形状
に配列された外方側の柱主筋11及び内方側の柱芯筋1
0を有する鉄筋組立体13を内蔵する中空プレキャスト
コンクリート柱29を利用した接続方法である。すなわ
ち、柱頭部の柱主筋11を裸状にしてなる中空プレキャ
ストコンクリート柱29を立設し、該中空プレキャスト
コンクリート柱29の上部柱主筋11及び柱芯筋10に
接続部ユニット3を上方から挿入し、コンクリート壁の
上端部で支持する。
【0043】その後、接続部ユニット3の上方から、図
4に示すコンクリート充填用孔8及び柱主筋挿通用の開
口Sから、側部補強板7内及び鋼管1内にコンクリート
を注入してプレキャストコンクリート柱29の中空部と
接続部とを同時にコンクリート成形する。
【0044】そして、中間スパン用鉄骨梁4を、柱頭部
用鉄骨梁5に結合する。
【0045】[その他の実施の形態]上記各実施の形態
例は、四方に鉄骨梁を接続する接続部及び接続方法を示
しているが、丁字型に三方に配置する構造あるいはL字
形に二方に配置する構造にも適用できる。
【0046】
【実施例】接続部ユニット3全体としての寸法は、たと
えば図2において、柱幅が800mmの場合において、柱
芯から端部用鉄骨梁5の先端までの距離が1mとなるよ
うに設定されている。したがって、各端部用鉄骨梁5の
柱面からの突出量は、600mmとなっている。なお、上
記1mの意味するところは、たとえば柱芯間距離が8m
の所に、6mの中間スパン用鉄骨梁4を架け渡す場合に
おいて、左右の各柱芯から1m突出した位置まで端部用
鉄骨梁5を延ばしておく必要があるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願請求項1,2及び4記載の発明に適用さ
れる接続部ユニットの分解斜視図である。
【図2】 接続部ユニットを装着した柱梁接続部の透視
正面図である。
【図3】 柱の水平断面図である。
【図4】 接続部ユニットの斜視図である。
【図5】 接続部ユニットを装着した柱梁接続部の平面
図である。
【図6】 鉄筋組立体の設置作業工程を示す正面図であ
る。
【図7】 請求項5記載の発明における柱面形成用型枠
の設置作業工程を示す縦断面図である。
【図8】 請求項5記載の発明における接続部ユニット
装着工程の縦断面図である。
【図9】 請求項5記載の発明における中間用鉄骨梁の
連結作業工程を示す正面図である。
【図10】 請求項6記載の発明における作業工程を示
す正面図である。
【図11】 請求項3記載の接続部ユニットを装着した
柱梁接続部の平面図である。
【符号の説明】
1 鋼管 2 水平補強板 3 接続部ユニット 4 中間鉄骨梁(定尺鉄骨梁) 5 端部用鉄骨梁 7 側部補強板 8 コンクリート充填孔 10 柱芯筋 11 柱主筋 13 柱鉄筋組立体 20 柱面形成用型枠 29 中空プレキャストコンクリート柱 S 開口

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接続部に
    おいて、鋼管と、該鋼管の上下端面に固着されると共に
    中央にコンクリート充填孔を有する水平補強板と、上方
    から見て十字、丁字あるいはL字形配置で鋼管に固着さ
    れた端部用鉄骨梁と、柱の外周面形状に対応する形状の
    側部補強板とにより、四隅にコンクリート充填用開口が
    存在する接続部ユニットを形成し、鉄筋コンクリート柱
    には、外方側の複数の柱主筋と内方側の複数の柱芯筋が
    内蔵されており、前記接続部ユニットは、鋼管内に柱芯
    筋を収納すると共に鋼管と側部補強板との間に上記開口
    を通過する柱主筋を収納し、側部補強板内及び鋼管内部
    にコンクリートが充填されており、端部用鉄骨梁は側部
    補強板より外方に突出して同断面形状の中間鉄骨梁を連
    結支持していることを特徴とする柱梁の接続部。
  2. 【請求項2】 水平断面矩形状の鋼管を用いたことを特
    徴とする請求項1記載の柱梁の接続部。
  3. 【請求項3】 水平断面円形状の鋼管を用いたことを特
    徴とする請求項1記載の柱梁の接続部。
  4. 【請求項4】 内方の柱芯筋を、水平補強板のコンクリ
    ート充填孔に内接する配列としたことを特徴とする請求
    項1記載の柱梁の接続部。
  5. 【請求項5】 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接続方法
    において、外方側の複数の柱主筋と、内方側の複数の柱
    芯筋とを備えた柱鉄筋組立体を立設し、柱鉄筋組立体の
    周囲に柱面形成用の型枠を設置し、鋼管と、十字、丁字
    あるいはL字形配置の端部用鉄骨梁と、中央にコンクリ
    ート充填孔を有する上下1対の水平補強板と、柱の外周
    面形状に対応する形状の側部補強板とにより、四隅にコ
    ンクリート充填用開口が存在する接続部ユニットを形成
    し、鋼管内を柱芯筋が挿通すると同時に側部補強板と鋼
    管の間で上記開口内を柱主筋が挿通するように、接続部
    ユニットを柱鉄筋組立体に上方から差し込み、上記コン
    クリート充填孔及び充填用開口から側部補強板内及び鋼
    管内並びに型枠内にコンクリートを注入して柱と接続部
    とを同時にコンクリート成形することを特徴とする柱梁
    の接続方法。
  6. 【請求項6】 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接続方法
    において、外方側の複数の柱主筋と内方側の複数の柱芯
    筋とを内蔵する中空プレキャストコンクリート柱を立設
    し、鋼管と、十字、丁字あるいはL字形配置の端部用鉄
    骨梁と、中央にコンクリート充填孔を有する上下1対の
    水平補強板と、柱外周面形状に対応する形状の側部補強
    板とにより、四隅にコンクリート充填用開口が存在する
    接続部ユニットを形成し、鋼管内を柱芯筋が挿通すると
    同時に側部補強板と鋼管の間でかつ上記開口を柱主筋が
    挿通するように、接続部ユニットを中空プレキャストコ
    ンクリート柱の上端裸部分に差し込み、上記コンクリー
    ト充填孔及び充填用開口から側部補強板内及び型枠内に
    コンクリートを注入してプレキャストコンクリート柱の
    中空部と接続部とを同時にコンクリート成形することを
    特徴とする柱梁の接続方法。
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