JP2818045B2 - コンクリート基礎の梁筋結合構造 - Google Patents

コンクリート基礎の梁筋結合構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般住宅の建設におい
て、コンクリート基礎の内部に配置する梁筋ユニットの
結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般住宅の建設時において、コン
クリート基礎を造成する場合に、該コンクリート基礎の
内部に埋め込んで、基礎を強固にする為の配筋工事は、
大部分が現場で行われてきたのである。即ち、鉄筋の材
料となる棒鋼をカッターで必要長さに切断し、ベンダー
にて必要な曲げ加工を施し、次に締結針金で締結するこ
とにより、必要なコンクリート基礎形状に沿った配筋を
完了していたのである。全て現場において配筋の作成と
取付施工を行う為に、コンクリート基礎の造成工期や工
数が掛かり、熟練した鉄筋工がやったとしても、切断寸
法のバラツキが発生し、梁筋ユニット同士の結合部にお
いて、必要とする定着寸法がとれていないという不具合
が発生していたのである。またベンダーにより現場で曲
げ加工をする為に、曲げ曲率寸法のバラツキがあり、標
準規定に沿っていない場合があったのである。またT字
型の結合部分においては、特に鉄筋が多く配置され、そ
れらが絡み合う為に施工が困難であり、熟練した鉄筋工
でも施工が困難であったのである。そしてこれらの不具
合が、熟練した鉄筋工の不足と共に、期日内に於ける完
工を不可能とし、住宅建設のコストの上昇を導いていた
のである。
【0003】また従来は現場において、カッターとベン
ダーを使って熟練鉄筋工が配筋を組み上げていたので、
T字型の部分の結合においても、図3や図4や図5に示
す従来技術の如く構成していたのである。即ち、図3に
おいては、接当側梁筋ユニットU1と直線側梁筋ユニッ
トU2を、T字型において連結する場合において、梁筋
ユニットUの梁筋3・3・3・3の側から、「L」字型
連結筋14a・14b・14c・14dを突出し、該
「L」字型連結筋14a・14b・14c・14dを、
直線側梁筋ユニットU2の内部に挿入して、結合針金に
より締結固定していたのである。しかしこのように、
「L」字型連結筋14a・14b・14c・14dを、
接当側梁筋ユニットU1と直線側梁筋ユニットU2の側
に挿入する場合には、接当側梁筋ユニットU1と直線側
梁筋ユニットU2を載置する前において、「L」字型連
結筋14を両梁筋ユニットUの間に挿入するという操作
が必要であり、その配筋の手順が狂うと、「L」字型連
結筋14の挿入が困難となり、後付けにすると、「L」
字型連結筋14を梁筋ユニットUの外側に固定すること
となり、規定された定着長さが得られなくなるという不
具合が発生していたのである。
【0004】また図4と図5に示す従来技術において
は、T字型の結合部においては、特殊な接当側梁筋ユニ
ットU1を構成し、梁筋13u・13dの先端を上下に
折り曲げて、この折り曲げた部分を重複させて重複連結
部Bとし、結合針金や溶接により一体化し、直線側梁筋
ユニットU2の側の梁筋3・3・3・3に結合すべく構
成していたのである。しかしこの場合には,接当側梁筋
ユニットU1は特殊な梁筋13u・13dの加工をする
必要があり、この梁筋13u・13dの加工は、接当側
梁筋ユニットU1を組み立てる前に、別の曲げ加工をし
ておく必要があり、梁筋ユニットUの標準化を行うこと
か出来ないという不具合があったのである。
【0005】
【発明が解決すべき課題】本発明は、上記従来技術の不
具合を解消し、建設現場において、カッターやベンダー
を駆使して、熟練した鉄筋工が配筋の作成と結合等を行
う必要が無いように、工場において梁筋ユニットUを標
準部品として製造し、この標準の梁筋ユニットUを組合
せて、結合部のみを、特殊な「コ」の字筋1・1を付加
することにより、熟練鉄筋工でなくとも、必要な定着長
さを確実に具備した配筋を、短時間で施工可能としたも
のである。この為に、梁筋ユニットUを数種類の標準品
として、工場において製造し、該標準の梁筋ユニットU
を並べて、T字型結合部分において、「コ」の字筋1・
1を後付けするだけで、規定に合致した定着長さが得ら
れるように構成したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。即ち、フープ筋2と梁筋3により構成した接当側
梁筋ユニットU1と、同様にフープ筋2と梁筋3により
構成した直線側梁筋ユニットU2を、T字型に結合する
梁筋ユニット結合部において、接当側梁筋ユニットU1
の上下の梁筋3・3より突出する「コ」の字筋1・1を
設け、該「コ」の字筋1・1を、直線側梁筋ユニットU
2内に嵌装し、上下の梁筋3・3・3・3と交叉結合し
たものである。
【0007】
【作用】次に本発明の作用を説明する。住宅の建築現場
においては、最初に敷地のコンクリート基礎の位置に溝
を掘り、次に砂利を敷いて、該砂利の上に捨てコンリー
トを打設する。該捨てコンクリートの上に、梁筋ユニッ
トUを配置するのである。そしてコンクリート基礎の配
置は、住宅の設計仕様により、各々相違するので、梁筋
ユニットUもそれぞれ相違するものが必要なのであり、
従来は現場において、設計に合わせて鉄筋工が梁筋ユニ
ットUを製作し、T字型結合の部分の結合も行っていた
のである。これに対して、本発明においては、工場にお
いて製造した単位長さの標準梁筋ユニットUを、設計図
面に従って必要数だけ現場に搬送し、捨てコンクリート
の上に載置した後に、単位梁筋ユニットU毎を、T字型
結合の部分の直線の部分や、コーナー部分において締結
作業を行い、全体の配筋を終了するのである。本発明は
該単位の接当側梁筋ユニットU1と直線側梁筋ユニット
U2の部分の結合を、簡単な形状であって、これも工場
で作成した「コ」の字筋1・1を挿入することにより結
合するものである。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1は本発
明のT字型結合部を示す斜視図、図2は同じくT字型結
合部の側面図、図3は「L」字型連結筋14aを用いて
結合した従来のT字型結合部の斜視図、図4は上下の梁
筋13u・13dを重複連結部Bにより連結した従来技
術の斜視図、図5は同じく重複連結部Bを構成した従来
技術の側面図、図6は標準梁筋ユニットUの多様性を示
す図面、図7はコンクリート基礎の平面図である。
【0009】図7においてはコンクリート基礎の平面図
を示している。該コンクリート基礎の内部には梁筋ユニ
ットUがそれぞれ配置されており、該梁筋ユニットUは
図6に示すような、長さの異なる梁筋ユニットUを配置
し、それぞれの梁筋ユニットUの間を連結することによ
り、全体の配筋を行っている。そしてそれぞれの梁筋ユ
ニットUは長さが異なるので、工場において梁筋ユニッ
トUを製作する場合には、図6の様に、長さの異なる梁
筋ユニットUを、精密に機械式のカッターとベンダーを
使用して作成しているのである。そして、住宅の設計仕
様が決定した後において、それぞれのコンクリート基礎
の部分に必要な梁筋ユニットUの大きさを決定し、これ
を工場から出荷し、現場では捨てコンの上に、工場から
出荷した梁筋ユニットUを載置し、それぞれの端部毎に
連結するだけで良いように構成している。
【0010】また図6に示す如く、標準の梁筋ユニット
Uにおいては、端部の4本程度のフープ筋2は非溶接状
態として工場出荷しているのである。このように左右端
部のフープ筋2を外して置くことにより、端部を他の梁
筋ユニットUと結合する際において、「コ」の字筋1・
1のような結合鉄筋の挿入や結合針金による固定が簡単
に出来るのである。そして「コ」の字筋1・1等の結合
鉄筋を配置した後に、残ったフープ筋2を溶接や結合針
金により固定するのである。
【0011】以上のような構成において、本発明は図1
と図2に示す如く構成したのである。即ち、接当側梁筋
ユニットU1と直線側梁筋ユニットU2をT字型結合に
結合する部分において、接当側梁筋ユニットU1に沿っ
て、梁筋3・3に沿うような、左右の2本の「コ」の字
筋1・1を設け、該「コ」の字筋1・1を直線側梁筋ユ
ニットU2の内部に挿入し、直線側梁筋ユニットU2の
4本の梁筋3に結合針金又は溶接により固定したもので
ある。そして接当側梁筋ユニットU1と直線側梁筋ユニ
ットU2の上には、上部筋4が立設されている。図2に
おいては、該接当側梁筋ユニットU1と直線側梁筋ユニ
ットU2との結合部分の側面図が図示されている。
「コ」の字筋1・1は接当側梁筋ユニットU1の内部に
沿って、左右の2本が、梁筋3・3と3・3に固定され
ており、そして「コ」の字の先端の部分が、直線側梁筋
ユニットU2の内部に挿入されている。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、工場で生産した標
準型の梁筋ユニットUを搬送して、建築現場において組
み立てるだけで配筋を行うことが出来るので、工期と工
数の削減を図ることが出来るのである。また工場生産で
あることから、品質のバラツキが少なく、正確な形状の
梁筋ユニットUと、配筋を得ることが出来るのである。
また継手筋の長さや曲げの寸法も正確に構成することが
出来るのである。またT字型結合の施工を、熟練鉄筋工
でなくても行うことが出来るようになったのである。故
に品質の向上と品質の均一化を図ることが出来たのであ
る。また不足している熟練鉄筋工を確保す必要がなくな
り、コストと工期について有利となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のT字型結合部を示す斜視図である。
【図2】同じくT字型結合部の側面図である。
【図3】「L」字型連結筋14aを用いて結合した従来
のT字型結合部の斜視図である。
【図4】上下の梁筋13u・13dを重複連結部Bによ
り連結した従来技術の斜視図である。
【図5】同じく重複連結部Bを構成した従来技術の側面
図である。
【図6】標準梁筋ユニットUの多様性を示す図面であ
る。
【図7】コンクリート基礎の平面図である。
【符号の説明】
1 「コ」の字筋 2 フープ筋 3 梁筋 4 上部筋 U1 接当側梁筋ユニット U2 直線側梁筋ユニット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フープ筋2と梁筋3により構成した接当
    側梁筋ユニットU1と、同様にフープ筋2と梁筋3によ
    り構成した直線側梁筋ユニットU2を、T字型に結合す
    る梁筋ユニット結合部において、接当側梁筋ユニットU
    1の上下の梁筋3・3より突出する「コ」の字筋1・1
    を設け、該「コ」の字筋1・1を、直線側梁筋ユニット
    U2内に嵌装し、上下の梁筋3・3・3・3と交叉結合
    したことを特徴とするコンクリート基礎の梁筋結合構
    造。
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