JP2838010B2 - シール材一体成形のトンネルライナ及びその製造方法 - Google Patents

シール材一体成形のトンネルライナ及びその製造方法

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JP2838010B2
JP2838010B2 JP5038763A JP3876393A JP2838010B2 JP 2838010 B2 JP2838010 B2 JP 2838010B2 JP 5038763 A JP5038763 A JP 5038763A JP 3876393 A JP3876393 A JP 3876393A JP 2838010 B2 JP2838010 B2 JP 2838010B2
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JP
Japan
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sealing material
concrete
tunnel liner
liner
tunnel
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JP5038763A
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JPH06248892A (ja
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満夫 石谷
光俊 林
伸吾 長島
稔 蔵品
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NIPPON KOATSU KONKURIITO KK
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
NIPPON KOATSU KONKURIITO KK
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド工法や推進工
法に用いられる、シール材を一体成形したコンクリート
製のトンネルライナ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心成形によって製造されたトンネルラ
イナは、コンクリ−トが緻密で強度が大きく、寸法精度
が高く、表面が平滑であり、水密性に富む等の優れた特
性を有している。このような特性をさらに完全にするた
めには、トンネルライナが隣接ライナと当接する当接面
の水密性を向上させることが必要である。
【0003】このようなトンネルライナの隣接当接面に
は、従来、シールパッキングを挟み、これを圧着するよ
うな構造が採用されている。このようなシールパッキン
グは、コンクリ−ト面に接着剤等により接着することが
多いが、トンネルライナ使用現場は湿潤な場所が多く、
接着が不確実となったり、また、多くの手間がかかり、
信頼性に富む施工が容易ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のトンネ
ルライナのこのような問題点を解消することを目的とす
るものであって、遠心成形のコンクリ−トが極めて密実
である特性を活用して、シール材をコンクリ−トに埋め
込み一体化したトンネルライナを提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、シール材一体成形のトンネルライナを提
供する。このトンネルライナのシール材はライナ内面と
外面とをシールする連続体のシール材であって、ライナ
周囲の隣接ライナとの当接面を1周して連続的に埋め込
まれ、コンクリ−トと一体になっている。すなわち本発
明は、トンネルライナの隣接ライナとの当接面に、コン
クリートと一体の突出シール材を備えたことを特徴とす
るシール材一体成形のトンネルライナである。
【0006】このようなシール材一体成形のトンネルラ
イナは次の方法によって製造することができる。先ず、
可撓性材料からなり、断面がコンクリート中に埋め込ま
れる脚とコンクリ−トから突出する頭部とからなるスト
リング状のエンドレスシール材を製作しておく。このシ
ール材を、脚を打設コンクリ−ト側にむけて、遠心成形
トンネルライナの周縁型枠内面に設けた溝内に嵌入固定
する。この型枠内にコンクリートを打設してトンネルラ
イナを遠心成形する。このとき、シール材の脚はコンク
リ−ト中に一体に埋め込み固着される。このトンネルラ
イナを養生後脱型すれば、シール材はコンクリ−トと共
に型枠から外れ、本発明のシール材一体成形のトンネル
ライナを製造することができる。
【0007】
【作用】本発明のトンネルライナは、隣接ライナとの当
接面に埋め込みの一体化したシール材を備えているの
で、水密な接合面を確実に容易に形成することができ
る。また、トンネルライナ組立時に、接着剤が不要であ
り、シール材貼着手間を省くことができる。
【0008】このライナは遠心成形されるので、コンク
リ−ト中に空気が残留することがなく、シール材は、コ
ンクリ−トに完全に密着して固定される。シール材とし
ては、ガスケットタイプのものとし、例えばクロロプレ
ン又はEPDM(エチレンプロピレンダイエノメチレン
ゴム)を用いるとよい。水膨張性タイプのシール材はコ
ンクリート打設時にコンクリートの混練水によって膨張
してしまうので好ましくない。ガスケットタイプのシー
ル材はバンド式であるため取付が簡単で耐久性、経済性
に優れている。
【0009】本発明のライナは円周継手及びリング間継
手にコンクリ−トと一体のシール材を備えたので、止水
効果が高く、優れた水密性を確保することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例のトンネルライナのシ
ール材埋め込み部の断面図である。トンネルライナ1の
隣接ライナとの当接端面2にコンクリートと一体化し、
コンクリート面から突出した連続体のシール材3を埋込
んでいる。シール材3は頭部4をコンクリートの端面2
から突出し、脚部5はコンクリート内に一体に埋込まれ
ている。従って、隣接ライナ1aと組合わせたとき、シ
ール材は互いに密着し、隙間を完全にシールする。
【0011】このとき、シール材をコンクリート周縁に
巻きつけたり、コンクリート面に接着する等の作業は全
く必要がない。また、湿潤な環境の下であっても、接着
不良によるシール不良を生ずることもない。このシール
材はライナ1のコンクリート打設前に、シール材の頭部
4を型枠に設けた溝内に圧入しておくことによって、正
確な位置ぎめをすることができ、脱型時にはコンクリー
トと一体になって型枠から容易に剥離する。
【0012】
【発明の効果】本発明のシール材を一体化したトンネル
ライナは、従来のシール材施工手間、シール性の不完
全、接着不良などをすべて解決し、優れたシール性を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のトンネルライナのシール材埋
込み部の部分断面図である。
【符号の説明】
1 トンネルライナ 2 端面 3 シール材 4 頭部 5 脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔵品 稔 杉並区和泉2丁目10番9号 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルライナの隣接ライナとの当接面
    に、コンクリートと一体の突出シール材を備えたことを
    特徴とするシール材一体成形のトンネルライナ。
  2. 【請求項2】 可撓性材料からなり、断面がコンクリー
    ト中に埋め込まれる脚とコンクリ−トから突出する頭部
    とからなるストリング状のエンドレスシール材を、該脚
    を打設コンクリ−ト側にむけて、遠心成形トンネルライ
    ナの周縁型枠内面に設けた溝内に嵌入固定し、型枠内に
    コンクリートを打設してトンネルライナを遠心成形し、
    該シール材の脚をコンクリ−ト中に一体に埋め込み固着
    することを特徴とするシール材一体成形のトンネルライ
    ナの製造方法。
JP5038763A 1993-02-26 1993-02-26 シール材一体成形のトンネルライナ及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2838010B2 (ja)

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JP2009114643A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Makoto Uemura 地下構造物の連結構造
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JP7370900B2 (ja) * 2020-02-26 2023-10-30 株式会社Ihi建材工業 コンクリート構造物のシール構造

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