JP2837696B2 - 成形色付コンタクトレンズの製造方法 - Google Patents
成形色付コンタクトレンズの製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、成形色付コンタクトレンズ及びその製造方
法に関する。
法に関する。
従来の技術 成形色付コンタクトレンズは、コンタクトレンズが一
般に受け入れられるようになったことと、一般に容貌を
気にかける人が多くなったことと、コンタクトレンズの
構造(ハードレンズ、ソフトレンズ、酸素透過性レンズ
等)が改良されたことの結果として人気が高まってい
る。色付コンタクトレンズを製造するための技法として
はいろいろな方法が従来から提案されている。
般に受け入れられるようになったことと、一般に容貌を
気にかける人が多くなったことと、コンタクトレンズの
構造(ハードレンズ、ソフトレンズ、酸素透過性レンズ
等)が改良されたことの結果として人気が高まってい
る。色付コンタクトレンズを製造するための技法として
はいろいろな方法が従来から提案されている。
色付コンタクトレンズは、2つの範躊に分類すること
ができる。第1の範躊のコンタクトレンズ(以下、単に
「レンズ」とも称する)は、実質的に透明な強調色を使
用し、その透明な強調色は自然の虹彩の色を透視させる
が、自然の虹彩の色と組み合わさって別個の外観を創生
するようにしたコンタクトレンズである。この種の色付
レンズは、通常、薄茶色の眼を水色の眼に変えるのに用
いることができるが、濃い茶色の虹彩を青色に変えるこ
とはできない。第2の範躊のレンズは、自然の虹彩の色
を隠蔽し、眼の外面に別の色を呈する作用を有する不透
明な色付レンズである。この種のレンズは、茶色の眼を
青色にすることができる。
ができる。第1の範躊のコンタクトレンズ(以下、単に
「レンズ」とも称する)は、実質的に透明な強調色を使
用し、その透明な強調色は自然の虹彩の色を透視させる
が、自然の虹彩の色と組み合わさって別個の外観を創生
するようにしたコンタクトレンズである。この種の色付
レンズは、通常、薄茶色の眼を水色の眼に変えるのに用
いることができるが、濃い茶色の虹彩を青色に変えるこ
とはできない。第2の範躊のレンズは、自然の虹彩の色
を隠蔽し、眼の外面に別の色を呈する作用を有する不透
明な色付レンズである。この種のレンズは、茶色の眼を
青色にすることができる。
これらの2つの範躊のレンズを製造するためにいろい
ろな方法が使用されている。それらの方法は、多くの点
で異なるが、主要な相違は、レンズの着色剤の一部とし
て不透明(隠蔽)剤を選択するか、あるいは非不透明剤
を選択するかにある。不透明剤を使用すると、その不透
明剤がレンズの虹彩部分を完全には覆わないようにしな
い限り、レンズを通して虹彩を透視することができな
い。不透明剤の被覆パターンは、レンズの美容上の観点
から見て大きな要素となる。
ろな方法が使用されている。それらの方法は、多くの点
で異なるが、主要な相違は、レンズの着色剤の一部とし
て不透明(隠蔽)剤を選択するか、あるいは非不透明剤
を選択するかにある。不透明剤を使用すると、その不透
明剤がレンズの虹彩部分を完全には覆わないようにしな
い限り、レンズを通して虹彩を透視することができな
い。不透明剤の被覆パターンは、レンズの美容上の観点
から見て大きな要素となる。
1969年11月4日付の米国特許第3,476,499号には、以
下のような記載がある。
下のような記載がある。
「ヒドロゲルコンタクトレンズを表面プリントにより
選択的に色付けする試みもなされているが、レンズの外
表面への刷り込みは、外観上の理由から受け入れられ
ず、さりとて、レンズの内側面即ち接触面(眼に接触す
る面)への刷り込みは、眼の角膜をへの刺激を回避する
のに必要な平滑な表面仕上を阻害しないようにすること
が非常に困難である。」 従って、同特許においては、重合性混合物内の沈降し
た吸光剤を中央レンズの視覚部分の周りの環状の帯域へ
分布させるように回転成形が用いられている。
選択的に色付けする試みもなされているが、レンズの外
表面への刷り込みは、外観上の理由から受け入れられ
ず、さりとて、レンズの内側面即ち接触面(眼に接触す
る面)への刷り込みは、眼の角膜をへの刺激を回避する
のに必要な平滑な表面仕上を阻害しないようにすること
が非常に困難である。」 従って、同特許においては、重合性混合物内の沈降し
た吸光剤を中央レンズの視覚部分の周りの環状の帯域へ
分布させるように回転成形が用いられている。
1981年2月24日付の米国特許第4,252,421号には、以
下のような記載がある。
下のような記載がある。
「従来の方法の1つは、ブラシのような器具を用いて
ソフトコンタクトとレンズに色付中央部分を塗布又は印
刷することである。もう1つの方法は、化学的印刷法を
用いてソフトコンタクトレンズに色付けする方法であ
る。しかし、これらの直接印刷法には幾つかの欠点があ
る。1つは、レンズを製造した後に、色をレンズに印刷
するので、色がレンズ素材に均一に分散されないことで
ある。着色するために水溶性染料を使用することも提案
されている。」同特許においては、レンズを製造するの
に使用される重合コモノマー混合物の主鎖にポリマー結
合される水溶性染料を使用している。これに関連して、
1984年8月28日付米国特許第4,468,229号にも、ポリマ
ー結合染料の使用について開示されている。即ち、米国
特許第4,468,229号には下記のような記載がある。
ソフトコンタクトとレンズに色付中央部分を塗布又は印
刷することである。もう1つの方法は、化学的印刷法を
用いてソフトコンタクトレンズに色付けする方法であ
る。しかし、これらの直接印刷法には幾つかの欠点があ
る。1つは、レンズを製造した後に、色をレンズに印刷
するので、色がレンズ素材に均一に分散されないことで
ある。着色するために水溶性染料を使用することも提案
されている。」同特許においては、レンズを製造するの
に使用される重合コモノマー混合物の主鎖にポリマー結
合される水溶性染料を使用している。これに関連して、
1984年8月28日付米国特許第4,468,229号にも、ポリマ
ー結合染料の使用について開示されている。即ち、米国
特許第4,468,229号には下記のような記載がある。
「かくして、例えば色付の中央部分と透明な縁部を有
するレンズ、又は虹彩に対応する環状の色付部分を有す
るレンズを形成することが可能である。」「染料をレン
ズの一方の面だけに、又は表面の特定部分に塗布したい
場合は、製造ずみのレンズを固定具上又は金型内に取付
け、反応性の染料をレンズ表面の特定部分だけに被覆す
ればよい。」 又、上記米国特許第4,252,421号には、下記のよう
に、色付レンズを製造するための3つの方法が開示され
ている。
するレンズ、又は虹彩に対応する環状の色付部分を有す
るレンズを形成することが可能である。」「染料をレン
ズの一方の面だけに、又は表面の特定部分に塗布したい
場合は、製造ずみのレンズを固定具上又は金型内に取付
け、反応性の染料をレンズ表面の特定部分だけに被覆す
ればよい。」 又、上記米国特許第4,252,421号には、下記のよう
に、色付レンズを製造するための3つの方法が開示され
ている。
「第1の方法によれば、まず、色付ボタンを金型内で
重合し、その色付ボタンの周りにヒドロゲルコモノマー
混合物を流し込んで重合する。第2の方法は、最初に透
明なボタンを重合し、その透明なボタンに中央に孔を形
成し、染料を含有したコモノマー混合物をこの孔内に流
し込んで重合する方法である。」「透明な色付ボタン組
合せ体を形成する第3の方法は、通常のソフトコンタク
トレンズのブランクサイズの色付又は透明ボタンを形成
し、このボタンを半分にスライスし、このボタンにそれ
とは反対の、即ち透明又は色付のコモノマー混合物を重
ねて重合し、それによって色付層と透明層の二重の層の
ボタンを形成することから成る。カッティング工程にお
いては、色付部分を下にしてカットを行い、レンズのベ
ースの曲面を形成するための切込みの深さにより色付区
域の直径が定められるようにする。
重合し、その色付ボタンの周りにヒドロゲルコモノマー
混合物を流し込んで重合する。第2の方法は、最初に透
明なボタンを重合し、その透明なボタンに中央に孔を形
成し、染料を含有したコモノマー混合物をこの孔内に流
し込んで重合する方法である。」「透明な色付ボタン組
合せ体を形成する第3の方法は、通常のソフトコンタク
トレンズのブランクサイズの色付又は透明ボタンを形成
し、このボタンを半分にスライスし、このボタンにそれ
とは反対の、即ち透明又は色付のコモノマー混合物を重
ねて重合し、それによって色付層と透明層の二重の層の
ボタンを形成することから成る。カッティング工程にお
いては、色付部分を下にしてカットを行い、レンズのベ
ースの曲面を形成するための切込みの深さにより色付区
域の直径が定められるようにする。
1972年7月25日付米国特許第3,679,504号には、色付
成形コンタクトレンズを製造するための幾つかの技法が
記載されている。又、フランス特許第1,499,774号に
は、レンズ形成用ポリマー層を回転金型に流し込み、そ
のポリマー層の露出面に不透明材の非常に薄い層を重
ね、その上にモノマー混合物の層を被覆し、そのモノマ
ー混合物を金型を回転させながら重合させてコンタクト
レンズを形成する方法が開示されている。この不透明材
は、眼の虹彩、瞳孔及び、又は鞏膜を模することもでき
る。このフランス特許には下記のようなもう1つのコン
タクトレンズ形成方法が記載されている。即ち、まず、
例えば磨きガラス板のような平滑なパッドの平坦な表面
上に親水性ポリマーの薄いカバー層を形成する。そのよ
うな平面状の非常に薄い層は、既に重合を開始したモノ
マー混合物の液滴をパッドの上に流し、その上に平滑な
カバー板(例えば顕微鏡検査のために標本をカバーする
のに使用されるような薄いガラス板)で覆うことによっ
て容易に作ることができる。気泡の発生は回避しなけれ
ばならない。酸素の進入が遮断されると、急速に重合が
進行する。ポリマーを水又はアルコールで膨潤させた後
必要ならば、上記カバー板を取除く。ポリマー層は、大
気に露呈されると急激に乾燥する。ここで、平面状の表
面の上に色付パターンを正面から観察しながら圧伸する
ことができるので、そのような圧伸及び、又は染色操作
が非常に好便に行われ、信頼性の高いものとなる。この
パターン又はその一部は、箔押ダイ又はその他の印刷ダ
イ又はステンシルを用いて印刷してもよい。次いで、や
はり重合を開始したモノマー混合物の別の液滴を上記パ
ターン及びカバー層上に載せ、得られたヒドロゲルコン
タクトレンズ又は人工眼の前面部分を軽く押圧し、2つ
のヒドロゲル層内へ部分的に浸透した重合モノマー混合
物によって全体が堅く結合されるようにする。この操作
は、ヒドロゲルコンタクトレンズ又は人工眼の前面部分
をまず少なくとも部分的な脱水状態下で重合させてお
き、そのヒドロゲルコンタクトレンズ又は人工眼の前面
部分を約100℃以上に加熱した平滑なガラス又は金属表
面上に押圧すれば、一層容易に行うことができる。脱水
されたポリマーは、約120℃以上の温度でソフトになり
(軟化し)、塑性になるが、水が含まれていると、軟化
温度を低下させることになる。次いで、レンズとパッド
を軟化温度の下で冷却し、レンズを上記パッドから外
す。この時点で、レンズは、平面状にされているので、
重合を開始したモノマー混合物の単一を液滴によって上
記色付パターンを有するカバー層に容易に結合すること
ができる。最後に、全体を好ましくは水又は生理的溶液
で膨潤させ、レンズ又は又は人工眼の前面部分をその元
の形状に戻す。薄いカバー層とパターンとによってもた
らされた曲面の変化は、大抵の場合無視しうる程度であ
る。必要ならば、元のレンズ(カバー層とパターンを除
くレンズ本体)の曲面の曲率を僅かに大きめにしてお
き、カバー層とパターンによる曲率の変化によりレンズ
の曲率が最適にされるようにすることもできる。
成形コンタクトレンズを製造するための幾つかの技法が
記載されている。又、フランス特許第1,499,774号に
は、レンズ形成用ポリマー層を回転金型に流し込み、そ
のポリマー層の露出面に不透明材の非常に薄い層を重
ね、その上にモノマー混合物の層を被覆し、そのモノマ
ー混合物を金型を回転させながら重合させてコンタクト
レンズを形成する方法が開示されている。この不透明材
は、眼の虹彩、瞳孔及び、又は鞏膜を模することもでき
る。このフランス特許には下記のようなもう1つのコン
タクトレンズ形成方法が記載されている。即ち、まず、
例えば磨きガラス板のような平滑なパッドの平坦な表面
上に親水性ポリマーの薄いカバー層を形成する。そのよ
うな平面状の非常に薄い層は、既に重合を開始したモノ
マー混合物の液滴をパッドの上に流し、その上に平滑な
カバー板(例えば顕微鏡検査のために標本をカバーする
のに使用されるような薄いガラス板)で覆うことによっ
て容易に作ることができる。気泡の発生は回避しなけれ
ばならない。酸素の進入が遮断されると、急速に重合が
進行する。ポリマーを水又はアルコールで膨潤させた後
必要ならば、上記カバー板を取除く。ポリマー層は、大
気に露呈されると急激に乾燥する。ここで、平面状の表
面の上に色付パターンを正面から観察しながら圧伸する
ことができるので、そのような圧伸及び、又は染色操作
が非常に好便に行われ、信頼性の高いものとなる。この
パターン又はその一部は、箔押ダイ又はその他の印刷ダ
イ又はステンシルを用いて印刷してもよい。次いで、や
はり重合を開始したモノマー混合物の別の液滴を上記パ
ターン及びカバー層上に載せ、得られたヒドロゲルコン
タクトレンズ又は人工眼の前面部分を軽く押圧し、2つ
のヒドロゲル層内へ部分的に浸透した重合モノマー混合
物によって全体が堅く結合されるようにする。この操作
は、ヒドロゲルコンタクトレンズ又は人工眼の前面部分
をまず少なくとも部分的な脱水状態下で重合させてお
き、そのヒドロゲルコンタクトレンズ又は人工眼の前面
部分を約100℃以上に加熱した平滑なガラス又は金属表
面上に押圧すれば、一層容易に行うことができる。脱水
されたポリマーは、約120℃以上の温度でソフトになり
(軟化し)、塑性になるが、水が含まれていると、軟化
温度を低下させることになる。次いで、レンズとパッド
を軟化温度の下で冷却し、レンズを上記パッドから外
す。この時点で、レンズは、平面状にされているので、
重合を開始したモノマー混合物の単一を液滴によって上
記色付パターンを有するカバー層に容易に結合すること
ができる。最後に、全体を好ましくは水又は生理的溶液
で膨潤させ、レンズ又は又は人工眼の前面部分をその元
の形状に戻す。薄いカバー層とパターンとによってもた
らされた曲面の変化は、大抵の場合無視しうる程度であ
る。必要ならば、元のレンズ(カバー層とパターンを除
くレンズ本体)の曲面の曲率を僅かに大きめにしてお
き、カバー層とパターンによる曲率の変化によりレンズ
の曲率が最適にされるようにすることもできる。
1969年6月24日付カナダ特許第815,956号にも、下記
のような色付コンタクトレンズ製造方法が記載されてい
る。
のような色付コンタクトレンズ製造方法が記載されてい
る。
「そのようなヒドロゲルから作られた膨潤コンタクト
レンズ又は眼添加物(眼に添えて使用するもの)は、例
えば、ヒドロキシル基と結合する反応性染料、又は重合
前にモノマー混合物内に混入させることができる他の可
溶性又は不可溶性染料又は顔料(チェコスロバキア特許
第116,900号)によって容易に色付けすることができ
る。可溶性染料は、眼の中へ浸出し易いので、可溶性の
染料、特に被覆顔料を用いるのが好適である。しかしな
がら、粘性の低いモノマー混合物中の顔料は、特に回転
金型内においては、重合が始る前に沈降し易く、従って
レンズの外面に浮き出るので望ましくない。なぜなら、
顔料は、生理的に無害であることを証明するためには何
年にも亙っての使用に耐えなければならないからであ
る。又、被覆染料又は顔料で表面に色付けされたレンズ
又は眼添加物は、透明な角膜の下に虹彩の色付層が存在
する眼の自然の光沢を欠いているので美的観点からも望
ましくない。衛生上の要件及び美的要件を充足するため
には、色付層が眼の生体組織に接触しないように色付層
をレンズの内部に配置し透明なヒドロゲルで覆われるよ
うにするのが最も望ましい。」 上記カナダ特許第815,956号には、上記フランス特許
第1,499,774号に代表される方法と同様の色付コンタク
トレンズ製造法も開示されている。
レンズ又は眼添加物(眼に添えて使用するもの)は、例
えば、ヒドロキシル基と結合する反応性染料、又は重合
前にモノマー混合物内に混入させることができる他の可
溶性又は不可溶性染料又は顔料(チェコスロバキア特許
第116,900号)によって容易に色付けすることができ
る。可溶性染料は、眼の中へ浸出し易いので、可溶性の
染料、特に被覆顔料を用いるのが好適である。しかしな
がら、粘性の低いモノマー混合物中の顔料は、特に回転
金型内においては、重合が始る前に沈降し易く、従って
レンズの外面に浮き出るので望ましくない。なぜなら、
顔料は、生理的に無害であることを証明するためには何
年にも亙っての使用に耐えなければならないからであ
る。又、被覆染料又は顔料で表面に色付けされたレンズ
又は眼添加物は、透明な角膜の下に虹彩の色付層が存在
する眼の自然の光沢を欠いているので美的観点からも望
ましくない。衛生上の要件及び美的要件を充足するため
には、色付層が眼の生体組織に接触しないように色付層
をレンズの内部に配置し透明なヒドロゲルで覆われるよ
うにするのが最も望ましい。」 上記カナダ特許第815,956号には、上記フランス特許
第1,499,774号に代表される方法と同様の色付コンタク
トレンズ製造法も開示されている。
1973年1月23日付米国特許第3,712,718号は、成形ず
みのたレンズに切込み凹部を形成し、その凹部に着色剤
を充填することによって色付レンズを製造する方法を開
示している。
みのたレンズに切込み凹部を形成し、その凹部に着色剤
を充填することによって色付レンズを製造する方法を開
示している。
1984年9月18日付米国特許第4,472,327号は、成形工
程中にマイカ又はかきの貝殻の微粉末のような光反射性
粒子をレンズ内に埋入することを開示している。
程中にマイカ又はかきの貝殻の微粉末のような光反射性
粒子をレンズ内に埋入することを開示している。
1986年4月15日付米国特許第4,582,402号及び1987年1
1月3日付米国特許第4,704,017号は、コンタクトレンズ
の虹彩部分の表面に色付ドットのパターンを被覆するこ
とを教示している。パターンを被覆する手段として、柔
軟なパッドにより蝕刻されたプレートからパターンを写
し取り、それをレンズの表面に被覆する慣用の直接印刷
法を用いる。
1月3日付米国特許第4,704,017号は、コンタクトレンズ
の虹彩部分の表面に色付ドットのパターンを被覆するこ
とを教示している。パターンを被覆する手段として、柔
軟なパッドにより蝕刻されたプレートからパターンを写
し取り、それをレンズの表面に被覆する慣用の直接印刷
法を用いる。
発明が解決しようとする課題 本発明は、不透明な色付コンタクトレンズの製造に伴
う困難な問題点を解決することを企図したものである。
特に、上述した従来の直接印刷法は、レンズの厚みを増
大させ、それによって酸素透過性を減少させる。この突
出したドットは、又、着用者のまぶたに違和感を生じさ
せ、敏感な着用者にとっては不快感を与える。更に、ド
ットがレンズの表面から突出していることは、レンズの
表面に異物が捕捉される可能性を高くするとともに、蛋
白質を堆積させる場を作ることになる。第3図に示され
るレンズは、この種のレンズの代表的なものである。本
発明は、特に、直接印刷法の欠点を克服することを企図
したものである。ただし、本発明の製造方法は、不透明
な色付コンタクトレンズの製造に限定されるものではな
く、強調色付製品の製造にも容易に適用することができ
る。本発明の課題である色付コンタクトレンズは、以下
の説明から分るように妥協のない品質を有し、その製造
方法は、低コストで大量生産することを可能にする。
う困難な問題点を解決することを企図したものである。
特に、上述した従来の直接印刷法は、レンズの厚みを増
大させ、それによって酸素透過性を減少させる。この突
出したドットは、又、着用者のまぶたに違和感を生じさ
せ、敏感な着用者にとっては不快感を与える。更に、ド
ットがレンズの表面から突出していることは、レンズの
表面に異物が捕捉される可能性を高くするとともに、蛋
白質を堆積させる場を作ることになる。第3図に示され
るレンズは、この種のレンズの代表的なものである。本
発明は、特に、直接印刷法の欠点を克服することを企図
したものである。ただし、本発明の製造方法は、不透明
な色付コンタクトレンズの製造に限定されるものではな
く、強調色付製品の製造にも容易に適用することができ
る。本発明の課題である色付コンタクトレンズは、以下
の説明から分るように妥協のない品質を有し、その製造
方法は、低コストで大量生産することを可能にする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明は、透明な中央視
覚部分と、それを取巻く色付虹彩部分を有する成形コン
タクトレンズを製造する方法であって、 (a)硬化性又は熱可塑性の色付液状物をコンタクトレ
ンズ成形金型の金型面の、前記レンズの虹彩部分を形成
する部位に被覆して、該金型面上に、金型の内部空間に
露出した表面と金型面に接触した表面を有する色付フィ
ルムを形成し、 (b)該色付フィルムを該虹彩部分の部位に維持した状
態でレンズの本体を形成するためのレンズ形成用液状物
を前記金型に装入して該色付フィルムの周りに形造り
し、それによって、該成形されたレンズが金型から取出
されたとき色付フィルムが該レンズの本体と一体にな
り、色付フィルムの表面がレンズの外表面の一部となる
ようにすることを特徴とする成形コンタクトレンズ製造
方法を提供する。
覚部分と、それを取巻く色付虹彩部分を有する成形コン
タクトレンズを製造する方法であって、 (a)硬化性又は熱可塑性の色付液状物をコンタクトレ
ンズ成形金型の金型面の、前記レンズの虹彩部分を形成
する部位に被覆して、該金型面上に、金型の内部空間に
露出した表面と金型面に接触した表面を有する色付フィ
ルムを形成し、 (b)該色付フィルムを該虹彩部分の部位に維持した状
態でレンズの本体を形成するためのレンズ形成用液状物
を前記金型に装入して該色付フィルムの周りに形造り
し、それによって、該成形されたレンズが金型から取出
されたとき色付フィルムが該レンズの本体と一体にな
り、色付フィルムの表面がレンズの外表面の一部となる
ようにすることを特徴とする成形コンタクトレンズ製造
方法を提供する。
本発明の方法によれば、完成した色付コンタクトレン
ズのレンズ本体と色付フィルムの表面を実質的に平滑に
し、連続したものとする。一実施例においては、上記色
付液状物は、レンズ形成用液状物と実質的に同じ硬化性
液状物とし、別の実施例においては、上記色付液状物
は、熱可塑性コーチング材、好ましくはアクリル樹脂と
する。上記色付フィルムは、不透明であってもよく、あ
るいは透明であってもよく、該フィルムの全面積の通常
5〜約80%を占める空隙を有することが好ましい。一
方、この色付フィルム自体は、レンズの虹彩部分(詳述
すればレンズの虹彩部分に対応する金型の部分)の面積
の50%〜全部、最も望ましくはレンズの虹彩部分の面積
の全体を占める大きさとすることが望ましい。典型的な
例では、色付フィルムは、前面成形用金型と後面成形用
金型の少なくとも一方の金型面に被覆するが、後面成形
用金型の金型面に被覆することが好ましい。上記パター
ンを前面成形用金型と後面成形用金型の両面に被覆すれ
ば、特殊な美容上の効果が得られる。
ズのレンズ本体と色付フィルムの表面を実質的に平滑に
し、連続したものとする。一実施例においては、上記色
付液状物は、レンズ形成用液状物と実質的に同じ硬化性
液状物とし、別の実施例においては、上記色付液状物
は、熱可塑性コーチング材、好ましくはアクリル樹脂と
する。上記色付フィルムは、不透明であってもよく、あ
るいは透明であってもよく、該フィルムの全面積の通常
5〜約80%を占める空隙を有することが好ましい。一
方、この色付フィルム自体は、レンズの虹彩部分(詳述
すればレンズの虹彩部分に対応する金型の部分)の面積
の50%〜全部、最も望ましくはレンズの虹彩部分の面積
の全体を占める大きさとすることが望ましい。典型的な
例では、色付フィルムは、前面成形用金型と後面成形用
金型の少なくとも一方の金型面に被覆するが、後面成形
用金型の金型面に被覆することが好ましい。上記パター
ンを前面成形用金型と後面成形用金型の両面に被覆すれ
ば、特殊な美容上の効果が得られる。
本発明のレンズ製造方法は、スピンキャスト(回転注
型又は流延)又はキャスト成形(流延又は流し込み成
形)によって実施することが好ましい。
型又は流延)又はキャスト成形(流延又は流し込み成
形)によって実施することが好ましい。
好ましい実施例では、上記色付きフィルムは、金型に
形成されるレンズの虹彩部分の面積に等しい面積を金型
上に占めるようにする。
形成されるレンズの虹彩部分の面積に等しい面積を金型
上に占めるようにする。
本発明は、上記方法によって製造された色付コンタク
トレンズにも係る。
トレンズにも係る。
上記のように、本発明の方法は、注型金型の金型面に
色付フィルムを被覆し、それを覆って金型面上にコンタ
クトレンズをスピンキャスト又はキャスト成形すること
によって色付レンズを製造することに関する。
色付フィルムを被覆し、それを覆って金型面上にコンタ
クトレンズをスピンキャスト又はキャスト成形すること
によって色付レンズを製造することに関する。
本発明は、金型成形によって製造されるプラスチック
製の色付コンタクトレンズに関し、特に、レンズの中央
部分に位置する透明な視覚部分を取り巻く虹彩部分内に
色が付けられた平滑な表面のプラスチック製色付コンタ
クトレンズに関する。本発明の好ましい実施例では、色
は、レンズの虹彩領域の相当な部分が透明となるような
態様では虹彩領域に施される。
製の色付コンタクトレンズに関し、特に、レンズの中央
部分に位置する透明な視覚部分を取り巻く虹彩部分内に
色が付けられた平滑な表面のプラスチック製色付コンタ
クトレンズに関する。本発明の好ましい実施例では、色
は、レンズの虹彩領域の相当な部分が透明となるような
態様では虹彩領域に施される。
金型面に被覆する色付フィルムは、金型面を露出させ
ることが好ましい。換言すれば、色付フィルムのパター
ンには、金型面を露出させる多数の空隙を有することが
好ましい。このパターンのデザインは、不連続なドット
又は線、又は金型の虹彩領域を通って延長する線、格子
縞又は碁盤の目又は山形又はクロス等の特殊パターンを
形成する互いに連結した線、又は格子縞、碁盤の目、ド
ット等の組合せであってよい。これらのパターンは、雄
金型と雌金型を用いてレンズをキャスト成形することに
よってレンズの前面と後面に付与することができる。そ
の場合、雄金型と雌金型の両方の金型面の虹彩領域に色
付フィルムを被覆する。
ることが好ましい。換言すれば、色付フィルムのパター
ンには、金型面を露出させる多数の空隙を有することが
好ましい。このパターンのデザインは、不連続なドット
又は線、又は金型の虹彩領域を通って延長する線、格子
縞又は碁盤の目又は山形又はクロス等の特殊パターンを
形成する互いに連結した線、又は格子縞、碁盤の目、ド
ット等の組合せであってよい。これらのパターンは、雄
金型と雌金型を用いてレンズをキャスト成形することに
よってレンズの前面と後面に付与することができる。そ
の場合、雄金型と雌金型の両方の金型面の虹彩領域に色
付フィルムを被覆する。
発明の作用及び効果 本発明の重要な特徴は、深さを有する色付パターンを
プラスチック製コンタクトレンズに創生し、それによっ
て眼に見えるテクスチャー(色模様)を与え、しかもレ
ンズの表面を平滑にすることができることである。本発
明のレンズの表面には、着用者の眼を刺激するような隆
起が存在しない(従来の印刷法によってレンズに色を施
した場合には隆起が生じる)。従って、本発明のレンズ
は、着用したとき快適であり、そのテクスチャーにより
ダイナミックな美容効果を提供する。色を不透明なもの
とした場合は、そのレンズは不透明型となる。
プラスチック製コンタクトレンズに創生し、それによっ
て眼に見えるテクスチャー(色模様)を与え、しかもレ
ンズの表面を平滑にすることができることである。本発
明のレンズの表面には、着用者の眼を刺激するような隆
起が存在しない(従来の印刷法によってレンズに色を施
した場合には隆起が生じる)。従って、本発明のレンズ
は、着用したとき快適であり、そのテクスチャーにより
ダイナミックな美容効果を提供する。色を不透明なもの
とした場合は、そのレンズは不透明型となる。
これらは、例えばレンズの表面に突出するドットを直
接印刷することから成る従来の方法に比べて重要な利点
である。先に述べたように、直接印刷法は、レンズの厚
みを増大させ、それによって酸素透過性を減少させるば
かりでなく、突出したドットは、着用者のまぶたに違和
感を生じさせ、更には、レンズの表面に異物が捕捉され
る可能性を高くするとともに、蛋白質を堆積させる場を
作ることになる。
接印刷することから成る従来の方法に比べて重要な利点
である。先に述べたように、直接印刷法は、レンズの厚
みを増大させ、それによって酸素透過性を減少させるば
かりでなく、突出したドットは、着用者のまぶたに違和
感を生じさせ、更には、レンズの表面に異物が捕捉され
る可能性を高くするとともに、蛋白質を堆積させる場を
作ることになる。
実施例 色付フィルムは、いろいろな印刷法によって金型に被
覆することができる。実際、色付フィルムは、ブラシで
金型に塗布してもよい。いうまでもなく、レンズの商業
的生産においては、周知の自動技法を用いて、例えばポ
リジメチルシロキサンゴム等の軟質ゴムパッドを介して
蝕刻プレートから転写印刷することによってパターン
(色付フィルム)を金型に印刷することが望ましい。あ
るいは、パターンは、空気ブラシにより、あるいはイン
キジェット(噴射)法又はそれと同様な色付フィルム被
覆法により、金型に被覆することができる。この被覆を
行う興味ある1つの方法は、金型面の形状に合致する面
を有し、金型面の虹彩部分に対応する面に多数の穴を有
するダイから色付液状物を噴射する方法である。それら
の穴は、金型に被覆すべきパターンに対応するものであ
る。この台は、日付スタンプのように金型の表面に押し
当てることができ、ダイ面に作用する押圧力を用いてダ
イから色付液状物を金型面に押捺することができる。
覆することができる。実際、色付フィルムは、ブラシで
金型に塗布してもよい。いうまでもなく、レンズの商業
的生産においては、周知の自動技法を用いて、例えばポ
リジメチルシロキサンゴム等の軟質ゴムパッドを介して
蝕刻プレートから転写印刷することによってパターン
(色付フィルム)を金型に印刷することが望ましい。あ
るいは、パターンは、空気ブラシにより、あるいはイン
キジェット(噴射)法又はそれと同様な色付フィルム被
覆法により、金型に被覆することができる。この被覆を
行う興味ある1つの方法は、金型面の形状に合致する面
を有し、金型面の虹彩部分に対応する面に多数の穴を有
するダイから色付液状物を噴射する方法である。それら
の穴は、金型に被覆すべきパターンに対応するものであ
る。この台は、日付スタンプのように金型の表面に押し
当てることができ、ダイ面に作用する押圧力を用いてダ
イから色付液状物を金型面に押捺することができる。
金型面に色付フィルムを形成するのに用いられる色付
液状物は、通常、ビヒクルと着色剤とから成る。このビ
ヒクルは、液状の熱可塑性コーチング材又は硬化性コー
チング材を包含する。そのようなコーチング材は、それ
自体が液体であるか、あるいは溶剤又は稀釈剤を用いて
液状にされる。ビヒクルは、多相の組成物、例えばコー
チング材を水などの稀釈剤に分散させたものである。そ
のようなビヒクルるの例としてはラテックス又はエマル
ジョンがある。着色剤は、コンタクトレンズに色付けす
るのに使用されている慣用の反応性又は不反応性の染
料、又は、コーチング技術において一般に使用されるい
ろいろな顔料の内の任意のものであってよい。コーチン
グ材は、レンズの滅菌に通常使用されるオートクレーブ
処理の条件に耐えることができるものであることがが望
ましい。例えば、コーチング材は、最終コンタクトレン
ズが150℃のオートクレーブに約5〜30分間通される際
にそれに耐えることができることが望ましい。樹脂と混
合した、最終コンタクトレンズ内の着色剤は、通常の使
用においてレンズを処理するのに用いられる催涙液又は
洗浄剤及び殺菌剤に対して耐性を有し、催涙液や洗浄剤
及び殺菌剤によって除去されないものであることが望ま
しい。
液状物は、通常、ビヒクルと着色剤とから成る。このビ
ヒクルは、液状の熱可塑性コーチング材又は硬化性コー
チング材を包含する。そのようなコーチング材は、それ
自体が液体であるか、あるいは溶剤又は稀釈剤を用いて
液状にされる。ビヒクルは、多相の組成物、例えばコー
チング材を水などの稀釈剤に分散させたものである。そ
のようなビヒクルるの例としてはラテックス又はエマル
ジョンがある。着色剤は、コンタクトレンズに色付けす
るのに使用されている慣用の反応性又は不反応性の染
料、又は、コーチング技術において一般に使用されるい
ろいろな顔料の内の任意のものであってよい。コーチン
グ材は、レンズの滅菌に通常使用されるオートクレーブ
処理の条件に耐えることができるものであることがが望
ましい。例えば、コーチング材は、最終コンタクトレン
ズが150℃のオートクレーブに約5〜30分間通される際
にそれに耐えることができることが望ましい。樹脂と混
合した、最終コンタクトレンズ内の着色剤は、通常の使
用においてレンズを処理するのに用いられる催涙液又は
洗浄剤及び殺菌剤に対して耐性を有し、催涙液や洗浄剤
及び殺菌剤によって除去されないものであることが望ま
しい。
色付液状物のビヒクルは、熱可塑性又は硬化性であっ
てよい。この液状物は、当業者には周知の態様で液状で
供給されるプラスチック又は樹脂内に選択された着色剤
を混合することによって調製することが望ましい。この
プラスチックは、コーチング材として通常使用される熱
可塑性材料、例えばアクリル樹脂系、酢酸ビニル樹脂
系、又はアクリル又は酢酸ビニルを含有した.共重合体
樹脂系の水性(水によって担持された)ラテックスコー
チング材であってよい。アクリル樹脂は、アクリレート
の単独重合体又は共重合体、又はメチルアクリレート、
エチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート
等のメタクリレートの単独重合体又は共重合体、又はメ
チルメタクリレート、又はn−プロピルメタクリレート
を主成分としたものである。酢酸ビニル樹脂は、酢酸ビ
ニルから誘導された単独重合体又は共重合体である。も
ちろん、上記プラスチックは、水性ラテックスではな
く、全部が有機溶媒によって担持された系であってよ
い。(周知のように、典型的なラテックスは、有機溶媒
中に溶解したプラスチック又は樹脂を有し、その溶液が
水中に分散されている。その分散体は、表面活性剤を用
いることによって維持される。) 本発明に使用することができるもう1つの樹脂は、硬
化性の樹脂である。この硬化性樹脂は、熱可塑性にされ
得ないものであるという点で熱硬化性樹脂の部類に分類
することができる。この種の樹脂には、本発明に使用し
得るものが多数あるが、最も望ましいのは、レンズ形成
用液状混合物に対して親和性を有する樹脂か、あるいは
レンズ形成用液状混合物と同じ樹脂である。この場合、
色付フィルムは、液体として金型面に被覆し、半ば又は
完全硬化させることができる。樹脂は、液体として金型
面に被覆された段階では、A又はB段階であってよい、
即ち、全く硬化していない状態(A段階)か、又は半ば
硬化しているが、まだ液状である状態(B段階)であっ
てよい。金型面に被覆した樹脂がA段階である場合、そ
の樹脂をある程度硬化させてB段階に変換することが望
ましい。この被覆樹脂は、レンズ形成用液状混合物を金
型へ注ぎ込む前に完全硬化(C段階)させてもよく、あ
るいは、その完全硬化は、レンズ形成用液状混合物を金
型へ注ぎ込み、レンズを成形し、該混合物をC段階へ完
全硬化させるまで保留してもよい。
てよい。この液状物は、当業者には周知の態様で液状で
供給されるプラスチック又は樹脂内に選択された着色剤
を混合することによって調製することが望ましい。この
プラスチックは、コーチング材として通常使用される熱
可塑性材料、例えばアクリル樹脂系、酢酸ビニル樹脂
系、又はアクリル又は酢酸ビニルを含有した.共重合体
樹脂系の水性(水によって担持された)ラテックスコー
チング材であってよい。アクリル樹脂は、アクリレート
の単独重合体又は共重合体、又はメチルアクリレート、
エチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート
等のメタクリレートの単独重合体又は共重合体、又はメ
チルメタクリレート、又はn−プロピルメタクリレート
を主成分としたものである。酢酸ビニル樹脂は、酢酸ビ
ニルから誘導された単独重合体又は共重合体である。も
ちろん、上記プラスチックは、水性ラテックスではな
く、全部が有機溶媒によって担持された系であってよ
い。(周知のように、典型的なラテックスは、有機溶媒
中に溶解したプラスチック又は樹脂を有し、その溶液が
水中に分散されている。その分散体は、表面活性剤を用
いることによって維持される。) 本発明に使用することができるもう1つの樹脂は、硬
化性の樹脂である。この硬化性樹脂は、熱可塑性にされ
得ないものであるという点で熱硬化性樹脂の部類に分類
することができる。この種の樹脂には、本発明に使用し
得るものが多数あるが、最も望ましいのは、レンズ形成
用液状混合物に対して親和性を有する樹脂か、あるいは
レンズ形成用液状混合物と同じ樹脂である。この場合、
色付フィルムは、液体として金型面に被覆し、半ば又は
完全硬化させることができる。樹脂は、液体として金型
面に被覆された段階では、A又はB段階であってよい、
即ち、全く硬化していない状態(A段階)か、又は半ば
硬化しているが、まだ液状である状態(B段階)であっ
てよい。金型面に被覆した樹脂がA段階である場合、そ
の樹脂をある程度硬化させてB段階に変換することが望
ましい。この被覆樹脂は、レンズ形成用液状混合物を金
型へ注ぎ込む前に完全硬化(C段階)させてもよく、あ
るいは、その完全硬化は、レンズ形成用液状混合物を金
型へ注ぎ込み、レンズを成形し、該混合物をC段階へ完
全硬化させるまで保留してもよい。
レンズ形成用液状混合物は、モノマー、プレポリマー
又は加硫性成分から成るものであってよい。混合物の特
に好適な成分は、好ましくは例えば米国特許第3,822,08
9号に開示されているような、僅かに又は中程度に架橋
された三次元網目構造を形成するモノマーを含む親水性
モノマーである。そのような親水性モノマーの例として
は、メタクリル酸又はアクリル酸のモノ又はポリアルキ
レングリコールモノエステルのような、メタクリル酸又
はアクリル酸と、エステル化可能なヒドロキシル基及び
少なくとも1つの追加のヒドロキシル基を有するアルコ
ールとの水溶性モノエステル、例えば、エチレングリコ
ールモノメタクリレート、エチレングリコールモノアク
リレート、ジエチレングリコールモノメタクリレート、
ジエチレングリコールモノアクリレート、プロピレング
リコールモノメタクリレート、ジプロピレンモノアクリ
レート等;N−アルキル又はN,N−ジアルキル置換アクリ
アミド又はメタクリルアミド、例えばN−メチルアクリ
アミド、N,N−ジメチルアルキルアミド、N−メチルメ
タクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド等;N
−ビニルピロリドン;アルキル置換N−ビニルピロリド
ン、例えばメチル置換N−ビニルピロリドン;グリシジ
ルメタクリレート;グリシジルアクリレート;不飽和ア
ミン;アルキルエチルアクリレート;可溶化されたコラ
ーゲン;及びそれらの混合物、及び当業者に周知のその
他のモノマーがある。
又は加硫性成分から成るものであってよい。混合物の特
に好適な成分は、好ましくは例えば米国特許第3,822,08
9号に開示されているような、僅かに又は中程度に架橋
された三次元網目構造を形成するモノマーを含む親水性
モノマーである。そのような親水性モノマーの例として
は、メタクリル酸又はアクリル酸のモノ又はポリアルキ
レングリコールモノエステルのような、メタクリル酸又
はアクリル酸と、エステル化可能なヒドロキシル基及び
少なくとも1つの追加のヒドロキシル基を有するアルコ
ールとの水溶性モノエステル、例えば、エチレングリコ
ールモノメタクリレート、エチレングリコールモノアク
リレート、ジエチレングリコールモノメタクリレート、
ジエチレングリコールモノアクリレート、プロピレング
リコールモノメタクリレート、ジプロピレンモノアクリ
レート等;N−アルキル又はN,N−ジアルキル置換アクリ
アミド又はメタクリルアミド、例えばN−メチルアクリ
アミド、N,N−ジメチルアルキルアミド、N−メチルメ
タクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド等;N
−ビニルピロリドン;アルキル置換N−ビニルピロリド
ン、例えばメチル置換N−ビニルピロリドン;グリシジ
ルメタクリレート;グリシジルアクリレート;不飽和ア
ミン;アルキルエチルアクリレート;可溶化されたコラ
ーゲン;及びそれらの混合物、及び当業者に周知のその
他のモノマーがある。
コンタクトレンズを製造するための本発明の実施に特
に有用な親水性モノマーとしては、疎水性アクリル酸エ
ステル、適当な低級アルキルアクリレート酸エステル
(好ましくはアルキル基の炭素原子数が1〜5個のも
の)、例えばメチルアルキレート、メチルメタクリレー
ト、エチルアルキレート、エチルメタクリレート、n−
プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、
イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレー
ト、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、又はそれらの混合物が挙げられる。
に有用な親水性モノマーとしては、疎水性アクリル酸エ
ステル、適当な低級アルキルアクリレート酸エステル
(好ましくはアルキル基の炭素原子数が1〜5個のも
の)、例えばメチルアルキレート、メチルメタクリレー
ト、エチルアルキレート、エチルメタクリレート、n−
プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、
イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレー
ト、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、又はそれらの混合物が挙げられる。
それらの適当なモノマーとしては、エチレン系不飽和
カルボン酸エステル、特にヒドロキシル側基を有する、
又は有さないシロキサンモノマーとポリマーのメタクリ
ル酸又はアクリル酸エステルがある。これらのモノマー
は、コンタクトレンズの技術分野において周知であり、
例えば、米国特許第4,139,548号、4,235,985号、4,152,
508号、3,808,178号、4,139,692号、4,248,989号及び4,
139,513号に開示されている。
カルボン酸エステル、特にヒドロキシル側基を有する、
又は有さないシロキサンモノマーとポリマーのメタクリ
ル酸又はアクリル酸エステルがある。これらのモノマー
は、コンタクトレンズの技術分野において周知であり、
例えば、米国特許第4,139,548号、4,235,985号、4,152,
508号、3,808,178号、4,139,692号、4,248,989号及び4,
139,513号に開示されている。
好ましいモノマー混合物としては、少なくとも1種類
のメタクリル酸のアルキレングリコールモノエステル、
特にエチレングリコールモノメタクリレートと、少なく
とも1種類のメタクリル酸のアルキレングリコールジエ
ステルのような架橋モノマー、特にエチレングリコール
ジメタクリレートを含む混合物がある。これらの混合物
は、他の重合性モノマー、例えばN−ビニルピロリド
ン、メチルメタクリレートと、アクリルアミド、グリシ
ジルメタクリレーと、N−メチルアクリアミド、ジエチ
レングリコールモノエタクリレート等を好ましくは少量
含有するものであってもよい。
のメタクリル酸のアルキレングリコールモノエステル、
特にエチレングリコールモノメタクリレートと、少なく
とも1種類のメタクリル酸のアルキレングリコールジエ
ステルのような架橋モノマー、特にエチレングリコール
ジメタクリレートを含む混合物がある。これらの混合物
は、他の重合性モノマー、例えばN−ビニルピロリド
ン、メチルメタクリレートと、アクリルアミド、グリシ
ジルメタクリレーと、N−メチルアクリアミド、ジエチ
レングリコールモノエタクリレート等を好ましくは少量
含有するものであってもよい。
上述して各種モノマー、又は疎水性及び親水性反応体
の混合物を含むモノマー混合物を更に少量の二官能価又
は多官能価の物質、例えばジビニルベンゼン、エチレン
グリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、プロピレングリコールアクリレート、プロ
ピレングリコールジメタクリレート、又は、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、グリセロール、ペン
タエリトリトール、ブチレングリコール、ジエチレング
リコール、テトラエチレングリコール、マンニトール又
はソルビトール等のポリオールのアクリレート又はメタ
クリレートエステルと混合してもよい。その他の架橋モ
ノマーの例としては、N,N−メチレン−ビス−アクリル
アミド又はN,N−メチレン−ビス−メタクリルアミド、
スルホン化ジビニルベンゼン、ジビニルスルホン等があ
る。
の混合物を含むモノマー混合物を更に少量の二官能価又
は多官能価の物質、例えばジビニルベンゼン、エチレン
グリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、プロピレングリコールアクリレート、プロ
ピレングリコールジメタクリレート、又は、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、グリセロール、ペン
タエリトリトール、ブチレングリコール、ジエチレング
リコール、テトラエチレングリコール、マンニトール又
はソルビトール等のポリオールのアクリレート又はメタ
クリレートエステルと混合してもよい。その他の架橋モ
ノマーの例としては、N,N−メチレン−ビス−アクリル
アミド又はN,N−メチレン−ビス−メタクリルアミド、
スルホン化ジビニルベンゼン、ジビニルスルホン等があ
る。
コンタクトレンズの形成に適するその他のレンズ形成
用材料は、米国特許第2,976,576号、3,220,960号、3,93
7,680号、3,947,021号、3,983,083号、3,988,274号、4,
018,853号、3,875,211号、3,503,942号、3,532,679号、
3,621,079号、3,639,524号、3,700,761号、3,721,657
号、3,758,448号、3,772,235号、3,786,034号、3,803,0
93号、3,816,571号、3,940,207号、3,431,046号、3,54
2,461号、4,055,378号、4,064,086号、4,062,627号に開
示されている。
用材料は、米国特許第2,976,576号、3,220,960号、3,93
7,680号、3,947,021号、3,983,083号、3,988,274号、4,
018,853号、3,875,211号、3,503,942号、3,532,679号、
3,621,079号、3,639,524号、3,700,761号、3,721,657
号、3,758,448号、3,772,235号、3,786,034号、3,803,0
93号、3,816,571号、3,940,207号、3,431,046号、3,54
2,461号、4,055,378号、4,064,086号、4,062,627号に開
示されている。
重合反応は、媒体の不在下で(塊状重合)あるいは不
活性溶媒の存在下で行うことができる。好適な溶媒は、
水;水溶性低級脂肪族一価アルコール及び多価アルコー
ル、例えばグリコール、グリセロール、フルフラール等
の有機溶媒;及びそれらの混合物である。溶液又は分散
体の粘度を制御するために、しばしば、溶媒には少量
の、即ち50重量%未満の反応媒体を含める。溶媒のこの
部分は、反応性希釈剤と称することができる。
活性溶媒の存在下で行うことができる。好適な溶媒は、
水;水溶性低級脂肪族一価アルコール及び多価アルコー
ル、例えばグリコール、グリセロール、フルフラール等
の有機溶媒;及びそれらの混合物である。溶液又は分散
体の粘度を制御するために、しばしば、溶媒には少量
の、即ち50重量%未満の反応媒体を含める。溶媒のこの
部分は、反応性希釈剤と称することができる。
レンズ形成用混合物の重合は、ビニルの重合に一般に
使用される種類の遊離ラジカル触媒及び、又は開始剤の
存在下で行うことができる。その種の触媒としては、過
酸化物、アルキルペルカーボネート、過酸化水素、及び
アンモニウム、ナトリウム、又は過硫酸カリのような有
機物がある。重合温度は、約20℃以下から約100℃以上
までいろいろな温度とすることができる。
使用される種類の遊離ラジカル触媒及び、又は開始剤の
存在下で行うことができる。その種の触媒としては、過
酸化物、アルキルペルカーボネート、過酸化水素、及び
アンモニウム、ナトリウム、又は過硫酸カリのような有
機物がある。重合温度は、約20℃以下から約100℃以上
までいろいろな温度とすることができる。
モノマー又はプレポリマーの重合は、又、周知の開始
剤及び、又は触媒の存在下又は不存在下で例えば放射線
(紫外線、X線、マイクロウエーブ又はその他の周知の
放射線)を用いて行うこともできる。
剤及び、又は触媒の存在下又は不存在下で例えば放射線
(紫外線、X線、マイクロウエーブ又はその他の周知の
放射線)を用いて行うこともできる。
重合反応の触媒として放射線を用いる場合、スピンキ
ャストに通常用いられる重合塔(管)は、重合塔の重合
帯域内への放射線の透過を阻害しないような材料で形成
しなければならない。触媒として長波紫外線を使用する
場合は、重合塔の素材としてはパイレックスのようなガ
ラスが好適である。上述したような他の触媒を使用する
場合は、重合体塔は、スチール、ニッケル、青銅、各種
合金アドのいろいろな金属で製造することができる。
ャストに通常用いられる重合塔(管)は、重合塔の重合
帯域内への放射線の透過を阻害しないような材料で形成
しなければならない。触媒として長波紫外線を使用する
場合は、重合塔の素材としてはパイレックスのようなガ
ラスが好適である。上述したような他の触媒を使用する
場合は、重合体塔は、スチール、ニッケル、青銅、各種
合金アドのいろいろな金属で製造することができる。
色付コンタクトレンズ(以下、単に「レンズ」とも称
する)をスピンキャストによって製造する場合、レンズ
形成用材料を、その材料によって濡らされる性質(湿潤
性)の光学的凹面を有する金型キャビテイ内へ装入し、
次いで間欠的に回転重合塔の入口端へ強制供給する。重
合塔は、入口端の近くに「調整」帯域を有し、そこから
出口端に向って重合体域を有するものであることが好ま
しい。金型は、当該技術において周知の態様で金型の親
水性又は湿潤(濡れ)性を高めるために予備処理された
光学的表面を有するものであることが好ましい。締り嵌
めによって互いに一体的に連結された重合塔と金型の回
転速度は、金型内でレンズ形成用混合物を半径方向外方
へ変位させて所定のレンズ形状に形成するように調節す
る。所定のレンズ形状に形成された混合物は、重合塔内
で重合条件下におかれると、所望の形状のコンタクトレ
ンズとして完成される。この目的には、例えば約300r.
p.m.〜約600r.p.m.の回転速度が好適である。もちろ
ん、使用すべき正確な回転速度は、当業者が適宜選定す
ることができるが、考慮すべき要素は、使用されるレン
ズ形成用材料の成分の種類及び濃度、作動条件、触媒の
種類及び濃度、開始剤の種類及び濃度、放射線エネルギ
ー源の種類等である。
する)をスピンキャストによって製造する場合、レンズ
形成用材料を、その材料によって濡らされる性質(湿潤
性)の光学的凹面を有する金型キャビテイ内へ装入し、
次いで間欠的に回転重合塔の入口端へ強制供給する。重
合塔は、入口端の近くに「調整」帯域を有し、そこから
出口端に向って重合体域を有するものであることが好ま
しい。金型は、当該技術において周知の態様で金型の親
水性又は湿潤(濡れ)性を高めるために予備処理された
光学的表面を有するものであることが好ましい。締り嵌
めによって互いに一体的に連結された重合塔と金型の回
転速度は、金型内でレンズ形成用混合物を半径方向外方
へ変位させて所定のレンズ形状に形成するように調節す
る。所定のレンズ形状に形成された混合物は、重合塔内
で重合条件下におかれると、所望の形状のコンタクトレ
ンズとして完成される。この目的には、例えば約300r.
p.m.〜約600r.p.m.の回転速度が好適である。もちろ
ん、使用すべき正確な回転速度は、当業者が適宜選定す
ることができるが、考慮すべき要素は、使用されるレン
ズ形成用材料の成分の種類及び濃度、作動条件、触媒の
種類及び濃度、開始剤の種類及び濃度、放射線エネルギ
ー源の種類等である。
本発明によれば、レンズ形成用材料を金型へ供給する
前に、レンズの瞳孔即ち視覚部分を透明のままに残すよ
うにしてレンズの虹彩部分に色付けするように金型面に
液状色付フィルムを形成しておく。いうまでもなく、レ
ンズの視覚部分の寸法は、眼の拡大に対応する大きさと
する。金型面上に形成する液状色付フィルムのパターン
は、慣用の技法によって蝕刻されたパターンを有する金
属板を用いて形成することができる。蝕刻されたパター
ンは、色付液状物を充填して平にならし柔軟なシリコー
ンゴム製の転写スタンプをパターンに押しつけてパター
ンをスタンプの面に写し取る。次いで、そのスタンプを
金型面に押圧してパターンをスタンプから金型面に転写
させ、金型面に色付フィルムを被覆する。次いで、この
色付フィルムを、そのビヒクルが熱可塑性でない場合
は、部分重合又は完全硬化させることができる。その
後、レンズ形成用材料を金型へ供給する。
前に、レンズの瞳孔即ち視覚部分を透明のままに残すよ
うにしてレンズの虹彩部分に色付けするように金型面に
液状色付フィルムを形成しておく。いうまでもなく、レ
ンズの視覚部分の寸法は、眼の拡大に対応する大きさと
する。金型面上に形成する液状色付フィルムのパターン
は、慣用の技法によって蝕刻されたパターンを有する金
属板を用いて形成することができる。蝕刻されたパター
ンは、色付液状物を充填して平にならし柔軟なシリコー
ンゴム製の転写スタンプをパターンに押しつけてパター
ンをスタンプの面に写し取る。次いで、そのスタンプを
金型面に押圧してパターンをスタンプから金型面に転写
させ、金型面に色付フィルムを被覆する。次いで、この
色付フィルムを、そのビヒクルが熱可塑性でない場合
は、部分重合又は完全硬化させることができる。その
後、レンズ形成用材料を金型へ供給する。
第1A図は、色付ドット5のパターン3を色付フィルム
として使用するスピンキャスト(回転流延)用金型1の
平面図である。ドット5のパターン3は金型1の金型面
(成形面)に被覆する。パターン3は、金型面の、レン
ズの視覚部分に対応する(レンズの視覚部分を成形す
る)部分7を囲繞している。ドット5は、モノマー可溶
性(モノマーに溶ける)インキを添加した液状のレンズ
形成用モノマー混合物、又は、美術品の下塗りに使用さ
れるような水性顔料入りアクリルペイントから成る。
として使用するスピンキャスト(回転流延)用金型1の
平面図である。ドット5のパターン3は金型1の金型面
(成形面)に被覆する。パターン3は、金型面の、レン
ズの視覚部分に対応する(レンズの視覚部分を成形す
る)部分7を囲繞している。ドット5は、モノマー可溶
性(モノマーに溶ける)インキを添加した液状のレンズ
形成用モノマー混合物、又は、美術品の下塗りに使用さ
れるような水性顔料入りアクリルペイントから成る。
第1B図は、色付交差線11の格子縞又は碁盤の目のパタ
ーン9を色付フィルムとして使用するスピンキャスト用
金型1の平面図である。パターン9は、金型1の金型面
に被覆する。パターン9は、金型面の、レンズの視覚部
分に対応する(レンズの視覚部分を成形する)部分7を
囲繞している。
ーン9を色付フィルムとして使用するスピンキャスト用
金型1の平面図である。パターン9は、金型1の金型面
に被覆する。パターン9は、金型面の、レンズの視覚部
分に対応する(レンズの視覚部分を成形する)部分7を
囲繞している。
第1C図は、色付交差線15の放射グリッド(格子)パタ
ーン13を色付フィルムとして使用するスピンキャスト用
金型1の平面図である。パターン13は、金型1の金型面
に被覆する。このパターンでは、線を金型の視覚部分7
からパターンの外周縁にまでスポークのように放射状に
延長させ、これらの放射状の線と交差する線は、視覚部
分7の一部又は全体を取巻く一連の環状線とすることが
できる。
ーン13を色付フィルムとして使用するスピンキャスト用
金型1の平面図である。パターン13は、金型1の金型面
に被覆する。このパターンでは、線を金型の視覚部分7
からパターンの外周縁にまでスポークのように放射状に
延長させ、これらの放射状の線と交差する線は、視覚部
分7の一部又は全体を取巻く一連の環状線とすることが
できる。
第1D図は、色付放射状線19の放射スポーク状パターン
17を色付フィルムとして使用するスピンキャスト用金型
1の平面図である。パターン17は、金型1の金型面に被
覆する。このパターンでは、線を金型の視覚部分7から
パターンの外周縁にまでスポークのように放射状に延長
させることができる。
17を色付フィルムとして使用するスピンキャスト用金型
1の平面図である。パターン17は、金型1の金型面に被
覆する。このパターンでは、線を金型の視覚部分7から
パターンの外周縁にまでスポークのように放射状に延長
させることができる。
第1E図は、スピンキャスト用金型1の断面図であり、
色付フィルム4を被覆された金型面2を示す。この図に
は、色付フィルム4を構成するものとして、金型面の上
に突出した第1A−C図に示されたようなドット又はグリ
ッドの線の幾つかが示されている。
色付フィルム4を被覆された金型面2を示す。この図に
は、色付フィルム4を構成するものとして、金型面の上
に突出した第1A−C図に示されたようなドット又はグリ
ッドの線の幾つかが示されている。
次ぎに、上記色付フィルムが硬化性であり、その色付
フィルムの粘性を高めることがことがレンズの形成に資
する場合は、色付フィルムのパターンを被覆された金型
にモノマー混合物のようなレンズ形成用液状物を供給す
る前に、その金型を重合条件に付す(重合条件下にお
く)。色付フィルムに含まれるレンズ形成モノマーを重
合するためのこの重合条件は、後にレンズ本体を形成す
るためのレンズ形成用モノマー混合物に使用される特定
の開始剤又は開始手段(紫外線、熱、γ放射線)に適合
する重合条件とする。この重合条件は、金属面上の色付
フィルムを半ば又は完全に重合させるように選択するこ
とができる。
フィルムの粘性を高めることがことがレンズの形成に資
する場合は、色付フィルムのパターンを被覆された金型
にモノマー混合物のようなレンズ形成用液状物を供給す
る前に、その金型を重合条件に付す(重合条件下にお
く)。色付フィルムに含まれるレンズ形成モノマーを重
合するためのこの重合条件は、後にレンズ本体を形成す
るためのレンズ形成用モノマー混合物に使用される特定
の開始剤又は開始手段(紫外線、熱、γ放射線)に適合
する重合条件とする。この重合条件は、金属面上の色付
フィルムを半ば又は完全に重合させるように選択するこ
とができる。
次ぎの工程は、第2A図に示されている。この工程で
は、インキを含有していない慣用のレンズ形成用モノマ
ー混合物(液状物)6の第1図の金型1内の金型面2上
へ流し込んで先に重合又は半ば重合している色付フィル
ム又は熱可塑性色付フィルム4の上に重ね、色付フィル
ム4をレンズ形成用モノマー混合物6の下に埋没させ
る。
は、インキを含有していない慣用のレンズ形成用モノマ
ー混合物(液状物)6の第1図の金型1内の金型面2上
へ流し込んで先に重合又は半ば重合している色付フィル
ム又は熱可塑性色付フィルム4の上に重ね、色付フィル
ム4をレンズ形成用モノマー混合物6の下に埋没させ
る。
第2B図は、レンズ形成用モノマー混合物が金型の回転
により金型面上にスピンキャスト(回転流延)され、慣
用のスピンキャストレンズ8の形とされたところを示
す。このレンズの前面(コンタクトレンズを着用する人
の眼に接触しない外側面)の幾何学的寸法形状は、金型
面によって決定され、レンズの後面(コンタクトレンズ
を着用する人の眼に接触する内側面)の幾何学的寸法形
状は、スピンキャストの物理学的条件によって決定され
る。この慣用のレンズ形成用モノマー混合物を重合させ
るために、やはり重合条件に付す。この重合条件は、先
の工程で色付フィルムが部分的に(半ば)しか重合され
ていない場合は、レンズ形成用モノマー混合物並びに色
付フィルムを完全重合状態にもたらすように選定され
る。色付フィルムの部分的重合は、その色付フィルムの
表面と、レンズ形成用モノマー混合物によって形成され
る透明なレンズマトリックス(レンズ本体)との間の強
固な結合を促進するためには好ましい方法である。この
ようにして得られた本発明のレンズは、慣用のスピンキ
ャストレンズと同じ部類のレンズであり、金型から取り
外し、スピンキャストレンズの標準処理法を用いて処理
することができる。
により金型面上にスピンキャスト(回転流延)され、慣
用のスピンキャストレンズ8の形とされたところを示
す。このレンズの前面(コンタクトレンズを着用する人
の眼に接触しない外側面)の幾何学的寸法形状は、金型
面によって決定され、レンズの後面(コンタクトレンズ
を着用する人の眼に接触する内側面)の幾何学的寸法形
状は、スピンキャストの物理学的条件によって決定され
る。この慣用のレンズ形成用モノマー混合物を重合させ
るために、やはり重合条件に付す。この重合条件は、先
の工程で色付フィルムが部分的に(半ば)しか重合され
ていない場合は、レンズ形成用モノマー混合物並びに色
付フィルムを完全重合状態にもたらすように選定され
る。色付フィルムの部分的重合は、その色付フィルムの
表面と、レンズ形成用モノマー混合物によって形成され
る透明なレンズマトリックス(レンズ本体)との間の強
固な結合を促進するためには好ましい方法である。この
ようにして得られた本発明のレンズは、慣用のスピンキ
ャストレンズと同じ部類のレンズであり、金型から取り
外し、スピンキャストレンズの標準処理法を用いて処理
することができる。
第4図は、本発明の完成した色付コンタクトレンズを
示す。このレンズのパターン即ち色付ドット又は色付グ
リッドは、レンズの表面と一体の成分であり、レンズの
表面から突出していない。従って、このパターンは、レ
ンズの厚みに全く影響を及ぼさない。これに対して、第
3図は、色付パターンを本発明のように金型面にではな
く、レンズの表面に直接印刷するという従来技術によっ
て得られた色付コンタクトレンズを示す。このような従
来のレンズでは、パターン10は、レンズ12の表面上に隆
起物として突出するので、先に述べたような多くの欠点
を生じる。
示す。このレンズのパターン即ち色付ドット又は色付グ
リッドは、レンズの表面と一体の成分であり、レンズの
表面から突出していない。従って、このパターンは、レ
ンズの厚みに全く影響を及ぼさない。これに対して、第
3図は、色付パターンを本発明のように金型面にではな
く、レンズの表面に直接印刷するという従来技術によっ
て得られた色付コンタクトレンズを示す。このような従
来のレンズでは、パターン10は、レンズ12の表面上に隆
起物として突出するので、先に述べたような多くの欠点
を生じる。
本発明は、スピンキャスト法だけではなく、キャスト
(注型、流し込み)成形法にも適用することができる。
第5図は、キャスト成形法のための前面用(レンズの前
面を成形するための)金型20を示す。この金型の内側面
即ち金型面22に上述したいろいろなパターンのうちの任
意のパターン23の色付フィルムを被覆する。第5A図は、
それによって得られたレンズ27を示す。このレンズは、
先に説明した本発明のスピンキャストレンズと実質的に
同じ形態を有する。
(注型、流し込み)成形法にも適用することができる。
第5図は、キャスト成形法のための前面用(レンズの前
面を成形するための)金型20を示す。この金型の内側面
即ち金型面22に上述したいろいろなパターンのうちの任
意のパターン23の色付フィルムを被覆する。第5A図は、
それによって得られたレンズ27を示す。このレンズは、
先に説明した本発明のスピンキャストレンズと実質的に
同じ形態を有する。
第6図は、キャスト成形法のための後面用(レンズの
後面を成形するための)金型24を示す。この金型の金型
面25に上述したいろいろなパターンのうちの任意のパタ
ーン26の色付フィルムを被覆する。第6A図は、それによ
って得られたレンズ29を示す。
後面を成形するための)金型24を示す。この金型の金型
面25に上述したいろいろなパターンのうちの任意のパタ
ーン26の色付フィルムを被覆する。第6A図は、それによ
って得られたレンズ29を示す。
上記第5図の方法と第6図の方法を組合せて用いるこ
ともできる。その場合、ある特定の色(例えば白色)の
色付パターンを後面用金型に被覆し、それと同じ色又は
異なる色(例えば濃青色)の色付パターンを前面用金型
に被覆する。これによって例えば見る人に実際に生きて
いるような感覚を与える多色模様付外観、あるいは、見
る人の側に反射する白色の背景を用いた明るい色調を有
する色付コンタクトレンズが得られる。そのようなレン
ズは第7図に示されている。
ともできる。その場合、ある特定の色(例えば白色)の
色付パターンを後面用金型に被覆し、それと同じ色又は
異なる色(例えば濃青色)の色付パターンを前面用金型
に被覆する。これによって例えば見る人に実際に生きて
いるような感覚を与える多色模様付外観、あるいは、見
る人の側に反射する白色の背景を用いた明るい色調を有
する色付コンタクトレンズが得られる。そのようなレン
ズは第7図に示されている。
レンズの両面に色付パターンを施すこの方法は、まず
パターンを上述したような後面用金型と前面用金型の両
方に固定することによって実施することができる。次い
で、レンズ形成用モノマー混合物を各金型にそれぞれ供
給し、各モノマー混合物を部分的に重合し、それによっ
てパターンをそれぞれレンズの後面及び前面に固着させ
る。次いで、2つの金型を合わせ、重ね合わされた後面
と前面のレンズ形成用モノマー混合物を重合させて結合
し、硬化を完了させて、両面にパターンを有する色付コ
ンタクトレンズを形成する。
パターンを上述したような後面用金型と前面用金型の両
方に固定することによって実施することができる。次い
で、レンズ形成用モノマー混合物を各金型にそれぞれ供
給し、各モノマー混合物を部分的に重合し、それによっ
てパターンをそれぞれレンズの後面及び前面に固着させ
る。次いで、2つの金型を合わせ、重ね合わされた後面
と前面のレンズ形成用モノマー混合物を重合させて結合
し、硬化を完了させて、両面にパターンを有する色付コ
ンタクトレンズを形成する。
以上、本発明を実施例に関連して説明したが、本発明
は、ここに例示した実施例の構造及び形態に限定される
ものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱すること
なく、いろいろ実施形態が可能であり、いろいろな変更
及び改変を加えることができることを理解されたい。
は、ここに例示した実施例の構造及び形態に限定される
ものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱すること
なく、いろいろ実施形態が可能であり、いろいろな変更
及び改変を加えることができることを理解されたい。
第1A図は、金型面にドットのパターンを被覆されたスピ
ンキャスト用金型の平面図である。 第1B図は、金型面にグリッドのパターンを被覆されたス
ピンキャスト用金型の平面図である。 第1C図は、金型面に放射状グリッドのパターンを被覆さ
れたスピンキャスト用金型の平面図である。 第1D図は、金型面に放射スポーク状のパターンを被覆さ
れたスピンキャスト用金型の平面図である。 第1E図は、第1A〜D図のスピンキャスト用金型の断面図
であり、色付フィルムを被覆された金型面を示す。 第2A図は、スピンキャストによってレンズを形成するた
めの樹脂溶液(レンズ形成用モノマー混合物)を供給さ
れた第1図のスピンキャスト用金型の断面図である。 第2B図は、樹脂溶液(レンズ形成用モノマー混合物)が
金型の回転により金型面上にスピンキャストされ、スピ
ンキャストレンズの形とされたところを示す、第1図の
スピンキャスト用金型の断面図である。 第3図は、従来技術に従って製造された色付コンタクト
の断面図である。 第4図は、本発明の完成した色付コンタクトレンズの断
面図である。 第5図は、キャスト成形法のための前面用金型の断面図
であり、レンズ形成用樹脂を供給する前の段階を示す。 第5A図は、第5図のキャスト成形法によって得られたレ
ンズの断面図である。 第6図は、キャスト成形法のための後面用の断面図であ
り、レンズ形成用樹脂を供給する前の段階を示す。 す。 第6A図は、第6図のキャスト成形法によって得られたレ
ンズの断面図である。 第7図は、後面と前面の両方にパターンを施した本発明
のコンタクトレンズの断面図である。 1:スピンキャスト用金型 2:金型面 3:パターン(色付フィルム) 4:色付フィルム 5:ドット 6:レンズ形成用モノマー混合物 7:視覚部分 9:格子縞パターン 11:交差線 13:放射グリッド状パターン 15:交差線 17:放射スポーク状パターン 20:前面成形用金型 22:金型面 23:パターン 24:後面成形用金型 25:金型面 26:パターン
ンキャスト用金型の平面図である。 第1B図は、金型面にグリッドのパターンを被覆されたス
ピンキャスト用金型の平面図である。 第1C図は、金型面に放射状グリッドのパターンを被覆さ
れたスピンキャスト用金型の平面図である。 第1D図は、金型面に放射スポーク状のパターンを被覆さ
れたスピンキャスト用金型の平面図である。 第1E図は、第1A〜D図のスピンキャスト用金型の断面図
であり、色付フィルムを被覆された金型面を示す。 第2A図は、スピンキャストによってレンズを形成するた
めの樹脂溶液(レンズ形成用モノマー混合物)を供給さ
れた第1図のスピンキャスト用金型の断面図である。 第2B図は、樹脂溶液(レンズ形成用モノマー混合物)が
金型の回転により金型面上にスピンキャストされ、スピ
ンキャストレンズの形とされたところを示す、第1図の
スピンキャスト用金型の断面図である。 第3図は、従来技術に従って製造された色付コンタクト
の断面図である。 第4図は、本発明の完成した色付コンタクトレンズの断
面図である。 第5図は、キャスト成形法のための前面用金型の断面図
であり、レンズ形成用樹脂を供給する前の段階を示す。 第5A図は、第5図のキャスト成形法によって得られたレ
ンズの断面図である。 第6図は、キャスト成形法のための後面用の断面図であ
り、レンズ形成用樹脂を供給する前の段階を示す。 す。 第6A図は、第6図のキャスト成形法によって得られたレ
ンズの断面図である。 第7図は、後面と前面の両方にパターンを施した本発明
のコンタクトレンズの断面図である。 1:スピンキャスト用金型 2:金型面 3:パターン(色付フィルム) 4:色付フィルム 5:ドット 6:レンズ形成用モノマー混合物 7:視覚部分 9:格子縞パターン 11:交差線 13:放射グリッド状パターン 15:交差線 17:放射スポーク状パターン 20:前面成形用金型 22:金型面 23:パターン 24:後面成形用金型 25:金型面 26:パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−191606(JP,A) 特開 昭60−235115(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02C 7/04 B29C 39/12
Claims (24)
- 【請求項1】透明な中央視覚部分と、それを取巻く色付
虹彩部分を有する成形色付コンタクトレンズを製造する
方法であって、 (a)熱硬化性又は熱可塑性の色付液状物をコンタクト
レンズ成形金型の金型面の前記レンズの虹彩部分を形成
する部分に被覆して、該金型面上に、金型の内部空間に
露出した表面と金型面に接蝕した表面を有する色付フィ
ルムを色付パターンとして形成し、 (b)該色付フィルムを該虹彩部分の部分に維持した状
態でレンズの本体を形成するためのレンズ形成用液状物
を前記金型に装入し、スピンキャスト又はキャスト成形
によって該色付フィルムを該レンズ形成用液状物の下に
埋没させるとともに該レンズ形成用液状物を該色付フィ
ルムの周りに形造りし、該成形されたレンズを金型から
取出し、前記色付フィルムが該レンズの本体と一体にな
って色付フィルムの表面がレンズの外表面の一部となっ
た成形レンズを得ることを特徴とする成形色付コンタク
トレンズ製造方法。 - 【請求項2】前記色付フィルム及びレンズの表面は、実
質的に平滑であって、連続していることを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載の成形色付コンタクトレンズ
製造方法。 - 【請求項3】前記色付液状物は、前記レンズ形成用液状
物と実質液に同じ熱硬化性液状物であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項に記載の成形色付コンタクトレ
ンズ製造方法。 - 【請求項4】前記色付液状物は、熱可塑性コーチング材
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の成
形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項5】前記熱可塑性コーチング材は、アクリル樹
脂であることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載
の成形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項6】前記色付フィルムは、不透明であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の成形色付コン
タクトレンズ製造方法。 - 【請求項7】前記色付フィルムは、透明であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の成形色付コンタ
クトレンズ製造方法。 - 【請求項8】前記色付フィルムは、空隙を有することを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の成形色付コン
タクトレンズ製造方法。 - 【請求項9】前記色付フィルムの空隙は、該フィルムの
全面積の5〜約80%を占めることを特徴とする特許請求
の範囲第8項に記載の成形色付コンタクトレンズ製造方
法。 - 【請求項10】前記色付フィルムは、レンズの虹彩部分
の面積の50%ないし全部を占めることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の成形色付コンタクトレンズ製造
方法。 - 【請求項11】前記色付フィルムは、レンズの虹彩部分
の面積の全部を占めることを特徴とする特許請求の範囲
第10項に記載の成形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項12】前記色付フィルムは、前面成形用金型と
後面成形用金型の少なくとも一方の金型面に被覆するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第11項に記載の成形色付
コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項13】前記色付フィルムは、後面成形用金型の
金型面に被覆することを特徴とする特許請求の範囲第12
項に記載の成形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項14】前記色付フィルムは、前面成形用金型の
金型面に被覆することを特徴とする特許請求の範囲第12
項に記載の成形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項15】前記色付フィルムは、前面成形用金型と
後面成形用金型の両方の金型面に被覆することを特徴と
する特許請求の範囲第12項に記載の成形色付コンタクト
レンズ製造方法。 - 【請求項16】該コンタクトレンズをスピンキャストに
よって成形することを特徴とする特許請求の範囲第12項
に記載の成形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項17】該コンタクトレンズをキャスト成形によ
って成形することを特徴とする特許請求の範囲第12項に
記載の成形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項18】前記色付フィルムは、前面成形用金型と
後面成形用金型の少なくとも一方の金型面に被覆するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の成形色付
コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項19】前記色付フィルムは、後面成形用金型の
金型面に被覆することを特徴とする特許請求の範囲第18
項に記載の成形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項20】前記色付フィルムは、前面成形用金型の
金型面に被覆することを特徴とする特許請求の範囲第18
項に記載の成形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項21】前記色付フィルムは、前面成形用金型と
後面成形用金型の両方の金型面に被覆することを特徴と
する特許請求の範囲第18項に記載の成形色付コンタクト
レンズ製造方法。 - 【請求項22】該コンタクトレンズをスピンキャストに
よって成形することを特徴とする特許請求の範囲第1項
に記載の成形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項23】該コンタクトレンズをキャスト成形によ
って成形することを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載の成形色付コンタクトレンズ製造方法。 - 【請求項24】前記色付フィルムは、前記金型に形成さ
れるレンズの虹彩部分の面積に等しい面積を金型上に占
めることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の成
形色付コンタクトレンズ製造方法。
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