JP2975040B2 - 着色コンタクトレンズ - Google Patents

着色コンタクトレンズ

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JP2975040B2 JP2077164A JP7716490A JP2975040B2 JP 2975040 B2 JP2975040 B2 JP 2975040B2 JP 2077164 A JP2077164 A JP 2077164A JP 7716490 A JP7716490 A JP 7716490A JP 2975040 B2 JP2975040 B2 JP 2975040B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、成形した着色コンタクトレンズ及びその製
造方法に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 多くの精神文化のうち、所定の目の色彩、特に青及び
緑がもっとも魅力的であるという社会的なイメージがあ
る。カミの色に関しても、人工的な工夫、例えば、ヘア
ーカラーリング及び着色したコンタクトレンズの使用を
通じて遺伝を変えることを求める集団がある。近年、着
色コンタクトレンズがコンタクトレンズ産業において成
長時期であることが認められている。成形着色コンタク
トレンズは、コンタクトレンズが一般に受け入れられる
ようになったことと、一般に容貌を気にかける人が多く
なったことと、コンタクトレンズの構造(ハードレン
ズ、ソフトレンズ、酸素透過性レンズ等)が改良された
ことの結果として人気が高まっている。着色コンタクト
レンズを製造するための技法としてはいろいろな方法が
従来から提案されている。着色コンタクトレンズは、2
つの範躊に分類することができる。第1の範躊のコンタ
クトレンズ(以下、単に「レンズ」とも称する)は、実
質的に透明な強調色を使用し、その透明な強調色は自然
の虹彩の色を透視させるが、自然の虹彩の色と組み合わ
さって別個の外観を創生するようにしたコンタクトレン
ズである。この種の着色レンズは、通常、薄茶色の眼を
水色の眼に変えるのに用いることができるが、濃い茶色
の虹彩を青色に変えることはできない。第2の範躊のレ
ンズは、自然の虹彩の色を隠蔽し、眼の外面に別の色を
呈する作用を有する不透明な着色レンズである。この種
のレンズは、茶色の眼を青色にすることができる。
これらの2つの範躊のレンズを製造するためにいろい
ろな方法が使用されている。それらの方法は、多くの点
で異なるが、主要な相違は、レンズの着色剤の一部とし
て不透明(隠蔽)剤を選択するか、あるいは非不透明剤
を選択するかにある。不透明剤を使用すると、その不透
明剤がレンズの虹彩部分を完全には覆わないようにしな
い限り、レンズを通して虹彩を透視することができな
い。不透明剤の被覆パターンは、レンズの美容上の観点
から見て大きな要素となる。
1969年11月4日付の米国特許第3,476,499号には、以
下のような記載がある。
「ヒドロゲルコンタクトレンズを表面プリントにより
選択的に着色する試みもなされているが、レンズの外表
面への刷り込みは、外観上の理由から受け入れられず、
さりとて、レンズの内側面即ち接触面(眼に接触する
面)への刷り込みは、眼の角膜をへの刺激を回避するの
に必要な平滑な表面仕上を阻害しないようにすることが
非常に困難である。」 従って、同特許においては、重合性混合物内の沈降し
た吸光剤を中央レンズの視覚部分の周りの環状の帯域へ
分布させるように回転成形が用いられている。
1970年10月27日にスピバク(Spivack)に付与された
特許は“疑似虹彩”を含むコンタクトレンズを記載して
いる。特許権者は虹彩の輪内のレンズ部分を不透明な着
色剤でインプリントしている。特許権者に従えは、「所
望の虹彩を描く画像は各々の不透明なインプリント上に
インプリントされる」。
1981年2月24日付の米国特許第4,252,421号には、以
下のような記載がある。
「従来の方法の1つは、ブラシのような器具を用いて
ソフトコンタクトとレンズに着色中央部分を塗布又は印
刷することである。もう1つの方法は、化学的印刷法を
用いてソフトコンタクトレンズに着色けする方法であ
る。しかし、これらの直接印刷法には幾つかの欠点があ
る。1つは、レンズを製造した後に、色をレンズに印刷
するので、色がレンズ素材に均一に分散されないことで
ある。着色するために水溶性染料を使用することも提案
されている。」同特許においては、レンズを製造するの
に使用される重合コモノマー混合物の主鎖にポリマー結
合される水溶性染料を使用している。これに関連して、
1984年8月28日付米国特許第4,468,229号にも、ポリマ
ー結合染料の使用について開示されている。即ち、米国
特許第4,468,229号には下記のような記載がある。
「かくして、例えば着色の中央部分と透明な縁部を有
するレンズ、又は虹彩に対応する環状の着色部分を有す
るレンズを形成することが可能である。」「染料をレン
ズの一方の面だけに、又は表面の特定部分に塗布したい
場合は、製造ずみのレンズを固定具上又は金型内に取付
け、反応性の染料をレンズ表面の特定部分だけに被覆す
ればよい。」 又、上記米国特許第4,252,421号には、下記のよう
に、着色レンズを製造するための3つの方法が開示され
ている。
「第1の方法によれば、まず、着色ボタンを金型内で
重合し、その着色ボタンの周りにヒドロゲルコモノマー
混合物を流し込んで重合する。第2の方法は、最初に透
明なボタンを重合し、その透明なボタンに中央に孔を形
成し、染料を含有したコモノマー混合物をこの孔内に流
し込んで重合する方法である。」 「透明な着色ボタン組合せ体を形成する第3の方法
は、通常のソフトコンタクトレンズのブランクサイズの
着色又は透明ボタンを形成し、このボタンを半分にスラ
イスし、このボタンにそれとは反対の、即ち透明又は着
色のコモノマー混合物を重ねて重合し、それによって着
色層と透明層の二重の層のボタンを形成することから成
る。カッティング工程においては、着色部分を下にして
カットを行い、レンズのベースの曲面を形成するための
切込みの深さにより着色区域の直径が定められるように
する。
1972年7月25日付米国特許第3,679,504号には、着色
成形コンタクトレンズを製造するための幾つかの技法が
記載されている。又、フランス特許第1,499,774号に
は、レンズ形成用ポリマー層を回転金型に流し込み、そ
のポリマー層の露出面に不透明材の非常に薄い層を重
ね、その上にモノマー混合物の層を被覆し、そのモノマ
ー混合物を金型を回転させながら重合させてコンタクト
レンズを形成する方法が開示されている。この不透明材
は、眼の虹彩、瞳孔及び、又は鞏膜を模することもでき
る。このフランス特許には下記のようなもう1つのコン
タクトレンズ形成方法が記載されている。即ち、まず、
例えば磨きガラス板のような平滑なパッドの平坦な表面
上に親水性ポリマーの薄いカバー層を形成する。そのよ
うな平面状の非常に薄い層は、既に重合を開始したモノ
マー混合物の液滴をパッドの上に流し、その上に平滑な
カバー板(例えば顕微鏡検査のために標本をカバーする
のに使用されるような薄いガラス板)で覆うことによっ
て容易に作ることができる。気泡の発生は回避しなけれ
ばならない。酸素の進入が遮断されると、急速に重合が
進行する。ポリマーを水又はアルコールで膨潤させた後
必要ならば、上記カバー板を取除く。ポリマー層は、大
気に露呈されると急激に乾燥する。ここで、平面上の表
面の上に着色パターンを正面から観察しながら圧伸する
ことができるので、そのような圧伸及び、又は染色操作
が非常に好便に行われ、信頼性の高いものとなる。この
パターン又はその一部は、箔押ダイ又はその他の印刷ダ
イ又はステンシルを用いて印刷してもよい。次いで、や
はり重合を開始したモノマー混合物の別の液滴を上記パ
ターン及びカバー層上に載せ、得られたヒドロゲルコン
タクトレンズ又は人工眼の前面部分を軽く押圧し、2つ
のヒドロゲル層内へ部分的に浸透した重合モノマー混合
物によって全体が堅く結合されるようにする。この操作
は、ヒドロゲルコンタクトレンズ又は人工眼の前面部分
をまず少なくとも部分的な脱水状態下で重合させてお
き、そのヒドロゲルコンタクトレンズ又は人工眼の前面
部分を約100℃以上に加熱した平滑なガラス又は金属表
面上に押圧すれば、一層容易に行うことができる。脱水
されたポリマーは、約120℃以上の温度でソフトになり
(軟化し)、塑性になるが、水が含まれていると、軟化
温度を低下させることになる。次いで、レンズとパッド
を軟化温度の下で冷却し、レンズを上記パッドから外
す。この時点で、レンズは、平面状にされているので、
重合を開始したモノマー混合物の単一の液滴によって上
記着色パターンを有するカバー層に容易に結合すること
ができる。最後に、全体を好ましくは水又は生理的溶液
で膨潤させ、レンズ又は又は人工眼の前面部分をその元
の形状に戻す。薄いカバー層とパターンとによってもた
らされた曲面の変化は、大抵の場合無視しうる程度であ
る。必要ならば、元のレンズ(カバー層とパターンを除
くレンズ本体)の曲面の曲率を僅かに大きめにしてお
き、カバー層とパターンによる曲率の変化によりレンズ
の曲率が最適にされるようにすることもできる。
1969年6月24日付カナダ特許第815,956号にも、下記
のような着色コンタクトレンズ製造方法が記載されてい
る。
「そのようなヒドロゲルから作られた膨潤コンタクト
レンズは眼添加物(眼に添えて使用するもの)は、例え
ば、ヒドロキシル基と結合する反応性染料、又は重合前
にモノマー混合物内に混入させることができる他の可溶
性又は不可溶性染料又は顔料(チェコスロバキア特許第
116,900号)によって容易に着色けすることができる。
可溶性染料は、眼の中へ浸出し易いので、可溶性の染
料、特に被覆顔料を用いるのが好適である。しかしなが
ら、粘性の低いモノマー混合物中の顔料は、特に回転金
型内においては、重合が始る前に沈降し易く、従ってレ
ンズの外面に浮き出るので望ましくない。なぜなら、顔
料は、生理的に無害であることを証明するためには何年
にも亙っての使用に耐えなければならないからである。
又、被覆染料又は顔料で表面に着色けされたレンズ又は
眼添加物は、透明な角膜の下に虹彩の着色層が存在する
眼の自然の光沢を欠いているので美的観点からも望まし
くない。衛生上の要件及び美的要件を充足するために
は、着色層が眼の生体組織に接触しないように着色層を
レンズの内部に配置し透明なヒドロゲルで覆われるよう
にするのが最も望ましい。」 上記カナダ特許第815,956号には、上記フランス特許
第1,499,774号に代表される方法と同様の着色コンタク
トレンズ製造法も開示されている。
1973年1月23日付米国特許第3,712,718号は、成形ず
みのたレンズに切込み凹部を形成し、その凹部に着色剤
を充填することによって着色レンズを製造する方法を開
示している。選ばれたパターンは代え得るが、最も好ま
しいと考えられるパターンは、ランダムなカットした溝
に追従するもの及びレンズの虹彩部分についての振動路
に追従するものである。いうまでもなく、溝の寸法はパ
ターンをレンズにカットする特許権者の能力に委ねられ
る。
1984年9月18日付米国特許第4,472,327号は、成形工
程中にマイカ又はかきの貝殻の微粉末のような光反射性
粒子をレンズ内に埋入することを開示している。
1986年4月15日付米国特許第4,582,402号及び1987年1
1月3日付米国特許第4,704,017号は、コンタクトレンズ
の虹彩部分の表面に着色ドットのパターンを被覆するこ
とを教示している。パターンを被覆する手段として、柔
軟なパッドにより蝕刻されたプレートからパターンを写
し取り、それをレンズの表面に被覆する慣用の直接印刷
法を用いる。
これらの特許のレンズは、Wesley Jessendivision of
Schering Corp.によりDura Soft 3 Colors(商標名)
の名前で販売されることが意図されている。Dura Soft
3 Colorsレンズを調査すると、該特許と市販されている
レンズとの最も重大な相違は、市販のレンズの虹彩の部
分区域にある小さな格子状のセグメントがはっきりと不
注意に存在するのに対して、特許が虹彩の着色を与える
にドットを用いることを記載しているに過ぎないことで
ある。コンタクトレンズの虹彩部分中に着色したドット
を使用することは、装飾レンズの装着者が短い距離から
見られるときに虹彩全体の着色の外観に影響を及ぼす意
向である。
コンタクトレンズの虹彩部分の着色を与えるドットの
使用は商業的に成功してきた。斯かる装飾コンタクトレ
ンズを製造する従来の試みは着色用の色素または自然の
虹際のパターンの模写に依存する。前者の技術は茶色の
目に青または緑のような一層明るい色の外観をもたらす
のに十分な不透明部を提供することができず、一方、天
然の虹際の模写は、個々のレンズに適用するのにきわめ
て多くの手作業を含むので大量な商業的な開発用に経済
的に実現不可能である。
Wesley Jessenレンズは成功したが、多くの困難を蒙
っていることがわかる。第1に、それらはレンズの表面
上に隆起したパターンとしてインクパターンを含み、こ
れは装着者に不快感を生じさせる。第2にドットパター
ンはドットの境界がなくブレンドされるので、レンズ装
着者を見る人にとってその目は外観上気が抜けた(魅力
がない)ように見える。本質的に、ドットパターンはテ
クスチャーのない(non−textured)着色を生じる。レ
ンズの気の抜けた様子(blandness)はいくつかの異な
る着色ドットをレンズの外側表面にインクで印が付けら
れたドットパターンに導入することにより幾分緩和する
ことが出来る。これは、望まないドットパターンの消去
(deregistration)をもたらすことになる二以上の段階
的な印刷シーケンスを導入し、それは商業的な取り扱い
において実質的に多くのレンズの拒否を生じることにな
る。異なる着色がされたドットをレンズ上に的確に付す
るのに要求される注意はかかる多色レンズが製造される
速度を実質的に低減する。
繰り返されるドットパターンの気の抜けた様子を低減
するための別のアプローチは、芸術家が行なう点描画法
と呼ばれる描画手法でドットにより多くのテクスチャー
(着色模様)(texture)を導入するものである。テク
スチャーは典型的には光線が個々のドットの側部で反射
するようにパターンに深さを導入することによってもた
らすことができ、見る人に、平坦な着色プラスチック片
を見せるのに比べて、織物中で見られる変化に類似した
繊細で多面的な変化を見せる。これを達成するには深み
を持つドット及びドットの側部に沿った不規則性を有す
る必要がある。しかしながら、米国特許第4,472,327号
の方法特許はレンズ上に印刷されるべきドットを要求し
ており、深さを増すことは個々のドットの高さ増すこと
を意味する。これは不快な問題を増大する。
テクスチャーのある不透明な着色を提供するのに用い
ることができ且つきわめて低廉に大量生産することに役
立つ装飾レンズデザインを有することが望まれる。さら
に、これを、コンタクトレンズ面上にドット印刷を用い
ないで行なうことが望まれる。
[課題を解決するための手段] この発明は、テクスチャー(着色模様)(texture)
を伴う不透明な着色を提供するのに用いることができ且
つきわめて低廉に大量生産することに役立つ装飾レンズ
デザインを包含する。一層特に、本発明は反復性の方法
で製造された成型プラスチック装飾コンタクトレンズに
関し、該レンズは相互に連結した細い着色ラインの密集
した組織の装飾パターンを含み、該ラインは瞳孔部分の
外周から且つ外周の周りに虹彩部分の外周に向かって傾
斜した方向に及び虹彩部分の外周に接触して放射し、そ
して該ラインは虹彩部分内に存在する。レンズは装飾パ
ターンがレンズ本体の一部に成る様な方法で成型する。
本発明は反復性の方法により製造された成型装飾コン
タクトレンズであって、開放したきょう膜部分、装飾的
な虹彩部分及び開放した瞳孔部分を含むコンタクトレン
ズに関する。虹彩部分は瞳孔部分を包囲するその一方で
きょう膜部分に包囲される。虹彩部分は着色ラインの実
質的な組織の群のパターンを含み、組織中の該ラインは
パターンを通じて厚さが変化する。該群は、瞳孔部分の
外周から且つ外周について、虹彩部分の外周に向かって
傾斜した方向で且つ虹彩部分の外周に接触して放射し、
該瞳孔部分は透明であり且つかかるパターンが存在しな
い。
実質的に相互連結する群は虹彩パターンの全てデザイ
ンの構成成分として定められる。群は全虹彩パターン内
で繰り返しまたは繰り返さない組織をから構成される。
群のグループは、それらが互いに同一または異なる組織
であっても、全虹彩パターンを含む必要はない。例え
ば、相互に連結した組織群は虹彩部分の外周に分散し且
つ任意の別のラインと相互に連結しないはぐれたライン
により互いに分離され得る。虹彩部分のほとんどの領域
が該群を含むのが好ましい。好ましくは虹彩部分の表面
積の少なくとも50%が相互に連結する組織の少なくとも
一種の群により占有される。一層好ましくは、虹彩部分
の表面積の少なくとも約75%が相互に連結する組織の少
なくとも一種の群により占有される。もっとも好ましく
は、虹彩部分の表面積の本質的にすべてが相互に連結す
る組織の少なくとも一種の群により占有される。
本発明の上記の装飾コンタクトレンズは相互に連結す
る組織を構成するラインの厚さ及び長さの変動によっ
て、所望のレベルのテクスチャーを創生する。本文中で
用いられる厚さ(太さ)の語はラインの幅及び深さを包
含する。虹彩部分内の着色ラインの濃度は、レンズの光
学的な倍率がないときでも、虹彩部分の全体を横断する
実質的に均一な着色パターンの外観をもたらすのに十分
であるが、虹彩部分内の着色ラインの濃度はテクスチャ
ーのない着色パターンをもたらすのに十分でない。斯か
る外観はレンズの約5フィート内での通常の拡大されて
いないレンズの視界を基準にする。
本発明の好ましい装飾コンタクトレンズにおいて、虹
彩部分は不規則に着色されたラインの実質的に相互に連
結された組織の群を含み、該ラインは、瞳孔の外周から
及び外周の周りに、虹彩部分の外周に向かって傾斜した
方向で及び虹彩部分の外周に接触して曲がりくねった及
び波状のパターンで放射して、そして該ラインは虹彩部
分に存在する。組織内のラインの厚さは、組織を通じて
あらかじめ決定した方法により変化して、ラインの幅、
深さ及び形状ならびにラインの長さの変化によってテク
スチャーを生じる。瞳孔部分は透明であり且つかかる組
織がない。
更に前記の好ましい装飾コンタクトレンズの具体例に
おいて、曲がりくねったパターンは瞳孔の外周から且つ
外周の周りに共通の幹から各々生じ且つ拡散する。該曲
がりくねったパターンは虹彩部分の外周に向かって傾斜
した方向に及び外周に接触して放射する複数のラインを
含み、該ラインは虹彩部分に存在する。
レンズの虹彩部分中に提供される装飾的なパターンは
形状が不規則な組織のライン間の空間を利用する。これ
らの空間はラインの形態を強調する働きをしてそれによ
って、該パターンにテクスチャーのハイライトをもたら
す。本発明の望ましい具体例において、相互に連結する
組織はラインの間の空間として不透明はマトリックスを
含む。該不透明の固形組織のマトリックスは典型的な場
合には、虹彩部分の面積の約50%〜約95%、好ましくは
約60%〜約90%、そして最も好ましい場合には約65〜約
85%を含む。
本発明のきわめて好ましい具体例においては、組織の
ラインがレンズの表面が均整な形状を有するようにレン
ズの本体の前面、後面または両面内に埋け込まれる。最
も好ましい具体例においては、テクスチャーは虹彩部分
中に不規則なまたは中絶したラインパターンを提供する
ことにより誇張され、該ラインパターンはコンタクトレ
ンズ本体の深みに伸び且つレンズのクリアー部分の屈折
率及びラインを構成するレンズの着色部分の屈折率の差
を利用してレンズのテクスチャーのある外観に貢献す
る。本発明の装飾コンタクトレンズは一焦点または二重
焦点型にし得る。例えば、もしコンタクトレンズがコー
エン(Cohenn)レンズ型の二重焦点型(アレーン(Alle
n)L、コーエン(Cohenn)に付与された特許、例えば
米国特許第4,210,391号及び米国特許第4,340,283号を参
照のこと)の場合は、コンタクトレンズの片面または両
面が位相帯板(phase zone plate)を持つことができ、
そしてこれらは本発明から逸脱しない。概して、コーエ
ンレンズ型の二重焦点の特徴は専らレンズの瞳孔部分内
に存在し、且つ最も典型的にはレンズの角膜くぼみ面内
にある。
発明の所望の一具体例において、装飾コンタクトレン
ズは熱硬化(硬化した)樹脂からできており、レンズの
虹彩部分上の装飾パターンは熱可塑性ポリマーから出来
ている。本発明の改良において、装飾コンタクトレンズ
の前面あるいは後面のいずれかが各々のレンズの虹彩部
分において本発明の不透明な装飾パターンを含み、そし
てレンズの他の面は補足的なまたは整合した不透明な、
半透明なまたは透明な装飾パターンを含む。
本発明はまた着色した虹彩部分に取り囲まれた透明な
中央の視覚域を含む成型コンタクトレンズの再生可能な
製造方法に関する。該方法は、次のことを含む: a.着色剤として硬化性(熱硬化性)または熱可塑性の重
合性ビヒクルのいずれかを含む着色液体フィルムを金型
中に堆積し、ここに該金型は金型表面上にコンタクトレ
ンズを作成するためのものでありレンズの虹彩部分は金
型表面上に形成されて再生可能な着色フィルムが生じ
る、 b.該フィルムは金型の内側に露出する表面及び金型に接
触する表面を含み、 c.着色したフィルムは着色したラインの相互に連結した
組織の群を含み、該ラインは金型表面上に位置する上記
瞳孔部分の外周から且つ外周の回りに金型表面の虹彩部
分の外周に向かって傾斜した方向で及び虹彩部分の外周
に接触して放射して、該ラインは上記虹彩部分内に存在
し、そして組織内のラインの厚さは組織を通じてあらか
じめ決められたパターン内で変化し、そして、 d.虹彩部分に着色したフィルムを維持しながら、レンズ
本体を形成するのに用いる液状のレンズ形成混合物を金
型に充填し、 e.着色フィルムに対してレンズ形成混合物を配置させ、
それにより、成型レンズが金型から取り出されたときに
フィルムの表面がレンズ本体と一体化するようになりそ
してフィルムの表面がレンズの外側表面の一部になる。
方法の好ましい具体例においては、着色した液体は着
色剤としてビヒクルを含有する熱可塑性ポリマーを含
む。
発明の方法は、最終レンズにおいてフィルム及びレン
ズの表面が本質的に滑らかであり且つ連続的である。一
具体的において、着色した液体はレンズ形成液体を構成
する液体と本質的に同一の硬化性の液体を含み、そして
別の具体例では、熱可塑性の重合性コーティング組性
物、好ましくはアクリル樹脂を含む。着色したフィルム
は不透明、半透明または透明にしてよく、そして好まし
くは金型表面上に堆積したパターンによって提供される
空所を含む。発明の好ましいレンズはレンズの前面ある
いは後面の少なくとも一方上に少なくとも一種の半透明
の着色したフィルムを含む。着色したフィルムはレンズ
の虹彩領域内のレンズの全ての面積に対して少なくとも
約50%を占めるのが好ましく、最も望ましくは着色した
フィルムが虹彩領域(またはレンズの虹彩領域に対応す
る金型部分)内のレンズの全面積を占有する。典型的な
場合、着色したフィルムは方法を実施する際に金型前部
及び金型後部面の少なくとも一方に提供される。着色フ
ィルムは後面及び前面の両方に提供されることが好まし
い。後面及び前面の両方にパターンを提供することによ
り格別の装飾的効果が達成される。
特に、本発明の方法はレンズを着色フィルムが置かれ
たキャスティング金型表面上でスピンキャスティングま
たはキャスト成型することによる着色レンズの製造方法
に関する。
色彩及び着色剤の語はすべての範囲の色彩及び着色材
料を意味する。なにが色彩を構成するかにつき困惑する
場合は、これらの語句に関してメリアム−ウェブスター
社(マサチューセッツ州、スプリングフィールド、0110
2)により発行された、ウェブスターの第3版の国際辞
典に記載された定義が本発明に包含される。これは黒及
び白が色彩にみなされることを意味し、それらの色彩を
作り出すのに用られる着色剤は本発明に包含される。本
発明は特に一方の表面に加減され得る多色または透明も
しくは半透明色を、他方の面上に不透明な色を用いるこ
とに関する。いくつかの例においては、配置された任意
のパターン内でまたはレンズの表面内で1色以上の色を
用いることが望まれる。例えば、印刷されていない(de
registered)密集した着色ラインパターンをレンズ内ま
たはレンズ上にあらかじめ提供された堆積した異なる着
色パターン上に重ねることは、レンズ中にコントラスト
のあるまたはアクセントのあるハイライトをもたらす方
法である。上に示したように、これはレンズの製造コス
トを追加する。
詳細な発明 本発明は、成型により製造され且つ色彩が相互に連結
する組織を形成する着色ラインを含有する群の形態でレ
ンズの虹彩内に存在する着色プラスチックコンタクトレ
ンズに関する。特に、本発明は、滑らかな表面の着色し
たプラスチックレンズであって、色彩がレンズの中央部
分に位置する透明な視界または瞳孔領域を取り囲むレン
ズの虹彩領域内に位置し且つ相互に連結した不透明な着
色ラインの密集した組織の形態である。
本発明は装着したときに自然の外観の虹彩から自然で
ない外観の虹彩に渡る美学の視覚的効果をもたらす装飾
コンタクトレンズであって、所望のテクスチャー効果を
所有し、装飾コンタクトレンズに典型的に関連する視覚
的な外観における魅力のない様相を回避するコンタクト
レンズを包含する。本発明の好ましい具体例において
は、波立ったそして曲がりくねったパターンを持つライ
ンを用い、それらの使用は近くで見られたときに所定の
ランダムな外観(本文中、“疑似ランダム”という)を
全装飾パターンにもたらす。しかしながら、レンズが装
着されたときは、波立ったパターンそのものはレンズを
装着する普通の観察者には目立たない。しかしながら、
波立ったそして曲がりくねったパターンは普通の観察者
にとって目立つテクスチャーの効果をもたらす。テクス
チャーの効果はラインの波立った且つ曲がりくねったパ
ターンにより発生した多重の切子面のある角度から誘導
される。これらの角度は種々の微細光反射パターンを装
飾レンズから起こす。
本発明は、レンズの虹彩中にある着色不透明パターン
が相互の連結した不透明なラインの組織及び光を伝達す
るラインの間の空間を含むコンタクトレンズを包含す
る。着色した不透明なパターンはレンズの虹彩部分を通
じて連続的に張り詰め且つレンズ本体の部分に伸びる。
着色した不透明なパターンはレンズの前面及び/または
後面に存在し得る。着色した不透明なパターンをレンズ
の成型前であってレンズ形成材料を金型に供給する前に
金型の雄面及び/または雌面上に該パターンを堆積する
ことによって、レンズの注型法またはスピンキャスト法
の間にレンズの後面及び/または前面上に適用し得る。
本発明の好ましい具体例において、該パターンは細い
着色ラインの相互に連結した組織を含有する群から構成
され、該パターンは、瞳孔の外周から且つ外周につい
て、虹彩部分の外周に向かって傾斜した方向で且つ虹彩
部分の周囲に接触して放射するライン(虹彩部分内に存
在する)の濃度を変え、瞳孔部分に最も近い虹彩領域の
ライン濃度は一層低く、そして瞳孔部分の領域の外側で
はライン濃度は一層高い。いずれにしても、組織中のラ
インの厚さは組織を通じてあらかじめ決定されたパター
ン内において変化し、瞳孔部分は透明であり、かかる組
織がない。換言すれば、本発明のレンズの虹彩部分は少
なくとも二つの環状部分を有し、一つは瞳孔の外周を包
囲し且つ瞳孔の外周から隔たった深さを有する環状領域
であり、他の領域は第1の領域の外側にあり且つ第1の
環状領域の外周から隔った深さを有する。この具体例は
瞳孔の周囲についてより緻密でないラインパターンを備
え、被覆された目の瞳孔及び虹彩の変わり目を画するの
に一層自然な外観を与えるために働く。上で指摘したよ
うに、群のパターンは予め決定された方法で繰り返され
る。これの目的は装飾的に整合しないレンズによる装着
者の発生を防止することにある。個人によって装着され
た各々のレンズは、一つのレンズがもう一方のレンズと
違って見えないように近似すべきである。
好ましい具体例を構成する本発明の重要な特徴はプラ
スチックコンタクトレンズ中の着色パターンを容易に発
生することであり、そこでパターンは深さを有し、それ
によって視覚的なテクスチャーを提供し、それでもなお
レンズの表面は滑らかである。本発明をレンズは表面上
に装着者を不快にするこぶ(色をレンズ上に印刷したと
きに存在するようなこぶ)がない。この結果、発明のレ
ンズは心地よく装着され、テクスチャーのために著しい
装飾効果を発揮する。もし、色が不透明型であれば、レ
ンズは不透明型である。
これらは、例えばレンズの表面に突出するドットを直
接印刷することから成る従来の方法に比べて重要な利点
である。先に述べたように、直接印刷法は、レンズの厚
みを増大させ、それによって酸素透過性を減少させるば
かりでなく、突出したドットは、着用者のまぶたに違和
感を生じさせ、更には、レンズの表面に異物が捕捉され
る可能性を高くするとともに、蛋白質を堆積させる場を
作ることになる。第9図中に示したレンズはこのタイプ
のレンズの断面を表わす。
本発明の好ましい方法は、最初に本文中で記載したよ
うな装飾パターンを、金型表面上に配置し、最終的にレ
ンズ本体を形成するレンズ形成混合物を該パターンの頂
部に配置することができように十分に固定し、そしてそ
れらの組み合わせを一緒に成型することが出来る成型レ
ンズの製造方法を含む。
着色パターンは、いろいろな印刷法によって金型に被
覆することができる。実際、パターンは、ブラシで金型
に塗布してもよい。いうまでもなく、レンズの商業的生
産においては、周知の自動技法を用いて、例えば軟質ゴ
ムパッドを介して蝕刻プレートから転写印刷することに
よってパターンを金型に印刷することが望ましい。パッ
ドは軟質のポリジメチルシロキサンゴム等の材料から製
造し得る。あるいは、パターンは、空気ブラシにより、
あるいはインキジェット(噴射)法又はそれと同様な着
色パターン被覆法により、金型に被覆することができ
る。この被覆を行う興味ある1つの方法は、金型面の形
状に合致する面を有し、金型面の虹彩部分に対応する面
に多数の穴を有するダイから着色液状物を噴射する方法
である。それらの穴は、金型に被覆すべきパターンに対
応するものである。このダイは、日付スタンプのように
金型の表面に押し当てることができ、ダイ面に作用する
押圧力を用いてダイから着色液状物を金型面に押捺する
ことができる。
金型面に着色パターンを形成するのに用いられる着色
液状物は、通常、ビヒクルと着色剤とから成る。このビ
ヒクルは、液状の熱可塑性コーティング材又は硬化性
(熱硬化性)コーティング材を包含する。そのようなコ
ーティング材は、それ自体が液体であるか、あるいは溶
剤又は稀釈剤を用いて液状にされる。ビヒクルは、多相
の組成物、例えばコーティング材を水などの稀釈剤に分
散させたものである。そのようなビヒクルの例としては
ラテックス又はエマルジョンがある。着色剤は、コンタ
クトレンズに着色するのに使用されている慣用の反応性
又は不反応性の染料、又は、コーティング技術において
一般に使用されているいろいろな顔料の内の任意のもの
であってよい。コーティング材は、レンズの滅菌に通常
使用されるオートクレーブ処理の条件に耐えることがで
きるものであることが望ましい。例えば、コーティング
材は、最終コンタクトレンズが150℃のオートクレーブ
に約5〜30分間通される際にそれに耐えることができる
ことが望ましい。樹脂と混合した、最終コンタクトレン
ズ内の着色材は、通常の使用においてレンズを処理する
のに用いられる催涙液又は洗浄剤及び殺菌剤に対して耐
性を有し、催涙液や洗浄剤及び殺菌剤によって除去され
ないものであることが望ましい。
上記のように、着色液状物のビヒクルは、熱可塑性又
は硬化性であってよい。この液状物は、当業者には周知
の態様で液状で供給されるプラスチック又は樹脂内に選
択された着色剤を混合することによって調製することが
望ましい。このプラスチックは、コーティング材として
通常使用される熱可塑性材料、例えばアクリル樹脂系、
酢酸ビニル樹脂系、又はアクリル又は酢酸ビニルを含有
した共重合体樹脂系の水性(水によって担持された)ラ
テックスコーティング材であってよい。アクリル樹脂
は、アクリレートの単独重合体又は共重合体、又はメチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート等のメタクリレートの単独重合体又は
共重合体、又はメチルメタクリレート、又はn−プロピ
ルメタクリレートを主成分としたものである。酢酸ビニ
ル樹脂は、酢酸ビニルから誘導された単独重合体又は共
重合体である。もちろん、上記プラスチックは、水性ラ
テックスではなく、全部が有機溶媒によって担持された
系であってよい。(周知のように、典型的なラテックス
は、有機溶媒中に溶解したプラスチック又は樹脂を有
し、その溶液が水中に分散されている。その分散体は、
表面活性剤を用いることによって維持される。) 本発明に使用することができるもう1つの樹脂は、硬
化性の樹脂である。この硬化性樹脂は、熱可塑性にされ
得ないものであるという点で熱硬化性樹脂の部類に分類
することができる。この種の樹脂には、本発明に使用し
得るものが多数あるが、最も望ましいのは、レンズ形成
用液状混合物に対して親和性を有する樹脂か、あるいは
レンズ形成用液状混合物と同じ樹脂である。この場合、
着色パターンは、液体として金型面に被覆し、半ば又は
完全硬化させることができる。樹脂は、液体として金型
面に被覆された段階では、A又はB段階であってよい、
即ち、全く硬化していない状態(A段階)か、又は半ば
硬化しているが、まだ液状である状態(B段階)であっ
てよい。金型面に被覆した樹脂がA段階である場合は、
その樹脂をある程度硬化させてB段階に変換することが
望ましい。この被覆樹脂は、レンズ形成用液状混合物を
金型へ注ぎ込む前に完全硬化(C段階)させてもよく、
あるいは、その完全硬化は、レンズ形成用液状混合物を
金型へ注ぎ込み、レンズを成形し、該混合物をC段階へ
完全硬化させるまで保留してもよい。
本発明の実施において、ビヒクルは熱可塑性であるこ
とが好ましい。着色パターン用の熱可塑性ビヒクルは微
細なひび割れ及び/またはぎざぎざをレンズ表面に起こ
す望まない収縮をレンズに導入しないことがわかった。
環境を重視する見地から、着色剤を含有する熱可塑性ビ
ヒクルの、水をベースにしたラテックスまたエマルショ
ンを用いるのが望ましい。驚くべきことに、かかるコー
ティングシステムは成型操作においてレンズ形成材料を
架橋することを含むレンズの製造において例外的に良好
に使用する。
レンズ形成用液状混合物は、モノマー、プレポリマー
又は加硫性成分から成るものであってよい。混合物の特
に好適な成分は、好ましくは例えば米国特許第3,822,08
9号に開示されているような、僅かに又は中程度に架橋
された三次元網目構造を形成するモノマーを含む親水性
モノマーである。そのような親水性モノマーの例として
は、メタクリル酸又はアクリル酸のモノ又はポリアルキ
レングリコールモノエステルのような、メタクリル酸又
はアクリル酸と、エステル化可能なヒドロキシル基及び
少なくとも1つの追加のヒドロキシル基を有するアルコ
ールとの水溶性モノエステル、例えば、エチレングリコ
ールモノメタクリレート、エチレングリコールモノアク
リレート、ジエチレングリコールモノメタクリレート、
ジエチレングリコールモノアクリレート、プロピレング
リコールモノメタクリレート、ジプロピレンモノアクリ
レート等;N−アルキル又はN,N−ジアルキル置換アクリ
アミド又はメタクリルアミド、例えばN−メチルアクリ
アミド、N,N−ジメチルアルキルアミド、N−メチルメ
タクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド等;N
−ビニルピロリドン;アルキル置換N−ビニルピロリド
ン、例えばメチル置換N−ビニルピロリドン;グリシジ
ルメタクリレート;グリシジルアクリレート;不飽和ア
ミン;アルキルエチルアクリレート;可溶化されたコラ
ーゲン;及びそれらの混合物、及び当業者に周知のその
他のモノマーがある。
コンタクトレンズを製造するための本発明の実施に特
に有用な親水性モノマーとしては、疎水性アクリル酸エ
ステル、適当な低級アルキルアクリル酸エステル(好ま
しくはアルキル基の炭素原子数が1〜5個のもの)、例
えばメチルアルキレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアルキレート、エチルメタクリレート、n−プロピル
アクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロ
ピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、イソ
ブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、n−
ブチルアクリレート、N−ブチルメタクリレート、又は
それらの混合物が挙げられる。
それらの適当なモノマーとしては、エチレン系不飽和
カルボン酸エステル、特にヒドロキシル側基を有する、
又は有さないシロキサンモノマーとポリマーのメタクリ
ル酸又はアクリル酸エステルがある。これらのモノマー
は、コンタクトレンズの技術分野において周知であり、
例えば、米国特許第4,139,548号、4,235,985号、4,152,
508号、3,808,178号、4,139,692号、4,248,989号及び4,
139,513号に開示されている。
好ましいモノマー混合物としては、少なくとも1種類
のメタクリル酸のアルキレングリコールモノエステル、
特にエチレングリコールモノメタクリレートと、少なく
とも1種類のメタクリル酸のアルキレングリコールジエ
ステルのような架橋モノマー、特にエチレングリコール
ジメタクリレートを含む混合物がある。これらの混合物
は、他の重合性モノマー、例えばN−ビニルピロリド
ン、メチルメタクリレーと、アクリルアミド、グリシジ
ルメタクリレーと、N−メチルアクリアミド、ジエチレ
ングリコールモノエタクリレート等を好ましくは少量含
有するものであってもよい。
上述して各種モノマー、又は疎水性及び親水性反応体
の混合物を含むモノマー混合物を更に少量の二官能価又
は多官能価の物質、例えばジビニルベンゼン、エチレン
グリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、プロピレングリコールジアクリレート、プ
ロピレングリコールジメタクリレート、又は、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、グリセロール、ペ
ンタエリトリトール、ブチレングリコール、ジエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、マンニトール
又はソルビトール等のポリオールのアクリレート又はメ
タクリレートエステルと混合してもよい。その他の架橋
モノマーの例としては、N,N−メチレン−ビス−アクリ
ルアミド又はN,N−メチレン−ビス−メタクリルアミ
ド、スルホン化ジビニルベンゼン、ジビニルスルホン等
がある。
コンタクトレンズの形成に適するその他のレンズ形成
用材料は、米国特許第2,976,576号、3,220,960号、3,93
7,680号、3,947,021号、3,983,083号、3,988,274号、4,
018,853号、3,875,211号、3,503,942号、3,532,679号、
3,621,079号、3,639,524号、3,700,761号、3,721,657
号、3,758,448号、3,772,235号、3,786,034号、3,803,0
93号、3,816,571号、3,940,207号、3,431,046号、3,54
2,461号、4,055,378号、4,064,086号、4,062,627号に開
示されている。
重合反応は、媒体の不在下で(塊状重合)あるいは不
活性溶媒の存在下で行うことができる。好適な溶媒は、
水;水溶性低級脂肪族一価アルコール及び多価アルコー
ル、例えばグリコール、グリセロール、フルフラール等
の有機溶媒;及びそれらの混合物である。溶液又は分散
体の粘度を制御するために、しばしば、溶媒には少量
の、即ち50重量%未満の反応媒体を含める。溶媒のこの
部分は、反応性希釈剤と称することができる。
レンズ形成用混合物の重合は、ビニルの重合に一般に
使用される種類の遊離ラジカル触媒及び、又は開始剤の
存在下で行うことができる。その種の触媒としては、過
酸化物、アルキルペルカーボネート、過酸化水素、及び
アンモニウム、ナトリウム、又は過硫酸カリのような有
機物がある。重合温度は、約20℃以下から約100℃以上
までいろいろな温度とすることができる。
モノマー又はプレポリマーの重合は、又、周知の開始
剤及び、又は触媒の存在下又は不存在下で例えば放射線
(紫外線、X線、マイクロウエーブ又はその他の周知の
放射線)を用いて行うこともできる。
重合反応の触媒として放射線を用いる場合、スピンキ
ャストに通常用いられる重合塔(管)は、重合塔の重合
帯域内への放射線の透過を阻害しないような材料で形成
しなければならない。触媒として長波紫外線を使用する
場合は、重合塔の素材としてはパイレックスのようなガ
ラスが好適である。上述したような他の触媒を使用する
場合は、重合塔は、スチール、ニッケル、青銅、各種合
金アドのいろいろな金属で製造することができる。
コンタクトレンズをスピンキャストによって製造する
場合、レンズ形成用材料を、その材料によって濡らされ
る性質(湿潤性)の光学的凹面を有する金型キャビテイ
内へ装入し、次いで間欠的に回転重合塔の入口端へ強制
供給する。重合塔は、入口端の近くに「調整」帯域を有
し、そこから出口端に向って重合体域を有するものであ
ることが好ましい。金型は、当該技術において周知の態
様で金型の親水性又は湿潤(濡れ)性を高めるために予
備処理された光学的表面を有するものであることが好ま
しい。締り嵌めによって互いに一体的に連結された重合
塔と金型の回転速度は、金型内でレンズ形成用混合物を
半径方向外方へ変位させて所定のレンズ形状に形成する
ように調節する。所定のレンズ形状に形成された混合物
は、重合塔内で重合条件下におかれると、所望の形状の
コンタクトレンズとして完成される。この目的には、例
えば約300r.p.m.〜約600r.p.m.の回転速度が好適であ
る。もちろん、使用すべき正確な回転速度は、当業者が
適宜選定することができるが、考慮すべき要素は、使用
されるレンズ形成用材料の成分の種類及び濃度、作動条
件、触媒の種類及び濃度、開始剤の種類及び濃度、放射
線エネルギー源の種類等である。
本発明によれば、レンズ形成用材料を金型へ供給する
前に、レンズの瞳孔即ち視覚部分を透明のままに残すよ
うにしてレンズの虹彩部分に着色するように金型面に液
状着色パターンを形成しておく。いうまでもなく、レン
ズの視覚部分の寸法は、眼の拡大に対応する大きさとす
る。金型面上に形成する液状着色パターンのパターン
は、慣用の技法によって蝕刻されたパターンを有する金
属板を用いて形成することができる。蝕刻されたパター
ンは、着色液状物を充填して平にならし柔軟なシリコー
ンゴム製の転写スタンプをパターンに押しつけてパター
ンをスタンプの面に写し取る。次いで、そのスタンプを
金型面に押圧してパターンをスタンプから金型面に転写
させ、金型面に着色パターンを被覆する。次いで、この
着色パターンを、そのビヒクルが熱可塑性でない場合
は、部分重合又は完全硬化させることができる。その
後、レンズ形成用材料を金型へ供給する。
第1図は本発明による好ましい装飾パターンの特徴を
表わす。同図はコンタクトレンズの虹彩部分1の平面図
を示す。同図はコンタクトレンズ内の虹彩部分1のドー
ナツ形状を示す。図中、開放したきょう膜部分及び瞳孔
部分は図示していないが、虹彩部分は瞳孔部分を包囲し
その一方できょう膜部分により包囲される。換言すれ
ば、瞳孔部分はドーナツ形状の内部孔3内に提供され、
きょう膜部分はドーナツについての周囲領域11から構成
される。図示したような虹彩部分1は細い着色ライン9
が相互に連結した組織の群から構成されるパターンを含
む。該ラインは瞳孔部分の外周からかつ外周の回りに、
虹彩部分の外周に向かって傾斜する方向でかつ虹彩部分
の外周に接触して反射して、該ラインは虹彩部分内に存
在する。組織中のラインの厚さは組織を通じてあらかじ
め決められたパターン内で変化し、虹彩部分は透明また
はかかるパターンがない。この図において、ラインは起
伏しかつ曲がりくねっており、そしてそれらは共通の幹
10から枝状に放射する。該幹は瞳孔部分の外周と虹彩部
分との界面7から開始している。環状のハッチしたライ
ン5はライン5内であって界面7とライン5との間の環
状領域を画定し、この領域では組織のライン濃度はハッ
チしたライン5の外側、すなわち環状のハッチしたライ
ン5と部分1の外周との間のパターン中に存在するライ
ン濃度よりも低い。さらに、ライン9の間隔を形をくず
さないで伸びてそして各間隔のアスペクト比は1よりも
大きく、好ましくは2よりも大きく、もっとも好ましく
は3よりも大きい。
第2図は本発明により包含される別の装飾パターンを
描く、第2図において、コンタクトレンズの別のドーナ
ツ形状の虹彩部分13の平面図が示され、それは第1図の
平面図に類似している。図示された虹彩部分13は細い着
色ライン16の相互に連結した組織群の疑似の繰り返しパ
ターンを含み、該ラインは瞳孔部分17の外周からかつ外
周の回りに、虹彩部分13の外周に向かって傾斜した方向
に及び虹彩部分13の外周に接触して放射し、そして該ラ
インは虹彩部分13中に存在する。そして組織中のライン
16の厚さは組織を通じてあらかじめ決められたパターン
内で変化し、瞳孔部分17は透明またはかかる組織が存在
しない。この図において、ライン16は規則的でかつ曲が
っており、瞳孔部分の外周及び界面(虹彩区域との界
面)19から始まる真直な幹のライン20から伸びる。環状
のハッチしたライン15はライン15の内側であって界面19
とライン15の間の環状領域を画定し、該環状領域におい
ては組織中のラインの濃度はハッチしたライン15の外側
すなわち、環状のハッチしたライン15と部分13の外周と
の間のパターン1内に存在するライン濃度より低い、パ
ターンのテクスチャーの特質を向上するために、部分13
内に、ライン16の間の規則的な空間とは別に一連の分離
した空間区画21を導入する。空間21は形がくずれないで
伸びて、各空間のアスペクト比は1よりも大きく、好ま
しくは2より大きく、もっとも好ましくは3より大き
い。空間21は装飾パターンの群の配列を強調する。
第1及び2図において、ライン9及び空間21の空間
は、画定されるアスペクト比が該間隔の高さが不透明な
ラインの放射パターンに向かって曲がった方向に配向す
ることを反映する点で特色がある。
第3図は本発明の範囲内にある別の虹彩デザインを示
す。同図はコンタクトレンズの別のドーナツ形状の虹彩
部分の平面図を示し、第1図と類似している。しかしな
がら、虹彩部分25は細い着色ライン34の相互に連結した
組織の一層緻密でないパターン群を含み、該ラインは、
瞳孔部分29からかつ瞳孔部分29の回りに、虹彩部分25の
外周に向かって傾斜した方向にかつ虹彩部分25の外周に
接触して放射して、該ラインは虹彩部分25中に存在す
る。そして組織中のラインの厚さは組織を通じてあらか
じめ決められたパターン内で変化して、瞳孔部分は透明
でありかつかかる組織は存在しない。図中、ライン34は
波状であるが、第1図中のパターンほどではない。この
パターンはライン、多くのライン間の相互連絡をより少
なく用いており、特にライン33及び35は独立でありかつ
相互に連結していない。この具体例において、ライン33
及び35は第4及び5図中に記載されたマスキングパター
ンと整合した閉じたループパターンを形成する。更に多
くのライン34は瞳孔の外周から虹彩部分の外周に連続的
に伸びない。このデザインは好ましくはそれを上張り及
び/または下張りする着色マスクと一緒に用いる。
第4図は、本発明の虹彩パターン用に上張り及び/ま
たは下張りとして用いることができる着色マスクの平面
図であり、特に第3図の虹彩パターンに利用されるべき
場合においてデザインされたものである。着色マスク39
は、透明着色または半透明マスクを含む自由な形の外周
のマスク43を含み、虹彩パターンを該マスク上に用いて
快適なコントラストをもたらすパターンを与えかつ深さ
の感覚を生じることができる。外周のマスク43を、マス
ク43と別の色または同一色にし得るマスクまたは着色セ
グメント42のアクセントとして用いることができる。マ
スクは瞳孔部分45を包囲する。マスク43を包囲するもの
はきょう膜部分47である。
第5図は、第4図のパターンに示したような着色マス
ク51の下張り及び/または上張りと組み合わせた第3図
中の虹彩パターンの組み合わせ49を示す平面図である。
該組み合わせは、瞳孔部分53を包囲する一方、きょう膜
部分55により包囲される。マスク部分と虹彩部分の間の
色彩変化は多くの魅力的なパターンの組み合わせを与え
る。マスク部分は半透明な白色または虹彩部分の色に対
して補色の他の色にすることができる。
第6図は、スピンキャスト用金型61の断面図であり、
この図に示されている着色虹彩パターン64を有する金型
面を示す。この図に示された着色虹彩パターン64はこの
金型面の上に突出して第1図のパターンを示す。パター
ン64は金型表面の区域67を包囲する。区域67はレンズの
視覚領域に対応する。パターン64は、モノマー可溶性イ
ンクをドープしたまたは美術品の下塗りに使用されるよ
うな水を基質にしたもしくは顔料入りアクリルペイント
を含む液状のレンズ形成モノマー混合物から構成され
る。
上記着色虹彩パターンのビヒクルが硬化性であり、そ
のパターンの粘性を高めることがことがレンズの形成に
資する場合は、着色虹彩パターンのパターンを付した金
型を、金型にレンズ形成用モノマー混合物を供給する前
に重合条件下におく。この重合条件は、着色した虹彩パ
ターン内のレンズ形成用モノマー混合物に使用される特
定の開始剤又は開始手段(紫外線、熱、γ放射線)に適
合する重合条件とする。この重合条件は、金型面上の着
色フィルムを半ば又は完全に重合させるように選択する
ことができる。
次ぎの工程は、第7図に示されている。この工程で
は、インキを含有していない慣用のレンズ形成用モノマ
ー混合物66を金型61内の金型面62上へ流し込んで先に重
合又は半ば重合している着色虹彩パターン64又は熱可塑
性着色虹彩パターン64の上に重ねる。第8図は、レンズ
形成用モノマー混合物が金型の回転により金型面上にス
ピンキャスト(回転流延)され、慣用のスピンキャスト
レンズ68の形とされたところを示す。このレンズの前面
(コンタクトレンズを着色する人の眼に接触しない外側
面)の幾何学的寸法形状は、金型面によって決定され、
レンズの後面(コンタクトレンズを着用する人の眼に接
触する内側面)の幾何学的寸法形状は、スピンキャスト
の物理学的条件によって決定される。この慣用のレンズ
形成用モノマー混合物を重合させるために、やはり重合
条件に付す。この重合条件は、先の工程で着色虹彩パタ
ーンが部分的に(半ば)しか重合されていない場合は、
レンズ形成用モノマー混合物並びに着色虹彩パターンを
完全重合状態にもたらすように選定される。着色虹彩パ
ターンの部分的重合は、その着色虹彩パターンの表面
と、レンズ形成用モノマー混合物によって形成される透
明なレンズマトリックス(レンズ本体)との間の強固な
結合を促進するためには好ましい方法である。このよう
にして得られた本発明のレンズは、慣用のスピンキャス
トレンズと同じ部類のレンズであり、金型から取り外
し、スピンキャストレンズの標準処理法を用いて処理す
ることができる。
第10図は、本発明のレンズを示す。このレンズの装飾
パターンは、レンズの表面と一体の成分であり、レンズ
の表面から突出していない。従って、このパターンは、
レンズの厚みに全く影響を及ぼさない。これに対して、
第9図は、着色パターンを本発明のように金型面にでは
なく、レンズの表面に直接印刷するという従来技術によ
って得られた着色コンタクトレンズを示す。このような
従来のレンズでは、パターン70は、レンズ72の表面上に
隆起物として突出するので、先に述べたような多くの欠
点を生じる。
本発明は、スピンキャスト法だけではなく、キャスト
(注金型、流し込み)成形法にも適用することができ
る。第11図は、キャスト成形法のための前面用(レンズ
の前面を成形するための)金型80を示す。この金型の内
側面、即ち金型面82に上述したいろいろなパターンのう
ちの任意のパターン83の着色フィルムを被覆する。第12
図は、それによって得られたレンズ87の断面図を示す。
このレンズは、先に説明した本発明のスピンキャストレ
ンズと実質的に同じ形態を有する。
第13図は、キャスト成形法のための後面用(レンズの
後面を成形するための)金型84を示す。この金型の金型
面85に上述したいろいろなパターンのうちの任意のパタ
ーン86の着色フィルムを被覆する。第14図は、それによ
って得られたレンズ89の断面図を示す。
上記第11図の方法と第13図の方法を組合せて用いるこ
ともできる。その場合、ある特定の色(例えば白色)の
着色パターンを後面用金型に被覆し、それと同じ色又は
異なる色(例えば濃青色)の着色パターンを前面用金型
に被覆する。これによって、例えば見る人に実際に生き
ているような感覚を与える多色のテクスチャー付外観、
あるいは、見る人の側に反射する白色の背景を用いた明
るい色調を有する着色コンタクトレンズが得られる。そ
のようなレンズは第15図に示されている。
レンズの両面に着色パターンを施すこの方法は、まず
パターンを上述したような後面用金型と前面用金型の両
方に固定することによって実施することができる。次い
で、レンズ形成用モノマー混合物を各金型にそれぞれ供
給し、各モノマー混合物を部分的に重合し、それによっ
てパターンをそれぞれレンズの後面及び前面に固着させ
る。次いで、2つの金型を合わせ、レンズ形成用混合物
を金型に加え、金型表面を所望の程度に接近させて共重
合する。金型の成型混合物の共重合後、硬化して、両面
上にパターンを有するレンズが形成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるコンタクトレンズの虹彩部分の平
面図を示す。同図はコンタクトレンズ内の虹彩部分のド
ーナツ金型を示す。図中、コンタクトレンズの開放した
きょう膜部分及び瞳孔部分を図示していないが、虹彩部
分が瞳孔部分を包囲する一方で虹彩部分がきょう膜部分
により包囲される。換言すれば、瞳孔部分はドーナツ形
状の内部孔内に提供され、きょう膜部分はドーナツ部分
を取り囲む。図示したような虹彩部分は細い着色ライン
が相互に連結した組織の群を含む。該ラインは瞳孔部分
の外周からかつ外周の回りに、虹彩部分の外周に向かっ
て傾斜する方向で及び虹彩部分の外周に接触して放射
し、そして該ラインは虹彩部分内に存在する。組織中の
ラインの厚さは組織を通じてあらかじめ決められたパタ
ーン内で変化し、虹彩部分は透明またはかかる組織がな
い。この図において、ラインは波立ち及び曲がりくねっ
った外観であり、そして共通の幹から枝状に放射され
る。幹は瞳孔部分の外周と虹彩部分との界面から始ま
る。 第2図は、コンタクトレンズの別のドーナツ形状の虹彩
部分の平面図を示し、第1図と類似している。図示した
虹彩部分は細い着色ラインの相互に連結した組織を生じ
る疑似繰り返しパターン群を含み、該ラインは瞳孔部分
の外周からかつ外周の回りに、虹彩部分の外周に向かっ
て傾斜した方向に及び虹彩部分の外周に接触して放射
し、そして該ラインは虹彩部分中に存在する。そして組
織中のラインの厚さは組織を通じてあらかじめ決められ
たパターン内で変化し、瞳孔部分は透明またはかかる組
織が存在しない。この図において、ラインは規則的で、
曲線を描き、瞳孔部分の外周にて始まる真直なラインか
ら伸びる。 第3図は、第1図と同様なコンタクトレンズの別のドー
ナツ形状の虹彩部分の平面図である。図中に示した虹彩
部分は細い着色ラインの相互に連結した組織の緻密でな
いパターンの群を含み、該ラインは瞳孔部分からかつ該
部分について虹彩部分の外周に向かって傾斜した方向に
及び虹彩部分の外周に接触して放射し、該ラインは虹彩
部分中に存在する。そして組織中のラインの厚さは組織
を通じてあらかじめ決められたパターン内で変化して、
瞳孔部分は透明でありかつかかる組織は存在しない。図
中、ラインは波状であるが、第1図中のパターンほどで
はない。この装飾パターンはライン、多くのライン間の
相互の連結を少なく用いており、装飾パターン中のライ
ンは独立であり、相互に連結していないものがある。こ
のデザインにおいて、多くのラインは瞳孔の外周から虹
彩部分の外周に連続して伸びていない。このデザインは
それを下張り及び/または上張りする着色マスクにもっ
とも有効に用いられる。 第4図は、本発明の虹彩パターン用に上張り及び/また
は下張りとして用いることができる着色マスクの平面図
であり、この場合に特に第3図の虹彩パターンに利用さ
れるようにデザインされたものである。 第5図は、第4図に示したような着色マスクの下張り及
び/または上張りと組み合わせた第3図の虹彩パターン
の組み合わせを示す平面図である。 第6図は、スピンキャスト用金型の断面図であり、前図
の任意の虹彩パターンを金型面の上に突出して被覆した
金型面を示す。 第7図は、スピンキャストによってレンズを形成するた
めの樹脂溶液を含む第6図のスピンキャスト用金型の断
面図である。 第8図は、スピンキャストされてコンタクトレンズの形
とされる樹脂溶液を含む第7図のスピンキャスト用金型
の断面図である。 第9図は、従来技術に従って製造されたコンタクトレン
ズの断面図である。 第10図は、本発明に従って製造されたコンタクトレンズ
の断面図である。 第11図は、キャスト成形法のための前面用金型の断面図
であり、レンズ形成用樹脂を供給する前の段階を示す。 第12図は、キャスト成形法によって得られた本発明のコ
ンタクトレンズの断面図である。 第13図は、キャスト成形法のための後面用の断面図であ
り、レンズ形成用樹脂を供給する前の段階を示す。 す。 第14図は、パターンが後面上にあるキャスト成形法によ
って得られたコンタクトレンズの断面図である。 第15図は、後面と前面の両方にパターンを施した本発明
のコンタクトレンズの断面図である。 1:虹彩 3:瞳孔 5:ライン 7:界面 9:ライン 13:虹彩部分 21:空間領域 29:瞳孔部分 34:ライン 43:マスク 47、55:きょう膜部分 64:虹彩パターン 80:前面成形用金型 82:金型面 83:虹彩パターン 84:後面成形用金型 85:金型面 86:虹彩パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アリクス・アン・ムーア 米国カリフォルニア州サンタ・アナ、ベ イビュー・アベニュー20282 (56)参考文献 特開 昭64−73314(JP,A) 特開 平2−181723(JP,A) 特開 昭60−235115(JP,A) 特開 平2−134612(JP,A) 特開 平2−153313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02C 7/04

Claims (35)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反復性の方法で製造された、開放したきょ
    う膜部分、装飾的な虹彩部分及び開放した瞳孔部分を含
    む成型プラスチック装飾コンタクトレンズであって、 虹彩部分は瞳孔部分を包囲し一方できょう膜部分に包囲
    され、虹彩部分は着色ラインの実質的に相互に連結する
    組織の繰り返し群の所定のパターンを含み、組織中のラ
    インはパターンを通じて厚さが変化し、該群は、瞳孔部
    分の外周から且つ外周の回りに、虹彩部分の外周に向か
    って傾斜した方向で及び虹彩部分の外周に接触して放射
    し、該瞳孔部分は透明であり且つかかるパターンが存在
    しない上記コンタクトレンズ。
  2. 【請求項2】上記の装飾コンタクトレンズが組織を構成
    するラインの厚さ及び長さの変化によって所望のテクス
    チャーのレベルを有する請求項1のコンタクトレンズ。
  3. 【請求項3】虹彩部分内の着色ラインの濃度が、レンズ
    の光学倍率なくして、虹彩部分全体に渡って実質的に均
    一な着色パターンの外観をもたらすのに十分であるが、
    虹彩部分内の着色ラインの濃度がテクスチャーのない着
    色虹彩パターンの外観をもたらすには不十分である請求
    項1のコンタクトレンズ。
  4. 【請求項4】不規則に着色されたラインの実質的に相互
    に連結された組織の群を含む虹彩部分を有する装飾コン
    タクトレンズであって、 該ラインは、瞳孔の外周から及び外周の回りに、虹彩部
    分の外周に向かって傾斜した方向で及び虹彩部分の外周
    に接触して、曲がりくねった及び波状のパターンで放射
    し、そして該ラインがレンズの内面及び/又は外面にお
    いて虹彩部分に存在し、組織内のラインの厚さは組織を
    通じてあらかじめ決定した方法により変化して、ライン
    の厚さ及び形状ならびにラインの長さの変化によってテ
    クスチャーを創生し、そして瞳孔部分が透明であり且つ
    かかる組織がない上記コンタクトレンズ。
  5. 【請求項5】虹彩部分が多くの曲がりくねったパターン
    で放射する不規則な着色ラインが実質的に相互に連結さ
    れた組織の群を含み、 各々のパターンが瞳孔部分の外周から且つ外周の回り
    に、共通の幹から、虹彩部分の外周に向かって傾斜する
    方向で及び虹彩部分の外周に接触して生じ且つ拡散しそ
    して該パターンは虹彩部分内に存在する請求項4のコン
    タクトレンズ。
  6. 【請求項6】組織のライン間に空間があり、該空間は一
    般に不規則な形状であり、ライン間の空間が相互に連結
    していない請求項5のコンタクトレンズ。
  7. 【請求項7】ライン間の空間がラインの形態を協調する
    働きをしてそれによって、テクスチャーのハイライトを
    パターンにもたらす請求項6のコンタクトレンズ。
  8. 【請求項8】組織が組織のラインの間の空間として不透
    明なマトリックスを含む請求項7のコンタクトレンズ。
  9. 【請求項9】不透明の固形組織のマトリックスが、虹彩
    部分の面積の約50%〜約95%から構成される請求項8の
    コンタクトレンズ。
  10. 【請求項10】不透明の固形組織のマトリックスが、虹
    彩部分の面積の約60%〜約90%から構成される請求項9
    のコンタクトレンズ。
  11. 【請求項11】不透明の固形組織のマトリックスが、虹
    彩部分の面積の約65%〜約85%から構成される請求項10
    のコンタクトレンズ。
  12. 【請求項12】レンズが成型コンタクトレンズであり且
    つ密集した組織のラインが、レンズの前面、後面または
    両面が均整な形状を有するようにレンズの前面、後面ま
    たは両面にてレンズ本体に埋め込まれている請求項4の
    コンタクトレンズ。
  13. 【請求項13】テクスチャーが、虹彩部分中の不規則な
    または中絶したラインパターンにより提供され、該ライ
    ンパターンはコンタクトレンズ本体の深みに伸び且つレ
    ンズのクリアー部分の屈折率とラインを構成するレンズ
    の着色部分の屈折率の差を利用してレンズのテクスチャ
    ーのある外観に貢献する請求項12のコンタクトレンズ。
  14. 【請求項14】レンズが単焦点レンズである請求項1の
    コンタクトレンズ。
  15. 【請求項15】レンズが二重焦点レンズである請求項1
    のコンタクトレンズ。
  16. 【請求項16】レンズ本体が熱硬化性樹脂よりできてお
    り且つレンズ虹彩部分の装飾パターンが熱可塑性樹脂か
    らできている請求項1のコンタクトレンズ。
  17. 【請求項17】装飾パターンが不透明である請求項1の
    コンタクトレンズ。
  18. 【請求項18】装飾パターンが不透明である請求項2の
    コンタクトレンズ。
  19. 【請求項19】装飾パターンが不透明である請求項3の
    コンタクトレンズ。
  20. 【請求項20】反復性の方法で製造された成型プラスチ
    ック装飾コンタクトレンズであって、該レンズは相互に
    連結した細い着色ラインの密集した組織の装飾パターン
    を含み、該ラインは、瞳孔部分の外周から且つ外周の回
    りに、虹彩部分の外周に向かって傾斜した方向に及び虹
    彩部分の外周に接触して放射し、そして該ラインが虹彩
    部分内に存在するコンタクトレンズにおいて、前記装飾
    コンタクトレンズの前面または後面が、おのおのの面の
    虹彩部分において、不透明な装飾パターンを含み、且つ
    レンズのもう一方の面が補足的なまたは整合された不透
    明な、半透明なまたは透明な装飾パターンを含む成型装
    飾コンタクトレンズ。
  21. 【請求項21】パターンが、細い着色ラインが相互に連
    結した組織の群を含み、該ラインの濃度が変化し、該ラ
    インが瞳孔部分の外周から且つ外周の回りに虹彩部分の
    外周に向かって傾斜した及び虹彩部分の外周に接触して
    放射し、該ラインは虹彩部分に存在し、そして瞳孔部分
    に近い虹彩部分域中のライン濃度が一層低く且つ上記域
    の外側のライン濃度が一層高い請求項4のコンタクトレ
    ンズ。
  22. 【請求項22】瞳孔の外周の回りに、より緻密でないパ
    ターンが存在し、該パターンが瞳孔部分と虹彩部分との
    変わり目を画する一層自然な外観を与えるのに働く請求
    項21のコンタクトレンズ。
  23. 【請求項23】着色した虹彩部分に取り囲まれた透明な
    中央の視覚域を含む成型コンタクトレンズの再生可能な
    製造方法であって、 a.着色剤として硬化性または熱可塑性の重合性ビヒクル
    のいずれかを含む着色液体フィルムを、コンタクトレン
    ズを作成するための金型中に堆積し、該金型はレンズの
    虹彩部分が形成されて再生可能な着色フィルムが生成さ
    れる表面を有しており、 b.該フィルムは金型の内側に露出する表面及び金型に接
    触する表面を含み、 c.着色したフィルムは着色したラインの相互に連結した
    組織の群を含み、該ラインは、金型表面上に位置する上
    記瞳孔部分の外周から且つ外周の回りに、金型表面上の
    虹彩部分の外周に向かって傾斜した方向で及び虹彩部分
    の外周に接触して放射して、該ラインは上記虹彩部分内
    に存在し、そして組織内のラインの厚さは組織を通じて
    あらかじめ決められたパターン内で変化し、そして、 d.虹彩部分中に着色したフィルムを維持しながら、レン
    ズ本体を形成するのに用いる液状のレンズ形成混合物を
    金型に充填し、 e.着色フィルムに対してレンズ形成混合物を配置させ、
    それにより成型レンズが金型から取り出されたときにフ
    ィルムの表面がレンズ本体と一体化してそしてフィルム
    表面がレンズの外側表面の一部になることを含む上記方
    法。
  24. 【請求項24】着色した液体が着色剤として熱可塑性樹
    脂ヒビクルを含有する請求項23の方法。
  25. 【請求項25】最終レンズにおいてフィルム及びレンズ
    の表面が本質的になめらかであり且つ連続的である請求
    項23の方法。
  26. 【請求項26】着色した液体が本質的にレンズ形成液体
    と同様の硬化性液体を含む請求項23の方法。
  27. 【請求項27】着色した液体がアクリル熱可塑性コーテ
    ィング組成物を含む請求項24の方法。
  28. 【請求項28】着色フィルムが不透明である請求項24の
    方法。
  29. 【請求項29】着色したフィルムが金型表面上に堆積さ
    れたパターンにより提供された空間を含む請求項28の方
    法。
  30. 【請求項30】着色フィルムがレンズの虹彩領域におけ
    るレンズの全面積の少なくとも約50%を占める請求項29
    の方法。
  31. 【請求項31】着色フィルムがレンズの虹彩領域または
    虹彩領域に対応する金型部分においてレンズのすべての
    面積を占める請求項30の方法。
  32. 【請求項32】着色したフィルムが方法を実施する際に
    金型の前面または後面の少なくとも一方に提供される請
    求項31の方法。
  33. 【請求項33】着色フィルムが上記後面または前面上に
    提供される請求項32の方法。
  34. 【請求項34】レンズの成型をスピンキャスト法または
    注型法により行なう請求項32の方法。
  35. 【請求項35】着色フィルムが、金型上で、金型上に形
    成されたレンズの虹彩部分の面積に等しい面積を占める
    請求項23の方法。
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