JP2836219B2 - 樹脂封止型半導体パッケージ - Google Patents

樹脂封止型半導体パッケージ

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JP2836219B2 JP21190890A JP21190890A JP2836219B2 JP 2836219 B2 JP2836219 B2 JP 2836219B2 JP 21190890 A JP21190890 A JP 21190890A JP 21190890 A JP21190890 A JP 21190890A JP 2836219 B2 JP2836219 B2 JP 2836219B2
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island
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憲治 山田
忠利 浅田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体素子を樹脂により気密に封止する樹
脂封止型半導体パッケージに関する。
[従来の技術] この樹脂封止型半導体パッケージでは、熱ストレスに
伴って発生する応力の影響を受けて、アイランドと放熱
フィンとの間に充填された樹脂と、アイランドあるいは
放熱フィンとの境界面で界面剥離が生じる。その結果、
アイランドのコーナ部などを起点として樹脂にクラック
が発生するため、耐温性低下や放熱性低下をもたらす。
そこで、従来では、第6図に示すように、放熱フィン
100と対向するアイランド200の下面に適宜凹部201を形
成するとともに、そのアイランド200と対向する放熱フ
ィン100の上面には、波状の凹凸部101が形成されてい
る。これにより、樹脂300との接着力が強化されて、上
記のような界面剥離が防止されるため、クラックの発生
を防ぐことができる。
また、この場合、アイランド200と放熱フィン100との
それぞれの対向面が凹凸状に形成されることで放熱面積
が増えるため、放熱性の向上を図ることができる。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、アイランド200の下面に形成した適宜凹部2
01、あるいは放熱フィン100の上面に形成した波状の凹
凸部101を不規則に設けると、アイランド200と、放熱フ
ィン100との隙間が不均一となる。
従って、アイランド200と放熱フィン100との間に介在
される樹脂300は、厚さが一定でなく、厚い部分や薄い
部分が生じるため、放熱性が変動して不均一となる。
また、放熱性向上のため、アイランド200と放熱フィ
ン100の間隔を小さくしようとした場合には、アイラン
ド200と放熱フィン100との間に介在される樹脂300の厚
さが一定でないために、アイランド200と放熱フィン100
との間における樹脂300樹脂成形時の未充填という問題
が生ずる場合がある。
本発明は上記事情に基づいてなされたもので、その目
的は、樹脂の成形性を確保するとともに、放熱性の不均
一を抑制した樹脂封止型半導体パッケージを提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、アイランドに搭
載された半導体素子を樹脂により気密に封止するととも
に、前記アイランドに対向して設けられた放熱体と前記
アイランドとの間に前記樹脂が介在する樹脂封止型半導
体パッケージにおいて、 前記アイランドの前記放熱体との対向面に凹凸部を形
成するとともに、前記放熱体の前記アイランドとの対向
面に、前記アイランドの凹部に対応する凸部および前記
アイランドの凸部に対応する凹部を形成し、且つ、それ
ぞれ対応する前記アイランドの凹部と前記放熱体の凸部
および前記アイランドの凸部と前記放熱体の凹部との間
隔がほぼ一定に設けられたことを技術的手段とする。
[作用および発明の効果] 上記構成よりなる本発明は、それぞれ対応するアイラ
ンドの凹部と放熱体の凸部およびアイランドの凸部と放
熱体の凹部との間隔がほぼ一定に設けられることから、
アイランドと放熱体との間に介在する樹脂の厚さもほぼ
一定となる。
従って、樹脂に厚い部分や薄い部分の生じる従来の場
合と比較して、放熱性の変動がなく、均一にすることが
できるため、さらに放熱性の向上を図ることができ
る。」を「ことができる。また、アイランドと放熱体と
の間隔を小さくした場合においても、アイランドと放熱
体との間隔がほぼ一定であるために、樹脂の未充填とい
う問題を抑制できる。そのため、さらに放熱性の向上を
図ることができる。
[実施例] 次に、本発明の樹脂封止型半導体パッケージを図面に
示す一実施例に基づき説明する。
第1図は樹脂封止半導体パッケージの断面図を示す。
本実施例の樹脂封止型半導体パッケージ1は、トラン
スファー成形により製造されるもので、アイランド2に
搭載された半導体素子3を、Al製の放熱フィン(放熱
体)4とともに所定の金型(第4図参照)5に入れ、そ
の金型5内に液状の樹脂6を注入し、樹脂6が硬化した
後、金型5より取り出して製品とされる。
アイランド2は、例えば、Cu合金製で、その上面に、
半田や銀ペースト7によって半導体素子3が接合され
る。
アイランド2に搭載された半導体素子3は、第3図に
も示すように、AuやAl製のワイヤ8によって、外部端子
であるリード9にボンディングされている。
放熱フィン4は、半導体素子3で発熱した熱を放熱す
るもので、アイランド2の下面側に対向して配置されて
いる。
放熱フィン4と対向するアイランド2の下面、および
アイランド2と対向する放熱フィン4の上面は、それぞ
れ波状の凹凸面とされている。アイランド2の凹凸面と
放熱フィン4の凹凸面とは、それぞれ凸部2a、4aから凸
部2b、4bまでの深さ、各凸部2a、4aおよび各凹部2b、4b
のピッチが同じになるように設けられている。また、ア
イランド2の各凹部2bと放熱フィン4の各凸部4aおよび
アイランド2の各凸部2aと放熱フィン4の各凹部4bとが
それぞれ対応するように配置されている。
樹脂6は、金属との接着が良好で、硬化の際の収縮率
が小さく、機械的強度にも優れたエポキシ樹脂や、高信
頼度で耐熱性に優れたシリコン樹脂などが使用される。
なお、アイランド2の凹凸面と放熱フィン4の凹凸面
とを上記のように対応させるために、アイランド2と放
熱フィン4との位置決めを以下のように行う。
上型5aと向かい合わせて金型5を成す下型5bには、第
4図に示すように、その外周部および底面に、それぞれ
2か所づつの突起5c、5dが形成されている。
一方、アイランド2を含むリードフレーム10には、下
型5bの外周部に設けられた突起5cと嵌まり合う位置決め
用の嵌合穴10aが形成され、放熱フィン4の底部には、
下型5bの底面に設けられた突起5dと嵌まり合う位置決め
用の嵌合穴4cが形成されている。
そして、第4図に示すように、リードフレーム10の嵌
合穴10aと下型50bの突起5cとを嵌め合わせてアイランド
2の位置決めを行うとともに、放熱フィン4の嵌合穴4c
と下型5bの突起5dとを嵌め合わせて放熱フィン4の位置
決めを行う。
その後、金型5に注入した樹脂6を硬化して得られた
半導体パッケージ1は、第2図(第1図の要部拡大図)
にも示すように、アイランド2の各凹部2bと放熱フィン
4の各凸部4aおよびアイランド2の各凸部2aと放熱フィ
ン4の各凹部4bとがそれぞれ対応し、且つ、その間隔が
ほぼ一定に設定される。
従って、アイランド2と放熱フィン4との間に入り込
んだ樹脂6は、アイランド2の凹凸面と放熱フィン4の
凹凸面との間でほぼ一定の厚さtとなる。
本実施例では、アイランド2と放熱フィン4の対向面
を、それぞれ波状の凹凸面としたことで、アンカ硬化に
よる樹脂6との接着力が向上し、樹脂6とアイランド2
および放熱フィン4との境界面での界面剥離剤を防止し
てクラックの発生を防ぐことができる。
そして、アイランド2と放熱フィン4の対向面をそれ
ぞれ凹凸面としたことで、放熱面積が増え、且つ、アイ
ランド2の凹凸面と放熱フィン4の凹凸面との間に介在
する樹脂6の厚さtがほぼ一定となるため、従来のよう
な放熱性の不均一を防止するとともに、アイランド2と
放熱フィンの間隔を小さくすることができ、さらに放熱
性の向上を図ることができる。
第5図に本発明の第2実施例を示す。
上記の第1実施例では、アイランド2および放熱フィ
ン4の対向面を波状の凹凸面としたが、本実施例では、
第5図に示すように、放熱フィン4の上面に円柱状の凸
部4aを形成するとともに、その凸部4aに対応して、アイ
ランド2の下面に円筒状の凹部2bを形成したものであ
る。
なお、円形以外(多角形状)の凸部と凹部の組み合わ
せでも良い。
あるいは、第1実施例で示した波状の凹凸面を3次元
的に形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は樹脂封止型半導体パッケージの断面図、第
2図は第1図の要部拡大図、第3図および第4図はアイ
ランドと放熱フィンとの位置決めを行うための説明図、
第5図は本発明の第2実施例を示すもので、アイランド
と放熱フィン4の凹凸形状を示す斜視図、第6図は従来
技術による樹脂封止型半導体パッケージの断面図であ
る。 図中 1……樹脂封止型半導体パッケージ 2……アイランド 2a……アイランドの凸部 2b……アイランドの凹部 3……半導体素子 4……放熱フィン(放熱体) 4a……放熱フィンの凸部 4b……放熱フィンの凹部 6……樹脂

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイランドに搭載された半導体素子を樹脂
    により気密に封止するとともに、前記アイランドに対向
    して設けられた放熱体と前記アイランドとの間に前記樹
    脂が介在する樹脂封止型半導体パッケージにおいて、 前記アイランドの前記放熱体との対向面に凹凸部を形成
    するとともに、前記放熱体の前記アイランドとの対向面
    に、前記アイランドの凹部に対応する凸部および前記ア
    イランドの凸部に対応する凹部を形成し、且つ、それぞ
    れ対応する前記アイランドの凹部と前記放熱体の凸部お
    よび前記アイランドの凸部と前記放熱体の凹部との間隔
    がほぼ一定に設けられたことを特徴とする樹脂封止型半
    導体パッケージ。
JP21190890A 1990-08-10 1990-08-10 樹脂封止型半導体パッケージ Expired - Lifetime JP2836219B2 (ja)

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