JP2835232B2 - 画像パターンの検査方法及びその装置 - Google Patents

画像パターンの検査方法及びその装置

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JP2835232B2
JP2835232B2 JP4021986A JP2198692A JP2835232B2 JP 2835232 B2 JP2835232 B2 JP 2835232B2 JP 4021986 A JP4021986 A JP 4021986A JP 2198692 A JP2198692 A JP 2198692A JP 2835232 B2 JP2835232 B2 JP 2835232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、両主面(表
面及び裏面)ともに配線パターンを有するプリント配線
板の配線パターン、或は複数種類のプリント配線板の配
線パターンの検査に用いる、画像パターンの検査方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
<画像パターンの検査一般の従来技術>プリント配線板
の配線パターンの欠陥検査等に利用される画像パターン
の検査方法は、比較法(パターンマッチング法)と特徴
抽出法(デザインルールチェック法)が主流である。こ
のうち前者の比較法は、基準とすべき対象物の画像パタ
ーン(基準画像パターン)と検査すべき対象物の画像パ
ターン(検査画像パターン)とを重ね合わせて比較し、
差異の部分を欠陥と判定する方法である(例えば、特公
昭59−2069号公報、特開昭60−61604号公
報など)。一方、後者の特徴抽出法は、基準画像パター
ンに含まれる各種特徴(例えば、線幅、角度、特定パタ
ーン等)をあらかじめ記憶しておき、検査画像パターン
内に上記各種特徴のいずれにも属しないパターンが検出
された時に、その部分を欠陥と判定する方法である(例
えば、特開昭57−149905号公報)。 <比較法に基づいた従来技術の代表例の1>図12は、
プリント配線板の配線パターンの検査を比較法により行
う、従来の画像パターンの検査装置の概略ブロック図で
ある。搬送テーブル1は、水平に移動する機構(図示し
ない)を備えており、その上には基準とすべき配線パタ
ーン又は検査すべき配線パターンを有するプリント配線
板2を載置する。搬送テーブル1の上方に設けられた読
取装置3は、載置されたプリント配線板2の配線パター
ンを光学的に画素毎に読み取る。読取装置3は照明装置
例えばLEDと受光装置例えばCCDとによって構成さ
れ、例えば本出願人による特願平2−142889号に
おいて、これに該当する技術が開示されている。読取装
置3は配線パターンをアナログ電気信号としてA/D変
換装置4へ出力する。
【0003】A/D変換装置4は読取装置3からのアナ
ログ電気信号をデジタル電気信号に変換して2値化処理
部5へ出力する。2値化処理部5は所定の閾値を用いて
デジタル信号を2値化し、2値化パターンデータを生成
する。これにより例えば、配線パターンが存在する領域
の画素は値”1”をとり、そうでない領域の画素は”
0”をとる。
【0004】セレクタSL1は2値化処理部5からの2
値化パターンデータをセレクタSL2と差分検出装置7
の中の何れかに択一的に選択して出力する。セレクタS
L2は半導体メモリ6を、差分検出装置7、セレクタS
L1、外部記憶装置8の中のいずれかを択一的に選択し
て接続する。操作部9はキーボード(図示しない)を備
えており、このキーボードを手動で操作することにより
セレクタSL1、及びSL2が動作する。
【0005】半導体メモリ6は基準とすべき配線パター
ンの2値化パターンデータ(マスターデータMS)を記
憶するために設けられる。搬送テーブル1に載置するプ
リント配線板2に、欠陥のない基準とすべき配線パター
ンを有するものを選び、セレクタSL1をセレクタSL
2の側に接続し、セレクタSL2をセレクタSL1の側
に接続することにより、マスターデータMSが半導体メ
モリ6へ出力され、半導体メモリ6はこれを記憶する。
半導体メモリ6は、半導体記憶素子を記憶媒体とするも
ので、高速での書き込み及び読み出しが可能であり、1
枚のプリント配線板2の片面の配線パターンに対応する
マスターデータMSを格納し得る大きさの記憶容量を有
している。半導体メモリ6への高速での書き込みが可能
であるために、基準とすべきプリント配線板2の配線パ
ターンを読取装置3により画素毎に読み取る速度に合わ
せて、同一速度で半導体メモリ6へのマスターデータM
Sの書き込み処理が進行する。
【0006】外部記憶装置8は、作成されたマスターデ
ータMSを保存するために設けられる。複数種類のプリ
ント配線板2を検査する場合など、検査に使用するマス
ターデータMSを別のマスターデータMSに変更する必
要がある場合には、半導体メモリ6に既に記憶されるマ
スターデータMSを外部記憶装置8に出力して記憶させ
ることにより保存する。このとき、セレクタSL2は外
部記憶装置8を選択して接続する。外部記憶装置8は例
えば磁気テープ等の大容量で書き込み可能な不揮発性の
記憶媒体を有する装置である。外部記憶装置8は、通常
複数種類の配線パターンに対応する複数種類のマスター
データMSを記憶しており、検査を行うときには、その
中から検査のために必要な特定のマスターデータMSを
選択して半導体メモリ6へ出力し、半導体メモリ6の記
憶する内容を新たなマスターデータMSで書き換える。
このときにも、セレクタSL2は外部記憶装置8を選択
して接続する。以上の外部記憶装置8の動作は、操作部
9の操作に基づいて行われる。
【0007】検査を行うには、検査すべき配線パターン
を有するプリント配線板2を搬送テーブル1に載置し、
セレクタSL1を差分検出装置7の側に接続する。セレ
クタSL2は差分検出装置7の側に接続される。このと
き、2値化処理部5からは検査すべき配線パターンの2
値化パターンデータ(オブジェクトデータOS)が差分
検出装置7の入力の1へ出力される。差分検出装置7の
入力の他の1には、半導体メモリ6から読み出されるマ
スターデータMSが出力される。差分検出装置7は、入
力されるオブジェクトデータOSとマスターデータMS
との間で、互いに同一位置にある画素毎に排他的論理和
を演算し、演算結果である差分データDISを判定回路
10へ出力する。これにより差分データDISは、オブ
ジェクトデータOSとマスターデータMSの間の不一致
部分に相当する画素において”1”をとり、一致部分に
相当する画素において”0”をとる。高速での読み出し
が可能な半導体メモリ6を用意して、これに基準とすべ
きマスターデータMSを記憶させているので、検査を行
うべきプリント配線板2の配線パターンを読取装置3に
より画素毎に読み取る速度に合わせて、同一速度で差分
検出装置7において差分データDISを作成する処理が
進行する。
【0008】判定回路10は所定の広さを有する互いに
隣合う画素の集まりである画素オペレータ(例えば、3
x3画素の広さのオペレータ)を用いて、欠陥の有無と
その位置を判定する。すなわち、差分データDISにお
いて、”1”を有する画素の領域の中で画素オペレータ
を包含し得る部分があれば、これを欠陥部分と判定し、
その位置と共に欠陥である判定を出力する。通常は、差
分データDISを所定の広さ(例えば20x20画素の
広さ)の区画(評価区画)に分割し、各評価区画毎に上
記の要領で欠陥が存在するか否かを判定した結果を評価
区画の位置と共に表示装置11へ出力する。表示装置1
1はディスプレー(図示しない)を備えており、欠陥有
りと判定された評価区画の位置をディスプレーに表示す
る。 <比較法に基づいた従来技術の代表例の2>図13は、
プリント配線板の配線パターンの検査を比較法により行
う、従来の画像パターンの検査装置のもう一つの例の概
略ブロック図である。この例は、プリント配線板2を用
意してその配線パターンを読み取ることによりマスター
データMSを得る代わりに、配線パターンの設計を目的
としてコンピュータによる作画システム(CAD12)
を用いて作成された画像パターンを基にマスターデータ
MSを得る点が上記の例とは異なる。CAD12で作成
された画像パターンは2値化されており、補正回路13
へ入力される。
【0009】プリント配線板2が有する配線パターン
は、その製造工程においてエッチング処理されるため
に、CAD12で設計された配線パターンとは、欠陥と
はみなすべきではない若干の差異を必然的に有してい
る。補正回路13は、判定回路10において前記の差異
を誤って欠陥と判定することを防止するために、CAD
12から送られた2値化画像パターンに所定の補正を加
えて出力する。補正回路13については例えば、特開昭
60−60504号公報、特開昭60−113102号
公報などに開示されている。補正回路13からの出力
は、マスターデータMSとして外部記憶装置8へ入力さ
れ、外部記憶装置8はこれを記憶する。このときセレク
タSL3は補正回路13の側に接続されている。
【0010】外部記憶装置8は、図12の代表例の1と
同様に通常複数種類の配線パターンに対応する複数種類
のマスターデータMSを記憶しており、検査を行うとき
には、その中から検査のために必要な特定のマスターデ
ータMSを選択して半導体メモリ6へ出力し、半導体メ
モリ6の記憶する内容を新たなマスターデータMSで書
き換える。このときには、セレクタSL3はセレクタS
L4の側に接続され、セレクタSL4はセレクタSL3
の側に接続される。セレクタSL3、SL4は操作部9
の操作により動作する。以下の動作は代表例の1と同様
である。検査を行うときにはセレクタSL4は差分検出
装置7の側に接続される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
<従来の技術が有する問題点> プリント配線板2の配線パターンの検査を比較法により
行う従来の画像パターンの検査装置は、以上のように構
成されるので、以下のような問題点を有していた。 (1) 製造ラインの中で行われる抜取り検査において
は、抜き取った検査対象物は検査後、製造ラインの中の
元の位置に戻す必要がある。また、製造ラインは絶えず
流れているため、抜取り検査はできるだけ迅速に行う必
要がある。両主面に配線パターンを有するプリント配線
板2の抜取り検査を製造ラインの中で行う場合には、抜
き取ったプリント配線板2を検査後にラインの元の位置
に戻す必要から、抜き取ったプリント配線板2毎に一方
の主面の配線パターンの検査と他方の主面の配線パター
ンの検査とを続けて実行する必要がある。このために、
外部記憶装置8にはあらかじめ両面分のマスターデータ
MSが記憶しておかれるが、半導体メモリ6には片方の
主面の配線パターンに対応するマスターデータMSだけ
が記憶される。それ故、1方の主面の配線パターンの検
査が終了した後、他方の主面の配線パターンの検査を実
行する前に、半導体メモリ6が記憶するマスターデータ
MSを、他の主面の配線パターンに対応するマスターデ
ータMSに入れ換える必要がある。半導体メモリ6に新
たなマスターデータMSを書き込むには、外部記憶装置
8から該当するマスターデータMSを読み出す必要があ
る。外部記憶装置8の読み出し速度は半導体メモリ6の
読み出し速度に比べて格段に遅く、典型的なサイズを有
したプリント配線板2の配線パターンに関するマスター
データMSであれば、その読み出しには5分程度を要す
る。このため、1枚の基板の検査毎に、マスターデータ
MSの書換えのために過剰に5分程度を要し、検査の能
率が悪いという問題点があった。 (2) 製造ラインに複数種類のプリント配線板2が互
いに混在して流れている中で、配線パターンの抜取り検
査を行う場合には、複数種類の配線パターンに対応した
複数種類のマスターデータMSが必要である。このた
め、これら複数種類のマスターデータMSがあらかじめ
外部記憶装置8に記憶される。検査を行う毎に、検査対
象と比較すべきマスターデータMSを外部記憶装置8の
中から選択して読み出し、半導体メモリ6へ書き込む必
要がある。このため、上記(1)と同様の理由により、
検査の度に典型的には5分ほどの時間を過剰に必要と
し、検査の能率が悪いという問題点があった。 <この発明の目的> この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、両主面に配線パターンを有するプリント配線
板の配線パターンの検査、あるいは複数種類のプリント
配線板の配線パターンの検査等を能率よく行い得る画像
パターンの検査技術を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
に記載の画像パターンの検査方法は、検査対象画像パタ
ーンを基準画像パターンと比較して欠陥の検出を行う画
像パターンの検査方法であって、(a)外部記憶装置に
比べて高速読み出し可能な半導体メモリ手段に互いに異
なる複数の記憶領域を準備する工程と、(b)1枚のプ
リント配線板の第1の主面に関する基準画像パターン及
び第2の主面に関する基準画像パターンの各1を前記外
部記憶装置から読み出して前記複数の記憶領域の各1に
あらかじめ記憶信号として記憶させる工程と、(c)前
記複数の記憶領域の中から前記プリント配線板の第1の
主面に関する基準画像パターンを選択して前記記憶信号
を読み出すことにより、前記第1の主面に関する基準画
像パターンを得る工程と、(d)前記プリント配線板の
第1の主面に関する検査対象画像パターンを得る工程
と、(e)前記工程(d)で得られた検査対象画像パタ
ーンと前記工程(c)で得られた基準画像パターンとを
比較して、前記プリント配線板の第1の主面に関する欠
陥の検出を行う工程と、(f)前記複数の記憶領域の中
から前記プリント配線板の第2の主面に関する基準画像
パターンを選択して前記記憶信号を読み出すことによ
り、前記第2の主面に関する基準画像パターンを得る工
程と、(g)前記プリント配線板の第2の主面に関する
検査対象画像パターンを得る工程と、(h)前記工程
(g)で得られた検査対象画像パターンと前記工程
(f)で得られた基準画像パターンとを比較して、前記
プリント配線板の第2の主面に関する欠陥の検出を行う
工程と、を備えるものである。
【0013】この発明に係る請求項2に記載の画像パタ
ーンの検査方法は、請求項1に記載の画像パターンの検
査方法において、(i)少なくとも前記工程(e)より
も前に前記第1の主面の検査対象パターンの種類を確認
するための基準値を設定する工程、を更に備え、前記工
程(e)を、(e−1)前記検査対象画像パターンと前
記基準画像パターンとを比較して前記欠陥の検出を行う
工程と、(e−2)前記工程(e−1)の中で、前記欠
陥の個数を計数する工程と、(e−3)前記工程(e−
2)において計数される前記欠陥の個数が前記基準値を
超えて検出されるならば、そのときに前記工程(e−
1)を中断する工程と、(e−4)前記工程(e−3)
において前記工程(e−1)が中断されたならば、前記
複数の記憶領域の中から工程(c)以後において選択さ
れていない記憶領域の1を選択してそれに記憶された記
憶信号を読み出すことにより、新たに別の基準画像パタ
ーンを得る工程と、(e−5)前記工程(e−1)から
前記工程(e−4)までを反復する工程と、で置き換え
たものである。また、この発明に係る請求項3に記載の
画像パターンの検査方法は、請求項1に記載の画像パタ
ーンの検査方法において、(j)少なくとも前記工程
(h)よりも前に前記第2の主面の検査対象パターンの
種類を確認するための基準値を設定する工程、を更に備
え、前記工程(h)を、(h−1)前記検査対象画像パ
ターンと前記基準画像パターンとを比較して前記欠陥の
検出を行う工程と、(h−2)前記工程(h−1)の中
で、前記欠陥の個数を計数する工程と、(h−3)前記
工程(h−2)において計数される前記欠陥の個数が前
記基準値を超えて検出されるならば、そのときに前記工
程(h−1)を中断する工程と、(h−4)前記工程
(h−3)において前記工程(h−1)が中断されたな
らば、前記複数の記憶領域の中から工程(f)以後にお
いて選択されていない記憶領域の1を選択してそれに記
憶された記憶信号を読み出すことにより、新たに別の基
準画像パターンを得る工程と、(h−5)前記工程(h
−1)から前記工程(h−4)までを反復する工程と、
で置き換えたものである。
【0014】この発明に係る請求項4に記載の画像パタ
ーンの検査装置は、検査対象画像パターンを基準画像パ
ターンと比較して欠陥の検出を行う画像パターンの検査
装置であって、(a)外部記憶装置に比べて高速読み出
し可能な半導体メモリ手段に設けられた互いに異なる複
数の記憶領域と、(b)複数の前記基準画像パターンの
各1を前記外部記憶装置から読み出して前記複数の記憶
領域の各1にあらかじめ記憶信号として記憶させる手段
と、(c)前記複数の記憶領域の中から1を選択して前
記記憶信号を読み出すことにより、前記基準画像パター
ンを得る手段と、(d)前記検査対象画像パターンを得
る手段と、(e)前記検査対象画像パターンと前記基準
画像パターンとを比較して前記欠陥の検出を行う手段
と、(f)前記検査対象画像パターンの種類に応じた基
準値を設定する手段と、(g)前記手段(e)で検出さ
れる欠陥の個数を計数する手段と、(h)前記手段
(g)で計数した欠陥の個数と前記手段(f)で設定さ
れる前記基準値との大小の比較を行いその結果を出力す
る手段と、を備えるものである。
【0015】この発明に係る請求項5に記載の画像パタ
ーンの検査装置は、請求項4に記載の画像パターンの検
査装置において、(i)前記欠陥の個数が前記基準値を
超えることに対応する信号を前記手段(h)が出力した
ときに、前記手段(c)が前記複数の記憶領域の中から
新たな1を選択して新たな前記基準画像パターンを得る
ように前記手段(c)を動作させる手段、を更に備える
ものである。
【0016】この発明に係る請求項6に記載の画像パタ
ーンの検査装置は、請求項5に記載の画像パターンの検
査装置において、(j)前記欠陥の個数が前記基準値を
超えることに対応する信号を前記手段(h)が出力した
ときに、前記手段(e)の動作を中断させ、その動作を
はじめから行うべく制御する手段、を更に備えるもので
ある。
【0017】この発明に係る請求項7に記載の画像パタ
ーンの検査装置は、請求項4に記載の画像パターンの検
査装置において、前記半導体メモリ手段は、それぞれ1
の記憶領域に対応する複数の半導体メモリとなってい
る。
【0018】
【作用】この発明における画像パターンの検査方法及び
その装置では、複数の記憶領域、例えば外部記憶装置に
比べて高速読み出しが可能な半導体メモリを準備して、
複数種類の検査対象画像パターンと比較すべき複数の基
準画像パターンの各1を、前記外部記憶装置から読み出
して複数の記憶領域の各1にあらかじめ記憶信号として
記憶させておき、検査対象画像パターンと比較すべき基
準パターンを複数の記憶領域の中から1を選択すること
により読み出して欠陥の検出を行うので、両主面に配線
パターンを有するプリント配線板の配線パターンの検
査、あるいは複数種類のプリント配線板の配線パターン
の検査等を能率よく行うことができる(請求項1〜
7)。
【0019】また、検査対象画像パターンを基準画像パ
ターンと比較してその欠陥の検出を行う中で、欠陥の個
数を計数して所定の基準値を超えて欠陥の個数が大とな
ったときには、欠陥の検出を中断して、複数の記憶領域
の中から他の1を選択して新たな基準パターンを読み出
して、再度欠陥の検出をやり直すので、基準画像パター
ンの種類と検査すべき画像パターンの種類とが誤って対
応していないときでも、誤りを短時間で発見して、欠陥
の検出をやり直すことができる(請求項2、3、5、
6)。
【0020】特に、欠陥の検出及び欠陥の個数の計数を
自動的に行いかつ、所定の基準値を超えて欠陥の個数が
大となったときには、自動的に複数の記憶領域の中から
他の1を選択して新たな基準パターンを読み出すので、
基準画像パターンの種類と検査すべき画像パターンの種
類とが誤って対応していないときでも、より効率よく欠
陥の検出を行うことができる(請求項5、6)。
【0021】更に、欠陥の検出及び欠陥の個数の計数を
自動的に行いかつ、所定の基準値を超えて欠陥の個数が
大となったときには、自動的に複数の記憶領域の中から
他の1を選択して新たな基準パターンを読み出すととも
に、自動的に欠陥の検出を始めからやり直すので、更に
効率よく欠陥の検出を実行することができる(請求項
6)。
【0022】なお、この発明において複数の記憶領域
は、1つの半導体メモリ内の複数の記憶領域をも包含し
た概念である。
【0023】
【実施例】
[実施例1]図1はこの発明の一実施例である、表裏両
主面に配線パターンを有するプリント配線板の配線パタ
ーンの検査を行う、画像パターンの検査方法の概略手順
を示すフローチャートである。両主面の配線パターンは
一般には互いに異なる種類の配線パターンである。図2
は同じくこの発明の一実施例であり、図1のフローチャ
ートに示される方法を実現する画像パターンの検査装置
の概略ブロック図である。
【0024】画像パターンの検査装置は、複数の記憶
として2つの半導体メモリSM1及びSM2を備えて
おり、これらの半導体メモリSM1、SM2の何れかに
書き込み又は読み出しを行う際にセレクタSL5でこれ
らの何れかを択一的に選択できるように構成される。セ
レクタSL5はセレクタSL2に接続される。半導体メ
モリSM1及びSM2は、半導体記憶素子を記憶媒体と
するもので、高速での書き込み及び読み出しが可能であ
り、各1は1枚のプリント配線板2の片面の配線パター
ンに対応するマスターデータMSを格納し得る大きさの
記憶容量を有している。セレクタSL5も、外部記憶装
置8、及びセレクタSL1、並びにSL2と同様に、操
作部9が備えるキーボード(図示しない)を手動で操作
することにより動作する。
【0025】2つの半導体メモリSM1、SM2は、各
々半導体メモリの2つの記憶領域であってもよい。 <基準パターンの作成と記憶の工程:ステップS1〜S
4>画像パターンの検査を行うには、まずステップS1
で半導体メモリSM1を選択する。すなわち、操作部9
を操作することにより、セレクタSL5を半導体メモリ
SM1側に接続する。
【0026】次に、ステップS2では、半導体メモリS
M1にプリント配線板2の第1の主面の基準とすべき配
線パターンに関するマスターデータMSを記憶する。す
なわち、第1の主面に欠陥のない基準とすべき配線パタ
ーンを有するプリント配線板2を選び、第1の主面を読
取装置3で読み取るように搬送テーブル1に載置する。
セレクタSL1をセレクタSL2の側に接続し、セレク
タSL2をセレクタSL1の側に接続することにより、
マスターデータMSが半導体メモリSM1へ出力され、
半導体メモリSM1はこれを記憶する。半導体メモリS
M1への高速での書き込みが可能であるために、基準と
すべきプリント配線板2の配線パターンを読取装置3に
より画素毎に読み取る速度に合わせて、同一速度で半導
体メモリSM1へのマスターデータMSの書き込み処理
が進行する。
【0027】次に、ステップS3では、半導体メモリS
M2を選択する。すなわち、操作部9を操作することに
より、セレクタSL5を半導体メモリSM2側に接続す
る。
【0028】ステップS4では、半導体メモリSM2に
プリント配線板2の第2の主面(第1の主面と表裏の関
係にある主面)の基準とすべき配線パターンに関するマ
スターデータMSを記憶する。すなわち、第2の主面に
欠陥のない基準とすべき配線パターンを有するプリント
配線板2を選び、第2の主面を読取装置3で読み取るよ
うに搬送テーブル1に載置する。セレクタSL1をセレ
クタSL2の側に接続し、セレクタSL2をセレクタS
L1の側に接続することにより、マスターデータMSが
半導体メモリSM2へ出力され、半導体メモリSM2は
これを記憶する。半導体メモリSM1の場合と同様に、
基準とすべきプリント配線板2の配線パターンを読取装
置3により画素毎に読み取る速度に合わせて、同一速度
で半導体メモリSM2へのマスターデータMSの書き込
み処理が進行する。 <検査の工程:ステップS5〜S10>次にステップS
5では、検査すべき配線パターンを有するプリント配線
板2を用意する。例えば、抜取り検査においては検査す
べきプリント配線板2を製造ラインの中から抜き取る。
【0029】次に、ステップS6では、半導体メモリS
M1、SM2の中から1を選択する。例えば、半導体メ
モリSM1を選択する。すなわち、操作部9を操作する
ことにより、セレクタSL5を半導体メモリSM1側に
接続する。
【0030】ステップS7では、ステップS5で用意し
たプリント配線板2の主面の1の配線パターンに関する
検査を実行する。まず、ステップS4で選択した半導体
メモリの1(この例では半導体メモリSM1)に記憶さ
れるマスターデータMSを基準とすべき配線パターンを
有する主面である第1の主面を読取装置3で読み取るこ
とを意図して、プリント配線板2を搬送テーブル1に載
置し、セレクタSL1を差分検出装置7の側に接続す
る。セレクタSL2は差分検出装置7の側に接続され
る。このとき、2値化処理部5からは検査すべき配線パ
ターンの2値化パターンデータであるオブジェクトデー
タOSが差分検出装置7の入力の1へ出力される。差分
検出装置7の入力の他の1には、半導体メモリSM1か
ら読み出されるマスターデータMSが出力される。
【0031】図3は差分検出装置7の内部構造を示すブ
ロック図である。オブジェクトデータOSを入力する評
価区画設定部14a、及びマスターデータMSを入力す
る評価区画設定部14bは、各々マスターデータMS及
びオブジェクトデータOSに評価区画CRを設定する。
評価区画CRは、図4に示すようにオブジェクトデータ
OS又はマスターデータMSを所定のサイズ(この例で
は20x20画素)の領域に分割したものである。評価
区画設定部14a、14bは評価区画CR毎に、それぞ
れ、オブジェクトデータOSの評価区画CRに対応する
部分(評価オブジェクトデータOD)、及びマスターデ
ータMSの評価区画CRに対応する部分(評価マスター
データMD)を比較部15へ出力する。
【0032】比較部15は、入力される評価オブジェク
トデータODと評価マスターデータMDとの間で、互い
に同一位置にある画素毎に排他的論理和を演算し、演算
結果である差分データDISを判定回路10へ出力す
る。これにより差分データDISは、評価オブジェクト
データODと評価マスターデータMDの間の不一致部分
に相当する画素において”1”をとり、一致部分に相当
する画素において”0”をとる。高速での読み出しが可
能な半導体メモリSM1を用意して、これに基準とすべ
きマスターデータMSを記憶させているので、検査を行
うべきプリント配線板2の配線パターンを読取装置3に
より画素毎に読み取る速度に合わせて、同一速度で差分
検出装置7において差分データDISを作成する処理が
進行する。
【0033】判定回路10は画素オペレータOPを用い
て、差分データDISにおける欠陥の有無を判定する。
画素オペレータOPは、図5に示すように所定の広さ
(この例では、3x3画素の広さ)を有する互いに隣合
う画素の集まりである。判定回路10は、差分データD
ISにおける”1”を有する画素の領域Dの中で、画素
オペレータOPに一致する部分又は画素オペレータOP
を包含し得る部分が1箇所でもあれば、欠陥有りと判定
し、評価区画CRの位置と共に判定結果を出力する。判
定結果に対応する出力信号は、例えば、欠陥有りの場合
には値”1”を出力し、欠陥なしの場合には値”0”を
出力する。判定回路10からの出力は、表示装置本体1
1aに入力され、表示装置本体11aはディスプレー1
1bに、欠陥有りと判定された評価区画CRの位置を表
示する。
【0034】判定回路10からの出力は、表示装置11
と同時にカウンタ16へも入力される。カウンタ16
は、判定回路10から出力される欠陥有りの判定に対応
する信号、例えば値”1”の個数(欠陥の個数)を計数
する回路である。カウンタ16は計数した結果に相当す
る信号、例えば2進数値を比較器17へ出力する。比較
器17にはカウンタ16の出力と同時に基準値設定部1
8からの出力をも入力される。基準値設定部18では、
手操作によりあらかじめ数値を設定し、設定された数値
に対応する信号、例えば2進数値を比較器17へ出力す
る。プリント配線板2の検査すべき主面とは逆の主面を
読取装置3で読み取るべく、誤って搬送テーブル1に載
置した場合には、判定回路10では大多数の評価区画C
Rに対して欠陥有りと判定される。基準値設定部18で
設定される数値は、プリント配線板2の検査すべき主面
でない逆の主面を誤って読み取ったことを検知するのに
適当な、欠陥有りと判定される評価区画CRの十分大き
な個数に対応するように設定される。
【0035】比較器17は、前記2つの入力信号が表現
する数値の間で大きさの比較を行い、カウンタ16から
出力される数値が基準値設定部18から出力される数値
を超えて大きくなった時には、所定の信号、例えば数
値”1”を出力する。第1の主面の配線パターンを読み
取るべく正常にプリント配線板2が搬送テーブル1に置
かれておれば、検査の中途で比較器17から値”1”を
出力することはなく、正常に検査を終了する。正常に検
査を終了すると、搬送テーブル1は検査開始前の位置に
戻される(ステップS7の終了)。
【0036】つづいて、ステップS8へ至って、ステッ
プS7で検査のために選択した半導体メモリSM1とは
異なる、半導体メモリSM2を選択する。すなわち、操
作部9を操作することにより、セレクタSL5を半導体
メモリSM2側に接続する。つぎに、ステップS9へ至
って、ステップS7で検査の対象とした第1の主面とは
異なる、第2の主面の配線パターンを読取装置3で読み
取るべくプリント配線板2を搬送テーブル1に載置した
後に、配線パターンの検査を実行する。ステップS9で
はステップS7と同様の手順で検査を実行する。
【0037】ステップS7において、誤って第2の主面
の配線パターンを読み取るべくプリント配線板2が搬送
テーブル1に置かれておれば、検査の中途で比較器17
から値”1”が出力される。比較器17からの出力はコ
ントローラ19へ入力される。コントローラ19は入力
信号に応じて、表示器21を制御すると同時に、モータ
20の動作、及びセレクタSL5を制御する。モータ2
0はプリント配線板2を載置した搬送テーブル1を駆動
する。コントローラ19への入力信号が”1”となった
時には、コントローラ19は、搬送テーブル1を検査開
始直前の位置に戻すべくモータ20を駆動し、誤って載
置された旨を報知する光、又は音声等を放出すべく表示
器21を駆動し、セレクタSL5を半導体メモリSM2
の側に接続すべく動作させる。その後、半導体メモリS
M2のマスターデータMSを比較すべき基準データとし
て利用し、誤って搬送テーブル1に設置したプリント配
線板2はそのままの状態で、再び検査を始めから行う。
すなわち、プリント配線板2の第2の主面の配線パター
ンの検査を上記と同様の手順で実施する。上記と同様の
手順で検査を実行するが、この場合には、検査すべき主
面と基準とすべきマスターデータMSとが互いに誤りな
く対応しており、検査の中途で比較器17から値”1”
を出力することはなく、正常に検査を終了する(ステッ
プ7の終了)。 つづいて、ステップS8へ至って、ス
テップS7で検査のために最終的に選択した半導体メモ
リSM2とは異なる、半導体メモリSM1を選択する。
すなわち、操作部9を操作することにより、セレクタS
L5を半導体メモリSM1側に接続する。つぎに、ステ
ップS9へ至って、ステップS7で最終的に検査の対象
とした第2の主面とは異なる、第1の主面の配線パター
ンを読取装置3で読み取るべくプリント配線板2を搬送
テーブル1に載置した後に、配線パターンの検査を実行
する。ステップS9ではステップS7と同様の手順で検
査を実行する。
【0038】図6は、モータ20の駆動による搬送テー
ブル1の移動の様子を示す、搬送テーブル1の動作説明
図である。ステップS7又はS9でプリント配線板2の
検査を開始する前には、搬送テーブル1は所定の準備位
置にある。ステップS7又はS9で検査を開始すると、
搬送テーブル1は、プリント配線板2の一端が読取装置
3の真下に位置する直前まで高速度で送られ、その後は
検査に必要な比較的低速度(検査速度)で送られる。検
査速度で送られる間に、プリント配線板2の配線パター
ンの検査が進行する。検査の過程で比較器17に入力さ
れる欠陥の個数が基準値を超えて大きくなると、搬送テ
ーブル1はプリント配線板2の一端が読取装置3の真下
に位置する地点まで戻され、セレクタSL5が、その接
続する半導体メモリSM1、又はSM2を互いに他の1
に切り換えるべく動作する。その後、再び検査速度で搬
送テーブル1が送られ、その間に検査が進行する。
【0039】ステップS9を終了したときには、プリン
ト配線板2の両主面の配線パターンの検査が終了してい
る。ステップS9につづいてステップS10へ至り、他
のプリント配線板2を検査すべきかどうかを判断し、他
のプリント配線板2を検査すべきであれば、ステップS
5へ至り、新たな検査すべきプリント配線板2を用意す
る。ステップS10で、他のプリント配線板2を検査す
る必要がないと判断するならば、検査を終了する。
【0040】ステップS7、S9において、正常に検査
を終了した時点で、欠陥と認められた中に、基準パター
ンの側に欠陥が存在する場合がある。このとき、半導体
メモリSM1又はSM2に記憶するマスターデータMS
の中の上記欠陥に対応する部分を書換えて修正する。キ
ーボード11cを操作することにより、半導体メモリS
M1又はSM2に記憶されたマスターデータMSを表示
装置本体11aへ読み出し、読みだしたマスターデータ
MSの中のディスプレー11bに表示された欠陥箇所を
逐一、キーボード11cを操作することにより修正す
る。修正されたマスターデータMSは、キーボード11
cを操作することにより、表示装置本体11aから、元
の半導体メモリSM1又はSM2へ書き込まれる。検査
を実行する毎にマスターデータMSを修正することによ
り、検査の回数を重ねるに伴ってマスターデータMSは
欠陥の無いマスターデータMSに近づく。
【0041】1つの種類のプリント配線板2の検査が終
了して、別の種類のプリント配線板2の検査に移行する
ときには、半導体メモリSM1及びSM2に記憶するマ
スターデータMSを外部記憶装置8に書き込んで保存す
る。このとき、セレクタSL2は外部記憶装置8を選択
して接続する。このようにして、外部記憶装置8には一
般に複数種類のプリント配線板2のマスターデータMS
が保存され、これらの中のマスターデータMSと比較す
べきプリント配線板2の配線パターンの検査を行うとき
には、新たにマスターデータMSを作成する必要はな
く、外部記憶装置8からマスターデータMSを読み出し
て半導体メモリSM1、SM2へ書き込むだけでよい。
このときにも、セレクタSL2は外部記憶装置8を選択
する。
【0042】この実施例では以上のように、表裏両主面
の検査対象画像パターンと比較すべき2種類の基準画像
パターンの各1を、2個の半導体メモリの各1にあらか
じめ記憶信号として記憶させておき、検査対象画像パタ
ーンと比較すべき基準パターンを2個の半導体メモリの
中から1を選択することにより読み出して欠陥の検出を
行うので、表裏両主面に配線パターンを有するプリント
配線板の配線パターンの検査を効率よく行うことができ
る。特に、基準画像パターンと検査すべき画像パターン
とが誤って対応していないときでも、誤りを自動的に短
時間で発見しかつ選択すべき半導体メモリを切り換え
て、自動的に欠陥の検出をやり直すので更に効率よく表
裏両主面に配線パターンを有するプリント配線板の配線
パターンの検査を行うことができる。
【0043】[実施例2]図7は、図1の概略フローチ
ャートに示される表裏両主面に配線パターンを有するプ
リント配線板の配線パターンの検査を行う方法を実現す
る第2の実施例である、画像パターンの検査装置の概略
ブロック図である。この実施例による装置は、CAD1
2を用いて作成された画像パターンを基にマスターデー
タMSを得る点が第1の実施例とは異なる。CAD12
で作成された2値化画像パターンは補正回路13へ入力
される。補正回路13は、CAD12から送られた2値
化画像パターンに所定の補正を加えて出力する。補正回
路13からの出力は、マスターデータMSとして外部記
憶装置8へ入力され、外部記憶装置8はこれを記憶す
る。このときセレクタSL3は補正回路13の側に接続
されている。
【0044】外部記憶装置8は、実施例1による装置と
同様に通常複数種類の配線パターンに対応する複数種類
のマスターデータMSを記憶している。両主面に配線パ
ターンを有するプリント配線板2の検査を行うときに
は、複数種類のマスターデータMSの中から、検査のた
めに必要な特定の2種類のマスターデータMSを選択し
て、それぞれ半導体メモリSM1と半導体メモリSM2
へ出力し、半導体メモリSM1、SM2の記憶する内容
を新たなマスターデータMSで書き換える(ステップS
2、S4)。このときには、セレクタSL3はセレクタ
SL4の側に接続され、セレクタSL4はセレクタSL
3の側に接続される。半導体メモリSM1へマスターデ
ータMSを出力し記憶させる(ステップS2)に先だっ
て、セレクタSL5はあらかじめ半導体メモリSM1の
側に接続しておき(ステップS1)、半導体メモリSM
2へマスターデータMSを出力し記憶させる(ステップ
S4)に先だって、セレクタSL5はあらかじめ半導体
メモリSM2の側に接続しておく(ステップS3)。セ
レクタSL3、SL4、並びにSL5、及び外部記憶装
置8は操作部9の操作により動作する。ステップS5以
下の動作は実施例1と同様である。ステップS5以下の
工程では、セレクタSL4は差分検出装置7の側に接続
される。
【0045】[実施例3]図8は、この発明の第3の実
施例による画像パターンの検査方法の概略手順を示すフ
ローチャートである。図9は、図8のフローチャートに
示す方法を実現し得る画像パターンの検査装置の概略ブ
ロック図である。製造ラインに複数種類のプリント配線
板2が互いに混在して流れている中で、配線パターンの
抜取り検査を行う場合には、複数種類の配線パターンに
対応した複数種類のマスターデータMSが必要である。
例えば、両主面に配線パターンを有する2種類のプリン
ト配線板2が製造ラインに互いに混在して流れている中
で、配線パターンの抜取り検査を行う場合には、4種類
の配線パターンに対応した4種類のマスターデータMS
が必要である。この実施例による方法及び装置は、この
ような目的に利用し得るものであり、装置においては半
導体メモリが4個設けられており、それに伴ってセレク
タSL5が4個の半導体メモリSM1、SM2、SM3
及びSM4の中から択一的に選択し得る構成となってい
る。
【0046】基準とすべき4種類の配線パターンに対応
する4種類のマスターデータMSを作成し半導体メモリ
に記憶する過程は、実施例1と同様の要領で実行され
る。すなわち、基準とすべき4種類の配線パターンを順
に読取装置3で読み取る毎に、セレクタSL5を半導体
メモリSM1から半導体メモリSM4へ順に切換えて
(ステップS11、S13、S15、及びS17)、半
導体メモリSM1から半導体メモリSM4まで順に各マ
スターデータMSを記憶する(ステップS12、S1
4、S16、及びS18)。
【0047】次にステップS19では、検査すべき配線
パターンを有するプリント配線板2を用意する。すなわ
ち、抜取り検査において、検査すべきプリント配線板2
を製造ラインの中から抜き取る。つづいてステップS2
0では、4個の半導体メモリSM1〜SM4の中から検
査すべき配線パターンに対応するマスターデータMSを
記憶する半導体メモリの1(第1の選択による半導体メ
モリ)を選択する。すなわち、操作部9を操作すること
により、セレクタSL5を4個の半導体メモリの1に接
続する。
【0048】ステップS21では、ステップS19で用
意したプリント配線板2の主面の1の配線パターンに関
する検査を実行する。ステップS21は、前記実施例に
おけるステップS7と同様の要領で実行される。検査す
べき配線パターンと第1の選択による半導体メモリに記
憶されるマスターデータMSとが対応していない場合に
は、この工程の中途で比較器17から値”1”が出力さ
れ、コントローラ19へ入力される。ステップS7と同
様に、コントローラ19への入力信号が”1”となった
時には、コントローラ19は、搬送テーブル1を検査開
始直前の位置に戻すべくモータ20を駆動し、誤って載
置された旨を報知する光、又は音声等を放出すべく表示
器21を駆動する。同時にコントローラ19は、セレク
タSL5を第1の選択による半導体メモリ以外の1(第
2の選択による半導体メモリ)に接続すべく動作させ
る。その後、第2の選択による半導体メモリに記憶され
るマスターデータMSを比較すべき基準データとして利
用し、搬送テーブル1に設置したプリント配線板2はそ
のままの状態で、再び検査を始めから行う。
【0049】第2の選択による半導体メモリに記憶され
るマスターデータMSが、なおまだ検査すべき配線パタ
ーンと対応しない場合がある。その場合には、検査の中
途で再び比較器17から値”1”が出力されコントロー
ラ19へ入力される。コントローラ19は、モータ2
0、表示器21を上記と同様に駆動するとともに、セレ
クタSL5を動作させて、第1、第2の何れとも異なる
第3の半導体メモリを選択させる。その後、第3の選択
による半導体メモリに記憶されるマスターデータMSを
比較すべき基準データとして利用して再度検査を始めか
ら行う。
【0050】第3の選択による半導体メモリに記憶され
るマスターデータMSが、なおまだ検査すべき配線パタ
ーンと対応しない場合には、検査の中途で再び比較器1
7から値”1”が出力されコントローラ19へ入力され
る。コントローラ19は、モータ20、表示器21を上
記と同様に駆動するとともに、セレクタSL5を動作さ
せて、第1、第2、第3の何れとも異なる第4の半導体
メモリを選択させる。その後、第4の選択による半導体
メモリに記憶されるマスターデータMSを比較すべき基
準データとして利用して再度検査を始めから行う。この
場合には、検査すべき主面と基準とすべきマスターデー
タMSとが互いに誤りなく対応しており、検査の中途で
比較器17から値”1”を出力することはなく、正常に
検査を終了する(ステップS21の終了)。
【0051】第1の選択による半導体メモリから第4の
選択による半導体メモリまでの選択の順序は、あらかじ
め適当な順序、例えば半導体メモリSM1、SM2、S
M3、SM4、SM1・・・という順序を決めておくと
よい。この場合には、例えば第1の選択による半導体メ
モリがSM3であるとすれば、第2に選択すべき半導体
メモリは半導体メモリSM4、第3に選択すべき半導体
メモリは半導体メモリSM1、などとなる。
【0052】つづいて、ステップS22へ至って、ステ
ップS21で検査した配線パターンを有する主面とは逆
の主面の配線パターンと比較すべきマスターデータMS
を記憶する半導体メモリの1を選択する。すなわち、操
作部9を操作することにより、セレクタSL5を新たに
選択する半導体メモリに接続する。
【0053】つぎに、ステップS23へ至って、ステッ
プS21で検査の対象とした主面とは異なる主面の配線
パターンを読取装置3で読み取るべくプリント配線板2
を搬送テーブル1に載置した後に、配線パターンの検査
を実行する。ステップS23ではステップS21と同様
の手順で検査を実行する。
【0054】ステップS24では、ステップS10と同
様に、他のプリント配線板2を検査すべきかどうかを判
断し、他のプリント配線板2を検査すべきであれば、ス
テップS19へ至り、新たな検査すべきプリント配線板
2を用意する。ステップS24で、他のプリント配線板
2を検査する必要がないと判断するならば、検査を終了
する。
【0055】この実施例では以上のように、2種類のプ
リント配線板2の表裏両主面の検査対象画像パターンと
比較すべき2種類の基準画像パターンの各1を、4個の
半導体メモリの各1にあらかじめ記憶信号として記憶さ
せておき、検査対象画像パターンと比較すべき基準パタ
ーンを4個の半導体メモリの中から1を選択することに
より読み出して欠陥の検出を行うので、両主面に配線パ
ターンを有する2種類のプリント配線板2の配線パター
ンの検査を効率よく行うことができる。特に、基準画像
パターンと検査すべき画像パターンとが誤って対応して
いないときでも、誤りを自動的に短時間で発見しかつ選
択すべき半導体メモリを切り換えて、自動的に欠陥の検
出をやり直すので更に効率よく配線パターンの検査を行
うことができる。
【0056】この実施例と同様の要領で、一般に複数種
類のプリント配線板2の複数種類の検査すべき配線パタ
ーンを検査することができる。このとき、半導体メモリ
は、検査すべき配線パターンの種類の数だけ用意すれば
よい。セレクタSL5はこれら半導体メモリのいずれに
も択一的に接続し得る構造であればよい。プリント配線
板2は片面だけに配線パターンを有するプリント配線板
2を含んでいてもよい。 [実施例4]図10は、この
発明の第4の実施例による画像パターンの検査装置の概
略ブロック図である。この装置は、図1の概略ブロック
図に示す構成に、マスターデータ検査装置22を付加し
て備えている。基準とすべき配線パターンを読み込み、
マスターデータMSを半導体メモリSM1又はSM2へ
記憶する過程の中で、セレクタSL5に接続されるマス
ターデータ検査装置本体22aで、特徴抽出法によりマ
スターデータMSを検査する。例えば、配線パターンの
幅に対する許容範囲を超えて細い配線パターンの欠陥部
分があれば、マスターデータ検査装置本体22aは、欠
陥の存在を欠陥の位置(例えば座標値)とともに、ディ
スプレー22bに表示させる。マスターデータMSの半
導体メモリSM1又はSM2への書き込みが終了した後
で、キーボード22cを操作することにより、半導体メ
モリSM1又はSM2に記憶されたマスターデータMS
をマスターデータ検査装置本体22aへ読み出し、読み
だしたマスターデータMSの中のディスプレー22bに
表示された欠陥箇所を逐一、キーボード22cを操作す
ることにより修正する。修正されたマスターデータMS
は、キーボード22cを操作することにより、マスター
データ検査装置本体22aから、元の半導体メモリSM
1又はSM2へ書き込まれる。半導体メモリSM1又は
SM2からマスターデータ検査装置本体22aへマスタ
ーデータMSを読み込むとき、及びマスターデータ検査
装置本体22aから半導体メモリSM1またはSM2へ
修正されたマスターデータMSを書き込むときには、マ
スターデータ検査装置本体22aはセレクタSL5を動
作させ、半導体メモリSM1またはSM2を選択させ
る。なお、ディスプレー22bはディスプレー11b
と、キーボード22cはキーボード11cとを兼ねてい
てもよい。
【0057】以上のように、この実施例では半導体メモ
リSM1、SM2に記憶されるマスターデータMSが、
特徴抽出法により検査され、これに基づき欠陥部分を事
前に修正しているので、基準とするには不完全である配
線パターンを有するプリント配線板2を、マスターデー
タMSの作成のために選択した場合においても、検査対
象とすべき配線パターンの欠陥の検査を誤りなく実行す
ることができる。
【0058】[実施例5]上記各実施例において、差分
検出装置7及び判定回路10の技術には、本出願人によ
る特開昭62−140009号公報に開示された技術を
利用することができる。すなわち、差分検出装置7及び
判定回路10の代わりに、図11のブロック図で示され
る内部構造を有する比較検査部23を用いることができ
る。
【0059】評価区画設定部24は前出の評価区画設定
部14aと同一構成物であり、オブジェクトデータOS
の評価区画CRに対応する部分、すなわち評価オブジェ
クトデータODを比較部25へ出力する。補正区画設定
部26は、評価区画CRを一定画素分だけ拡張した領域
(拡張区画SR)の中で評価区画CRを位置ずれさせて
得られる複数個の領域(補正区画HRi)に対応するマ
スターデータMSの部分(補正評価マスターデータMD
i)を比較部25へ出力する。ここで、記号iは1つの
拡張区画SRに対応する複数の補正区画の各1を識別す
る指標である。複数の比較部25の各1は、前出の比較
部15と同一構成物であり、入力される評価オブジェク
トデータODと補正評価マスターデータMDiとの間
で、互いに同一位置にある画素毎に排他的論理和を演算
し、演算結果である差分データDISiを判定回路27
へ出力する。これにより差分データDISiは、評価オ
ブジェクトデータODと補正評価マスターデータMDi
の間の不一致部分に相当する画素において”1”をと
り、一致部分に相当する画素において”0”をとる。
【0060】判定回路27の各1は前出の判定回路10
と同一構成物であり、画素オペレータOPを用いて、各
差分データDISiにおける欠陥の有無を判定する。判
定回路27の各1は、差分データDISiにおける”
1”を有する画素の領域Dの中で、画素オペレータOP
に一致する部分又は画素オペレータOPを包含し得る部
分が1箇所でもあれば、欠陥候補であると判定し、値”
1”を出力し、逆に前記部分が一箇所もない場合には、
欠陥候補でないと判定し、値”0”を出力する。
【0061】AND回路28には各判定回路27の出力
が入力され、全ての判定回路27が欠陥候補を意味する
値”1”を出力した場合に限って、評価区画CRにおい
て欠陥ありと判断することに対応する値”1”を出力
し、逆に判定回路27の中の1つでも欠陥候補でないこ
とを意味する値”0”を出力した場合には、評価区画C
Rにおいて欠陥なしと判断することに対応する値”0”
を出力する。
【0062】比較検査部23を用いることにより、プリ
ント配線板2を搬送テーブル1の所定の位置へ載置する
ときの位置ずれによる欠陥の検出における誤判断を防止
することができる。
【0063】以上の実施例1〜5に示されるこの発明
は、プリント配線板2の配線パターンだけではなく、集
積回路に組込まれるリードフレームのパターンなど、2
値化された画像パターンの比較法による欠陥の検査を行
う対象物一般に実施が可能である。
【0064】
【発明の効果】この発明における画像パターンの検査方
法及びその装置では、複数の記憶領域、例えば外部記憶
装置に比べて高速読み出しが可能な半導体メモリを準備
して、複数種類の検査対象画像パターンと比較すべき複
数の基準画像パターンの各1を、前記外部記憶装置から
読み出して複数の記憶領域の各1にあらかじめ記憶信号
として記憶させておき、検査対象画像パターンと比較す
べき基準パターンを複数の記憶領域の中から1を選択す
ることにより読み出して欠陥の検出を行うので、両主面
に配線パターンを有するプリント配線板の配線パターン
の検査、あるいは複数種類のプリント配線板の配線パタ
ーンの検査等を能率よく行うことができる(請求項1〜
7)。
【0065】また、検査対象画像パターンを基準画像パ
ターンと比較してその欠陥の検出を行う中で、欠陥の個
数を計数して所定の基準値を超えて欠陥の個数が大とな
ったときには、欠陥の検出を中断して、複数の記憶領域
の中から他の1を選択して新たな基準パターンを読み出
して、再度欠陥の検出をやり直すので、基準画像パター
ンの種類と検査すべき画像パターンの種類とが誤って対
応していないときでも、誤りを短時間で発見して、欠陥
の検出をやり直すことができ、その結果両主面に配線パ
ターンを有するプリント配線板の配線パターンの検査、
あるいは複数種類のプリント配線板の配線パターンの検
査等を一層能率よく行うことができる(請求項2、3、
5、6)。
【0066】特に、欠陥の検出及び欠陥の個数の計数を
自動的に行いかつ、所定の基準値を超えて欠陥の個数が
大となったときには、自動的に複数の記憶領域の中から
他の1を選択して新たな基準パターンを読み出すので、
基準画像パターンの種類と検査すべき画像パターンの種
類とが誤って対応していないときでも、両主面に配線パ
ターンを有するプリント配線板の配線パターンの検査、
あるいは複数種類のプリント配線板の配線パターンの検
査等を更に効率よく行うことができる(請求項5、
6)。
【0067】更に、欠陥の検出及び欠陥の個数の計数を
自動的に行いかつ、所定の基準値を超えて欠陥の個数が
大となったときには、自動的に複数の記憶領域の中から
他の1を選択して新たな基準パターンを読み出すととも
に、自動的に欠陥の検出を始めからやり直すので、両主
面に配線パターンを有するプリント配線板の配線パター
ンの検査、あるいは複数種類のプリント配線板の配線パ
ターンの検査等を更に効率よく実行することができる
(請求項6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による画像パターンの検査
方法の概略手順を示すフローチャートである。
【図2】この発明の一実施例による、図1のフローチャ
ートに示される方法を実現する画像パターンの検査装置
の概略ブロック図である。
【図3】差分検出装置の内部構造を示すブロック図であ
る。
【図4】評価区画を説明する模式図である。
【図5】オペレータの働きを説明する模式図である。
【図6】搬送テーブルの動作説明図である。
【図7】この発明の第2の実施例による画像パターンの
検査装置の概略ブロック図である。
【図8】この発明の第3の実施例による画像パターンの
検査方法の概略手順を示すフローチャートである。
【図9】この発明の第3の実施例による画像パターンの
検査装置の概略ブロック図である。
【図10】この発明の第4の実施例による画像パターン
の検査装置の概略ブロック図である。
【図11】比較検査部23の内部構造を示すブロック図
である。
【図12】従来の画像パターンの検査装置の概略ブロッ
ク図である。
【図13】従来の画像パターンの検査装置のもう一つの
例の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 搬送テーブル 2 プリント配線板 3 読取装置 4 A/D変換装置 5 2値化処理部 7 差分検出装置 10 判定回路 12 CAD 13 補正回路 15 比較部 16 カウンタ 17 比較器 18 基準値設定部 19 コントローラ 20 モータ SM1〜SM4 半導体メモリ SL5 セレクタ
フロントページの続き (72)発明者 佐野 鐵雄 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大 日本スクリーン製造株式会社 洛西工場 内 (56)参考文献 特開 平2−230381(JP,A) 特開 昭55−87283(JP,A) 特開 昭64−76284(JP,A) 特開 平5−54126(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01N 21/84 - 21/91 G06T 1/00 - 7/00 H05K 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象画像パターンを基準画像パター
    ンと比較して欠陥の検出を行う画像パターンの検査方法
    であって、 (a)外部記憶装置に比べて高速読み出し可能な半導体
    メモリ手段に互いに異なる複数の記憶領域を準備する工
    程と、 (b)1枚のプリント配線板の第1の主面に関する基準
    画像パターン及び第2の主面に関する基準画像パターン
    の各1を前記外部記憶装置から読み出して前記複数の
    憶領域の各1にあらかじめ記憶信号として記憶させる工
    程と、 (c)前記複数の記憶領域の中から前記プリント配線板
    の第1の主面に関する基準画像パターンを選択して前記
    記憶信号を読み出すことにより、前記第1の主面に関す
    る基準画像パターンを得る工程と、 (d)前記プリント配線板の第1の主面に関する検査対
    象画像パターンを得る工程と、 (e)前記工程(d)で得られた検査対象画像パターン
    と前記工程(c)で得られた基準画像パターンとを比較
    して、前記プリント配線板の第1の主面に関する欠陥の
    検出を行う工程と、 (f)前記複数の記憶領域の中から前記プリント配線板
    の第2の主面に関する基準画像パターンを選択して前記
    記憶信号を読み出すことにより、前記第2の主面に関す
    る基準画像パターンを得る工程と、 (g)前記プリント配線板の第2の主面に関する検査対
    象画像パターンを得る工程と、 (h)前記工程(g)で得られた検査対象画像パターン
    と前記工程(f)で得られた基準画像パターンとを比較
    して、前記プリント配線板の第2の主面に関する欠陥の
    検出を行う工程と、 を備える画像パターンの検査方法。
  2. 【請求項2】 (i)少なくとも前記工程(e)よりも
    前に前記第1の主面の検査対象パターンの種類を確認す
    るための基準値を設定する工程、 を更に備え、 前記工程(e)を、 (e−1)前記検査対象画像パターンと前記基準画像パ
    ターンとを比較して前記欠陥の検出を行う工程と、 (e−2)前記工程(e−1)の中で、前記欠陥の個数
    を計数する工程と、 (e−3)前記工程(e−2)において計数される前記
    欠陥の個数が前記基準値を超えて検出されるならば、そ
    のときに前記工程(e−1)を中断する工程と、 (e−4)前記工程(e−3)において前記工程(e−
    1)が中断されたならば、前記複数の記憶領域の中から
    工程(c)以後において選択されていない記憶領域の1
    を選択してそれに記憶された記憶信号を読み出すことに
    より、新たに別の基準画像パターンを得る工程と、 (e−5)前記工程(e−1)から前記工程(e−4)
    までを反復する工程と、 で置き換える請求項1に記載の画像パターンの検査方
    法。
  3. 【請求項3】 (j)少なくとも前記工程(h)よりも
    前に前記第2の主面の検査対象パターンの種類を確認す
    るための基準値を設定する工程、 を更に備え、 前記工程(h)を、 (h−1)前記検査対象画像パターンと前記基準画像パ
    ターンとを比較して前記欠陥の検出を行う工程と、 (h−2)前記工程(h−1)の中で、前記欠陥の個数
    を計数する工程と、 (h−3)前記工程(h−2)において計数される前記
    欠陥の個数が前記基準値を超えて検出されるならば、そ
    のときに前記工程(h−1)を中断する工程と、 (h−4)前記工程(h−3)において前記工程(h−
    1)が中断されたならば、前記複数の記憶領域の中から
    工程(f)以後において選択されていない記憶領域の1
    を選択してそれに記憶された記憶信号を読み出すことに
    より、新たに別の基準画像パターンを得る工程と、 (h−5)前記工程(h−1)から前記工程(h−4)
    までを反復する工程と、 で置き換える請求項1に記載の画像パターンの検査方
    法。
  4. 【請求項4】 検査対象画像パターンを基準画像パター
    ンと比較して欠陥の検出を行う画像パターンの検査装置
    であって、 (a)外部記憶装置に比べて高速読み出し可能な半導体
    メモリ手段に設けられた互いに異なる複数の記憶領域
    と、 (b)複数の前記基準画像パターンの各1を前記外部記
    憶装置から読み出して前記複数の記憶領域の各1にあら
    かじめ記憶信号として記憶させる手段と、 (c)前記複数の記憶領域の中から1を選択して前記記
    憶信号を読み出すことにより、前記基準画像パターンを
    得る手段と、 (d)前記検査対象画像パターンを得る手段と、 (e)前記検査対象画像パターンと前記基準画像パター
    ンとを比較して前記欠陥の検出を行う手段と、 (f)前記検査対象画像パターンの種類に応じた基準値
    を設定する手段と、 (g)前記手段(e)で検出される欠陥の個数を計数す
    る手段と、 (h)前記手段(g)で計数した欠陥の個数と前記手段
    (f)で設定される前記基準値との大小の比較を行いそ
    の結果を出力する手段と、 を備える画像パターンの検査装置。
  5. 【請求項5】 (i)前記欠陥の個数が前記基準値を超
    えることに対応する信号を前記手段(h)が出力したと
    きに、前記手段(c)が前記複数の記憶領域の中から新
    たな1を選択して新たな前記基準画像パターンを得る
    うに前記手段(c)を動作させる手段、 を更に備える請求項4に記載の画像パターンの検査装
    置。
  6. 【請求項6】 (j)前記欠陥の個数が前記基準値を超
    えることに対応する信号を前記手段(h)が出力したと
    きに、前記手段(e)の動作を中断させ、その動作をは
    じめから行うべく制御する手段、 を更に備える請求項5に記載の画像パターンの検査装
    置。
  7. 【請求項7】 前記半導体メモリ手段は、それぞれ1の
    記憶領域に対応する複数の半導体メモリである請求項4
    に記載の画像パターンの検査装置。
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