JP2825392B2 - プリント配線板における画像パターンの検査方法及びその装置 - Google Patents
プリント配線板における画像パターンの検査方法及びその装置Info
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- JP2825392B2 JP2825392B2 JP4078239A JP7823992A JP2825392B2 JP 2825392 B2 JP2825392 B2 JP 2825392B2 JP 4078239 A JP4078239 A JP 4078239A JP 7823992 A JP7823992 A JP 7823992A JP 2825392 B2 JP2825392 B2 JP 2825392B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリント配線板の配
線パターンの検査に用いる、画像パターンの検査方法及
びその装置に関する。
線パターンの検査に用いる、画像パターンの検査方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板の配線パターンの欠陥検
査などに利用される画像パターンの検査方法の1つとし
て、比較法(パターンマッチング法)がある。この比較
法は、基準とすべき対象物の画像パターン(基準画像パ
ターン)と検査すべき対象物の画像パターン(検査画像
パターン)とを重ね合わせて比較し、差異の部分を欠陥
と判定する方法である。
査などに利用される画像パターンの検査方法の1つとし
て、比較法(パターンマッチング法)がある。この比較
法は、基準とすべき対象物の画像パターン(基準画像パ
ターン)と検査すべき対象物の画像パターン(検査画像
パターン)とを重ね合わせて比較し、差異の部分を欠陥
と判定する方法である。
【0003】比較法による画像パターンの検査方法で
は、基準画像パターンを得るのに、欠陥のないパターン
を有する対象物、例えばプリント配線板を用意して、そ
の配線パターンを読み取って基準画像パターンとする方
法と、例えば配線パターンの設計を目的としてコンピュ
ータによる作画システム(CAD)を用いて作成された
設計データから基準パターンを得る方法とがある。
は、基準画像パターンを得るのに、欠陥のないパターン
を有する対象物、例えばプリント配線板を用意して、そ
の配線パターンを読み取って基準画像パターンとする方
法と、例えば配線パターンの設計を目的としてコンピュ
ータによる作画システム(CAD)を用いて作成された
設計データから基準パターンを得る方法とがある。
【0004】図18は通常のCADで作成されたプリン
ト配線板の配線パターンに関する設計データの一例を示
す平面図である。図18(a)は、基準線(例えばプリ
ント配線板の一辺)の方向Sに対して平行若しくは垂直
な配線パターンの例であり、図18(b)は、基準線の
方向Sに対して45度の角度をなす配線パターンの例で
ある。デジタル回路のプリント配線板では、基準線の方
向Sに対して、図18に示すように平行、垂直、又は4
5度の角度をなす配線パターンが一般的である。図18
に例を示すように、通常のCADで作成されたプリント
配線板の配線パターンに関する設計データでは、配線パ
ターンの角部(コーナー部)は先鋭であり丸みを有して
いない。
ト配線板の配線パターンに関する設計データの一例を示
す平面図である。図18(a)は、基準線(例えばプリ
ント配線板の一辺)の方向Sに対して平行若しくは垂直
な配線パターンの例であり、図18(b)は、基準線の
方向Sに対して45度の角度をなす配線パターンの例で
ある。デジタル回路のプリント配線板では、基準線の方
向Sに対して、図18に示すように平行、垂直、又は4
5度の角度をなす配線パターンが一般的である。図18
に例を示すように、通常のCADで作成されたプリント
配線板の配線パターンに関する設計データでは、配線パ
ターンの角部(コーナー部)は先鋭であり丸みを有して
いない。
【0005】図19は図18に図示する設計データを変
換して得られる基準画像パターンを示す平面図である。
画像パターンは2値化されており、配線パターンが存在
する領域では、例えば値”1”を有し、そうでない領域
では値”0”を有する。設計データを画素毎に基準画像
パターンに変換するときの主走査方向PS及び副走査方
向VSは、それぞれ基準線の方向Sに垂直及び平行であ
る。従って、画像パターンの配列要素である画素は、基
準線の方向Sに平行な方向及び垂直な方向に互いに最近
接して配列されている。図19に描かれる線は、値”
1”を有する画素の領域と値”0”を有する画素の領域
との境界を図示する。これらの点は、本明細書中で以下
において引用する画像パターンに関する図については全
て同様である。図19(a)、(b)は、それぞれ図1
8(a)、(b)に対応する。設計データを変換して得
た基準画像パターンでは、図19に示すように、図18
に示す設計データにおけると同様に、配線パターンのコ
ーナー部は先鋭であり丸みを有していない。
換して得られる基準画像パターンを示す平面図である。
画像パターンは2値化されており、配線パターンが存在
する領域では、例えば値”1”を有し、そうでない領域
では値”0”を有する。設計データを画素毎に基準画像
パターンに変換するときの主走査方向PS及び副走査方
向VSは、それぞれ基準線の方向Sに垂直及び平行であ
る。従って、画像パターンの配列要素である画素は、基
準線の方向Sに平行な方向及び垂直な方向に互いに最近
接して配列されている。図19に描かれる線は、値”
1”を有する画素の領域と値”0”を有する画素の領域
との境界を図示する。これらの点は、本明細書中で以下
において引用する画像パターンに関する図については全
て同様である。図19(a)、(b)は、それぞれ図1
8(a)、(b)に対応する。設計データを変換して得
た基準画像パターンでは、図19に示すように、図18
に示す設計データにおけると同様に、配線パターンのコ
ーナー部は先鋭であり丸みを有していない。
【0006】図20は、図18に示す設計データに基づ
いて製造されるプリント配線板の配線パターンを読み取
って得られる、検査画像パターンの例を示す平面図であ
る。配線パターンを画素毎に読み取って検査画像パター
ンを得るときの主走査方向PS及び副走査方向VSは、
それぞれプリント配線板の基準線の方向Sに垂直及び平
行である。従って、図19におけると同様に画素は基準
線の方向Sに平行な方向及び垂直な方向に互いに最近接
して配列されている。製造されたプリント配線板が有す
る配線パターンは、その製造工程においてエッチング処
理されるために、そのコーナー部は丸みを帯びており、
このために検査画像パターンも、図20に示すようにコ
ーナー部に丸みを有する。
いて製造されるプリント配線板の配線パターンを読み取
って得られる、検査画像パターンの例を示す平面図であ
る。配線パターンを画素毎に読み取って検査画像パター
ンを得るときの主走査方向PS及び副走査方向VSは、
それぞれプリント配線板の基準線の方向Sに垂直及び平
行である。従って、図19におけると同様に画素は基準
線の方向Sに平行な方向及び垂直な方向に互いに最近接
して配列されている。製造されたプリント配線板が有す
る配線パターンは、その製造工程においてエッチング処
理されるために、そのコーナー部は丸みを帯びており、
このために検査画像パターンも、図20に示すようにコ
ーナー部に丸みを有する。
【0007】基準画像パターンと検査画像パターンを比
較して検査すると、両画像間の配線パターンのコーナー
部に現れる上記のような差異が、欠陥として検出される
ことがある。このコーナー部の差異は本来欠陥とみなす
べきではなく、欠陥であると誤判断することは検査の信
頼性を低めると同時に、所定時間内での処理量(スルー
プット)の低減をもたらすものである。
較して検査すると、両画像間の配線パターンのコーナー
部に現れる上記のような差異が、欠陥として検出される
ことがある。このコーナー部の差異は本来欠陥とみなす
べきではなく、欠陥であると誤判断することは検査の信
頼性を低めると同時に、所定時間内での処理量(スルー
プット)の低減をもたらすものである。
【0008】この問題に対処するために従来は、基準画
像パターンにおける直角部分の検出を行い検出された箇
所について基準画像パターンの補正を行う方法、或は空
間フィルタを利用して基準画像パターンの補正を行う方
法(例えば、特開昭60−60504、特開昭60−1
13102など)が行われている。
像パターンにおける直角部分の検出を行い検出された箇
所について基準画像パターンの補正を行う方法、或は空
間フィルタを利用して基準画像パターンの補正を行う方
法(例えば、特開昭60−60504、特開昭60−1
13102など)が行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前者の直角部分の検出
を行い、検出された箇所について基準画像パターンの補
正を行う方法では、検出された部分のみが補正されるの
で基準画像パターン全体に渡って十分な補正ができない
という問題点がある。後者の空間フィルタを利用して基
準画像パターンの補正を行う方法では、空間フィルタの
重み付けを決定するのが困難であると同時にその方法を
実現するための装置のハードウェアの構成が膨大となる
という欠点を有している。
を行い、検出された箇所について基準画像パターンの補
正を行う方法では、検出された部分のみが補正されるの
で基準画像パターン全体に渡って十分な補正ができない
という問題点がある。後者の空間フィルタを利用して基
準画像パターンの補正を行う方法では、空間フィルタの
重み付けを決定するのが困難であると同時にその方法を
実現するための装置のハードウェアの構成が膨大となる
という欠点を有している。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、膨大なハードウェアの構成を必
要としないで、基準画像パターン全体に渡って十分な補
正ができ、検査における誤判断を防止し、検査の信頼性
を高めると同時に、スループットを向上させ得る、画像
パターンの検査技術を提供することを目的とする。
ためになされたもので、膨大なハードウェアの構成を必
要としないで、基準画像パターン全体に渡って十分な補
正ができ、検査における誤判断を防止し、検査の信頼性
を高めると同時に、スループットを向上させ得る、画像
パターンの検査技術を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、プリント配
線板上における画像パターンの検査方法および装置を対
象としている。 そして、この発明に係る請求項1に記載
の画像パターンの検査方法は、プリント配線板上におけ
るそれぞれがマトリクス状の画素配列上で表現された検
査対象画像パターンと基準画像パターンとを比較して、
前記検査対象画像パターンの欠陥の検出を行う画像パタ
ーンの検査方法であって、(a)前記基準画像パターン
に、4連結拡大、8連結拡大、4連結縮小、及び8連結
縮小の各単位操作を所定の順列に従って順次実行する工
程と、(b)前記検査対象画像パターンを前記工程
(a)の結果得られる前記基準画像パターンと比較して
欠陥の検出を行う工程と、を備えたものである。
線板上における画像パターンの検査方法および装置を対
象としている。 そして、この発明に係る請求項1に記載
の画像パターンの検査方法は、プリント配線板上におけ
るそれぞれがマトリクス状の画素配列上で表現された検
査対象画像パターンと基準画像パターンとを比較して、
前記検査対象画像パターンの欠陥の検出を行う画像パタ
ーンの検査方法であって、(a)前記基準画像パターン
に、4連結拡大、8連結拡大、4連結縮小、及び8連結
縮小の各単位操作を所定の順列に従って順次実行する工
程と、(b)前記検査対象画像パターンを前記工程
(a)の結果得られる前記基準画像パターンと比較して
欠陥の検出を行う工程と、を備えたものである。
【0012】この発明に係る請求項2に記載の画像パタ
ーンの検査方法は、請求項1に記載の画像パターンの検
査方法において、前記工程(a)が、(a−1)前記単
位操作を、下記に掲げる順列(q−1)〜(q−5)の
中の任意の1に従って順次実行する工程、を備えるもの
である。
ーンの検査方法は、請求項1に記載の画像パターンの検
査方法において、前記工程(a)が、(a−1)前記単
位操作を、下記に掲げる順列(q−1)〜(q−5)の
中の任意の1に従って順次実行する工程、を備えるもの
である。
【0013】この発明に係る請求項3及び4に記載の画
像パターンの検査装置は、それぞれ請求項1及び2に記
載の画像パターンの検査方法を実施する装置である。
像パターンの検査装置は、それぞれ請求項1及び2に記
載の画像パターンの検査方法を実施する装置である。
【0014】ここで、前記順列(q−1)〜(q−5)
は、(p−1−1)8連結拡大、4連結拡大、4連結縮
小、及び8連結縮小の順列、(p−1−2)4連結拡
大、8連結拡大、8連結縮小、及び4連結縮小の順列、
(p−1−3)8連結拡大、4連結拡大、8連結縮小、
及び4連結縮小の順列、(p−1−4)4連結拡大、8
連結拡大、4連結縮小、及び8連結縮小の順列、(p−
1−5)8連結拡大、8連結縮小、4連結拡大、及び4
連結縮小の順列、(p−1−6)4連結拡大、4連結縮
小、8連結拡大、及び8連結縮小の順列、(p−2−
1)8連結縮小、4連結縮小、4連結拡大、及び8連結
拡大の順列、(p−2−2)4連結縮小、8連結縮小、
8連結拡大、及び4連結拡大の順列、(p−2−3)8
連結縮小、4連結縮小、8連結拡大、及び4連結拡大の
順列、(p−2−4)4連結縮小、8連結縮小、4連結
拡大、及び8連結拡大の順列、(p−2−5)8連結縮
小、8連結拡大、4連結縮小、及び4連結拡大の順列、
(p−2−6)4連結縮小、4連結拡大、8連結縮小、
及び8連結拡大の順列、(p−3−1)8連結拡大、8
連結縮小、4連結縮小、及び4連結拡大の順列、(p−
3−2)4連結縮小、4連結拡大、8連結拡大、及び8
連結縮小の順列、(p−3−3)4連結縮小、8連結拡
大、4連結拡大、及び8連結縮小の順列、(p−3−
4)8連結拡大、4連結縮小、8連結縮小、及び4連結
拡大の順列、(p−3−5)8連結拡大、4連結縮小、
4連結拡大、及び8連結縮小の順列、(p−3−6)4
連結縮小、8連結拡大、8連結縮小、及び4連結拡大の
順列、(p−4−1)8連結縮小、8連結拡大、4連結
拡大、及び4連結縮小の順列、(p−4−2)4連結拡
大、4連結縮小、8連結縮小、及び8連結拡大の順列、
(p−4−3)4連結拡大、8連結縮小、4連結縮小、
及び8連結拡大の順列、(p−4−4)8連結縮小、4
連結拡大、8連結拡大、及び4連結縮小の順列、(p−
4−5)8連結縮小、4連結拡大、4連結縮小、及び8
連結拡大の順列、及び(p−4−6)4連結拡大、8連
結縮小、8連結拡大、及び4連結縮小の順列、におい
て、(q−1)前記各単位操作を、少なくとも1である
第1の所定数ずつ反復して、前記順列(p−1−1)〜
(p−1−6)の中の任意の1の後に前記順列(p−2
−1)〜(p−2−6)の中の任意の1を縦続した順列
に従って並べて成る順列、(q−2)前記各単位操作
を、少なくとも1である第2の所定数ずつ反復して、前
記順列(p−2−1)〜(p−2−6)の中の任意の1
の後に前記順列(p−1−1)〜(p−1−6)の中の
任意の1を縦続した順列に従って並べて成る順列、(q
−3)前記各単位操作を、少なくとも1である第3の所
定数ずつ反復して、前記順列(p−3−1)〜(p−3
−6)の中の任意の1の後に前記順列(p−4−1)〜
(p−4−6)の中の任意の1を縦続した順列に従って
並べて成る順列、(q−4)前記各単位操作を、少なく
とも1である第4の所定数ずつ反復して、前記順列(p
−4−1)〜(p−4−6)の中の任意の1の後に前記
順列(p−3−1)〜(p−3−6)の中の任意の1を
縦続した順列に従って並べて成る順列、及び(q−5)
前記順列(q−1)〜(q−4)の中から重複を許して
任意に選択して並べて得られる順列であって、前記所定
数が前記任意に選択された順列(q−1)〜(q−4)
の各々の間で前記重複した順列の間をも含めて同一であ
ることを要しない順列、である。
は、(p−1−1)8連結拡大、4連結拡大、4連結縮
小、及び8連結縮小の順列、(p−1−2)4連結拡
大、8連結拡大、8連結縮小、及び4連結縮小の順列、
(p−1−3)8連結拡大、4連結拡大、8連結縮小、
及び4連結縮小の順列、(p−1−4)4連結拡大、8
連結拡大、4連結縮小、及び8連結縮小の順列、(p−
1−5)8連結拡大、8連結縮小、4連結拡大、及び4
連結縮小の順列、(p−1−6)4連結拡大、4連結縮
小、8連結拡大、及び8連結縮小の順列、(p−2−
1)8連結縮小、4連結縮小、4連結拡大、及び8連結
拡大の順列、(p−2−2)4連結縮小、8連結縮小、
8連結拡大、及び4連結拡大の順列、(p−2−3)8
連結縮小、4連結縮小、8連結拡大、及び4連結拡大の
順列、(p−2−4)4連結縮小、8連結縮小、4連結
拡大、及び8連結拡大の順列、(p−2−5)8連結縮
小、8連結拡大、4連結縮小、及び4連結拡大の順列、
(p−2−6)4連結縮小、4連結拡大、8連結縮小、
及び8連結拡大の順列、(p−3−1)8連結拡大、8
連結縮小、4連結縮小、及び4連結拡大の順列、(p−
3−2)4連結縮小、4連結拡大、8連結拡大、及び8
連結縮小の順列、(p−3−3)4連結縮小、8連結拡
大、4連結拡大、及び8連結縮小の順列、(p−3−
4)8連結拡大、4連結縮小、8連結縮小、及び4連結
拡大の順列、(p−3−5)8連結拡大、4連結縮小、
4連結拡大、及び8連結縮小の順列、(p−3−6)4
連結縮小、8連結拡大、8連結縮小、及び4連結拡大の
順列、(p−4−1)8連結縮小、8連結拡大、4連結
拡大、及び4連結縮小の順列、(p−4−2)4連結拡
大、4連結縮小、8連結縮小、及び8連結拡大の順列、
(p−4−3)4連結拡大、8連結縮小、4連結縮小、
及び8連結拡大の順列、(p−4−4)8連結縮小、4
連結拡大、8連結拡大、及び4連結縮小の順列、(p−
4−5)8連結縮小、4連結拡大、4連結縮小、及び8
連結拡大の順列、及び(p−4−6)4連結拡大、8連
結縮小、8連結拡大、及び4連結縮小の順列、におい
て、(q−1)前記各単位操作を、少なくとも1である
第1の所定数ずつ反復して、前記順列(p−1−1)〜
(p−1−6)の中の任意の1の後に前記順列(p−2
−1)〜(p−2−6)の中の任意の1を縦続した順列
に従って並べて成る順列、(q−2)前記各単位操作
を、少なくとも1である第2の所定数ずつ反復して、前
記順列(p−2−1)〜(p−2−6)の中の任意の1
の後に前記順列(p−1−1)〜(p−1−6)の中の
任意の1を縦続した順列に従って並べて成る順列、(q
−3)前記各単位操作を、少なくとも1である第3の所
定数ずつ反復して、前記順列(p−3−1)〜(p−3
−6)の中の任意の1の後に前記順列(p−4−1)〜
(p−4−6)の中の任意の1を縦続した順列に従って
並べて成る順列、(q−4)前記各単位操作を、少なく
とも1である第4の所定数ずつ反復して、前記順列(p
−4−1)〜(p−4−6)の中の任意の1の後に前記
順列(p−3−1)〜(p−3−6)の中の任意の1を
縦続した順列に従って並べて成る順列、及び(q−5)
前記順列(q−1)〜(q−4)の中から重複を許して
任意に選択して並べて得られる順列であって、前記所定
数が前記任意に選択された順列(q−1)〜(q−4)
の各々の間で前記重複した順列の間をも含めて同一であ
ることを要しない順列、である。
【0015】
【作用】この発明における画像パターンの検査方法及び
その装置では、基準画像パターンに、4連結拡大、8連
結拡大、4連結縮小、及び8連結縮小の各単位操作を所
定の順列に従って順次実行するので、CADで作成され
た設計データを変換して得た基準画像パターンのコーナ
ー部に丸みを付与することができる(請求項1〜4)。
その装置では、基準画像パターンに、4連結拡大、8連
結拡大、4連結縮小、及び8連結縮小の各単位操作を所
定の順列に従って順次実行するので、CADで作成され
た設計データを変換して得た基準画像パターンのコーナ
ー部に丸みを付与することができる(請求項1〜4)。
【0016】この発明における画像パターンの検査方法
及びその装置では、更に前記各単位操作を、上述の工程
(a−1)に述べられる順序で実行するので、CADで
作成された設計データを変換して得た基準画像パターン
のコーナー部に、所定の程度の丸みが付与される(請求
項2、4)。
及びその装置では、更に前記各単位操作を、上述の工程
(a−1)に述べられる順序で実行するので、CADで
作成された設計データを変換して得た基準画像パターン
のコーナー部に、所定の程度の丸みが付与される(請求
項2、4)。
【0017】
[1.画像パターンの検査装置全体の概略構成]図2
は、この発明の実施例による画像パターンの検査装置の
全体構成を示すブロック図である。ステージ1の上に
は、検査すべき配線パターンを有するプリント配線板2
を載置する。ステージ1は載置物を副走査方向VSに水
平に移動させる機構(図示しない)を備えており、ステ
ージ1の上方に設けられた読取装置3は、プリント配線
板2が副走査方向VSに移動する間に、プリント配線板
2の配線パターンを主走査方向PSに並んだ画素毎に光
学的に読み取る。読取装置3は照明装置例えばLEDと
受光装置例えばCCDとによって構成され、例えば本出
願人による特願平2−142889号において、これに
該当する技術が開示されている。読取装置3は配線パタ
ーンをアナログ電気信号として2値化回路4へ出力す
る。
は、この発明の実施例による画像パターンの検査装置の
全体構成を示すブロック図である。ステージ1の上に
は、検査すべき配線パターンを有するプリント配線板2
を載置する。ステージ1は載置物を副走査方向VSに水
平に移動させる機構(図示しない)を備えており、ステ
ージ1の上方に設けられた読取装置3は、プリント配線
板2が副走査方向VSに移動する間に、プリント配線板
2の配線パターンを主走査方向PSに並んだ画素毎に光
学的に読み取る。読取装置3は照明装置例えばLEDと
受光装置例えばCCDとによって構成され、例えば本出
願人による特願平2−142889号において、これに
該当する技術が開示されている。読取装置3は配線パタ
ーンをアナログ電気信号として2値化回路4へ出力す
る。
【0018】2値化回路4は読取装置3からのアナログ
電気信号をデジタル電気信号に変換した上で、所定の閾
値を用いてデジタル信号を2値化し、検査すべき配線パ
ターンの2値化画像データ(オブジェクトデータOS)
を出力する。オブジェクトデータOSにおいては例え
ば、配線パターンが存在する領域の画素は値”1”をと
り、そうでない領域の画素は”0”をとる。出力された
オブジェクトデータOSは、比較欠陥検出回路5へ入力
される。
電気信号をデジタル電気信号に変換した上で、所定の閾
値を用いてデジタル信号を2値化し、検査すべき配線パ
ターンの2値化画像データ(オブジェクトデータOS)
を出力する。オブジェクトデータOSにおいては例え
ば、配線パターンが存在する領域の画素は値”1”をと
り、そうでない領域の画素は”0”をとる。出力された
オブジェクトデータOSは、比較欠陥検出回路5へ入力
される。
【0019】CADデータ入力部6は、CADを用いて
作成された、検査すべきプリント配線板2の配線パター
ンに関する設計データを入力し、入力された設計データ
を変換して基準とすべき配線パターンの2値化画像デー
タ(リファレンスデータRS)を作成する装置である。
リファレンスデータRSにおいて、配線パターンが存在
する領域における画素は、例えば値”1”を有し、そう
でない領域における画素は値”0”を有する。CADデ
ータ入力部6は、作成したリファレンスデータRSをリ
ファレンスデータ記憶回路7へ出力する。
作成された、検査すべきプリント配線板2の配線パター
ンに関する設計データを入力し、入力された設計データ
を変換して基準とすべき配線パターンの2値化画像デー
タ(リファレンスデータRS)を作成する装置である。
リファレンスデータRSにおいて、配線パターンが存在
する領域における画素は、例えば値”1”を有し、そう
でない領域における画素は値”0”を有する。CADデ
ータ入力部6は、作成したリファレンスデータRSをリ
ファレンスデータ記憶回路7へ出力する。
【0020】リファレンスデータ記憶回路7は入力され
たリファレンスデータRSを記憶する装置である。リフ
ァレンスデータ記憶回路7に記憶されるリファレンスデ
ータRSは、プリント配線板2の検査を実行するときに
補正回路8へ出力される。補正回路8は、リファレンス
データRSにおいて、配線パターンのコーナー部に丸み
を付加すべく補正を行い、補正後のデータ(補正リファ
レンスデータMS)を比較欠陥検出回路5へ出力する。
補正リファレンスデータMSは、オブジェクトデータO
Sが比較欠陥検出回路5へ入力されるのに同期して比較
欠陥検出回路5へ入力される。すなわち、プリント配線
板2上の位置が互いに同一であり、相互に比較されるべ
きオブジェクトデータOSの画素と補正リファレンスデ
ータMSの画素とが、時期を同じくして比較欠陥検出回
路5に入力される。
たリファレンスデータRSを記憶する装置である。リフ
ァレンスデータ記憶回路7に記憶されるリファレンスデ
ータRSは、プリント配線板2の検査を実行するときに
補正回路8へ出力される。補正回路8は、リファレンス
データRSにおいて、配線パターンのコーナー部に丸み
を付加すべく補正を行い、補正後のデータ(補正リファ
レンスデータMS)を比較欠陥検出回路5へ出力する。
補正リファレンスデータMSは、オブジェクトデータO
Sが比較欠陥検出回路5へ入力されるのに同期して比較
欠陥検出回路5へ入力される。すなわち、プリント配線
板2上の位置が互いに同一であり、相互に比較されるべ
きオブジェクトデータOSの画素と補正リファレンスデ
ータMSの画素とが、時期を同じくして比較欠陥検出回
路5に入力される。
【0021】比較欠陥検出回路5は、入力されるオブジ
ェクトデータOSと補正リファレンスデータMSの間の
比較を行い、両者の間に許容範囲以上の差異を有する部
分があれば、その部分を欠陥と判断し、その欠陥部分の
座標値を記憶する。例えば、比較欠陥検出回路5は、ま
ず入力されるオブジェクトデータOSと補正リファレン
スデータMSとの間で、互いに同一位置にある画素毎に
排他的論理和を演算し、演算結果である差分データを作
成する。差分データは、オブジェクトデータOSと補正
リファレンスデータMSの間の不一致部分に相当する画
素において”1”をとり、一致部分に相当する画素にお
いて”0”をとる。
ェクトデータOSと補正リファレンスデータMSの間の
比較を行い、両者の間に許容範囲以上の差異を有する部
分があれば、その部分を欠陥と判断し、その欠陥部分の
座標値を記憶する。例えば、比較欠陥検出回路5は、ま
ず入力されるオブジェクトデータOSと補正リファレン
スデータMSとの間で、互いに同一位置にある画素毎に
排他的論理和を演算し、演算結果である差分データを作
成する。差分データは、オブジェクトデータOSと補正
リファレンスデータMSの間の不一致部分に相当する画
素において”1”をとり、一致部分に相当する画素にお
いて”0”をとる。
【0022】比較欠陥検出回路5は更に、所定の広さを
有する互いに隣合う画素の集まりである画素オペレータ
(例えば、3x3画素の広さのオペレータ)を用いて、
オブジェクトデータOSにおける欠陥の有無とその位置
を判定する。すなわち、差分データを所定の広さ(例え
ば20x20画素の広さ)の区画(評価区画)に分割
し、各評価区画において、”1”を有する画素の領域の
中で前記画素オペレータを包含し得る部分が1箇所でも
あれば、その評価区画は欠陥を有すると判定し、逆に1
箇所もなければその評価区画は欠陥を有しないと判定す
る。欠陥部分の座標値、すなわち欠陥が存在すると判定
された評価区画の座標値は、比較欠陥検出回路5に記憶
される。
有する互いに隣合う画素の集まりである画素オペレータ
(例えば、3x3画素の広さのオペレータ)を用いて、
オブジェクトデータOSにおける欠陥の有無とその位置
を判定する。すなわち、差分データを所定の広さ(例え
ば20x20画素の広さ)の区画(評価区画)に分割
し、各評価区画において、”1”を有する画素の領域の
中で前記画素オペレータを包含し得る部分が1箇所でも
あれば、その評価区画は欠陥を有すると判定し、逆に1
箇所もなければその評価区画は欠陥を有しないと判定す
る。欠陥部分の座標値、すなわち欠陥が存在すると判定
された評価区画の座標値は、比較欠陥検出回路5に記憶
される。
【0023】CPU9は、マイクロプロセッサ(MP
U)、入出力インタフェイス、記憶回路などを有した電
子回路であり、記憶回路に格納されるプログラムに従っ
てMPUが動作する。CPU9は、比較欠陥検出回路5
に記憶される欠陥部分の座標値を読み出し、更に表示装
置であるCRT10に信号を送出することにより、CR
T10の画面上に配線パターンの図形を表示させ、この
図形に重ねる形で前記座標値に対応する位置を目印とな
る記号をもって表示させる。その結果、視覚により欠陥
部分の位置を容易に認識することができる。更に、CP
U9は欠陥部分の座標値とともに所定の信号を、欠陥確
認装置11、欠陥品除去装置12、及び欠陥位置マーキ
ング装置13へ入力する。
U)、入出力インタフェイス、記憶回路などを有した電
子回路であり、記憶回路に格納されるプログラムに従っ
てMPUが動作する。CPU9は、比較欠陥検出回路5
に記憶される欠陥部分の座標値を読み出し、更に表示装
置であるCRT10に信号を送出することにより、CR
T10の画面上に配線パターンの図形を表示させ、この
図形に重ねる形で前記座標値に対応する位置を目印とな
る記号をもって表示させる。その結果、視覚により欠陥
部分の位置を容易に認識することができる。更に、CP
U9は欠陥部分の座標値とともに所定の信号を、欠陥確
認装置11、欠陥品除去装置12、及び欠陥位置マーキ
ング装置13へ入力する。
【0024】欠陥確認装置11は、表示装置としてのC
RTを有しており、このCRTの画面にオブジェクトデ
ータOSの欠陥部分を拡大して表示する。欠陥品除去装
置12は、配線パターンに欠陥が有ると判定されたプリ
ント配線板2を不良品を載置するトレイ(不良品トレ
イ)に搬送する装置である。欠陥位置マーキング装置1
3は、プリント配線板2又はプリント配線板2に重ね得
るチェックシートの前記欠陥部分に相当する位置に所定
の目印を施す装置である。これらの欠陥確認装置11、
欠陥品除去装置12、及び欠陥位置マーキング装置13
は、必要に応じて設けられる。CPU9と接続されてい
るキーボード14を操作することにより、上述したCP
U9の複数種類の動作から1を選択し、開始させ、及び
中断させることができる。
RTを有しており、このCRTの画面にオブジェクトデ
ータOSの欠陥部分を拡大して表示する。欠陥品除去装
置12は、配線パターンに欠陥が有ると判定されたプリ
ント配線板2を不良品を載置するトレイ(不良品トレ
イ)に搬送する装置である。欠陥位置マーキング装置1
3は、プリント配線板2又はプリント配線板2に重ね得
るチェックシートの前記欠陥部分に相当する位置に所定
の目印を施す装置である。これらの欠陥確認装置11、
欠陥品除去装置12、及び欠陥位置マーキング装置13
は、必要に応じて設けられる。CPU9と接続されてい
るキーボード14を操作することにより、上述したCP
U9の複数種類の動作から1を選択し、開始させ、及び
中断させることができる。
【0025】ステージ駆動系15は、制御系16からの
信号によりステージ1を副走査方向VSに駆動するアク
チュエータを備える。更に制御系16は、CPU9が送
信する制御信号に基づいて、ステージ駆動系15へ出力
する信号を制御する。
信号によりステージ1を副走査方向VSに駆動するアク
チュエータを備える。更に制御系16は、CPU9が送
信する制御信号に基づいて、ステージ駆動系15へ出力
する信号を制御する。
【0026】図2には、補正回路8をリファレンスデー
タ記憶回路7と比較欠陥検出回路5の間に接続した例を
示しているが、補正回路8はCADデータ入力部6とリ
ファレンスデータ記憶回路7の間に接続してもよい。こ
の場合には、CADデータ入力部6から補正回路8へリ
ファレンスデータRSが送出され、補正回路8からリフ
ァレンスデータ記憶回路7へ補正リファレンスデータM
Sが送出され、そしてリファレンスデータ記憶回路7は
補正リファレンスデータMSを記憶し、CPU9の指示
により補正リファレンスデータMSをオブジェクトデー
タOSと同期して比較欠陥検出回路5へ入力する。
タ記憶回路7と比較欠陥検出回路5の間に接続した例を
示しているが、補正回路8はCADデータ入力部6とリ
ファレンスデータ記憶回路7の間に接続してもよい。こ
の場合には、CADデータ入力部6から補正回路8へリ
ファレンスデータRSが送出され、補正回路8からリフ
ァレンスデータ記憶回路7へ補正リファレンスデータM
Sが送出され、そしてリファレンスデータ記憶回路7は
補正リファレンスデータMSを記憶し、CPU9の指示
により補正リファレンスデータMSをオブジェクトデー
タOSと同期して比較欠陥検出回路5へ入力する。
【0027】[2.補正回路の動作の背景となる原理]
2値化された画像で表現されたパターンを拡大、縮小す
る方法として、4連結拡大及び縮小、並びに8連結拡大
及び縮小が知られている。図3及び図4は、それぞれ4
連結拡大、及び8連結拡大の要領を図示する説明図であ
る。図3及び図4において最小単位の四角形のおのおの
が1画素を表現している。以下の図において、2本の矢
印は主走査方向PS及び副走査方向VSを表現してい
る。それ故、画素はこれらの2方向に互いに最隣接して
配列している。
2値化された画像で表現されたパターンを拡大、縮小す
る方法として、4連結拡大及び縮小、並びに8連結拡大
及び縮小が知られている。図3及び図4は、それぞれ4
連結拡大、及び8連結拡大の要領を図示する説明図であ
る。図3及び図4において最小単位の四角形のおのおの
が1画素を表現している。以下の図において、2本の矢
印は主走査方向PS及び副走査方向VSを表現してい
る。それ故、画素はこれらの2方向に互いに最隣接して
配列している。
【0028】4連結拡大は特定の値、例えば値”1”を
有する画素について、図3に示すように主走査方向PS
及び副走査方向VSに隣接する4画素への拡大を施す方
法、すなわちこれら4画素の値を同一の値”1”とする
方法である。8連結拡大は、例えば値”1”を有する画
素について、図4に示すように隣接する8画素への拡大
を施す方法、すなわち隣接する8画素の値を同一の値”
1”とする方法である。2値化画像の各画素の有する値
を反転する、すなわち値”0”を有する画素は値を”
1”に換え、値”1”を有する画素は値を”0”に換え
た上で、上述の4連結拡大、及び8連結拡大を行う方法
が、4連結縮小及び8連結縮小である。
有する画素について、図3に示すように主走査方向PS
及び副走査方向VSに隣接する4画素への拡大を施す方
法、すなわちこれら4画素の値を同一の値”1”とする
方法である。8連結拡大は、例えば値”1”を有する画
素について、図4に示すように隣接する8画素への拡大
を施す方法、すなわち隣接する8画素の値を同一の値”
1”とする方法である。2値化画像の各画素の有する値
を反転する、すなわち値”0”を有する画素は値を”
1”に換え、値”1”を有する画素は値を”0”に換え
た上で、上述の4連結拡大、及び8連結拡大を行う方法
が、4連結縮小及び8連結縮小である。
【0029】図5及び図6は、1個の孤立した画素(近
傍に同一の値を有する画素がない画素)について、それ
ぞれ4連結拡大及び8連結拡大を3回まで反復して行っ
たときの、拡大の様子を図示する説明図である。図5及
び図6において、最小単位の四角形が1画素を表現して
いる。図5、6から明らかなように、4連結拡大、8連
結拡大ともに、どの方向にも均等な拡大率をもって拡大
することは不可能である。4連結拡大を反復すると、主
走査方向PS及び副走査方向VSの2方向への拡大より
も、これらの2方向に45度の角度をなす別の2方向へ
の拡大が遅れる。逆に8連結拡大を反復すると、主走査
方向PS及び副走査方向VSの2方向への拡大よりも、
これらの2方向に45度の角度をなす別の2方向への拡
大が速まる。それらの方向への幾何学的距離の拡大率の
比は略2の平方根に相当する。4連結縮小、8連結縮小
についても、同様に主走査方向PS及び副走査方向VS
の2方向の縮小が、4連結縮小ではより遅く、8連結縮
小ではより早く現れる。
傍に同一の値を有する画素がない画素)について、それ
ぞれ4連結拡大及び8連結拡大を3回まで反復して行っ
たときの、拡大の様子を図示する説明図である。図5及
び図6において、最小単位の四角形が1画素を表現して
いる。図5、6から明らかなように、4連結拡大、8連
結拡大ともに、どの方向にも均等な拡大率をもって拡大
することは不可能である。4連結拡大を反復すると、主
走査方向PS及び副走査方向VSの2方向への拡大より
も、これらの2方向に45度の角度をなす別の2方向へ
の拡大が遅れる。逆に8連結拡大を反復すると、主走査
方向PS及び副走査方向VSの2方向への拡大よりも、
これらの2方向に45度の角度をなす別の2方向への拡
大が速まる。それらの方向への幾何学的距離の拡大率の
比は略2の平方根に相当する。4連結縮小、8連結縮小
についても、同様に主走査方向PS及び副走査方向VS
の2方向の縮小が、4連結縮小ではより遅く、8連結縮
小ではより早く現れる。
【0030】[3.補正回路8の動作]補正回路8は、
方向に依存した幾何学的距離の不均等な拡大・縮小が行
われることを利用して、4連結拡大・縮小、8連結拡大
・縮小の操作を適宜の順列に沿って実行することによ
り、配線パターンのコーナー部の補正を行う。
方向に依存した幾何学的距離の不均等な拡大・縮小が行
われることを利用して、4連結拡大・縮小、8連結拡大
・縮小の操作を適宜の順列に沿って実行することによ
り、配線パターンのコーナー部の補正を行う。
【0031】<順列の一例>図7〜図10の(a)、
(b)は、2値化画像パターンの平面図であり、それぞ
れ図18(a)、(b)に図示するプリント配線板2の
配線パターンに関する設計データに対応している。これ
らの図は、設計データをCADデータ入力部6で変換し
て得たリファレンスデータRSに対して、補正回路8に
おいて拡大、縮小の操作の順列の一例を実行したときの
画像パターンの変化を順を追って図示するものである。
これらの図において、画素が相互に最近接して配列する
2方向の1である副走査方向VSは、図18における基
準線の方向Sに一致する。図中の実線は補正を実行する
前の配線パターンを表現し、点線は各段階における補正
を実行した後のパターンを表現する。
(b)は、2値化画像パターンの平面図であり、それぞ
れ図18(a)、(b)に図示するプリント配線板2の
配線パターンに関する設計データに対応している。これ
らの図は、設計データをCADデータ入力部6で変換し
て得たリファレンスデータRSに対して、補正回路8に
おいて拡大、縮小の操作の順列の一例を実行したときの
画像パターンの変化を順を追って図示するものである。
これらの図において、画素が相互に最近接して配列する
2方向の1である副走査方向VSは、図18における基
準線の方向Sに一致する。図中の実線は補正を実行する
前の配線パターンを表現し、点線は各段階における補正
を実行した後のパターンを表現する。
【0032】この例におけるコーナー部の補正の方法で
は、まず8連結拡大を2回行った後、4連結縮小を2回
実行する。その結果、図7において実線で示される実行
前のパターンは、点線で示される実行後のパターンに変
換される。すなわち、図7(a)のパターンでは、その
外角が90度であるコーナー部C1において画素が付加
され、図7(b)のパターンでは、内角が90度である
コーナー部(外角が90度であるコーナー部C2以外の
コーナー部)を除く部分が拡大された形状となる。
は、まず8連結拡大を2回行った後、4連結縮小を2回
実行する。その結果、図7において実線で示される実行
前のパターンは、点線で示される実行後のパターンに変
換される。すなわち、図7(a)のパターンでは、その
外角が90度であるコーナー部C1において画素が付加
され、図7(b)のパターンでは、内角が90度である
コーナー部(外角が90度であるコーナー部C2以外の
コーナー部)を除く部分が拡大された形状となる。
【0033】つづいて第2に、4連結拡大を2回行った
後、8連結縮小を2回実行する。その結果、図8の点線
で示されるパターンに変換される。すなわち、図8
(a)のパターンでは、図7(a)においてコーナー部
C1に付加された画素は消滅し、代わりに内角が90度
であるコーナー部(コーナー部C1以外のコーナー部)
において画素が削除される。図8(b)のパターンで
は、コーナー部C2において画素が付加される。
後、8連結縮小を2回実行する。その結果、図8の点線
で示されるパターンに変換される。すなわち、図8
(a)のパターンでは、図7(a)においてコーナー部
C1に付加された画素は消滅し、代わりに内角が90度
であるコーナー部(コーナー部C1以外のコーナー部)
において画素が削除される。図8(b)のパターンで
は、コーナー部C2において画素が付加される。
【0034】つづいて第3に、4連結拡大を2回行った
後、8連結縮小を2回実行する。その結果、図9の点線
で示されるパターンに変換される。すなわち、図9
(a)のパターンでは、内角が90度であるコーナー部
において画素が更に削除される。図9(b)のパターン
では、コーナー部C2以外の部分において縮小された形
状となる。
後、8連結縮小を2回実行する。その結果、図9の点線
で示されるパターンに変換される。すなわち、図9
(a)のパターンでは、内角が90度であるコーナー部
において画素が更に削除される。図9(b)のパターン
では、コーナー部C2以外の部分において縮小された形
状となる。
【0035】つづいて第4に、8連結拡大を2回行った
後、4連結縮小を2回実行する。その結果、図10の点
線で示されるパターンに変換される。すなわち、図10
(a)のパターンでは、図9(a)において画素が過度
に削除された内角が90度であるコーナー部において画
素が付加され、外角が90度であるコーナー部C1にお
いても画素が付加される。その結果、図10(a)のパ
ターンでは、初期のパターンに対して、外角が90度で
あるコーナー部C1において画素が付加され、内角が9
0度であるコーナー部において画素が削除された形状と
なる。図10(b)のパターンにおいても同様に初期の
パターンに対して、外角が90度であるコーナー部C2
において画素が付加され、内角が90度であるコーナー
部において画素が削除された形状となる。すなわち、こ
れら一連の操作の結果、配線パターンはそのコーナー部
において、丸みを有した形状に補正される。
後、4連結縮小を2回実行する。その結果、図10の点
線で示されるパターンに変換される。すなわち、図10
(a)のパターンでは、図9(a)において画素が過度
に削除された内角が90度であるコーナー部において画
素が付加され、外角が90度であるコーナー部C1にお
いても画素が付加される。その結果、図10(a)のパ
ターンでは、初期のパターンに対して、外角が90度で
あるコーナー部C1において画素が付加され、内角が9
0度であるコーナー部において画素が削除された形状と
なる。図10(b)のパターンにおいても同様に初期の
パターンに対して、外角が90度であるコーナー部C2
において画素が付加され、内角が90度であるコーナー
部において画素が削除された形状となる。すなわち、こ
れら一連の操作の結果、配線パターンはそのコーナー部
において、丸みを有した形状に補正される。
【0036】<一般的な順列>配線パターンにおいてコ
ーナー部に丸みを付与する補正を行う上で適切な、4連
結拡大、8連結拡大、4連結縮小、及び8連結縮小を実
行する順列について述べる。表1は拡大、縮小操作の順
列を列挙した一覧表である。表中の4拡、8拡、4縮、
及び8縮の記号は、それぞれ、4連結拡大、8連結拡
大、4連結縮小、及び8連結縮小の各単位操作の略記で
ある。表中の操作の各順列は、左端に記される単位操作
から右端に記される単位操作までの4単位操作を順に実
行することを意味する。
ーナー部に丸みを付与する補正を行う上で適切な、4連
結拡大、8連結拡大、4連結縮小、及び8連結縮小を実
行する順列について述べる。表1は拡大、縮小操作の順
列を列挙した一覧表である。表中の4拡、8拡、4縮、
及び8縮の記号は、それぞれ、4連結拡大、8連結拡
大、4連結縮小、及び8連結縮小の各単位操作の略記で
ある。表中の操作の各順列は、左端に記される単位操作
から右端に記される単位操作までの4単位操作を順に実
行することを意味する。
【0037】
【表1】
【0038】4連結拡大、8連結拡大、4連結縮小、及
び8連結縮小の4単位操作(以下において、それぞれ4
拡、8拡、4縮、及び8縮と略記する)を順に1ずつ実
行する順列は24通り存在する。これらの順列に沿った
操作の結果として得られるパターンの変換は4通り存在
する。すなわち、前記24通りの操作の順列は、同一の
効果をもたらすもの同士を1つの群に分類すると、4つ
の群P1〜P4に分類することができる。表1には、こ
れら4つの群P1〜P4に属する操作の順列を列挙して
いる。各群P1〜P4のいずれにも、表1において1〜
6の番号を付した6通りの操作の順列が属する。
び8連結縮小の4単位操作(以下において、それぞれ4
拡、8拡、4縮、及び8縮と略記する)を順に1ずつ実
行する順列は24通り存在する。これらの順列に沿った
操作の結果として得られるパターンの変換は4通り存在
する。すなわち、前記24通りの操作の順列は、同一の
効果をもたらすもの同士を1つの群に分類すると、4つ
の群P1〜P4に分類することができる。表1には、こ
れら4つの群P1〜P4に属する操作の順列を列挙して
いる。各群P1〜P4のいずれにも、表1において1〜
6の番号を付した6通りの操作の順列が属する。
【0039】図11〜図14の(a)、(b)は、2値
化画像パターンの平面図であり、それぞれ図18
(a)、(b)に図示するプリント配線板2の配線パタ
ーンに関する設計データに対応している。これらの図
は、設計データをCADデータ入力部6で変換して得た
リファレンスデータRSに対して、表1に示す拡大、縮
小操作の順列に沿って各単位操作を2回ずつ実行したと
きの画像パターンの変化を図示するものである。これら
の図においても図7〜10におけると同様に、画素が相
互に最近接して配列する2方向の1である副走査方向V
Sは、図18における基準線の方向Sに一致し、図中の
実線は所定の順列の拡大、縮小操作を実行する前の配線
パターンを表現し、点線は実行した後のパターンを表現
する。図11〜図14は、表1に示す群P1〜P4それ
ぞれに対応する。すなわち、図11は群P1の6通りの
順列の1に沿って、各単位操作を2回ずつ実行したとき
の画像パターンの変化を図示するものであり、以下図1
2〜図14も同様である。
化画像パターンの平面図であり、それぞれ図18
(a)、(b)に図示するプリント配線板2の配線パタ
ーンに関する設計データに対応している。これらの図
は、設計データをCADデータ入力部6で変換して得た
リファレンスデータRSに対して、表1に示す拡大、縮
小操作の順列に沿って各単位操作を2回ずつ実行したと
きの画像パターンの変化を図示するものである。これら
の図においても図7〜10におけると同様に、画素が相
互に最近接して配列する2方向の1である副走査方向V
Sは、図18における基準線の方向Sに一致し、図中の
実線は所定の順列の拡大、縮小操作を実行する前の配線
パターンを表現し、点線は実行した後のパターンを表現
する。図11〜図14は、表1に示す群P1〜P4それ
ぞれに対応する。すなわち、図11は群P1の6通りの
順列の1に沿って、各単位操作を2回ずつ実行したとき
の画像パターンの変化を図示するものであり、以下図1
2〜図14も同様である。
【0040】図11に示すように、群P1に属する操作
の順列を実行すると、(a)、(b)両配線パターンと
もに、コーナー部C1、C2に画素が付加される。群P
2に属する操作の順列を実行すると、図12に示すよう
に、(a)、(b)両配線パターンともに、コーナー部
C1、C2以外のコーナー部の画素が削除される。群P
3に属する操作の順列を実行すると、図13に示すよう
に、(a)に示される配線パターンでは、コーナー部C
1以外のコーナー部の画素が削除され、(b)に示され
る配線パターンは、コーナー部C2に画素が付加され
る。図14に示すように、(a)に示される配線パター
ンでは、コーナー部C1に画素が付加され、(b)に示
される配線パターンでは、コーナー部C2以外のコーナ
ー部の画素が削除される。したがって、群P1に属する
操作の順列の任意の1と群P2に属する操作の順列の任
意の1とを組合せて実行するか、或は群P3に属する操
作の順列の任意の1と群P4に属する操作の順列の任意
の1とを組合せて実行することにより、配線パターンの
全てのコーナー部に丸みを付加することができる。
の順列を実行すると、(a)、(b)両配線パターンと
もに、コーナー部C1、C2に画素が付加される。群P
2に属する操作の順列を実行すると、図12に示すよう
に、(a)、(b)両配線パターンともに、コーナー部
C1、C2以外のコーナー部の画素が削除される。群P
3に属する操作の順列を実行すると、図13に示すよう
に、(a)に示される配線パターンでは、コーナー部C
1以外のコーナー部の画素が削除され、(b)に示され
る配線パターンは、コーナー部C2に画素が付加され
る。図14に示すように、(a)に示される配線パター
ンでは、コーナー部C1に画素が付加され、(b)に示
される配線パターンでは、コーナー部C2以外のコーナ
ー部の画素が削除される。したがって、群P1に属する
操作の順列の任意の1と群P2に属する操作の順列の任
意の1とを組合せて実行するか、或は群P3に属する操
作の順列の任意の1と群P4に属する操作の順列の任意
の1とを組合せて実行することにより、配線パターンの
全てのコーナー部に丸みを付加することができる。
【0041】群P1の1につづいて群P2の1を実行す
る操作の順列は、 6x6=36通り 存在し、群P2の1につづいて群P1の1を実行する操
作の順列は同様に、 6x6=36通り 存在し、群P3の1につづいて群P4の1を実行する操
作の順列は同様に、 6x6=36通り 存在し、群P4の1につづいて群P3の1を実行する操
作の順列は同様に、 6x6=36通り 存在する。従って、配線パターンの全てのコーナー部に
丸みを付加することができる操作の順列は、 36x4=144通り 存在する。
る操作の順列は、 6x6=36通り 存在し、群P2の1につづいて群P1の1を実行する操
作の順列は同様に、 6x6=36通り 存在し、群P3の1につづいて群P4の1を実行する操
作の順列は同様に、 6x6=36通り 存在し、群P4の1につづいて群P3の1を実行する操
作の順列は同様に、 6x6=36通り 存在する。従って、配線パターンの全てのコーナー部に
丸みを付加することができる操作の順列は、 36x4=144通り 存在する。
【0042】但し、これらの操作の順列の中には、4拡
と8拡をつづけて実行する順列、或は4縮と8縮をつづ
けて実行する順列が含まれている。これらの拡大又は縮
小操作をつづけて実行する順列は、配線パターンの幅の
大きさによっては、これを実行する中途において、配線
パターンが消滅する、或は隣接する配線パターンと一体
となるなどの弊害を伴うことがあり、上記144通りの
中でこれらを除いた順列が特に優れている。
と8拡をつづけて実行する順列、或は4縮と8縮をつづ
けて実行する順列が含まれている。これらの拡大又は縮
小操作をつづけて実行する順列は、配線パターンの幅の
大きさによっては、これを実行する中途において、配線
パターンが消滅する、或は隣接する配線パターンと一体
となるなどの弊害を伴うことがあり、上記144通りの
中でこれらを除いた順列が特に優れている。
【0043】図11〜図14は各単位操作を2回ずつ実
行した場合の配線パターンの変換の様子を示したもので
ある。一般には、各単位操作をN回ずつ実行することに
より、配線パターンのコーナー部に丸みを加える補正を
実現し得る。ここで、Nは自然数、すなわち1またはそ
れ以上の整数である。
行した場合の配線パターンの変換の様子を示したもので
ある。一般には、各単位操作をN回ずつ実行することに
より、配線パターンのコーナー部に丸みを加える補正を
実現し得る。ここで、Nは自然数、すなわち1またはそ
れ以上の整数である。
【0044】更に、上記144通りの中から重複を許し
て複数を組み合わせて実行してもよい。そのときに、各
単位操作を反復する回数Nは、一般には上記144通り
の中の各1の中でのみ一定であればよく、更に重複した
組合せの間でも異なっていてよい。例えば、各単位操作
を2回ずつ反復しつつ、群P1の1につづいて群P2の
1を実行し、その後で各単位操作を1回のみ実行しつ
つ、群P4の1につづいて群P3の1を実行し、さらに
つづいて各単位操作を3回ずつ反復しつつ、群P1の中
の先に実行した1につづいて群P2の中の先に実行した
1を実行してもよい。
て複数を組み合わせて実行してもよい。そのときに、各
単位操作を反復する回数Nは、一般には上記144通り
の中の各1の中でのみ一定であればよく、更に重複した
組合せの間でも異なっていてよい。例えば、各単位操作
を2回ずつ反復しつつ、群P1の1につづいて群P2の
1を実行し、その後で各単位操作を1回のみ実行しつ
つ、群P4の1につづいて群P3の1を実行し、さらに
つづいて各単位操作を3回ずつ反復しつつ、群P1の中
の先に実行した1につづいて群P2の中の先に実行した
1を実行してもよい。
【0045】図11〜図14に例を示すように、単位操
作を上記144通りの順列で実行する場合には、どのコ
ーナー部も一様な程度に丸みが付加される。更に、上記
144通りの中から複数を組み合わせて実行した場合に
おいても同様である。
作を上記144通りの順列で実行する場合には、どのコ
ーナー部も一様な程度に丸みが付加される。更に、上記
144通りの中から複数を組み合わせて実行した場合に
おいても同様である。
【0046】なお、図7〜図10に順を追って示した操
作の順列は、表1に示す群P3に属する第5番目の順列
に群P4に属する第6番目の順列を後続させる操作に対
応する。
作の順列は、表1に示す群P3に属する第5番目の順列
に群P4に属する第6番目の順列を後続させる操作に対
応する。
【0047】[4.補正回路の構成] <全体構成>図1は、1実施例による補正回路8の概略
構成を示すブロック図でる。図1に示す回路構成は、表
1に示す群P3に属する第5番目の順列に群P4に属す
る第6番目の順列を後続させる操作において、各単位操
作をN回反復して実現するものである。8連結拡大ブロ
ックを直列にN段接続してなるN段8連結拡大ブロック
EN8は、2値化画像データにおける所定の値、例え
ば”1”を有する画素に対して8連結拡大処理をN回反
復して実行する機能を有する。同じく、4連結拡大ブロ
ックを直列にN段接続してなるN段4連結拡大ブロック
EN4は、2値化画像データにおける所定の値、例え
ば”1”を有する画素に対して4連結拡大処理をN回反
復して実行する機能を有する。N段4連結拡大ブロック
EN4、或はN段8連結拡大ブロックEN8の入力側
に、インバータI1を介挿することによりなる、インバ
ータI1とN段4連結拡大ブロックEN4、或はインバ
ータI1とN段8連結拡大ブロックEN8との縦続接続
回路は、所定の値、例えば”1”を有する画素に対し
て、それぞれ4連結縮小、或は8連結縮小を実行する機
能を有する。
構成を示すブロック図でる。図1に示す回路構成は、表
1に示す群P3に属する第5番目の順列に群P4に属す
る第6番目の順列を後続させる操作において、各単位操
作をN回反復して実現するものである。8連結拡大ブロ
ックを直列にN段接続してなるN段8連結拡大ブロック
EN8は、2値化画像データにおける所定の値、例え
ば”1”を有する画素に対して8連結拡大処理をN回反
復して実行する機能を有する。同じく、4連結拡大ブロ
ックを直列にN段接続してなるN段4連結拡大ブロック
EN4は、2値化画像データにおける所定の値、例え
ば”1”を有する画素に対して4連結拡大処理をN回反
復して実行する機能を有する。N段4連結拡大ブロック
EN4、或はN段8連結拡大ブロックEN8の入力側
に、インバータI1を介挿することによりなる、インバ
ータI1とN段4連結拡大ブロックEN4、或はインバ
ータI1とN段8連結拡大ブロックEN8との縦続接続
回路は、所定の値、例えば”1”を有する画素に対し
て、それぞれ4連結縮小、或は8連結縮小を実行する機
能を有する。
【0048】したがって、N段8連結拡大ブロックEN
8とN段4連結拡大ブロックEN4がインバータI1を
間に介して多段に縦続接続されてなる図1の補正回路8
は、入力されたリファレンスデータRSに対して、順に
8連結拡大、4連結縮小、4連結拡大、8連結縮小、4
連結拡大、8連結縮小、8連結拡大、及び4連結縮小
を、それぞれN回ずつ実行し、補正リファレンスデータ
MSとして出力する。N段4連結拡大ブロックEN4及
びN段8連結拡大ブロックEN8の各々には、CPU9
からの選択信号SLが送信され、この選択信号SLに基
づいて選択された段数目の拡大(または縮小)データが
出力される。
8とN段4連結拡大ブロックEN4がインバータI1を
間に介して多段に縦続接続されてなる図1の補正回路8
は、入力されたリファレンスデータRSに対して、順に
8連結拡大、4連結縮小、4連結拡大、8連結縮小、4
連結拡大、8連結縮小、8連結拡大、及び4連結縮小
を、それぞれN回ずつ実行し、補正リファレンスデータ
MSとして出力する。N段4連結拡大ブロックEN4及
びN段8連結拡大ブロックEN8の各々には、CPU9
からの選択信号SLが送信され、この選択信号SLに基
づいて選択された段数目の拡大(または縮小)データが
出力される。
【0049】<N段8(4)連結拡大ブロックの構成>
図15はN段8連結拡大ブロックEN8、又はN段4連
結拡大ブロックEN4の内部ブロック図である。N段8
連結拡大ブロックEN8(又はN段4連結拡大ブロック
EN4)は、N段に縦続接続された8連結拡大ブロック
E8(又は4連結拡大ブロックE4)と、CPU9から
の選択信号SLによって選択される段数目のデータを送
出する選択回路SEL1とを有している。8連結拡大ブ
ロックE8(又は4連結拡大ブロックE4)は、8連結
拡大(又は4連結拡大)を実行する回路ブロックであ
る。8連結拡大ブロックE8(又は4連結拡大ブロック
E4)をN段に縦続接続しているために、第1段目に入
力された画像データは、最終段において8連結拡大(又
は4連結拡大)をN回反復して操作した画像データに変
換されて出力される。選択回路SEL1はCPU9から
送信される選択信号SLに基づいて、指定された8連結
拡大ブロックE8(又は4連結拡大ブロックE4)の出
力を選択し、タイミングを調整して送出する。
図15はN段8連結拡大ブロックEN8、又はN段4連
結拡大ブロックEN4の内部ブロック図である。N段8
連結拡大ブロックEN8(又はN段4連結拡大ブロック
EN4)は、N段に縦続接続された8連結拡大ブロック
E8(又は4連結拡大ブロックE4)と、CPU9から
の選択信号SLによって選択される段数目のデータを送
出する選択回路SEL1とを有している。8連結拡大ブ
ロックE8(又は4連結拡大ブロックE4)は、8連結
拡大(又は4連結拡大)を実行する回路ブロックであ
る。8連結拡大ブロックE8(又は4連結拡大ブロック
E4)をN段に縦続接続しているために、第1段目に入
力された画像データは、最終段において8連結拡大(又
は4連結拡大)をN回反復して操作した画像データに変
換されて出力される。選択回路SEL1はCPU9から
送信される選択信号SLに基づいて、指定された8連結
拡大ブロックE8(又は4連結拡大ブロックE4)の出
力を選択し、タイミングを調整して送出する。
【0050】<8連結拡大ブロックE8の構成>図16
に8連結拡大ブロックE8の内部構成を示す。このブロ
ックE8は、2個のラインメモリLM1、LM2と、9
個のDフリップフロップF1〜F9と、オアゲートOR
を備える。DフリップフロップF1〜F3入力される1
ライン目データは、拡大処理前の画素毎の入力画像デー
タである。この入力画像データをラインメモリLM1に
よって1ライン遅らせたライン目データが、Dフリップ
フロップF4〜F6に入力される。さらに、ラインメモ
リLM2によって1ライン遅らせた3ライン目データ
が、DフリップフロップF7〜F9に入力される。これ
らのラインメモリ及びDフリップフロップによって、入
力画像データが2次元的に展開されている。また、クロ
ックパルスCPは、DフリップフロップF1〜F9を同
期して動作させる。
に8連結拡大ブロックE8の内部構成を示す。このブロ
ックE8は、2個のラインメモリLM1、LM2と、9
個のDフリップフロップF1〜F9と、オアゲートOR
を備える。DフリップフロップF1〜F3入力される1
ライン目データは、拡大処理前の画素毎の入力画像デー
タである。この入力画像データをラインメモリLM1に
よって1ライン遅らせたライン目データが、Dフリップ
フロップF4〜F6に入力される。さらに、ラインメモ
リLM2によって1ライン遅らせた3ライン目データ
が、DフリップフロップF7〜F9に入力される。これ
らのラインメモリ及びDフリップフロップによって、入
力画像データが2次元的に展開されている。また、クロ
ックパルスCPは、DフリップフロップF1〜F9を同
期して動作させる。
【0051】今、DフリップフロップF1に入力された
ある画素のデータが”1”であったとすると、その他の
DフリップフロップF2〜F9における画素のデータ
が”0”であったか”1”であったかに拘らず、オアゲ
ートORは”1”を出力する。
ある画素のデータが”1”であったとすると、その他の
DフリップフロップF2〜F9における画素のデータ
が”0”であったか”1”であったかに拘らず、オアゲ
ートORは”1”を出力する。
【0052】次のクロックパルスCPに同期して、上記
のある画素のデータ”1”はDフリップフロップF2に
移行する。このときもオアゲートORの出力は”1”で
ある。同様に、上記のある画素のデータ”1”が順次に
DフリップフロップF3〜F9へ移行し、この期間内は
オアゲートORの出力が”1”に保持される。すなわ
ち、この8連結拡大ブロックE8は、入力されたある画
素のデータが”1”であれば、3画素ずつ3ラインの計
9画素分のデータを”1”とし、結果として図4及び図
6に示すような拡大を行うことになる。
のある画素のデータ”1”はDフリップフロップF2に
移行する。このときもオアゲートORの出力は”1”で
ある。同様に、上記のある画素のデータ”1”が順次に
DフリップフロップF3〜F9へ移行し、この期間内は
オアゲートORの出力が”1”に保持される。すなわ
ち、この8連結拡大ブロックE8は、入力されたある画
素のデータが”1”であれば、3画素ずつ3ラインの計
9画素分のデータを”1”とし、結果として図4及び図
6に示すような拡大を行うことになる。
【0053】図17は4連結拡大ブロックE4の内部構
成であり、2個のラインメモリLM1、LM2と、7個
のDフリップフロップF1、F2、F4、F5、F6、
F7、F8と、オアゲートORを備える。クロックパル
スCPは、前記7個のDフリップフロップを同期して動
作させる。ただし、2個のDフリップフロップF1、F
7はそれぞれ次段のDフリップフロップF2、F8の為
の遅延処理を行っている。この4連結拡大ブロックE4
の動作は上記8連結拡大ブロックE8と同様であり、そ
の詳細な説明を省くが、結果として図3及び図5に示す
拡大を行う。
成であり、2個のラインメモリLM1、LM2と、7個
のDフリップフロップF1、F2、F4、F5、F6、
F7、F8と、オアゲートORを備える。クロックパル
スCPは、前記7個のDフリップフロップを同期して動
作させる。ただし、2個のDフリップフロップF1、F
7はそれぞれ次段のDフリップフロップF2、F8の為
の遅延処理を行っている。この4連結拡大ブロックE4
の動作は上記8連結拡大ブロックE8と同様であり、そ
の詳細な説明を省くが、結果として図3及び図5に示す
拡大を行う。
【0054】[5.付加的事項]以上の実施例に示され
るこの発明は、プリント配線板2の配線パターンだけで
はなく、半導体ウェハ上の回路パターン、集積回路に組
込まれるリードフレームのパターンなど、2値化された
画像パターンの比較法による欠陥の検査を行う対象物一
般に実施が可能である。
るこの発明は、プリント配線板2の配線パターンだけで
はなく、半導体ウェハ上の回路パターン、集積回路に組
込まれるリードフレームのパターンなど、2値化された
画像パターンの比較法による欠陥の検査を行う対象物一
般に実施が可能である。
【0055】
【発明の効果】この発明における画像パターンの検査方
法及びその装置では、CADで作成された設計データを
変換して得た基準画像パターンのコーナー部に丸みを付
与するために、基準画像パターンに、4連結拡大、8連
結拡大、4連結縮小、及び8連結縮小の各単位操作を所
定の順列に従って順次実行する。このため、膨大なハー
ドウェアの構成を必要としないで、しかも基準画像パタ
ーン全体に渡って十分な補正ができる効果があり、更に
その結果、検査における誤判断を防止し、検査の信頼性
を高めると同時に、スループットを向上させる効果があ
る(請求項1〜4)。
法及びその装置では、CADで作成された設計データを
変換して得た基準画像パターンのコーナー部に丸みを付
与するために、基準画像パターンに、4連結拡大、8連
結拡大、4連結縮小、及び8連結縮小の各単位操作を所
定の順列に従って順次実行する。このため、膨大なハー
ドウェアの構成を必要としないで、しかも基準画像パタ
ーン全体に渡って十分な補正ができる効果があり、更に
その結果、検査における誤判断を防止し、検査の信頼性
を高めると同時に、スループットを向上させる効果があ
る(請求項1〜4)。
【0056】この発明における画像パターンの検査方法
及びその装置では、更に前記各単位操作を、上述の工程
(a−1)に述べられる順序で実行することにより、C
ADで作成された設計データを変換して得た基準画像パ
ターンのコーナー部に、所定の程度の丸みが付与される
ので、基準画像パターン全体に渡って過不足なく同一程
度に十分な補正ができる効果があり、更にその結果、検
査における誤判断をより確実に防止し、検査の信頼性を
一層高めると同時に、スループットを更に向上させる効
果がある(請求項2、4)。
及びその装置では、更に前記各単位操作を、上述の工程
(a−1)に述べられる順序で実行することにより、C
ADで作成された設計データを変換して得た基準画像パ
ターンのコーナー部に、所定の程度の丸みが付与される
ので、基準画像パターン全体に渡って過不足なく同一程
度に十分な補正ができる効果があり、更にその結果、検
査における誤判断をより確実に防止し、検査の信頼性を
一層高めると同時に、スループットを更に向上させる効
果がある(請求項2、4)。
【図1】この発明の一実施例による補正回路の概略構成
を示すブロック図でる。
を示すブロック図でる。
【図2】この発明の一実施例による画像パターンの検査
装置の全体構成を示すブロック図である。
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】4連結拡大の要領を図示する説明図である。
【図4】8連結拡大の要領を図示する説明図である。
【図5】1個の孤立した画素について、4連結拡大を3
回まで反復して行ったときの、拡大の様子を図示する説
明図である。
回まで反復して行ったときの、拡大の様子を図示する説
明図である。
【図6】1個の孤立した画素について、8連結拡大を3
回まで反復して行ったときの、拡大の様子を図示する説
明図である。
回まで反復して行ったときの、拡大の様子を図示する説
明図である。
【図7】図18に図示する配線パターンに関するリファ
レンスデータに対して8連結拡大を2回行った後、4連
結縮小を2回実行したときの画像パターンの変化を図示
する説明図である。
レンスデータに対して8連結拡大を2回行った後、4連
結縮小を2回実行したときの画像パターンの変化を図示
する説明図である。
【図8】図7に図示する変換後の画像パターンに更に、
4連結拡大を2回行った後、8連結縮小を2回実行した
ときの画像パターンの変化を図示する説明図である。
4連結拡大を2回行った後、8連結縮小を2回実行した
ときの画像パターンの変化を図示する説明図である。
【図9】図8に図示する変換後の画像パターンに更に、
4連結拡大を2回行った後、8連結縮小を2回実行した
ときの画像パターンの変化を図示する説明図である。
4連結拡大を2回行った後、8連結縮小を2回実行した
ときの画像パターンの変化を図示する説明図である。
【図10】図9に図示する変換後の画像パターンに更
に、8連結拡大を2回行った後、4連結縮小を2回実行
したときの画像パターンの変化を図示する説明図であ
る。
に、8連結拡大を2回行った後、4連結縮小を2回実行
したときの画像パターンの変化を図示する説明図であ
る。
【図11】群P1の6通りの順列の1に沿って、各単位
操作を2回ずつ実行したときの画像パターンの変化を図
示する説明図である。
操作を2回ずつ実行したときの画像パターンの変化を図
示する説明図である。
【図12】群P2の6通りの順列の1に沿って、各単位
操作を2回ずつ実行したときの画像パターンの変化を図
示する説明図である。
操作を2回ずつ実行したときの画像パターンの変化を図
示する説明図である。
【図13】群P3の6通りの順列の1に沿って、各単位
操作を2回ずつ実行したときの画像パターンの変化を図
示する説明図である。
操作を2回ずつ実行したときの画像パターンの変化を図
示する説明図である。
【図14】群P4の6通りの順列の1に沿って、各単位
操作を2回ずつ実行したときの画像パターンの変化を図
示する説明図である。
操作を2回ずつ実行したときの画像パターンの変化を図
示する説明図である。
【図15】N段8連結拡大ブロック、又はN段4連結拡
大ブロックの内部ブロック図である。
大ブロックの内部ブロック図である。
【図16】8連結拡大ブロックの内部ブロック図であ
る。
る。
【図17】4連結拡大ブロックの内部ブロック図であ
る。
る。
【図18】通常のCADで作成されたプリント配線板の
配線パターンに関する設計データの一例を示す平面図で
ある。
配線パターンに関する設計データの一例を示す平面図で
ある。
【図19】図18に図示する設計データを変換して得ら
れる基準画像パターンを示す平面図である。
れる基準画像パターンを示す平面図である。
【図20】図18に図示する設計データに基づいて製造
されるプリント配線板の配線パターンを読み取って得ら
れる、検査画像パターンの例を示す平面図である。
されるプリント配線板の配線パターンを読み取って得ら
れる、検査画像パターンの例を示す平面図である。
2 プリント配線板 5 比較欠陥検出回路 8 補正回路 OS オブジェクトデータ RS リファレンスデータ MS 補正リファレンスデータ EN4 N段4連結拡大ブロック EN8 N段8連結拡大ブロック E4 4連結拡大ブロック E8 8連結拡大ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−71377(JP,A) 特開 昭62−274476(JP,A) 特開 昭61−251705(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/88
Claims (4)
- 【請求項1】 プリント配線板上においてそれぞれがマ
トリクス状の画素配列上で表現された検査対象画像パタ
ーンと基準画像パターンとを比較して、前記検査対象画
像パターンの欠陥の検出を行う画像パターンの検査方法
であって、 (a)前記基準画像パターンに、4連結拡大、8連結拡
大、4連結縮小、及び8連結縮小の各単位操作を所定の
順列に従って順次実行する工程と、 (b)前記検査対象画像パターンを前記工程(a)の結
果得られる前記基準画像パターンと比較して欠陥の検出
を行う工程と、 を備えた、プリント配線板における画像パターンの検査
方法。 - 【請求項2】 前記工程(a)が、 (a−1)前記単位操作を、下記に掲げる順列(q−
1)〜(q−5)の中の任意の1に従って順次実行する
工程、 を備える請求項1に記載のプリント配線板における画像
パターンの検査方法。ここで、前記順列(q−1)〜
(q−5)は、 (p−1−1)8連結拡大、4連結拡大、4連結縮小、
及び8連結縮小の順列、 (p−1−2)4連結拡大、8連結拡大、8連結縮小、
及び4連結縮小の順列、 (p−1−3)8連結拡大、4連結拡大、8連結縮小、
及び4連結縮小の順列、 (p−1−4)4連結拡大、8連結拡大、4連結縮小、
及び8連結縮小の順列、 (p−1−5)8連結拡大、8連結縮小、4連結拡大、
及び4連結縮小の順列、 (p−1−6)4連結拡大、4連結縮小、8連結拡大、
及び8連結縮小の順列、 (p−2−1)8連結縮小、4連結縮小、4連結拡大、
及び8連結拡大の順列、 (p−2−2)4連結縮小、8連結縮小、8連結拡大、
及び4連結拡大の順列、 (p−2−3)8連結縮小、4連結縮小、8連結拡大、
及び4連結拡大の順列、 (p−2−4)4連結縮小、8連結縮小、4連結拡大、
及び8連結拡大の順列、 (p−2−5)8連結縮小、8連結拡大、4連結縮小、
及び4連結拡大の順列、 (p−2−6)4連結縮小、4連結拡大、8連結縮小、
及び8連結拡大の順列、 (p−3−1)8連結拡大、8連結縮小、4連結縮小、
及び4連結拡大の順列、 (p−3−2)4連結縮小、4連結拡大、8連結拡大、
及び8連結縮小の順列、 (p−3−3)4連結縮小、8連結拡大、4連結拡大、
及び8連結縮小の順列、 (p−3−4)8連結拡大、4連結縮小、8連結縮小、
及び4連結拡大の順列、 (p−3−5)8連結拡大、4連結縮小、4連結拡大、
及び8連結縮小の順列、 (p−3−6)4連結縮小、8連結拡大、8連結縮小、
及び4連結拡大の順列、 (p−4−1)8連結縮小、8連結拡大、4連結拡大、
及び4連結縮小の順列、 (p−4−2)4連結拡大、4連結縮小、8連結縮小、
及び8連結拡大の順列、 (p−4−3)4連結拡大、8連結縮小、4連結縮小、
及び8連結拡大の順列、 (p−4−4)8連結縮小、4連結拡大、8連結拡大、
及び4連結縮小の順列、 (p−4−5)8連結縮小、4連結拡大、4連結縮小、
及び8連結拡大の順列、及び (p−4−6)4連結拡大、8連結縮小、8連結拡大、
及び4連結縮小の順列、において、 (q−1)前記各単位操作を、少なくとも1である第1
の所定数ずつ反復して、前記順列(p−1−1)〜(p
−1−6)の中の任意の1の後に前記順列(p−2−
1)〜(p−2−6)の中の任意の1を縦続した順列に
従って並べて成る順列、 (q−2)前記各単位操作を、少なくとも1である第2
の所定数ずつ反復して、前記順列(p−2−1)〜(p
−2−6)の中の任意の1の後に前記順列(p−1−
1)〜(p−1−6)の中の任意の1を縦続した順列に
従って並べて成る順列、 (q−3)前記各単位操作を、少なくとも1である第3
の所定数ずつ反復して、前記順列(p−3−1)〜(p
−3−6)の中の任意の1の後に前記順列(p−4−
1)〜(p−4−6)の中の任意の1を縦続した順列に
従って並べて成る順列、 (q−4)前記各単位操作を、少なくとも1である第4
の所定数ずつ反復して、前記順列(p−4−1)〜(p
−4−6)の中の任意の1の後に前記順列(p−3−
1)〜(p−3−6)の中の任意の1を縦続した順列に
従って並べて成る順列、及び (q−5)前記順列(q−1)〜(q−4)の中から重
複を許して任意に選択して並べて得られる順列であっ
て、前記所定数が前記任意に選択された順列(q−1)
〜(q−4)の各々の間で前記重複した順列の間をも含
めて同一であることを要しない順列、である。 - 【請求項3】 プリント配線板上においてそれぞれがマ
トリクス状の画素配列上で表現された検査対象画像パタ
ーンと基準画像パターンとを比較して、前記検査対象画
像パターンの欠陥の検出を行う画像パターンの検査装置
であって、 (a)前記基準画像パターンに、4連結拡大、8連結拡
大、4連結縮小、及び8連結縮小の各単位操作を所定の
順列に従って順次実行する手段と、 (b)前記検査対象画像パターンを前記手段(a)によ
って得られる前記基準画像パターンと比較して欠陥の検
出を行う手段と、 を備えた、プリント配線板における画像パターンの検査
装置。 - 【請求項4】 前記手段(a)が、 (a−1)前記単位操作を、請求項2に掲げる順列(q
−1)〜(q−5)の中の任意の1に従って順次実行す
る手段、 を備える請求項3に記載のプリント配線板における画像
パターンの検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4078239A JP2825392B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | プリント配線板における画像パターンの検査方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4078239A JP2825392B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | プリント配線板における画像パターンの検査方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05240801A JPH05240801A (ja) | 1993-09-21 |
JP2825392B2 true JP2825392B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=13656482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4078239A Expired - Lifetime JP2825392B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | プリント配線板における画像パターンの検査方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2825392B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5576526B2 (ja) * | 2013-04-01 | 2014-08-20 | 株式会社日立製作所 | 表面検査装置およびその方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61251705A (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-08 | Sumitomo Metal Ind Ltd | パタ−ン検査方法及び装置 |
JP2705052B2 (ja) * | 1986-05-23 | 1998-01-26 | 株式会社ニコン | パターン検査装置 |
JP2804047B2 (ja) * | 1988-09-07 | 1998-09-24 | 株式会社日立製作所 | パターン検査方法およびその装置 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4078239A patent/JP2825392B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05240801A (ja) | 1993-09-21 |
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