JP2737484B2 - 配線パターン検査装置 - Google Patents

配線パターン検査装置

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JP2737484B2 JP3265890A JP26589091A JP2737484B2 JP 2737484 B2 JP2737484 B2 JP 2737484B2 JP 3265890 A JP3265890 A JP 3265890A JP 26589091 A JP26589091 A JP 26589091A JP 2737484 B2 JP2737484 B2 JP 2737484B2
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淳晴 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板やホトマ
スク等における配線パターンの不良を検査するための配
線パターン検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板等の不良の検査は人
間による目視検査に頼っていた。ところが、製品の小型
化や軽量化が進むに連れ、配線パターンの細密化や複雑
化がより一層進んでいる。このような状況の中で、人間
が高い検査精度を保ちつつ非常に細密な配線パターンを
しかも長時間続ける事が難しくなっており、検査の自動
化が強く望まれている。
【0003】配線パターンの欠陥検出方式としては、ジ
ョージ エル.シー.サンとアニル.ジェイン(Jorge
L.C.Sanz and Anil K.Jain :"Machine-vision techniqu
es for inspection of printed wiring boards and thi
ck-film circuits",OpticalSociety of America,Vol.3,
No.9,september,pp1465-1482,1986)らにより数多くの
方式が紹介されており、主にデザインルール法と比較法
の2つの方式に大別することができる。しかし、これら
の方法は一長一短がある。
【0004】中でも、将来有望で興味深い方式として、
ジョン アール.マンデビル(JonR.Mandevile:"Novel
method for analysis of printed circuit images",IBM
J.Res.DEVELOP.,VOL.29,NO.1,JANUARY,1985)のものが
あり、2値化した画像データを収縮または膨張させたの
ち細線化し、配線パターンの欠陥を検出する方法を提案
しており、以下に従来例として説明する。
【0005】上記引用文献で説明されている欠陥検出の
処理の流れでは、(a)〜(d)は、断線の検出処理を
示し、(e)〜(h)はショートの検出処理を示してい
る。
【0006】(a)は、欠陥を含む画像データを示して
おり、b点およびc点が線幅異常と断線の致命的欠陥と
し、a点は欠陥としないものとしている。第1ステップ
として(b)では、画像の収縮処理(周辺から一画素づ
つ削り取る処理)を行う。この処理により、b点の欠陥
が断線となり欠陥を誇張することになる。第2ステップ
として(c)では、細線化処理(一本の線になるまで周
辺から一画素づつ削り取る処理を繰り返す)を行う。こ
れにより、配線パターンは一本の線となる。第3ステッ
プとし(d)では、3×3論理マスクを走査させLUT
(ルック・アップ・テーブル)を参照しながら欠陥検出
を行い、b点およびc点が断線として検出(□印)でき
る。さらに、端子部と配線パターンとの接合点も検出
(○印)している。
【0007】次に、ショートおよび線間異常について
(e)〜(h)の処理の流れに沿って説明する。
【0008】(e)は、欠陥を含む画像データを示して
おり、b点およびc点を線間異常とショートの致命的欠
陥とし、a点は欠陥としないものとしている。
【0009】第1ステップとして(f)では、画像の膨
張処理(周辺画素から一画素づつ膨らませる)を行い、
これによりb点がショート状態になる。第2ステップと
して(g)では、細線化処理を行い、一本の線にする。
第3ステップとして(h)では、3×3論理マスクを走
査させLUT(ルック・アップ・テーブル)を参照しな
がら欠陥検出を行い、b点およびc点がT分岐としてシ
ョートが検出(□印)できる。さらに、端子部と配線パ
ターンとの接合点も検出(○印)している。
【0010】以上のようにして、断線や線幅異常および
ショートや線間異常が検出できる。なお、細線化処理・
膨張処理および収縮処理等の画像処理手法については、
「森俊二、板倉栂子著:”画像認識の基礎[]”、オ
ーム社」に詳しく記載されているので詳細な説明は省略
した。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
2値化画像を収縮や膨張し、欠陥を誇張した上で細線化
し3×3の論理マスクを走査し欠陥を検出する方式につ
いて説明した。この方法は、デザインルール法に基づく
もので確実に欠陥が検出できる有望な方法と言えよう。
【0012】この方法は、デザインルール法に基づくも
ので、ピンホールや銅残りについても検出が可能であ
る。しかし、その欠陥が、他の欠陥である線幅の異常や
断線(またはショート)との区別ができない。
【0013】本発明は、上記課題に鑑み簡単な構成で、
ピンホールや銅残りを孤立点として検出し、さらに線幅
異常と断線(またはショート)とを区別して検査のでき
る配線パターン検査装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、第1にプリント基板上に形成された配線パ
ターンを光電変換する画像入力手段と、前記画像入力手
段からの濃淡画像を2値画像に変換する2値化手段と、
配線パターンの背景側から任意画素細線化する細線化
手段と、前記細線化手段からの細線化画像を任意画素の
縮退により孤立点とする縮退手段と、前記縮退手段から
の縮退画像から孤立点を欠陥として検出する欠陥検出手
段の構成を有している。
【0015】第2に、請求項1記載の配線パターン検査
装置の欠陥検出手段において、2値化手段からの2値画
像を収縮膨張しさらに任意画素膨張したものをマスク画
像としてマスク画像を生成するマスク画像生成手段と、
孤立点を検出する際前記マスク画像と論理積をとり配線
パターンに近い欠陥のみを検出する欠陥検出手段とを有
する構成としたものである。
【0016】第3に、請求項1記載の配線パターン検査
装置の構成に加え、細線化手段の前処理として、2値化
手段からの2値画像を収縮膨張しさらに任意画素膨張し
たものをマスク画像としてマスク画像を生成するマスク
画像生成手段と、前記マスク画像と元の2値画像との論
理積をとりマスク画像領域以外の銅残り(またはピンホ
ール)を除去する論理積手段とを有する構成としたもの
である。
【0017】
【作用】本発明は上記構成によって、第1に2値化され
た配線パターンの2値画像を配線パターンの背景側から
細線化処理により細線化し、細線化画像を縮退処理によ
り孤立点とするもので、この孤立点を検出することによ
り他の欠陥と分離することができる。
【0018】第2に、欠陥検出において、2値画像を収
縮膨張処理を施し微小欠陥を削除し、さらに任意画素膨
張したものをマスク画像とし、孤立点を検出する際先の
マスク画像と論理積をとり配線パターンに近い欠陥のみ
を検出するものである。
【0019】第3に、細線化手段の前処理として、2値
画像を収縮膨張しさらに任意画素膨張したものをマスク
画像とし、前記マスク画像と元の2値画像との論理積を
とりマスク画像領域以外の銅残り(またはピンホール)
を削除し配線パターンに近い欠陥のみを検出するもので
ある。
【0020】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例における配線パタ
ーン検査装置の構成図である。図1において、101は
検査対象物であるプリント基板、102はCCDカメラ
等を用いた画像入力手段、103は画像入力手段からの
濃淡画像を2値画像に変換する2値化手段、104は配
線パターンの背景から一画素づづ細めていく細線化手
段、105は細線化手段によって得られた芯線を詰めて
いく縮退手段、106は縮退手段からの孤立点を検出す
る欠陥検出手段である。
【0022】以上のように構成された配線パターン検査
装置について、その動作を説明する。まず、検査対象で
あるプリント基板101を、CCDカメラ等を用いた画
像入力手段102で撮像し濃淡画像を得る。本実施
は、画像入力手段102としてCCDラインセンサカメ
ラを用いた例について説明する。照明系は特に限定しな
いが、基材(ガラスエポキシ等)と銅パターンとの反射
輝度差の大きい600nm付近の波長を用いると容易に
2値化できることは良く知られている。また、最近で
は、超高輝度LED(例えばGaAlAs 660nm
またはInGaAlP 620nm)が商品化され、ラ
イン上に並べるのも有効な照明方法と言える。得られた
濃淡画像を2値化手段103で、予め濃度ヒストグラム
等で求めた閾値レベルで2値画像に変換する。ここで、
銅残りを検出する場合は配線パターン側を”1”に、基
材側を”0”に、ピンホールを検出する場合は配線パタ
ーン側を”0”に、基材側を”1”に2値化するものと
する。変換された2値画像を、細線化手段104で任意
画素(孤立点として検出する銅残りまたはピンホールの
画素サイズ)細め芯線とする。つぎに、縮退手段105
により細線化手段104によって得られた芯線で比較的
短い芯線のみ孤立点になるまで詰める。欠陥検出手段1
05により、縮退手段で得られた孤立点を検出するもの
である。検出された欠陥情報は、図1に記載されていな
いが座標と共に端末やプリンタ等を介してオペレータに
通知されるものである。
【0023】さらに、細線化手段104、縮退手段10
5および欠陥検出手段106について詳しく説明する。
【0024】細線化手段104を、図2および図3を用
いて詳細に説明する。図2は、細線化手段104のブロ
ック図である。一般的に細線化処理は、一面分のフレー
ムメモリを用いて配線パターンの背景側から1画素づづ
細めていく処理を複数回または全ての配線パターンが1
画素幅になるまで繰り返し行うものである。また、この
方法では処理時間がかかるために、一画素処理の細線化
ユニットを後述するハードウエアで構成し、これを任意
段パイプラインで処理することによりリアルタイム処理
を可能としている。よって、図2は、2値画像201を
入力し、一画素処理の細線化ユニット202〜206で
n段のパイプライン処理を施し、細線化画像207をリ
アルタイムで得るものである。
【0025】一画素処理の細線化ユニットについて、以
下に簡単に説明する。細線化処理については、線図形処
理の画像処理手法と良く知られた方式で、例えば「田
村:図形の細線化についての比較研究、情報処理学会イ
メージプロセッシング研資、1−1(1975)」で各
方法の比較検討を行っている。図3に一例として良く知
られている細線化処理方式を示し説明する。図3は、入
力された2値画像301を、ラインメモリ306、3×
3の走査窓307およびLUTn308で構成されたマ
スク処理を4つのサブサイクル302〜305に分けて
処理を行い細線化画像309を出力するもので、各サブ
サイクルとも同一構成でLUT(ルックアップテーブ
ル)の内容のみが異なるものである。
【0026】次に、縮退手段105について、図4およ
び図5を用いて説明する。縮退処理は、1画素づづ詰め
ていく処理を複数回または孤立点(1画素の点)になる
まで繰り返しておこなうもので、細線化手段104と同
様に1画素づづ詰めていく縮退処理ユニットを後述する
ハードウエアで構成し、これをn段のパイプライン処理
をすることによりリアルタイム処理を実現している。ま
た、縮退処理では、(2n+1)画素の芯線まで孤立点
にすることができる。図4に縮退手段105のブロック
図を示す。図4は、入力された細線化画像401を、1
画素づづ詰めていく縮退処理ユニット402〜406で
n段のパイプライン処理を施し、縮退画像407をリア
ルタイムで得るものである。次に、1画素づづ詰めてい
く縮退処理ユニットについて図5を用いて説明する。図
5は、入力された細線化画像501を、ラインメモリ5
05、3×3の走査窓506およびLUTn507で構
成されたマスク処理を2つのサブサイクル502〜50
3に分けて処理を行い縮退画像504を出力するもの
で、各サブサイクルとも同一構成でLUT(ルックアッ
プテーブル)の内容のみが異なるものである。縮退の判
定を、LUTを用いて行っているが図6にその詰める時
のパターンを示す。
【0027】次に、欠陥検出手段106について、図7
を用いて説明する。図7(a)は、欠陥検出手段106
の詳細ブロック図を示すが、縮退手段105からの縮退
画像701を入力し、ラインメモリ702、3×3の走
査窓703およびLUT704で構成されたマスク処理
で孤立点を検出し孤立点検出信号705を出力するもの
で、LUTには孤立点検出テーブルを格納しているがそ
の検出パターンを図7(b)に示す。
【0028】欠陥検出手段106おいて、本実施例では
孤立点検出に限定して説明したが、従来例で説明したよ
うに細線化手段104からの細線化画像を3×3のマス
ク処理によって分岐や端点を同時に検出し、ショートや
断線を検査することも容易にできることを付け加えてお
く。
【0029】また、本実施例では、配線パターン側につ
いて説明したが、2値画像を反転した画像に対して同一
処理を施すことにより配線パターン側の孤立点は銅残り
として、反転画像の孤立点はピンホールとして検出する
ことができる。図8(a)〜(c)に処理例を示し以下
に説明する。図8(a)は、銅残り802および断線8
03を含んだ2値画像例を示す。図8(b)は、細線化
処理により1画素幅となった様子を示している。ここで
は、芯線804から断線による端点805と銅残りによ
る端点とが検出される。図8(c)は、縮退処理によっ
て、銅残り芯線が詰められ孤立点807として検出され
るものである。
【0030】さらに、孤立点として検出できる銅残りお
よびピンホールのサイズは、細線化処理および縮退処理
を10回づつ処理した場合で、銅残りおよびピンホール
の形状によらず最低でも長径21画素以内まで孤立点に
することができる。ただし、形状により21画素以上の
銅残りおよびピンホールも検出可能である。
【0031】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0032】図9(a)は本発明の第2の実施例におけ
る構成図を示しており、110は2値化手段からの2値
画像、104は配線パターンの背景から1画素づづ細め
ていく細線化手段、105は細線化手段によって得られ
た芯線を詰めていく縮退手段、107は2値画像を収縮
膨張し銅残り(またはピンホール)を除去する収縮膨張
手段、108は収縮膨張手段からの2値画像を任意画素
膨張しマスク画像109を出力する膨張手段、106は
縮退手段からの孤立点を検出し、マスク画像109によ
り配線パターンに近い銅残り(または配線パターンの背
景に近いピンホール)のみを検出する欠陥検出手段から
構成され、以下にその動作について説明する。
【0033】まず、2値化手段103からの2値画像1
10を細線化手段104と収縮膨張手段107に入力す
る。細線化手段104では、配線パターンの背景から1
画素づづ細めていく細線化処理を施し、得られた細線化
画像を縮退手段105により1画素づづ詰めて欠陥検出
手段106に出力する。また、収縮膨張手段107によ
り、2値画像110を収縮膨張し銅残り(またはピンホ
ール)を除去する。さらに、膨張手段108により配線
パターンからの距離に相当する任意の設定画素膨張しマ
スク画像109とする。欠陥検出手段106は、縮退手
段105からの縮退画像と膨張手段108からのマスク
画像を入力し、配線パターンに近い銅残り(または配線
パターンの背景に近いピンホール)のみを検出するよう
にしたものである。これにより、配線パターンから遠く
にある銅残りは電気回路の性能に影響を与えないために
検出をしないようにするものである。また、収縮処理お
よび膨張処理は、従来例でも触れると共に線図形処理で
は良く知られた画像処理手法であるので説明を省くもの
とする。図9(b)は、欠陥検出手段106のブロック
図を示すもので、基本的には図7と同様であるが、マス
ク画像109によってLUTを制御しマスク領域内のみ
孤立点検出信号705を出力するものである。遅延メモ
リ111は、縮退画像701や走査窓703等のタイミ
ングを調整するためのものである。
【0034】図9(c)に処理例を示すが、901は配
線パターン、902は配線パターンを膨張したマスク画
像、903および904は銅残りを示しており、配線パ
ターンに近い銅残り903のみを検出するものである。
【0035】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0036】図10(a)は本発明の第3の実施例にお
ける構成図を示しており、110は2値化手段からの2
値画像、104は配線パターンの背景から1画素づづ細
めていく細線化手段、107は2値画像を収縮膨張し銅
残り(またはピンホール)を除去する収縮膨張手段、1
08は収縮膨張手段からの2値画像を任意画素膨張しマ
スク画像109を出力する膨張手段、112はタイミン
グを調整するための遅延メモリ、113は論理積回路か
ら構成され、以下にその動作について説明する。
【0037】まず、収縮膨張手段107により、2値画
像110を収縮膨張し銅残り(またはピンホール)を除
去する。さらに、膨張手段108により配線パターンか
らの距離に相当する任意の設定画素膨張しマスク画像1
09とする。この時、2値画像110および収縮膨張さ
れた画像は遅延メモリ112でタイミングを調整する。
膨張手段108からのマスク画像109とタイミング調
整のために遅延させた2値画像とを論理積回路113で
論理積をとりマスク領域内の画像のみを次の処理工程で
ある細線化手段104に出力する。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1に2値化さ
れた配線パターンを配線パターンの背景側から1画素づ
細める細線化処理を施し、細線化画像を縮退処理によ
り1画素づ詰めて孤立点とするもので、配線パターン
側を”1”とした場合は、孤立点を銅残りとして検出
し、基材側を”1”とした場合は孤立点をピンホールと
して検出することができるもので、断線によって検出さ
れた端点等の他の欠陥とは区別して検出することができ
る。これは、プリント基板の製造工程を管理する上で重
要なことである。
【0039】第2に、2値画像を収縮膨張し銅残り(ま
たはピンホール)を除去しさらに膨張処理を施しマスク
画像とし、欠陥検出をする際マスク画像と論理積をとり
配線パターンに近い欠陥のみを検出することにより配線
パターンから遠くにある銅残りは電気回路の性能に影響
を与えないために検出をしないようにするものである。
【0040】第3に、細線化手段の前処理として2値化
手段からの2値画像を収縮膨張しさらに任意画素膨張し
たものをマスク画像とし、前記マスク画像と元の2値画
像との論理積をとりマスク画像領域以外の銅残り(また
はピンホール)を削除した2値画像で処理することによ
り配線パターンから遠くにある銅残りは電気回路の性能
に影響を与えないために検出をしないようにするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における配線パターン検
査装置のブロック結線図
【図2】同第1の実施例における配線パターン検査装置
の要部である細線化手段のブロック結線図
【図3】同第1の実施例における配線パターン検査装置
の要部である細線化ユニットの詳細ブロック結線図
【図4】同第1の実施例における配線パターン検査装置
の要部である縮退手段のブロック結線図
【図5】同第1の実施例における配線パターン検査装置
の要部である縮退ユニットの詳細ブロック図
【図6】(a)同第1の実施例における配線パターン検
査装置の縮退第1サイクルの判定パターンを示す図 (b)同第1の実施例における配線パターン検査装置の
縮退第2サイクルの判定パターンを示す図 (c)同第1の実施例における配線パターン検査装置の
縮退の詰めるパターンを示した図
【図7】(a)同第1の実施例における配線パターン検
査装置の欠陥検出手段のブロック結線図 (b)同第1の実施例における配線パターン検査装置の
孤立点検出パターンを示す図
【図8】同第1の実施例における配線パターン検査装置
の処理を示す概念図
【図9】(a)本発明の第2の実施例における配線パタ
ーン検査装置のブロック結線図 (b)同第2の実施例における配線パターン検査装置の
要部である欠陥検出手段のブロック結線図 (c)同第2の実施例における配線パターン検査装置の
処理を示す概念図
【図10】(a)本発明の第3の実施例における配線パ
ターン検査装置のブロック結線図 (b)同第3の実施例における配線パターン検査装置の
2値画像を示す図 (c)同第3の実施例における配線パターン検査装置の
論理積後の2値画像を示す図
【符号の説明】
101 プリント基板 102 画像入力手段 103 2値化手段 104 細線化手段 105 縮退手段 106 欠陥検出手段 107 収縮膨張手段 108 膨張手段 109 マスク画像 110 2値画像 111 遅延メモリ 112 遅延メモリ 113 論理積回路 115 細線化画像 201 2値画像 202〜206 細線化処理ユニット 207 細線化画像 301 2値画像 302〜305 細線化サブサイクル 306 ラインメモリ 307 走査窓 308 LUT(ルックアップテーブル) 309 細線化画像 401 細線化画像 402〜406 縮退ユニット 407 縮退画像 501 細線化画像 502〜503 縮退サブサイクル 504 縮退画像 505 ラインメモリ 506 走査窓 507 LUT(ルックアップテーブル) 701 縮退画像 702 ラインメモリ 703 走査窓 704 LUT(ルックアップテーブル) 705 孤立点検出信号 801 配線パターン 802 銅残り 803 断線 804 芯線 805〜806 端点 807 孤立点 901 配線パターン 902 マスク画像 903〜904 銅残り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 3/00 G06F 15/62 A (72)発明者 川上 秀彦 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番 1号 松下技研株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−189782(JP,A) 特開 昭63−280379(JP,A) 特開 平3−48707(JP,A) 特開 昭62−156547(JP,A) 特開 平3−252876(JP,A) 特開 昭63−118884(JP,A) 特開 昭63−8982(JP,A) 特開 昭63−83881(JP,A) 特開 平3−53383(JP,A) 特開 平3−154808(JP,A) 特公 平7−104955(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上に形成された配線パター
    ンを光電変換する画像入力手段と、前記画像入力手段か
    らの濃淡画像を2値画像に変換する2値化手段と、 配
    線パターンの背景側から任意画素細線化する細線化手段
    と、前記細線化手段からの細線化画像を任意画素の縮退
    により孤立点とする縮退手段と、前記縮退手段からの縮
    退画像から孤立点を欠陥として検出する欠陥検出手段と
    を具備した配線パターン検査装置。
  2. 【請求項2】 欠陥検出手段において、2値化手段から
    の2値画像を収縮膨張しさらに任意画素膨張したものを
    マスク画像としてマスク画像を生成するマスク画像生成
    手段と、孤立点を検出する際前記マスク画像と論理積を
    とり配線パターンに近い欠陥のみを検出する欠陥検出手
    段とを有することを特徴とする請求項1記載の配線パタ
    ーン検査装置。
  3. 【請求項3】 細線化手段の前処理として、2値化手段
    からの2値画像を収縮膨張しさらに任意画素膨張したも
    のをマスク画像としてマスク画像を生成するマスク画像
    生成手段と、前記マスク画像と元の2値画像との論理積
    をとりマスク画像領域以外の銅残り,またはピンホール
    を削除する論理積手段とを有することを特徴とする請求
    項1記載の配線パターン検査装置。
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