JP2502875B2 - 配線パタ―ン検査装置 - Google Patents

配線パタ―ン検査装置

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JP2502875B2
JP2502875B2 JP4014600A JP1460092A JP2502875B2 JP 2502875 B2 JP2502875 B2 JP 2502875B2 JP 4014600 A JP4014600 A JP 4014600A JP 1460092 A JP1460092 A JP 1460092A JP 2502875 B2 JP2502875 B2 JP 2502875B2
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秀昭 川村
祐二 丸山
淳晴 山本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント基板やホトマス
ク等における配線パターンの不良を検査するための配線
パターン検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板等の不良の検査は人
間による目視検査に頼っていた。ところが、製品の小型
化や軽量化が進むにつれ、プリント基板の配線パターン
細密化や複雑化がより一層進んでいる。このような状況
の中で、人間が高い検査精度を保ちつつ非常に細密な配
線パターンを、しかも長時間続けることが難しくなって
きており、検査の自動化が強く望まれている。
【0003】配線パターンの欠陥検出装置として、例え
ば、特開平03−252545号公報に記載の内容があ
る。この欠陥検出方式は、デザインルール法に基づいた
特徴抽出方式で、2値画像を用いて配線パターンの背景
側から1画素ずつ削る処理をn回繰り返してスケルトン
画像を得ると共に、削れた対象画素に背景側からの距離
値を付与し距離変換画像を出力し、両者から配線パター
ンの接続関係を検出すると共に線幅異常の欠陥検出を行
うものである。
【0004】図11は従来例の配線パターン検査装置の
実施例を示すブロック図である。図11において、20
1はプリント基板、203はリング状のライトガイドな
どの拡散照明装置204とCCDカメラのような撮影装
置202を備えた画像入力手段、205は濃淡画像を2
値画像に変換する2値化手段、206は2値画像を用い
て背景から1画素ずつ削り取る細線化処理手段、207
は背景からの最短距離値に変換する距離画像変換手段、
208は距離変換画像を用いて距離値とある任意の設定
閾値と比較し配線パターン幅の欠陥を検出する欠陥検出
手段を示す。
【0005】図11に基づき、以下にその動作を説明す
る。プリント基板201上に形成された配線パターンを
リング状のライトガイドなどの拡散照明装置204で照
明し、CCDカメラ(1次元または2次元)などの撮影
装置202を備えた画像入力手段203で濃淡画像とし
入力する。本実施例では、ラスタスキャンのイメージで
以後説明するので撮影装置は1次元のCCDカメラを用
いた例を示す。画像入力手段203で得られた濃淡画像
から背景と配線パターンとを分離するために、2値化手
段205である任意閾値と比較し2値画像に変換する。
細線化処理手段206は、2値化手段205からの2値
画像を用いて、配線パターンを背景側から1画素ずつあ
る条件に基づいて削る細線化処理を全画素に対して定め
た回数実施し、削られた対象画素の繰り返し回数とスケ
ルトン画像を出力する。距離画像変換手段207は、細
線化処理手段206からの削られた対象画素の繰り返し
回数を配線パターンの背景からの距離値として付与した
距離変換画像を出力する。欠陥検出手段208は、細線
化処理手段206からのスケルトン画像と距離画像変換
手段207からの距離変換画像から、スケルトン画像に
沿って距離変換画像の距離値と1つ以上の任意の設定閾
値(最小値または最大値)と比較し、配線パターンの線
幅違反の欠陥を検出するものである。
【0006】同時に、スケルトン画像を3×3の走査窓
で走査し、LUTで評価することにより終端およびT分
岐等の配線パターンの接続関係の特徴を検出するもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、2値化
画像をデザインルール法に基づき配線パターンの欠陥を
検出する方式について説明した。この方法は、確実に欠
陥が検出でき有望な方法と言えよう。
【0008】しかし、特に線幅異常の場合、欠陥が画素
単位で連続して発生する事になるために発生頻度が多く
なり欠陥検出手段の負担が大きくなるという課題があ
る。
【0009】本発明は上記従来技術の課題を解決するも
ので、2次元の画像データ上で欠陥画素に対して連結判
定を行い、近接する欠陥画素間の距離がある設定画素数
以下の画素は全て統合することによって通知される欠陥
の数を最小限に抑えるとともに、各グループの代表座標
を演算して通知することによって、欠陥の正確な位置を
通知する配線パターン検査装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、第1に、プリント基板上に形成された配線
パターンを光学的に検知し、光電変換する画像入力手段
と、前記画像入力手段からの濃淡画像を2値画像に変換
する2値化手段と、前記2値化手段からの2値画像から
配線パターンの欠陥を抽出する欠陥抽出手段と、前記欠
陥抽出手段から得られた欠陥画素で、近接する欠陥画素
間の距離が所定のm画素以下の欠陥画素を1つのグルー
プとし、1つの欠陥要因で発生したと思われる欠陥画素
は1つにまとめ、代表座標を演算して1つの代表点のみ
を通知する欠陥画素統合手段とから構成したものであ
る。
【0011】第2に、前記欠陥抽出手段から得られた欠
陥画素で主走査方向に隣接した欠陥画素は1つにまとめ
てランデータにするラン変換手段を備え、欠陥画素統合
手段において前記ラン変換手段からのランデータで、近
接するランデータの距離が所定のm画素以下のランデー
タは1つのグループにして代表座標を演算して通知する
構成にしたものである。
【0012】第3に、欠陥画素統合手段において前記ラ
ン変換手段から出力されるランデータを1つ連結する毎
に、新しいランデータと該当するグループのそれまでの
代表座標および総画素数から代表座標を計算し直し、該
当グループに新しいランデータを加えた総画素数をメモ
リに記憶するとともに連結の判定に不要になったランデ
ータはメモリから削除し、1つのグループが閉じると同
時に欠陥の代表座標を通知する構成にしたものである。
【0013】
【作用】本発明は上記構成により、第1に、欠陥抽出さ
れた各欠陥画素で近接する欠陥画素間の距離が、所定の
m画素以下の欠陥画素を1つのグループにまとめて、同
一の欠陥に起因すると思われる欠陥画素は全て統合し、
代表座標を演算して通知することによって通知する欠陥
の総数を少なくする。
【0014】第2に、欠陥抽出された欠陥画素で主走査
方向に隣接した欠陥画素は1つにまとめてランデータに
変換し、副走査方向については近接するランデータの距
離が所定のm画素以下のランデータを1つに統合し、代
表座標を演算して通知する。
【0015】第3に、1つのランデータを統合する毎
に、新しいランデータと該当するグループのそれまでの
代表座標および総画素数から代表座標を計算し直し、該
当グループに新しいランデータを加えた総画素数をメモ
リに記憶するとともに連結の判定に不要になったランデ
ータはメモリから削除し、1つのグループが閉じると同
時に欠陥の代表座標を通知することにより、登録して記
憶すべきランデータの数およびグループ数を少なくする
とともに、演算処理を分散する。
【0016】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施例における配
線パターン検査装置のブロック構成図である。図1にお
いて、101はリング状ライトガイドなどの拡散照明装
置とCCDラインセンサカメラなどの撮像装置を備えた
画像入力手段、102は前記画像入力手段からの濃淡画
像を2値化する2値化手段、103は前記2値化手段か
らの2値画像から配線パターンの欠陥を抽出する欠陥抽
出手段、104は前記欠陥抽出手段から得られた欠陥画
素で、近接する欠陥画素間の距離が所定のm画素以下の
欠陥画素を1つのグループに統合し代表座標を演算して
通知する欠陥画素統合手段を示す。なお画素間の距離と
は、画素同士が隣接する場合を1とし間に1画素入る場
合を2とし、以下同様に考える。従ってmは1以上の整
数とし、任意に設定できるものとする。105は、通知
された欠陥を目視などにより確認する確認装置である。
【0018】上記構成において、以下その動作について
説明する。プリント基板上に形成された配線パターンを
リング状のライトガイドなどの拡散照明装置で照明し、
CCDカメラ(1次元または2次元)などの撮像装置を
備えた画像入力手段101で得られた濃淡画像から背景
と配線パターンとを分離するために、2値化手段102
であらかじめ濃度ヒストグラムなどで得られた任意の閾
値と比較し配線パターン部を1、基材部を0とする2値
画像に変換する。欠陥抽出手段103では2値化手段で
得られた2値画像を標準パターンと比較することなどに
より配線パターンの欠陥を抽出し、欠陥部分の画素だけ
を残した欠陥抽出画像を出力する。欠陥画素統合手段1
04では、注目画素が欠陥画素であるとき周囲の欠陥画
素との連結性を判定し、連結している場合は1つのグル
ープとして扱いその座標を登録し、連結していない場合
は新たなグループを作成してその座標を登録する。ここ
で連結する画素とは、所定のm画素以下の距離にある画
素同士のことをいう。欠陥抽出画像の走査が全て終了す
ると各グループの代表座標を計算して通知する。105
は、本発明とは直接関与しないが通知された欠陥が真の
欠陥かどうかを目視確認し、修正可能な欠陥に対しては
修正を行うものである。
【0019】次に、図2、図3を用いて104の欠陥画
素統合手段についてさらに詳細に説明する。図2は欠陥
画素統合手段をソフトウェアで実現する例を示すCPU
システムの構成図で、106は欠陥抽出手段の出力画像
を107のCPUに通知するためのインターフェイス、
107のCPUでは欠陥画素の連結判定を行うととも
に、各グループの代表座標を演算し通知する処理を行
う。108は各グループの座標を一時的に記憶しておく
メモリで、109は演算により求めた代表座標を通知す
るためのインターフェイスを表す。図3は欠陥画素統合
手段における処理フローを表し、301でグループ別に
欠陥座標を登録しておくためのメモリを初期化し、30
2で欠陥抽出画像のラスタ走査を開始する。303では
注目画素が欠陥画素かどうかを判定し、欠陥画素の場合
は304で既存のグループ内の欠陥画素と連結している
かを判定する。連結している場合は305で該当グルー
プに欠陥画素の座標を登録し、連結していない場合は3
06で新たなグループを作成して欠陥画素の座標を登録
する。以上の処理を欠陥抽出画像全体を走査し終わるま
で繰り返し、走査が終了したら、307で各グループの
代表座標を計算して308で通知する。尚、代表座標の
演算および通知のタイミングは、欠陥抽出画像の走査が
全て終了してから行っても良いが、欠陥座標はラスタ走
査によってY座標の小さい方から順に入って来るので、
注目画素のY座標とグループに登録されている座標の内
で最新のY座標の差がmより大きいときは、もはや連結
される可能性がないので、その時点で該当グループを閉
じて代表座標を演算により求め、通知を行うこともでき
る。また、代表座標の演算は1つのグループにおいて最
初と最後に登録された座標の平均でも良いし、どちらか
片方を代表させることでも良い。あるいは、1つのグル
ープに含まれる全ての画素の座標の平均、すなわち重心
で表す演算方法でも良い。以下の処理例では代表座標を
重心で表す演算方法を用いている。
【0020】以下に、第1の実施例における処理を図4
を用いて詳しく説明する。図4(a)は欠陥抽出画像、
同図(b)はm=1のときのグループ別欠陥座標登録テ
ーブル、同図(c)はm=2のときのグループ別欠陥座
標登録テーブルを示している。401〜406は欠陥抽
出画像の中の欠陥画素を示しており、それぞれ座標は
(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)、(X5,
Y5)、(X6,Y6) とする。まずm=1のときに、6つの
欠陥画素が3つのグループに分けられる過程を順を追っ
て説明する。欠陥抽出画像をラスタ走査することによ
り、まず401の座標(X1,Y1) が通知されてくるが、
この段階では連結する画素がないので同図(b)のグル
ープAの欄にその座標が登録される。尚、連結する画素
がなく新しいグループを作成することを、グループを開
くと言うことにする。次に、402の座標(X2,Y2) が
通知されてくるが、すでに1つだけ開かれているグルー
プAに登録されている座標とは連結しないため、また新
しくグループBを開いて、その座標を登録する。次に、
403の座標(X3,Y3) が通知されてくるが、開かれた
2つのグループA、Bに登録された座標と連結性を判定
すると、グループAに登録されている画素と連結するこ
とがわかり、403の座標をグループAに追加登録す
る。もしここで403の画素がグループBに登録されて
いる画素とも連結していれば、この2つのグループA、
Bを統合して新たなグループを開いて2つのグループに
登録されていた座標および403の座標を登録し、元の
2つのグループを削除する。以下、404〜406の画
素に対しても同様な処理を繰り返せば、同図(b)に示
すようなグループ別の欠陥座標登録テーブルが完成す
る。欠陥抽出画像のラスタ走査が終了した後、開かれて
いた全てのグループを閉じ、各グループ毎に代表座標を
演算して出力する。ここでグループAの重心座標を (X
a,Ya)とすると演算式は(数1)で示される。尚、上で
も述べたが代表座標の演算および通知のタイミングは、
ラスタ走査が全て終了してから行っても良いが、欠陥座
標はラスタ走査によってY座標の小さい方から順に入っ
て来るので、例えば404の座標が通知されたとき、そ
のY座標から判断して404以降の画素はグループA、
Bに登録されている画素のいずれとも連結されることは
ないので、その時点でグループA、Bを閉じて代表座標
を求め通知を行っても良い。これによって連結を判定す
る座標データの数が減って処理時間が短くなるのと同時
に、開かれたグループを記憶しておくメモリの量も少な
くてすむ。
【0021】
【数1】
【0022】次にm=2のときに、6つの欠陥画素が2
つのグループに分けられる過程を順を追って説明する。
欠陥抽出画像をラスタ走査することにより、まず401
の座標(X1,Y1) が通知されてくるが、この段階では連
結する画素がないので同図(c)のグループA’の欄に
その座標が登録される。次に、402の座標(X2,Y2)
が通知されてくるが、すでに1つだけ開かれているグル
ープA’に登録されている画素との距離は2画素より大
きいため、また新しくグループB’を開いて、その座標
を登録する。次の403の座標(X3,Y3) はグループ
A’に追加登録する。次に、404の座標(X4,Y4) が
通知されてくるが、開かれた2つのグループA’、B’
に登録された座標と連結性を判定すると、グループA’
に登録されている画素との距離が2以下なので連結して
いると判定し、404の座標をグループA’に追加登録
する。以下、405および406の画素に対しても同様
な処理を繰り返せば同図(c)に示すようなグループ別
のランデータ登録テーブルが完成する。欠陥抽出画像の
ラスタ走査が終了した後、開かれていた全てのグループ
を閉じ、各グループ毎に代表座標を演算して出力する。
代表座標の演算についてはm=1のときと同様なので省
略する。
【0023】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0024】図5は、本発明の第2の実施例における配
線パターン検査装置のブロック構成図である。図5にお
いて、501の画像入力手段、502の2値化手段、お
よび503の欠陥抽出手段は、第1の実施例と同じであ
るので省略する。504は前記欠陥抽出手段からの2値
画像から主走査方向に隣接した欠陥画素は1つにまとめ
てランデータにするラン変換手段、505は前記ラン変
換手段からのランデータの連結性を判定し、連結したラ
ンデータは1つのグループにして代表座標を演算して通
知する欠陥画素統合手段を示す。506は、通知された
欠陥を目視などにより確認する確認装置である。
【0025】次に、図6を用いてラン変換手段504に
ついて説明する。図6はラン変換手段のハードウェア構
成図で601は配線パターンの欠陥を抽出する欠陥抽出
手段、602のシフトレジスタおよび603のエッジ検
出では欠陥抽出画像を主走査方向に1画素づつ走査して
欠陥のエッジを検出し、エッジの立ち上がりを検出した
ときには606に、立ち下がりを検出したときには60
7に信号を出力する。604はXアドレスカウンタ、6
05はYアドレスカウンタ、608はXのスタートアド
レスを記憶するFIFOメモリ、609はXのエンドア
ドレスを記憶するFIFOメモリ、610はYのアドレ
スを記憶するFIFOメモリを示し、エッジ検出信号6
06および607によって608〜610にはそれぞれ
のアドレス(座標)が書き込まれる。このようにして主
走査方向に連続した欠陥画素は、Xのスタートアドレ
ス、Xのエンドアドレス、およびYアドレスからなる1
組のランデータに変換される。なおランデータは、Xの
スタートアドレス、Yアドレスおよびラン長(画素数)
で表すこともできる。
【0026】次に、図7を用いて欠陥画素統合手段50
5について説明する。図7は欠陥画素統合手段をソフト
ウェアで実現する例を示すCPUシステムの構成図で、
701〜703はそれぞれ608〜610のFIFOの
出力データ、704はランデータの連結性を判定して代
表座標を演算し通知するCPU、705は各グループの
ランデータを一時的に記憶しておくメモリ、706は演
算により求めた代表座標を通知するためのインターフェ
イスを表す。図8は欠陥画素統合手段における処理フロ
ーを表し、801でグループ別に欠陥座標を登録してお
くためのメモリを初期化し、802でFIFOにランデ
ータがあるかどうかを調べ、803で既存のグループに
登録されているランデータと連結しているかを判定す
る。連結している場合は804で該当グループにランデ
ータを登録し、連結していない場合は805で新たなグ
ループを作成してそのランデータを登録する。以上の処
理を504のラン変換手段で欠陥抽出画像全体を走査し
終わるまで繰り返し、走査が終了したら、806で各グ
ループの代表座標を計算して807で通知する。尚、代
表座標の演算および通知のタイミングは、第1の実施例
と同じく、欠陥抽出画像の走査が全て終了してから行っ
ても良いが、ランデータはラスタ走査によってY座標の
小さい方から順に入って来るので、注目ランデータのY
座標とグループに登録されている最新のランデータのY
座標の差がmより大きいときは、もはや連結される可能
性がないので、その時点で該当グループを閉じて代表座
標を演算により求め通知を行うこともできる。
【0027】以下に、第2の実施例における処理例を図
9を用いて詳しく説明する。図9(a)欠陥抽出画像
と、同図(b)グループ別ランデータ登録テーブルを示
している。901〜905は欠陥抽出画像の中のランデ
ータを示しており、それぞれランデータの内容は(X1s,
X1e,Y1)、(X2s,X2e,Y2)、(X3s,X3e,Y3)、(X4
s,X4e,Y4)、(X5s,X5e,Y5)、とする。それぞれ第1
項がXのスタートアドレス、第2項がXのエンドアドレ
ス、第3項がYアドレスを表す。この例ではm=1に設
定したとき連結するランデータのグループは3つあるこ
とがわかるが、5つのランデータが3つのグループに分
けられる過程を順を追って説明する。まず最初に901
のランデータ(X1s,X1e,Y1) が通知されてくるが、こ
の段階では連結するランデータがないので同図(b)の
グループPの欄にそのランデータが登録される。次に、
902のランデータ(X2s,X2e,Y2) が通知されてくる
が、すでに1つだけ開かれているグループPに登録され
ているランデータとは連結しないため、また新しくグル
ープQを開いて、そのランデータを登録する。次に、9
03のランデータ(X3s,X3e,Y3) が通知されてくる
が、開かれた2つのグループP、Qに登録されたランデ
ータと連結性を判定すると、グループPに登録されてい
るランデータと連結することがわかり、903のランデ
ータをグループPに追加登録する。もしここで903の
ランデータがグループQに登録されているランデータと
も連結していれば、この2つのグループP、Qを統合し
て新たなグループを開いて2つのグループに登録されて
いたランデータおよび903のランデータを登録し、元
の2つのグループを削除する。以下、904および90
5のランデータに対しても同様な処理を繰り返せば、同
図(b)に示すようなグループ別の欠陥ランデータ登録
テーブルが完成する。欠陥抽出画像のラスタ走査が終了
した後、開かれていた全てのグループを閉じ、各グルー
プ毎に代表座標を演算して出力する。ここでグループP
の重心座標を (Xp,Yp)とすると演算式は(数2)で示
される。尚、上でも述べたが代表座標の演算および通知
のタイミングは、ラスタ走査が全て終了してから行って
も良いが、ランデータはラスタ走査によってY座標の小
さい方から順に入って来るので、例えば904のランデ
ータが通知されたとき、そのY座標から904以降のラ
ンデータはグループP、Qに登録されているランデータ
のいずれとも連結されることはないので、その時点でグ
ループP、Qを閉じて代表座標を求め通知を行っても良
い。これによって連結を判定するランデータの数が減っ
て処理時間が短くなるのと同時に、開かれたグループを
記憶しておくメモリの量も少なくてすむ。
【0028】
【数2】
【0029】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0030】構成は、本発明の第2の実施例と同じであ
るので省略するが、図7の705のCPUでの処理が、
ランデータを1つ連結する毎に、新しいランデータと該
当するグループのそれまでの代表座標および総画素数か
ら代表座標を計算し直し、該当グループに新しいランデ
ータを加えた総画素数をメモリに記憶するとともに連結
の判定に不要になったランデータはメモリから削除し、
1つのグループが閉じると同時に欠陥の代表座標を通知
することを可能にした点で異なるので、フローチャート
を用いて説明する。
【0031】図10は欠陥画素統合手段における処理フ
ローで、811でグループ別に欠陥座標を登録しておく
ためのメモリを初期化し、812でFIFOにランデー
タがあるかどうかを調べる。813では既存のグループ
で、以後通知されるランデータと連結しないグループが
あるかを判定し、あれば814で該当するグループを通
知し、815でメモリから削除する。816では既存の
グループに登録されているランデータと連結しているか
を判定し、連結している場合は817で該当グループに
ランデータを登録して818で代表座標を計算し直す。
連結していない場合は819で新たなグループを作成し
てそのランデータを登録して820で代表座標を計算す
る。以上の処理を繰り返し、走査が終了したら、821
でまだ通知されていなかった残りの全グループのそれぞ
れの代表座標を通知する。
【0032】次に、818および820の代表座標の演
算について重心を演算する場合の処理について詳しく説
明する。新しく連結されるランデータのXのスタートア
ドレスをXs、XのエンドアドレスをXe、Yアドレスを
Yとすると、そのランデータの中心座標は(数3)の演
算式により(Xr,Yr)、画素数はNrとなる。また、新
しいランデータを加える前のそのグループの重心座標を
(Xold,Yold)、総画素数をNoldとすると、新しいラ
ンデータを加えたそのグループの重心座標(Xnew,Yne
w)、総画素数Nnewは、(数4)の演算によって求める
ことができる。新しい重心座標の演算が終われば、Xol
d、YoldおよびNoldは消去し、その替わりにXnew、Y
newおよびNnewを記憶する。このように新しい重心座標
だけでなく総画素数も同時に求めて記憶しておくことに
よって、連結の判定に不必要になった古いランデータを
記憶しておかなくても正確な重心を求めることができ
る。また閉じていない各グループの重心座標を常に記憶
しておくことにより、グループが閉じると同時にその重
心座標を通知することができる。
【0033】
【数3】
【0034】
【数4】
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1に、近接す
る欠陥画素間の距離が所定の画素数以下の欠陥画素を1
つのグループとし、同一の欠陥に起因すると思われる欠
陥画素は全て統合し、代表座標を演算して1つの代表点
のみを通知することによって、通知する欠陥の総数を少
なくするため、欠陥確認の作業を効率化できる。
【0036】第2に、欠陥抽出された2値画像において
主走査方向に隣接した欠陥画素は1つにまとめてハード
ウェアでランデータに変換し、近接するランデータ間の
距離が所定の画素数以下のランデータは、ソフトウェア
で1つに統合し代表座標を演算して通知することによっ
て、ハードウェアとソフトウェアで処理を分担でき、高
速処理が可能になる。
【0037】第3に、1つのランデータを統合する毎
に、新しいランデータと該当するグループのそれまでの
代表座標および総画素数から代表座標を計算し直し、連
結の判定に不要になったランデータはメモリから削除
し、1つのグループが閉じると同時に欠陥の代表座標を
通知することにより、メモリに格納するランデータの数
およびグループ数を軽減でき、演算処理を最後にまとめ
て行うのではなく分散することで全体の処理時間を短縮
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における配線パターン検
査装置のブロック結線図
【図2】同実施例における配線パターン検査装置の要部
である欠陥画素統合手段をソフトウェアで実現する場合
のCPUシステムのブロック結線図
【図3】同実施例における欠陥画素統合処理の動作フロ
ーチャート
【図4】同実施例の処理例を示す概念図
【図5】本発明の第2の実施例における配線パターン検
査装置のブロック結線図
【図6】同実施例における配線パターン検査装置の要部
であるラン変換手段のハードウェアのブロック結線図
【図7】同実施例における配線パターン検査装置の要部
である欠陥画素統合手段をソフトウェアで実現する場合
のCPUシステムのブロック結線図
【図8】同実施例における欠陥画素統合処理を説明する
動作フローチャート
【図9】同実施例の処理例を示す概念図
【図10】本発明の第3の実施例における欠陥画素統合
処理を説明する動作フローチャート
【図11】従来の配線パターン検査装置のブロック結線
【符号の説明】
101 画像入力手段 102 2値化手段 103 欠陥抽出手段 104 欠陥画素統合手段 105 欠陥確認装置 106、109 インターフェイス 107 CPU 108 メモリ 201 プリント基板 202 CCDカメラ 203 画像入力手段 204 照明手段 205 2値化手段 206 細線化手段 207 距離画像変換手段 208 欠陥検出手段 301 メモリ初期化処理 302 走査開始処理 303 注目画素が欠陥画素かどうかの判定処理 304 既存グループ内の欠陥画素と連結するかどうか
の判定処理 305 該当グループに座標を登録する処理 306 新たなグループを作成し座標を登録する処理 307 各グループの代表座標を演算する処理 308 代表座標を通知する処理 401〜406 欠陥画素 501 画像入力手段 502 2値化手段 503 欠陥抽出手段 504 ラン変換手段 505 欠陥画素統合手段 506 欠陥確認装置 601 欠陥抽出手段 602 シフトレジスタ 603 エッジ検出 604 Xアドレスカウンタ 605 Yアドレスカウンタ 606 エッジ立ち上がり検出信号 607 エッジ立ち下がり検出信号 608 Xスタートアドレスを記憶するFIFOメモリ 609 Xエンドアドレスを記憶するFIFOメモリ 610 Yアドレスを記憶するFIFOメモリ 701 Xスタートアドレスを記憶するFIFOメモリ
の出力データ 702 Xエンドアドレスを記憶するFIFOメモリの
出力データ 703 Yアドレスを記憶するFIFOメモリの出力デ
ータ 704 CPU 705 メモリ 706 インターフェイス 801 メモリ初期化処理 802 FIFOにランデータがあるかどうかの判定処
理 803 既存グループに登録されているランデータと連
結するかどうかの判定処理 804 該当グループにランデータを登録する処理 805 新たなグループを作成しランデータを登録する
処理 806 各グループの代表座標を演算する処理 807 代表座標を通知する処理 811 メモリ初期化処理 812 FIFOにランデータがあるかどうかの判定処
理 813 閉じるグループがあるかどうかの判定処理 814 該当グループを通知する処理 815 該当グループをメモリから削除する処理 816 既存グループに登録されているランデータと連
結するかどうかの判定処理 817 該当グループにランデータを登録する処理 818、820 代表座標を演算する処理 819 新たなグループを作成しランデータを登録する
処理 821 未通知の全グループのそれぞれの代表座標を通
知する処理 901〜905 ランデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 秀彦 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番 1号 松下技研株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−10815(JP,A) 特公 平7−50037(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上に形成された配線パター
    ンを光学的に検知し、光電変換する画像入力手段と、前
    記画像入力手段からの濃淡画像を2値画像に変換する2
    値化手段と、前記2値化手段からの2値画像から配線パ
    ターンの欠陥を抽出する欠陥抽出手段と、前記欠陥抽出
    手段から得られた欠陥画素で、近接する欠陥画素間の距
    離が所定のm画素以下の欠陥画素を1つのグループと
    し、1つの欠陥要因で発生したと思われる欠陥画素は1
    つにまとめ、代表座標を演算して1つの代表点のみを通
    知する欠陥画素統合手段とを具備した配線パターン検査
    装置。
  2. 【請求項2】 欠陥抽出手段から得られた欠陥画素で主
    走査方向に隣接した欠陥画素は1つにまとめてランデー
    タにするラン変換手段を備え、当該欠陥画素統合手段に
    おいて前記ラン変換手段からのランデータで、近接する
    ランデータの距離が所定のm画素以下のランデータは1
    つのグループにして代表座標を演算して通知することを
    特徴とする請求項1記載の配線パターン検査装置。
  3. 【請求項3】 欠陥画素統合手段において、請求項2記
    載のラン変換手段から出力されるランデータを1つ連結
    する毎に、新しいランデータと該当するグループのそれ
    までの代表座標および総画素数から代表座標を計算し直
    し、該当グループに新しいランデータを加えた総画素数
    をメモリに記憶するとともに連結の判定に不要になった
    ランデータはメモリから削除し、1つのグループが閉じ
    ると同時に欠陥の代表座標を通知することを特徴とする
    請求項2記載の配線パターン検査装置。
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