JP2832679B2 - 長葱定寸切断機 - Google Patents

長葱定寸切断機

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JP2832679B2
JP2832679B2 JP6188375A JP18837594A JP2832679B2 JP 2832679 B2 JP2832679 B2 JP 2832679B2 JP 6188375 A JP6188375 A JP 6188375A JP 18837594 A JP18837594 A JP 18837594A JP 2832679 B2 JP2832679 B2 JP 2832679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄していない泥付き
の長葱を、一定の長さに切断するようにした長葱定寸切
断機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、農家が収穫したあと、先ず泥付
きの状態の長葱の根元の部分と葉先の部分とを切断し、
茎の部分を定寸に切り揃えてから長葱を市場に供給す
る。通常、長葱の根元の部分が最も組織の密度が高くて
硬くなっており、葉に近付くにつれて組織の密度が低く
なり、軟らかくなっている。
【0003】従って、葱の根元の部分を深く切り過ぎる
と、切った後、長葱を結束及び梱包作業等を行うときに
長葱の芯の部分が外部に飛び出し、不良品となってしま
うことがあった。このため、通常、長葱の根元の切断位
置は、根元の末端から約3mm以内に設定されている。従
来の長葱の切断作業は、鋏或いはナイフ等を道具として
用いて、農家が手作業で行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の如く、従来の手
作業によって農家が長葱を定寸に切断する作業を行う場
合、単位時間に対しする長葱の処理本数が少なく、極め
て作業効率が悪い欠点があった。また、手作業で長葱を
定寸に切断する場合、長葱の切断寸法が不揃いになる傾
向がある欠点があった。
【0005】本発明は前記の課題を解決することを目的
とし、機械により長葱の根元と葉先とを切断することに
より、省力化と効率化をはかると共に、長葱の根元の硬
い部所を正確に切断することによって、切断後、長葱の
芯の飛び出しを防止して品質を向上せしめ、更に、寸法
を揃えて正確に切断することにより生産性を高めるもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ほぼV字形断
面の長葱の受入部材を取り付け、長葱を該長葱の径方向
搬送する送り込み手段と、長葱の切断部所の入口側に
設け、長葱の根元側において該長葱の長手方向の動きを
抑止する位置決め手段と、該位置決め手段に対し長葱の
根を押し付ける押し付け手段と、切断部所において長葱
の根元部分を前記受入部材に押圧する固定手段と、根元
切断刃を備える長葱の根元切断手段と、葉先切断刃を備
える長葱の葉先切断手段とを備え、前記固定手段は、
送方向に対し、長葱の切断部所より所定距離だけ手前か
ら長葱を受入部材に押圧し、前記葉先切断手段は、長葱
の下部において葉先切断刃の両面を空間を隔てて挟む一
組の下ガイドと、長葱の上部において葉先切断刃の両面
を空間を隔てて挟む一組の上ガイドとを付設し、前記上
ガイドと下ガイドはそれぞれ先端部を上部と下部に弯曲
して形成せしめられている長葱定寸切断機としたもので
ある。
【0007】
【作用】本発明によれば、根元切断刃によって長葱の根
元部分を切断するに際し、予め受入部材にスポンジ状の
押圧片で長葱を押圧し、根元切断刃に長葱が搬送される
までの所定距離のあいだ継続して押圧しているので、振
動その他の理由により長葱が所定の位置から移動するこ
とを防止することができる。このため、長葱の根元側の
切り口が曲がったり充分に切断できなくなるような不都
合がなく、正しい位置で正確な切断を行うことができ
る。また、長葱が葉先切断刃に搬送されると、上ガイド
と下ガイドの先端弯曲部によって葉先部分が上下に押し
付けられてまとめられ、長葱の曲がりも修正されるの
で、葉先部分は切断刃との接触で散乱することなく茎に
対して直角方向に正確に切断される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例によって詳細
に説明する。先ず、長葱Nの送り込み手段Aについて、
図1及び図3によって説明する。特に図3において、基
枠1の正面及び背面のそれぞれには軸受2,2aを各々
固設する。正面及び背面の軸受2,2aには、回転軸
3,3aを各々設け、該回転軸3,3aの一端にはスプ
ロケットギア4,4aを固着し、該スプロケットギア
4,4aにチェーン5を噛合させる。
【0009】更に、図1に示したように、背面の回転軸
3aに取り付けたスプロケットギア6と、モータ等駆動
部7のスプロケットギア6aにチェーン8を噛合させ
る。駆動部7がチェーン8を介して回転軸3aを回転さ
せ、同時にチェーン5を介して正面の回転軸3を回転さ
せる。9,9は正面の回転軸3のスプロケットギア1
0,10と背面のスプロケットギア11,11とを噛合
させるチェーンである。
【0010】次に、図1及び図3乃至図5で示した受入
部材12について説明する。送り込み手段としての長葱
Nの複数の受入部材12は、長葱Nを受け入れる長さよ
りも若干長めに形成する。断面形状はほぼV字形に形成
し、底部は前記チェーン9にビス止または溶接等の方法
で固設する。
【0011】尚、前記受入部材12の断面の形状をほぼ
V字形をする代わりに、U形、或いはコの字形等として
もよい。また、前記受入部材12の一方の端部、即ち、
長葱Nの根元を載置する押圧片受部12aは、図8にも
示したように、頂部に近い部分を水平方向に折り曲げ、
ほぼV字形断面における水平部分を形成している。この
押圧片受部12aは、後述する長葱Nの押さえ手段、即
ち後述する押圧片32bを受け入れる部所である。
【0012】受入部材12は、その一端部に止め板12
bを屹立させるように形成し、長葱Nを抑止する手段と
している。長葱Nの切断部が外側に反れると、切り口が
斜めになって体裁を損なうばかりではなく、長葱Nの根
元の一部を切り残し、髭状の毛根が残るという欠陥を伴
うことになる。前記止め板12bは、後述する切断手段
の刃の押す力に抗して、長葱Nの切断部が外側に反れる
こと、即ち動くことを防止するものである。
【0013】止め板12bは、前記欠陥を予め防止する
ため、長葱Nの根元を所定の位置に当接させている。前
記止め板12bに代えて、図5に示す如く、受入部材1
2に突起12cを形成するようにしてもよい。本発明の
駆動伝達手段として、スプロケットギアとチェーンとの
例を示してあるが、これに代えて、プーリとベルトの組
み合わせによるようにしてもよい。
【0014】次に、長葱Nの位置決め手段Bについて、
図1及び図6によって説明する。図1に示したように、
正面から見て基枠1の右側に、ネジ孔付の軸受14を設
けたチャンネル状の案内部材13,13を固設する。図
6に示したように、案内部材13の溝部13aには、凸
型の移動駒15の摺動部15aがスライド自在なように
嵌合している。移動駒15の立ち上がり部には、ネジ孔
15bが螺設され、該ネジ孔15bに対し、ハンドル1
6aを固着したネジ棒16を螺合せしめる。
【0015】また、前記移動駒15には、長尺で一方を
外方に曲げた位置決め部材17を固定してある。従っ
て、ハンドル16aを正逆に回して軸受14に枢支され
たネジ棒16を回すと、移動駒15の摺動部15aが案
内部材13の溝部13a内を前後に移動する。これによ
って移動駒15に固定した位置決め部材17の位置が、
ネジ棒16に沿った方向で前後に移動することによっ
て、設定される。
【0016】次に、図1及び図7によって、押し付け手
段Cの説明をする。押し付け手段Cは、長葱Nを切断す
る前に、位置決め手段Bに前記長葱Nを押圧する手段で
ある。18は基枠に立設した台形または箱形の取付部材
18aに設けたモータ等の駆動部である。前記駆動部1
8の出力軸に固設したスプロケットギア19と、ナイロ
ンブラシ20を取り付けた回転軸21に固設したスプロ
ケットギア22とにチェーン23を噛合させる。
【0017】ナイロンブラシ20は、チェーン23を介
して駆動部18によって回転せしめられ、受入部材12
によって搬送される長葱Nを掃くようにして、位置決め
部材17に長葱Nの根元を押し付ける。前記押し付け手
段Cのナイロンブラシに代えて、円板の外周に凹凸を形
成してなる回転板或いは回転ロールを長葱Nの茎に動力
で押し付けて位置決め部材17の方向に長葱Nを押し付
けてもよいが、いずれにしても長葱Nに傷を付けないた
め、軟質材を選定することになる。
【0018】以下、図7によって、取付部材18aと基
枠1との取付機構を説明する。図7において、取付部材
18aに形成した四角柱状の支持筒18bに、基枠1に
取り付けた柱体24の上端曲折部24aを摺動可能であ
るように挿入する。前記支持筒18bに穿設したスロッ
ト25にネジ26を挿入し、上端曲折部24aに螺設し
た雌ネジに螺合させ、支持筒18bと上端曲折部24a
との結合位置を調整可能とする。これによって、基枠1
に対し取付部材18aを幅方向に調節し、同様に、基枠
1に立設した支持筒27のスロット28に前記柱体24
の下方に上下に調節しながらネジ29を締めつけて支持
筒27に対し、柱体24を上下に調節できる。
【0019】次に、図1及び図7乃至図8により、固定
手段Dについて説明する。固定手段Dは、長葱Nを後述
する丸鋸状の根元切断刃35によって切断する際に、長
葱Nの散乱を防止するために、長葱Nを下方に押圧する
手段である。図7において示したように、固定手段Dの
一部として、前記駆動部18に回転駆動される駆動軸3
0を取付部材18aの側壁から突出させている。前記駆
動軸30に、駆動スプロケットギア31を固着し、駆動
チェーン32を噛合させている。
【0020】図1に示すように、駆動部18を収納して
いる取付部材18aにブラケット18cを固着し、この
ブラケット18cに、駆動軸30から距離dの位置に補
助スプロケットギア31aを回動自在なように枢着し、
エンドレス状の駆動チェーン32を噛合させる。図8に
示したように、前記駆動チェーン32には、複数のベー
ス32aが取り付けられ、該ベース32aにスポンジ状
の柔らかい弾性体から成る押圧片32bが固着されてい
る。尚、図8においてブラケット18cは、図面が煩瑣
になるため図示を省略してある。また、前記距離dは長
葱Nの5〜6本程度のものを目安として決定する。
【0021】ベース32aは、駆動チェーン32の一環
に対して固着されているので、ベース32aを取り付け
た駆動チェーン32の部分が駆動スプロケットギア31
を回動するときも格別の支障はない。尚、図1におい
て、図面が煩雑にならないようにするために、ベース3
2a,押圧片32bの図示を省略し、図8に詳細を示し
た。また、図8において詳細に示されている長葱Nの根
元切断用の根元切断刃35は、図示の如く三角刃状のも
の以外に、鋸歯状のものも極めて良好な切断を行うこと
ができる。
【0022】前記固定手段Dにおいて、長葱Nの位置ず
れを生じないようにするため、複数の押圧片32bによ
って受入部材12上に長葱Nを押しつけるようにしたも
のを示したが、この押圧片32bの如く小片に分割しな
くてもよい。即ち、長葱Nを受入部材12上において押
圧する場合、根元切断刃35が長葱Nに触れるよりも若
干早めに、即ち、図1にて図示した距離dだけ手前から
長葱Nを押圧して切断すると、ずれを生じないで正確に
切断することができる。従って、例えば駆動スプロケッ
トギア31と補助スプロケットギア31aとの距離dと
等しいスパンで長葱Nを押圧するから、受入部材12上
において長葱Nが根元切断刃35に到達するまでの間に
位置ずれを生じることを防止できる。
【0023】このため、駆動チェーン32の上に、スポ
ンジ状の柔らかい弾性体から成るエンドレスベルト状の
押圧片を固着しても、該ベルト状の押圧片が連続的に長
葱Nを受入部材12の上に柔らかく押圧する。このため
長葱Nを押圧しても傷が付かず、且つ、受入部材12に
載置された長葱Nに多少の位置ずれがあっても補正でき
る。
【0024】尚、押圧片を前記の如くベルト状に形成し
た場合、受入部材12を駆動するチェーン9,9の搬送
速度と駆動チェーン32の搬送速度とを同期せしめる必
要がある。このため、例えば回転軸3,3aにスプロケ
ットギア10,10とは異なるが歯数は等しい他のスプ
ロケットギアを固着する。前記他のスプロケットギアと
等しいスプロケットギアによって駆動チェーン32を駆
動するようにしてもよく、このようにすれば比較的容易
に受入部材12とベルト状の押圧部材との搬送速度を同
期せしめられる。
【0025】次に、図1及び図9によって、根元切断手
段Eについて説明する。同図において、根元切断手段E
は、基枠1に固設した台形又は箱形の取付部材33に駆
動部34を設け、図8に示した駆動軸34aに、円板の
周囲に鋸歯状の切断刃を形成した丸鋸状の根元切断刃3
5を取り付け、駆動部34が根元切断刃35を高速回転
駆動させ、長葱Nの根元を切断する。尚、前記切断刃は
チップソーを使用すると高い耐久性が得られる。
【0026】図9において、根元切断刃35は、図8に
示される駆動軸34aを介して駆動部34に回転せしめ
られる。前記駆動部34を収納している取付部材33を
支持している柱体35aは、摺動自在なように支持筒3
7に嵌合されている。そして、支持筒37に穿設したス
ロット36を介して、ネジ39aによって柱体35aと
結合し、前記スロット36によって根元切断刃35の高
さを適切に調節する。また、根元切断刃35の駆動軸3
4aの軸方向の位置調節は、支持筒38,支持部39の
嵌合によって行われる。尚、切断された根は図1で示し
たシュート40から機外に排出される。
【0027】次に、図1及び図10によって、長葱Nの
葉先を切断する葉先切断手段Fを説明する。葉先切断手
段Fは、根元を切断する際に、同時に長葱Nの葉先も所
定位置で切断し、長葱Nを全体として定寸に切断するも
のである。
【0028】図1において、長葱Nの葉先は、正面側か
らみて左側で切断する。そして、そちらの側の基枠1
に、駆動部取付部材42を設けている。前記駆動部45
を収納した駆動部取付部材42に取り付けた中空の支持
筒47に、葉先切断刃46を設けた支持部材48を貫挿
し、支持筒47のスロット47aにネジ49を締め付け
て基枠1側の支持筒47に固定し、スロット47aを介
して葉先切断刃46側の支持部材48を外側又は内側に
伸縮して位置を調節し、固定する。
【0029】長葱Nの葉先切断手段Fは、更に、図1乃
至図2及び図10に示す如く長葱ガイド50を設け、長
葱Nの葉先部分が乱れることなく整然と搬送されるよう
にしてある。前記長葱ガイド50は、金属または剛性の
合成樹脂の丸棒状材料若しくは角棒状或いはその他の断
面形状の材料からなり、上ガイド51,下ガイド52か
ら成っている。
【0030】上ガイド51,下ガイド52は二本ずつか
らなり、それぞれ葉先切断刃46を両側から挟むように
形成されている。前記上ガイド51,下ガイド52は、
先端部を湾曲せしめて導入部51a,52aを形成して
いる。即ち、それぞれ長葱Nが搬送されてくる側或いは
正面側の方向において、長葱Nの葉先部分を受け入れる
ように、長葱Nの上側及び下側に湾曲せしめて導入部5
1a,52aを形成している。
【0031】長葱Nが葉先切断刃46に搬送されること
によって、導入部51a,52aによって上下から押し
つけられ、長葱Nは整列した姿勢を保った状態で葉先切
断刃46に臨む。従って、長葱Nの葉先部分が葉先切断
刃46に接触しても、その回転の勢いによって撥ね飛ば
され、若しくは長葱Nの整列されている姿勢を乱される
ようなことが防止される。
【0032】また、長葱Nがある程度湾曲していても、
長葱ガイド50による挟持によってこの湾曲が真っ直ぐ
になるように修正される。従って、葉先の切断面も長葱
Nの茎に対して直角の方向に正確に切断される。以上の
如く、図9及び図10によって示したように、長葱Nの
根元を切り落とす根元切断刃35と、葉先を切り落とす
葉先切断刃46との間隔、即ち、図11に示したよう
に、長葱Nの切断寸法P,Pa,Pbを設定するには、
葉先を切り落とす葉先切断刃46の支持筒47に対し、
葉先切断刃46側の支持部材48を移動させてネジ49
を締め付けることにより行う。
【0033】尚、葉先切断刃46の如く、円板周縁部に
切断刃を形成した回転刃は、通常危険防止のためにワー
クと接触する部分以外の部分を防護カバー等で覆ってい
る。従って、前記葉先切断刃46においても防護カバー
等を設けるならば、この防護カバー等に長葱ガイド50
を取り付けることができる。その他、この発明は、この
発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで
き、そして、この発明が前記改変されたものに及ぶこと
は当然である。
【0034】
【発明の効果】以上の如き本発明によれば、長葱の根と
葉先を切断し、長葱を所望の長さに正確に、且つ、速や
かに切断加工することができる。即ち、長葱の切断部所
を、位置決め手段の位置決め部材と切断手段の根元切断
刃の間の寸法を計ってセットするから、長葱の茎元の最
適部分、即ち組織の密度が高く硬い部分も直角に切断で
き、且つ、葉先部分の長さも正確な寸法に切断できる。
従って、切断後、長葱の結束及び梱包中、外部に芯が飛
び出すようなこともなく、同時に葉も葉先切断刃によっ
て所定の寸法に切断できるので、長葱をして所望の長さ
に揃えて切断加工でき、手作業で切断していたときに比
べて顕著に省力化、及び生産性並びに品質の向上を達成
することができる。
【0035】また、本発明によれば、固定手段におい
て、根元切断刃に接触する前から受入部材に長葱を押圧
しているので、根元切断刃に触れる瞬間に長葱が位置を
ずらされるようなことがなく、確実に正確な長葱の切断
を行うことができる。更に、本発明によれば、長葱ガイ
ドを湾曲させた導入部を、その受入側に形成したから、
搬送される切断前の長葱の葉先側を纏めて切断すること
ができる。即ち、根元部分に比較すると、長葱の葉先部
分は内部が空洞であるため、嵩の割りには軽量であり、
また、折れやすく、曲がり癖が付きやすい。折れたり曲
がったりした状態で切断すると切断部分が曲がるから、
葉先を切断する前に整えることは重要である。
【0036】従って、曲がっている長葱の葉先部分を、
送り込み手段による搬送途上に、長葱ガイドの導入部に
よって自動的に整えるから、良品質の長葱を生産するこ
とができ、品質向上に寄与することが大であると共に、
長葱の葉先切断に際し、手で修正する作業が不要となる
ので、飛躍的に労力を削減し、生産性を向上せしめるこ
とができる。尚、前記切断部所とは、長葱定寸切断機に
おいて、長葱外周部に根元切断刃及び又は葉先切断刃が
接触し始める部所を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示す正面斜視図で
ある。
【図2】図1を反対側から見た背面斜視図である。
【図3】送り込み手段Aの背面斜視図である。
【図4】受入部材12とその取付状態を示す斜視図であ
る。
【図5】受入部材12のその他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図6】位置決め手段Bの斜視図である。
【図7】押し付け手段Cと固定手段Dを示す斜視図であ
る。
【図8】固定手段Dの構成と切断手段Eの詳細及び位置
決め手段B(止め板12b)の関係を示す側面図であ
る。
【図9】長葱Nの根元側を切断する根元切断刃35の取
付機構を示す斜視図である。
【図10】長葱Nの葉先側を切断する葉先切断刃46の
取付機構を示す斜視図である。
【図11】根元切断刃35と葉先切断刃45との間隔を
調節する説明図である。
【図12】固定手段Dと根元切断手段E,葉先切断手段
F及び位置決め手段Bの配置関係を示す平面図である。
【符号の説明】
A 送り込み手段 B 位置決め手段 C 押し付け手段 D 固定手段 E 根元切断手段 F 葉先切断手段 N 長葱 P 切断寸法 Pa 切断寸法 Pb 切断寸法 1 基枠 2,2a 軸受 3,3a 回転軸 4,4a スプロケットギア 5 チェーン 6 スプロケットギア 7 駆動部 8 チェーン 9 チェーン 10 スプロケットギア 11 スプロケットギア 12 受入部材 12a 押圧片受部 12b 止め板 12c 突起 13,13 案内部材 13a,13a 溝部 14 軸受 14a ネジ孔 15 移動駒 15a 摺動部 15b ネジ孔 16 ネジ棒 16a ハンドル 17 位置決め部材 18 駆動部 18a 取付部材 18b 支持筒 19 スプロケットギア 20 ナイロンブラシ 21 回転軸 22 スプロケットギア 23 チェーン 24 柱体 24a 上端曲折部 25 スロット 26 ネジ 27 支持筒 28 スロット 29 ネジ 30 駆動軸 31 駆動スプロケットギア 31a 補助スプロケットギア 32 駆動チェーン 32a ベース 32b 押圧片 33 取付部材 34 駆動部 34a 駆動軸 35 根元切断刃 36 スロット 37 支持筒 38 支持筒 39 支持部 39a ネジ 40 シュート 41 支持筒 42 駆動部取付部材 43 スロット 44 ネジ 45 駆動部 46 葉先切断刃 47 支持筒 47a スロット 48 支持部材 49 ネジ 50 長葱ガイド 51 上ガイド 51a 導入部 52 下ガイド 52a 導入部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼV字形断面の長葱の受入部材を取り
    付け、長葱を該長葱の径方向に搬送する送り込み手段
    と、 長葱の切断部所の入口側に設け、長葱の根元側において
    該長葱の長手方向の動きを抑止する位置決め手段と、 該位置決め手段に対し長葱の根を押し付ける押し付け手
    段と、 切断部所において長葱の根元部分を前記受入部材に押圧
    する固定手段と、 根元切断刃を備える長葱の根元切断手段と、 葉先切断刃を備える長葱の葉先切断手段とを備え、 前記固定手段は、搬送方向に対し、長葱の切断部所より
    所定距離だけ手前から長葱を受入部材に押圧し、前記葉
    先切断手段は、長葱の下部において葉先切断刃の両面を
    空間を隔てて挟む一組の下ガイドと、長葱の上部におい
    て葉先切断刃の両面を空間を隔てて挟む一組の上ガイド
    とを付設し、前記上ガイドと下ガイドはそれぞれ先端部
    を上部と下部に弯曲して形成せしめられていることを特
    徴とする長葱定寸切断機。
JP6188375A 1994-08-10 1994-08-10 長葱定寸切断機 Expired - Lifetime JP2832679B2 (ja)

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