JP2019000068A - 野菜調製機 - Google Patents

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Shinji Matsushima
真治 松嶋
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Abstract

【課題】作業者が有根野菜を挿入するときに位置合わせし易い野菜調製機を提供する。【解決手段】一端側に根Rを有する有根野菜Vを調製するための野菜調製機1である。有根野菜Vを上流側Uから下流側Dへ搬送するための搬送手段3と、搬送手段3上に置かれた有根野菜Vの位置を整列するための位置決め手段4とを含んでいる。搬送手段3は、有根野菜Vの根Rを位置決め手段4側に向けて収容可能であり、かつ、搬送方向Tに所定のピッチPで配された複数のトレイ9を有している。位置決め手段4は、有根野菜Vの根Rの付け根Rbに下方から当接可能な下当接部13aが形成された下ガイド13と、付け根Rbに上方から当接可能な上当接部14aが形成された上ガイド14とを有している。下ガイド13は、複数の下ガイド片13Aを含んでいる。各下ガイド片13Aは、各トレイ9毎に設けられ、かつ、各トレイ9と同調して搬送方向Tに移動する。【選択図】図1

Description

本発明は、一端側に根を有する有根野菜を調製するための野菜調製機に関する。
従来、一端側に根を有する有根野菜(例えば、ねぎ)を出荷するときに調製するための種々の野菜調製機が提案されている。例えば、下記特許文献1には、ねぎ等の有根野菜の根を切断するための野菜調製機が記載されている。
一般的に、有根野菜の根は、根の付け根の所定の位置で切断されることが望まれている。根の切断位置が根の先端側にずれると切断後に根が残り、有根野菜の商品価値が低下し、逆に、根の切断位置が有根野菜の茎側にずれると切断後に茎の切断面が露出し、鮮度と風味を大きく損なうおそれがあるためである。
特許文献1の野菜調製機は、有根野菜を搬送する搬送手段と、搬送手段上の有根野菜の位置を整列する位置決め手段と、搬送手段上の有根野菜の根を切断する切断手段とを有している。特許文献1の搬送手段は、移送コンベアと押圧コンベアとを含んでおり、位置決め手段は、上基準板と下基準板とを含んでいる。
このような特許文献1の野菜調製機は、作業者が移送コンベアに有根野菜を挿入するときに、上基準板と下基準板との間に有根野菜の付け根の位置を概略合わせて挿入する。そして、この野菜調製機は、有根野菜を挿入するときに有根野菜の付け根の位置が位置決め手段から多少ずれていても、上基準板と下基準板との間を搬送される間に有根野菜を整列し、有根野菜の根を所定の位置で切断することができる。
特開2002−233347号公報
しかしながら、上記特許文献1の野菜調製機は、作業者が有根野菜を挿入する位置が限定されていることから、有根野菜の付け根の位置が位置決め手段から大きくずれて挿入される場合があった。このような有根野菜は、位置決め手段によりその位置の修正が困難であり、その結果、有根野菜の根の切断位置がずれ、手作業による追加の切断作業が必要であるといった問題点があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、下ガイドが複数の下ガイド片を含むことを基本として、作業者が有根野菜を挿入するときに位置合わせし易い野菜調製機を提供することを主たる目的としている。
本発明は、一端側に根を有する有根野菜を調製するための野菜調製機であって、前記有根野菜を上流側から下流側へ搬送するための搬送手段と、前記搬送手段上に置かれた前記有根野菜の位置を整列するための位置決め手段とを含み、前記搬送手段は、前記有根野菜の前記根を前記位置決め手段側に向けて収容可能であり、かつ、搬送方向に所定のピッチで配された複数のトレイを有し、前記位置決め手段は、前記有根野菜の前記根の付け根に下方から当接可能な下当接部が形成された下ガイドと、前記付け根に上方から当接可能な上当接部が形成された上ガイドとを有し、前記下ガイドは、複数の下ガイド片を含み、前記各下ガイド片は、前記各トレイ毎に設けられ、かつ、前記各トレイと同調して搬送方向に移動することを特徴とする。
本発明に係る野菜調製機において、前記下当接部は、前記各下ガイド片毎にV字状に形成されるのが望ましい。
本発明に係る野菜調製機において、前記下当接部のV字状の頂点位置は、前記トレイの搬送方向の中心位置よりも上流側に位置するのが望ましい。
本発明に係る野菜調製機において、前記下当接部の前記有根野菜が収容される前記トレイの前記位置決め手段側の端面からの水平方向の第1距離は、前記上当接部の前記端面からの水平方向の第2距離よりも大きいのが望ましい。
本発明に係る野菜調製機において、前記各下ガイド片は、搬送方向の前方側に案内部を有するのが望ましい。
本発明に係る野菜調製機において、前記各トレイは、収容される前記有根野菜に沿って間隔をおいて配される複数のサブトレイを含むのが望ましい。
本発明に係る野菜調製機において、前記各サブトレイ間の前記間隔は、第1間隔と、前記第1間隔よりも大きい第2間隔とを含むのが望ましい。
本発明に係る野菜調製機において、前記有根野菜を所定の長さに切断する切断手段をさらに含み、前記切断手段は、前記付け根を切断する第1切断手段と、前記有根野菜の葉を切断する第2切断手段とを含み、前記第1切断手段は、第1切断刃を有し、前記第2切断手段は、第2切断刃と、前記第2切断刃の第1切断刃からの水平方向の距離を変更可能な位置変更機構とを有するのが望ましい。
本発明に係る野菜調製機において、前記切断手段は、前記有根野菜を前記搬送手段に押圧する押圧部をさらに含み、前記押圧部は、バネ鋼によって形成されるのが望ましい。
本発明の野菜調製機は、有根野菜を上流側から下流側へ搬送するための搬送手段と、前記搬送手段上に置かれた前記有根野菜の位置を整列するための位置決め手段とを含んでいる。このため、有根野菜は、搬送手段によって搬送されているときに、その位置が整列される。したがって、本発明の野菜調製機は、例えば、下流側で有根野菜の根が切断される場合に、有根野菜の根を所定の位置で切断することができる。
本発明の野菜調製機において、搬送手段は、有根野菜の根を位置決め手段側に向けて収容可能であり、かつ、搬送方向に所定のピッチで配された複数のトレイを有している。このため、搬送手段に挿入された有根野菜は、搬送方向に対して斜めになるおそれがない。したがって、本発明の野菜調製機は、例えば、下流側で有根野菜の根が切断される場合に、その切断面が斜めになるおそれがなく、有根野菜の商品価値を向上し得る。
本発明の野菜調製機において、位置決め手段は、有根野菜の根の付け根に下方から当接可能な下ガイドと、前記付け根に上方から当接可能な上ガイドとを有し、前記下ガイドは、複数の下ガイド片を含み、前記各下ガイド片は、前記各トレイ毎に設けられ、かつ、前記各トレイと同調して搬送方向に移動する。
このような位置決め手段は、作業者が搬送手段に有根野菜を挿入するときに、移動する下ガイド片に合わせるだけでよく、挿入可能位置が長いので、余裕を持って挿入することができる。このため、本発明の野菜調製機は、作業者による有根野菜の位置決め手段への概略の位置合わせが容易であり、その精度が向上し得る。してみれば、搬送される有根野菜は、位置決め手段によりその位置の修正が可能である。したがって、本発明の野菜調製機は、例えば、下流側で有根野菜の根が切断される場合に、有根野菜の根を所定の位置で切断することができる。
本発明の野菜調製機の一実施形態を示す斜視図である。 野菜調製機の平面図である。 搬送手段の側面図である。 トレイの平面図である。 位置決め手段の側面図である。 図5のA−A線の断面図である。 押圧部の側面図である。 第1切断手段の斜視図である。 第2切断手段の斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の野菜調製機1の一実施形態の斜視図であり、図2は、野菜調製機1の平面図である。図1及び図2に示されるように、本実施形態の野菜調製機1は、収穫されたときに一端側に根Rを有するねぎ等の有根野菜Vを調製するためのものである。
本実施形態の野菜調製機1は、基台2と、基台2に支持される搬送手段3と、搬送手段3上に置かれた有根野菜Vの位置を整列するための位置決め手段4と、有根野菜Vを所定の長さに切断する切断手段5とを含んでいる。
基台2は、4本の脚部2Aと、搬送手段3を保護するための複数の基台カバー2Bとを含んでいるのが望ましい。脚部2Aは、例えば、アルミフレームによりが形成されている。各脚部2Aは、その下端にストッパー付きのキャスター(図示省略)を有していてもよい。基台2は、さらに折りたたみ式の作業台2Cを含んでいるのが望ましい。このような野菜調製機1は、作業スペースFに載置され、作業台2Cに調製するための有根野菜Vを置くことができる。なお、作業スペースFは、全体が水平な平面であるのが望ましい。
本実施形態の基台2には、搬送手段3の作動、停止を制御する制御盤6が設けられている。制御盤6は、搬送手段3の搬送速度を変更自在に制御可能であるのが望ましい。制御盤6は、操作し易い位置、例えば、その上部位置に非常停止ボタン6Aを有するのが望ましい。本実施形態の非常停止ボタン6Aは、作業者が搬送手段3に有根野菜Vを挿入するときの作業位置の近傍にも配されている。このため、本実施形態の野菜調製機1は、作動時に問題が生じたとしても、作業者が近くの非常停止ボタン6Aを操作することによって、直ちに停止することができる。
本実施形態の搬送手段3は、有根野菜Vを上流側Uから下流側Dへ搬送するためものである。なお、本明細書では、搬送手段3の上流側Uから下流側Dへ向かう方向を搬送方向Tとする。また、水平方向のうち、搬送方向Tに直交する方向を幅方向Wとする。
図3は、搬送手段3の側面図である。図2及び図3に示されるように、本実施形態の搬送手段3は、一対の支点軸7と、両支点軸7間にわたって巻き付けられる2本のチェーン8と、両チェーン8間にわたって取り付けられる複数のトレイ9と、一方の支点軸7を回転駆動するための駆動モータ10とを有している。支点軸7は、上述の一対の支点軸7間にさらに別の支点軸7が追加されていてもよい。また、チェーン8としては、3本以上のチェーン8が巻き付けられていてもよい。
本実施形態の各支点軸7は、幅方向Wにのびている。各支点軸7は、2本のチェーン8がそれぞれ巻き付けられる一対のスプロケット7Aを有しているのが望ましい。このような搬送手段3は、2本のチェーン8の位相がずれるおそれがない。このため、2本のチェーン8間にわたって取り付けられるトレイ9は、その一部に外力が作用したとしても、搬送方向Tに対して斜めになるおそれがない。
支点軸7及びチェーン8は、基台2の複数の基台カバー2Bにより、保護されるのが望ましい。このような搬送手段3は、作業者が作動中の支点軸7及びチェーン8に接触するおそれがなく、作業者が安全に作業を行うことができる。
本実施形態のトレイ9は、有根野菜Vの根Rを幅方向Wの位置決め手段4側に向けて収容可能である。複数のトレイ9は、搬送方向Tに所定のピッチPで配されるのが望ましい。本実施形態の各トレイ9は、2本のチェーン8間にわたって取り付けられる板状のベーストレイ11と、各ベーストレイに固着される複数のサブトレイ12とを含んでいる。
本実施形態の各サブトレイ12は、ベーストレイ11に固着される側の底面12aと、底面12aの搬送方向Tの両側で、底面12aに対し垂直にのびる一対の側面12bとを有する。このようなサブトレイ12を含むトレイ9は、挿入された有根野菜Vの一部に、例えば、位置決め手段4との接触抵抗等の外力が作用されたとしても、有根野菜Vが搬送方向Tに対して斜めになるおそれがない。なお、本明細書では、トレイ9に関する寸法等は、側面12bを基準としている。
複数のサブトレイ12は、収容される有根野菜Vに沿って幅方向Wに間隔Sをおいて配されるのが望ましい。このような各サブトレイ12間の間隔Sには、詳細は後述するように切断手段5が挿入され得る。このため、トレイ9は、複数の間隔Sを有することで、切断手段5の位置を任意に変更することができる。
ここで、出荷される有根野菜Vの長さは、種類及び産地等に応じて、種々設定される。有根野菜Vの長さは、例えば、30cm、40cm、50cm、56cm、58cm、60cm及び70cmから適宜選択される。本実施形態のサブトレイ12は、切断手段5により有根野菜Vを上述の長さに切断できるように、複数の間隔Sが設けられている。
本実施形態の複数のサブトレイ12は、収容される有根野菜Vの根R側に配される少なくとも1つの第1サブトレイ12Aと、第1サブトレイ12Aに対し幅方向Wに基準間隔S0をおいて配される複数の第2サブトレイ12Bとを含んでいる。
図4は、トレイ9の平面図である。図4に示されるように、本実施形態のトレイ9の各サブトレイ12間の幅方向Wの間隔Sは、いずれも、基準間隔S0よりも小さい。サブトレイ12間の間隔Sは、例えば、第1間隔S1と、第1間隔S1よりも大きい第2間隔S2と、第1間隔S1よりも小さい第3間隔S3とを含んでいる。
このような第2間隔S2には、複数の切断手段5の固定位置を設定することができるので、有根野菜V(図2に示す)の切断長さを細かく(例えば、2cm毎に)調節することができる。このため、本実施形態の野菜調製機1は、求められる有根野菜Vの切断長さの設定が細かい位置に、第2間隔S2を設けることで、全ての有根野菜Vの切断長さに対応することができる。本実施形態では、1つの第2間隔S2を設けているが、必要に応じ、2つ以上の第2間隔S2が設けられてもよい。
なお、第3間隔S3は、第2間隔S2と対で設けることで、全体の有根野菜Vの切断長さを一定(例えば、10cm毎)の幅で設定することができる。第3間隔S3を設ける代わりに、第2間隔S2の両側の第1サブトレイ12Aの幅方向Wの長さを小さくしてもよい。
第1サブトレイ12Aの底面12aの搬送方向Tの長さL1は、第2サブトレイ12Bの底面12aの搬送方向Tの長さL2よりも小さいのが望ましい。このような第1サブトレイ12Aは、有根野菜Vの根Rの付け根Rb(図2に示す)付近に、例えば、位置決め手段4との接触抵抗等の外力が負荷されたとしても、有根野菜Vの姿勢をより正確に保つことができる。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の位置決め手段4は、有根野菜Vの根Rの付け根Rbに下方から当接可能な下ガイド13と、付け根Rbに上方から当接可能な上ガイド14とを有している。このような位置決め手段4は、有根野菜Vの付け根Rbを上下方向から挟持することで、有根野菜Vの付け根Rb付近の最も細い部分を保持するように、有根野菜Vを幅方向Wに移動させることができる。
図5は、位置決め手段4の側面図である。図5に示されるように、本実施形態の下ガイド13は、複数の下ガイド片13Aを含んでいる。各下ガイド片13Aは、各トレイ9毎に設けられ、かつ、各トレイ9と同調して搬送方向Tに移動するのが望ましい。このような下ガイド13は、作業者が搬送手段3に有根野菜Vを挿入するときに、移動する下ガイド片13Aに合わせるだけでよく、挿入可能位置が長いので、余裕を持って挿入することができる。
このため、本実施形態の野菜調製機1は、作業者による有根野菜Vの位置決め手段4への概略の位置合わせが容易であり、その精度が向上し得る。その結果、搬送される有根野菜Vは、位置決め手段4によりその位置の修正が可能である。したがって、本実施形態の野菜調製機1は、その下流側Dで有根野菜Vの根Rが切断手段5により切断される場合に、有根野菜Vの根Rを所定の位置で切断することができる。
本実施形態の下ガイド13には、付け根Rbに下方から当接する下当接部13aが形成されている。下当接部13aは、例えば、各下ガイド片13A毎にV字状に形成されている。下当接部13aは、その断面が平坦形状であるのが望ましい。このような下ガイド13は、作業者による搬送手段3への有根野菜Vの挿入が容易であり、また、有根野菜Vの搬送時に、有根野菜Vがトレイ9に対し搬送方向Tへ位置ずれすることを防止できる。
本実施形態の下当接部13aのV字状の頂点位置13bは、トレイ9の搬送方向Tの中心位置9aよりも上流側Uに位置している。このため、トレイ9に収容された有根野菜Vは、トレイ9の上流側Uの側面12bとの距離が小さく、有根野菜Vに搬送方向Tに対向する外力が作用したとしても、その姿勢が保持されやすい。
図6は、図5のA−A線の断面図である。図5及び図6に示されるように、下ガイド13の各下ガイド片13Aは、搬送方向Tの前方側に案内部13cを有するのが望ましい。案内部13cは、例えば、その搬送方向Tの前方側がトレイ9から離れる方向に傾斜している。このような案内部13cは、上ガイド14及び切断手段5と、搬送方向Tへ移動する下ガイド片13Aとの衝突を回避することができる。
上ガイド14は、基台2に対し、上下方向に移動自在に支持されるとともに、弾性体15により、下向きの外力が負荷されるのが望ましい。本実施形態の上ガイド14には、付け根Rbに上方から当接する上当接部14aが形成されている。上当接部14aは、その断面が平坦形状であるのが望ましい。このような上当接部14aは、上ガイド14が弾性体15により押圧されたとしても、有根野菜Vに食い込むおそれがない。
図5に示されるように、本実施形態では、上当接部14aの高さh2が、下ガイド片13Aの高さh1よりも大きい態様が例示されている。一方、搬送される有根野菜Vの大きさによっては、上当接部14aの高さh2は、下ガイド片13Aの高さh1よりも小さくてもよい。この場合であっても、下ガイド片13Aは案内部13cを有しているので、上ガイド14と下ガイド片13Aとの衝突を回避することができる。
図6に示されるように、下当接部13aの有根野菜Vが収容されるトレイ9の位置決め手段4側の端面9bからの水平方向の第1距離d1は、上当接部14aの端面9bからの水平方向の第2距離よりも大きいのが望ましい。このため、上当接部14aは、確実に有根野菜Vを下向きに押圧することができる。その結果、有根野菜Vは、V字状の下当接部13aと上当接部14aとの間で狭持され、その付け根Rb付近の最も細い部分を保持するように位置決めされるので、位置決め精度が向上され得る。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の切断手段5は、切断支持部16と、切断支持部16に取り付けられる複数の押圧部17と、有根野菜Vを切断する第1切断手段18及び第2切断手段19とを含んでいる。
切断支持部16は、例えば、基台2の上面に固定されている。本実施形態の切断支持部16は、開閉可能な切断上部カバー16Aと、幅方向W両側を覆う一対の切断側部カバー16Bとを有している。切断支持部16には、切断上部カバー16Aが開状態のときに、第1切断手段18及び第2切断手段19が作動しないように、安全機構20が設けられるのが望ましい。
このような切断上部カバー16A及び切断側部カバー16Bは、作業者が、作動する第1切断手段18及び第2切断手段19に接触するおそれがないとともに、切断上部カバー16Aを開状態とすることで第1切断手段18及び第2切断手段19のメンテナンス等を容易に行うことができる。
切断支持部16は、さらに、複数の押圧部17を摺動自在に支持する第1摺動軸16Cと、第2切断手段19を摺動自在に支持する第2摺動軸16Dと、第2切断手段19の位置を固定するための固定軸16Eとを有している。
複数の押圧部17は、有根野菜Vを搬送手段3に押圧するためのものである。各押圧部17は、幅方向Wの位置を変更可能に切断支持部16の第1摺動軸16Cに支持されている。押圧部17は、サブトレイ12間の間隔Sに位置するように、その位置を変更されるのが望ましい。このような押圧部17は、サブトレイ12の側面12bに接触することがないので、有根野菜Vをスムーズに押圧することができる。
本実施形態の押圧部17は、位置決め手段4側に位置する第1押圧部17Aと、位置決め手段4の反対側に位置する第2押圧部17Bと、第1押圧部17Aと第2押圧部17Bとの間に位置する第3押圧部17Cとを含んでいる。
第1押圧部17Aは、位置決め手段4とともに、有根野菜Vを、第1切断手段18の幅方向Wの両側で固定している。後述するように、第1切断手段18は、幅方向Wの位置が変更されないため、第1押圧部17Aは、その位置を変更する必要がない。
第2押圧部17Bと第3押圧部17Cとは、有根野菜Vを、第2切断手段19の幅方向Wの両側で固定している。後述するように、第2切断手段19は、切断される有根野菜Vに応じて幅方向Wの位置が変更されるため、第2押圧部17B及び第3押圧部17Cは、その位置を変更する必要がある。
第2押圧部17Bは、第2切断手段19の位置決め手段4の反対側に、サブトレイ12を1つ挟んで配されるように変更されるのが望ましい。第3押圧部17Cは、第2切断手段19の位置決め手段4側に、サブトレイ12を1つ挟んで配されるように変更されるのが望ましい。
図7は、押圧部17の側面図である。図7に示されるように、各押圧部17は、例えば、バネ鋼によって形成されている。このような押圧部17は、耐久性に優れるとともに、有根野菜Vを適切な強さで押圧するのに適している。
また、押圧部17は、位置変更機構17Dを有しているのが望ましい。位置変更機構17Dは、例えば、押圧部17を第1摺動軸16Cに沿って摺動させるときに、ロックを解除するとともに、押圧部17の位置を変更した後に、その位置を保持する。このような位置変更機構17Dは、押圧部17のスムーズな位置変更と、確実な位置保持とを両立することができる。
図1及び図2に示されるように、第1切断手段18は、有根野菜Vの付け根Rbを切断するためのものである。本実施形態では、有根野菜Vの付け根Rbは、位置決め手段4により幅方向Wの位置が整列されているため、第1切断手段18は、幅方向Wの位置を変更する必要がない。すなわち、本実施形態の野菜調製機1は、第1切断手段18の位置を固定した状態で、有根野菜Vの根Rを所定の位置で切断することができる。
第1切断手段18は、位置決め手段4と第1押圧部17Aとの間に配されるのが望ましい。このような第1切断手段18は、有根野菜Vを切断するときに、有根野菜Vが位置決め手段4と第1押圧部17Aとにより固定されているので、有根野菜Vに切断抵抗等の外力が作用したとしても、有根野菜Vの姿勢が変化するおそれがない。このため、本実施形態の野菜調製機1は、有根野菜Vの平坦な切断面を形成することができるとともに、その切断面が斜めになるおそれがない。
図8は、第1切断手段18の斜視図である。図8に示されるように、第1切断手段18は、例えば、第1切断刃18Aと、第1切断刃18Aを回転自在な第1モータ18Bとを有している。第1切断刃18Aは、搬送手段3(図1に示す)の作動に合わせて回転させるのが望ましい。
図1及び図2に示されるように、第2切断手段19は、有根野菜Vの葉VFを切断するためのものである。有根野菜Vの葉VFは、出荷される有根野菜Vの長さの設定に応じて、その切断位置が変更される。このため、第2切断手段19は、切断される有根野菜Vの長さに応じて、その位置が変更されるのが望ましい。
第2切断手段19は、第2押圧部17Bと第3押圧部17Cとの間に配されるのが望ましい。このため、有根野菜Vは、第2切断手段19で切断されるときに、第2押圧部17Bと第3押圧部17Cとにより固定されているので、切断抵抗等の外力が作用したとしても姿勢が変化するおそれがない。また、第2押圧部17B及び第3押圧部17Cは、第2切断手段19とともにその幅方向Wの位置を変更することができるので、第2切断手段19の位置が変更されても、有根野菜Vを第2押圧部17Bと第3押圧部17Cとにより固定することができる。
図9は、第2切断手段19の斜視図である。図9に示されるように、第2切断手段19は、第2切断刃19Aと、第2切断刃19Aを回転可能な第2モータ19Bと、第2切断刃19Aの第1切断刃18Aからの水平方向の距離を変更可能な位置変更機構19Cとを有している。
本実施形態の第2切断手段19は、位置変更機構19Cのロックを解除し、位置変更機構19C側を持ち上げること(図1参照)で、第2摺動軸16Dに沿ってスムーズに摺動させることができる。また、位置変更機構19Cは、第2切断手段19の位置を変更した後に、その位置を確実に保持することができる。
図2に示されるように、本実施形態の野菜調製機1は、さらに、搬送手段3の下流側Dに、有根野菜Vの排出手段21を有している。排出手段21は、位置変更可能な仕切板21Aを含むのが望ましい。このような排出手段21は、仕切板21Aにより、切断された有根野菜Vの出荷部分と廃棄部分とに分別することができる。また、仕切板21Aは、第2切断手段19の幅方向Wの位置に合わせて、その位置が変更されるのが望ましい。
以上、本発明の実施形態について、詳述したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施し得るのは言うまでもない。
1 野菜調製機
3 搬送手段
4 位置決め手段
9 トレイ
13 下ガイド
13a 下当接部
13A 下ガイド片
14 上ガイド
14a 上当接部
V 有根野菜
R 根
Rb 付け根

Claims (9)

  1. 一端側に根を有する有根野菜を調製するための野菜調製機であって、
    前記有根野菜を上流側から下流側へ搬送するための搬送手段と、前記搬送手段上に置かれた前記有根野菜の位置を整列するための位置決め手段とを含み、
    前記搬送手段は、前記有根野菜の前記根を前記位置決め手段側に向けて収容可能であり、かつ、搬送方向に所定のピッチで配された複数のトレイを有し、
    前記位置決め手段は、前記有根野菜の前記根の付け根に下方から当接可能な下当接部が形成された下ガイドと、前記付け根に上方から当接可能な上当接部が形成された上ガイドとを有し、
    前記下ガイドは、複数の下ガイド片を含み、
    前記各下ガイド片は、前記各トレイ毎に設けられ、かつ、前記各トレイと同調して搬送方向に移動する野菜調製機。
  2. 前記下当接部は、前記各下ガイド片毎にV字状に形成される請求項1に記載の野菜調製機。
  3. 前記下当接部のV字状の頂点位置は、前記トレイの搬送方向の中心位置よりも上流側に位置する請求項2に記載の野菜調製機。
  4. 前記下当接部の前記有根野菜が収容される前記トレイの前記位置決め手段側の端面からの水平方向の第1距離は、前記上当接部の前記端面からの水平方向の第2距離よりも大きい請求項1〜3のいずれかに記載の野菜調製機。
  5. 前記各下ガイド片は、搬送方向の前方側に案内部を有する請求項1〜4のいずれかに記載の野菜調製機。
  6. 前記各トレイは、収容される前記有根野菜に沿って間隔をおいて配される複数のサブトレイを含む請求項1〜5のいずれかに記載の野菜調製機。
  7. 前記各サブトレイ間の前記間隔は、第1間隔と、前記第1間隔よりも大きい第2間隔とを含む請求項6に記載の野菜調製機。
  8. 前記有根野菜を所定の長さに切断する切断手段をさらに含み、
    前記切断手段は、前記付け根を切断する第1切断手段と、前記有根野菜の葉を切断する第2切断手段とを含み、
    前記第1切断手段は、第1切断刃を有し、
    前記第2切断手段は、第2切断刃と、前記第2切断刃の第1切断刃からの水平方向の距離を変更可能な位置変更機構とを有する請求項1〜7のいずれかに記載の野菜調製機。
  9. 前記切断手段は、前記有根野菜を前記搬送手段に押圧する押圧部をさらに含み、
    前記押圧部は、バネ鋼によって形成される請求項8に記載の野菜調製機。
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