JP2830983B2 - 電気自動車のブレーカーボックス周シール構造 - Google Patents

電気自動車のブレーカーボックス周シール構造

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JP2830983B2 JP13489793A JP13489793A JP2830983B2 JP 2830983 B2 JP2830983 B2 JP 2830983B2 JP 13489793 A JP13489793 A JP 13489793A JP 13489793 A JP13489793 A JP 13489793A JP 2830983 B2 JP2830983 B2 JP 2830983B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリーで走行する
電気自動車のブレーカーボックス周のシール構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は電気自動車の模式的説明図で、5
1は車体で、前後、左右に車輪52…を備え、車室53
内には前後にシート54…を設け、床下にバッテリーボ
ックス55が配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バッテリー
ボックスにはブレーカーを内装したブレーカーボックス
が付設されるが、図5のようにブレーカーボックス56
はブレーカー57のオン、オフ操作上、少なくとも蓋体
部分58を車室内の床59上に露出させて、車室内から
操作可能とすることが好ましく、従って、床59に開口
部60を設けざるを得ず、この部分をシールする必要が
ある。ブレーカーには高電圧が作用するため、水分や湿
気、塵埃、特に水分の侵入を極端に嫌い、開口部60の
シールには高度性、確実性が要求される。
【0004】図5は開口部60のシール構造の一般的な
ものを示し、床開口部周裏面と、バッテリー61を内装
したバッテリーボックス55のシール面62間に中空O
リング状のシール部材63を介設した例を示している
が、この例によると、シール構造はいわゆる一重シール
構造であるから、シール性の高いものが得られ難く、又
シール部材の劣化等に対応することができない。図6は
他のシール構造の例で、トランクリッド64の例を示
し、中空リップ65にラビリンス突起を備えるも、基本
的に一重シール構造であるからシール面積、面圧を稼ぐ
ことができず、ブレーカーボックスのように、高度に水
密性を要する部分には採用し難い。
【0005】本発明は、かかる課題を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、簡素な構造で、ブレー
カーボックスと車体床開口部との間を、極めて高いシー
ル性をもってシールすることができるようにした電気自
動車のブレーカーボックス周シール構造を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、請求項1では、車室内の床下にバッテリー
ボックスを配設した電気自動車において、バッテリーボ
ックスにブレーカー、電装品の制御手段等を内装したブ
レーカーボックスを付設し、該ブレーカーボックスの少
なくとも一部を床パネルに設けた開口部から車室側に臨
ませ、ブレーカーボックスの周には、断面が略Z字形
で、内側シール面、外側シール面を備えるシールフラン
ジを設け、シールフランジの内側、外側のシール面は上
下に配置し、車体の開口部周裏面には、前記ブレーカー
ボックスの外周に設けたシールフランジの前記内側シー
ル面、及び前記外側シール面の夫々と当接する内側の
ール面、及び外側のシール面を有するシール部材を設け
た。請求項2では、請求項1において、ブレーカーボッ
クスに設けた断面略Z字型のシールフランジの内側
シール面は下位であり、外側シール面は高位であり、
側シール面が内側シール面よりもシール部材を強く圧縮
するように構成した
【0007】
【作用】上記手段によれば、シール面は内外、上下に離
間した部分で構成され、シール面が二重となり、又開口
部の内外にシール面が離間しているので、シール面積、
シール面圧(密着力)でシール性を大幅に向上させるこ
とができる。又、二重シールの内の外側シールを強める
ことで、シール性を強化する。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付した図面に従
って詳述する。図1は本発明の要旨にかかるシール構造
を示し、バッテリーボックス、ブレーカーボックス、床
開口部、シール部を示す要部の縦断側面図、図2は上記
シール部の拡大図で、分離状態の図である。
【0009】図1において1は前後方向に長いバッテリ
ーボックスで、内部にはバッテリー2…が収納、保持さ
れている。バッテリーボックス1の上片1aの一部に
は、開口部1bが形成され、開口部1bにはブレーカー
ボックス3の下半部3aが遊合され、下半部3aは、開
口部1bからバッテリーボックス1の上部に垂下される
ように収容されている。
【0010】ブレーカーブボックス3内には、上端部に
ブレーカースイッチ4を備えるブレーカー5、電装品の
制御手段6等が収容され、これ等は下半部3aの底部上
に設置されている。ブレーカーブックス3の外周には、
外側に延出するシールフランジ7が一体に囲橈するよう
に延設され、シールフランジ7は断面が略Z字型をな
し、内方部7aは上下面がフラットで、下面7bがバッ
テリーボックス1の開口部1b上面周に当接し、内方部
7a先端部が上方に起立して起立部7cを形成し、起立
部7c上端部が外方に折曲して折曲部7dを形成し、折
曲部7d上に上位の外側シール面8を、又内方部7aの
内方側上面で低位の内側シール面9を構成する。
【0011】以上のブレーカーボックス3周のシールフ
ランジ7はバッテリーボックス1の開口部1b周辺部上
に内方部7a下面が当接して接着等して固定され、ブレ
ーカーボックス3の上半部3bは上方に突出し、電気自
動車の床パネル11から車室側に突出する。ブレーカー
ボックス3の上方突出部の周壁の一部にはヒンジ部3c
を形成し、ヒンジ部3cから上を開閉自在な蓋体3dと
し、ヒンジ部3cの反対側に小フランジ部3eを設け
て、これを下方に設けた受け部3fにネジ10で止着
し、ネジ10を外して蓋体3dを開蓋するように構成し
た。
【0012】一方、電気自動車の床パネル11には開口
部12を設け、開口部12は、上記シールフランジ7の
内方部7aを囲む大きさとする。開口部12の周辺部は
断面が略逆凹型をなし、詳しくは床パネル一般面11a
から上方に起立した起立部11b、これの上端部から内
方に延設されたトップ部11c、これの内端部から下方
に折曲垂下した垂下部11d、これの下端部から内方に
折曲された先端部11eを備える。
【0013】以上の開口部12周辺部裏面、即ち先端部
11e、垂下部11d、トップ部11c下面は上記の結
果、断面が略Z字型をなし、これ等の下面に倣うように
断面略Z字型のシール部材13を接着等で貼設する。シ
ール部材13は、下面に低位の内方シール面14と、外
方、且つ上方に離間した外方上位の外方シール面15が
形成される。床パネル11の開口部12の構造、シール
フランジ7の構造、シール部材13の構造、形状は図2
でより明確に理解することができる。
【0014】以上において、ブレーカーボックス3を取
り付けたバッテリーボックス1を、図2の状態から床パ
ネル11の開口部12にブレーカーボックス3が遊合す
るように上昇させ、バッテリーボックス1を車体側に取
り付ける。この際、シールフランジ7の高位の外側シー
ル面8がシール部材13の高位の外方シール面15に当
接してシールする。この場合、起立部7cの高さを若干
大きくすることで、シールフランジ7の外側シール面8
がシール部材13の対向する外方シール面15に凹状に
食込み、図3のように締付力が大きくなり、高いシール
性が得られる。
【0015】一方、シール部材13の低位の内方シール
面14はシールフランジ7の低位の内側シール面9に当
接してシール機能を発揮する。
【0016】更に、図3に示すとおりに外側シール面8
と外方シール面15とで形成される外側シールが、内側
シール面9と内方シール面14とで形成される内側シー
ルより強化されたことを特徴とする。強化するとは外側
シールにおけるシール部材13をより強く圧縮すること
をいう。外側シールを強化することで外部からの水やご
みの侵入を防ぎ、内側シールは外側シールを越えて侵入
した僅かのものを防ぐだけでよい。このことから内側シ
ールの構成が容易になる。なお、外側シールを強めるこ
とで床パネル11の開口部12裏面周に強い力が働く。
しかし、開口部12周が起立部11b,トップ部11c
及び垂下部11dにて逆チャンネル状に形成されている
ので、強度、剛性が充分に確保されている。したがっ
て、大きな締付力で二重にシールされ、極めて高いシー
ル性が得られ、水分の侵入を確実に遮断することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上で明らかなように本発明によれば、
請求項1では、車室内の床下にバッテリーボックスを配
設した電気自動車において、バッテリーボックスにブレ
ーカー、電装品の制御手段等を内装したブレーカーボッ
クスを付設し、該ブレーカーボックスの少なくとも一部
を床パネルに設けた開口部から車室側に臨ませ、ブレー
カーボックスの周には、断面が略Z字形で、内側シー
ル面、外側シール面を備えるシールフランジを設け、内
側、外側のシール面は上下に配置し、車体の開口部周裏
面には、前記ブレーカーボックスの外周に設けたシール
フランジの内側シール面、及び外側シール面の夫々と当
接する内側のシール面、及び外側のシール面を有するシ
ール部材を設けたので、水分に侵入を嫌うブレーカーボ
ックスと電気自動車の床との間のシールを、断面がZ字
型の構造、シール部材との締着で、内外二重にシールす
ることができ、シール性が確実となり、特に内外、高低
差を設けてシールし、締付力を大きくすることができる
ようにしたので、水分の侵入を高度に、確実に遮断して
高度のシール性を得ることができる。
【0018】請求項2では、請求項1において、ブレー
カーボックス外周に設けた断面略Z字型のシールフラン
ジの内側シール面は下位であり、外側シール面は高位で
あり、外側シール面が内側シール面よりもシール部材を
強く圧縮するように構成したので、外側シールを強化す
ることとなり、外部からの水やごみの侵入を防ぎ、低位
内側シールは高位の外側シールを越えて侵入した僅か
のものを防ぐだけでよい。このことから内側シールの構
成が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨にかかるシール構造を示し、バッ
テリーボックス、ブレーカーボックス、床開口部、シー
ル部を示す要部の縦断側面図
【図2】上記シール部の拡大図で、分離状態の図
【図3】上記図2の組付状態の図
【図4】電気自動車の模式的説明図
【図5】シール構造の従来例の図
【図6】シール構造の他の従来例の図
【符号の説明】
1…バッテリーボックス、 3…ブレーカーボックス、
5…ブレーカー、6…制御手段、 7…Z字型のシー
ルフランジ、 8,9…外側・内側シール面、 11…
床パネル、 12開口部、 13…シール部材、 1
4,15…内方・外方シール面。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の床下にバッテリーボックスを配
    設した電気自動車において、 記バッテリーボックスにブレーカー、電装品の制御手
    段等を内装したブレーカーボックスを付設し、該ブレー
    カーボックスの少なくとも一部を床パネルに設けた開口
    部から車室側に臨ませ、 記ブレーカーボックスの周には、断面が略Z字形
    で、内側シール面、外側シール面を備えるシールフラン
    ジを設け、 前記シールフランジの内側、外側のシール面は上下に配
    置し、 記車体の開口部周裏面には、前記ブレーカーボックス
    の外周に設けたシールフランジの前記内側シール面、及
    び前記外側シール面の夫々と当接する内側のシール面
    及び外側のシール面を有するシール部材を設けた、 ことを特徴とする電気自動車のブレーカーボックス周シ
    ール構造。
  2. 【請求項2】 前記ブレーカーボックスに設けた断
    面略Z字型のシールフランジの内側シール面は下位であ
    り、外側シール面は高位であり、外側シール面が内側シ
    ール面よりもシール部材を強く圧縮するように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の電気自動車のブレーカ
    ーボックス周シール構造。
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