JP2830814B2 - 窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成長方法、及び半導体レーザの製造方法 - Google Patents
窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成長方法、及び半導体レーザの製造方法Info
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Description
合物半導体の結晶成長方法、及び半導体レーザの製造方
法に関する。
に比ベて六方晶が安定であり、従来は主としてサファイ
ア基板上の結晶成長が試みられてきた。サファイアc面
((0,0,0,1)面)上の窒化ガリウム系化合物半
導体を用いることによって発光ダイオードも実現されて
いる。図11は、従来技術による発光ダイオードの構造
を示す(例えば、S.Nakamura,Applid Physics Letters,
64,No.13,1687〜1689(1994))。この発光ダイオードの
結晶部は、サファイア基板(55)のc面上のGaNバ
ッファ層(56)と、Siドープn型GaN層(5
7)、Siドープn型AlGaN層(58)、InGa
N活性層(59)、Mgドープp型AlGaN層(6
0)、Mgドープp型GaN層(61)から成る。この
p型GaN層(61)上にはp電極(62)が形成され
る。また、p型GaN層(61)からn型GaN層(5
7)にわたってドライエッチングが施され、n型GaN
層(57)上にn電極(63)が形成されている。この
ような発光ダイオードからの出力光(64)はp型Ga
N層(61)を通して上方に取り出される。
成長層の平滑性に問題があることから、サファイアA面
((1,1,−2,0)面)を用いた結晶成長(特開昭
63−188938号公報)、サファイアA面を0.5
〜2度オフした基板を用いた結晶成長(特開平7−l3
1068号公報)、サファイアM面((0,1,−1,
0)面)を用いた結晶成長(特開平2−211620号
公報)、サファイアR面((1,−1,0,2)面)を
用いた結晶成長(特開平6−29574号公報)が試み
られ、いずれもサファイアc面に比ベて成長層の平滑性
が向上するとしている。その理由は、これらの基板面が
サファイアc面よりも高次の面であるため、基板面内の
結晶成長速度が大きくなり、その結果、基板面内での原
子のマイグレーションが増強されるためであると解釈さ
れている。
は、基板面が(1,1,1)面のときは六方晶の窒化ガ
リウムが、基板面が(0,0,1)面のときは立方晶の
窒化ガリウムが成長しやすいことが知られている。例え
ば、(0,0,1)面GaAs基板上の立方晶窒化ガリ
ウムの成長が報告されている(J.N.Kuznia他,AppliedPh
ysics Letters,65,No19,2407〜2409(1994)等)。立方晶
結晶は容易にへき開できることから、半導体レーザのミ
ラ−面の形成などのデバイス加工にとって有利であると
いうメリットがある。
導体を用いて発光ダイオードを作製するためには、必要
なデバイス領域を残してその他の部分をエッチング除去
する必要がある。その際、窒化ガリウム系化合物半導体
では有効なウエットエッチャントが無いため、主にドラ
イエッチングが用いられている。例えば、前述の発光ダ
イオードではn電極(63)を形成するためにドライエ
ッチングを行っている。
ス領域を形成するには、基板面の一部の領域に選択的に
結晶成長させる方法がとられる。この方法については、
サファイアc面上にSiO2マスクを形成した窒化ガリ
ウム選択結晶成長の実験が報告されている(Y.Kato他、
Journal of Crystal Growth,l44,133〜140(1994)等)。
図12に、このような従来の選択結晶成長を行った場合
に形成される窒化ガリウム層の形状を示す。図12
(a)は結晶成長初期における窒化ガリウムの形状を表
し、図12(b)は充分な成長時間の後の窒化ガリウム
の形状を表す。サファイア基板(65)のc面上にSi
O2等からなるマスク(66)を設けて窒化ガリウムを
結晶成長させると、成長初期には図12(a)のように
三角形状のGaN層(67)が不均一に形成される。そ
の際、GaN層の側面(68、69)は(1,−1,
0,1)面となりファセットが形成され、これは(1,
−1,0,1)面に垂直方向の結晶成長速度が遅いこと
を示している。長時間成長を継続すると、図12(a)
に示した三角形状のGaN層(67)が大きくなり、さ
らに隣り合う三角形状のGaN層と結合して、図12
(b)に示すように、より大きな三角形状のGaN層
(70)が形成される。その際も、GaN層(70)の
側面(71、72)は(1,−1,0,1)面となる。
これも(1,−1,0,1)面に垂直方向の結晶成長速
度が遅いことを示している。
平滑性の向上のためにサファイア非c面上に形成された
窒化ガリウム系化合物半導体は、サファイアc面上のも
のより結晶性に劣っている。
化ガリウムは、立方晶よりも六方晶のものが比較的よい
が、これらの結晶成長層は、いまだにその結晶性や平滑
性がサファイアc面上に形成された窒化ガリウム結晶層
に及ばないのが現状である。これは、立方晶結晶基板上
の窒化ガリウム成長では、六方晶と立方晶が混在しやす
く、しかもその結晶方位が様々な方向を向くためであ
る。
晶成長においては、サフアイアc面内での結晶成長が不
均一であり、成長時間を増していくと(1,−1,0,
1)面で囲まれた先端のとがった形状になる(図12参
照)。この形状では電極形成に必要な平滑面が得られ
ず、また結晶内には多くの積層欠陥が残留する。従っ
て、このような方法で得られる結晶は発光デバイスや電
子デバイス等に適していない。
や結晶配向性に優れ、積層欠陥が少なく、さらに加工性
に富む窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成長方法、及
び半導体レーザの製造方法を提供することである。
的を達成するために種々の検討を重ねた結果、本発明を
完成した。
窒化ガリウム系化合物半導体を形成する結晶成長方法で
あって、前記結晶基板の表面が、該結晶基板の(1,−
1,0,1)面方位と等価な面方位からの傾斜角が5度
以内の面方位を有することを特徴とする窒化ガリウム系
化合物半導体の結晶成長方法に関する。
って、六方晶結晶基板上に六方晶窒化ガリウム系化合物
半導体を位置選択的に形成する結晶成長方法であって、
前記結晶基板の表面が、該結晶基板の(1,−1,0,
1)面方位と等価な面方位からの傾斜角が5度以内の面
方位を有することを特徴とする窒化ガリウム系化合物半
導体の結晶成長方法に関する。
の<1,1,−2,0>方向にストライプ状に形成する
第2の発明の窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成長方
法に関する。
ァ層を設けて六方晶窒化ガリウム系化合物半導体を形成
する第1、第2又は第3の発明の窒化ガリウム系化合物
半導体の結晶成長方法に関する。
窒化ガリウム系化合物半導体を形成する結晶成長方法で
あって、前記結晶基板の表面が、該結晶基板の(−5,
7,−5)、(5,7,−5)、(1,11,11)、
(−5,−5,7)、(5,−5,7)、(−11,
1,−11)、(11,1,−11)、(7,5,
5)、(−11,−11,1)又は(11,−11,
1)面方位と等価な面方位からの傾斜角が5度以内の面
方位を有することを特徴とする窒化ガリウム系化合物半
導体の結晶成長方法に関する。
って、立方晶結晶基板上に六方晶窒化ガリウム系化合物
半導体を位置選択的に形成する結晶成長方法であって、
前記結晶基板の表面が、該結晶基板の(−5,7,−
5)、(5,7,−5)、(1,11,11)、(−
5,−5,7)、(5,−5,7)、(−11,1,−
11)、(11,1,−11)、(7,5,5)、(−
11,−11,1)又は(11,−11,1)面方位と
等価な面方位からの傾斜角が5度以内の面方位を有する
ことを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成
長方法に関する。
の<1,1,0>又は<1,−1,0>方向にストライ
プ状に形成する第6の発明の窒化ガリウム系化合物半導
体の結晶成長方法に関する。
ァ層を設けて六方晶窒化ガリウム系化合物半導体を形成
する第5、第6又は第7の発明の窒化ガリウム系化合物
半導体の結晶成長方法に関する。
リウム系化合物半導体の多層膜を形成する結晶成長工程
を含む半導体レーザの製造方法であって、前記結晶成長
工程が、活性層を含むダブルヘテロ構造の結晶を形成す
る第1の結晶成長工程と、マスクを形成することによっ
て前記ダブルヘテロ構造の結晶表面に六方晶窒化ガリウ
ム系化合物半導体を位置選択的に形成する第2の結晶成
長工程とを含み、且つ前記結晶基板表面が、該結晶基板
の(1,−1,0,1)面方位と等価な面方位からの傾
斜角が5度以内の面方位を有することを特徴とする半導
体レーザの製造方法に関する。
板の<1,1,−2,0>方向にストライプ状に形成す
る第9の発明の半導体レーザの製造方法に関する。
ファ層を設けて窒化ガリウム系化合物半導体の多層膜を
形成する結晶成長工程を含む第9又は第10の発明の半
導体レーザの製造方法に関する。
ガリウム系化合物半導体の多層膜を形成する結晶成長工
程を含む半導体レーザの製造方法であって、前記結晶成
長工程が、活性層を含むダブルヘテロ構造の結晶を形成
する第1の結晶成長工程と、マスクを形成することによ
って前記ダブルヘテロ構造の結晶表面に六方晶窒化ガリ
ウム系化合物半導体を位置選択的に形成する第2の結晶
成長工程とを含み、且つ前記結晶基板表面が、該結晶基
板の(−5,7,−5)、(5,7,−5)、(1,1
1,11)、(−5,−5,7)、(5,−5,7)、
(−11,1,−11)、(11,1,−11)、
(7,5,5)、(−11,−11,1)又は(11,
−11,1)面方位と等価な面方位からの傾斜角が5度
以内の面方位を有することを特徴とする半導体レーザの
製造方法に関する。
板の<1,1,0>又は<1,−1,0>方向にストラ
イプ状に形成する第12の発明の半導体レーザの製造方
法に関する。
ファ層を設けて窒化ガリウム系化合物半導体の多層膜を
形成する結晶成長工程を含む第12又は第13の発明の
半導体レーザの製造方法に関する。
に説明する。
1)により形成された窒化ガリウム(GaN)系化合物
半導体の説明図である。
えば、(1,−1,0,1)面を表面とするサファイア
基板(1)上に、500℃でGaNバッファ層(2)を
結晶成長させ、この上に1000℃でGaN層(3)を
結晶成長させて形成する。GaN層(3)は、サファイ
ア基板(1)のc軸方向にc軸が向いた六方晶結晶とな
る。
1,0,1)面方位のサファイア基板(1)上に結晶成
長させたGaNバッファ層(2)は、主にサファイア基
板(1)のc軸方向にc軸配向した多結晶状の六方晶G
aNになる。六方晶GaNの(1,−1,0,1)面に
垂直方向の結晶成長速度は遅く、この面内での原子のマ
イグレーションが増強されるために、GaNバッファ層
(2)は、サファイア基板(1)のc軸方向ヘのc軸配
向性がサファイア基板のc面の場合よりも向上する。こ
のGaNバッファ層(2)上に結晶成長するGaN層
(3)は、基板(1)のc軸方向にc軸配向した六方晶
結晶になり、サファイア基板(1)面に平行に(1,−
1,0,1)面が形成される。この場合も、(1,−
1,0,1)面に垂直方向の成長速度は遅く、この面内
での原子のマイグレーションが増強されるために、基板
面に平行方向の面で平滑であり且つc軸配向方向のそろ
った六方晶GaN層が形成できる。GaNバッファ層
(2)自体のc軸配向性がよいために、GaN層(3)
の平担性およびc軸配向性は優れ、積層欠陥の少ないも
のになる。平滑な結晶が得られることは量子井戸構造の
形成にとって極めて重要である。本発明の方法は、サフ
ァイア基板の場合に限らず、六方晶SiC等その他の六
方晶結晶基板の場合にも適用できる。
晶結晶基板の面方位を(1,−1,0,1)面に選ぶ
と、この基板上に成長する窒化ガリウム系化合物半導体
は、基板のc軸方向にc軸配向した六方晶結晶になり、
基板面に平行に(1,−1,0,1)面が形成される。
(1,−1,0,1)面に垂直方向の結晶成長速度は遅
く、この面内での原子のマイグレーションが増強される
ために、基板面に平行方向の面で平滑であり且つc軸配
向方向のそろった六方晶窒化ガリウム系化合物半導体が
形成される。以上の効果は、基板上にバッファ層を形成
する場合にも効果があり、平滑かつc軸配向方向のそろ
ったバッファ層が形成でき、このバッファ層上に成長す
る結晶は平滑性や結晶性がより良好なものとなる。ま
た、本発明の基板の面方位は、上記の(1,−1,0,
1)面方位から5度以内に傾いた面方位であっても同じ
効果がある。
2)により形成された窒化ガリウム(GaN)系化合物
半導体の説明図である。
えば、(−11,−11,1)面を表面とするGaAs
基板(4)上に、500℃でGaNバッファ層(5)を
結晶成長させ、この上に1000℃でGaN層(6)を
結晶成長させて形成する。GaN層(6)は、GaAs
基板(4)の<1,1,1>方向にc軸が向いた六方晶
結晶となる。
11,1)面方位のGaAs基板(4)上に結晶成長さ
せたGaNバッファ層(5)は、主にGaAs基板
(4)の<1,1,1>方向にc軸配向した多結晶状の
六方晶GaNになる。基板(4)の(−11,−11,
1)面と一致した六方晶GaNの(1,−1,0,1)
面に垂直方向の結晶成長速度は遅く、この面内での原子
のマイグレーションが増強されるために、GaNバッフ
ァ層(5)は、GaAs基板(4)の<1,1,1>方
向ヘのc軸配向性が優れている。このGaNバッファ層
(5)上に成長したGaN層(6)は、GaAs基板
(4)の<1,1,1>方向にc軸配向した六方晶結晶
になり、基板(4)面に平行に(1,−1,0,1)面
が形成される。この場合も、(1,−1,0,1)面に
垂直方向の結晶成長速度は遅く、この面内での原子のマ
イグレーションが増強されるために、基板面に平行方向
の面で平滑であり且つc軸配向方向のそろった六方晶G
aN層が形成できる。GaNバッファ層(5)自体のc
軸配向性がよいために、GaN層(6)の平滑性および
c軸配向性は優れたものになる。平滑な結晶が得られる
ことは量子井戸構造の形成にとって極めて重要である。
0)面又は(1,−1,0)面で容易にへき開できる
が、GaAs基板(4)の<1,1,1>方向にc軸配
向した六方晶GaN層(6)の(1,1,−2,0)面
は、GaAs基板(4)の(1,1,0)ヘき開面と一
致するため、容易にへき開面を形成できる。このこと
は、半導体レーザのミラー面を形成するために非常に有
利な特徴である。
らず、立方晶SiC等その他の立方晶結晶基板の場合に
も適用できる。
においてサファイア(0,−1,0,1)面に対応する
面方位は、(−5,7,−5)、(5,7,−5)、
(1,11,11)、(−5,−5,7)、(5,−
5,7)、(−11,1,−11)、(11,1,−1
1)、(7,5,5)、(−11,−11,1)又は
(11,−11,1)面方位と等価な面方位であること
を利用する。すなわち、立方晶結晶基板の面方位を上記
の面方位のいずれかに選ぶと、この基板上に成長する窒
化ガリウム系化合物半導体は、立方晶結晶基板の<1,
1,1>又は<1,−1,1>方向にc軸配向した六方
晶結晶になり、基板面に平行に(1,−1,0,1)面
が形成される。(1,−1,0,1)面に垂直方向の結
晶成長速度は遅く、この面内での原子のマイグレーショ
ンが増強されるために、基板面に平行方向の面で平滑で
あり且つc軸配向方向のそろった積層欠陥の少ない六方
晶窒化ガリウム系化合物半導体が形成できる。以上の効
果は、基板上にバッファ層を形成する場合にも効果があ
り、平滑かつc軸配向方向のそろったバッファ層が形成
でき、このバッファ層上に成長する結晶は平滑性や結晶
性がより良好なものとなる。また、本発明の基板の面方
位は、上記の面方位から5度以内に傾いた面方位であっ
ても同じ効果がある。
3)により形成された窒化ガリウム(GaN)系化合物
半導体の説明図である。
えば、(1,−1,0,1)面を表面とするサファイア
基板(7)上にSiO2からなるマスク(8)を形成
し、500℃でGaNバッファ層(9)を結晶成長さ
せ、この上に1000℃でGaN層(10)を結晶成長
させて形成する。GaN層(10)は、サファイア基板
(7)のc軸方向にc軸が向いた六方晶結晶となる。な
お、マスク(8)の形状は所望の形状にすることができ
る。
(8)を形成した後に(1,−1,0,1)面方位のサ
ファイア基板(7)上にGaNバッファ層(9)を結晶
成長させ、このGaNバッファ層上にGaN層(10)
を結晶成長させる。こうして形成されたGaN層(1
0)は、前記の実施形態1と同様に、サファイア基板
(7)面に平行方向の面で平滑であり且つc軸配向方向
のそろった六方晶GaN層が形成される。前記従来技術
(図12)のサファイア基板のc面上の選択結晶成長と
異なり、選択結晶成長領域が狭い場合においても核状に
結晶成長することなく、平滑で積層欠陥の少ない六方晶
GaN層が得られる。
3のように基板(7)上にマスク(8)を設ける場合で
も、また、実施形態1にかかる方法等により既に形成し
た窒化ガリウム系化合物半導体層上にマスクを設ける場
合でも同様に用いることができる。このような選択結晶
成長方法を用いれば、エッチング工程を必要とせずに必
要なデバイス構造、例えば図11の構成の発光ダイオー
ドを形成することができる。本発明は、サファイア基板
の場合に限らず、六方晶SiC等その他の六方晶結晶基
板の場合にも適用できる。
六方晶結晶基板の面方位を(1,−1,0,1)面に選
び、マスクを形成した後、この基板上に窒化ガリウム系
化合物半導体を結晶成長させると、この窒化ガリウム系
化合物半導体は、基板のc軸方向にc軸配向した六方晶
結晶になり、その表面が(1,−1,0,1)面とな
る。(1,−1,0,1)面に垂直方向の結晶成長速度
は遅く、この面内での原子のマイグレーションが増強さ
れるために、平滑な(1,−1,0,1)面が形成さ
れ、かつc軸配向方向のそろった積層欠陥の少ない六方
品窒化ガリウム系化合物半導体が形成される。本発明に
おける基板の面方位は、上記の(1,−1,0,1)面
方位から5度以内に傾いた面方位であっても同じ効果が
ある。
4)により形成された窒化ガリウム(GaN)系化合物
半導体の説明図である。
えば、(1,−1,0,1)面を表面とするサファイア
基板(7)上に、<1,1,−2,0>方向にストライ
プ状のSiO2からなるマスク(11)を形成し、50
0℃でGaNバッファ層(9)を結晶成長させ、この上
に1000℃でGaN層(10)を結晶成長させて形成
する。このGaN層(10)は、サファイア基板(7)
のc軸方向にc軸が向いた六方晶結晶となり、上面(1
2)が(1,−1,0,1)面、側面(13)が(1,
−1,0,1)面、もう一方の側面(14)が(0,
0,0,1)面(c面)となる。
記実施形態3におけるマスク(8)が、サファイア基板
(7)の<1,1,−2,0>方向にストライプ状に形
成されたものである。本実施形態4では、結晶成長領域
が狭い場合においても、前記の実施形態3と同様に、核
状に結晶成長することなく平滑な且つ積層欠陥の少ない
六方晶GaN層(10)がGaNバッファ層(9)上に
得られる。さらに、ストライプ状に結晶成長したGaN
層(10)の側面(13)が(1,−1,0,1)面、
他方のGaN層の側面(14)がc面となる。(1,−
1,0,1)面に垂直方向の結晶成長速度は遅く、この
面内での原子のマイグレーションが増強されるために、
平滑な(1,−1,0,1)面である側面(13)が形
成される。側面(14)のc面は(1,−1,0,1)
面ほど平滑性にすぐれないが、実用上充分な平滑性を有
したものとなる。
4のように基板(7)上にマスク(11)を設ける場合
でも、また、実施形態1にかかる方法等により既に形成
した窒化ガリウム系化合物半導体層上にマスクを設ける
場合でも同様に用いることができる。このような選択結
晶成長を用いれば、エッチング工程を必要とせずに平滑
な面で囲まれたストライプ構造を形成できる。このよう
なストライプ構造は半導体レーザの光導波路等に用いる
ことができる。また、ストライプ構造頂上面は平滑であ
るため、この面に電極を容易に形成することができる。
らず、六方晶SiC等その他の六方晶結晶基板の場合に
も適用できる。六方晶SiC基板の場合には、SiC基
板の(1,1,−2,0)面でのへき開を行えば、Ga
N層(10)のヘき開面を得ることができ、半導体レー
ザのミラー面を形成することができる。この場合、スト
ライプ方向とへき開ミラー面が垂直となるため、端面反
射率が最大となり、半導体レーザにとって有利である。
5)により形成された窒化ガリウム(GaN)系化合物
半導体の説明図である。
えば、(−11,−11,1)面を表面とするGaAs
基板(15)上にSiO2からなるマスク(16)を形
成し、500℃でGaNバッファ層(17)を結晶成長
させ、この上に1000℃でGaN層(18)を結晶成
長させて形成する。GaN層(18)は、GaAs基板
(15)の<1,1,1>方向にc軸が向いた六方晶結
晶となる。なお、マスク(16)の形状は所望の形状に
することができる。
6)を形成した後に(−11,−11,1)面方位のG
aAs基板(15)上にGaNバッファ層(17)を結
晶成長させ、このGaNバッフア層上にGaN層(1
8)を結晶成長させる。こうして形成されたGaN層
(18)は、前記の実施形態2と同様に、GaAs基板
(15)面に平行方向の面で平滑であり且つc軸配向方
向のそろった六方晶GaN層が形成される。前記従来技
術(図12)のサファイア基板のc面上の選択結晶成長
と異なり、選択結晶成長領域が狭い場合においても核状
に結晶成長することなく、平滑で積層欠陥の少ない六方
晶GaN層が得られる。
5のように基板(15)上にマスク(16)を設ける場
合でも、また、実施形態2にかかる方法等により既に形
成した窒化ガリウム系化合物半導体層上にマスクを設け
る場合でも同様に用いることができる。このような選択
結晶成長を用いれば、エッチング工程を必要とせずに必
要なデバイス構造、例えば図11の構成の発光ダイオー
ドを導電性のGaAs基板上に形成することができる。
さらに、GaAs基板(15)は、(1,1,0)面又
は(1,−1,0)面で容易にへき開できるが、GaA
s基板(15)の<1,1,1>方向にc軸配向した六
方晶GaN層(18)の(1,1,−2,0)面は、G
aAs基板(15)の(1,−1,0)ヘき開面と一致
するため、容易にへき開面を形成できる。このことは、
半導体レーザのミラー面を形成するために非常に有利な
特徴である。
方晶結晶においてサファイア(0,−1,0,1)面に
対応する面方位は、(−5,7,−5)、(5,7,−
5)、(1,11,11)、(−5,−5,7)、
(5,−5,7)、(−11,1,−11)、(11,
1,−11)、(7,5,5)、(−11,−11,
1)又は(11,−11,1)面方位と等価な面方位で
あることを利用する。すなわち、立方晶結晶基板の面方
位を上記の面方位のいずれかに選び、マスクを形成した
後、この基板上に窒化ガリウム系化合物半導体を結晶成
長させると、この窒化ガリウム系化合物半導体は、立方
晶結晶基板の<1,1,1>又は<1,−1,1>方向
にc軸配向した六方晶結晶になり、その表面が(1,−
1,0,1)面と等価な面となる。(1,−1,0,
1)面に垂直方向の成長速度は遅く、この面内での原子
のマイグレーションが増強されるために、平滑な(1,
−1,0,1)面が形成され、かつc軸配向方向のそろ
った積層欠陥の少ない六方晶窒化ガリウム系化合物半導
体が形成できる。本発明における基板の面方位は、上記
の面方位から5度以内に傾いた面方位であっても同じ効
果がある。
6)により形成された窒化ガリウム(GaN)系化合物
半導体の説明図である。
えば、(−11,−11,1)面を表面とするGaAs
基板(15)上に、<1,−1,0>方向にストライプ
状のSiO2からなるマスク(19)を形成し、500
℃でGaNバッファ層(17)を結晶成長させ、この上
に1000℃でGaN層(18)を結晶成長させて形成
する。このGaN層(18)は、GaAs基板(15)
の<1,1,1>方向にc軸が向いた六方晶結晶とな
り、上面(20)が(1,−1,0,1)面、側面(2
1)が(1,−1,0,1)面、もう一方の側面(2
2)が(0,0,0,1)面(c面)となる。
記実施形態5におけるマスク(16)が、GaAs基板
(15)の<1,−1,0>方向にストライプ状に形成
されたものである。本実施形態では、結晶成長領域が狭
い場合においても、前記の実施形態5と同様に、核状に
結晶成長することなく平滑な且つ積層欠陥の少ない六方
晶GaN層(18)がGaNバッファ層(17)上に得
られる。さらに、ストライプ状に結晶成長したGaN層
(18)の側面(21)が(1,−1,0,1)面、他
方のGaN層の側面(22)がc面となる。(1,−
1,0,1)面に垂直方向の結晶成長速度は遅く、この
面内での原子のマイグレーションが増強されるために、
平滑な(1,−1,0,1)面である側面(21)が形
成される。側面(22)のc面は(1,−1,0,1)
面ほど平滑性にすぐれないが、実用上充分な平滑性を有
したものとなる。
のように基板(15)上にマスク(19)を設ける場合
でも、また、実施形態2にかかる方法等により既に形成
した窒化ガリウム系化合物半導体層上にマスクを設ける
場合でも同様に用いることができる。このような選択結
晶成長を用いれば、エッチング工程を必要とせずに平滑
な面で囲まれたストライプ構造を形成できる。このよう
なストライプ構造は半導体レーザの光導波路等に用いる
ことができる。また、ストライプ構造頂上面は平滑であ
るため、この面に電極を容易に形成することができる。
1,0)面または(1,−1,0)面で容易にへき開で
きるが、GaAs基板(15)の<1,1,1>方向に
c軸配向した六方晶GaN層(18)の(1,1,−
2,0)面は、GaAs基板(15)の(1,−1,
0)ヘき開面と一致するため、容易にへき開面を形成で
きる。従って、前記ストライプ構造を光導波路として、
GaN層(15)の(1,1,−2,0)ヘき開面をミ
ラーとする半導体レーザを形成することができる。この
場合、ストライプ方向とへき開ミラー面が垂直となるた
め、端面反射率が最大となり、半導体レーザにとって有
利である。
ず、立方晶SiC等その他の立方晶結晶基板の場合にも
適用できる。
(実施形態7)の工程図である。
面とするn型SiCからなる基板(23)上に500℃
でn型GaNバッファ層(24)を結晶成長させ、この
上に1000℃でn型GaN層(25)、800℃でI
nGaN活性層(26)、1000℃でp型AlGaN
層(27)、1000℃でp型GaN層(28)を順次
結晶成長させる。これらの結晶成長層(24、25、2
6、27、28)は基板(23)のc軸方向にc軸が向
いた六方晶となる(図7(a))。
型SiC基板(23)の<1,1,−2,0>方向にス
トライプ状のSiO2マスク(29)を形成し、100
0℃でp型GaN層(30)を結晶成長させる。このp
型GaN層(30)は、基板(23)のc軸方向にc軸
が向いた六方晶となり、上面が(1,−1,0,1)
面、側面が(1,−1,0,1)面、もう一方の側面が
(0,0,0,1)面(c面)となる(図7(b))。
狭窄用SiO2マスク(31)、p電極(32)及びn
電極(33)を形成する(図7(c))。最後に、基板
(23)の(1,1,−2,0)面でへき開して半導体
レーザのミラー面を形成する。
法においては、まず初めに、(1,−1,0,1)面を
表面とするn型SiC基板(23)上に、バッファ層
(24)を設けた後InGaN活性層(26)を含むダ
ブルヘテロ構造の結晶層(25〜28)を形成する。実
施形態1と同様の効果により、平滑で積層欠陥の少ない
結晶層が得られる。次に、実施形態4と同様な方法を用
いて、n型SiC基板(23)上の<1,1,−2,0
>方向にストライプ状のp型GaN層(30)を形成す
る。実施形態4と同様な効果により、表面が平滑で積層
欠陥が少なく、かつ平滑な側面を有したストライプ状の
p型GaN層(30)が得られる。こうして得られたレ
ーザ結晶に、p型GaN層(30)上部の表面に窓の開
いたSiO 2絶縁膜(31)を形成してからp電極(3
2)を形成すれば、電流狭窄構造および光導波構造を有
した半導体レーザを形成することができる。n型SiC
基板(23)の(1,1,−2,0)面でのへき開を行
えば、結晶成長層の(1,1,−2,0)ヘき開面を得
ることができ、半導体レーザのミラー面を形成すること
ができる。この製法によれば、エッチング工程を必要と
しないで電流狭窄構造、光導波構造およびレーザ端面を
形成することができる。
(実施形態8)の工程図である。
面とするn型SiCからなる基板(23)上に500℃
でn型GaNバッファ層(24)を結晶成長させ、この
上に1000℃でn型GaN層(25)、800℃でI
nGaN活性層(26)、1000℃でp型AlGaN
層(27)、1000℃でp型GaN層(28)を順次
結晶成長させる。これらの結晶成長層(24、25、2
6、27、28)は基板(23)のc軸方向にc軸が向
いた六方晶となる(図8(a))。
型SiC基板(23)の<1,1,−2,0>方向にス
トライプ状のSiO2マスク(34)を形成し、800
℃でZnドープ高抵抗InGaN層(35)を成長させ
る。このInGaN層(35)は、基板(23)のc軸
方向にc軸が向いた六方晶となり、上面が(1,−1,
0,1)面、側面が(1,−1,0,1)面、もう一方
の側面が(0,0,0,1)面(c面)となる(図8
(b))。Znドープ高抵抗InGaN層(35)のバ
ンドギャップはInGaN活性層(26)より小さくし
て活性層(26)の光を吸収させる。
00℃でp型GaN層(36)を結晶成長させた後、p
電極(37)及びn電極(38)を形成する(図8
(c))。最後に、基板(23)の(1,1,−2,
0)面でへき開して半導体レーザのミラー面を形成す
る。
法においては、実施形態7と同様にバッファ層(24)
を設けた後ダブルヘテロ構造の結晶層を形成する。次い
で、p型GaN層(28)上に、n型SiC基板(2
3)の<1,1,−2,0>方向にストライプ状の高抵
抗InGaN層(35)を800℃で形成する。実施形
態4と同様な効果により、表面が平滑で積層欠陥が少な
く、かつ平滑な側面を有し、ストライプ状の窓の開いた
高抵抗InGaN層(35)が得られる。こうして得ら
れたレーザ結晶に、p型GaN層(36)を1000℃
で形成してからp電極(37)を形成すれば、電流狭窄
構造および損失導波による光導波構造を有した半導体レ
ーザを得ることができる。n型SiC基板(23)の
(1,1,−2,0)面でのへき開を行えば、成長層の
(1,1,−2,0)ヘき開面を得ることができ、半導
体レーザのミラー面を形成することができる。この製法
によれば、エッチング工程を必要としないで電流狭窄構
造、光導波構造およびレーザ端面を形成することができ
る。
(実施形態9)の工程図である。
表面とするn型GaAs基板(39)上に500℃でn
型GaNバッファ層(40)を結晶成長させ、この上に
1000℃でn型GaN層(41)、800℃でInG
aN活性層(42)、1000℃でp型AlGaN層
(43)、1000℃でp型GaN層(44)を順次結
晶成長させる。これらの結晶成長層(40、41,4
2,43,44)は基板(39)の<1,1,1>方向
にc軸が向いた六方晶となる(図9(a))。
aAs基板(39)の<1,−1,0>方向にストライ
プ状のSiO2マスク(45)を形成し、1000℃で
p型GaN層(46)を結晶成長させる。このp型Ga
N層(46)は、基板(39)の<1,1,1>方向に
c軸が向いた六方晶となり、上面が(1,−1,0,
1)面、側面が(1,−1,0,1)面、もう一方の側
面が(0,0,0,1)面(c面)となる(図9
(b))。
狭窄用SiO2マスク(47)、p電極(48)及びn
電極(49)を形成する(図9(c))。最後に、基板
(39)の(1、−1、0)面でへき開して半導体レー
ザのミラー面を形成する。
法においては、まず初めに(−11,−11,1)面を
表面とするn型GaAs基板(39)上に、バッファ層
(40)を設けた後InGaN活性層(42)を含むダ
ブルヘテロ構造の結晶層(41〜44)を形成する。実
施形態2と同様の効果により、平滑で積層欠陥の少ない
結晶層が得られる。次に、実施形態6と同様な方法を用
いて、GaAs基板(39)上の<1,−1,0>方向
にストライプ状のp型GaN層(46)を形成する。実
施形態6と同様な効果により、表面が平滑で積層欠陥が
少なく、かつ平滑な側面を有したストライプ状のp型G
aN層(46)が得られる。こうして得られたレーザ結
晶に、p型GaN層(46)上部の表面に窓の開いたS
iO2絶縁膜(47)を形成してからp電極(48)を
形成すれば、電流狭窄構造および光導波構造を有した半
導体レーザを形成することができる。n型GaAs基板
(39)の(1,−1,0)面でのへき開を行えば、結
晶成長層の(1,1,−2,0)ヘき開面を得ることが
でき、半導体レーザのミラー面を形成することができ
る。この製法によれば、エッチング工程を必要としない
で電流狭窄構造、光導波構造およびレーザ端面を形成す
ることができる。
法(実施形態10)の工程図である。
表面とするn型GaAs基板(39)上に500℃でn
型GaNバッファ層(40)を結晶成長させ、この上に
1000℃でn型GaN層(41)、800℃でInG
aN活性層(42)、1000℃でp型AlGaN層
(43)、1000℃でp型GaN層(44)を順次結
晶成長させる。これらの結晶成長層(40、41、4
2、43、44)は基板(39)の<1,1,1>方向
にc軸が向いた六方晶となる(図10(a))。
型GaAs基板(39)の<1,―1,0>方向にスト
ライプ状のSiO2マスク(50)を形成し、800℃
でZnドープ高抵抗InGaN層(51)を結晶成長さ
せる。このInGaN層(51)は、基板(39)の<
1,1,1>方向にc軸が向いた六方晶となり、上面が
(1,−1,0,1)面、側面が(1,−1,0,1)
面、もう一方の側面が(0,0,0,1)面(c面)と
なる(図10(b))。
00℃でp型GaN層(52)を結晶成長させた後、p
電極(53)及びn電極(54)を形成する(図10
(c))。最後に、基板(39)の(1,−1,0)面
でへき開して半導体レーザのミラー面を形成する。
方法においては、実施形態9と同様にバッファ層(4
0)を設けた後ダブルヘテロ構造の結晶層を形成する。
次いで、p型GaN層(44)上に、n型GaAs基板
(39)の<1,−1,0>方向にストライプ状の高抵
抗InGaN層(51)を800℃で形成する。実施形
態6と同様な効果により、表面が平滑で積層欠陥が少な
く、かつ平滑な側面を有し、ストライプ状の窓の開いた
高抵抗InGaN層(51)が得られる。Znドープ高
抵抗InGaN層(51)のバンドギャップはInGa
N活性層(42)より小さくして活性層(42)の光を
吸収させる。こうして得られたレーザ結晶に、p型Ga
N層(52)を形成してからp電極(53)を形成すれ
ば、電流狭窄構造および光導波構造を有した半導体レー
ザを得ることができる。n型GaAs基板(39)の
(1,−1,0)面でのへき開を行えば、結晶成長層の
(1,1,−2,0)ヘき開面を得ることができ、半導
体レーザのミラー面を形成することができる。この製法
によれば、エッチング工程を必要としないで電流狭窄構
造、損失導波による光導波構造およびレーザ端面を形成
することができる。
よれば、結晶表面の平滑性や結晶配向性に優れ、積層欠
陥が少なく、さらに加工性に富む窒化ガリウム系化合物
半導体及び半導体レーザを得ることができる。
成された窒化ガリウム系化合物半導体の説明図である。
成された窒化ガリウム系化合物半導体の説明図である。
成された窒化ガリウム系化合物半導体の説明図である。
成された窒化ガリウム系化合物半導体の説明図である。
成された窒化ガリウム系化合物半導体の説明図である。
成された窒化ガリウム系化合物半導体の説明図である。
7)の工程図である。
8)の工程図である。
9)の工程図である。
10)の工程図である。
の層構造の説明図である。
長方法の説明図である。
マスク 12、20 上面 13、14、21、22、68、69、71、72 側
面 23 n型SiC基板 25、41、57 n型GaN層 26、42、59 InGaN活性層 27、43、60 p型AlGaN層 28、30、36、44、46、52、61 p型Ga
N層 31、47 絶縁膜 32、37、48、53、62 p電極 33、38、49、54、63 n電極 35、51 Znドープ高抵抗InGaN層 39 n型GaAs基板 58 n型AlGaN層 64 発光ダイオード出力光
Claims (14)
- 【請求項1】 六方晶結晶基板上に六方晶窒化ガリウム
系化合物半導体を形成する結晶成長方法であって、前記
結晶基板の表面が、該結晶基板の(1,−1,0,1)
面方位と等価な面方位からの傾斜角が5度以内の面方位
を有することを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体
の結晶成長方法。 - 【請求項2】 マスクを形成することによって、六方晶
結晶基板上に六方晶窒化ガリウム系化合物半導体を位置
選択的に形成する結晶成長方法であって、前記結晶基板
の表面が、該結晶基板の(1,−1,0,1)面方位と
等価な面方位からの傾斜角が5度以内の面方位を有する
ことを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成
長方法。 - 【請求項3】 マスクを、六方晶結晶基板の<1,1,
−2,0>方向にストライプ状に形成する請求項2記載
の窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成長方法。 - 【請求項4】 六方晶結晶基板上にバッファ層を設けて
六方晶窒化ガリウム系化合物半導体を形成する請求項
1、2又は3記載の窒化ガリウム系化合物半導体の結晶
成長方法。 - 【請求項5】 立方晶結晶基板上に六方晶窒化ガリウム
系化合物半導体を形成する結晶成長方法であって、前記
結晶基板の表面が、該結晶基板の(−5,7,−5)、
(5,7,−5)、(1,11,11)、(−5,−
5,7)、(5,−5,7)、(−11,1,−1
1)、(11,1,−11)、(7,5,5)、(−1
1,−11,1)又は(11,−11,1)面方位と等
価な面方位からの傾斜角が5度以内の面方位を有するこ
とを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成長
方法。 - 【請求項6】 マスクを形成することによって、立方晶
結晶基板上に六方晶窒化ガリウム系化合物半導体を位置
選択的に形成する結晶成長方法であって、前記結晶基板
の表面が、該結晶基板の(−5,7,−5)、(5,
7,−5)、(1,11,11)、(−5,−5,
7)、(5,−5,7)、(−11,1,−11)、
(11,1,−11)、(7,5,5)、(−11,−
11,1)又は(11,−11,1)面方位と等価な面
方位からの傾斜角が5度以内の面方位を有することを特
徴とする窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成長方法。 - 【請求項7】 マスクを、立方晶結晶基板の<1,1,
0>又は<1,−1,0>方向にストライプ状に形成す
る請求項6記載の窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成
長方法。 - 【請求項8】 立方晶結晶基板上にバッファ層を設けて
六方晶窒化ガリウム系化合物半導体を形成する請求項
5、6又は7記載の窒化ガリウム系化合物半導体の結晶
成長方法。 - 【請求項9】 六方晶結晶基板上に窒化ガリウム系化合
物半導体の多層膜を形成する結晶成長工程を含む半導体
レーザの製造方法であって、前記結晶成長工程が、活性
層を含むダブルヘテロ構造の結晶を形成する第1の結晶
成長工程と、マスクを形成することによって前記ダブル
ヘテロ構造の結晶表面に六方晶窒化ガリウム系化合物半
導体を位置選択的に形成する第2の結晶成長工程とを含
み、且つ前記結晶基板表面が、該結晶基板の(1,−
1,0,1)面方位と等価な面方位からの傾斜角が5度
以内の面方位を有することを特徴とする半導体レーザの
製造方法。 - 【請求項10】 マスクを、六方晶結晶基板の<1,
1,−2,0>方向にストライプ状に形成する請求項9
記載の半導体レーザの製造方法。 - 【請求項11】 六方晶結晶基板上にバッファ層を設け
て窒化ガリウム系化合物半導体の多層膜を形成する結晶
成長工程を含む請求項9又は10記載の半導体レーザの
製造方法。 - 【請求項12】 立方晶結晶基板上に窒化ガリウム系化
合物半導体の多層膜を形成する結晶成長工程を含む半導
体レーザの製造方法であって、前記結晶成長工程が、活
性層を含むダブルヘテロ構造の結晶を形成する第1の結
晶成長工程と、マスクを形成することによって前記ダブ
ルヘテロ構造の結晶表面に六方晶窒化ガリウム系化合物
半導体を位置選択的に形成する第2の結晶成長工程とを
含み、且つ前記結晶基板表面が、該結晶基板の(−5,
7,−5)、(5,7,−5)、(1,11,11)、
(−5,−5,7)、(5,−5,7)、(−11,
1,−11)、(11,1,−11)、(7,5,
5)、(−11,−11,1)又は(11,−11,
1)面方位と等価な面方位からの傾斜角が5度以内の面
方位を有することを特徴とする半導体レーザの製造方
法。 - 【請求項13】 マスクを、立方晶結晶基板の<1,
1,0>又は<1,−1,0>方向にストライプ状に形
成する請求項12記載の半導体レーザの製造方法。 - 【請求項14】 立方晶結晶基板上にバッファ層を設け
て窒化ガリウム系化合物半導体の多層膜を形成する結晶
成長工程を含む請求項12又は13記載の半導体レーザ
の製造方法。
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