JP2830144B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JP2830144B2 JP2830144B2 JP1222048A JP22204889A JP2830144B2 JP 2830144 B2 JP2830144 B2 JP 2830144B2 JP 1222048 A JP1222048 A JP 1222048A JP 22204889 A JP22204889 A JP 22204889A JP 2830144 B2 JP2830144 B2 JP 2830144B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- type
- substrate
- semiconductor device
- germanium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置に関する。
第2図は従来の相補型MISトランジスタの一例の断面
図である。Ge基板1の上にp型Ge層3をエピタキシャル
成長させる。このp型Ge層3にnウェル6を選択的に形
成する。次に、nウェル6内にゲート絶縁膜4a、ゲート
電極5a、p型ソース・ドレイン領域7からなるpチャネ
ルMISトランジスタを形成する。その隣のp型Ge層3に
ゲート絶縁膜4b、ゲート電極5b、n型ソース・ドレイン
領域8からなるnチャネルMISトランジスタを形成す
る。Geゲート絶縁膜に付いては、例えば、ジェー、ジェ
ー、ローゼンバーグ(J.J.Rosenberg)らによる、アイ
・イー・イー・イー・エレクトロン・デバイス・レター
ズ(IEEE Electron Device Letters)第9巻,第12
号,第639頁からに記載されているようにSi基板にCMOS
トランジスタを形成する場合のゲート酸化膜のかわりに
Geの窒化膜もしくは酸化窒化膜を用いることにより、良
好なMISトランジスタが作製できる。
図である。Ge基板1の上にp型Ge層3をエピタキシャル
成長させる。このp型Ge層3にnウェル6を選択的に形
成する。次に、nウェル6内にゲート絶縁膜4a、ゲート
電極5a、p型ソース・ドレイン領域7からなるpチャネ
ルMISトランジスタを形成する。その隣のp型Ge層3に
ゲート絶縁膜4b、ゲート電極5b、n型ソース・ドレイン
領域8からなるnチャネルMISトランジスタを形成す
る。Geゲート絶縁膜に付いては、例えば、ジェー、ジェ
ー、ローゼンバーグ(J.J.Rosenberg)らによる、アイ
・イー・イー・イー・エレクトロン・デバイス・レター
ズ(IEEE Electron Device Letters)第9巻,第12
号,第639頁からに記載されているようにSi基板にCMOS
トランジスタを形成する場合のゲート酸化膜のかわりに
Geの窒化膜もしくは酸化窒化膜を用いることにより、良
好なMISトランジスタが作製できる。
上述のように、Geのみで作られた半導体基板は、Grド
ープGaAsやFeドープInPのような半絶縁性基板がないた
め、例えばLSIハンドブック、電子通信学会編、第402頁
に記載されているように、寄生サイリスタや寄生トラン
ジスタによるラッチアップ現象が起こる。第2図で説明
すると、p型ソース・ドレイン領域7とnウェル6とp
型Ge基板1とn型ソース・ドレイン領域8とで寄生pnpn
サイリスタが形成される。これを避けるためにはLSIハ
ンドブックの第132頁に記載されているようにトレンチ
アイソレーション等の極めて複雑な工程を要するという
欠点があった。
ープGaAsやFeドープInPのような半絶縁性基板がないた
め、例えばLSIハンドブック、電子通信学会編、第402頁
に記載されているように、寄生サイリスタや寄生トラン
ジスタによるラッチアップ現象が起こる。第2図で説明
すると、p型ソース・ドレイン領域7とnウェル6とp
型Ge基板1とn型ソース・ドレイン領域8とで寄生pnpn
サイリスタが形成される。これを避けるためにはLSIハ
ンドブックの第132頁に記載されているようにトレンチ
アイソレーション等の極めて複雑な工程を要するという
欠点があった。
本発明の半導体装置はゲルマニウム基板と該ゲルマニ
ウム基板上に形成された半絶縁性クロムドープ砒化ガリ
ウム層と、該クロムドープ砒化ガリウム層の上に形成さ
れたp型またはn型のゲルマニウム層と、該ゲルマニウ
ム層に形成された半導体素子とを含んで構成される。
ウム基板上に形成された半絶縁性クロムドープ砒化ガリ
ウム層と、該クロムドープ砒化ガリウム層の上に形成さ
れたp型またはn型のゲルマニウム層と、該ゲルマニウ
ム層に形成された半導体素子とを含んで構成される。
CrドープGaAsは高抵抗であることは公知である。Geと
GaAsのヘテロ接合に付いては、例えばディ・ケー・シェ
ーダス(D.K.Jadus)等によるアイ・イー・イー・イー
・トランザクションズ・オン・エレクトロン・デバイス
(IEEE Transactions on Electorn Devices)第ED
−16巻、第1号、第102頁からに記載されているよう
に、また川中らにより文献、ジャーナル・オブ・クリス
タル・グロース(Journal of Crystal Growth)第95
巻、第421頁からに記述されているように、分子線エピ
タキシャル法(MBE法)を用いることにより、良好な結
晶性を持ってエピタキシャル成長できる。従って、Ge基
板上に半絶縁性GaAsを、更にその上にGe層を成長させ、
このGe層内に素子を作り込むことで、各々の素子はGe基
板から絶縁され、相互干渉効果やラッチアップ現象は起
こらない。
GaAsのヘテロ接合に付いては、例えばディ・ケー・シェ
ーダス(D.K.Jadus)等によるアイ・イー・イー・イー
・トランザクションズ・オン・エレクトロン・デバイス
(IEEE Transactions on Electorn Devices)第ED
−16巻、第1号、第102頁からに記載されているよう
に、また川中らにより文献、ジャーナル・オブ・クリス
タル・グロース(Journal of Crystal Growth)第95
巻、第421頁からに記述されているように、分子線エピ
タキシャル法(MBE法)を用いることにより、良好な結
晶性を持ってエピタキシャル成長できる。従って、Ge基
板上に半絶縁性GaAsを、更にその上にGe層を成長させ、
このGe層内に素子を作り込むことで、各々の素子はGe基
板から絶縁され、相互干渉効果やラッチアップ現象は起
こらない。
〔実施例〕 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例の断面図である。
第1図に示すように、Ge基板1の上にMBEによりCrド
ープGaAs層2及びp型Ge層3を順次積層する。Crドープ
GaAs層2は半絶縁性であり、Geに格子定数が近いため、
格子不整合に起因する結晶欠陥の発生が少ないので好適
である。次に、p型Ge3中にイオン注入によりn型ウェ
ル6を形成する。次に、ゲート絶縁膜4a、4b、ゲート電
極5a,5bを通常の方法で形成し、nウェル6内にp型ソ
ース・ドレイン領域7、その隣のp型Ge層3にn型ソー
ス・ドレイン領域8を形成し、p及びnチャネルMISト
ランジスタを形成する。ここで、nチャネルMISトラン
ジスタ領域とpチャネルMISトランジスタ領域との分離
は、CF4ガスを用いた反応性イオンエッチング法を用い
た。この領域は、GeとGaAsとのエッチング比が大きく取
れるため、電子の走行領域のみをエッチングすることが
可能である。
ープGaAs層2及びp型Ge層3を順次積層する。Crドープ
GaAs層2は半絶縁性であり、Geに格子定数が近いため、
格子不整合に起因する結晶欠陥の発生が少ないので好適
である。次に、p型Ge3中にイオン注入によりn型ウェ
ル6を形成する。次に、ゲート絶縁膜4a、4b、ゲート電
極5a,5bを通常の方法で形成し、nウェル6内にp型ソ
ース・ドレイン領域7、その隣のp型Ge層3にn型ソー
ス・ドレイン領域8を形成し、p及びnチャネルMISト
ランジスタを形成する。ここで、nチャネルMISトラン
ジスタ領域とpチャネルMISトランジスタ領域との分離
は、CF4ガスを用いた反応性イオンエッチング法を用い
た。この領域は、GeとGaAsとのエッチング比が大きく取
れるため、電子の走行領域のみをエッチングすることが
可能である。
上記実施例では、p型Ge層3に相補型MISトランジス
タを形成したが、バイポーラトランジスタ、ダイオー
ド、抵抗などを形成しても良い。
タを形成したが、バイポーラトランジスタ、ダイオー
ド、抵抗などを形成しても良い。
本発明によれば、相互干渉効果やラッチアップ現象の
ない半導体装置の作製が非常に容易となるという効果が
得られる。
ない半導体装置の作製が非常に容易となるという効果が
得られる。
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は従来の相
補型MISトランジスタの一例の断面図である。 1……Ge基板、2……CrドープGaAs層、3……p型Ge
層、4a,4b……ゲート絶縁膜、5a,5b……ゲート電極、6
……nウェル、7……p型ソース・ドレイン領域、8…
…n型ソース・ドレイン領域。
補型MISトランジスタの一例の断面図である。 1……Ge基板、2……CrドープGaAs層、3……p型Ge
層、4a,4b……ゲート絶縁膜、5a,5b……ゲート電極、6
……nウェル、7……p型ソース・ドレイン領域、8…
…n型ソース・ドレイン領域。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/334 - 21/338 H01L 21/8234 - 21/8238 H01L 27/08 - 27/098 H01L 29/772 - 29/78 H01L 29/80 - 29/812 H01L 21/70 - 21/765 H01L 21/77
Claims (1)
- 【請求項1】ゲルマニウム基板と、該ゲルマニウム基板
上に形成された半絶縁性クロムドープ砒化ガリウム層
と、該クロムドープ砒化ガリウム層の上に形成されたp
型またはn型のゲルマニウム層と、該ゲルマニウム層に
形成された半導体素子を含むことを特徴とする半導体装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1222048A JP2830144B2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1222048A JP2830144B2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0384960A JPH0384960A (ja) | 1991-04-10 |
JP2830144B2 true JP2830144B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=16776282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1222048A Expired - Lifetime JP2830144B2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2830144B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6563143B2 (en) * | 1999-07-29 | 2003-05-13 | Stmicroelectronics, Inc. | CMOS circuit of GaAs/Ge on Si substrate |
WO2012169209A1 (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-13 | 住友化学株式会社 | 半導体デバイス、半導体基板、半導体基板の製造方法および半導体デバイスの製造方法 |
TWI550828B (zh) * | 2011-06-10 | 2016-09-21 | 住友化學股份有限公司 | 半導體裝置、半導體基板、半導體基板之製造方法及半導體裝置之製造方法 |
TW201310580A (zh) * | 2011-06-10 | 2013-03-01 | Sumitomo Chemical Co | 半導體裝置、半導體基板、半導體基板之製造方法及半導體裝置之製造方法 |
TW201306236A (zh) * | 2011-06-10 | 2013-02-01 | Sumitomo Chemical Co | 半導體裝置、半導體基板、半導體基板之製造方法及半導體裝置之製造方法 |
TW201306235A (zh) * | 2011-06-10 | 2013-02-01 | Sumitomo Chemical Co | 半導體裝置、半導體基板、半導體基板之製造方法及半導體裝置之製造方法 |
-
1989
- 1989-08-28 JP JP1222048A patent/JP2830144B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0384960A (ja) | 1991-04-10 |
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