JP2829726B2 - テント - Google Patents
テントInfo
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- tent
- sheet
- work cloth
- mesh
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- Tents Or Canopies (AREA)
- Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
Description
構造にしたテントに係わり、持ち運びが容易で、寒暖に
対して保温性、通気性に優れたテントに関する。
ント、ポール刺しテント、中ポール式テント等が知られ
ている。例えば、図4に示すテントの組立ては、テント
シート1とテントポール2を準備し、テント前後の出入
口を全開させ、テントポール2、2を交差させてテント
骨格を組み立てる(図4(a))。このテント骨格の交
差する中央頂部にテントシートの頂部を懸吊させ、各稜
線3に取付けられたフック或は紐体4でテントポール2
に順次係止させて取付け、テントを組み立てる。しかる
後、フライシート用のサイドポール5、5を、稜線3に
設けられたフックのハト目などに通して装着する(図4
(b))。この上面からフライシート6を被覆させて完
了する(図4(c))。
3を袋状に連続させた乳輪で形成し、これにポール2を
挿通させてテントを組立て、フライシート6を被着させ
た例を示すものである。
成された骨格に防水加工が施されたテントシート1を懸
吊させて張設する。張設したシートの外側にフライシー
トあるいはライナーを張設して、テント内の保温性や居
住性を保持する構造とされており、保温機能、吸湿性等
の向上が図られている。
維を素材として織成した薄い生地に防水性加工を施した
ものが使用されている。
防ぎ、夏期または酷暑地域での使用において蒸れや汗ば
みを防止し、冬期または酷寒地域での使用において高い
保温効果を発揮するという、矛盾する要求がなされてい
る。
トシートと同質の素材で構成されているフライシート或
はライナーを張設している。このフライシート或はライ
ナーは雨露・寒暑を直接に防ぎ、フライシート或はライ
ナーとテントシートの間に空間層が生じるので、テント
内の保温性や居住性を保持することが可能であるが、通
気性が悪く、蒸れや汗ばみの防止作用は不十分であっ
た。
トにおいては、フライシートあるいはライナーの形成に
より、テントの敷設面積の割には、テント内の居住面積
が少なくなって、それでなくとも狭い居住空間が減少し
ている感がある。
テントとは別個に、フライシートあるいはライナーを張
り、稜線にフックとハト目に装着するサイドポールを準
備しなければならない。したがって、テントをしまう時
に収納が大きくなるばかりでなく、これらの部分でかさ
張り、持ち運びにも不便であった。
は、テントシートと同質の素材で構成されているので、
通気性がなく、結露を発生じ、かつテントシートと同質
であるところから密着し易いという欠点があった。
装着していないテントにあっては、夏期または酷暑地で
使用する場合には、寒暖の差でシート裏面に結露が生
じ、肌触りが悪くなる。また、結露ばかりでなく蒸れや
汗ばみが生じ、寝心地が良くないなどの問題があった。
なされたもので、居住空間が広く、持ち運びが便利で、
通気性があり、蒸れや汗ばみが生ぜず、肌触りが良好で
あり、かつ吸湿性、保温性、収納性などが良好で、前記
相反する矛盾する要求を解決したテントを提供する。
は、テントポールにテントシートを懸吊して張設するテ
ントであって、テントシートの外表面を繊維を織成した
防水性生地で形成するとともに、その裏面にメッシュ状
に形成した通気性のある加工布を重ね合せて当接して二
重構造とし、両者をテントの稜線部と裾部に沿って接合
し一体に緊張させると共に重合せ面で適宜部分接合し
た。
た防水性生地の裏面に、メッシュ状に形成した通気性の
ある加工布が重ね合わされているので、防水性生地で外
気が遮断されると共に、体温による暖気は通気性のある
加工布に滞留あるいは内部へ戻り、外部へ逃散が防止さ
れる。
や透孔が全面に形成されているので、空隙と表面凹凸を
有するところから、湿気や熱気が網目や透孔を通り、し
たがって、蒸れや汗ばみが生じないうえに、テントの外
表面を構成する防水布地と比べて肌と接する面積が少な
いので、蒸れによるメッシュ材への吸い付きがない。さ
らに、加工布の間隙に、体熱で温められた空気が滞留す
る。
面の合成繊維製の防水性生地の裏面に重ね合されると、
加工布のもつ微細な空隙と表面凹凸で、防水性生地と加
工布の両者間に僅かな隙間からなる保温層が形成され
る。
防水性生地との間に、これら両部材を稜線部と裾部に沿
って接合して一体とされている。この接合により性能の
異なる加工布と防水性生地が取着され緊張されているの
で、両者がなじみ良くなり、全体に均等で安定して、加
工布が捩れたり引っ張られたりすることがない。
いて説明する。図1は、本発明のテントの一実施例を示
す斜視図、図2はテントシートの拡大説明図、図3はテ
ントの拡大した断面説明図である。
は、図2〜3に示すように、外表面を天然繊維糸、合成
繊維糸等で織成した布地からなる防水加工あるいは溌水
加工を施した防水性生地1aと、メッシュ状の細かい格
子状のネット、網目状布、網目状樹脂シート、或いは樹
脂シートあるいは不織布に多数の微細透孔を穿設し、表
面にアルミニウム等の金属蒸着を施して形成された通気
性、柔軟性、伸縮性を有するシート状素材等からなる加
工布1bとを重ね合わせて構成されている。
した表面が滑らかで伸縮性に欠けるが、柔軟性、防水
性、断熱性に富んだ表生地である。一方、加工布1b
は、メッシュ状に形成された通気性のある細かな網目や
透孔が全面に形成され、金属蒸着が施されている表面が
微細な凹凸と内部に微細な空隙を有する通気性、伸縮
性、柔軟性を備えた性能ものである。このように、性能
の異なる防水性生地1aと加工布1bとを重ね合わせて
二重構成にされているので、フライシートあるいはライ
ナーが有する機能を備えている。
水性生地1aで形成されているので、メッシュ状に形成
した通気性のある加工布が重ね合わても、防水性生地1
aで外気が遮断されると共に、テント内の暖気が通気性
のある加工布層に滞留あるいは内部へ戻り、外部へ逃散
することが少なく成る。そのため高い保温効果が得られ
る。また、防水性生地1aの内側に、適度な網目や透孔
が全面に形成された性質の異なる加工布1bが重ねられ
ているので、加工布1bの有する表面凹凸が防水性生地
1aに密着すること無く、常時、僅かな間隙の保温層9
を形成し、かつ湿気や熱気がメッシュの網目や透孔の隙
間10を通って放散され、蒸れや汗ばみが生じない。さ
らに、加工布1bが通常の布地と比べて表面が僅かな凹
凸が連続していろところから接触が点で行われるので接
触面積が小さく、蒸れや吸い付きがなく肌触りが良好で
寝心地が良好である。
加工布1bは、外表面の防水性生地1aの裏面に重ね合
わせると、加工布1bのもつ表面凹凸とメッシュ状素材
が有する内部の微細な空隙とで、両者間に僅かな隙間か
らなる保温層9が形成される。この保温層9に空気が滞
留して温度差を吸収することができるので、加工布1b
表面に結露発生が起こらない。さらに、通気性のある加
工布1bは、細かな網目や透孔が全面に形成されたメッ
シュで構成されているので、夏期または酷暑地域等で使
用した際には、湿気や熱気がメッシュの網目や透孔等を
通って放散され、蒸れや汗ばみが生じない。メッシュか
らなる加工布1bは、外面に使用される防水性生地1a
が平滑なのと比べて、表面凹凸を有するので、肌と点接
合し、接する面積が少ないので、蒸れによるメッシュ材
への吸い付きがなく、肌触りが良い。さらに、冬期また
は酷寒地域等での使用においては、メッシュの有する僅
かな間隙10に、体熱で温められた空気が滞留するの
で、保温効果が向上する。
1bとを、防水性生地1aを外表面として、加工布1b
を裏地として重ね合せて当接し、稜線3と裾部7で縫着
線8により周囲で接合させ両者を緊張させる。このよう
に加工布1bは、防水生地1aの幅方向に重ね合せて当
接すると両者は適度に緊張する。このように緊張されて
いるので、両者がなじみ良くなり、全体に均等で安定し
て、加工布が捩れたり引っ張られたりすることがない。
したがって、取扱いが容易で前記したような保温効果や
快適な寝心地が持続的に発揮される。このように縫着線
8により両者は一体的に縫着されるので、その間に断続
的に僅かな隙間からなる保温層9が介層される。
ね合せ面で、適宜部分的に接着或いは縫着により接合1
1して、両者の当接面での間隙差を少なくして加工布1
bの弛みを少なくし、保温層9の間隙をできるだけ均一
にする。
ト1を用いたテントは、テント敷設面積が少なくて済
み、居住面積を広く確保できる。そしてフライシート或
はライナーを張設する必要がない。フライシート或はラ
イナーを必要としない分テントを大きくすることもでき
る。
することにより、加工布1bに形成された微細な間隙1
0に、体熱により温められた空気が滞留するので、保温
効果が一段と向上する。加工布1bは、表面凹凸で、重
合わせて接合しても防水性生地1aとの間に僅かな空隙
が生じて保温層9が形成され、保温層9で結露の発生が
防止される。
部材を重合わせて当接して縫着線6が形成されているの
で、両者のなじみが良くなり、接合状態が均等で安定し
ており、加工布1bが捩れたり引っ張られたりすること
がない。
テントシートを加工布と防水性生地との二重構造とした
ので、フライシートあるいはライナーの装着を必要とし
ないので、テントを大きくし、広い居住空間を確保でき
る。また、フライシートあるいはライナーの装着が無い
と居住空間が広く感じられる。
シュ状のニットで形成した通気性のある加工布が重ね合
わされているので、防水性生地で外気が遮断されると共
に、体温による暖気は通気性のある加工布に滞留あるい
は内部へ戻り、外部へ逃散が防止され、高い保温効果が
得られる。
や透孔が全面に形成されたメッシュ状のニットで構成さ
れているので、表面が微細な凹凸を有するシート状であ
るところから、夏期または酷暑地域等で使用した際に
は、湿気や熱気がメッシュ材の網目や透孔を通って放散
され、蒸れや汗ばみが生じないうえに、メッシュ材から
なる加工布が、テントの外表面を構成する防水布地と比
べて肌と接する面積が少ないので、蒸れによるメッシュ
材への吸い付きがなく、肌触りがサラッとして寝心地が
良好である。さらに、冬期または酷寒地域等での使用に
おいては、メッシュ材の間隙に、体熱で温められた空気
が滞留するので、保温効果が向上する。
のある加工布が、外表面の合成繊維製の防水性生地の裏
面に重ね合せると、加工布のもつ微細な空隙と表面凹凸
で、防水性生地と加工布の両者間に僅かな隙間からなる
保温層が形成され、この保温層で温度差を吸収するの
で、加工布の結露発生が防止される。
接合する縫着線が稜線部と裾部に沿って形成され、この
縫着線により性能の異なる加工布と防水性生地が一体に
取着され緊張されているので、両者がなじみ良く重な
り、全体に均等で安定して、上記したような保温効果や
快適な寝心地が持続的に発揮される。
ーなどの余分な備品を持つことなく、収納がコンパクト
で、取扱いが容易である。
視図
視図。
Claims (1)
- 【請求項1】 テントポールにテントシートを懸吊して
張設するテントであって、前記テントシートの外表面を
繊維を織成した防水性生地で形成するとともに、その裏
面にメッシュ状に形成した通気性のある加工布を重ね合
せて当接して二重構造とし、両者をテントの稜線部と裾
部に沿って接合し一体に緊張させると共に重合せ面で適
宜部分接合したことを特徴とするテント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27943096A JP2829726B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | テント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27943096A JP2829726B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | テント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10121784A JPH10121784A (ja) | 1998-05-12 |
JP2829726B2 true JP2829726B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=17610968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27943096A Expired - Fee Related JP2829726B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | テント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2829726B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2883318B1 (fr) * | 2005-03-15 | 2007-06-01 | Green Cap Soc Par Actions Simp | Procede de confinement d'espaces et structures de confinement comportant application de ce procede |
JP5685569B2 (ja) * | 2012-10-01 | 2015-03-18 | 株式会社finetrack | テント |
CN105507657A (zh) * | 2015-12-12 | 2016-04-20 | 重庆山岱科技有限责任公司 | 具有保温功能的帐篷 |
US9777508B2 (en) | 2016-01-11 | 2017-10-03 | Kalvani Ip Holdings, Llc | Modular tent |
JP6948058B2 (ja) * | 2017-09-01 | 2021-10-13 | 株式会社ロゴスコーポレーション | テントおよびテントの設営方法 |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP27943096A patent/JP2829726B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH10121784A (ja) | 1998-05-12 |
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