JP3007359U - 通気防水布 - Google Patents

通気防水布

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JP3007359U
JP3007359U JP1994010382U JP1038294U JP3007359U JP 3007359 U JP3007359 U JP 3007359U JP 1994010382 U JP1994010382 U JP 1994010382U JP 1038294 U JP1038294 U JP 1038294U JP 3007359 U JP3007359 U JP 3007359U
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waterproof
tape
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cloth
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JP1994010382U
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Inventor
憲宏 磯田
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株式会社サンテックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通気防水布に関する。 【構成】 通気性の高い布地に、多数の防水性の高いテ
ープ状の布地の、一方の端がそのつぎにある防水性の高
いテープ状の布地に襞状に重なるように取り付けられ、
それらの他方の端はつぎの防水性の高いテープ状の布地
の取り付け部分を覆うようにして、開放して構成したこ
とを特徴とする通気防水布として、これらテープ状の布
地の縫い付け方向と垂直に交わる方向に、任意の間隔で
線または点線状に溶融接着を施し、巾方向にはそのまま
の寸法で、長さ方向には5〜10%縮めてヒートセット
を行い、通気性の高い布地の長さ方向に5〜10%の収
縮を生じさせ、テープ状の布地に緩みを生じさせるよう
に構成したことを特徴とする通気防水布。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、通気性が高く、そして防水性に優れた通気防水布に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来において一般に雨天にはレインコートが用いられ、ゴルフなどのスポーツ 用の雨具としては、防水ジャケットや防水ズボンが広く使用されている。これら の雨具用衣類はすべて防水性または強力な揆水性の布地またはビニールフィルム などを用いて縫製されている。ところがこれらのものに使用されている防水布な どは通気性が弱く、雨水は通さない(透過させない)が、身体の呼吸によって発 散する汗を外部へ放出する機能も弱いので、運動量が多くなるとすぐにそれらの 雨具用衣類の内側に汗が溜り、非常に不快な状態になる。ここにおいて、通気性 の高い布地と防水性の高い布地を組み合わせて、通気性が高く、雨などに対して 完全防水性の布地を得るとともに、この布地を用いた衣料、衣服、テント等を提 供することを目的として、本件出願人は先に特願平5−339635号「通気防 水布およびその製法とその衣料」、特願平6−35295号「通気防水布による テント」などを出願している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、前記出願の通気防水布において、さらに使用に好適なものとする ことを目的とする通気防水布を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
通気性の高い布地に、多数の防水性の高いテープ状の布地の、一方の端がその つぎにある防水性の高いテープ状の布地に襞状に重なるように取り付けられ、そ れらの他方の端はつぎの防水性の高いテープ状の布地の取り付け部分を覆うよう にして、開放して構成したことを特徴とする通気防水布として、これらテープ状 の布地の縫い付け方向と垂直に交わる方向に、任意の間隔で線または点線状に溶 融接着を施し、巾方向にはそのままの寸法で、長さ方向には5〜10%縮めてヒ ートセットを行い、通気性の高い布地の長さ方向に5〜10%の収縮を生じさせ 、テープ状の布地に緩みを生じさせるように構成したことを特徴とする通気防水 布の構成とする。
【0005】
【作用】
この考案は、通気性の高い布地と防水性の高いテープ状の布地を組み合わせた 通気防水布によって、これらテープ状の布地の縫い付け方向と垂直に交わる方向 に、任意の間隔で線または点線状に溶融接着を施し、巾方向にはそのままの寸法 で、長さ方向には5〜10%縮めてヒートセットを行い、通気性の高い布地の長 さ方向に5〜10%の収縮を生じさせ、テープ状の布地に緩みを生じさせるよう に構成したことにより、雨滴などが付着して濡れ防水性の高いテープ状の布地を 塞ぐようなことを防止し、これによって防水性の高いテープ状の布地の開放側を 経て通気性がよく、そしてまたこの防水性の高いテープ状の布地の重なり側にお いて、雨水などを内側に通さない(透過させない)通気防水布となり、それによ って形成した衣料、テント、建築用の養生シート(建設工事現場に建物などに添 って張る布)などに使用して、雨天などの際に防水性があり、そして通気性も充 分な布地となる。
【0006】
【実施例】
図1(図2イ−イ’線拡大断面)において、通気性の高い布地(A) として、た とえばポリエステル糸のメッシュ地に、テープ状のたとえばポリエステル糸使用 の防水布(B) が、鎧状に縫い付けられており、矢印(k) に示すように通気が通い 合い、通気性を有する通気防水布(X) となっている。図2において前記通気性の 高い布地(A) のポリエステル糸のメッシュ地に、テープ状のポリエステル糸使用 の防水布(B1)〜(Bn)が鎧状に複数列、縫い付け線(b1)〜(bn)で縫い付けられてい る状態を示す。そしてこれらテープ状のポリエステル糸使用の防水布(B) の縫い 付け方向と垂直に交わる方向に、任意の間隔で高周波ミシンによる線または点線 状の溶融接着線(C) が施され通気防水布(X) となっている。さらにこの通気防水 布(X) において、図示x1−x2の巾方向にはそのままの寸法で、y1−y2の長さ方向 には5〜10%縮めて(緩めて)ヒートセットを行うことにより、通気性の高い 布地(A) のポリエステル糸のメッシュ地の y1 −y2の方向に5〜10%の収縮を 生じさせ、各テープ状のポリエステル糸使用の防水布(B1)〜(Bn)の図示mの各部 分、すなわち溶融接着線(C) 間に適度の緩みが生じることとなり、この緩みが通 気性をさらに高めることとなる。そしてその際、前記の高周波ミシンによる溶融 接着線(C) が施されていることによって、テープ状のポリエステル糸使用の防水 布(B1)〜(Bn)自体は風などによって、捲れることなどの現象が起こらない。
【0007】 さらに詳細についてのべると、通気性の高い布地(A) のポリエステル糸のメッ シュ地には、予め寸法安定のために約150度Cで約30秒間のヒートセットを 行う、またテープ状のポリエステル糸使用の防水布(B) には同じく寸法安定のた めに、予め約180度Cで30秒間のヒートセットを行う。この両方を縫い付け た後に、高周波ミシンによって双方を溶融接着して溶融接着線(C) を形成し、最 後の縮み加工のヒートセットを、約170度Cで約30秒行う。この各々のヒー トセットの温度の差によって、通気性の高い布地(A) のポリエステル糸のメッシ ュ地だけが最後に収縮して、すでに高温でヒートセットされているため収縮の起 きない、テープ状のポリエステル糸使用の防水布(B) との間に適度の空間を生じ ることとなる。この現象による構成によって、この考案の通気防水布(X) の通気 性を高めることができるわけである。なお高周波ミシンによる溶融接着の溶融接 着線(C) の存在が、テープ状のポリエステル糸使用の防水布(B) が風などにより 、捲れることを防ぐこととなることは前記のとおりである。
【0008】
【考案の効果】
この考案は、通気性の高い布地と防水性の高いテープ状の布地を組み合わせ
た 通気防水布によって、これらテープ状の布地の縫い付け方向と垂直に交わる方向 に、任意の間隔で線または点線状に溶融接着を施し、巾方向にはそのままの寸法 で、長さ方向には5〜10%縮めてヒートセットを行い、通気性の高い布地の長 さ方向に5〜10%の収縮を生じさせ、テープ状の布地に緩みを生じさせるよう に構成したことにより、雨滴などが付着して濡れ、防水性の高いテープ状の布地 を塞ぐようなことを防止し、防水性の高いテープ状の布地の開放側を経て通気性 がよく、そしてまたこの防水性の高いテープ状の布地の重なり側において、雨水 などを内側に通さない(透過させない)通気防水布となり、それによって形成し た衣料、テント、建築用の養生シート(建設工事現場に建物などに添って張る布 )などに使用して、雨天などの際に防水性があり、そして通気性も充分な布地と なる。すなわちこの通気防水布によって縫製した衣料は、防水性の高い布地の開 放側を経て通気性が高く、また防水性の高い布地の重なり側において、雨水など を内側に通さないので、雨天などの際に防水性が充分であり、通気性も充分な衣 料となる。この衣料の防水性の高いテープ状の布地の、色調、柄、模様などを随 意に、各々変えることによって、斬新なファッション性を持たせることができる 。また雨天のみでなく全天候型の衣料として、スポーツ、レジャーその他の用途 に使用することができる。また前記のように各種テント、建築用の養生シートな どに使用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の通気防水布の図2イ−イ’線拡大断
面図。
【図2】この考案の通気防水布の一部平面図。
【符号の説明】
(A) 通気性の高い布地 (B),(B1)〜(Bn) 防水布 (X) 通気防水布 (C) 溶融接着線 (b1)〜(bn) 縫い付け線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 13/00 7199−3B D06C 7/00 A 7/02 // D03D 11/02 7199−3B

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性の高い布地に、多数の防水性の高
    いテープ状の布地の、一方の端がそのつぎにある防水性
    の高いテープ状の布地に襞状に重なるように取り付けら
    れ、それらの他方の端はつぎの防水性の高いテープ状の
    布地の取り付け部分を覆うようにして、開放して構成し
    たことを特徴とする通気防水布として、これらテープ状
    の布地の縫い付け方向と垂直に交わる方向に、任意の間
    隔で線または点線状に溶融接着を施し、巾方向にはその
    ままの寸法で、長さ方向には5〜10%縮めてヒートセ
    ットを行い、通気性の高い布地の長さ方向に5〜10%
    の収縮を生じさせ、テープ状の布地に緩みを生じさせる
    ように構成したことを特徴とする通気防水布。
  2. 【請求項2】 ポリエステル糸のメッシュ地に、予め約
    150度Cで約30秒間のヒートセットを行い、またテ
    ープ状のポリエステル糸使用の防水布に予め約180度
    Cで約30秒間ヒートセットを行い、この両方を溶融接
    着線によって一体とし、その後、縮み加工用のヒートセ
    ットを、約170度Cで30秒間行い、これら各々のヒ
    ートセットの温度の差によって、ポリエステル糸のメッ
    シュ地のみが最後に収縮して、すでに高温でヒートセッ
    トされているため収縮の起きない、テープ状のポリエス
    テル糸使用の防水布との間に、適度の空間を生じさせる
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の通気防
    水布。
JP1994010382U 1994-07-30 1994-07-30 通気防水布 Expired - Lifetime JP3007359U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100743730B1 (ko) * 2006-07-18 2007-08-01 전재원 우의복

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